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2012年10月

2012/10/27 Sat *こんな日には / 柴山俊之 + Sentimental Fool

20121027yogoretakaonotensi


訳もなく。
意味もなく。
ただただ。
ひたすらに。
とにもかくにも。

気持ちが。
気分が。
感情が。
低いほうへと。
落ちるほうへと。

どうしても。
引っ張られてこない。
上がってこない。
そのまま。
沈んでいたい。

こんな日には。
抵抗せずに。
任せて。
そのままに。
過ごしてしまおう。

『汚れた顔の天使』'87年リリース。
サンハウスのヴォーカリスト、菊こと柴山俊之。
その柴山、菊が下山淳や奈良俊博をメンバーに擁したセンチメンタル・フールと制作した1stアルバム。
確か前年に『Sentimental Fool』ってミニ・アルバムがあって。その手応えを受けてのフル・アルバムだったかと。
サウンドのキーを握って、バンド全体を牽引している下山・・・下山淳かな。フルネームのがしっくりくるので。
確かこの頃は未だルースターズのメンバーだったはずで。あれ?ルーザーにも参加してたのかな???
ともかく。ルースターズ繋がりで花田裕之の手によるナンバーもあって。下山淳のナンバーと共に。
やはり、ルースターズとして録音されていても何の不思議も無い様なナンバー、サウンドに仕上がってるかなと。
それはそれで。緊張感と、不思議な浮遊感と安らぎが漂っていて。好きなんですよね。
ただね、'80年代後半ですからね。どうしてもいま聴くと。微妙なデジタル感が時代に囚われちゃってるけど。
で、菊のヴォーカル。サンハウスの時と違って。抑えてると言うか、粘着質が弱いと言うか。乾いてるんですよね。
発売当時に聴いた時は。それが違和感あって。何たってサンハウスの菊のヴォーカルが大好きなもので。
思いっきり余談ですが。その昔バンド(の真似事)で歌ってる時に。メンバーから影響を指摘されたのが。
ジョン・レノンとショーケンだったのですが。実は本人は恐れ多くも、菊の歌い方も相当意識していて。
「Train Kept A Rollin'」歌うと普通なのに、「レモンティー」歌うと上手いよな、なんて微妙な評価されてたと・・・
閑話休題。で、その乾いた、ひとつ間違うとやる気すら疑ってしまいそうなヴォーカルが、どうもなぁと。
そう思っていたのですが。いつだったか久し振りに針を落としてみたら。これはこれでいいんだよなと。
クールなサウンドに身を任せて。ダウナーな気分でいたい時。そんな時には、この温度、質感がくるんだなと。
そう。この歌い方だからこそ、下山淳のギター、サウンドと相俟って。化学反応を起こせたんだなと。そうなんだと。
また余談になりますが。今、ジュリーのバックを務めてる下山淳、やっぱり変わらずカッコ良いんだよなぁ・・・

訳も。
意味も。
ただただ。
考えることも出来ずに。
どうでもよくて。

気持ちが。
気分が。
感情が。
感傷的に。
過ぎてしまって。

どうしても。
引っ張る気にも。
上げる気にも。
ならなくて。
沈んでいたい。

こんな日には。
抵抗せずに。
任せて。
そのままに。
過ごしてしまおう。

思い切り。
懐疑的でもあり。
諧謔的でもあり。
皮肉たっぷりに。
自虐的にすらなってしまう。

こんな日には。
徹底的に。
センチメンタルを。
シニカルを。
決め込んで過ごしてしまおう。

汚れた顔の天使・・・
なんてカッコの良いものではないにしてもね。



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2012/10/26 Fri *大海を知らずしては / Aynsley Dunbar Blue Whale

20121026bluehwhale


別に。
耳にしたくも無いし。
目にしたくも無い。
それでも。
入ってくる。

別に。
他人のことだから。
どうでもいいし。
勝手にしてくれればいい。
それにしてもだ。

その。
言動。
行動。
あまりにも。
姑息で。卑近で。

それが。
通じるのは。
ほんの。
この。
狭い世界だけだよと・・・

『Aynsley Dunbar Blue Whale』'71年リリース。
後に米国へ渡りフランク・ザッパとの活動で知られる様になったドラマー、エインズレー・ダンバー。
ジャーニーやジェファーソン・スターシップのメンバーとしても活躍したダンバーですが。
元々、英国出身でジョン・メイオールのブルースブレイカーズで、あの『A Hard Road』に参加しています。
で、その後に所謂第1期ジェフ・ベック・グループに参加するもシングル盤1枚を遺して脱退しています。
何でも。プロデューサーに強要されたポップ路線をベックが受け入れてしまったことが我慢ならなかったんだとか。
(そう言えばジャーニーを脱退した時も同じ様な理由だった様な。要は露骨な売れ線狙いは受け入れられないと)
で、志向するブルース・ロックやジャズ・ロックの路線を突き詰める為に自らが率いるバンドを結成します。
そのエインズレー・ダンバー・リタリエーションで4枚のアルバムを制作し、更に広い世界を目指したのか。
キーボディストのみを残して。メンバーを交代、増員させて2管を含む8人編成のバンドへと変貌を遂げたと。
それがエインズレー・ダンバー・ブルー・ホエールで。このアルバムが1stにして唯一のアルバムとなりました。
へヴィにドライヴするダンバーのドラムスに。ツイン・リード・ギターに、サックスとトロンボーンが絡み付いて。
インプロヴァイゼーションを重視したかの如き長尺のナンバーが奏でられる様は圧巻で、驚異的でもあり。
その一音、一音。そして音の重なりに。ダンバーの志向する、目指す音楽の豊饒さを感じずにはいられません。
ザッパのナンバーもカヴァーしてますが。既にその目は、耳は大西洋を越えたいたのかもしれません。
そのドラミングから、豪快に、自由に演奏する姿が目に浮かび。まさにシロナガスクジラ(Blue Whale)の如しと。
このアルバムを置き土産に。更なる大海へ泳ぎ出し。泳ぎ切った。その器量からして当然だったのでしょうね。

別に。
耳にしたく無いなら。
目にしたくも無いなら。
それでも。
構わないけれど。

別に。
他人のことだから。
放っておけばいいし。
関係しなければそれでいい。
それにしてもだ。

その。
思考。
志向。
あまりにも。
短慮で。狭義で。

それで。
許されるのは。
ほんの。
この。
狭い世界だけだよと・・・

まぁ。
本当に。
どうでもいし。
放っておけば。
それでいいのだけれど。

姑息だと。
卑近だと。
短慮だと。
狭義だと。
微塵も感じていないのだと。
それどころか・・・
そこには。
何の実りも感じさせないのがね。
どうにもね・・・

大海を知らずしては。
井の中も泳げないと思うんだけどなぁ・・・



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2012/10/25 Thu *与えられたか / The Kinks

20121025givethwpeoplewhatheywant


与えられたか。

与えることは。
示すことは。
伝えることは。
贈ることは。
できたのか。

その。
望みを。
その。
求めるところを。
捉えられていたのか。

その。
望みを、
叶えるために。
その。
求めるものを。
手にするために。
踏み出す勇気を。
与えることはできたのか。

『Give The People What They Want』'81年リリース。
アリスタ移籍後、通算5枚目となるキンクスのアルバム。アリスタ時代のキンクス。
勢いよく飛び出してきて、今にも駆け出しそうなレイ・デイヴィスの姿が象徴する様に。
全米ではスタジアム・クラスのツアーを敢行できるまでに再び絶大なる人気を得ていたキンクス。
前作にあたる2枚組ライヴ・アルバム『One For The Road』にその様子は正しく捉えられていましたが。
その勢いそのままに。ハードでエッジの効いたロックンロールをぶちかましてくれているキンクスです。
そう。このご機嫌なロックンロールこそが。当時の米国のファンに求められていたものだったのです。
確かに。元祖ヘヴィ・メタル・ギタリストとも言われるデイヴ・デイヴィスのギターに牽引されたロックンロール。
その鋼の様な響きのカッコ良さこそが、キンクスの真骨頂の一部であることは間違いありません。
なんかもう。そのイントロ、そのリフだけで。それが聴こえてくるだけで痺れちゃうんですよねぇ。
あまりにもストレートすぎて。旧来からの特に英国や日本のファンからは敬遠されてる感もあるのですが。
でもね。当時、受け入れてくれていた米国の、そのファンのニーズを把握して、それに正しく応えている訳で。
そこら辺の嗅覚、計算の確かさはレイならではで。ちゃんとキンクスしてるじゃんって思うんですよね。
それによく聴くと。ちゃんとキンクスらしさ、どうやったって米国のバンドには出せない英国らしさがあるし。
確か、この翌年に(クリッシー・ハインドを追いかけて)待望の初来日を果たしているんですよね。
その来日公演でも、このアルバムからのナンバーをハードに決めてくれたんだとか。観たかったなぁ。
それから10年以上経った2回目の来日公演でも。十分にカッコ良いロックンロールを聴かせてくれましたけどね。

与えられたか。

与えることで。
示すことで。
伝えることで。
贈ることで。
手にできたのか。

その。
望みを。
その。
求めるところを。
捉えられていたのなら。

その。
望みを、
叶えるために。
その。
求めるものを。
手にするために。
踏み出す勇気を。
与えることができたのなら。

その。
反応。
その。
手応えが。
自分に。
喜びを与えてくれる。

さて。
今日は。
どうだったか。
与えられたか。
そして。
与えられたか。

満足は出来てないな。
でも。なんとか。次には繋げられたかな(苦笑)。



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2012/10/24 Wed *心と魂、後は・・・ / Hubert Sumlin

20121024heartandsoul


そう。
たぶん。
基本的なことは。
出来てるんだよな。
前も向いてるし。

でも。
たぶん。
基本的なことだけ出来てても。
それだけじゃ。
これ以上進めないんだよな。

どれだけ。
進みたいのか。
昇りたいのか。
喜びたいのか。
楽しみたいのか。

それを。
思う。
込める。
心と魂。
後は・・・

『Heart & Soul』'89年リリース。
ハウリン・ウルフの片腕的存在だったヒューバート・サムリン。
ウルフが亡くなった後はソロで何枚かアルバムを制作してますが。
ジェームス・コットンも参加したこのアルバムはその中でも魅力的な1枚です。
そのギターの魅力的なことと比して、その歌声は決して達者とは言えず。
ギターそのものも決して傑出したテクニシャンではないサムリンですが。
その鋭くたたみかける様に突っ込んでいくスタイルと、強引なチョーキングとか。
兎に角。その自由奔放振りこそが魅力なので。あまりカッチリしたのは似合わなくて。
その点、このアルバム。緩い感じもありつつコットンとの共演が刺激にもなっているのか。
伸び伸びと思うがままに。心と魂の感じるままに弾いてる感じがあって。そこがいいかなと。
親分、ウルフのレパートリーだった「Sitting On Top Of The World」「The Red Rooster」とか。
更にはリトル・ウォルターの「Juke」もやってたりと。選曲もツボを押さえててニヤリとさせられます。
まぁ、そうは言っても。先ずは一連のウルフのアルバムでのサムリンのプレイこそ聴くべきで。
それと比較すると大人しいものなのですが。まぁ、ウルフとの蜜月時代は別格ですからね。
人が良さそうで。確かギャラに釣られてマディのバンドに移籍するもウルフに睨まれたら直ぐに復帰したとか。
そんなエピソードもあるのですが。それと相反する様な、時に狂気の影すら過るそのギター。
やっぱり。それだけ。心と魂が込められてるんだよなと。その狂気と熱気は十分に感じられるアルバムです。
10年ほど前に野音で観たライヴでも。温和な顔して、最初の一音でもう、只者じゃ無さが伝わってきましたから。

そう。
たぶん。
自分なりには。その基準では。
出来てるんだよな。
前も向いてるんだよな。

でも。
たぶん。
自分だけの基準を満たしてても。
それだけじゃ。
許されないとこに来てるんだよな。

どうやって。
進みたいのか。
昇りたいのか。
喜びたいのか。
楽しみたいのか。

それを。
思う。
込める。
心と魂。
後は・・・

それを。
表現する。
納得させる。
技術とか。武器とか。
そんなものも無いと。

ここまで。
そこまで。
なんだよな。
だから。
それを探しに行っておいでよと。

まぁ。
そう言って。
背中を。
押して。
見送って。

でも。
その実。
最後は。
心と魂。
時に。
狂おしい程に。
思える。
込めれれる。
心と魂。
それしか。
決め手は無いんだと。
思っていたりする・・・



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2012/10/23 Tue *文殊には及ばずとも / Bo Diddley, Muddy Waters, Little Walter

20121023superblues


せっかく。
いるんだからね。
そこは協力して。
そこは連携して。
寄らない手は無いよねと。

せっかく。
共に動けるんだからね。
トリオとは。
グループとは。
いかないまでもね。

三人での。
三チームでの。
利点を生かさないなんて。
もったいないよねと。
集ってみる。

文殊には及ばずとも。

『Super Blues』'67年リリース。
ボ・ディドリー、マディ・ウォーターズ、リトル・ウォルターによるセッション・アルバム。
誰の発想だったか分かりませんが。スーパー・セッションの発想はロック界よりも先んじてた・・・のかな?
ロックの隆盛によって再び陽の目を見たブルース。広がった新たな購買層に向けて新鮮な切り口も必要だと。
そんな感じで話が纏まったんでしょうかね。確かに新鮮っちゃ新鮮だし。斬新ですらあるかな。
だって。ボにマディにウォルターですからね。それぞれ一家を構えてる大看板に声かけて、呼んできて。
無理やり一緒のスタジオにぶち込んだってね。それぞれ一家言ありますからね。上手くいくのかどうかって。
普通に考えたらリスク高いよなと。空中分解どころか、何も始まらないままで終わっちゃう可能性もあった筈で。
でも。取敢えずやっちゃった、やらせちゃった。そのチェスの(無謀な)英断には拍手でしょうか、取敢えず。
さて。この面子だと一般的イメージだとマディが筆頭格で、一番美味しいところを譲らない感じがしますが。
選曲面でも、クレジットでもボが優遇されていて。ボ・サウンドには欠かせないタンバリンが全編鳴り渡っていて。
ちょっと意外な気もしますが。ここら辺は当時の人気とかが関係しているのでしょうかね。どうなんだろう。
オーティス・スパンや、バディ・ガイも参加しているので。基本はマディのバンドなんでしょうが。
そのバンドも見事に乗りこなしてみせるボのリーダー・シップと柔軟さ。でもスタイルはあくまでボ・スタイルで。
それにどっしりと構ええて応戦してみせるマディの貫禄も流石です。ここはちょっと譲っとくかみたいな。
上手く合わせておいて。負けなけりゃ損はしないだろみたいな。そんな計算も働かせてたんだろうなぁ。
結果の読めない異種格闘技戦みたいなものですからね。何も無理して勝負かけることも無いだろうみたいな。
その百戦錬磨で狡猾なところで。大物感を醸し出してるんだよなぁ。結果目立たないけど負けてないもんなぁ。
ウォルターがね。もうこの頃はボロボロだったのかな(死の前年)。やや元気が無くて。2人に押され気味で。
それが、やや残念なんですけどね。でもやっぱり。そのハープの切れ味がね、一瞬閃光の如く煌くんですよね。
まぁ、兎に角。これだけの三者三様に灰汁の強い強面を集めた試み。それなりに成功したとは言えるかな。
(これに味をしめたか。ウォルターに代えてハウリン・ウルフを起用した第二弾がまたねぇ・・・)

せっかく。
揃ってるんだからね。
ここは共同で。
ここは補完しあてって。
進めない手は無いよねと。

せっかく。
共に考えられるんだからね。
トリオとか。
グループとか。
そこまでじゃなくてもね。

三人での。
三チームでの。
効用を高めないなんて。
もったいないよねと。
集ってみる。

文殊には及ばずとも。

柔軟に。
対応して。
計算も。
働かせながら。
互いの狙いもあって。
牽制もありながら。
それでも。
生み出す。
過程が。
生み出される。
結果を。
楽しめればと。

文殊には及ばずとも・・・ね。



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2012/10/22 Mon *カラカラカラと / Robert JR. Lockwood

20121022steadyrollinman


カラカラカラと。
空回り。

そんな。
音が。
聞こえてきそうな。
そんな。
時がある。

なんだか。
焦って。
なぜだか。
逸って。
でも進めなくて。

なんでだかなんて。
なぜだかなんて。
解るわけも無くて。
ただ。ただ。
なにもかもが止まってしまう。

カラカラカラと。
空回り。

『Steady Rollin' Man』'72年リリース。
サニー・ボーイ・ウィリアムスンⅡ世やオーティス・スパンのバックで素晴らしいギターを聴かせて。
そして。何よりも。あのロバート・ジョンソンの義理の息子として知られたロバート・ジュニア・ロックウッド。
'60年代には引退してタクシー運転手とかをしたいたロックウッドの復活作にして、初のソロ・アルバム。
チェス時代からの仲間にして、シカゴ・ブルースを代表するジ・エイシズの好サポートを受けて。
オーソドックスなシカゴ・スタイルから。特にインストではジャズへの接近も見せるなど。その腕前、センス。
ミュージシャンズ・ミュージシャンとして多くのブルース・マン達に愛されてきた、その雄姿がここに蘇ったと。
なんて割には。バッキングを長らく務めていたからか、生来の性格なのか。飄々としているロックウッド。
ギター・ソロも、殆どをルイス・マイヤーズに任せて。自分はサイド・ギターを淡々と弾いてたりします。
初めての自分名義のアルバムなのに、まぁ、なんともらしいと言えばらしいのですが。その徹底してるところ。
それも含めて全体として。結果的にはロックウッドならではの、ロックウッドでしかないサウンドになってると。
ここらが。職人気質なロックウッドの面目躍如ってところですかね。一度だけ観た来日公演でも同じだったなぁ・・・
そのサウンドは好きなんですけどね。個人的にはもう少しだけ前に出てきてもいいじゃんとも思ったりしますが。
そんなロックウッドです。ジョンソンのナンバーも3曲やってますが。やはり飄々としたロックウッド節で。
アルバム・タイトルにもなってる「Steady Rollin' Man」も。ジョンソン版とは趣が異なっていて。
上手くいかない、空回りする、悪運に憑りつかれた、その焦燥感や怒りを吐き出すでも、ぶつけるでもなく。
なんか、こう淡々としていて。まぁ、そんな時もあるさ、まぁ、いいかみたいな。そんな感じで受け流してる感じで。
まぁ、だからこそ。ブランクを挟みながらも。長い間。活動できたのかも知れないなぁ・・・

カラカラカラと。
空回り。

そんな。
音が。
憑りついて離れない。
そんな。
時がある。

なんだか。
心だけ。
なぜだか。
ジタバタして。
でも体はついてこなくて。

なんでだかなんて。
なぜだかなんて。
理由などありもしないのに。
ただ。ただ。
なにもかもが行き過ぎてしまう。

カラカラカラと。
空回り。

焦れば焦るほど。
逸れば逸るほど。
ジタバタすればジタバタするほど。
どう足掻いても。
どうもがいても。

カラカラカラと。
空回り。

そんな時は。
そんな時も。
あるさと。
諦めて。
切り替えて。
さっさと休んで。
受け流してしまおう・・・

なんて。
思ってる時点で。

カラカラカラと。
空回り(苦笑)。



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2012/10/21 Sun *ゆらり揺られて / Eric Clapton

20121021fromthecradle


このリズムに。
この音色に。
ゆらり揺られて。
ここまで。
来たのかと。

そのリズムは。
その音色は。
ゆらり揺れながら。
いつも。
側にあったのかと。

このリズムが。
この音色が。
ゆらり揺れていないと。
もう。
どうしようもないんだろうなと。

ゆらり揺られて。
これまでも。これからも。

『From The Cradle』'94年リリース。
エリック・クラプトンがついに念願かなって、初めて真正面からブルースと向き合ったアルバム。
(この年代のアルバムのアナログ盤って珍しいのですが。欧州ではちゃんと作られてるんですよね)
幾らクラプトンとは言え。ここまで、ある意味で個人的な趣味を全開にしたアルバムを制作できた背景。
そこには勿論、前作に当たる『Unplugged』の驚異的とも言える成功があったからなのですが。
その反動でも無いでしょうが。全16曲中、3曲を除いてはエレクトリック・ブルースをこれでもかとやってます。
先ず思うのは。クラプトン、気持ち良かっただろうなってことかな。だってねぇ、もう。好きで好きで大好きで。
あまりの愛情故に苦悩の原にもなったブルース。それでも離れることのできなかったブルース。そのブルースを。
思うがままに。思う存分。弾いて、歌ってですからね。そりゃもう、レコーディングも至福の時間だったろうなと。
このアルバムを携えての来日公演、3回くらい観に行ったんですけどね。その時も楽しそうだったもんなぁ。
あまりにも真正面から向い合っちゃって。遊びがなくて。肩に力が入り過ぎかなと感じる瞬間もあるのですが。
殆どが、オーヴァー・ダヴも無しの一発録りだったらしくて。そんな録音方法にまで拘って、主張を通して。
とことんブルースを楽しんでるクラプトンが微笑ましくもあります。ギターの音も、歌声も弾んでますからね。
アルバムタイトルにも思いが込められている様に。クラプトンにとって。ブルースってのは。それこそ。
音楽に目覚めた時から、常に側に合って。ゆらり揺られて。そのリズムに、その音色に。その魂に。魅せられて。
恐らくは永遠の眠りにつくまで。共にある、共に歩んでいくものなのでしょうからね。それをここまでやれれば。
ここまで包まれたなら。もう他には行けない、他には何もいらないってくらいのものだったのだと思います。
あまりに心地良さげで。つい嫉妬を覚えてしまいそうになるくらいです。それくらいいい音色で鳴っているのです。

このリズムに。
この音色に。
ゆらり揺られて。
いままでも。
来られたのだと。

そのリズムは。
その音色は。
ゆらり揺れながら。
いつも。
共にあって、共にあるのだと。

このリズムが。
この音色が。
ゆらり揺れているから。
もう。
どうしようもなく安らいでいられるのだろうなと。

ゆらり揺られて。
いままでも。いつまでも。

この街の。
この空気。
この匂い。
その中を。
共に。
ゆらり揺られて。
歩いてる。
ゆらり揺られて。
共鳴している。

出会った時から。
響いていた。
鳴っていた。
弾んでいた。
そして。
恐らくは・・・

ゆらり揺られて。
二人。
いつまでも。



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2012/10/20 Sat *好きなものは好き / The Rolling Stones

20121020playchuckberry


またなのとか。
幾つになったのとか。
まぁ。
確かに。
そう思われてもしかたないかなと。

自分でも。
思わないでもないけど。
何度でも。
幾つになっても。
どう思われても、なんと言われようとも。

好きなものは好き。
変わらないし。
変える必要もないし。
だってねぇ。
何度だって。
幾つでだって。
好きなものは好き。

で、あるならば。それでいいじゃんってね。

『Play Chuck Berry』'10年(?)リリース。
DECCAなんてロゴが使われてますがローリング・ストーンズのれっきとした海賊盤。
タイトル通り。オフィシャルから、アンオフィシヤルまでチャック・ベリーをカヴァーしたナンバーを集めてます。
しかし。この時代にアナログの海賊盤作るなんてねぇ、酔狂だよなぁ。あっ、買ってるほうも同じか(笑)。
まぁ、改めて。本当に。ストーンズはチャック好きなんだなぁと。カヴァーにここまで愛情が感じられるってのも。
そうはないよなぁと。誰が何と言おうが、俺達ちゃチャックが好きなんだ。文句があるかと。
まぁ、今となっちゃ誰も文句も言わないだろうけど。ストーンズがデビューした頃は状況も違ったろうしねぇ。
チャックだって所謂“レイス・ミュージック”の一種だったんだろうから。それに真正面から取り組んだってとこが。
で、やり続けちゃったってのがストーンズの偉いところ、凄いところだよなと。何を今更ですけどね。
そんな難しい事や、面倒くさい事は考えてなくて。ただただ好きだからカヴァーしてたんでしょうけどね。
また相性がいいんんですよね。ストーンズとチャック。それだけ愛情いっぱいに研究もしたんだろうなぁ。
なんか、もう。なかなかフル・アルバム分の新曲を創るパワーもなかなか出てこないみたいだからさぁ(苦笑)。
久し振りに。新たにチャック(とかマディとかウルフとか)のカヴァーでもやってみたらいいじゃんとか思ったりも。
それにしても。'63年のスタジオ録音から'78年のライヴ録音まで。まったくぶれてないのが素晴らしいです。
ところで。このアルバムの制作者も。相当、ストーンズ好きだよねと。このジャケットのセンスとかね。
確かに。DECCA、それもオランダとか当時の西ドイツとかのアルバムにありそうなデザインだもんなぁ。
で、センターがキースだって理由だけで。ジャケ買いしてる自分も。どんだけ好きなんだよと(笑)。
しかたないね。好きなものは好きだから。そうそう「Run Rudolph Run」も入ってるんだよなぁ、それはねぇ(苦笑)。

また同じなのとか。
幾つになっても変わらないのとか。
まぁ。
確かに。
そう思われてもいるんだろうなと。

自分でも。
自覚はしているんだけれど。
同じでも。
変わらなくっても。
どう思われても、なんと言われようとも。言われなくなっても。

好きなものは好き。
同じでいいし。
変えようなんて思いもしないし。
だってねぇ。
何度だって。
幾つでだって。
好きなものは好き。

で、あるならば。それでいいじゃんってね。

それにさ。
もう。
明らかに。
折り返してるんだよ。
時間もある様で。
限られてるんだよ。
だったらさ。
好きなものは好きで。
繰り返して。
何度でもってさ。
そんな。
思いもあるんだよねぇ。

だ・か・ら。
今日も。
ハンバーグと海老フライのセットだな(笑)。
好きなものは好き。
それでいいじゃん!



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2012/10/19 Fri *遺してくれたもの / The Beatles

20121019secondalbumjp


遺してくれたもの。
それを。
思う。
それを。
感じる。

それが。
残された者の。
できること。
それだけが。
できること。

その。
笑顔。
言葉。
匂い。
共に過ごした時間。

それだけでなく。
意識などせずに。
いつのまにか。
渡されていたもの。
受け継いでいた思い。

『The Beatles' Second Album』'64年リリース。
『ビートルズNo.2!』なる邦題がついていた日本編集による、日本でのビートルズの2枚目のアルバム。
ジャケットが準じているために誤解されることもあるみたいですが。米国盤の同名アルバムとも異なっていて。
基本は『With The Beatles』でありながらも独自の選曲と曲順で全14曲が収められています。
当時の最新ヒット曲だった「Can't Buy Me Love」をA面1曲目にもってきてるのが如何にもな感じがします。
因みにこのアルバム。最初に発売された時から後年までモノラル盤しか存在していないアルバムでもあります。
ビートルズは完全に後追いで。しかも、ストーンズを先に好きになって。ストーンズ派対ビートルズ派みたいな。
そんな対抗意識もあったりしてで。それこそCD化が始まってから。本格的にビートルズを聴いたのですが。
その英国オリジナル盤に準拠したCDの曲順が新鮮でもあり。でも耳にしたことのあるナンバーもあったり。
そして。何故か。時に。その曲順に微妙な違和感を感じたのは。恐らくは幼いころに。それこそ意識もしないで。
例えば、このアルバムとかを耳にしてたのかなと。今になってそう思うことがあって。そうすると・・・
微かに。自作の真空管アンプを自慢する声や、レコードに丁寧に針を落とす手や、流れてくる音楽。
そんなおぼろげな記憶が、輪郭は曖昧だけど温かい空気に包まれた風景が蘇ってくるのです。
アナログのモノラル盤ならではの温かい音は。確かにその記憶に、空気に繋がっているのです。うん、そうだな。
ヴェンチャーズやアストロノウツ、サイモン&ガーファンクル同様に。ビートルズも。あの部屋で耳にしてたんだな。
B面1曲目の「Roll Over Beethoven」のイントロが染みついてるのは。せがんで何回も聴かせてもらってたから。
それが何かなんて解ってなかったけど。渡されていたものがあって。それを受け継いでいるんだなと。
その遺してくれたものが。いまも。自分を支えていてくれるのだなと。あの真空管アンプ、残ってないかなぁ・・・

遺してくれたもの。
それを。
思う。
それを。
感じる。

それは。
残された者の。
自己満足。
そうだとしても。
それでもいい。

その。
笑顔。
言葉。
匂い。
共に過ごした時間。

それだけでなく。
意識などせずに。
いつのまにか。
渡されていたもの。
受け継いでいた思い。

それが。
いつも。
いまも。
胸にある。
ここにある。
それを。
思うだけで。
感じるだけで。
いつも。
いまも。
胸が温かくなる。
それだけでいい。

音楽の楽しさを。
それを誰かと共有できる喜びを。
教えてくれた。
遺してくれた。
お義父さん。
初めての祥月命日の夜が更けていく・・・



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2012/10/18 Thu *悪戯っ子、世にはばかる / Wilson Pickett

20121018thewickedpickettjp


よくまぁ。
あの人に。
あの場で。
突っ込みますね。
ひやひやでしたよ。

そんなのさ。
目の前に。
突っ込みどころが。
転がってるんだから。
いかなきゃさ。

どっちに。
転ぶかなんて。
考える前に。
ぶっ込んでみなきゃ。
始まらないじゃん。

まぁ。
生来の。
悪戯心が。
抑えられない。
だけかもだけどね。

『The Wicked Pickett』'66年リリース。
絶好調だった為か、機を逃さずにと前作と間隔を空けずに制作されたウィルソン・ピケットの3rdアルバム。
このジャケットは日本独自のもので。ピケットの、その歌声の迫力がよく伝わってきますが。
アルバム・タイトルに込められた意味(悪戯っ子ピケット)はニヤリと笑ったオリジナルのジャケのが雰囲気かな。
とかく。オーティス・レディングなんかと比較すると。その歌声の迫力、その力強さばかりが強調されがちで。
時に一本調子の様にも思われるピケットですが。そんな雑音など耳に入らない、気にもならないぜとばかりに。
グイグイっと力技で。ドンドン突き進んで。ガンガン突っ込んでいく。それこそがピケットの最大の魅力ですからね。
勿論。スローにおける感情表現にも素晴らしいものはありますが。やっぱり、突っ込んでなんぼのピケットかな。
そうそう。だからこそ。このジャケットと同じカットが『That's Soul』なるアルバムにも使われてるんだろうなと。
汗や唾飛ばして。ガッタガッタと。聴く者の胸倉掴んで、押し開いて。その胸の内を曝け出させて震えさせる。
それこそがソウル、それでこそのソウル。それを解りやすく体現してたのがピケットだったのかなと思うのです。
オリジナルは3曲で。残り9曲がカヴァーと。やっつけ仕事的なところもあるアルバムだったりもするのですが。
そんなことも気にならないくらい。どの曲も。ピケット節で。聴く者を納得させてしまう。そこがピケットらしいなと。
で、そうやって。聴く者を惹きつけて。聴く者を納得させて。どんなもんだいと、得意気に笑ってみせるピケット。
その悪戯小僧が、そのまま大人になったようなところ。憎めないところもですね。ピケットならではの魅力です。
しかしねぇ。「Mustang Sally」なんて。本当に。ピケットのオリジナルにしか聴こえないもんなぁ。いいよなぁ。

よくまぁ。
あの人に。
あの場で。
突っ込みますね。
ドキドキでしたよ。

そんなのさ。
目の前で。
突っ込んでって。
待ってるんだから。
応えなきゃさ。

どっちに。
転ぶかは確かに。
解らないけれど。
誰もしないこと、しかけなきゃ。
面白くないじゃん。

まぁ。
生来の。
悪戯心が。
自然とね。
顔を出してるだけかもだけどね。

鎧を纏ってる。
高みから見下ろしてる。
独りで歩いている。
同じ土俵に立ちたかったら。
鎧を脱いで。
下りてきてもらう。
並んで歩いてもらう。

その為には。
思い切って。
突っ込んでみなきゃ。
それで。
笑って。崩れて。開いて。
垣間見えて。やがて曝け出してくれれば。
こっちのもんじゃない。

まぁ。
生来の。
悪戯心で。
そういう。
仕掛けが。
一発勝負が。
根っから好きだから。
それだけかもだけどね。

悪戯っ子のまま。
なんだな。結局は。
まぁ。そのほうが。
世にはばかれそうだし。
悪くもないんじゃない(笑)。



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2012/10/17 Wed *袖触れ合えば / Otis Redding

20121017otisblueukmono


袖触れ合えば。
それが。
僅かでも。
長くは無い時間でも。
他生の縁などに関わらず。

袖触れてしまえば。
そこに。
僅かでも。
深さとかはともかくとして。
今生の縁が生まれる。

袖触れ合っても。
そこに。
僅かでも。
何かが生まれていたとしても。
その縁から、少し距離を置きたい時もある。

『Otis Blue』'65年リリース。
畢生の傑作とされることも多いオーティス・レディングの3rdアルバム。
今回載せているのは英国発売のモノラル盤で。あのスタックス/ヴォルト・レヴューで。
オーティスを熱狂的に迎えた英国の若者達は、このアルバムを繰り返し聴いていたのかな、なんて。
未だ3枚目、未だ20代半ば。それでいて。この完成度、この歌声。これをソウルと言わずして。何をソウルと。
もし、もしもですよ。オーティスを聴いたことが無いのなら。先ずはこのアルバムに針を落とすことを勧めます。
そして聴こえてくる、溢れてくる歌声に。何も感じなかったら、心動かされなかったら。万が一、そうだったら。
まぁ、ソウルとは縁がなかったんだと諦めるしかないでしょうね。なんて、それほどのアルバムではあります。
「Respect」「Change Is Gonna Come」「I've Been Loving You To Long」「Shake」「My Girl」「Wonderful World」...
そして「Satisfaction」ですからね。選曲も最高で。オリジナルもカヴァーもオーティスの世界になっていて。
オーティスでしか歌えない、オーティスでしか築けない。そんなものが確かに、ここに存在しているのです。
サム・クックのカヴァーが3曲と多いのは。前年に亡くなったサムへの追悼と憧憬、そして意思の表れかなと。
歌い継いでいくんだ、繋げていくんだ、渡していくんだ。そんなオーティスの思いを感じずにはいられません。
いつだったか。清志郎と渋谷陽一が対談していて。渋谷が、オーティスは溢れすぎなんだよと言ったのに対して。
だから、溢れだすからいいんだよと、清志郎が反論してましたが。まさしくその通りで。
その熱さとか、思いが溢れてこない、伝わってこない歌声、音楽などに。何の魅力があるのだろうかと。
例え叶わぬ夢でも、切ない思いでも。溢れんばかりに伝えようとするから、その歌声、音楽に心打たれるのです。

袖触れ合えば。
その。
時間が長かろうと短かろうと。
他生で縁があろうとなかろうと。
そこに。思いが生まれれば。それでいい。

袖触れてしまえば。
その。
僅かでも触れ合ったところから。
深かろうが浅かろうが。
そこに。溢れだすものが感じられれば。それでいい。

袖触れ合っても。
その。
思いや。溢れだすものが。
確かでも。信じていても。
一時、長い間、。離れざるを得ない時もある。

それでも。
生まれていれば。
感じていれば。
信じていれば。

また。
どこかで。
再び。
袖触れ合う。
溢れだす。
それでいい。



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2012/10/16 Tue *こんな朝が、こんな一日が / Badfinger

20121016straightup


気持ちよく。
朝を迎えて。
今日一日に。
ワクワクできそうな。
予感に包まれて。

こんな朝が。
こんな一日が。

今日だけでなく。
明日も。
明後日も。
迎えられたら。
いいのになと。

こんな朝が。
こんな一日が。

そうはないことを。
知っているけれど。
そうする為には。
それなりに。
色々とあることも解っているけれど。

『Straight Up』'72年リリース。
どうしても。その悲劇的なイメージで語られることの多いバッドフィンガーの3rdアルバム。
正統的なブリット・バンドとしての、そして元祖パワー・ポップ・バンドとしての魅力を評価されて。
アップル・レコードとの契約を勝ち取ったバッドフィンガー。それが世に出るきっかけとなって。
そして。それなりの成功も手にした訳ですが。そのアップル所属であったことが、ビートルズに近すぎたことが。
逆に悲劇の始まりだったのかもと。そのサウンド、そのメロディー、どうしたって比較されるわけですし。
また確かに。明らかに影響されてる部分もあって。それはね、避けられないことだったんでしょうが。
それが、どうにも。真っ当な評価を妨げてるかなと。難しいところではあるんですけどね。
このアルバムは途中までジョージ・ハリスンがプロデュースしていて。もろにジョージの世界だったりもして。
中にはジョージがギターを弾いてるナンバーもあるんだとか。それでも。そのメロディーはバッドフィンガーで。
後を引き継いだトッド・ラングレンのプロデュースによるナンバーでは尚更、その魅力が輝いていて。
ピート・ハム、トム・エヴァンス、ジョーイ・モランドと3人が曲を書けた強みも活かして(ビートルと同じか・・・)。
その美しく、力強くも、儚く、脆く、切ない、バッドフィンガーの世界が全面的に展開されているかなと。
「Sweet Tuesday Morning」とか「Day After Day」なんて。もう、涙、毀れるほどの名曲です。
こと、切なさの一点に関してはビートルズを超えてる瞬間もあったかなと。それが切なさだったのがねぇ・・・
でも、本当に。いいバンドで。いいナンバーで。これでマネージャーがまともだったらなぁ・・・

心地良い。
朝を迎えて。
今日一日に。
ドキドキできそうな。
予感に包まれて。

こんな朝が。
こんな一日が。

今日だけでなく。
明日も。
明後日も。
毎日続いたら。
いいのになと。

こんな朝が。
こんな一日が。

そうはないことなど。
知ってるから。
続けようと思ったら。
それこそ。
色々と、まぁねとも。重々承知だから。

だから。
こんな朝の。
こんな一日の。
大切さを。
幸せを。
感じながら。

その。
美しさの裏の。
儚さ。
脆さ。
切なさを。
抱きしめながら。

こんな朝が。
こんな一日が。
毎日続けばいいのになって、ね。



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2012/10/15 Mon *独りだなんて / Original Soundtrack

20121015quardropheniaost


独りだなんて。
知っている。
解っている。
思い知らされている。
そうさ。もう。とうの昔にね。

独りだなんて。
当たり前だと。
何の不思議もないと。
それがごく自然なんだと。
そうさ、もう、なんの疑いもなくね。

どうしたって。
どうなっても。
どうなったとしても。
どうしようもなく。
独りだなんて。

それは。
不安でもあり。
矜持でもある。

『Quadrophenia』'79年リリース。
ザ・フーの同名のアルバムを基に制作された傑作映画のサウンドトラック・アルバム。
オリジナルの『Quadrophenia』からのナンバー以外にも、ハイ・ナンバーズ時代のナンバーとか。
'60年代当時、モッズが聴き狂っていたであろうR&Bナンバーなども収録されています。
オリジナルの『Quadrophenia』からのナンバーは、ジョン・エントウィッスルがリマスターしていて。
オリジナルよりもエッジの立った、鋭角的でハードな印象を与える音質が特徴的に響きます。
ハイ・ナンバーズ時代のナンバーは、如何にもブリティッシュR&Bって感じで。勢いはあるんだけど。
ジェイムス・ブラウンとかブッカーT.&MGズとかロネッツとかシフォンズとかクリスタルズのナンバーは。
当時はなかなかそれぞれのアルバムまで手が回らなかったり、入手が難しかったりしたので。有難かったかな。
日本では『さらば青春の光』なる邦題で公開されたこの映画。邦題はなんだかなぁ、なのですが。
内容自体は、音楽映画の範疇に止まらず、青春映画の傑作だと思っています。うん、間違いないな。
『Quadrophenia』はピート・タウンゼンドの自伝的なストーリーに、ザ・フーのメンバーの性格を反映したものとか。
色々、語られていますが。フー、ピートの描く世界に一貫しているのは青春時代特有の感覚。
理由のない怒りだったり、制御不能の欲望だったり、どうしようもない焦燥感だったりして。
その中で無我夢中でもがき苦しんで、ビビりながらも闘い続けて。で、コテンパンにされてと。
そんな過程を経ながら。如何に自分が無力であるか、ちっぽけであるか、独りであることを思い知らされながらも。
それでも前へと歩き続けなきゃなと。生き続けなきゃならないんだと。その意思を抱く過程を見事に捉えてるなと。
ラスト・シーン、ドーバーの海岸をスクーターで疾走し。スクーターは崖下へと落下するも・・・
独りであることに立ち向かう決意を、無力感に苛まれながらも決意した主役のジミーの立ち姿が素晴らしいなと。

独りだって。
知っているから。
解っているから。
思い知らされているから。
とうの昔からね。
伊達じゃないんだ。

独りだって。
当たり前の様に。
何の不思議もなく。
それをごく自然なものとして。
なんの疑いも抱いてないから。
酔狂じゃないんだ。

どうしたって。
どうなっても。
どうなったとしても。
どうしようもなく。
独りだって。
覚悟があるから。
立って入れるんだ。笑っていられるんだ。

それは。
不安でもあり。
矜持でもある。

でもさ。
そうだろう。
誰とも違う、異なる。
自分がいる、自分でいたい。
そうしてきたじゃないか。
だから。
どうしても。
馴染めない、溶け込めない。
それでも。
それ故に。
強く、自由でいられる。

それは。
不安でもあるけど。
やっぱり。
矜持なんだな。

独りだなんて。

何も恐れるものではないんだ。



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2012/10/14 Sun *都会でも田舎でも / Humble Pie

20121014townandcountry


都会でもなく。
田舎でもなく。

都会にしては。
喧噪や雑踏からは。
少し離れて。
人の流れも。
心なしか緩やかで。

田舎にしては。
ビルやマンションが。
立ち並び。
人の流れが。
途切れることはない。

そんな。
微妙な。
絶妙な。
時間が流れて。
空気が漂っている。

都会でもなく。
田舎でもなく。

『Town And Country』'69年リリース。
スティーヴ・マリオットとピーター・フランプトン、2人のスターが結成したハンブル・パイ。
双頭のバンドとしてスーパー・グループとして大いに期待を集めていたハンブル・パイの2ndアルバム。
尤も。1stアルバムの穏やかな印象と、ライヴでもアコースティック・セットがあったりとの方向性が。
ファンの求めていたものと乖離していたのか。このアルバムの頃には熱気も静まりつつあったんだとか。
(実際は、このアルバムの制作自体は1stアルバムとほぼ同時進行だった様ですが)
アルバム・タイトルが示す様に。都会と田舎をテーマにしたナンバーも多く。ある種のコンセプト・アルバムとも。
それは同時に動のマリオットと静のフランプトン、エレクトリックとアコースティック、R&Bとトラッドと。
幾つもの二面性を内包していたことの象徴でもあり。それが多面的な魅力となる可能性もあったのだなと。
久し振りに針を落として。そのことに改めて気づかされたりもしています。これはこれで魅力的だったのだなと。
そして。穏やかなフランプトンが実は、その洗練された雰囲気故に都会的であり。
相反して激しいマリオットは、その激しさが泥臭さにつながっていく故に田舎的であり。
このアルバムでは、その微妙な距離感が絶妙なバランスを保っている感じがあるのですが。ここが限界かなと。
バランスの良さはいつか、没個性になり。多面性は散漫さになり。ロック・バンドとしては売りが弱くなると。
故に、どちらかに舵を切らざるを得なかったと。そして御存じの様に。やがてマリオットが主導権を握ってと。
それ以降の火を噴く様に熱いハンブル・パイが大好きな自分ですが。実は密かにこの頃も好きだったりはします。

都会でもあり。
田舎でもあり。

都会にしては。
風景や匂いに。
馴染があって。
親しみがあって。
懐かしい思いで満たされる。

田舎にしては。
どこに出るのも便利だし。
徒歩圏内で殆ど満たされるし。
適度な刺激もあって。
退屈な思いをすることはない。

そんな。
微妙な。
絶妙な。
匂いがあって。
思いが彷徨っている。

都会でもあり。
田舎でもあり。

微妙な距離感で。
いられる。
絶妙なバランスを。
保っていられる。
この街が。
この場所が。
好きなんだなぁ。

時に。
もっと穏やかに。
時に。
もっと刺激的に。
などとは思うこともあるけれど。



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2012/10/13 Sat *新装・・・進行中 / The Rolling Stones

20121013hotrocksrem


戦闘服やら。
武器やら装備やら。
長い事。
身に着けてれば。
使っていれば。

それなりに。
草臥れたり。
古めいたり。
するものなので。
ここらが潮時でもあるのかと。

戦闘服やら。
武器やら装備やら。
サイズとか性能とか。
耐久性とか。
勿論デザインは最優先で検討して。

新装・・・進行中。

『Hot Rocks 1964-1971』'72年リリース。
かの悪名高いアレン・クラインによるローリング・ストーンズの2枚組ベスト・アルバム。
全米チャートでは4位まで上昇して。結果ミリオン・セラーになって。
ビートルズの所謂“赤盤”と“青盤”とか。2枚組ベスト・アルバムの先駆けになったとも言われています。
以前に、このアルバムの「Brown Sugar」と「Wild Hoses」がラフ・ミックスが誤って(?)収録されてしまった。
初回プレス盤を載せましたが。今回は'86年にリマスター、新装された盤を載せています。
ストーンズ(に限らず)の'60年代の音源は視聴者の環境も意識してかモノラル音源が正規と言うか主流で。
ステレオ音源、マスターはおまけ的に後から作成されたものが多いのだと思うのですが。
それがまた同時代に発表されたり、同時代には疑似ステレオで。後からリアル・ステレオ・マスターが出たりと。
ややこしいことこの上なく。また発売される年代によって同じ曲でも使われるマスターが異なっていたりと。
まったく、まぁ。ファン泣かせと言うか。そんな奥の細道まで追求しだしたら限が無いので。どうでもいいんですが。
で、このアルバム。オリジナル盤はモノラルとか疑似ステレオとかが多く使われていたアルバムだったのですが。
「Play With Fire」「(I Can't Get No ) Satisfaction」「Get Off Of My Cloud」のリアル・ステレオ・マスター・・・
それがこの'86年のリマスター盤、新装盤で初登場と相成ったんだとか。なるほど。そうだったのか。
まぁ、もう'70年代からは普通にステレオの時代だった筈なので。世に出てくるのが遅すぎたくらいなのかなと。
今のCDがどうなってるのかは知りませんが。確かに針を落とすと。この音で学生時代とかは聴いてたかなと。
その意味では馴染もあるけど。'60年代のストーンズはオリジナルのモノラル盤で聴くことが最近は多いので。
その音を通過した耳で聴くと。ちょっと綺麗すぎて。パリッとしてていいんだけど。味わいには欠けるかなぁと。
音の太さの面で迫力不足かな。「(I Can't Get No ) Satisfaction」にはここでしか聴けない”音”もあるけど・・・

戦闘服も。
武器も装備も。
長い事。
身に着けてれば。
使っていれば。

それなりに。
愛着があったり。
使い勝手の良さもあったり。
するものなので。
ここらが潮時とは言ってもね。

戦闘服も。
武器も装備も。
サイズとか性能とか。
耐久性とかは。
最新のいいものをと考えつつ。
デザインはとかは。
愛着を、使い勝手を。
馴染んできた味わいを。
引き継いでくれるものをと考えつつ。

新装・・・進行中。

スーツとか。
Yシャツとか。
機能性も大事だけど。
色合いとか。
デザインとかも。
拘りたいもんね!



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2012/10/12 Fri *投げ続ける / Tear Gas

20121012piggygogetter


投げ続ける。

どこまで。
遠く。
どこまで。
高く。
投げられるか。

そう。
子供の頃。
河原で。
野原で。
小石を投げた様に。

今も。
どこまで。
遠くと。
どこまで。
高くと。

投げ続ける。

もっと。
遠くまで。
届かせたいんだ。
もっと。
高くまで。
届かせたいんだ。

『Piggy Go Getter』'70年リリース。
やがて、同郷のアレックス・ハーヴぇイと合流することになるスコットランド出身のティアー・ガス。
と言っても。この1stアルバムの時点では未だマッケンナ兄弟も参加はしておらず。
センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドのメンバーとなるのはザル・クレミンソンとクリス・グレン。
その2人だけなんですけどね。この時点で既にクレミンソンのメロディー・メーカー、リフ・マスターとしての才能。
その才能は既に開花し始めていて。印象的なメロディー、リフが耳に残るアルバムとなっています。
知る人ぞ知る存在のティア・ガス。実は2ndアルバムはブリティッシュ・ハード・ロック史上に残る傑作だと。
個人的には思っていて。いや、めちゃくちゃカッコ良いんですけどね。このアルバムにもその片鱗は感じられて。
特にB面には、そのてのリフが多く聴かれて、思わず口笛でも吹いてしまいそうになるんですけどね。
A面では意外に。素朴と言うか、フォーキーと言うか。牧歌的な面を感じさせるナンバーもあったりして。
まだまだバンドとしての方向性が固まってなかったんだろうなと。言わば、バンドの少年期ともとれたりして。
それがね。また案外とね。郷愁を誘うと言うか。いいんですよね。後には失われてしまう側面だからかな。
圧倒的にカッコ良いのはB面で。これが2ndへ、そしてセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドへと。
続いていくことになるんですけどね。そしてあの胡散臭い稀代のトリック・スター、アレックス・ハーヴェィと共に。
もっと遠と、もっと高くと。昇っていくことになるんですよね。その最初の一石はここで投じられていたんですよね。
ところで。ジャケットで兵隊さん達が投げてるのは、小石じゃなくて催涙弾(Tear Gas)なのかな、やっぱり・・・

投げ続ける。

どこまで。
遠く。
どこまで。
高く。
投げられるか。

そう。
子供の頃。
河原で。
野原で。
小石を投げた様に。

今も。
どこまで。
遠くと。
どこまで。
高くと。

投げ続ける。

もっと。
遠くまで。
届くと思ってるんだ。
もっと。
高くまで。
届くと思ってるんだ。

投げ続ける。

今も。
どこかで。
思ってるんだ。
信じてるんだ。
願ってるんだ。
もっと。
遠くまで。
もっと。
高くまで。
あの川の向こう岸へ。
あの空の雲の近くへ。

投げ続ける。

今も。
これからも・・・



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2012/10/11 Thu *一緒にやりましょう / Various Artists

20121011youcanalljoinin


みんな。
バラバラ。
一人一人。
思いがあって。
それぞれで。

あっち。
向いてたり。
こっち。
見てたり。
その先も異なってたり。

それでも。
集まれるし。
集まってくるし。
それぞれが。
それぞれを。
なんとなく。
受け止めてたり。
さりげなく。
支えていたり。

一緒にやりましょう。

『You Can All Join In』'68年リリース。
アイランド・レーベル所属アーティストを紹介する為に制作され低価格で売られたオムニバス・アルバム。
当時は、この手のオムニバス・アルバムによる売り込みの手法は他のレーベルでもあった様ですが。
先ずはこのヒプノシスによるジャケットが素晴らしいよねと。新興レーベルらしい若々しい共同体意識が。
フリー、トラフィック、ジェスロ・タル、スプーキー・トゥース・・・皆、若くて希望と不安が綯交ぜになった表情で。
それぞれに見ている先は異なっていたりもするのだけれど。皆、前へと歩んでいこうとの、姿は同じであると。
この感覚、この空気、この思いを見事に捉えている。やはりヒプノシスってのは並のデザイン集団じゃないなと。
また、そのヒプノシスに依頼してこのアルバムを制作したオーナー、クリス・ブラックウェルのセンスも見事だなと。
フリー、トラフィック、ジェスロ・タル、スプーキー・トゥース・・・アルバムの性格からして珍しい音源は無いけれど。
「I'm A Mover」「You Can All Join In」「A Song Of Jefferey」「Sunshine Help Me」が1枚で聴けるのはいいかと。
一方で、アートとかニルヴァーナとかワインダー・K・フロッグとか。なかなか単独のアルバムまでは・・・ねぇと。
そんなグループや、アーティストのナンバーも自然な流れの中で聴けるのも、これまたいい感じだよねと。
音楽性や方向性は、それぞれ・・・バラバラでも。若いミュージシャン達、新しい道を志すミュージシャン達。
そんな奴等は寄ってこいよ、こっちへこいよと。みんなでやろうぜと。なんか面白いことが起きるかもしれないぜと。
そんなクリスの思い、思惑と。面白いじゃん、好きにやらせてくれそうだし、ちょっと一緒に乗ってみようかなと。
集まってきたポール・ロジャース、ステーヴ・ウィンウッド、イアン・アンダーソン、マイク・ハリスン・・・
新たな一歩が踏み出される、新しい何かが始める瞬間の。ちょっと手探りなワクワク感が楽しいアルバムです。

みんな。
バラバラ。
一人一人。
思惑もあって。
それぞれで。

あっち。
向かってたり。
こっち。
戻ってきてたり。
その先にも迷いがあったり。

それでも。
集まれるなら。
集まる気持ちがあるのなら。
それぞれが。
それぞれを。
なんとなく。
受け止めてるし。
さりげなく。
支えているし。

一緒にやりましょう。

方向性や。
志向性の。
細部は違っていても。
そんなことは。
当たり前で。
思いがあれば。
その思いへの。
思いやりがあれば。あるならば。

一緒にやりましょう。やってみませんか!



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2012/10/10 Wed *肝心要、その核心 / Gladys Knight & The Pips

20121010nittygritty


そうね。
そこだね。
そこをね。
外さなければ。
いいんだよね。

そうさ。
そこだね。
そこがね。
伝わっていれば。
いいんだよね。

肝心要。
その核心。
それを。
外してなければ。
それを。
伝えられていれば。
それでいいんだよね。

『Nitty Gritty』'69年リリース。
グラディス・ナイトのショート・ヘア姿も印象的なグラディス・ナイト&ザ・ピップスのアルバム。
そのショート・ヘアと同様に(?)、そのサウンドも時代を象徴する様なものとなっています。
A面頭が、「Cloud Nine」で。4曲目が「(I Know) I'm Losing You」でと。テンプテーションズのカヴァー。
しかも、いずれも、ノーマン・ホイットフィールドの制作によるものであることが象徴的でもあるのですが。
そのノーマンによって、かってないくらいにファンキーに生まれ変わっているグラディス・ナイト&ザ・ピップスです。
それこそ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンをも思わせる、クールでホットでタフでファンキーなサウンド。
従来のモータウンのイメージからは大きく逸脱するもので。そのサウンドを叩き出してるバンドも凄いのですが。
それ程のサウンドでないと対抗できない、ホットで、タフでファンキーで、そして勿論抜群にソウルフルな。
そんな歌声を聴かせてくれる、グラディスとピップスの面々の並々ならぬ実力の程こそが要になってるんですね。
特にリズムが強調された「The Nitty Gritty」のファンキーなサウンドに、ゴスペル出身ならではのホットさで。
ものの見事に応酬して、乗りこなしてしまっている、そのグラディスの歌声は、もう無敵な感すら漂ってます。
いや、本当に。ここまで。見事にファンクとゴスペルが触発し合って、融合してるナンバーもないんじゃないかと。
そして。当然の様に。バラードでもその魅力を如何なく発揮してるグラディスでもあります。
そう、まさに肝心要、その核心(The Nitty Gritty)を外すことなく、伝えられるグラディスの、その歌声があるから。
ノーマンも思い切った冒険が出来たんだと。モータウンとは、ベリー・ゴーディとは確執もあったみたいですが。
グラディスも、ノーマンとの相性の良さは感じていて。だからこそその要求に応えてみせたとも言えるのかな。

そうでですか。
そこですか。
そこが。
外れて見えますか。
よくないですね。

そうですね。
そこですよね。
そこはね。
伝わってないと。
まずいですよね。

肝心要。
その核心。
それが。
外れて見えてるなら。
それが。
伝わってないと思われるなら。
なんとかしないといけませんね。

そもそも。
外れてるか。
伝わってるか。
その核心さえも。
人それぞれっちゃ。
それぞれですからね。
外れてる。
伝わってない。
それは、どうだか微妙ですが。

そう仰るなら。
なんとかしましょう。
なんとかなるでしょう。
なんとでもなるでしょう。
だって。
肝心要。
その核心は。
はっきりと、この胸にありますから、ね。



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2012/10/09 Tue *気をつけて / Martha & The Vandellas

20121009watchout


順調で。
順風で。
だからこそ。
焦らずに。
慎重にと。

軽快に。
足取り軽く。
だからこそ。
足元を見つめて。
一歩一歩でと。

そうだよね。
よく。
解ってるよね。
すぐ。
調子に乗っちゃうからさ。

焦らず。
慎重に。
足元見つめて。
一歩一歩。
気をつけて。

『Watchout !』'66年リリース。
モータウンを代表するグループの1つだったマーサ&ザ・ヴァンデラス。
とは言え。この頃にはやや人気が下降気味で所謂“二軍”入りになってしまう危機もあったとか。
大体ベリー・ゴーディがシュープリームス、否、ダイアナ・ロスばかりを贔屓にすることに。
他の多くの所属アーティストやスタッフは不満が大きかった様で。マーサはその急先鋒だったとも。
故に。その扱いもぞんざいなことに。育ての親であるプロデューサーのミッキー・スティーヴンソンも怒ってたとか。
それでいて。人気の下降を防ぐ為にヒット曲を出すことだけは強要し続けていたゴーディです。おいおいって。
で、ドジャー=ホランド=ドジャーに出した指示が、古いナンバーの中に何かないのかってことだったとか・・・
でも。そうしたら。あったんですよね。これが。後にローラ・ニーロもカヴァーした「Jimmy Mack」です。
遠く離れた恋人に、気をつけてねと、無事を祈るこのナンバー。書かれた当時はその歌詞の内容が。
ベトナム戦争への出征が相次いでいた事へ配慮したのか。発表が見送られていて。でも時代も変わって。
反戦ムードの高まりもあって。今なら支持されるかもとの目論見もあったかと。そして見事に大ヒットになったと。
それにしても。その手のリスクは寵愛するダイアナには負わせないんだなと。如何にも姑息な感じがしますが。
「Jimmy Mack」に込められた切ない感情、力強い思いは、マーサの熱い歌声でこそ魅力的になったかなと。
一方で。それまで3人揃ってのヴァンデラスだったのが。明らかにマーサと、そのコーラス・ガールズになって。
「Jimmy Mack」、そしてこのアルバムが。マーサ&ザ・ヴァンデラスにとって転機になったのも間違いないかな。
それにしても。気をつけて、無事に帰ってきてねと歌われる「Jimmy Mack」...永遠のソウル・クラシックスです。

順調だし。
順風だから。
このままでと。
気が逸り。
一気にと。

軽快だし。
足取り軽いから。
そのままでと。
足元も確かめずに。
一足飛びにとと。

そうだよね。
よく。
解ってるよね。
すぐ。
入り込み過ぎちゃうからさ。

焦らず。
慎重に。
足元見つめて。
一歩一歩。
気をつけて。

ゆっくりでいいから。
急がないでいいから。
気をつけて。
帰ってきてねと。
戻ってきてねと。
そんな声が。
聴こえる。
感じられる。

うん。
そうだな。
足元見つめて。
一歩一歩。
気をつけて、歩いていこう。



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2012/10/08 Mon *自分であること / The Staple Singers

20121008bewhatyouare


いま。
ここに。
いること。
ここに。
あること。

それが。
普段の。
自分で。
あること。
いること。

その。
意味。
その。
道程。
思ってみたりする。

いつもは。
特別に。
意識もせずに。
なんだけど。
あぁ、そうなのかなと。

『Be What You Are』'73年リリース。
父親、ローバック"ポップス"ステイプルズと3人の娘達によるステイプル・シンガーズ。
ステイプル・シンガーズと言えば、何と言っても前作である『Be Altitued : Respect Yourself』だと。
確かに、そうなのですが。このアルバムも。負けず劣らずの素晴らしいアルバムであることに間違いないかなと。
この後、レコード会社を移籍した後も数々の傑作を遺していますが。やっぱりスタックス時代は格別かなと。
ゴスペル出身のステイプル・シンガーズです。その熱さ、迫力を受け止め支えるサウンドが必要だったんだと。
それを可能にして、飛躍させたのがスタックスだったんですよね。この2年後に倒産しなければ。
その蜜月がもう少し続いていれば。どんなことになっていたんだろうと。詮無い想像をしてみたくもなりますが。
兎にも角にも。今もソロで活動し続けるメイヴィス・ステイプルズの、その方向性が定まったのもこの頃だったかと。
さて。どうしても。ゴスペルと言う、その出自。そして家族である、繋がっていると言う、その事実。
勿論、それだけの力量があってこそですが。その出自とその事実による、息の合った歌声の素晴らしさ。
その歌声の、時に重なり、時に寄り添い、時に少し離れて誰かを盛り立ててと。その自在さの自然なところ。
そこが。まさしく、ファミリー・グループならではのステイプル・シンガーズの一番の武器、魅力なんでしょうが。
それが恐らく、自然で。普段のやりとりそのままであろうところに。なんとも温かいものを感じてしまうのです。
それが家族ってものだろうと。そう言ってしまえば、それまでなんですけどね。それがなかなかね。そうもね。
行かないと言うか。なかなか気づかなかったり、気づいていても、なんか気恥ずかしくて避けたりもしますから。
そんな絆を信じて。自然に堂々と歌い上げるステイプル・シンガーズがですね、羨ましくもあり、大好きなのです。

いま。
ここに。
いられること。
ここに。
あることが出来ること。

それが。
普段の。
自分で。
あることの。
いられることの。

その。
意味。
その。
道程。
振り返ってみたりする。

いつもは。
特段に。
意識もせずに。
なんだけど。
あぁ、そうだったんだなと。

家族である。
繋がっている。
いつも。
どんな時も。
見ていてくれた。
支えていてくれた。
側にいても。
離れていても。
変わらずに。
それが。
自然で、普段通りで。
意識もせずに。
いままで。ここまで。
こられたんだと。

なんだ。
悪くないじゃん。
意外に。
幸せなんじゃん。
そうなんだなと。

偶には。
親孝行の。
真似事をしてみるのも。
いいものかもね。

気づくのが、遅いってものだけど(笑)。



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2012/10/07 Sun *踊れベイベーなう! / The Beatles

20121007pleasepleasemeorg


最初は。
始まりは。
理屈でも。
理論でも。
なくて。

ただ。
訳もなく。
闇雲に。
体が
心が。

動かされて。
揺さぶられて。
踊らずにいられなくて。
歌わずにいられなくて。
叫ばずにいられなくて。

そう。
最初は。
そうだったんだ。

『Please Please Me』'63年リリース。
言わずと知れたビートルズの英国でのデビュー・アルバム。
今に続く。脈々と流れるロックの源流、源泉となったアルバム。
好き嫌いはともかく。このアルバムが、ビートルズがいなかったら。
いま、この世界にロックは存在してなかった、生き残って無かっただろうと、誰もが認めるアルバム。
針を落とした瞬間に。ポールのカウントに惹きこまれ。ジョンのシャウトまで一気に持ってかれてしまって。
また針を落としてと。未だに何度も何度も繰り返し聴いてしまう、聴けてしまう。その変わらぬ魅力。
全14曲のうち10曲は1日で、僅か数時間で録音してしまったと言う。キャバーンでやってたそのままだと言う。
何たるスピード、パワー。どれほどのエネルギーを放ちながらビートルズが駆け出したのか。それを思うと。
その素晴らしさ、その幸福なことに、眩暈を覚えるほど痺れてしまうのです。凄いよなぁ、やっぱり。
さて、後にその音楽性がロックの範疇では収まりきらなくなっていったとよく言われるビートルズですが。
このアルバムでも。オリジナルも既に様々な顔を見せており。カヴァーもR&Bだけには止まらずと。
実は一歩間違ったら。纏まりの無い。器用貧乏なものになっていた危険性もあったんじゃないかと。
それくらい。急速に。日々、ビートルズの世界は広がっていってたんだろうなとも思うのですが。
そのビートルズを、ロックの地平に立たせているもの、ロック・バンドたらしめているもの。それは・・・
ジョンのヴォーカル、その歌声に他ならないのです。少しでも踏み外せば、ただの凡庸なナンバーになるところも。
その、どうしようもなく。存在そのものがロックである、あの歌声が。箍を締めて。ロックにしているのです。
ロックンローラー以外の人生なんて無かったんだろうなと、瞬間にして聴く者を納得させてしまう、ジョンの歌声。
実は、この歌声こそが。ポールがどう足掻いても越えられなかったものなんだろうなと。ねぇ、ジョン・・・
「Twist And Shout」のジョンに。何も感じず、何も動かないなら。つまらない人生だなぁ・・・余計なお世話だけど。

最後は。
とどのつまりは。
理屈でも。
理論でも。
ないんだと。

ただ。
体が。
心が。
訳もなく。
闇雲に。

動くんこと。
揺さぶらること。
踊らずにいられないこと。
歌わずにいられないこと。
叫ばずにいられないこと。

そう。
最後は。
そうなんだと。

最初に。
感じたもの。
震えたもの。
最後まで。
感じればいいんだと。
震えればいいんだと。

だから。
動くんだ。
揺らすんだ。
踊るんだ。
歌うんだ。
叫ぶんだ。

そんな。
仲間達がいることの。
仲間達が集えることの。
幸福を。

踊れベイベーなう!



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2012/10/06 Sat *他人の・・・ / The Hollies

20121006holliessingsdylan


自作自演。
それが一番。
自分で脚本書いて。
自分で演じて。
自分で幕を下ろす。

誰の手も借りず。
誰にも触れさせず。
誰の思惑にも左右されず。
ただただ。
自分の思いのままに。

描き。
演じ。
応じて。
動かし、唸らせ。
立ち去る。

やっぱり。
それが。
一番なんだ。
そうなんだけど。
時には・・・

『Hollies Sings Dylan』'69年リリース。
タイトル通りに全曲、ボヴ・デジランのカヴァーで構成されたホリーズのアルバム。
このアルバムの制作を前にグラハム・ナッシュが脱退して。クロスビー、スティルス&ナッシュを結成します。
尤もアルバムに先駆けて録音された「Blowin' In The Wind」に関してはナッシュも積極的だったとの話もあって。
ただトニー・ヒックス発案の全曲ディランのカヴァー・アルバムの構想にはどうしても納得できずに脱退したとか。
オリジナルが1曲も無い。そんなアルバムには意味が無いってことだったとか。それだけでは無いとの話も・・・
元々ブリティッシュ・ビート・バンドであることに拘るヒックスとは、意を異にすることも多くなっていたらしいので。
兎にも角にも。ナッシュ在籍中から残りの4人で録音が始まったこのアルバム。後任のテリー・シルヴェスター。
そのシルヴェスターの歌声とオーケストラのダビング、そして「Blowin' In The Wind」の再録音をもって完成して。
全英3位まで上昇する大ヒット・アルバムとなりました。ヒックスの構想は、狙いは大いに当たったわけです。
当時はホリーズの人気もそれなりのレベルにあったんでしょうし。そこに時代の寵児たるディランのナンバーと。
まさに。最初から最後まで。徹頭徹尾、鬼に金棒の様なアルバムだったんでしょうからね。そりゃ、当たるよねと。
皮肉じゃなくて。ディランのメロディーの魅力がホリーズの素晴らしいハーモニーにで聴ける。もう、それだけでね。
大いに価値がある、十分に魅力的じゃないですか。「I Shall Be Released」「All I Want Really Want To Do」...
そして「Just Like A Woman」とね。いいんですよね。ディランと言えば。何と言ってもバーズが印象深いですが。
ホリーズにも負けず劣らずの魅力があります。まぁ、他人のなんとかで勝負してる感はありますけどね・・・

自作自演。
それが好きで。
好きに脚本書いて。
好きに演じて。
好きに幕を下ろす。

誰の手も要らないし。
誰にも触れてほしくない。
誰かの思惑なんて関係ないし。
ただただ。
自分の好きなままに。

描けなきゃ。
演じなきゃ。
応じてみせて。
動かして、唸らせておいて。
じゃぁねと、立ち去る。

やっぱり。
それが。
好きなんだ。
そうなんだけど。
時には・・・

何かなら。
何まで。
そのことに。
疑問を感じてしまったり。
煩わしく思えたりもして。

誰かの脚本で。
誰かの演出で。
そんな筋書きに。
そんな舞台に。
乗ってみようかと。

ふと。
そんなことを考えて。
少しばかり。
覗いてみたりも。
するのだけど。

やっぱり。
誰かの手の跡や。
残ってる思いとか。
なにより。
見え隠れする思惑。

そんなものが。
どうにも。
どうしても。
我慢なら無くて。
自作自演が一番だよな、好きなんだよなと。

他人のまわしで。
相撲は取れない。
他人の褌で。
勝負は出来ない。
そういうことなんだよね!



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2012/10/05 Fri *さぁ、向き合って / Rick Derringer

20121005facetofacederringer


さぁ。
どうやら。
対面で。
語る。
伝える。

相手も。
ハッキリと。
した様で。
どうやら。
本格的に。

さぁ。
向き合って。
話し合って。
手を携えて。
歩き始めましょうか。

『Face To Face』'80年リリース。
マッコイズでデビュー、ブレイクし。その後はウィンター・ファミリーの名参謀として大活躍。
ソロ・アルバムを2枚リリースした後に、デリンジャーを結成。そして解散後、再びソロへと。
そんなリック・デリンジャーのソロ再転向(?)後2枚目となる通算4枚目のソロ・アルバム。
相変わらずイケメンのリックですが。さすがにアイドルしてたこの頃と比較すると大人の男って感じで。
内容も。リックらしい弾ける様なキャッチーなロックンロールも健在ですが。時代の流れか。やや落ち着いた感も。
重厚だったり、感傷的だったり。そんなナンバーもあって。パンクを経て産業ロックの時代へと。その変化の中で。
リック自身、次の展開を模索していたのかも知れませんね。若くして成功しただけにね。難しいものもあったかと。
しかしながら。ジャケットのリックの眼差しが真直ぐなのと同様に。やはり真直ぐにロックンロールと向き合って。
ひたすらにギターをかき鳴らしてみせる。その根本姿勢が、目指すところ、志が変わってないのはいいなと。
だから、リックって好きさと思ってしまうのです。本当に。ロックンロールが、ギターが好きなんだろうなぁ。
だから、こちらも。正面から向き合って。つき合って。楽しんでしまうんですよね。いつもね。
ただ。そのリックの姿勢が一番伝わってくるのがライヴ・テイクの「My,My,Hey Hey (Out Of The Blue)」だと言う。
そう、ニール・ヤングのカヴァーが、一番輝いてるってのがね。アルバムとしてはちょっと弱いかな。
勿論、名曲だし。リックの演奏も、込められてる気迫も含めて素晴らしいものではあるんですけどね。
ニールのオリジナルから間をおかずにカヴァーした辺りに。ニールがこのナンバーに込めたメッセージに。
そのスピリットにいち早く共鳴してみせた感覚の鋭さは流石ですけどね。自分の言葉で語って欲しかったかな・・・

さぁ。
どうやら。
対面で。
語る。
伝える。

内容も。
大体は。
見えてきた様で。
ここから。
本格的に。

さぁ。
向き合って。
語り合って。
思いを共にして。
進み始めましょうか。

平坦ではなく。
困難も待ち受けていて。
山もあり。谷もあり。
それは。
想定内。

それでも。
根本が。
目指すところが。
志が。
ぶれなければ。
それでいい。
自分の言葉で。
語れれば。
それだけでいい。

さぁ、向き合って。

まぁ、楽しんでみましょうか!



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2012/10/04 Thu *居心地が悪いんだ / Janis Joplin

20121004janisjoplinsgreatesthits


居心地が悪いんだ。

特に。
何がとか。
誰がとか。
じゃなくて。
ふと。我に返ると。

特に。
何があったわけでも。
誰かがどうしたわけでも。
なんでも。ないのに。
ふと。振り返ると。

ここじゃないよな。
そこでもないよな。
どこでもないよな。
でも。
どこかにはあるかなと。

居心地が悪いんだ。

『Janis Joplin's Greatest Hits』'75年リリース。
CBSソニー・ファミリー・クラブなる通信販売の会員対象に売られていたジャニス・ジョプリンのベスト・アルバム。
特に珍しいテイクやヴァージョンもなく。ジャニスの代表曲を11曲年代順に並べただけのアルバム。
シリーズで統一されたデザインのジャケットで。ジャニスの表情もちょっとピンボケしてる、チープなアルバム。
それでも。その程度でも。針を落として。ジャニスの歌声が聴こえた瞬間に。世界はその表情を変えてしまうと。
ジャニスの魅力は、その、どこにも埋没しない、どこにも馴染まない、その特異さにこそあるんだと気づかされて。
恐らくは。ロック、洋楽をそれほど知らない層に。CBSソニーのアーティストを紹介するシリーズだったのかな。
で、気軽に、気楽に。ジャニス・ジョプリンっての有名みたいだから聴いてみようとかって。針を落としたら・・・
その歌声の特異さ、異様さに。慌てて針を上げた人も少なからずいたんだろうなと。だって。ジャニスですから。
昔、昼下がりの長閑な商店街の電気屋さんの店先からジャニスの歌声が突然流れ始めて・・・
そのあまりのそぐわなさ、違和感に。聴かされたこっちが居心地の悪さを覚えて。眩暈がした記憶がありますが。
それ程に。ジャニスの歌声は。特別で。これほど不意に、真直ぐに。聴く者の心の奥底まで届く歌声なんて。
そうあるものではなくて。しかも。そのまま心の奥底を掴んだまま放してくれなくて。揺さぶり続けられるのです。
ねぇ、聴いてよと。聴きなさいよと。満足できないのよと。愛してほしいのよと。居心地悪いのよと・・・
その痛切な叫びから逃げたくて。耳を塞ぎたくて。でも。どうしても。聴かずには、愛さずにはいられないジャニス。
だって・・・そうさ。俺もずっと、どこでも居心地が悪いんだものな。だから、ジャニスからは離れられないんだなと。
皆と同じでなきゃいけないの?皆と同じに見えなきゃいけないの?皆と同じに考えなきゃいけないの?
そんなの無理だよ、そうなんだよジャニス。同じになれるなら、その振りをしてやり過ごせるなら・・・
ジャニスは歌ってなかったろう、あんな歌声は必要なかっただろう。俺も、ジャニスを、ロックを聴きはしなっかし。
誰にだって居場所があっていいし、ある筈で。それを見つけられない、見つけられなかった居心地の悪さ。
それと引換の歌声にして、あの人生。そう思うのは多分に感傷的に過ぎるんだろうな。だから愛しいのだけど・・・

居心地が悪いんだ。

特に。
何がとか。
誰がとか。
じゃなくて。
ふと。気づくんだ。

特に。
何があったわけでも。
誰かがどうしたわけでも。
なんでも。ないのに。
ふと。思うんだ。

ここじゃないんだと。
そこでもないんだと。
どこでもないんだと。
でも。
どこかにはあるんじゃないかと。

居心地が悪いんだ。

本当は。
知ってるんだ。
解ってるんだ。
どこかなんて。
どこにもないって。
いつでも。
どこでも。
行列から。
群衆から。
遠く離れて。
一人で。
道端に座っている限り。
一人で。
客席に座っている限り。
どこにもないんだってことくらい。

居心地が悪いんだ。

でも。
どうしようもないんだ。
放してくれないんだ。
離れたくないんだ・・・

たいしたことじゃない。
きっと些細なことなんだ。
でも。
それだけは。
確かだったりもするんだよね。



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2012/10/03 Wed トレイン、トレイン / The Three Degrees

20121003thethreedegreesgreatesthits


走っていこう。
走り続けよう。
どこまでも。
いつまでも。
この三連結で。

取敢えず。
当面。
行けるところまで。
いってしまおう。
この三両で。

どこまで。
いつまで。
それは。
今は。考えずに。
走っていこう。

『The Three Degrees's Greatest Hits』'75年リリース。
フィラデルフィア・ソウルを代表する女性グループだったスリー・ディグリーズ。
その可憐で、妖艶な歌声と共に。その艶かしい容姿も人気の要因だったのは間違いなくて。
小学生の頃に。その姿をテレビで観る度に。ドキドキしたものでした(笑)。
世界の恋人と呼ばれて。世界各国でレコードをリリースしたことでギネスにも認定されていたらしいのですが(?)
特に、ここ日本では。ソウルとかの枠に収まらない人気を博していたいたんですよね。
夜のヒット・スタジオとかミュージック・フェアとかによく出ていた記憶があった。お茶の間の認知度も高かったと。
このアルバムはCBSソニー・ファミリー・クラブなる通信販売の会員対象に売られていたベスト・アルバムで。
スリー・ディグリーズのヒット・ナンバーの殆どがこれ1枚で聴けてしまうと言う。便利でお得なアルバムですが。
異彩を放ちながらも如何にもスリー・ディグリーズらしいのが日本語で歌われる「にがい涙」で。これがもう。
その歌詞がですね、スリー・ディグリーズのイメージにぴったりで。その迫力ある歌唱と相まって最高なんです。
和製ソウルを代表するナンバー・・・ってか。この歌謡界の匂いも似合ってしまうところがいいところですね。
いや、もう、本当に。和田某なんか裸足で逃げ出すんじゃないかってくらいで。DJでもよく回してます。
勿論「Dirty Ol' Man」「When Will I See You Again」と他のヒット・ナンバーも実にソウルフル&キャッチーで。
そして、そう。あのソウル・トレインのテーマとして知られる「TSOP」なんて実にご機嫌だったりします。
これまた和製ソウルの「Midnight Train」(こちらは英詞)と共に。トレイン、トレイン、走ってゆけ、どこまでもです。
シュープリームスを遥かに凌駕する芸能の匂い。ソウルとしては正統派ではないんでしょうが。いいんです。

走ってみよう。
走り続けてみよう。
どこまでもつか。
いつまでもつか。
この三連結で。

取敢えず。
当面。
行けそうなところの。
その先までいってみよう。
この三両で。

どこまでいくのか。
いつまでいくのか。
それは。
今は。忘れてしまって。
走っていこう。

繋がれて。
走り出してしまったのだから。
駆動して。牽引して。軌道の上を。
三連結で。三両で。
トレイン、トレイン。



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2012/10/02 Tue *同じ匂い、その匂いが・・・ / Betty Wright

20121002ilovethewayyoulove


同じ匂い。
その匂いが・・・

同じもの。
同じこと。
同じ空気。
同じ時代。
同じ道。

あの頃は。
近すぎて。
当然の様で。
その事に。
気づきもせずに。

あの頃は。
そのままで。
いられると。
いるものだと。
信じてしまっていて。

同じ匂い。
その匂いが・・・

『I Love The Way You Love』'72年リリース。
近年も健在で。精力的に活動しているらしいベティ・ライト。
そんなベティの2ndアルバムにして代表作ともなった傑作アルバム。
マイアミのソウル・シーンを代表するアルストン・レーベルの制作ですが。
配給契約をアトランティックと結んでいた関係か、メンフィス・ホーンズも参加しています。
ベティと言うと。その姉御キャラで男どもを手玉にとってと。そんなイメージが強い洋ですが。
それを決定づけたのが大ヒット・ナンバー「Clean Up Woman」ですが。確かにねぇ。
このナンバーはその歌詞の内容も含めて。その歌唱も。姉さんと呼びたくなるものがあって。
その貫禄漂う姉御肌なベティも好きで。ついていきますぜ、姉御ってとこですが(笑)。
その一面だけに止まらずに。ハイ・トーンで可愛らしい歌声で聴かせてくれるナンバーもあって。
それがですね。また、いいんですよねぇ。堪らないんだよなぁ。勿論、十分にソウルフルですしね。
時に貫禄たっぷりに、時に可愛らしく、時にしっとりと、時にセクシーに。そしていつでもソウルフル。
表情豊かで、人間的な魅力にも溢れてる感じがね。なんとも言えずに好きなんですよねぇ。
そういった意味では。自分の中ではキャンディ・ステイトンと相通ずるものを感じてるのかもですね。
「Clean Up Woman」なんかは。そのサウンド、イントロのギターのカッコの良さが格好のネタとなって。
広くサンプリングに流用されている様ですが。そういうのってあまり好きじゃないなと。
ちゃんとオリジナルで聴こうよ、その空気や思いも感じて受け止めようよと思うのです。古い人間なので・・・

同じ匂い。
その匂いが・・・

同じもの。
同じこと。
同じ空気。
同じ時代。
同じ道。

その事が。
どれだけ。
大切だったのか。
その事に。
気づきもせずに。

その事が。
そのままで。
いられることの。
意味も解っていなくて。

同じ匂い。
その匂いが・・・

自ら。
飛び出して。
離れて。
暫し忘れて。
走って。歩いて。
ある日。ある時。
立ち止まって。
振り返って。

同じもの。
同じこと。
同じ空気。
同じ時代。
同じ道。
そこにあった。
そこにいまもある。

同じ匂い。
その匂いが・・・

とても大切なんだと。
やっぱり好きなんだと。

その。
思いは。
甘くもあるけど。
とっても。
切なくて。
儚いんだな・・・



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2012/10/01 Mon *開戦 / Edwin Starr

20121001warandpeace


開戦。

さぁ。
今日から。
今から。
この瞬間から。
新たな戦いが始まる。

そう。
今日からの。
今からの。
この瞬間からの。
新たな取り組み。

それも。
一つの。
ある種の。
戦いであることは。間違いなく。
であるならば。勝たなくちゃしょうがない。

『War & Peace』'70年リリース。
ブルース・スプリングスティーンのカヴァーでも知られる「War」をフューチャーしたエドウィン・スターのアルバム。
モータウン版(モータウン唯一の?)反戦歌ともいえるその「War」、素晴らしいナンバーなのですが。
当初はテンプテーションズに歌わせるはずが。世間の反応が読めないとしてスターに回ってきたんだとか。
ここらに生え抜きと、移籍組を一軍と二軍的な扱いをあからさまにしていたモータウンの特質を感じますが。
移籍組、しかもツアーから帰ってきたら所属していたレーベルがモータウンに吸収されていたスターです。
その扱いへの怒りあったか。その激情迸る憤怒の歌唱もあって「War」を大ヒットさせてみせたと。いやはや。
で、このアルバムも制作されたわけですから。世間との、そして会社との戦いに見事、勝利を収めたんですよね。
意地の一撃だったんでしょうね。ほんと一世一代の名唱ですからね。ブルースじゃなくても痺れるよなと。
さて。反面で。その「War」の印象が強すぎて。激しい激唱タイプのシンガーと思われがちのスターですが。
それだけではなくて。時に実に軽やかに爽やかに。時に甘く切なくと。様々な表情で聴かせてくれもするのです。
あの「Raindrops Keep Fallin' On My Head」のカヴァーのキャッちーな軽やかさなんて見事なものですし。
切なく、儚げな表現力に聴き惚れてしまうナンバーもありますし。アルバム・タイトルではありませんが。
その二面性、硬軟自在なところこそが実はスターの魅力、武器だったのかも。若干器用貧乏気味でもあるけど。
とかなんとか言いつつも。結局は。とどのつまりは。やっぱり「War」で聴かれる迫力だよなと。鬼気迫ってます。
反戦歌ですけどね。反戦、そのものも戦いですからね。その戦いに勝たなきゃ止められないですもんね。
そして。ジャケットから深読みすれば。人種差別との戦いって意味合いもね。あったんだろうなとも思うかな。

開戦。

さぁ。
今日からの。
今からの。
この瞬間からの。
新たな戦いを勝ち抜こう。

そう。
今日からの。
今からの。
この瞬間からの。
新たな取り組みを成功させよう。

何事も。
ある意味では。
ある種の。
戦いであることからは。逃れ様もなく。
であるならば。勝てる勝負にしなきゃ意味がない。

開戦。

いたずらに。
力み過ぎず。
肩肘張らず。
強ばらず。
されど。
肝になるところは。
譲らず。
曲げず。
粘り強く押し通す。

硬軟自在に。
勝ちに行こう。
勝てる勝負に持ち込もう。

開戦!



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2012/09/30 Sun *中はパッパ / Albert Collins

20120930icepickin


普通に。
土日休んだだけでも。
月曜日を迎えるのは。
億劫で。
沈むのに。

何たって。
9日間も休んだ後に。
月曜日を迎えようってんだから。
億劫とか。
沈むとか。

そんな。
レベルじゃないわな。
もう。
凍りついちゃったんじゃないかって。
それくらいのもんはあるよな。

しかも。
台風直撃で。
外出もままならず。
いい休養と思えばいいんだろうけど。
閉じ込められた感が強いしさ。

『Ice Pickin'』'78年リリース。
その鋭角的で攻撃的なギターの音色が、クール・サウンドと呼ばれたアルバート・コリンズ。
凶暴に暴れまくる様に弾けば弾くほど、その熱気は内側へと向かっていく独特なそのギター。
地道にライヴ活動は続けていたものの。十年近くスタジオでそのギターをかき鳴らすことの無かったコリンズ。
そのコリンズに声をかけ、新たなバンドを結成させ、録音の機会を与えたのがアリゲイター・レコードで。
コリンズのクール・サウンドを再び世に出したかった、社主ブルース・イグアロの、その力の入り様は。
アルバム・タイトル、そしてこのジャケットからも十二分に伝わってくるものがあるなと思います。
それに応えるかの如く。コリンズも力の入った“熱い”クール・サウンドを聴かせてくれています。そりゃそうだねと。
アリゲイターの象徴でもあったハウンド・ドッグ・テイラーが急逝して数年。社運を賭けた様なとこもあったかと。
それに応えなきゃ男じゃないぜと。クールに、真摯に燃えてみせるコリンズ。うん、男だよなぁ。
それでも。そのギターが奏でるのはあくまでもクール・サウンド。求められるものもよく解ってるコリンズです。
きっと根が真面目な人だったんでしょうね。それ故か。やや纏まり過ぎちゃってる感があるのが惜しいかな。
'60年代の録音と比較するとライヴで鍛えられたのか。ヴォーカルも心なしか上手くなっちゃてて。
否、いいんですけどね。それもややきれいに過ぎる感を与える一因になっちゃってるかなと。まぁ、それでも。
十分に凶暴で、鋭角的で攻撃的で。クールで。でもその実は、中では燃えてるコリンズが十分に堪能できます。
何年か前まではあまり好きなタイプじゃ無かったんですけどね。ここ二、三年かな。妙にツボにはまるんですよね。

普通に。
土日休んだだけでも。
月曜日を迎えるのには。
それなりに。
覚悟して。気合入れなきゃなのに。

何たって。
9日間も休んだ後に。
月曜日を迎えるなんてことになったからには。
それなりに。
覚悟して。気合入れてなんて。

そんな。
レベルじゃないわな。
もう。
凍りついちゃったんじゃないかってものを。
溶かしちゃうくらいのものじゃないとさ。

しかも。
台風直撃で。
外出もままならず。
いい休養と思えばいいんだろうけど。
水を差された感が強いしさ。

でもね。
そうなんだ。
解ってるんだ。
新しい週。
新しい月。
新しい事。
始まるからね。
実は。
楽しみにもしていて。
億劫で。沈み込んで。
クールになんて思いながら。
中は結構、熱くなってるんだ、燃えてるんだ。
そう。
中はパッパと燃えてるんだ。

だから。
今夜。
久し振りに我家で炊いたご飯も。
美味しかったんだよな!
そいつは。
中の意味が違うって(苦笑)。



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2012/09/29 Sat *クール・ダウン / Johnny Otis Show

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さて。
さんざん。
飛んで。
翔けて。
扉を叩いて、開いて。

そう。
さんざん。
極楽で。
古きを訪ね。
新しきを知り、刺激を受けて。

とにかく。
非日常で。
のびのびと。
羽を伸ばして。
心を洗って。

そろそろ。
そろそろ・・・ね。

『Cold Shot』'69年リリース。
'50年代にはその名を馳せながら。'60年代には雌伏の時を過ごしていたジョニー・オーティス。
なんでも。ローリング・ストーンズとかアニマルズとかの出現で自分の役割は終わったと思ってんだとか。
そうは言いつつも。地道にライヴ活動は続けていたらしく。再び自らの一座を率いて最前線に復帰。
その再始動したジョニー・オーティス・ショーの看板ともなったのがジョニーの息子シュギーでした。
若干の青臭さを残しつつも、素晴らしいブルース・ギターを聴かせるシュギー、弱冠14歳です。14歳って・・・
偉大な父親の血を継いでいるとか、英才教育の賜物だとか言っても。14歳ですからね。天賦の才ですよね。
しかもこのアルバム。ゲストは迎えているものの。基本的にはジョニー親子とヴォーカルのテルマー・エヴァンス。
その3人で録音されてるんですよね。シュギーはギター以外にも、ベースもピアノもブルース・ハープもと。
まさに八面六臂の大活躍です。ジョニーも負けじと(?)ピアノにドラムスにと活躍してますが。やっぱりね。
シュギーの天才ぶりには負けてるかな。尤もそれを披露させて自慢させてる親馬鹿振りは凄いかな。
否、親馬鹿にもなるよな、ここまで凄ければ。その甲斐あってアル・クーパーに見初められたんですしね。
演奏されているのはスタンダードなブルースやR&Bが多くて。やや時代を感じさせる面もあるのですが。
そんな中でも時代に囚われていないのがシュギーのギターで。そのクールなサウンドこそが魅力的なのですが。
タイトル・ナンバーでもある「Cold Shot」、唯一のインストでもあるこのナンバー。シュギーの志向も感じさせ。
そのコールド・・・クールな一撃にやられて。でもそれが心地よくて。落ち着いてくるんですよねぇ・・・

さて。
さんざん。
飛んで。
翔けて。
扉を叩いて、開いて。

そう。
さんざん。
極楽で。
古きを訪ね。
新しきを知り、刺激を受けて。

とにかく。
非日常で。
のびのびと。
羽を伸ばして。
心を洗って。

そろそろ。
そろそろ・・・ね。

要は。
さんざん。
食べて。
呑んで。
笑って。
楽しめるだけ、楽しんで。
非日常にどっぷり浸って。
もう。このままでいいかな。
帰りたくないな。
ってそう念じてしまう前にね。
ちゃんと。
帰って来れる様に。
そろそろ。
少しずつ。
クール・ダウンしないとね。

まぁ、仕方ないよね(苦笑)。



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2012/09/28 Fri *叩けよさらば / Guns N' Roses

20120928useyourillusiontwo_2


叩けよさらば。
開かれん・・・
かどうかは。
まぁ、その限りではなく。
それに、その、なんだな。

開かれることが。
幸せか・・・
ってのも。
まぁ、そう決まったことではなく。
それに、その、なんだな。

人、それぞれだし。
多分に。
思い込みや思い違い。
その類も多いんだろうなと。
でも、その、なんだな。

それでも。
笑顔になれるなら。
解放されるなら。
幸福だと感じられるなら。
間違いでもいいじゃん。

だったら。
ノック、ノック、ノック・・・

『Use Your Illusion Ⅱ』'91年リリース。
『Use Your Illusion Ⅰ』と同時リリースされたガンズ・アンド・ローゼズ、ガンズの3rdアルバム。
確かリリース時にはこのアルバムのほうが売れ行きが良くて全米1位になったんだったかな。
このアナログ盤は2枚組ですから。4枚同時に世に出たわけで。どんだけ創作意欲があったんだ・・・
なんてね。1stアルバムから4年の期間が(間にミニ・アルバムはありましたが)空いてましたからね。
(4年なんてね。今のガンズ=アクセル・ローズからしたら笑っちゃうくらい短いんでしょうけど・・・)
まぁ、創作意欲が活発だったことは事実で。どのナンバーも聴き応え十分な大作であることは間違いなし。
ただ、あまりにも作風が広がりすぎてしまった感もあって。肥大化した自分達を見失いかかてる感もあるかと。
ここまでいっちゃうと。動き辛くもなるだろうし。その辺りがイジー・ストラドリン脱退の原因だったんだろうなぁ。
スティーヴン・アドラーの解雇にはガッカリしたよと語っていたイジーです。その脱退にはこっちがガッカリだよと。
初来日は見逃していたので。このアルバムに伴う再来日は期待して観に行って。でもイジーはいないしなぁと。
(まぁ、その後にジュ・ジュ・ハウンズで観れたからね。まぁ、いいか・・・。でもアクセルとの絡みもなぁ・・・)
イジーの身に纏っていたある種の“軽み”が失われたのがガンズにとっては致命傷だったかな・・・
さて。このアルバム。イジーの歌う「14 Years」もいいし。シュワちゃんの爆走シーンがどうしても目に浮かぶ・・・
「You Could Be Mine」のゾクゾクする様なカッコ良さも堪らないしと。なんだかんだで聴かせちゃうんですが。
最大の聴きどころはボヴ・ディランのカヴァー、「Knockin' On Heaven's Door」かなと。いや、これはもうね。
ディランのナンバーって他人が歌うほうが魅力が伝わり易いってことは多々あることなのですが(苦笑)。
その中でも白眉のカヴァーだよなぁ。アクセルの救済を求める様な、快楽を乞う様な、歌声が堪りません・・・

叩けよさらば。
開かれん・・・
かどうかは。
まぁ、その限りではないけど。
それで、その、いいんじゃない。

開かれることが。
幸せか・・・
ってのも。
まぁ、そう決まったことではないけど。
それで、その、仕方ないんじゃない。

人、それぞれだからさ。
多分に。
思い込みや思い違い。
そこにも、それぞれのものがあるから。
それで、その、なんだな。

それでも。
笑顔になれるなら。
解放されるなら。
幸福だと感じられるなら。
間違いとは限らない、間違いじゃないんじゃない。

正しいんだよ。瞬間だとしてもね。

だったら。
ノック、ノック、ノック・・・

叩けよさらば。
取敢えずは開かれん。



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2012/09/27 Thu *飛翔せよ / Van Halen

20120927nintyeightyfour


その光の中へ。
その風の中へ。
その空気の中へ。
その世界へ。

飛んでいこう。
飛んで。
飛び込んで。
包まれて。
感じてしまおう。

その特別な。
近寄りがたい。
でも。
温かい力に触れよう。
その手に抱き止められよう。

『1984』'84年リリース
ヴァン・ヘイレンの6thアルバム。
このアルバムを最後にデヴィッド・リー・ロスが脱退しています(今は復帰してますが)。
その理由は定かではありませんが。ひどくがっかりした覚えがあります。
ヴァン・ヘイレンのヴォーカリストは、エディ・ヴァン・ヘイレンのギターを従えて歌うのはデヴィッドじゃなきゃと。
ヴァン・ヘイレンは、その後もサミー・へイガー等をヴォーカリストに迎えて快進撃を続けましたが。
個人的には。このアルバムまでが。自分の好きだったヴァン・ヘイレンだったかなと思います。
ヴァン・ヘイレンって言うと。ついついエディの超絶的なギターばかりが話題になりますが。それだけでなく。
重量感たっぷりに屋台骨を支えるアレックス・ヴァン・ヘイレンとマイケル・アンソニーのリズム隊と。
そして。何よりも。どこまでも飛んでいく様な、どこまでも翔けていく様なデヴィッドのヴォーカルがないとねと。
ハード・ロック、へヴィ・メタルの範疇で語られることの多いヴァン。ヘイレンですが。まぁ、そうなんですけど。
それ以前に。とびっきりのロックンロール・バンドでもあったわけで。その身の軽さも身上だったよなと。
その身上を。エディのギター(と笑顔)と共に身を以て体現していたのがデヴィッドだったんですよね。
馬鹿馬鹿しいまでに、陽気に乱痴気にロックンロールしてみせる。それをとことん真剣にやっている。
己が身上には徹底的に真摯なところが感じられた。その意味でデヴィッド在籍時代はやっぱり特別だったかな。
このアルバムでも「Panama」「Hot For Teacher」そして何と言っても「Jump」でね。飛翔しまくってますからね!

その光の中を。
その風の中を。
その空気の中を。
その世界を。

翔けていこう。
翔けて。
翔け巡って。
包まれるものを。
感じてしまおう。

その神聖な。
恐れ多い。
でも。
柔らかな力に触れよう。
その眼差しに抱き止められよう。

ここではない。
そこ。
こちら側ではない。
向こう側。
たぶん。
特別で。神聖で。
侵してはならない世界。
でも。
そこに温かさが。
そこに柔らかさが。
見えたなら。
感じてみよう。触れてみよう。
我が心よ。
飛べ。翔けろ。

飛翔せよ。



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2012/09/26 Wed *いつでも温故知新 / The Rolling Stones

20120926therollingstonesnotwoukmono


古きを。
訪ねて。
新しきを。
知る。
いつでも。

古きを。
訪ねて。
新しきを。
知る。
いまでも。

輝きを。
光を。
温もりを。
失わないものを。
訪ねて。

その。
意味を。
意図を。
意思を。
知る。

その時が。
その瞬間が。
好きだ。

『The Rolling Stones No.2』'64年リリース。
デヴィッド・ベイリーによるジャケットも素晴らしい、ローリング・ストーンズ英国での2ndアルバム。
米国での2ndアルバム、『12×5』もいいアルバムですが。う~ん、やっぱりこっちが正統な2ndアルバムかな。
ジャケットにグループ名もタイトルも入ってないのも渋いし。内容もこれぞブリティッシュR&Bって感じで。
この時点でのリーダー、ストーンズを引っ張っていたのはやっぱりブライアンだったんだろうなぁと。
そのブライアンの息吹、意思が生々しく感じられて。針を落とす機会の多いアルバムで。そのたびに痺れてます。
憧れの米国を訪れて。そこで知った、感じたものをチェスやRCAで嬉々として、そして真摯に録音している。
そんな若き日のストーンズの情熱が。もう50年近くも経つのに。今でも臨場感をもって迫ってくるんですから。
ストーンズって、R&Bって、ブルースって、音楽って。素晴らしいなと。もう、それだけで堪らないものがあります。
それにしても。この渋いアルバムが。当時は全英1位になってるんですよね。この渋さが新しかったんですよね。
ブルースを、その時代に、そして今へと繋いでいこう、渡していこうって。ストーンズの思いがそこにあったんだと。
そして。それが。今でも多くのファンや、ミュージシャン達の背中を押し続けて。バトンが繋がっていってるんだと。
これって。凄いことですよね。今更なんですが。やっぱりね。ストーンズは凄いし、感謝しなくちゃいけませんね。
なので。「Everybody Needs Somebody To Love」「Time Is On My Side」「I Can't Be Satisfied」...とね。
カヴァーも磨きがかかっていいけれど。ここはねオリジナルの「What A Shame」の粋なカッコ良さをね。今回はね。
一押しにさせてもらおうかなと。まぁ、元ネタはバレバレですけどね。その挑む心意気がね、やっぱりいいなとね。
ストーンズの温故知新、その思いが。いつも。いまも。いつでも。脈々とね。息づいてるんだよなぁ。最高だなぁ。
だから。“ゴリラ”なんかでお茶濁すくらいなら(苦笑)。このアルバムをちゃんとCD化しなさいっての、まったく・・・

古きを。
訪ねたら。
実は新しかったり。
する。
時には。

古きを。
訪ねたら。
新しい発見が。
あったりする。
わりと。

輝きを。
光を。
温もりを。
失わないでいること。
伝統と新鮮の共存。

その。
意味が。
意図が。
意義が。
伝わってくる。

その時が。
その瞬間が。
好きだ。

最先端でも。
デジタルでも。
グローバルでも。
いいけどさ。
それはそれで。必要で。

でも。
変えてはいけない。
失ってはいけない。
繋いでいかないといけない。
渡していかないといけない。ものもある。

ある。
そう。
あるんだよなと。
その空気に。
触れながら。
その空気を。
感じながら。

いつでも温故知新。



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