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2012年11月

2012/11/27 Tue *ジャストミート / Al Green

20121127algreengreatesthits


ミートはしてる。
ヒットも出てる。
ヒットにはなってる。
それはそれで。
結果オーライ・・・
では、あるけれど。

今一つ。
スッキリしないのは。
転がったところが良かったとか。
うまく間に落ちたとか。
それも。ヒットと言えばヒット・・・
では、あるけれど。

こう。
ジャストミートして。
手応えもあって。
三遊間の真ん中を抜けてくとか。
右中間を真っ二つとか。
そこまでのものがないんだよなぁ。

『Greatest Hits』'75年リリース。
ハイ・サウンド、ひいてはメンフィス・ソウルの貴公子、アル・グリーンのベスト・アルバム。
ハイにはO.V.ライトもいたし、オーティス・クレイもいたし。しかしその人気ではアルが一番だったかと。
このジャケット見ても。如何にアルが(特に婦女子に)大人気だったかが窺えるってものです。
上半身裸でこのポーズ。それが様になってるんだから。大したものではあります。まったくね。
ライヴで真赤な薔薇を手に「Let's Stay Together」歌いながら、その薔薇を客席に投げ入るという。
そんな映像を観たこともありますが。それも似合うんですよねぇ。勿論、黄色い歓声のかしましいこと。
その「Let's Stay Together」を始めとして。全10曲収録されてますが。その殆どがゴールド・ディスク獲得と。
まさしく飛ぶ鳥を落とす勢いで。ヒットを連発。猛打賞連発のアルの黄金期がここに捉えられているのです。
タイトなハイ・サウンドをバックに。時に囁くが如くに、内へ内へとその思いを込める様なアルの歌声。
その対比が生み出す、ある種の妖艶さこそがアルの魅力なんですよね。ゾクゾクするもんなぁ。
ただ。聴く人によっては、その日の気分によっては。ちょっとやり過ぎ、ちょっと甘過ぎかなと感じるかもですが。
そして。その一方で。その歌声が神憑って聴こえる瞬間もあって。そこに後年のゴスペル転向への芽もあるかと。
確か。ガール・フレンドに薬品かけられて火傷負って。更にそのガール・フレンドが自殺したとかで。
それがゴスペルへの転向のきっかけになったとも言われていましたが(そんな修羅場を見るくらいモテてたと)。
元々、子供の頃から家族で結成したゴスペル・グループで歌ってたから転向じゃなく回帰だったんですよね。
ゴスペル時代も、そして'90年代に再びソウル・シーンに復帰してからも。精力的に活動しているアルですが。
やっぱり。このアルバムに集約された'70年代中頃までのアルが一番輝いてるし、好きかなぁ・・・

捉えてはいる。
ヒットは出てる。
ヒットにはなってる。
それはそれで。
結果が出ないよりは・・・
では、あるけれど。

今一つ。
スッキリしないのは。
詰まったのが幸いしたとか。
偶々、逆をつくことになったとか。
それも。ヒットと言えばヒット・・・
では、あるけれど。

こう。
ジャストミートして。
手応え十分で。
サードの頭上をライナーで超えてくとか。
バックスクリーン目がけて一直線とか。
そこまでのものがないんだよなぁ。

かすりもしない。
ヒットにもならない。
よりはいいけれど。
ジャストミートした。
その手応えが欲しいんだよなぁ。
スッキリしたいんだよなぁ。

それも。
出来れば。
連発。連打。猛打賞・・・とかね。出ないかなぁ・・・



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2012/11/26 Mon *鳥じゃない、飛行機でもない / Marvin Gaye

20121126marvingayesuperhits


なりたいもの。
ならなきゃいけないもの。
そう。いま。
なりたい。
ならなきゃいけない。

それは。
鳥でもない。
飛行機でもない。
そう。
それは。それこそは。

危機となれば。
どこからともなく。
表れて。
弾よりも早く。
機関車より強く。

そんな存在で。
ありたい。

『Super Hits』'70年リリース。
タミー・テレルの死のショックにより活動を休止していたマーヴィン・ゲイ。
その活動休止期間中に編集された'60年代のヒット曲、代表曲を16曲収録したベスト・アルバム。
『What's Going On』で復活してからは。それ以前のナンバーを“化石時代のナンバー”と呼んだりと。
少なからぬ他人の意志が存在した'60年代の自分の活動を否定していた感も多分にあったマーヴィンですが。
不本意なところもあったとは言え。やはり、このアルバムに収められた綺羅星の如きナンバーがあって。
それらを生んだことに、歌ったことによってスターダムにのし上がったからこそ、その後のマーヴィンがあったと。
その事実は消すことは出来ないと思うんですけどね。勿論、『What's Going On』は別格のアルバムだし。
'70年代のマーヴィンは、その存在感も含めて。特別な存在になったいったのは間違いないかと思いますが。
でも。だとしても。ここに聴ける'60年代の所謂、“ヤング・サウンド・アメリカ”な、モータウンなマーヴィンも。
十分にカッコ良く、魅力的なソウル・シンガーであったと思うんですよね。うん。'60年代のマーヴィンも最高です。
誤解を恐れずに言えば。決して深くも激しくも熱くも無く。でもとてつもなくソウルフルな歌声であること。
それこそが。'60年代のマーヴィンの最大の魅力かなと。なんかすかしてる様でいても、ソウルフルであると。
ひとつ間違うと。とんでもなくいけ好かない感じになるんでしょうが。その微妙な境界線上に見事に位置してると。
それも天賦の才だったんでしょうね。だからこそ、スーパー・マンならぬ、スーパーなシンガーとして。
絶大なる人気を得たんだろうなと。小憎らしいくらいカッコ良いですもんね。本人がどう感じていたとしてもね。

求められているもの。
応えなきゃいけないもの。
そう。いま。
求めに。
応えなきゃいけない。

それは。
鳥でもない。
飛行機でもない。
そう。
それは。それこそは。

どんな危機も。
ものともせずに。
表れて。
弾よりも早く。
機関車より強く。

そんな存在で。
なければならない。

少なくとも。
いま。
そこでは。
それに関しては。
スーパーマンとして。
危機を乗り越える。
危機から救い出す。
そんな存在でなければ。
ならない。
意味がない。

鳥や飛行機の様に。
飛べなくてもいい。
弾より早くなくてもいい。
機関車より強くなくてもいい。
ただ。いま。
その瞬間だけ。
スーパーマンでいられたなら。
いいんだけどね。



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2012/11/25 Sun *ああ、また、何かやってるんだな / The Rolling Stones

20121125abiggerbang


ああ。
また。
風が吹いてる。
空気が動く。
血が騒ぐ。

ああ。
また。
この感じだ。
あの匂いだ。
胸が高鳴る。

ああ。
また。
何かやってるんだな。
何か始まるんだな。
何かが転がりだすんだな。

ほら。
感じるだろう。
震えるだろう。
聴こえるだろう。
堪らないだろう。

『A Bigger Bang』'05年リリース。
今夜、彼の地、英国で結成50周年のライヴを行う、ローリング・ストーンズの目下最新のオリジナル・アルバム。
そうか。もうこのアルバムも7年前の作品になるんですね。7年ねぇ、早いなぁ、そして長いなぁ・・・
この時も。『Bridges To Babylon』からは8年ぶりのオリジナル・アルバムだったんですよねぇ。う~ん、まぁねぇ。
このアルバムの時点でメンバーの平均年齢が60歳超えてたんですもんね。それを考えれば致し方無しですが。
“ゴリラ”の新曲2曲だけでお茶を濁すこと無く。やっぱり。オリジナル・アルバム創って、ツアーに出て欲しいな。
なんだかんだで。ストーンズが動き出す。それだけで血が騒ぐし、胸が高鳴るんだから。頼むよ、もうさ。ほんと。
さて。このアルバム、アナログ盤は2枚組で。結構楽曲的にはヴァラエティに富んでるんですけど。そうですが。
サウンド的には統一感が強くて。それが。如何にもストーンズだよな。ストーンズはこうでなくちゃねと。
当時思ったのですが。いま聴いても。その印象、思いはあまり変わらなくて。どこをどう聴いても。
どこからどう聴いても。ストーンズでしかないと。そのサウンドの質感だけで。先ずはいいかなと思ってしまうと。
そこで許してちゃいけないのかもだけど。好きだからねぇ。実際に。ストーンズ+ダリル・ジョーンズのベース。
それ以外の楽器は極力加えられていなくて。最近のライヴみたいに“オーケストラ”してないところがいいんです。
正直に言うとね。こう、必殺のナンバーみたいなのは不在で(それは、もう、長いことでもあるけれど・・・)。
それが物足りなくはあるんですけどね。あと一歩、踏み出せてない、吹っ切れてないもどかしさはどうしてもね。
それでも。当時は、ストーンズの新しいアルバムってだけで興奮したし。伴ってのツアーも楽しんだし。
そうなんですよね。ストーンズが何かやってる。もう、それだけで。面白く、楽しくなっちゃうんですよね。結局ね。
でも。だからこそ。また、こんなアルバムを創って。世界中を興奮の坩堝に叩き込んで欲しいんですけどね。
問答無用で手に入れるし(できればアナログ盤でね)。日本公演じゃなくてもね、絶対に観に行く気は十分だし!

ああ。
また。
風が吹いてきた。
空気が動き始めた。
血が騒がずにいられない。

ああ。
また。
この感じに。
あの匂いに。
胸が高鳴らないわけがない。

ああ。
また。
何かやってるんだな。
何か始まるんだな。
何かが転がりだすんだな。

ほら。もう。
感じてる。
震えてる。
聴こえてる。
堪らないんだな、これが。

ああ。
また。
ストーンズが。
何かやってるんだな。
何か始まるんだな。
何かが転がりだすんだな。

さぁ。
もう。
面白くなるぞ。
楽しくなるぞ。
忙しくなるぞ!



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2012/11/24 Sat *極めれば / Queen

20121124queenabsolutegreatest


そう。
何事も。
極めれば。
それは。
心を打ち。心を動かす。

そう。
何事も。
徹底して。
半端しなければ。
何かを打ち。何かを動かす。

極めてるから。
徹底してるから。
半端じゃないって感じるから。
打たれて。動かされて。

好きにならずにいられない。

『Absolute Greatest』'09年リリース。
アナログ盤では3枚組でリリースされたクイーンのベスト・アルバム。
日本独自の編集だったものも含めればそれこそ相当な種類があるクイーンのベスト・アルバム、編集アルバム。
昨年リリースされた『Deep Cuts』シリーズの様なマニアックなものではなくて。王道をいくものとしては。
今のところ、このアルバムが最新なのかな。全20曲、メンバー自身の選曲によるってのが売りだったかな。
尤も。そうフレディ・マーキュリーは21年前の今日、亡くなっていて。ジョン・ディーコンも表舞台から消えていて。
実際はブライアン・メイとロジャー・テイラーの選曲ってことになるんですけどね。これが如何にもあの2人らしく。
王道も王道。A面頭から「We Will Rock You」「We Are The Champions」「Radio Ga Ga」の3連発ですからね。
流石はわかってらっしゃる、ファンが求めるものを正確に把握しているなと。一気に惹きこまれてしまうのです。
豪華なブックレットなんかも当時は話題になっていました。それよりもまぁ、とにかくクイーンのヒット曲、代表曲。
それが一気に聴き通せるってのが最大の魅力だよなと。勿論、20曲で足りるわけが無いので。
あの曲は入ってないの?あの曲はなんで外したのって?そんな思いもありますが。それを言い出すと、限が・・・
その点ではAbsoluteってのは大袈裟な気もしますが。ロックのある側面をある意味では極めたクイーン。
その姿は実によく捉えられているかなと。恐らくはここに収められた20曲。ロック好きならどこかで耳にしてて。
そしてロックになんか興味のない人も聞き覚えのある曲、メロディーも少なからずある筈で。
それこそが、クイーンの極めたもの。芸能としてのロックを極めれば、これだけ打って、動かして、浸透するのだと。
それをやったんだぜ。俺達とフレディー、(そしてジョン)はと。そんなブライアンとロジャーの矜持を感じます。
そして。『Made In Heaven』からは1曲しか選曲していない。「I Was Born To Love You」は選んでいない。
そこに。やはりブライアンとロジャーのフレディーに対する特別な思いも感じるのです。クイーンとは何かとね。

そう。
何事も。
極めなければ。
それは。
心を打たず。心を動かさず。

そう。
何事も。
徹底しなければ。
半端なんかでなければ。
何ものも打たず。何ものをも動かさず。

極めてなければ。
徹底してなければ。
半端じゃないって感じられなければ。
打たれない。動かされない。

好きになんかなりはしない。

極めれば。
心を、何かを打ち。
心を、何かを動かし。
極めれば。
それは。
心をも。何をも。
包み。隠し。
そこに。
代え難き楽しみを、喜びを生む。

極めれば。



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2012/11/23 Fri *のんびり、ゆったり、ぐったり / Faces

20121123faces


今日はさ。
祝日で。
お休みで。
名目は。
勤労感謝の日。

一年に。
一日だけ。
なんてのが。
気に食わないけど。
まぁ、感謝してくれるなら。

感謝してもらって。
有難く。
お休みさせて頂いて。
のんびり。ゆっくり。
・・・ぐったり・・ってさぁ・・・

『The Faces Featuring Rod Stewart』'80年リリース。
ソロになったロッド・スチュワートの人気に便乗したのであろうフェイセズの編集アルバム。
恐らく当時の英国では、それこそお土産屋さんとかでも売られてたであろう廉価盤シリーズの1枚かなと。
ジャケットはテツ山内参加後のショットですが。収録されているのは総てロニー・レイン在籍時のナンバーです。
しかも。「Ooh La La」以外はめちゃくちゃ渋いというか地味な選曲で。「Stay With Me」も入ってません。
まぁ、この微妙な感じも。フェイセズらしいっちゃ、らしいんですけどね。どんな購買層を狙ってたんだか。謎です。
まぁ、自分なんかはフェイセズってバンド名を聞くだけで微笑んじゃうくらいに。それくらいに好きなので。
いいんですけどね。針落として。ゆったり、のんびり。時にあまりに緩い演奏に、仕方ねぇなぁなんて言いながら。
その緩さ、その揺れ方に合わせて。鼻歌なんか口ずさんで。自然と口元も綻んで。まぁ、いいかなぁとか。
独り語ちながら聴いてるだけで幸せなんですが。このアルバム、そんな自分みたいな層を対象にしてないよなぁ。
実に。その。存在意義の不確かさ。編集意図もあるんだか、ないんだか。まぁ、フェイセズだからいいか(笑)。
「Cindy Incidentally」に「Three Button Hand Me Down」に「Devotion」に「Had Me A Real Good Time」とか。
大好きなんですよね。抒情的な部分もありながら、まぁ、いいかと。陽気に千鳥足で、鼻歌でって。最高だなぁ。
どんなに疲れていても。思ったより積もっていても。ぐったりしてても。フェイセズ聴くと元気出てくるもんなぁ。
特に。「Maybe I'm Amazed」と「I Feel Good」この2曲のライヴ。これは馬鹿みたいに御機嫌なんだよなぁ。
それが解ってるからかなのかな。楽しい時は勿論、疲れてる時、自然と針を落とす機会が多くなるんですよねぇ。

今日はさ。
祝日で。
お休みで。
勤労感謝の日。
なんだよな。

一年に。
一日だけ。
なんてのが。
けちくさいけどさ。
まぁ、感謝してもらえるなら。

受けないわけにもいかないし。
有難く。
お休みさせて頂いて。
のんびり。ゆっくり。
・・・ぐったり・・ってさぁ・・・

あれあれ。
あらら。
思ったより。
疲れてるじゃん。
積もってたじゃん。

でも。
まぁ。
一日中。
のんびり。ゆっくり。
ぐったりもできて。

それで。
なべて。
事もなしで。
済んでるんだから。
まぁ、いいか。

我家に篭って。
美味しい鍋に。
美味い酒に。
御機嫌なレコード。
まぁ、いいか(笑)。



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2012/11/22 Thu *タフにいこうぜ / Nils Lofgren

20121122crytough


タフにいこうぜ。

なかなか。
纏まらなかったり。
進まなかったり。
すれ違ったり。
異なる方向へ流されたり。

タフな。
状況。
タフな。
状態。
であるならば。尚更に。

そう簡単に。
諦めなることなく。
投げ出すことなく。
バラバラになることもなく。
やってやろうじゃんと声にして。

タフにいこうぜ。

『Cry Tough』'76年リリース。
ニール・ヤングやブルース・スプリングスティーンの片腕として知られるニルス・ロフグレン。
そして。キース・リチャーズのフォロワーとしてもその名を知られるニルスです。
そんなニルス、自らが率いていたバンド、グリン解散後にソロとして活動を始めて。これが2枚目のアルバム。
まぁ、とかく。ニールやブルースとの関連で語らることも多く。キース・ファンにも知られてはいるものの。
ニルス自身のアルバムや、そのサウンドやギターって。それほど話題になることは無いんですが。
そりゃ、まあね。地味っちゃ地味ですからね。致し方ないところもあるし。本人も良しとしているのか。
でも。その実、小粋でセンスも良くて。なかなかに味のあるギター聴かせてくれるんですよねぇ。好きなんだなぁ。
ニルスって。器械体操の選手だったらしくて。ステージではバック宙するのが見せ場だったりもしたりしたらしく。
それ故か。なんとも。キレがいいんですよね。小気味がいいって言うのかな。渋くも軽やかなんですよね。
まぁ、その身のこなしの軽さが。ボスとかじゃなくてチンピラ止まりって感じになっちゃってる要因かもですが。
そのチンピラ加減(?)も好ましいんだよなぁ。肩で風切ってて、でも妙に人懐こい感じもあったりしてね。
それに。その重鎮になり過ぎない、人が良さそうで、憎めない感じ故に。主役は張れなくても。
渋い脇役として。恐らくミュージシャンズ・ミュージシャンとしては信頼感も高いと思われて。そのお蔭で。
'70年代から今まで。常に。なんだかんだで。第一線で活動しているわけですからね。なかなかにしぶといなと。
そのタフさもね。好きだし、見習いたいなと。足取りも、気持ちも軽やかに。でも、タフにいこうぜとね。

タフにいこうぜ。

なかなかね。
方向も人それぞれ。
受け止め方も人それぞれ。
異なる方向へ流れていきそうで。
纏まりきれなかったり。

タフな。
現況。
タフな。
事情。
であるならば。尚更に。

そう重大に。
受け止めるとも無く。
考えることも無く。
感じるところだけを信じて。
やれるんじゃないのと声にして。

タフにいこうぜ。

あれが。
駄目でも。
それが。
駄目でも。
これが。
ある。

足取り軽く。
気持ちも軽やかに。
ただ。思いだけは真摯に。
それだけ。

タフにいこうぜ。



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2012/11/21 Wed *毒を食らわば / David Lee Roth

20121121eatemandsmile


ワクワク。
ドキドキ。
いまも。
いつも。
そいつが無いとね。

大胆に。
突飛に。
思い切って。
意表をついて。
それくらいしないとね。

守ってばかりじゃ。
仕方がないし。
空振りするかもしれないけど。
一発狙っていかないと。
面白くないよね。

『Eat 'Em And Smile』'86年リリース。
ヴァン・ヘイレンを脱退したデヴィッド・リー・ロスの初のソロ・フル・アルバム。
いやぁ、意表を突かれるというか、度肝を抜かれるこのジャケット、もう、それだけでいいなぁ。
あまりの馬鹿馬鹿しさ。馬鹿らしさを通り越して笑っちゃう。それでこそダイアモンド・デイヴだからねぇ。
スティーヴ・ヴァイとかビリー・シーンなんてテクニシャン集めといて。これやっちゃうとこが好きなんですよねぇ。
超絶なテクニックが炸裂するサウンドをバックに。破天荒に暴れまくる。めちゃくちゃ楽しんでる。
やってるほうが、歌ってるほうが楽しんでなかったら、聴くほう、観てるほうだって楽しくないですもんね。
それってロックンロールの基本だしねぇ。どうせやるなら徹底的にやらないとね。面白くないですもんね。
人を食うならとことん食い尽くせ。毒を食らわば皿まで食っちまえってことです。何事も半端じゃ駄目なのです。
このアルバム・タイトルは古巣であるヴァン・ヘイレンのメンバーへの対抗意識丸出しのあてつけだったとも。
で、見事に。このアルバムを大ヒットさせて。ダイアモンド・デイヴは面目躍如と。千客万来、拍手喝采ですね。
このデイヴの破天荒さ、千両役者振り、ロックンロール馬鹿全開な感じがないヴァン・ヘイレンは駄目だったなぁ。
本当に。問答無用で。一も二もなく楽しくさせてくれる。こちらの期待を外さない、応えてくれる。
それをやれる、ここまでやれるってことは。当たり前のことですが。デイヴは実のところ、相当な切れ者で。
計算して、計算し尽くして。やってみせてるのだと思うのですが。それを感じさせない、忘れさせちゃう。
それくらいに。ワクワク、ドキドキさせられちゃうんですよね。その弾けっぷりの見事さに惚れ惚れするんですよね。

いまも。
いつも。
ワクワク。
ドキドキ。
しているか。

大胆に。
突飛に。
思い切って。
意表をつくようなことを。
してるか。仕掛けているか。

守りに入ってないか。
攻める心を忘れていないか。
空振りなんか恐れずに。
レフト・スタンドを、場外を。
狙っているか。

してないなら。
仕掛けてないなら。
狙ってないなら。
すればいい。
やればいい。
仕掛けよう。
狙おう。

大胆に。
突飛に。
思切りが過ぎても。
意表をついてでも。
人を食う様な話を。
ぶち上げてやろう。

毒を食らわわば皿までだ(笑)。



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2012/11/20 Tue *刃渡り / AC/DC

20121120therazordsedge


なんとか。
かんとか。
おっかなびっくり。
そでれも。
とにかく。

その先へ。
向こう側へ。
繋げようと。
渡ろうと。
思ってみる。

細い糸を。
手繰って。
放さぬ様に。
薄い氷の上に。
踏み出して。
割らぬ様に。

ギリギリ。
キリキリ。
ドキドキ。
ブルブル。
あぁ、もう。
面倒だ。
そんな時はいっその事・・・

『The Razors Edge』'90年リリース。
'80年代後半の低迷期を脱して高らかに復活を宣言することとなったAC/DCのアルバム。
永遠のロックンロール・バンド、偉大なる金太郎飴バンドのAC/DCにも迷いの時期があって。
LAメタルとかが隆盛を極めて。装飾過多に、甘くポップになってしまったハード・ロック界に対抗して。
シンプルなロックンロールで勝負を挑んだものの。初めてセルフ・プロデュースで挑んだ故か。
あまりにも原点回帰し過ぎて。削り過ぎて。荒々しさを通り越してしまって。粗っぽさだけが目立った感があって。
それがスケール感までも削いでしまったと。で、サントラ出したり、初期のプロデュース体制に戻したりして。
そんな対処療法を続けて。徐々に失ったものを取り戻して。そして'90年代突入と同時に勝負に出たと。
それが、当時の売れっ子プロデユーサーだったブルース・フェアバーンと敢えて組んだこのアルバムだったと。
覚悟いったんだろうなと。なんたってボン・ジョヴィをブレイクさせた立役者ですからね相手は。
そう考えると。このアルバム・タイトルにも。そんなギリギリの危険な賭けに出たAC/DCの思いが表れてるかな。
結果的には吉だった訳で。それこそ剃刀の如く鋭いサウンドになってますが、結構刃渡りだったかもなと。
そこは、AC/DCの覚悟に応えたフェアバーンの。ポップにぶれることなく、AC/DCの最大の魅力であるリフ。
それを最大限に生かす、際立たせる、聴かせることに。そのセンスを傾けてスケール感を復活させた手腕かな。
そして。それに乗って、それを飲み込んでより強大に増幅して前進するパワーに変えてしまったAC/DCです。
A面頭の「Thunderstruck」、もうこれを聴いただけで勝負あり。そのリフのキャッチーなこと。
そしてそれが実にロックンロールしてること。もうそれだけで。AC/DC大復活、刃渡りの成功が確信できます。
まさに。危ぶむことなかれ行けばわかるさ、ありがとう、否、馬鹿野郎ってことで(笑)。実に痛快であります。

なんとか。
かんとか。
そでれも。
とにかく。
行くしかないのなら。

その先へ。
向こう側へ。
繋げたいんだと。
渡りたいんだと。
その思いがあるのなら。

細い糸を。
手繰って。
放さぬ為に。
薄い氷の上に。
踏み出して。
割らぬ為に。

ギリギリ。
キリキリ。
ドキドキ。
ブルブル。
それは、それとして。
覚悟決めて。
そんな時はそこで一発・・・

気合いもろとも。
綱渡り・・・刃渡りを。
決めてしまうしか。
ないんだろうなと。
必要以上に危ぶまず。
一気に。渡りきってしまうしかね。

呼吸整えて。
さぁ。
刃の上を向こう側へ!



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2012/11/19 Mon *Strongest ? / RC サクセション

20121119strongest


最高か?
そいつは。
何とも言えないが。
より高みを目指してる。
それだけは。
そう言える。

そうでなきゃ。
その思いがなきゃ。
前を向いてもいない。
踏み出してもいない。
それだけは。
譲れはしない。

最高のもの。
提供できてるのか。
最高だと。
受け止められているか。
そんなこと。
誰にもわかりはしない。

それでも。
今日も。
咆えて。
踏み潰して。
進む。戦う。
その思いだけは失いはしない。

『最強』'85年リリース。
RCサクセションのキティ時代の音源から編集されたベスト・アルバム。
当時RCはロンドン・レコードを経てEMIに移籍してた筈で。何故今更キティから?って感じがありました。
(後に発売された同名、同ジャケットのCDとは曲数も、曲目も異なっています)
RCですからね。当時も大人気だったので。それに便乗したアルバムだったってのは間違いないかな。
これがRCのベスト・アルバムとして最強かと問われれば。否、そんなことはないでしょうって感じで。
そもそも。このアルバム・タイトルとジャケットもどうなのよってとこですけどね。清志郎やチャボはどう思ったか?
でもRCですからね。針を落として「トランジスタ・ラジオ」のイントロが聴こえてきたら、それでOKと(笑)。
「わかってもらえるさ」「ラプソディ」「たとえばこんなラブソング」と立て続けにかまされて。
「いい事ばかりはありゃしない」・・・「エンジェル」でグスングスンと。で、「雨あがりの夜空に」でしめられちゃうと。
うん、やっぱり、RC最高じゃん!最強じゃん!って思っちゃうんですけどね。RCだもんなぁ。そりゃなぁ。
勿論、どの時代のRCも、清志郎も、チャボも好きで。いつも共にある、共にいてくれてると感じるのですが。
個人的には出会って、最初に聴き狂っていた、このアルバムの収められたキティ時代に思いれが一番強いかな。
だから。やっぱり。多分に。今だからではあるけれど。改めてRC、大好きなんだよなぁって思わされるなぁ・・・
でもベスト・アルバムとしては最強・・・ではないかな。そもそも『Blue』から「よそ者」だけってのはどうなんだと。
「エンジェル」と共に「ブン・ブン・ブン」の収録も嬉しいけれど。『Rhapsody』は『Rhapsody』として聴きたいなとか。
色々言いたくなるのも。RCが大好きだからなんだですけどね。だってRCは最高、最強ですからね!

最強か?
そいつは。
何とも言えないが。
より強くありたいと思ってる。
それだけは。
そう言える。

そうでなきゃ。
その思いがなきゃ。
ここに立ってもいない。
ここで立ち向かってもいない。
それだけは。
譲れはしない。

最強の。
助太刀になれているのか。
最強の。
助っ人と思われているのか。
そんなこと。
誰にもわかりはしない。

それでも。
今日も。
咆哮一発。
噛み付いてでも。
進む。戦う。
その思いだけは失いはしない。

最高か?
最強か?
そんなこと。
誰にも、自分にもわかりはしない。
それでも。そうありたい。
その思いだけは失いはしない。
失ったりはしない。
失うわけにはいかないんだ!



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2012/11/18 Sun *日曜日のブルー / 憂歌団

20121118blues


まぁ。
こればかりは。
どうしようもない。
もう。
いつものことだから。

後は。
巧く。
飼い馴らして。
付き合っていくしか。
ないわな。

今日一日。
どれだけ。
美味しいものや。
素晴らしいものに。
出会ったところで。

そいつは。
やってくる。

『Blues (1973~1975)』'78年リリース。
レコード・デビュー前の憂歌団の録音を収録した編集アルバム。
A面がスタジオ録音、B面がライヴ録音となっています。なぜこの時期に世に出したかは不明ですが。
全曲、英語で歌われていて。ストレートなカヴァーながらも、既に憂歌団のブルースになってるのは流石だなと。
勿論、デビュー前の憂歌団がどの様な活動をしていたのか。遡って、どうしてブルースだったのかなど。
知る由も無いのですが(まぁ、あれこれ世に出てる活字を読めば、記録として知ることはできるでしょうが)。
ここに記録されている憂歌団のブルースを聴いていると。それこそ帯に書かれている煽り文句ではありませんが。
あのストーンズと同じ様に。そうしようもなくブルースに憑りつかれて。どこまでも情熱を注がざるを得ない・・・
そんな若き日の姿が思い浮かぶ様ではあります。若いたって。木村君の歌も、勘太郎さんのギターも。
もう既にあの歌、あのギターですけどね。もうこの時点で。ブルースから逃れることは出来なくなってたんだねと。
ロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、エルモア・ジェイムス、ジャズ・ジラム・・・
形とかではなく、魂のレベルでここまで近づけるものかと。黒人の歌うブルースと比較しても変わらないじゃんと。
それでいて。間違いなく日本人であることも感じさせてしまう。そう日本人にもブルースは歌えるんだと・・・
違うな、黒人だろうと日本人だろうと(そして白人であろうと)ブルースからは逃れられないんだという事実。
それを、その当たり前なんだけど、皆が見ないようにしている事実を、実にさらっと歌ってみせちゃうんだもんなぁ。
こいつは敵わんぜと。まぁ、でも。だからこそ憂歌団は信じれたし。覚悟決められて、力をくれたんだよな。
裏ジャケットの島田さんのおどけた表情がね、いま目にすると辛いなぁ。今更だけど、安らかにと。
そして。これからも。憂歌団を、そしてブルースを聴き続けようと。ブルースと付き合っていこうと。そう思うのです。

まぁ。
こればかりは。
いたしかたない。
そう。
いつまでも続くのだから。

要は。
巧く。
御機嫌でもとって。
付き合っていくしか。
ないわな。

今日一日。
どれだけ。
楽しい気分や。
温かい心に。
包まれたところで。

そいつは。
やってくる。

日曜日のブルー。
日曜日の夜の憂鬱。
日曜日毎のブルース。
その実は。
真剣に向き合いながら。
そうは見せずに。
さらっと受け流してしまえれば・・・
いいんだけどねぇ(苦笑)。



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2012/11/17 Sat *真夜中過ぎ、夜の白むまで / 泉谷しげる

20121117izumiyaallnightlive


真夜中過ぎ。
夜の白むまで。

その間が。
その時間が。
そのひと時ひと時が。
その瞬間が。
何よりも大好きだったりする。

真っ暗な。
闇の中で。
蠢き始めて。
白み始めるまで。
蠢動し、躍動する。

窓から差し込む。
薄い明かりに。
気が付いて。
大きく伸びをして。
夜明と共に眠りに落ちる・・・

『オールナイト・ライヴ』'80年リリース。
池袋にあった文芸坐で行われたオールナイト・ライヴで収録された泉谷しげるのライヴ・アルバム。
ワーナー・パイオニアに移籍して。加藤和彦のプロデュースで『'80のバラッド』、『都会のランナー』を発表。
いよいよロックへと進路をとり、ロック・シンガーへと変貌を遂げようとしていた泉谷です。ここからの泉谷こそが。
自分の知っている、自分の好きな泉谷なんですよね。それまではフォーク・シンガーのイメージしか無くて。
このアルバムを初めて聴いた時、針を落とした時はぶっ飛んだなぁ。うわぁ、正真正銘のロックじゃんって。
A面頭からいきなり「翼なき野郎ども」「デトロイト・ポーカー」の連発ですからね。一気に血が頭に昇っちゃって。
思わず一緒に歌い叫んでいたと。若かったなぁ(笑)。とにかく、その言葉が、叫びがグサグサ突き刺さって。
RCサクセションやシーナ&ロケッツを聴き始めた頃で。ショーケンも凄いけど、泉谷も凄いじゃんと。
この辺りから日本のロックってのを意識して追いかける様になったんですよね。真夜中によく聴いてたなぁ。
当時のバンドはBANANAって名前で。吉田建と正木五郎のリズム隊に、ギターには柴山和彦もいて。
また、このバンドが生み出すサウンドがいいんですよね。なんだかんだで。吉田建のベース好きなんだよなぁ。
当時は田舎のガキだったので。いつかは生で観たいよなぁと思いつつ。何度も針を落としていました。
そして。数年後。初めての泉谷のライヴがやはりオール・ナイトの(CHABOや憂歌団なんかとの)イベントで。
真夜中過ぎ、ちょっとうとうとしかけたところで泉谷登場!確か「眠れない夜」で始まって。グワァッとなって。
血が騒いで。自分の中の何かが蠢きだして。本当に夜の白むまで眠れなかったんだよなぁ・・・鮮烈だたなぁ。
だからかな。泉谷のライヴっていうと。どうしてもね。オールナイトとかじゃないとね、なんて思っちゃうんだよなぁ。

真夜中過ぎ。
夜の白むまで。

その間に。
その時間に。
そのひと時ひと時に。
その瞬間にこそ。
いつよりも興奮していたりする。

真っ暗な。
闇の中を。
走り始めて。
白み始めるまで。
疾走し、跳躍する。

窓から差し込む。
薄い明かりに。
気が付いて。
両膝に手をついて立ち止まり。
夜明と共に眠りに落ちる・・・

真夜中過ぎ。
夜の白むまで。

それこそが。
自分が。
自分でいられる。
唯一の時間。
そうなのかもしれない。
眠りたくない夜を。
眠れない夜を。
存分に生きることができる。

だからさ。
土曜の夜は。
特別なんだろうな。
そう。
やっぱりね。

真夜中過ぎ。
夜の白むまで。

ドキドキするよね!
ワクワクするよね!



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2012/11/16 Fri *幻影 / Red Warriors

20121116swingindaze


めくるめく。
回り。
踊り。
揺れて。
渦巻く。

巡りゆく。
昇り。
昂ぶり。
浮き上がり。
遠のく。

その時。
そこに。
あるものは。
そこで。
見えるものは。
聞こえるものは。
手を伸ばせば。
触れられそうなものは。

それは・・・

『Swingin' Daze』'89年リリース。
レッド・ウォリアーズの5枚目にしてラスト・アルバム。
何度か再結成してアルバムもリリースされてますが。まぁ、あれは別物ですね。
やっぱりレッド・ウォリアーズは、あの4人での、ここまでがレッド・ウォリアーズなんだよな。
確か、このアルバムのリリース前に解散が発表されて。愕然として。何でと思ってたら。
その理由が、シャケが活動の拠点を海外に移したいからだと。おいおい待てよと。
一気に上り詰めて。これからまだまだご機嫌なロックンロールを下らない世の中に広めて欲しかったのにと。
勿体ないなと、そして悔しいなと。そんな思いが強くて。強すぎて暫くは買うのを見送ったんですよね(苦笑)。
で、ほとぼりが冷めた頃に手に入れて。針を落としたら。これがまた。意外なんてもんじゃなくて。
それまでの。王道のバッド・ボーイズ・ロックンロールはなんだったんだと。それくらい異色に感じられて。
最後がこれかよと。最後にこれやっちゃうのかよと。「Wild Cherry」は「Casino Drive」はなんだったんだと。
愕然とさせられたんですけどね。でも、そうかと。このアルバムに濃厚なグラムやサイケの色合い、香り。
そうだよねと。そんなロックに魅せられてきたんだよねと。それに挑んでみたくなったんだよねと。
シャケやユカイとほぼ同年代(少しだけ年下)の身としては妙に共感できるものもあったんですよね。
そう。そんな黄金期のロックのめくるめく魅力の虜になった世代ですからね。やりたくなるよねと。
そして見事に。やってみせたと。シャケだけじゃなく、レッド・ウォリアーズの底力、意地を感じるアルバムです。
だけに。この続きを聴いてみたかったってのもあるんですけどね。この1枚だったから良かったのかな。
でも、いまのユカイを見るにつけ・・・幻影、幻聴だとしても。もう一度めくるめく思いを感じさせて欲しかったなと。

めくるめく。
回り続けている。
踊り続けている。
未だ揺れている。
未だ渦巻いている。

巡りゆく。
昇っている。
昂ぶっている。
浮き上がっている。
遠のいてしまう。

その時。
そこに。
あるものは。
そこで。
見えるものは。
聞こえるものは。
手を伸ばせば。
捕らえられそうなものは。

それは・・・

幻影。

その昔。
その時。
そこで。
その一部で。
あったとえいても。
今は。
もう。

幻影。

だとしても。
もう一度。
その渦の中で。
めくるめく。
その渦の中で。
巡りゆく。
その姿を思う。

幻影。

そのままで。
終わらせたくはない。
終わらせてはならない。



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2012/11/15 Thu *感冒 / The Street Sliders

20121115badinfluence


さり気なく。
気配も。
足音も。
感じさせずに。
忍び寄り。

あれ。
なんか。
ちょっと。
変かな。
などと思ってるうちに。

もう。
感染していて。
あっという間に。
症状が表れて。
もう止まらない。

流感。
感冒。
こいつは。
ちょいと。なかり。
やっかいだよねと。

『Bad Influence』'87年リリース。
ストリート・スライダーズの7枚目となるアルバム。
前作が武道館でのライヴ・アルバム、『The Live Heaven And Hell』で。一区切りつけた感があって。
このアルバムから。スライダーズの第二期が始まるのかなと。そんな期待を抱いて待っていたアルバム。
実際に初めての海外、ロンドンでの録音だったことあらも。スライダーズにもそんな意識はあったのかなと。
で、このアルバム。確かにそれまでのアルバムと印象が変わっていて。うん?これがスライダーズかなと。
意外な感じを受けたのを覚えています。もろ、ストーンズ直系って感じだったのが。勿論、根底は同じだけど。
その表現の幅が広がったというか、多彩な顔を見せる様になったというか。それに意表を突かれたのかな。
スライダーズだから、進化じゃなくて深化するんだろうなと勝手に思い込んでいたところもあって。
あれっ、そっちに行っちゃうんだ、みたいな。その進み方、広がり方に最初は馴染めなくて。ちょっと軽いかなとも。
そう。だから第一印象はあまりよくなくて。当時はそれほど聴き込んだりはしてなかったんですよねぇ。
でも。基本的には好きなので。時々は聴いていて。だんだんと聴く頻度も高くなってきて。気づくと針を落としてて。
結果、その進化したサウンドに感染してたと。まぁ、もともとその根源にあるものは同じだしなって、ことで。
特にA面の頭からの3曲とか、B面の終わり2曲とか。結構ハマって。今でも好きかな。うん。そうですね。
オリコンでTOP3入りしたのには。今までそこまで売れて無かったのに。何故、今更このアルバム?でしたが。
その勢いに乗ってツアーに出るはずがZUZUがバイクで事故って。暫く活動休止になったんだよなぁ・・・
あと、「Easy Action」が同じ事務所だった、大友康平に宛てて歌ったったんだって話もありましたね。
まぁ、HARRYに言われなくても。当時から薄っぺらで胡散臭い奴だなってのは十分感じていましたが(苦笑)。

さり気なく。
気配も。
足音も。
控えめにして。
忍び寄ろう。

あれ。
なんか。
ちょっと。
影響受けてるかな。
などと思わせる程度に見せて。

もう。
感染させてしまおう。
あっという間に。
体の芯まで侵食して。
もう戻れない。

流感。
感冒。
こいつは。
ちょいと。なかり。
やっかいだよねと。

でも。
感染しちゃったんだから。
仕方がない。
それに乗っちゃおう。
それに押されちゃおう。
そう。
思わせられれば。
それで。
動かせられれば。

喜んで。
ウイルスにでもなってやろう(笑)。



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2012/11/14 Wed *彷徨える魂 / Lowell Fulson

20121114tramp


方々へ。
放浪して。
彷徨い続けて。
何処へ。
何処で。

方々で。
放浪して。
彷徨い流離い。
何処へでも。
何処にも。

この身の。
この魂の。
落ち着く先が。
ないものかと。
探してはいるけれど。

『Tramp』'67年リリース。
タイトル通りに放浪者(Tramp)に扮した姿もユーモラスな、ローウェル・フルスンのアルバム。
'40年代からヒット曲も放ち人気を博したフルスン、あのB.B.キングも憧れていたんだとか。
「Everyday I Have The Blues」も元々はフルスンのヒット曲だったんですよね。
'50年代はチェスに長らく在籍するも。以前ほどのヒット曲を放つことは無かったフルスンですが。
'60年代も半ばにケントに移籍すると。その泥臭くもモダンな持ち味を再び如何なく発揮して。
アルバム・タイトルにもなった「Tramp」が大ヒットとなって、見事に復活したと。
この「Tramp」直後にオーティス・レディングとカーラ・トーマスがカヴァーして、これまたヒットしてます。
元祖ファンク・ブルースとも呼ばれる「Tramp」、これが実にカッコよく、そしてファンキーなんですよね。
不思議なんですけどね。だって基本的に泥臭さが持ち味なんですよねフルスンって。
歌もギターも決して華麗とか流麗とかではないんですよね。でも、時代に対する嗅覚の鋭さもあると。
結局、その鋭さが身の軽さに繋がっていて。泥臭さが飄々とした心持として表れてるのかなと。
で、その持ち味とか嗅覚を。そのままストレートに出したらファンキーになっちゃったと。
そのナチュラルさもまたいいんだよなぁ。まぁ、キャラなのかも知れませんが・・・否、ナチュラルかな。
ナチュラルに、赴くままに。彷徨い、流離い。まさしく放浪者の如く流れ、流れて生まれたブルースかなと。
で、流れる内にあちこちにぶつかっても。ゴツゴツとした無骨さはそのまま、丸くなってないのもブルースだなと。

方々へ。
放浪して。
彷徨い続けて。
此処へ。
此処で。

方々で。
放浪して。
彷徨い流離い。
此処へと。
此処までで。

この身が。
この魂が。
落ち着く先では。
ないのかと。
思ってはいるけれど。

何処でも。
此処でも。
落ち着かない。
否。
そもそも。
落ち着くことが。
落ち着かない。

落ち着ける。
魂を。
羨ましいと。
思う時も。
その瞬間も。
あるけれど。
それは。
我が身には。
腑に落ちない。
馴染めない。

彷徨える魂。

それこそが存在証明。



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2012/11/13 Tue *いきそうで・・・ / Otis Rush

20121113tops


見えません?
解りません?
だって。ほら。
ねぇ。そこに。
ぶら下がってますよね。

見えてるでしょ。
解ってるでしょ。
だって。ほら。
ねぇ。そこで。
振られてますよね。

だったら。
ほら。もう。
見えてるって。
解ってるって。
言っちゃっていいんですよ。

言っちゃって。
後は。もう。
そこへ。
そこまで。
一気に・・・ねぇ・・・

『Tops』'89年リリース。
'85年のサンフランシスコ・ブルース・フェスティヴァルで収録されたオーティス・ラッシュのライヴ・アルバム。
'80年代に入り活動休止状態となり。レコーディングの機会も無く、ライヴを行うことも無くなっていたとか。
そんなラッシュが一念発起して、再起をかけたのがこのライヴだったんだとか。当然気合も入っていた筈で。
しかも、その気合が空回りすることも無く。そのヴォーカルもギターも。実に自然と、伸び伸びと。いい感じです。
元来の繊細で、完璧主義的な性格と。デヴュー以来のレコーディングにおける不運やトラブルとかも重なって。
とかく、その不安定さがライヴに、演奏に表れがちなラッシュ。いい時はいいんだけど、悪い時はねぇと。
まぁ、その落差の激しさが愛おしくもあるんですけどね。当たった時の凄さを知ってしまうとハマってしまうと言う。
10年程に病に倒れて。今はステージに立つことも無いラッシュですが。一時は頻繁に来日していて。
自分も何度か足を運びましたが。確かにね、延々とソロを弾き続けるだけで決められなくて悲痛な時もあって。
辛いなぁと思わされることも何回かあったんですが。当たった時には、それはもう壮絶な素晴らしさに圧倒されて。
その様が、何とも人間臭く、如何に真摯にブルースと向き合っているかの証である気もして。堪らないのかな。
さて、このアルバム。前述の様に。自然で伸び伸びと。ヴォーカルにもギターにも煌くものが感じられて。
特にギターは最初の一音、そのトーン。最初のソロ、そのフレーズ。それだけであぁ、ラッシュだなと感じられて。
いいんんですよねぇ。御機嫌なんですよねぇ。でもねぇ・・・どうにも、こう、その実、もどかしさもあったりもして。
否、本当にン爆発した時の、一気にいっちゃった時のラッシュはこんなもんじゃないと。それを知ってるだけにね。
多分に幻想も入り込んでるかも知れませんが。いきそうで、なかなかいけない、そんな感じもあるんですよね。
好調時のラッシュですから。楽勝で平均点超えてて、並じゃないけど。それ以上を求めちゃうんだよなぁ・・・

見えてますよね?
解ってますよね?
だったら。ほら。
ねぇ。そこで。
踏み出さない理由がありませんよね。

見えてるんだから。
解ってるんだから。
だったら。ほら。
ねぇ。そこまでで。
止めてしまう理由なんてありませんよね。

だって。
ほら。もう。
見えてるんだから。
解ってるんだから。
言っちゃっていいんですよ。
いっちゃっていいんですよ。

言っちゃって。
後は。もう。
そこへ。
そこまで。
一気に・・・ねぇ・・・

いっちゃわないと。
昇りつめちゃわないと。
この機を逃したら。
次があるかどうか。
それこそ解らないんだから。

なのに。なんで。
一気に・・・ねぇ・・・
いきそうで・・・いかないんだよなぁ。
いきそうで・・・いけないんだよなぁ。
あぁ、もどかしい(苦笑)。



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2012/11/12 Mon *気をつけろ / Hound Dog Taylor & The House Rockers

20121112bewareofthedog


気をつけろ。

その。
背後に。
後ろから。
見え隠れしながら。
ついてきてるぞ。

こちらが。
立ち止まれば。
立ち止まり。
歩き出せば。
歩き出す。

振り返っても。
決して姿は見えない。
ただ。
その気配だけが
漂っている。

気をつけろ。

『Beware Of The Dog』'76年リリース。
'74年に録音されながら。その発売の前年に、その主役は肺癌で亡くなってしまって。
曰くつきとなってしまったハウンド・ドッグ・テイラー&ザ・ハウス・ロッカーズのライヴ・アルバム。
このアルバムも含めてテイラーはその活動中に僅か3枚のアルバムしか制作してないんですよね。
この恐るべき、そして何とも愛すべきブルース・マンの軌跡としてはあまりに寂しい気がしますが。
(死後に、未発表音源やら、ちょっと怪しげなライヴ・アルバムとかがリリースされてますが)
そんな感傷的な気分など。針を落とした瞬間にぶっ飛んでしまいます。なんなんだ、これはと。
スタジオ録音の1stアルバムも相当など迫力でしたが。それを軽く凌駕する問答無用の本物のブルース。
その1stアルバムも普段クラヴでやってるライヴそのものを再現しようとかなり奮闘したようですが。
やはり本物には敵わないってことですかね。迫力だけでなく、そのノリ、緊張感、総てが別格となってます。
でもって、なんともはや。妖しく、開放的にエロティックで。ブルースはこうでなきゃねってところです。
「Dust My Broom」も含めてエルモア・ジェイムズのナンバーを2曲やってますが、そのスライドの強烈なこと。
実際のライヴではより多くのエルモアのナンバーをやっていたとか。どんなもんだいと弾きまくってたんだろうな。
そのエゲツないまでの迫力に。あぁ、もうこの“猟犬”からはどうしたって逃れられないんだなと覚悟を決めて。
その猥雑なまでのエネルギーを全身に浴びて。一緒になってデヘデのデロデロで楽しむしかないのです。
そしてアルバムの最後、テイラーにしては珍しいスロー・ブルース。その咽び泣く様に憑りつかれてしまうのです。

気をつけろ。

その。
背後で。
隙あれば。
憑りついてやろうと。
狙っているぞ。

こちらが。
威嚇すれば。
卑屈な振りをして。
弱みを見せれば。
とたんにつけ入ろうとする。

目を凝らしても。
決して姿は見えない。
ただ。
その影だけが
蠢いている。

気をつけろ。

些細なことが。
気に障る。
小さなことも。
気になってしまう。
そんな月曜日は。
地獄の猟犬が。
ブルースが。
狙ってる。

まぁ。
いっそ。
憑りつかれて。
猥雑に。
エネルギッシュに。
エロティックにと。
それくらい。
エゲツなくなれれば。
そこまで腹が据わってしまえば。
そこまで腰が動いてしまえば。
それはそれでいいけれど。

気をつけろ。



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2012/11/11 Sun *地上より永遠に / The Clash

20121111fromheretoetrnity


この日。
この一日。
この日曜日。
この日。
この一日。

ゆっくり目覚めて。
鉢植えに水をやって。
お気に入りのレコードに針を落として。
相方と待ち合わせて。
気になってた店でランチ。

ゆったりと。
穏やかに。
時が流れていく。
ねぇ。
こんな日が、一日が、日曜日が。

ずっと。続かないものかと。

『From Here To Eternity』'99年リリース。
解散後に編集されたクラッシュの2枚組ライヴ・アルバム。
そのライヴには定評がありながら。一回一回のライヴはその場限りのもので。
その記録になど意味は無いし、そのテンションを正しく捉えられるものでもないとのことで。
活動中には決してライヴ・アルバムのリリースには同意しなかったと言うクラッシュです。
選曲や編集にはジョー・ストラマーもミック・ジョーンズも関わっていたとの事ですので。
何らかの意思がそこに、解散後十数年を経ての唯一のライヴ・アルバムにはあったんでしょうね。
(ジョーの死後に、『Live at Shea Stadium』が発掘、リリースされましたが)
'78年から'82年までの音源を。ほぼ年代順に代表曲を網羅した選曲、編集となっています。
自分にとってのクラッシュ、リアル・タイムで真剣に向き合っていたクラッシュは『London Calling』までなので。
どうしても。その時代までの音源、ナンバーで血が騒ぐ、テンションが上がってしまう傾向はあるのですが。
A面からD面まで。サウンド的には殆ど違和感が無いのはエンジニアの腕の見せ所ってところでしょうか。
興奮しつつも、確かに纏まり過ぎで破綻が無いよなと感じますが。それは、まぁ、商品ですからね。
そして、商品なのに。それでも。これだけカッコ良いんだから、実際のライヴはね、どれほどだったかと。
生で体験したかったと。詮無い妄想に苛まれるので。確かにその意味でライヴ・アルバムは必要なかったかな。
でも、存在することで。こうしていま追体験ながら聴けるんですからね。やっぱり、うん、必要だったんですよ。
しかし、本当に。パンク云々抜きにして。ロックンロール・バンドとして最高にカッコ良かったんだなクラッシュは。
トッパー・ヒードンが解雇されず、ミックも辞めて無かったら・・・否、それは言わないことにしよう。
ジョー、ミック、ポール・シムノン、トッパーの4人が集った閃光の様な奇跡、軌跡だけを永遠に留めておこう。

この日。
この一日。
この日曜日。
この日。
この一日。

久し振りの街で。
変わらぬ人達と触れ合って。
変わらぬもののある幸せを感じて。
少し足を延ばしてみたら。
探してた一枚と巡り会えて。

雨の中でも。
温かな。
時が流れていく。
ねぇ。
こんな日が、一日が、日曜日が。

ずっと。続かないものかと。

地上より永遠に(From Here To Eternity)などと。
思わず願ってみて。呟いてみて。
でもねと。苦笑い。
この日は。
この一日は。
今日だけだから。
その場限りだから。
意味がある、意義がある、いいんだよなと。
でも・・・

地上より永遠に。

あぁ。
月曜日なんかこなけりゃいいのにね!



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2012/11/10 Sat *羽織って、巻いて / Eric Burdon And The Animals

20121110animalsgreatesthits


暦の上でも。
冬になったし。
実際も。
秋はどこに行ったの。
てな感じで寒くなって。

いつの間にか。
木々も色づいてるし。
日差しが翳ると。
途端に風がさ。
とても冷たく感じられたり。

なんだか。
引き締まる感じもあって。
嫌いでもないけれど。
冷たいは冷たいし。
ちゃんと羽織って、巻いて。

お出かけしましょう。

『The Greatest Hits Of Eric Burdon And The Animals』'69年リリース。
ブリティッシュ・ビート勢の一翼を担っていたアニマルズ。一旦解散した後に。
エリック・バードンは米国へと渡って。サンフランシスコを拠点に新たにメンバーを集めて。
エリック・バードン・アンド・アニマルズとして再始動。その所謂ニュー・アニマルズのベスト・アルバム。
しばしば“黒すぎる”とも形容されるバードンの歌声の熱さ、迫力はそのままに。
そのサウンドは。如何にも当時の西海岸らしいサイケデリックでアシッドな感覚も漂う様になっていて。
バードンが率いてる、バードンが歌っている。その一点において、その魂は引き継がれていますが。
バンドとしてはやっぱり、別物として考えたほうがいいかも。勿論、英国時代のバードンも最高でしたが。
(ブライアン・ジョーンズをして英国で最高のヴォーカリストと言わしめたバードンですからね)
海を渡って。新しい世界に飛び込んだ後のバードンの歌声も、やはり魅力的に響いてきます。
英国時代のイメージから、ブルースやR&B信者のイメージも強く。実際に信奉もしていたでしょうが。
それだけに止まらず。新しい世界、その波に乗って、そればかりか先頭を走ろうとすらしてしまう。
その旺盛な好奇心、考えるより先に行動してしまう様なところ。やっぱり野生な、アニマルなバードンです。
なんたって。「Monterey」なんて自作のモンタレー・ポップ賛歌ですからね。夢、みてたんだろうなぁ。
なんか。その愚直で無邪気にも思えるところが好きなんですよね。「Sky Pilot」なんて清志郎も聴いてたのかな。
ジャケットのバードン、しっかり着込んで暖かそうですが。このアルバム、冬にリリースされたんですかね?

暦の上でも。
冬になったし。
今年は。
秋は無かったんだよね。
てな感じで寒くなって。

いつの間にか。
木の葉も舞ってるし。
陽が暮れると。
途端に空気がさ。
とても冷えて感じられたり。

なんだか。
清新な感じもあって。
嫌いでもないけれど。
冷えてるのは冷えてるし。
ちゃんと羽織って、巻いて。

家路を急ぎましょう。

革の上着に。
綿のスカーフ。
羽織って。
巻いて。
しっかりとね。

その。
匂い。手触り。
好きなんですよね。
だから。今日も。
羽織って、巻いて。



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2012/11/09 Fri この谷の底から / Jimi Hendrix

20121109valleysofneptune


この。
擂鉢の様な。
谷底の様な。
街で。
過ごした日々。

それが。
日常ではなくなって。
十年程。
今でも時には。
立ち寄っているけれど。

少しだけ。
また。関係も深まりそうで。
どうしても。
良くも悪くも。
底のほうから蘇ってくるものもある。

『Valleys Of Neptune』'10年リリース。
その生前にはベスト・アルバムも含めて僅か5枚のアルバムしか制作していないジミ・ヘンドリックス。
その死の直後から雨後の竹の子の様に粗製濫造された。玉石混合、一体何枚アルバムがあるんだかたと。
'95年にその音源の権利が遺族を中心としたエクスペリエンス・ヘンドリックスに正式に移管されて。
それ以降はやっと落ち着いて。厳選された“玉”だけ、例えばこんなアルバムだけがリリースされる様になって。
遺族ならではの愛情のこもった発掘と編集に感謝するとともに。一体どれだけのものが未だ眠っているのかと。
その僅かな活動期間(実質的には'67年~'70年)の間にどれだけの創作意欲が溢れ続けていたのかと。
改めて。ジミの。そのワン&オンリーな存在の凄さを思い知らされ続けてきたのですが・・・
死後40年、配給先の変更を契機に新たに世に問われたこの2枚組のアルバムで、またしてもその可能性に。
もう決してそのジミ自身の意思による完成形を耳にすることはできない可能性の、断片の数々に。
その断片とも思われぬ輝き、煌めきに圧倒されてしまうのです。それこそ深い谷底、海溝から次から次へとね。
お姉ちゃん達と“ナニ”してる時以外は。常に音楽の事しか頭の中に無かったらしいジミです。
その沸き合上がってくるものを。多忙なスケジュールの合間を縫うようにして入ってスタジオで繰り出していたと。
大半が'69年2月のロイヤル・アルバート・ホールでのライヴのリハーサルや、同時期のレコーディングからで。
ライヴに向けて気合は入ってるし、方向性の違いによるノエル・レディングとの間の緊張感も作用しているのか。
その完成度には既に目を見張るものがあって。これがね、ジミの手によって完成されていたら・・・それは、まぁ。
そして。音楽の可能性、素晴らしさを見失いかけた時。ジミを聴くと、いつもちゃんと引き戻してくれるんですよね。

この。
擂鉢の様な。
谷底の様な。
街で。
過ごした日々。

それを。
自ら断ちきって。
十年程。
それからも。時には。
立ち寄ってはきたけれど。

思わぬことで。
また。関係が築かれていく様で。
どうしても。
良くも悪くも。
底のほうから浮かび上がってくるものもある。

思った以上に。
深かった。
この谷底から。
濃かった。
その日々から。
蘇り、浮かび上がり。
そんな諸々を。
足を止めて感じてみる。

そこには。
意識の外に追いやっても。
意識の底に眠っていた。
そんなものが今もあるところ。
そこは。
追いやることも。忘れることも。
出来ない。する気もない。
原点に引き戻してくれるところ。

この谷の底から。

自分は。
歩み始めて。
走り始めて。
飛び出して。
今も、転がり続けているんだな。



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2012/11/08 Thu *揺らぎ / Led Zeppelin

20121108foursymbolesukoriginal


揺らいでる。
またしても。
未だに。
そして。恐らく。
これからも。

この。
揺らぎが。
無くなる時が。
そんな日が。
来ることなど。

やはり。
想像は出来なくて。
そのことに。
絶望しかけたりも。
したけれど。

この。
ここにある。
揺らぎ。

『Led Zeppelin Ⅳ』'71年リリース。
『Four Symbols』の通称でも知られるレッド・ツェッペリンの4thアルバム。
(尤も。ジャケットにはタイトルもバンド名も無く。レーベルにも4つのマークとバンド名のみ記載されています)
レッド・ツェッペリンのアルバムの中でどれが一番好きかと訊かれれば。実はこのアルバムでは無かったりして。
それでも。その最高傑作はと言われれば。やはり、このアルバムと答えるかなぁ。やっぱりね。
前作である『Led Zeppelin Ⅲ』で見せた幅広い音楽性が一部で受け入られず。憤慨したメンバー達が。
ならば。ぐうの音も出ない程に。その音楽性の広がっていく様、高み昇っていく様を聴かせてやろうじゃないかと。
そんな気概、気迫と共に制作に臨んだのがこのアルバムかなと。そしてその目論見は見事に達成されていると。
この後も、更に前進し続けた(試みた)レッド・ツェッペリンですが。その一つの完成形はここに描かれていると。
有無をも言わせずに。聴く者にそう感じさせるだけの説得力が、圧倒的な存在感がここにはあるのです。
「Rock And Roll」で痛快なまでにロックンロールの醍醐味を感じさせ。「Misty Mountain Hop」とか。
「When The Levee Breaks」では、そのへヴィさで。ハード・ロックの重み、凄みを嫌と言うほどに見せつけて。
サンディ・デニーをゲストに迎えた「The Battle Of Evermore」では悠久の時の流れを詩情的に描いて。
そして。それらの集大成として。ロック史上に残る、一つの到達点「Stairway To Heaven」へと昇華させたと。
う~ん、やっぱりですね。このアルバムにおけるレッド・ツェッペリンの存在感、その強固さは素晴らしいなと。
まさに「Stairway To Heaven」の最後の一説、To Be A Rock And Not To Rollなんだよなと。凄いよなと。
感服しつつも。その後も様々な取り組みを見せ、様々な思いを感じさせ。謂わば揺らぎ続けたその姿もね、また。
レッド・ツェッペリンなんだよなと。その揺らぎが好きだった、その揺らぎ故に信用してたってのもあるんですよね。

揺らいでる。
未だに。
またしても。
そして。恐らく。
これから先も続いていく。

この。
揺らぎが。
止まる時が。
そんな日が。
来ることなど。

それは。
夢想さえ出来なくて。
そのことに。
深淵を見たりも。
したけれど。

この。
ここにある。
揺らぎ。

この。
揺らぎを。
感じるが故に。
この。
揺らぎから。
逃れられないが故に。
そこに。
確かに。
自分と言う存在を感じる。

この。
ここにある。
揺らぎ。

それが。
実は。
自分が自分である。
唯一の。
確かな証だったりもする。

揺らぎ。



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2012/11/07 Wed *たとえ火の中、水の中 / Free

20121107fireandwaterukorijinal


その。
日によって。
その。
時によって。
その。
瞬間によって。

上がったり。
下がったり。
燃えてみたり。
醒めてみたり。
急いてみたり。
緩めてみたり。

まったく。
落ち着かない。
忙しい。
安定して。
安穏とと。
思ってはみるのだが。

『Fire And Water』'70年リリース。
畢生の傑作にして、ロック史上に残る名盤として語られることの多いフリーの3rdアルバム。
フリー・・・その名前を口にするだけで。気持ちが昂ぶり、でも不思議と安らかにもなったりして。
おそらくその響きだけで、そのサウンドが、その正統的なブリティッシュ・ロックが聴こえてくる気がするからかな。
そして。実際にレコードに針を落として、そのサウンドに包まれることは、とても幸福な時間なのですが。
その中でもこのアルバムはやはり格別かなと。このアルバムこそがフリーの頂点だったことは確かだなと。
勿論、大名曲にして大ヒット曲である「Alright Now」の存在がこのアルバムを特別なものにしているのですが。
それ以外のナンバーは意外にも地味な印象を与えるものが多くて。でも聴きこむうちに惹きこまれてしまうと。
決して音数は多くなく。隙間だらけのなのに。その寡黙さが、その実は多くのことを物語っているかの様で。
ポール・コゾフの咽び泣くギターに、アンディ・フレイザーの弾むが如くにうねるベースが絡みついて。
サイモン・カークのコクもあればキレもあるドラムスがしっかりとボトムを支えていて。その濃密なサウンドを背に。
ポール・ロジャースが一曲入魂でブルージーにソウルフルに、そしてドラマチックに歌い上げていると言う。
そう。実はこれほどに。一曲、一曲、一音、一音、一瞬、一瞬の濃度が濃く、密度が高いアルバムも無いかなと。
それだけに。昂るのですが。聴き込むうちに安らぎをも感じる様になるのです。それでこそのフリーです。
これだけのアルバム、世界を。20歳そこそこで創ってしまったら。そりゃ、燃え尽きてしまっても仕方ないかと。
でもね。これだけのことをやってのけたんだから、そこまで辿り着くにはそれなりのなんやかやもあった筈で。
であれば。何が起きても。たとえ火の中、水の中と。腹を括ることも出来たんじゃないかなと。そうすればですね。
末路も異なってたかと。まぁ、そうするには、そうなるには。結局、若すぎたってことになってしまうのかな・・・

その。
日によって。
その。
時によって。
その。
瞬間によって。

興奮したり。
冷静だったり。
押し寄せてきたり。
引いていってしまったり。
駆け出したり。
立ち止まっていたり。

まったく。
落ち着かない。
なだらかにならない。
平均して。
均一にと。
思ってはみるのだが。

でも。
その一方で。

その。
日によって。
その。
時によって。
その。
瞬間によって。

刻々と。
変わることを。
動くことを。
見ていられる。
受け止めていられる。
少しは。
楽しんでもいられる。
それはそれでいいかなとも。
感じてる。

なんやかや。
色々と。
過ごしてきた後では。
もうね。
何があっても。おきても。
どうなっても。
たとえ火の中、水の中。
何も厭わない。
何とでもなると。

少しは。
腹も括れてきたかなと。
亀の甲より。
年の功・・・
それだけ歳を重ねたってことでもあるけれど(苦笑)。



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2012/11/06 Tue *上がっちゃう / Frankie Miller

20121106highlife_2


そう。
ほら。
もう。
朝から。
違うよね。

気持ちも。
足取りも。
昨日までの。
数日間とは。
違うよね。

だって。
今日からは。
また。
二人だから。
いつもに戻るから。

そう。
ほら。
もう。
朝から。
上がっちゃう。

『High Life』'74年リリース。
スコットランド出身にして、英国ブルー・アイド・ソウル御三家の一人フランキー・ミラーの2ndアルバム。
(御三家の残り2人はロバート・パーマーとジェス・ローデンとする説がもっとも有力なんだとか)
ミラーもまた、その実力に比して商業的な成功には恵まれず、知る人ぞ知る存在に止まってしまった感があって。
その歌声の魅力に惹かれた者としては、忸怩たるものがあります。ロッド・スチュワートにも負けてないぞと。
思わず声を大にして言いたくなってしまったりしますが。まぁ、運やタイミングってのがありますからね。何事も。
さて、やはり米国南部に憧憬を抱いていたミラー。このアルバムは大西洋を渡ってジョージアで録音されていて。
アラン・トゥーサンをプロデューサーに迎えて。トゥーサンは鍵盤やコンガで演奏にも参加しています。
水が合って、手も合ったか。米国南部の匂い溢れるサウンドの中で実に生き生きと歌うミラーがいます。
憧れの地で、憧れる人の力を得ての録音。さぞかし力も入ったんでしょうが。それ以上に嬉しかったんだろうなと。
テンション上がっちゃって。やや舞い上がり気味ながらも。その喜び爆発的な歌声に思わず微笑んでしまいます。
伸びやかでソウルフルで。そしてやはりどこかで、どうしても滲み出る詩情、溢れだす抒情が堪らないミラーです。
「Play Something Sweet (Brickyard Blues)」とか、「With Your Mind」とか。その素晴らしさに胸、震えます。
その熱さに、聴いてる者のテンションも一緒に上がっちゃうってもんです。「With Your Mind」なんて泣けるよなぁ。
それにしても。このジャケットがねぇ、台無しだよなぁ。ミラー・ビールとかけた洒落のつもりなんでしょうが。
この辺りのレコード会社の勘違い、駄目さ加減がね。ミラーの足を引っ張り続けたんだよなぁ、まったく、もう・・・

そう。
ほら。
もう。
全然さ。
違うよね。

気持ちも。
足取りも。
昨日までは。
気にしない様にしてたけど。
違うよね。

だって。
今日からの。
また。
二人なのが。
当たり前なんだから。

でも。
ほら。
もう。
嬉しくて。
上がっちゃう。

たかが。
数日。
離れてただけ。
されど。
数日。
当たり前じゃなかったんだから。
その。
当たり前が。
嬉しくて。
上がっちゃう。

二人なのが。
一緒にいられるのが。
嬉しくて。
心や思いは。
離れていても一緒だよって。
それはそうだけど。
やっぱり。
一緒だと。
気持ちが。テンションが。
上がっちゃう(笑)。



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2012/11/05 Mon *被り続ける / The Jess Roden Band

20121105keepyourhaton

いつでも。
どこでも。
誰と対しても。
頑なに。
閉じこもって。

変わらない。
いや。
変えようとも。
思わない。
その必要性に気付けない。

いつでも。
どこでも。
誰に対しても。
疑いも無く。
自分が正しいと思ってる。

未だ。
被り続けますか?

『Keep Your Hat On』'76年リリース。
英国を代表するブルー・アイド・ソウル・シンガーの一人、ジェス・ローデン。
ジェス・ローデン・バンド名義での1stにして、実質的には2枚目のソロ・アルバム。
その実力に比してあまりにも知名度の低いローデンです。このアルバムも恐らくは未CD化のままかと。
確か1stソロ・アルバムがニューオーリンズ録音だった筈で。米国南部に深く憧れ接近しつつも。
英国人ヴォーカリストならではの抒情に溢れ、そしてその程よく抑制された歌声が何とも魅力的です。
ソウルフルで、ダンサブルで、スワンピーで。でもどうしようもなくブリティッシュ・ロックなんですよね。
二管を含んだバンドも。著名なメンバーはいなにのですが。その演奏は実に確かなもので。
そのサウンドに、ローデンのヴォーカルが絡みつく様が、特に歌いだしの瞬間がスリリングで。
そして歌い進めるにつれて、深く味わいを増していくんですよね。そこが何とも、実に魅力的だったりします。
商業的に成功を収められなかったのは。本当に、恐らくはタイミングとか運の問題だけだったんだろうなと。
ロッド・スチュワートや、ポール・ロジャース、ロバート・パーマーと比しても一歩も引けを取らないローデンです。
いまひとつ欲が無かったとかなのかなぁ。でも聴かれないのは勿体ないなぁ。アナログ盤探してみて下さい(笑)。
「You Can Leave Your Hat On」「In A Circle」「Send It To You」とか。痺れます、沁みてきます。
イーグルスの「Desperado」のカヴァーなんかも。本家とは異なる味わいの深さがあって見事なものです。
こんな風に歌えたらなぁ、伝えられたらなぁと。思わず脱帽してしまうのです。ブリティッシュ・ロックの底力だな。

いままでも。
どこまでも。
誰と対しても。
頑なだったんでしょうね。
閉じこもったままだったんでしょうね。

変わらなかった。
いや。
変えよなんて。
思いもしなかった。
必要性なんか感じもしなかった。

いままでも。
どこまでも。
誰に対しても。
疑いも無く。
自分が正しいと信じ込んでる。

未だ。
被り続けますか?
これからも。
被り続けますか?
でも。
それじゃぁ。
その程度じゃぁ。
頑なだけじゃ。
脱帽しない相手も。
いるんですけどねぇ。

そっちが。
被り続けるなら。
こっちも。
脱いだ振りして。
被り続けるしかないんだな。

そう。
簡単に。
脱帽できるかって。
まぁ。
同じ穴の何とかかもだけど(笑)。



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2012/11/04 Sun *特別・・・だよね / The Rolling Stones

20121104philadelphiaspecialtwo_2


そう。
そうさ。
特別・・・だよね。

今年は。
日程が合わなかったり。
都合がつかなかったり。
そんなこんなで。
日延べしてしまって。

もう。
来れないかな。
なんて思ったりもしたけれど。
そうはいかないよね。
やっぱりお参りに・・・会いにいかないとね。

だって。
だってさ。
特別・・・だからね。
いまも。
繋がってるし、転がってるんだから。

『Philadelphia Special Ⅱ』'90年リリース。
'72年の全米ツアーの模様を収めたローリング・ストーンズのブートレッグ。
当時は幻だった映画、『Ladies & Gentlemen』のフィルム落とし(?)音源って説もありますが。
実態はどうなんでしょうね?何らかのライン音源であるのは間違いないと思いますが。
録音のレベルが低かったり、ピッチやバランスが怪しい瞬間も多々ありますが。
なんたって'72年のストーンズのライヴですから。それだけで特別・・・なんですよね。やっぱり。
初めて聴いた時の衝撃は今でも覚えてますからね。あぁ、ストーンズ、カッコいいってね。
完成度は'73年の欧州ツアーが上ですが。このツアーならではの荒々しさがあって。それがいいんですよね。
なんか“いけない”感じがあってね。それがね大好きなんですよね。まぁ、ブートレッグ自体“いけない”けど(笑)。
手を変え品を変えて種々リリースされてましたけど。この2枚組のアナログ盤がやっぱり愛着あるかなぁ。
映像版も。VHSからDVDまで。何度も画質向上、音質向上って文句に踊らされてねぇ・・・特別・・・だからなぁ。
2年前に映像版は正式公開されて。勿論、速攻でゲットして。武道館での上映会にも駆けつけました。
今までのは何だったんだってくらいに。画質も音質も向上してて迫力満点で。痺れたなぁ・・・痺れたけど。
このアルバムの今となっては、モコモコ、ザラザラした音にもですね。尚更、愛着が湧いたりもして。
だってねぇ、この音で聴いてきて、この音が好きで。ずっとずっと好きだったんだからねぇ。それはそれでねぇ。
オフィシャルとはまた別の魅力があり、愛着があって当然ですよね。共に聴いた、語った仲間達もいるしさ。
特別・・・だよね。特にさ。独特の空気と匂いが漂うロック・バーなんかにはさ、このアルバムが似合ったよなぁ・・・

そう。
そうさ。
特別・・・だよね。

今年は。
日程が合わなかったり。
都合がつかなかったり。
そんなこんなで。
日延べしてしまって。

もう。
来れないかな。
なんて思ったりもしたけれど。
そうはいかないよね。
やっぱりお参りに・・・会いにいかないとね。

だって。
だってさ。
特別・・・だからね。
いまも。
繋がってるし、転がってるんだから。

だからさ。
今年はさ。
特別な仲間と。
一緒にさ。来てみたよ。
会いたかったでしょ。
待ってたでしょ。
特別・・・だもんね。
きっとさ、空の上からも気にしてたでしょ。
今日さ、会えてさ、良かったよね。
あの笑顔で。あの声で。迎えてくれてるよね。
まぁ、これで遅くなったことはチャラってことで(笑)。

だって。
だってさ。
特別・・・だからね。
いまも。
繋がってるぜ、転がってるぜ。
あの場所で。
あの空気の中で、あの匂いの中で。
結ばれた絆は特別・・・だよね。

まだまだ。
共に聴きたかった。
共に観たかった。
共に飲みたかった。
共に語りたかった。
その思いは消えはしない。
でも。一番そう思ってるのは。
あなただもんな。
俺達が受け継いで。
これからも。
繋がってくから、転がっていくから。
だから。
まぁ、安心して眠ってて大丈夫だよ・・・たぶん、ね(笑)。

じゃぁ、またね!



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2012/11/03 Sat *歪んだ時間、歪んだ・・・ / Status Quo

20121103onthelevel


歪んだ時間。
歪んだ空間。
その中に。
独り。
とり残された様な。

歪んだ時間。
歪んだ空間。
その中に。
独り。
閉じ込められてる様な。

目覚めたら。
そんな気分で。
そんな時間が流れていく。
そのままで。
一日が暮れてしまいそうで。

『On The Level』'75年リリース。
キーフによる遠近感の歪んだ空間に閉じ込められたかのジャケットが印象的なステイタス・クォーのアルバム。
英国では国民的バンドとも言われるステイタス・クォー、このアルバムが通算8枚目のアルバムで。
ヴァーティゴに移籍して本格的にハード・ブギー路線を突き進み始めてからは4枚目となるアルバムです。
ブギー一筋バカ一代みたいに思われてる(?)ステイタス・クォーですが。実は初期はサイケデリックだったり。
ヴァーティゴ移籍後、絶大なる人気を博した後も。この前作ではなんだかヘヴィー路線に走ってみたりと。
実は意外に右往左往してたりもするんですよね。まぁ、そこれはミュージシャンとしての性だったりするのかな。
で、そんな迷いを断ち切って。閉塞感に穴を開けて。ハード・ブギー復活となったのがこのアルバムだったりして。
再び軽やかに疾走を始めたステイタス・クォー、その躍動感に何と言っても痺れるし、元気が出てくるんですよね。
A面頭の「Little Lady」からB面最後の「Bye Bye Johnny」までノン・ストップ、手抜きなしでぶっ飛ばしてます。
それでこそステイタス・クォーだと、シングル・カットされた「Down Down」は全英1位(!)に輝いたりしてます。
さて、なぜそれ程までにステイタス・クォーが英国で支持されるのか。もっと言うと英国のみで支持されるのか。
同じ国民的バンドでも、ビートルズもクイーンも言ってみれば世界的バンドですからね。その違いは何か。
あくまで推測ですが。英国独特の閉塞感とか歪みみたいなものって。やっぱり英国人にしか解らないだろうなと。
低くて暗い空、立ち込める霧。あからさまな階級社会。そんな息苦しさの中で培われてしまったもの。
そんなものを。一瞬でも突き崩してくれる存在。それがステイタス・クォーであり、そのブギーなんじゃないかと。
だから。逆に。閉塞感や歪み、格差、息苦しさが巧妙に隠蔽されてる日本とかではいまいち需要がないのかな。
そんな日本で。ステイタス・クォーのブギーに痺れてる自分は何なんだと。だってねぇ、必要なんだよなぁ・・・

歪んだ時間。
歪んだ空間。
その中に。
独り。
とり残されたままで。

歪んだ時間。
歪んだ空間。
その中に。
独り。
閉じ込められたままで。

目覚めた時から。
そんな気分で。
そんな時間が流れている。
そのままで。
一日が暮れてしまうに任せて。

でも。
知っている。
こんな時は。
焦っちゃいけない。
焦る必要はない。

ほら。
もう。
直ぐそこに。
歪みをぶち破って。
閉塞感に穴を開けて。
胸倉掴んで。
ここから引きずり出してくれる。

そんなものが。
聴こえている。
鳴っている。
後は。
共鳴するだけ。
それだけで。
大丈夫なんだ。

さぁ。
御機嫌なレコードに。
針を落とす時間だぜ!



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2012/11/02 Fri *レジスタンス/ UFO

20121102obssession


間違いなく。
何かが。
あるものが。
その思いが。
憑りつこうとしている。

間違いなく。
何かが。
あるものが。
その影が。
侵攻しようとしている。

間違いなく。
何かに。
あるものに。
そんなものに。
抗おうとしてはいる。

してはいるけど。

『Obsession』'78年リリース。
ヒプノシスによる秀逸ながら不気味なジャケットが強烈な印象を残すUFOのアルバム。
アルバム・タイトルは、妄想とか強迫観念とかを意味すしていて。ジャケットもそれを表してるのかな。
でも邦題は『宇宙制服』って。まぁ、そのまんまじゃ売れないし。SFチックにするしかなかったんですかね。
まぁ、なんとなく解らなくもないところがあって。これはこれで名(迷?)邦題ではありますかね。
さて、ジャケットには看板ギタリスト、マイケル・シェンカーが写ってますが。これが暗示的でもあって。
確か、前作発表後に(何度目かの)失踪騒ぎもあって。それでもUFOと言えばシェンカーだったりもして。
実際、このアルバムではあまり曲作りにも関わってないのですが。聴きどころはシェンカーのギターだと。
そうするとね。何かに憑りつかれていたとしても。ジャケットで看板を張らさざるを得ないんだと。
ヴォーカルのフィル・モグも、ベースのピート・ウェイもいい曲書いてるし、ある意味UFOを象徴してるのですが。
でも、どうしたってね。シェンカーの情感溢れるギターが聴こえてくると。もうそれには逆らえませんってとこで。
米国進出を果たして。更に市場を拡大しようとしているところで。録音はロサンゼルスだし。
キャッチーでコンパクトにってヒット狙いなのに。それでも、どうしようもなくブリティッシュ・ハード・ロックで。
そう足らしめてるのがシェンカーなんだから。まぁ、致し方ないですよね。それこそUFOに求めるものだしなぁ。
ここは、もう。そのギターに身を任せて。憑りつかれてもいいから。そのままに魅せられちゃうのが正解ですね。
結局、このアルバムを携えてのツアー中にまたもや失踪、脱退してしまうシェンカーです。
この人も。何か、あるものに、因果な業みたいなものから逃れられんのかなぁ。故のあのギターなのかなぁ・・・

間違いなく。
何かに。
あるものに。
その思いに。
憑りつかれようとしている。

間違いなく。
何かに。
あるものに。
その影に。
侵攻されようとしている。

間違いなく。
何かを。
あるものを。
そんなものを。
受け入れまいとしている。

してはいるけど。

そんな。
抵抗に。
そんな。
レジスタンスに。
果たして。
効果があるのか。
いつまで続くのか。
そもそも。
意味などあるのか。

何か。
あるもの。
その思い。
それこそが。
己が。
レジスタンスの。
証かもしれないのだから・・・



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2012/11/01 Thu *分水嶺 / Wishbone Ash

20121101therestherubukorg

ないわけがない。

そう。
何もないわけがない。
何も起こらないわけがない。
なによりも。
何も感じないわけがない。

いつだって。
どこかにあった。
どこかで起こってた。
どこかで感じていた。
そう。誰よりも。

この。
自分が。
知っていた。
解っていた。
感じていた。

何かある。
何か起こる。
何か感じる。
そう。
そして、引っ掛かってる。

『There's The Rub』'74年リリース。
ウィッシュボーン・アッシュの6枚目、スタジオ録音としては5枚目のアルバム。
ウィッシュボーン・アッシュと言えば。何と言っても。その華麗なるツイン・リード・ギターです。
ところが。アンディ・パウエルと共にその一翼を担っていたテッド・ターナーが脱退してしまい。
このアルバムからは新たにローリー・ワイズフィールドが加入しています。
テッドの脱退の理由は謎ともされていますが。このアルバムが初めての米国録音で。
更にはプロデューサーもイーグルスを手掛けていたビル・ジムジックになっている辺りが関係してるかなとも。
米国へと、世界へと翼を広げようとするバンドに対して。テッドは英国に拘りたかったのではないかなんてね。
明らかに米国市場を意識したサウンドへとの変化の萌芽が聴き取れるサウンドにそんな思いもね。
但し。英国らしい抒情性溢れるメロディが特徴であり魅力のウィッシュボーン・アッシュではありますが。
元々、そのツイン・リードの発想にも。オールマン・ブラザーズ・バンドの影響も垣間見えて。
そのギターが奏でるリフやリズムにはサザン・ロックと通じるものが元来あったと言えばあったんですけどね。
今まではあくまでも抒情性や詩情の影に隠していたと。それを敢えてここで表面化させたとも言えるのですが。
その華麗で繊細な英国の香りと、豪快で大胆な米国の匂いと。そのバランスを変えることで新たな世界へと。
飛び立つ決意を示したと。しかし。それが分水嶺であることは解っていて。感じていて。一抹の不安もあって。
それがアルバム・タイトル(問題あり)、にも表れていて。『永遠の不安』なる秀逸な邦題にも繋がったのかな。
で、やっぱり個人的には「Persephone」の様な英国らしい抒情性溢れまくるナンバーが、やっぱり好きだなぁ・・・

ないわけがない。

そう。
何もないで済むわけがない。
何も起こらで済むわけがない。
なによりも。
何も感じないで済むわけがない。

いつだって。
どこかにあったし。
どこかで起こってたし。
どこかで感じていたし。
そう。誰でもなくて。

この。
自分が。
知っていた。
解っていた。
感じていた。

何かある。
何か起こる。
何か感じる。
そう。
そして、表れている。

ないわけがない。

むしろ。
あって。起きて。
それを感じられて。
そのことに。
不安と同時に。
安らぎすら感じてる。
だとしても。
どうやら。
ここが。
分水嶺。
そこまで感じてしまったら。
この先、そう遠くないうちに・・・

ないわけがない。



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2012/10/31 Wed *闇に紛れて / Kiss

20121031creaturesofthenight


闇に紛れて。
生きる。
闇の中で。
蠢く。
ほら、そこに・・・

ハロウィンね。
色々な。
仮装してる人達がいて。
楽しげで。
愉快で。

そうだな。
仮装とか。
空想とか。
楽しいよね。
でもね。

闇とか。
夜とか。
楽しいだけじゃ。
済まない気もするから。
面白くもあるんだよね。

『Creatures Of The Night』'82年リリース。
今では、まるで無かった事の様になってますが。メイクを落として活動していたこともあったキッス。
そのメイクを落とす前の最後のアルバム。そしてエリック・カーが参加した初の(フル・サイズの)アルバム。
そして。そして。ジャケットには写ってますがエース・フレーリーは録音には参加していない筈で。
エースの代役として複数のギタリストが参加したアルバム。キッスにとっては色々と転機になったアルバムです。
サウンド的に迷走して。セールス的にも下降線を辿って。メンバー間のゴタゴタガ続いてと。
過去のバンドになりかけていたキッス。このアルバムではメイクは落としていませんが。サウンドは変化していて。
端的に言えば。ハード・ロックからヘヴィ・メタルへと大きくシフトしています。とにかく重く、そして暗くもあって。
やがてこの路線を素顔になったキッスは推し進めて。セールス的にも復活しますが。その端緒はここにあったと。
そう考えると。ピーター・クリスとエースの脱退は必然だったのかなとも。ヘヴィ・メタルやれなさそうだし。
で、ジーン・シモンズとポール・スタンレーはやれちゃうんだよなぁ。ここらの腹の括り方が違うんでしょうね。
だからこそ。ジーンとポールがいれば。他のメンバーが変わってもキッスはキッス足りえるんですよねぇ。
まぁ、従来のキッスからすると。あまりにも重く暗い気はしますが。でも、どこかに明るさもあって。
だからこそ「I Love It Loud」なんてのは。後にプロレス会場で大合唱されることにもなったんだよなぁ。
その明るさを保っていたのがメイクだったんじゃないかと。メイクしてるが故のコミカルさが救いになってて。
逆に素顔時代は。今度はサウンドはへヴィなのに。なんかあまりにも白々してしまったと言う。
で、改めて。神秘性じゃないけど。謎めいた部分も必要になって。またメイクしたんじゃないかなと思うのです。
昼があれば夜がある。明があれば暗がある。だからこそ面白いと。キッスはね、メイクしてなきゃ駄目なんです。

闇に紛れて。
生きる。
闇の中で。
蠢く。
ほら、後ろに・・・

ハロウィンね。
色々な。
仮装してる子供達も。
楽しげで。
愉快で。

そうだな。
仮装とか。
物語とか。
楽しいよね。
でもね。

闇とか。
夜とか。
楽しいだけじゃ。
物足りないものがあるから。
楽しくもあるんだよね。

そう。
闇に紛れて。
生きる。
闇の中で。
蠢く。
そんなものに。
慄きながら。
そんなものに。
焦がれてもいる。
それでないとさ。
面白くなくて。
楽しくなくて。
落ち着かないんだよね・・・



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2012/10/30 Tue *その機があれば / Aerosmith

20121030livebootlegjp


そりゃ。
そうだろう。
そうでなければ。
嘘だろう。
面白くも無いだろう。

別に。
表に出さなくとも。
言葉にしなくても。
宣言しなくても。
そんなもんだろう。

その機があれば。
手を出さずに。
放っておくなんて。
出来るわけもない。
その機が、そこにあるんだから。

血沸くまま。
肉踊るまま。
そのまま。
いってみたくなって。
あたりまえだろう。

『Live! Bootleg』'78年リリース。
そのアルバム・タイトル通りにブートレッグを意識したエアロスミスの2枚組ライヴ・アルバム。
わざわざコーヒー・カップの跡らしいダメージまでデザインするあたり、なかなかの懲り様です。
(欧米ではレコードなんて消耗品との意識が強いのか。実際にダメージ・ジャケットとなった中古盤も多いかな)
基本は'77年~'78年に行われたツアーでの録音を中心として。一部'73年の録音も収録された中身も。
またブートレッグを意識したのか。荒々しいままで、音質も決してクリアではなくて。でも、そこがいいなと。
エアロスミスのライヴですからね。完成度だとか、音の良さなんて二の次で。どれだけカッコいいか。
それも洗練されたカッコ良さじゃなくて。生肉みたら直ぐ食いついちゃうみたいな。生々しさが無いとねと。
危なさ、ヤバさあったこそのエアロスミスのカッコ良さですからね。その点、このアルバムは最高だったなと。
とにかくラフで・・・ラフ過ぎるんだけど。その性急さにまた血沸き肉躍るってことで。これぞエアロスミスだよと。
確かに'73年の「I Ain't Got You」「Mother Popcorn」を筆頭として。あまりにも下手っちゃ下手なんですけど。
それがどうしたと。下手なら下手なりの、下手だからこそ、それでも胸躍らせちゃうものがあるのだと。
そんなことを実感させてくれるエアロスミス。この生々しさ、危なさ、躍動感がですねぇ、好きなんですよねぇ。
'80年代以降のエアロスミスはそこがね、その点がね欠けちゃったと言うか、失われちゃったと言うか。
スケールが大きくなったと言えばそれまでですが。ゾクゾクする様なヤバい感じ、匂いが薄れちゃったなぁと。
ロックですから、ハード・ロックですから。血沸き肉踊らせてくれないとなぁって思っちゃうんですよね。
その点、このアルバムはねぇ。そんな、もう、とにかく、いっちまえみたいな。そんなガキの気分にしてくれて。
今針落としてもそうですから。「Chip Away The Stone」「Sight For Sore Eyes」「Mama Kin」「S.O.S.」なんてね。
ゾクゾクするもんなぁ。いや、これ聴いてゾクゾクしなかったらさぁ、ロック不感症でしょって、それくらいにね!

そりゃ。
そうだろう。
そうでなければ。
嘘だろう。
味気も無いだろう。

普段は。
表に出なくても。
言葉にならなくても。
宣言できなくても。
それはそうだろう。

その気があれば。
手を出さずに。
見過ごすなんて。
出来るわけもない。
その気が、ここにあるんだから。

血沸くまま。
肉踊るまま。
そのまま。
やってみたくなって。
あたりまえだろう。

その機があれば。
その気があれば。
もう。
とにかく。
いっちまえと。
そうでなくて。
どうするんだと。

その機があれば。
その気があれば。
血沸くまま。
肉踊るまま。
いかなくて。
やらなくて。
どうするんだと。

その機があればね。
その気はあるんだけどね(笑)。



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2012/10/29 Mon *どうせなら / Various Artists

20121029rocknrollcarnival


どうせ。
そうさ。
たぶん。
生まれてきた時から。
決まっていて。

どうせ。
そうさ。
たぶん。
出会ってしまったのも。
運命で。

ならば。
とことん。
どこまでも。
お付き合い。
願おうじゃないかと。

ならば。
とことん。
魅せられた。
それだけの。
転がり方をしてやろうじゃないかと。

『Rock 'N' Roll Carnival』'73年リリース。
同年5月の大阪個性年金会館での内田裕也とファニー・カンパニー(ファニカン)のライヴに。
前年9月の横須賀文化会館でのフラワー・トラヴェリン・バンド(FTB)でのライヴも収録されたアルバム。
A面が内田裕也と1815スーパーロックンロールバンドで。B面がファニカンとFTBという構成です。
1815スーパーロックンロールバンドの実態はクリエイションに近田春夫が加わった面子ですから。
裕也さん、桑名正博、ジョー・山中、竹田和夫、近田春夫ですからね。半端じゃないですよね。
この時代に、これだけの面子を集めて仕切って面倒見てと。まぁ、色々と問題も多い裕也さんではありますが。
やはり、日本のロックを語る上では外せない人だし。その愚直なまでのロックンロール馬鹿振りが慕われてたと。
このアルバムのMCなんか聴いてると。その意外に素直で生真面目な部分も垣間見えて。興味深いです。
正直ね、歌手としては。特にクリエイションなんかがバックだと。その声量の無さ、声がフラットしちゃうとこ。
そんな粗が目立っちゃうんですけどね。でも、それもまぁ、シェケナベイベー、ロックンロールなんだな。
で、ファニカンとFTB。これ。もう40年前のライヴだって考えると。その実力の半端なさに驚かされます。
FTBに関しては語られることも多いのですが。やっぱりジョー・山中ってのは凄いヴォーカリストだったなと。
そしてファニカン。ソロになってから、そして俳優としては知られている桑名正博ですが。ファニカンはね。
今じゃ知ってる人も少ないんだろうなと。東のキャロル、西のファニカンって言われて程のバンドだったとか。
キャロルに比べて野心も欲も無かったからさっさと解散したとか言ってたらしいですが。なんのなんの。
ここで聴けるファニカンのライヴは十分にギラギラしてて野性的なロックンロール・バンドです。
歌謡ロック時代(それも悪くないけど)以降の桑名正博しか知らない人達は必聴ですね。ぶっ飛ぶから。
裕也さん(クリエイション)、ファニカン、FTB・・・みんなロックンロールに魅せられて、転がり続けたんだなと。
そして。ジョーに続いて、桑名まで見送ることになっちゃった裕也さん。それでも。転がり続けるしかないよねと・・・

どうせ。
そうさ。
たぶん。
お迎えが来るその日まで。
変わることは無くて。

どうせ。
そうさ。
たぶん。
転がり続けるしかない。
運命で。

ならば。
とことん。
どこまでも。
付き合って。
しまおうじゃないかと。

ならば。
とことん。
魅せられた。
それだけの。
生き方、死に方をしてやろうじゃないかと。

だから。

スケールは。
全然及ばないけど。
そして。
いま語るのは。
不謹慎かもしれないけど。
ロックンロール馬鹿の端くれとして。

どうせなら。

自分も。
その日が来たら。
ロックンロールで。
派手に見送ってくれよと。
そんなふうに。
感じてしまうんだな。

どうせなら・・・ね。



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2012/10/28 Sun *時は流れる、思いも流れる / 萩原健一

20121028nadjatwo


時は流れる。
思いも流れる。

遥か昔。
その昔。
そこに。
あったもの。
あった思い。

消える。
のではなく。
流れる。
流れても。
残る。

流れて。
形を変えても。
残るもの。
残る思い。
それがここにもある。

『Nadja Ⅱ』'78年リリース。
男と女なる副題がついていた萩原健一、ショーケンの3枚目のソロ・アルバム。
『蜃気楼』『無言劇』『海鳴り』そして『時は流れて』と重要なライヴ・レパートリーとなったナンバーを含んでいて。
久し振りに針を落としましたが。やはり、いい歌だよなと。改めて感じたのですが。ただ、暫く聴かなかった理由。
それも確かにあって。バックのサウンドがね。もう、もろにニュー・ミュージックで。それがどうにもですね。
ショーケンには似合ってないかなと。ショーケンの歌声も。いつも通りながらも、心なしか大人しめだったりして。
井上堯之と大野克夫がプロデュースしていて。バックも速水清司含めていつもの顔ぶれなんですけどね。
そう言う時代だったってことでしょうかね。いいナンバー、歌が多いだけに。もっとロックしてても良かったよねと。
そう感じてしまうのが。このアルバムの玉に傷ですかね。まぁ、ミィデイアムからスローのナンバーが多いので。
このサウンド・プロダクションもあながち間違いとは言えないんでしょうけどね。ショーケンですからね。
ミィデアムでも、スローでもロックにしてしまう、ロックになっちゃうのがショーケンですから。そこが何ともね。
惜しいんですよね。柳ジョージが作詞した「時は流れて」なんてね。実に痺れるナンバーなんですけどね。
で、恐らくは。そのサウンド故の、ロックになりきれないもどかしさをショーケン自身も感じていたからこそ。
ライヴではもう、どうしようもなくロックしてみせて。それが『熱狂雷舞』なんて傑作を生んだんだろうなと。
そう。最初にライヴ・テイクを聴いちゃったから。それからこのアルバムでオリジナルを聴くことになって。あれって。
ライヴと違うじゃんと。ライヴのがいいじゃんと。そうなっちゃったんだな。実際に観たライヴも本当に熱かったしな。
で、時は流れて。オリジナルもいいなと思いながら。またライヴでも歌ってほしいなと。色々とあるみたいですが。
今のショーケンの、時は流れて。恐らくは変わっていないであろう。今のショーケンのロックを聴きたいなと、ね。

時は流れる。
思いも流れる。

遥か昔から。
その昔から。
皆の胸に。
あったもの。
あった思い。

消える。
訳もなく。
流れて。転がって。
流されても。転がされても。
残る。残り続ける。

流るうちに。
形は変わり。姿も変わり。
それでも。残っているもの。
残っている思い。
それがここにもある。

時は流れる。
思いも流れる。

それは。
止めようもなく。
それは。
自然で。
それは。
泰然と。

時は流れる。
思いも流れる。

そして。
変わらずに。
ここにある。


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