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2012/12/12 Wed *予熱 / The Mar-Keys & Booker T.& The MG's

20121212backtoback


その前に。
その舞台の。
その芝居の。
その見得の。
その前に。

準備を。
入念に。
プロットとか。
シナリオとか。
舞台装置とか。

演出も。
装飾も。
練れるだけ練って。
根回しもして。
万端に。

でも・・・

『Back To Back』'67年リリース。
スタックス、ヴォルト。そのサウンドを屋台骨として支えていたブッカー・T&MGズ、そしてメンフィス・ホーンズ。
同年に行われたスタックス、ヴォルトのアーティストが一堂に会した欧州ツアー、スタックス、ヴォルト・レヴュー。
そのパリ公演でのブッカー・T&MGズ、そしてメンフィス・ホーンズが加わったマーキーズとしての演奏。
その模様を収録したライヴ・アルバム。タイトでホットでヒップ。そしてソウルフルなサウンドが御機嫌です。
勿論、主役は同じパリ公演が単独のライヴ・アルバムとなっているオーティス・レディング達だったのでしょうし。
実際に(恐らくは)主役達が登場する前の前座としての演奏、会場を客席を暖める役割を担っていたのでしょうが。
その役割を全うしているどころか。それ以上の熱気で会場中を満たすことに成功しているところが流石だなぁと。
まぁ、ブッカー・T&MGズ自体がヒット曲を連発していた人気者だったのだから当然と言えば当然なんですけど。
ご本人達はとにかくスタジオで各アーティストの録音に参加して。その合間に自分達の録音をしてと多忙で。
世間の状況など露知らず。この欧州ツアーで初めて自分達も人気があるんだと知ったんだとか。なるほどね。
そんな調子だったから。マイ・ペースでクールに。自分達のやりたい様に出したい音を出せていたのかもですね。
とにかくカッコ良いなぁと。やはり、この音、このサウンドあってこそのスタックス、ヴォルト、オーティスなんだなと。
A面頭が「Green Onions」で。もうこの1曲、最初の1音だけで。そのことを思い知らされます。これこれっと。
ほんとタイトなんですよねぇ。で、マーキーズになると飛びっきりソウルフで「Last Night」なんて最高です。
会場の温度がグングン上がっていく様が手に取る様に感じられます。予熱としては十分過ぎるってとこですね。
そのあまりに熱い予熱を生み出してるのは、思いの外の声援に応えようとしたブッカー・T達の思いであり。
その熱い思いのバトンを受け取って登場したから、オーティス、そしてサム&デイヴ達の熱演だったんだなとね。

その為に。
その舞台の。
その芝居の。
その見得の。
その為に。

準備を。
入念に。
プロットは決まった。
シナリオも書けた。
舞台装置も仕掛けた。

演出も。
装飾も。
考え尽くして。
根回しも適度に。
万端に。

でも・・・
最高の。
ウォーム・アップは。
予熱は。
そこにかける。
その思い。
時に背中合わせで。
ここまでやってきた。
これからも続けていきたい。
その思いが。
どこまであるか。
どこまで伝わるか。
そこなんだよねぇ。



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004 Soul,Funk,Jazz」カテゴリの記事

コメント

またまた、Hotなのをありがとうございます!

私はキヨシロー経由のあとづけで、知りました。

ホーンセクション、好きです。

貴重な体験をさせてもらいました。

キヨシローがクロッパーさんと、ライブの打ち上げで

利用したという、キヨシロー御用達の、屋形舟に

乗る機会がありました。

ギター持ち込んで、演奏なんかもしたことあるみたいで、

感慨深いものでした。

DONALD DUCK DUNさんは、残念でしたね。ショッキングでしたが、日本で

サヨナラになるなんて、運命的なことだと思いました。

投稿: ユー | 2012-12-15 19:39

屋形船で打ち上げしたんだ!清志郎とスティーヴさん!
スティーヴさん、妙に日本的なところあるから似合いそう。

2008年の11月にブッカーT&MGズがブルーノートに出演した時に観に行ったのですが。
アンコールで清志郎が出てきて2曲歌ったのかな。あれが公の前で歌った最後だったかと。
楽屋に引き上げる清志郎と握手して「頑張って下さい」って声かけたら照れたように肯いてくれたこと今も鮮明に覚えてたりします・・・

投稿: TAC | 2012-12-16 02:05

これも愛聴盤です。

きよしろーのDVDでMGsと共演してるやつ。舞台袖できよしろーが踊っている感じだよ。

投稿: イトう | 2012-12-20 21:44

清志郎とMGズの共演、武道館のその場にいました。
清志郎がただのソウル小僧に戻ったようにはしゃいでいて嬉しそうだったのが凄く印象的でした!

投稿: TAC | 2012-12-20 23:28

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