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2012/10/18 Thu *悪戯っ子、世にはばかる / Wilson Pickett

20121018thewickedpickettjp


よくまぁ。
あの人に。
あの場で。
突っ込みますね。
ひやひやでしたよ。

そんなのさ。
目の前に。
突っ込みどころが。
転がってるんだから。
いかなきゃさ。

どっちに。
転ぶかなんて。
考える前に。
ぶっ込んでみなきゃ。
始まらないじゃん。

まぁ。
生来の。
悪戯心が。
抑えられない。
だけかもだけどね。

『The Wicked Pickett』'66年リリース。
絶好調だった為か、機を逃さずにと前作と間隔を空けずに制作されたウィルソン・ピケットの3rdアルバム。
このジャケットは日本独自のもので。ピケットの、その歌声の迫力がよく伝わってきますが。
アルバム・タイトルに込められた意味(悪戯っ子ピケット)はニヤリと笑ったオリジナルのジャケのが雰囲気かな。
とかく。オーティス・レディングなんかと比較すると。その歌声の迫力、その力強さばかりが強調されがちで。
時に一本調子の様にも思われるピケットですが。そんな雑音など耳に入らない、気にもならないぜとばかりに。
グイグイっと力技で。ドンドン突き進んで。ガンガン突っ込んでいく。それこそがピケットの最大の魅力ですからね。
勿論。スローにおける感情表現にも素晴らしいものはありますが。やっぱり、突っ込んでなんぼのピケットかな。
そうそう。だからこそ。このジャケットと同じカットが『That's Soul』なるアルバムにも使われてるんだろうなと。
汗や唾飛ばして。ガッタガッタと。聴く者の胸倉掴んで、押し開いて。その胸の内を曝け出させて震えさせる。
それこそがソウル、それでこそのソウル。それを解りやすく体現してたのがピケットだったのかなと思うのです。
オリジナルは3曲で。残り9曲がカヴァーと。やっつけ仕事的なところもあるアルバムだったりもするのですが。
そんなことも気にならないくらい。どの曲も。ピケット節で。聴く者を納得させてしまう。そこがピケットらしいなと。
で、そうやって。聴く者を惹きつけて。聴く者を納得させて。どんなもんだいと、得意気に笑ってみせるピケット。
その悪戯小僧が、そのまま大人になったようなところ。憎めないところもですね。ピケットならではの魅力です。
しかしねぇ。「Mustang Sally」なんて。本当に。ピケットのオリジナルにしか聴こえないもんなぁ。いいよなぁ。

よくまぁ。
あの人に。
あの場で。
突っ込みますね。
ドキドキでしたよ。

そんなのさ。
目の前で。
突っ込んでって。
待ってるんだから。
応えなきゃさ。

どっちに。
転ぶかは確かに。
解らないけれど。
誰もしないこと、しかけなきゃ。
面白くないじゃん。

まぁ。
生来の。
悪戯心が。
自然とね。
顔を出してるだけかもだけどね。

鎧を纏ってる。
高みから見下ろしてる。
独りで歩いている。
同じ土俵に立ちたかったら。
鎧を脱いで。
下りてきてもらう。
並んで歩いてもらう。

その為には。
思い切って。
突っ込んでみなきゃ。
それで。
笑って。崩れて。開いて。
垣間見えて。やがて曝け出してくれれば。
こっちのもんじゃない。

まぁ。
生来の。
悪戯心で。
そういう。
仕掛けが。
一発勝負が。
根っから好きだから。
それだけかもだけどね。

悪戯っ子のまま。
なんだな。結局は。
まぁ。そのほうが。
世にはばかれそうだし。
悪くもないんじゃない(笑)。



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004 Soul,Funk,Jazz」カテゴリの記事

コメント

ムスタングサリーはピケットがオリジナルだと思っていたよ。違うの?coldsweats02

バンドの定番曲だったのに。

このアルバムに入ってる「サニー」がどスローで、最高なんだよ。昔バンドでコピーしたんだけど、手に終えなかった苦い記憶ありcoldsweats01

投稿: イトう | 2012-10-22 18:47

「Mustang Sally」って実はピケットとファルコンズで同僚だったマック・ライスが作者でオリジネーターなんだそうです。
でピケットは、あのラスカルズがカヴァーしてるの聴いて気にってカヴァーしたらヒットしたんだとか。わからないもんですね。
そうそう。このアルバムの「Sunny」はピケットらしい重厚さがよくでてますよね。
オリジナルのボビー・ヘヴのさらっとした感じも好きですけど。サニーって亡くなったボビーのお兄さんのことらしいですね。

投稿: TAC | 2012-10-22 20:02

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