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2012/12/03 Mon *まだ共鳴してる / The Rolling Stones

20121203beggarsbanquetjp


未だ。
共にある。
共に震えて。
共に響いて。
共に鳴いている。

未だ。
ここにある。
この身の内に。
この胸の奥に。
深く柔らかいところに。

そして。
振動して。
反響して。
共鳴して。
共感している。

未だ。
消えていない。
去っていない。
失われていない。
共にあるのだ。

『Beggars Banquet』'68年リリース。
言わずと知れたローリング・ストーンズの最高傑作の1枚となったアルバム。
ここ数年は英国オリジナルのモノラル盤に針を落とす機会が圧倒的に多かったのですが。
今回は久し振りに中学生の頃に買ったキング・レコード時代の日本盤に針を落としてみました。
音質的には英国盤が良いかなとやはり感じますが。日本盤の音も耳に馴染んではいるんだなと。
原点回帰だとか、米国南部へのより深い憧憬の表れとか、カントリーへの展開とか。
そしてブライアン・ジョーンズにとっての実質的なラスト・アルバムだとか。そんなことは何も知らず、解らず。
でも。明らかにこのアルバムにおけるストーンズが。素晴らしいのは傑物なのは。初めて聴いた時に。
とにかく感じていたんだろうなと。そしてある意味、道を踏み外したんだなと。改めて。後悔はありませんが。
なんだか最近は通ぶって。前作である『Their Satanic Majesties Request』を傑作だとか言う人もいますが。
どう考えたって。それは無いでしょうと。問題作であって賛否は分かれるけど。傑作ではないよなと。
それはストーンズのメンバーも解っていたからこそ。起死回生の思いを込めて、ジミー・ミラーを迎えてと。
その思いと熱意の総量の半端無さが。やはりこのアルバムを特別なものにしているのだと思います。
「Parachute Woman」「Stray Cat Blues」「Salt Of The Earth」と艶かしく、淫靡に。そして志を持って。
ブライアンの一世一代のスライドが郷愁と哀歓を伴って響く「No Expectations」も素晴らしいのですが。
やはり「Street Fighting Man」と「Sympathy For The Devil」は、もう畢生の名曲としか言い様がなく。
テーマ的には時代に殉じても不思議はないのに。今も永遠の生命を保っていること、生き続けていること。
その事実に、その奇跡に。ストーンズの底知れぬ魅力を感じるのです。いまも、これからも共にありたいなと。

未だ。
共にいる。
共に震えて。
共に響いて。
共に鳴いている。

未だ。
ここにいる。
この身の内に。
この胸の奥に。
深く柔らかいところに。

そして。
振動して。
反響して。
共鳴して。
共感している。

未だ。
消えていない。
去っていない。
失われていない。
共にいるのだ。

静かに。静かに。
彼は死んではいない。
彼は眠ってはいない。
彼は人生と言う夢からさめたのだ。

放たれし。
三千五百匹の蝶と共に。
天に舞い上がり。
その魂は。
再び繭を紡ぎ。
蛹になり。
羽化し、羽ばたき。
再び我らと共にある。

そうさ。
まだ共鳴してる。
まだ共感してる。
そうさ。
まだ宴は続いている。



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