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2012/12/07 Fri *もしもピアノが弾んだら / Professor Longhair

20121207neworleanspiano


もしも。
ピアノが。
弾けたなら。
弾んだら。
跳ねたなら。

それだけで。
どんなに。
沈んだもの。
淀んだもの。
抱えていても。

なんだか。
楽しく。
やっていけそうな。
転がっていけそうな。
ステップ踏めそうな。

そんな。
気がする。
勿論。
弾けはしないので。
頭の中で。心の底で。
弾ませて。跳ねさせて。

『New Orleans Piano』'72年リリース。
ニューオーリンズを代表するピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアのアルバム。
兎にも角にも。この“長髪教授”がいなかったら。アラン・トゥーサンもDr.ジョンも恐らくは存在しなかったろうと。
それ程のお方で。その弾んで、跳ねて、転げまわるピアノは絶品以外のなにものでもありません。
しかしながら。このアルバムには'49年と'53年の録音が収録されていますが。当時は殆ど注目されずに。
その人生の殆どをなんとギャンブラーとして生計を立てていたんだとか。なんともニューオーリンズな話ですが。
このアルバムに収められたナンバーの数々、その。もう猥雑で生き生きとした魅力に触れる度に。何でと?
これ聴いて。心弾まなかったら、体跳ねなかったら、リズムとって、ステップ踏みたくならなかったら。
ねぇ、それは音楽と、人生の楽しみと縁が無いってもんだよと。それくらい言いたくなってしまう程のものですが。
まぁ、プロッフェッサー本人はそんなことも気にかけて無かったのかも、実に愉快に弾き、歌っています。
恐らくは。左手でしっかりとビートを刻みつつ。右手が自由自在に弾んで跳ねまくってるのかな。
強固な土台の上で。時にシンコペイとしながら、ラテンの影響やファンクの萌芽も感じさせつつ。まさに自由自在。
よくまぁ、これだけ転がるものだなぁと。でまた、とぼけた様な歌声が、実にその似合ってるんですよねぇ。
「Tipitina」とか「Mardi Gras In New Oreans」とか代表的なナンバーも含むこのアルバムでようやく認知されて。
録音の機会も増え。自分のクラブも経営し始めたプロフェッサー。それでもギャンブラー稼業は続けたとか(笑)。
あのポール・マッカートニーに招かれて船上パーティーで演奏したりもしています。それもこれも自然のうちと。
飄々と。弾んで、跳ねてと。いやぁ、やっぱり憧れちゃうなぁ。もしもピアノがねぇ、弾けたならねぇ・・・

もしも。
ピアノが。
聴こえたなら。
弾んだら。
跳ねたなら。

それだけで。
どんなに。
沈んでいても。
淀んでいても。
流れ出して。

なんだか。
楽しく。
やっていけるなと。
転がっていけるなと。
ステップ踏んでやろうぜと。

そんな。
気になる。
残念無念。
弾けはしないけど。
頭の中で。心の底で。
弾ませて。跳ねさせて。

さぁ。
聴こえてきたら。
そのピアノが弾んだら。
そのピアノが跳ねたら。
そのピアノが転がったら。

心弾ませて。
体跳ねて。
リズムとって。
ステップ踏んで。
今日は今日。
明日は明日。
自然のままに飄々と!



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