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2012/10/23 Tue *文殊には及ばずとも / Bo Diddley, Muddy Waters, Little Walter

20121023superblues


せっかく。
いるんだからね。
そこは協力して。
そこは連携して。
寄らない手は無いよねと。

せっかく。
共に動けるんだからね。
トリオとは。
グループとは。
いかないまでもね。

三人での。
三チームでの。
利点を生かさないなんて。
もったいないよねと。
集ってみる。

文殊には及ばずとも。

『Super Blues』'67年リリース。
ボ・ディドリー、マディ・ウォーターズ、リトル・ウォルターによるセッション・アルバム。
誰の発想だったか分かりませんが。スーパー・セッションの発想はロック界よりも先んじてた・・・のかな?
ロックの隆盛によって再び陽の目を見たブルース。広がった新たな購買層に向けて新鮮な切り口も必要だと。
そんな感じで話が纏まったんでしょうかね。確かに新鮮っちゃ新鮮だし。斬新ですらあるかな。
だって。ボにマディにウォルターですからね。それぞれ一家を構えてる大看板に声かけて、呼んできて。
無理やり一緒のスタジオにぶち込んだってね。それぞれ一家言ありますからね。上手くいくのかどうかって。
普通に考えたらリスク高いよなと。空中分解どころか、何も始まらないままで終わっちゃう可能性もあった筈で。
でも。取敢えずやっちゃった、やらせちゃった。そのチェスの(無謀な)英断には拍手でしょうか、取敢えず。
さて。この面子だと一般的イメージだとマディが筆頭格で、一番美味しいところを譲らない感じがしますが。
選曲面でも、クレジットでもボが優遇されていて。ボ・サウンドには欠かせないタンバリンが全編鳴り渡っていて。
ちょっと意外な気もしますが。ここら辺は当時の人気とかが関係しているのでしょうかね。どうなんだろう。
オーティス・スパンや、バディ・ガイも参加しているので。基本はマディのバンドなんでしょうが。
そのバンドも見事に乗りこなしてみせるボのリーダー・シップと柔軟さ。でもスタイルはあくまでボ・スタイルで。
それにどっしりと構ええて応戦してみせるマディの貫禄も流石です。ここはちょっと譲っとくかみたいな。
上手く合わせておいて。負けなけりゃ損はしないだろみたいな。そんな計算も働かせてたんだろうなぁ。
結果の読めない異種格闘技戦みたいなものですからね。何も無理して勝負かけることも無いだろうみたいな。
その百戦錬磨で狡猾なところで。大物感を醸し出してるんだよなぁ。結果目立たないけど負けてないもんなぁ。
ウォルターがね。もうこの頃はボロボロだったのかな(死の前年)。やや元気が無くて。2人に押され気味で。
それが、やや残念なんですけどね。でもやっぱり。そのハープの切れ味がね、一瞬閃光の如く煌くんですよね。
まぁ、兎に角。これだけの三者三様に灰汁の強い強面を集めた試み。それなりに成功したとは言えるかな。
(これに味をしめたか。ウォルターに代えてハウリン・ウルフを起用した第二弾がまたねぇ・・・)

せっかく。
揃ってるんだからね。
ここは共同で。
ここは補完しあてって。
進めない手は無いよねと。

せっかく。
共に考えられるんだからね。
トリオとか。
グループとか。
そこまでじゃなくてもね。

三人での。
三チームでの。
効用を高めないなんて。
もったいないよねと。
集ってみる。

文殊には及ばずとも。

柔軟に。
対応して。
計算も。
働かせながら。
互いの狙いもあって。
牽制もありながら。
それでも。
生み出す。
過程が。
生み出される。
結果を。
楽しめればと。

文殊には及ばずとも・・・ね。



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003 Blues,Rhythm & Blues」カテゴリの記事

コメント

これ、意外と好きなんだよ。

粗くてまとまりがないのは、しょうがないよね。

当時のシカゴの空気が真空パックされた感じnote

マディはもともとバンマス力があるから、自分が前に出なくても仕切れるし。ボは前に出ないと意味のない人だし。

わいざつでよい感じだよ。

投稿: イトう | 2012-10-27 23:08

確かに。
マディはバンマスですもんねぇ。
ボさんは前に出てナンボってのも納得。
で、お互いに牽制してる感じがまたねぇ(笑)。いい塩梅かな。
ウォルターは若い頃だったら声が掛っても参加してなかったかもですね。

投稿: TAC | 2012-10-27 23:24

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