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2012/12/05 Wed *むしろ / Clarence Carter

20121205thedynamic


そんな風に。
感じてるなら。
思ってるなら。
その程度でしか。
ないのなら。

その程度で。
収まるなら。
何事も無かった様に。
過ぎ去ってしまう。
そんなものなら。

むしろ。
いっその事。
ぶっちゃけて。
くれたらいいのにと。
清々するのにと。

でないのなら。
中途半端に。
物申すくらいなら。
むしろ。
黙っていてくれと。

『The Dynamic Clarence Carter』'69年リリース。
アルバムタイトル通りにダイナミックな歌声が響き渡るクラレンス・カーターの2ndアルバム。
所属はアトランティック。しかし。制作はリック・ホール、録音はマッスル・ショールズ、フェイム・ギャングと共に。
要は。フェイム・サウンド。全盛期にあったその南部臭プンプンのサウンドと、クラレンスの歌声の相性は最高で。
特に。ミディアムからスローなナンバーにおいて。その歌声の深い迫力は最高の輝きを“黒く”放っています。
「Too Weak To Fight」などもミィディアム・ナンバーでの乗りと、醸し出される味わいの深さもいいし。
「I'd Rather Go Blind」の様なスロー・バラードにおける、この上も無いソウルフルな哀感も堪らないし。
またそのいずれもが。フェイム・ギャングのバッキングの凄さも手伝ってか、実にその黒く男らしく屹立していて。
そのサウンド、歌声には。もう、サザン・ソウルの魂が溢れまくりってところです。それがカッコ良いんですよね。
こいつは。キャンディ・ステイトンでなくても惚れちゃうかなってくらい。クーッ、最高に御機嫌だもんなぁ。
「Too Weak To Fight」も、「I'd Rather Go Blind」も。タイトルや歌詞だけだと何だか女々しく、弱弱しくなんて。
なんて感じも受けてしまうのですが。ところがどっこい。む・し・ろ。そう思わせておいて。しぶとく、しつこくと。
逆境や苦境を。受け止めて、時に受け流して。したたかに立ち回って生きていく。そんな強さを感じさせられます。
生まれながら盲目にして。ソウル・シンガーには珍しく自らギターを弾きながら歌うクラレンス。
その独特のスタイルには。どこか戦前のブルース・マン達にも近いものを感じて。そこに。芯の強さがあるのかと。
だってねぇ。「I'd Rather Go Blind」なんて歌っちゃうんですからねぇ。このアイロニカルなタフさは伊達じゃないと。
ドアーズの「Light My Fire」のカヴァーだけは。どうにも似合ってませんけどね。そこはご愛嬌かな(笑)。

こんな風にしか。
感じないなら。
思えないなら。
その程度でしか。
ないのなら。

この程度で。
収められるなら。
何事も無かった事に。
やり過ごせてしまえる。
そんなものなら。

むしろ。
いっその事。
引っくり返して。
やれたらいいのにと。
清々するのにと。

出来ないのなら。
中途半端に。
振り返るくらいなら。
むしろ。
突っ張ってしまえと。

そう。
言い切れないのは。
ちょっと。
立ち止まるのを忘れてて。
ブレーキを踏まずにきてしまって。
正面から戦いを挑むには。
ちょっと。弱ってるからなのか。

だったら。
暫くは。
目を閉じて。困ったふりをして。
時を稼いでみてもいいかもね。
そう。それでこそ。
むしろ。
しぶとく。したたかに。
あれるのならば。



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