2012/12/27 Thu *その道を / Freddie King
その道の。
少なくとも。
その道での。
先を行く者で。
あろう。
その道の。
少なくとも。
その道では。
導く者で
あろう。
その道の。
少なくとも。
その道では。
頼られる者で。
あろう。
あろう。
ありたい。
あらねばならぬ。
『Freddie King Is A Blues Master』'69年リリース。
変わらぬ、豪快そうで人懐こっそうな笑顔が印象的なフレディ・キングのアルバム。
アトランティック傘下のコテイリオンに移籍第一弾で。制作はキング・カーティス。
録音はニューヨークで、バックはカーティス一派。アレンジにはダニー・ハサウェイも参加しています。
所謂歌ものと、インストが半々で。特にB面のインスト群に、その環境の変化の影響が顕著に表れていて。
今までになく、都会的でファンキーに迫ってくるフレディが圧倒的で新鮮でもあります。
あの「Hideaway」の実に何とも見事なファンク・ブルースに再生されていて。いや、これはと。
オリジナル・ヴァージョンもカッコ良かったけど。これはこれでありじゃんと。いや、カッコ良いなぁと。
フレディのギターも、水を得た魚の如くに歌い、弾けてます。これは、この移籍は大成功だったんじゃないかなと。
うん。十二分にファンクしてるなと。これくらい弾けられたら楽しいだろうなと。そんな思いにさせてくれるのです。
アルバム全体を支配する、このファンキーな感覚。これが純粋な(?)ブルース・ファンには敬遠されるのかな。
どうにも'60年代以降のフレディは過小評価されてる感が否めませんが。何を聴いているんだか。
それだけファンキーでありながら。同時にどうしようもないくらいにブルースでもあるところが凄いなと。
そう。十二分にファンクしながら。やっぱりブルースなんですよね。フレディのギター、そして歌は。
ブルースを究めて。ブルースの血が体内を巡ってる。だから、なにをやっても。その道を踏み外しはしないんだな。
恐らく。プレイバックを聴いた誰もがそれを感じて。それで。このアルバム・タイトルになったのかな。なんてね。
その道の。
少なくとも。
その道での。
先駆者として。
引っ張ろう。
その道の。
少なくとも。
その道での。
導師として。
示唆しよう。
その道の。
少なくとも。
その道での。
道標として。
指示そう。
しよう。
したい。
せねばならぬ。
その道を。
選んだからには。
その道に。
選ばれたからには。
受け入れて。
歩き始めたからには。
その道を。
切り拓いて。
極めて。
血肉として。
その道の者に。
なろう。
ならねばならぬ。
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