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2012/11/07 Wed *たとえ火の中、水の中 / Free

20121107fireandwaterukorijinal


その。
日によって。
その。
時によって。
その。
瞬間によって。

上がったり。
下がったり。
燃えてみたり。
醒めてみたり。
急いてみたり。
緩めてみたり。

まったく。
落ち着かない。
忙しい。
安定して。
安穏とと。
思ってはみるのだが。

『Fire And Water』'70年リリース。
畢生の傑作にして、ロック史上に残る名盤として語られることの多いフリーの3rdアルバム。
フリー・・・その名前を口にするだけで。気持ちが昂ぶり、でも不思議と安らかにもなったりして。
おそらくその響きだけで、そのサウンドが、その正統的なブリティッシュ・ロックが聴こえてくる気がするからかな。
そして。実際にレコードに針を落として、そのサウンドに包まれることは、とても幸福な時間なのですが。
その中でもこのアルバムはやはり格別かなと。このアルバムこそがフリーの頂点だったことは確かだなと。
勿論、大名曲にして大ヒット曲である「Alright Now」の存在がこのアルバムを特別なものにしているのですが。
それ以外のナンバーは意外にも地味な印象を与えるものが多くて。でも聴きこむうちに惹きこまれてしまうと。
決して音数は多くなく。隙間だらけのなのに。その寡黙さが、その実は多くのことを物語っているかの様で。
ポール・コゾフの咽び泣くギターに、アンディ・フレイザーの弾むが如くにうねるベースが絡みついて。
サイモン・カークのコクもあればキレもあるドラムスがしっかりとボトムを支えていて。その濃密なサウンドを背に。
ポール・ロジャースが一曲入魂でブルージーにソウルフルに、そしてドラマチックに歌い上げていると言う。
そう。実はこれほどに。一曲、一曲、一音、一音、一瞬、一瞬の濃度が濃く、密度が高いアルバムも無いかなと。
それだけに。昂るのですが。聴き込むうちに安らぎをも感じる様になるのです。それでこそのフリーです。
これだけのアルバム、世界を。20歳そこそこで創ってしまったら。そりゃ、燃え尽きてしまっても仕方ないかと。
でもね。これだけのことをやってのけたんだから、そこまで辿り着くにはそれなりのなんやかやもあった筈で。
であれば。何が起きても。たとえ火の中、水の中と。腹を括ることも出来たんじゃないかなと。そうすればですね。
末路も異なってたかと。まぁ、そうするには、そうなるには。結局、若すぎたってことになってしまうのかな・・・

その。
日によって。
その。
時によって。
その。
瞬間によって。

興奮したり。
冷静だったり。
押し寄せてきたり。
引いていってしまったり。
駆け出したり。
立ち止まっていたり。

まったく。
落ち着かない。
なだらかにならない。
平均して。
均一にと。
思ってはみるのだが。

でも。
その一方で。

その。
日によって。
その。
時によって。
その。
瞬間によって。

刻々と。
変わることを。
動くことを。
見ていられる。
受け止めていられる。
少しは。
楽しんでもいられる。
それはそれでいいかなとも。
感じてる。

なんやかや。
色々と。
過ごしてきた後では。
もうね。
何があっても。おきても。
どうなっても。
たとえ火の中、水の中。
何も厭わない。
何とでもなると。

少しは。
腹も括れてきたかなと。
亀の甲より。
年の功・・・
それだけ歳を重ねたってことでもあるけれど(苦笑)。



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