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2012年12月

2012/12/31 Mon *また逢おう、きっとだよ / 速水清司

20121231donnatokinimo_3


今年も。
暮れます。
終わります。
一先ずは。
お別れの挨拶を。

今年も。
色んな事がありました。
色んな出会いがありました。
色んな別れもありました。
本当にね。

今年も。
お世話になりました。
まぁ。だいたい。
楽しかったかな。
面白かったかな。

また。
逢いましょう。
きっと。
きっとね。
近いうちにね。

『どんな時にも』'77年リリース。
ジプシー・ブラッド、井上堯之バンド、ドンジャンR&Rバンドでの活動で知られる速水清司。
その速水の初めてのソロ・アルバム。井上堯之のレーベルからのリリースでした。
ニール・ヤングの'70年代初期の諸作を思わせるサウンドが特徴的です。ギターがいい音で鳴ってます。
このクリアーな音は間違いなく速水のトレード・マークでもあるストラトキャスターですね。
そう。なので。ニール・ヤングを思わせながらも。その音、ハーフ・トーンは英国的でもあります。
どうしても出会った経緯から。ドンジャンR&Rバンド、ショーケンと一緒にやってる時のイメージが強くて。
故にサイド・マンとしての印象があって。このアルバムの存在も最近まで知らなかったりして。あれれと。
で、ギタリストであると同時に。ソングライターでもある速水。ショーケンのナンバーを書いてるのは知ってたけど。
そのうちの何曲かは、このアルバムに収録されているものがオリジナルだったりして。そうなんだと。
「コンクリート・ジャングル」とか「オー・ルーシー」とか「さよなら」に再会することになったのでした。
そのヴォーカルは。ショーケンの、あの灰汁の強すぎるヴォーカルを聴いた後では。分が悪いと言うか。
ギターと同じでクリアーですが、線の細さは否めないかなってところです。まぁ、ショーケンと比較しても何ですが。
でも。それはそれで。また味があると言うか。メロディーの良さはハッキリするかな。ショーケンはねぇ(苦笑)。
(ショーケンはショーケンであれでいいんですよ。あれだから、あのヴォーカルだから好きなんですよね)
特に。「さよなら」はね。いい曲、素晴らしい曲だってのは十分承知で。大好きな曲なんですけど。
このアルバムで再開して。一層好きになりました。これは、本当にいい曲だなぁと、改めてしみじみとね・・・

今年も。
暮れます。
終わります。
暫しの。
お別れの挨拶を。

今年も。
様々な話がありました。
様々な出会いがありました。
様々な別れもありました。
本当にね。

今年も。
お世話になりました。
まぁ。たいがいは。
楽しかったよね。
面白かったよね。

また。
逢いましょう。
きっと。
きっとね。
近いうちにね。

そう。
まだまだ。
話も残ってるし。
物語も続くし。
転がっていくからね。

今日で。
366日。
毎日1枚のアルバムと共に。
徒然なる思いを綴らせて頂きました。
完走してしまいました。
来年は。
少しだけ。
ペースを落として。
ぼちぼちと続けていこうと思います。

また逢おう、きっとだよ。
おぼえておいて。

ありがとうございました。
良いお年を!



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2012/12/30 Sun *かすかな呟きだとしても / 麗蘭

20121230reiran


かすかな。
呟きだとしても。

やっと。
ここに。
この場所に。
足を運べたよ。
帰って来れたよ。

どうしても。
その気になれなくて。
どうやっても。
そんな気分になれなくて。
待たせちゃったね。

この季節。
この街角。
この路地。
このライヴハウス。
このギター。この歌声。

かすかな。
呟きだとしても。

『麗蘭』'91年リリース。
仲井戸麗市、チャボと土屋公平、蘭丸による麗蘭の1stアルバム。
このアナログ盤2枚組はプロモーション用に制作されたものだったのかな。
以前、載せた時にも書きましたが。とにかくチャボと蘭丸。
2人の音楽に対する、深く熱い思いが込められた素晴らしい世界がここにあります。
特に、ブラック・ミュージック、ソウル・ミュージック、リズム&ブルースに対する畏敬と憧憬。
それを素直に純化して。時にきめ細やかに、時に大胆に。描いてみせるチャボと蘭丸です。
RCサクセションとストリート・スライダーズ。両方とも大好きで。チャボのギターも蘭丸のギターも大好きで。
それが絡み合う様が、何とも絶妙で最高で。どれだけ聴いたか、どれだけ魅せられたか。
このアルバムより先に出たライブ・ビデオ『Welcome Home!』をMD(!)に落として聴いたりもしてて。
それだけ待望のアルバムだったわけで。当然、ライヴにも足を運ぶ様になって。追いかけて。追いかけ続けて。
10年ほど前からは。とうとう年末恒例の京都は磔磔でのライヴにも毎年駆けつけていました。
チャボのサンキュ~磔磔~!の一声を耳にすると。一年が終わるんだな、新しい年が来るんだなと実感できて。
そんな年末が何年か続いていたんですけどね。そう。数年前まではね・・・
今夜、7年振りに足を運んだ磔磔。変わらないチャボと蘭丸のギターの絡み。そしてチャボのサンキュ~磔磔~!
「今夜R&Bを・・・」と「ミュージック」はやっぱり特別だなと。ちょっとこみ上げるものがあったりもしました。
この世界に。今年も。来年も。リズム&ブルースを始めとするミュージックが、音楽があること、あり続けること。
その事に。どれだけの力を与えられているか、どれだけの温かさで抱きしめられているか。感謝です。

かすかな。
呟きだとしても。

やっと。
ここまで。
この場所まで。
足を運んで。
この熱気の中に立ってるよ。

どうしても。
その気になれなかったけど。
どうやっても。
そんな気分になれなかったけど。
それじゃ。終われない。始まらない。続かない。

この季節。
この街角。
この路地。
このライヴハウス。
このギター。この歌声。

かすかな。
呟きだとしても。

なぁ。
いま。
今夜。
この熱気の中に。
君もいるんだろう。
笑っているんだろう。
歌っているんだろう。
下りてきてるんだろう。

このギター。この歌声。
変わらずにある。
鳴り続けている。
音楽はここにある。
それが力になってくれている。
温かく抱きしめていてくれる。
そして。
俺はいまここにいる。

ちょっと。
こみ上げてきて。
慌てて。
上を見上げたら。
君の笑顔が。
見えた気がした。
否、見えた。
君の声が。
聞こえた気がした。
否、聞こえた。

大丈夫。
終わらせないよ。
ここからまた始めるよ。
続けていくよ。
君の分まで。
音楽と共に。
いけるところまで。
転がっていくさ。

だから。
また音楽が。
鳴っていたら。
聴こえたなら。

かすかな。
呟きだとしても。
届いたなら。
下りてこないか。

かすかな。
呟きだとしても。
その気配が。声が。
俺の背中を押してくれるから。

そうさ。

かすかな。
呟きだとしても。



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2012/12/29 Sat *逃げ出せ / 沢田研二

20121229thefugitive


逃げ出せ。

さぁ。
もう。
終わりだ。
お終いだ。
止めにするんだ。

なんだかんだも。
あれやこれやも。
済んでいようがいまいが。
一先ず終わり、お終い。
止めてしまおう。

心残りなど。
気がかりなど。
無くなりはしない。
消えはしない。
止めるにこしたことはない。

日常から。
非日常へ。

逃げ出せ。

『The Fugitive 愛の逃亡者』'74年リリース。
沢田研二、ジュリーのオリジナル・アルバムの中でも異色な一枚となったアルバム。
何が異色・・・特徴的かと言うと。全曲が英語で歌われていること。そしてそのまま日本でも発売されたと。
全曲ロンドン録音ってのはこれ以前にもあったのですが。全曲英語ってのはヨーロッパ進出を狙ったからで。
このアルバムも、タイトル・ナンバーである「愛の逃亡者 The Fugitive」もヨーロッパで発売されました。
で、日本でもそのまま、英語のままで。これ、時代を考えるとかなり挑戦的だったんだろうなと思います。
ガキだった頃は、へー、ジュリーって英語とかでも歌えるんだぁ、凄いなぁと単純に吃驚してましたが(笑)。
ジュリーも、そしてブレインだった加瀬邦彦も本気だったんですよね。しかもそのまま日本でも勝負しちゃうと。
それを許したナベプロとポリドールも度量が大きかったんでしょうね。だって、ジュリーはアイドルでしたからね。
勿論、その枠に収まらずに挑戦し続けるところがジュリーらしくて、カッコ良いんですけど。それにしてもねぇ。
一応、歌謡曲の世界にいたわけですからね。こけたらどうすんのよとか・・・思わなかったんでしょうね。
それだけの勢いもあったんでしょうし。「愛の逃亡者 The Fugitive」、オリコンで最高12位を記録してるんだとか。
当時のジュリーのシングルにしては低調かなって・・・でも英語で歌ってもこのチャート・アクション、流石だなと。
プロデューサーもイギリス人なので。サウンドは完全にブリティッシュ・ロックで。時代かな、グラムしてるなと。
スウィートとか、スレイドとかね。ちょっとオールディーズ的な感じもするなと思ってたら。このプロデューサーが。
あのルーベッツの「Sugar Baby Love」を仕掛けた人だったりするらしいです。なるほどねと。どうりでねと。
「Sugar Baby Love」大好きなんです。初めから妙にツボにはまったのは。ジュリーで聴いたサウンドだったんだと。
今も変わらずに挑戦し続けてるジュリーです。毎年恒例のお正月のライヴも今から楽しみなのです。

逃げ出せ。

さぁ。
もう。
終わったんだ。
お終いったらお終いだ。
止めにしたんだ。

なんだかんだも。
あれやこれやも。
済んでいなくても構わないんだ。
一先ず終わった、お終いだ。
止めてしまったんだ。

心残りなど。
気がかりなど。
どうせ何処かに残るし。
消え去らないで片隅に。
それでも止めるにこしたことはないんだ。

日常から。
非日常へ。

逃げ出せ。

さぁ。
この一杯を飲んだら。
さぁ。
この眠りから覚めたら。
新しい。
初めての。
試みで。
非日常へと旅立つんだ。

逃げ出せ。

暫し、逃亡者になろう!



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2012/12/28 Fri *いくのなら、やるのなら / Albert King

20121228iwannagetfunky


いくのなら。
どうせなら。
楽しく。
愉快に。
陽気にと。

出会いもあれば。
別れもある。
それでも。
出会ったことに。
変わりは無い。

それを。
面白がれたなら。
大切に出来たなら。
また。
どこかで。
並んだり。重なったり。
ならば・・・

『I Wanna Get Funky』'74年リリース。
豪放磊落なイメージの強い、実際にかなりの巨漢でもあったアルバート・キング。
実は時に道に迷いそうになったりもして。その度に豪快に復活を遂げて戻ってくると。
そんなアルバートが、後期スタックスにおいて自らの行く道、ブルースを見定めた、その時期に。
前作の『I'll Play The Blues For You』に引き続いて、同じ体制で制作されたアルバムです。
A面頭のタイトル・ナンバーが何故かタイトルに反してメロウなスロー・ブルースで。いきなり意表をつかれます。
おいおいと。しかし。そのメロウに鳴くアルバートのギターが堪らなく心地よくて。一気にもっていかれます。
で、次のナンバーが思いっきりソリッドにファンキーで。またまたギターが鳴きまくっていて。きたきたきたぁと。
そこからはメロウにスローに。ファンキーに。ストレートに。自在にギターを鳴かせながら弾きまくるアルバート。
どんなナンバーでも。そのギターの音色が聴こえてくれば。もう、アルバートのブルース以外のなにものでもなく。
その押しの強さ、豪快さ、痛快さ。それこそがアルバートのファンキーなブルースなのです。
どうせやるなら。楽しく、愉快に、陽気にと。見定めたなら迷いなく突き進むアルバート、ファンキーだなぁと。
で、そのファンキーさ、ポップさがまたまた純粋な(?)ブルース・ファンからは顰蹙を買ったりしたらしいのですが。
いいじゃないと。ブルースが楽しくて、愉快で、陽気で何が悪いんだと。それこそがブルースの生命力だろうと。
暗く呻るばかりがブルースじゃないんだぜと。豪快で陽気な遊び心に溢れてて。鳴かせるツボも心得てる。
そんなアルバートのブルースが大好きなんですよねぇ。そう。どうせなら弾けなくちゃね。面白くないしねと。
大味なのかも知れませんが。そのノリと勢い。その威勢の良さ。どうにもねぇ、大好きなんですよねぇ!

やるのなら。
どうせなら。
楽しく。
愉快に。
陽気にと。

間違いもあれば。
障害もある。
それでも。
関わったことに。
悔いは無い。

それを。
面白がれたなら。
大切に思えたなら。
そう。
どこにでも。
正したり。乗り越えたり。
ならば・・・

いくのなら。
やるのなら。
どうせなら。
楽しく。
愉快に。
陽気にと。

そうすれば。
また会える。
楽しめる。
そうしていれば。
まだ続いていく。
愉快でいられる。
陽気に笑いあえる。

どうせなら。
そのほうがいいじゃない!



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2012/12/27 Thu *その道を / Freddie King

20121227freddiekingisabluesmaster_2

その道の。
少なくとも。
その道での。
先を行く者で。
あろう。


その道の。
少なくとも。
その道では。
導く者で
あろう。

その道の。
少なくとも。
その道では。
頼られる者で。
あろう。

あろう。
ありたい。
あらねばならぬ。

『Freddie King Is A Blues Master』'69年リリース。
変わらぬ、豪快そうで人懐こっそうな笑顔が印象的なフレディ・キングのアルバム。
アトランティック傘下のコテイリオンに移籍第一弾で。制作はキング・カーティス。
録音はニューヨークで、バックはカーティス一派。アレンジにはダニー・ハサウェイも参加しています。
所謂歌ものと、インストが半々で。特にB面のインスト群に、その環境の変化の影響が顕著に表れていて。
今までになく、都会的でファンキーに迫ってくるフレディが圧倒的で新鮮でもあります。
あの「Hideaway」の実に何とも見事なファンク・ブルースに再生されていて。いや、これはと。
オリジナル・ヴァージョンもカッコ良かったけど。これはこれでありじゃんと。いや、カッコ良いなぁと。
フレディのギターも、水を得た魚の如くに歌い、弾けてます。これは、この移籍は大成功だったんじゃないかなと。
うん。十二分にファンクしてるなと。これくらい弾けられたら楽しいだろうなと。そんな思いにさせてくれるのです。
アルバム全体を支配する、このファンキーな感覚。これが純粋な(?)ブルース・ファンには敬遠されるのかな。
どうにも'60年代以降のフレディは過小評価されてる感が否めませんが。何を聴いているんだか。
それだけファンキーでありながら。同時にどうしようもないくらいにブルースでもあるところが凄いなと。
そう。十二分にファンクしながら。やっぱりブルースなんですよね。フレディのギター、そして歌は。
ブルースを究めて。ブルースの血が体内を巡ってる。だから、なにをやっても。その道を踏み外しはしないんだな。
恐らく。プレイバックを聴いた誰もがそれを感じて。それで。このアルバム・タイトルになったのかな。なんてね。

その道の。
少なくとも。
その道での。
先駆者として。
引っ張ろう。


その道の。
少なくとも。
その道での。
導師として。
示唆しよう。

その道の。
少なくとも。
その道での。
道標として。
指示そう。

しよう。
したい。
せねばならぬ。

その道を。
選んだからには。
その道に。
選ばれたからには。
受け入れて。
歩き始めたからには。

その道を。
切り拓いて。
極めて。
血肉として。
その道の者に。
なろう。
ならねばならぬ。



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2012/12/26 Wed *共にある幸せを / Aretha Franklin

20121226letmeinyourlife


共に。
ある。
いる。
歩いている。
生きている。
その幸せを。

まったくな。
ずっと。
一人だったし。
一人で良かったんだけど。
でも。あの日からは。
一人でいられなくなって。

今日も。
今夜も。
共に。
ある。
二人道を。
並んで歩んでいる。
その幸せを。

『Let Me In Your Life』'74年リリース。
『輝く愛の世界』なんて、とんでもな邦題が冠されていたアレサ・フアンクリンのアルバム。
さしものレディ・ソウル、ソウル・クイーン、アレサも'70年代に入ってややセースル的には陰りが見えて。
梃入れとばかりに制作総指揮に再びジェリー・ウェクスラーを迎えて、トム・ダウドも制作に参加して。
アシュフォード&シンプソン、ウィルソン・ピケット(ボビー・ウォマック)、スティーヴィー・ワンダーのナンバーを。
それぞれ見事にアレサのソウル、アレサの歌としてカヴァーしていて。その見事さに呻らされるアルバムです。
スタンリー・クラークやダニー・ハサウェイが参加しているのも。アトランティックの力の入れ様が解りますが。
スタジオ一発録りのテイクも多かったらしく、要は緊張感のあるサウンドを従えてアレサが歌えばこんなものだと。
小細工なんかいらないんだよねと。改めて証明されたってことでしょうか。だってねぇ。アレサですから。
周りがいらんこと考えなきゃ、歌うだけで凄いものになっちゃうんですよね。まぁ、それだと面白くない人達もいて。
ついつい。あれやこれやと弄っちゃうってのが。'70年代以降のアレサのアルバムに外れがある原因だよなぁ。
アレサの力、歌の力を信ろよと言いたくなったりして。まぁ、間違いなく'70年代のアレサの代表作の1枚です。
大胆さに繊細さも加わったアレサの歌声が、時に完璧すぎるなんてのは・・・ささやかで贅沢な不満ですね。
レオン・ラッセルの「A Song For You」なんてね、もう説得力あり過ぎで。参りましたって感じになったりしますが。
兎にも角にも。アレサは格別、別格だと改めて証明してみせたアルバムですね。人はここまで歌えるんだなと・・・
それにしても。'70年代中頃からのアレサのアルバムはジャケットはいま一つかな。それで損してるかもですね。

共に。
あれる。
いられる。
歩いていける。
生きていける。
その幸せを。

まったくな。
数年前までは。
一人だったし。
ずっと一人だと思ってたけど。
でも。あの日からは。
一人なんて考えられなくなって。

今日も。
今夜も。
共に。
ある。
二人道が。
交差して、重なった。
その幸せを。

共に。
ある。
いる。
歩いている。
生きている。
その幸せを。

その。
歩みを。
生を。
共にしてくれた。
受け入れてくれた。
相方に感謝しながら。

何十回目かの。
誕生日の夜が更けていく。
これからも。
面白い愛の世界で。
共にいられますようにと。
密かに祈りながらね!



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2012/12/25 Tue *クリスマスだからこそ / Various Artists

20121225soulchristmas


クリスマスだからこそ。

そう。
特に。
何か。
変わるわけじゃなくても。
いつもと同じ日常だとしても。

まぁ。
でも。
クリスマスだしなと。
口実にして。
いつもと少し変えてみるかと。

そう。
楽しむ為の。
口実としては。
きちんとしてるし。
それはそれで便利だよねと。

『Soul Christmas』'68年リリース。
アトランティック、スタックスの誇るアーティストのナンバーを集めたクリスマス・アルバム。
クリスマス・アルバムとしては、あのフィル・スペクターによるアルバムと双璧をなす傑作かな。
オーティス・レディング、ソロモン・バーク、クラレンス・カーター、カーラ・トーマス、ジョー・テックス・・・
流石はサザンソウルの宝庫だったアトランティック、スタックスならではの豪華な顔ぶれです。
(それぞれの既発のナンバーを集めたもので、共演盤ではありません。念の為)
先ずは何と言っても。前年に亡くなってしまったオーティスのナンバー2曲。当時も目玉だったんだろうなと。
「White Christmas」に「Merry Christmas Baby」です。どちらも素晴らしいのですが。
特に「White Christmas」が完全にサザン・ソウル・ナンバー、オーティスのナンバーになっていて。
この換骨奪胎の咀嚼、解釈する力も。その歌声と共にオーティスの魅力だったんだなと改めて思わされます。
ソロモン・バークは流石の底力で。教会で聴いてる様な熱さと静謐さが同居していて。何だか敬虔な気持ちに。
カーラ・トーマスは何とも可愛らしくて。スタックスの歌姫の名に恥じなくて。思わず微笑んでしまいます。
で、クラレンス・カーター。「Back Door Santa」って。クリスマスまで不倫の歌かいと、突っ込みたくなりますが。
まぁ、それでこそソウルかなと。デヘデヘと陽気に歌われると。まぁ色んなクリスマスがあってもいいかと(笑)。
ブッカー・T&MGズとキング・カーティスのインストが各2曲ずつ収められてるのもいいアクセントになってます。
クリスマスらしい華やいだ気分と同時に、ソウルフルにもなれる。やっぱり、素晴らしいアルバムだなぁとね。

クリスマスだからこそ。

そう。
特に。
何か。
変わるわけじゃないから。
いつもと同じ日常だから。

まぁ。
でも。
クリスマスなんだからと。
口実にして。
少しだけ日常を外れてみるかと。

そう。
楽しむ為の。
口実としては。
文句は言われないし。
それはそれで使わなきゃねと。

少し早めに。
家路について。
ケーキとチキンを調達して。
今夜も。
それらしい楽しいレコードに針を落として。
乾杯と。

クリスマスだからこそ。
クリスマスなんだからねと。

まぁ。
その実は。
楽しむ為の口実なんて。
毎日なんだかんだであるし。
なければないで。
作ってはいるんだけどね(笑)。

メリー・クリスマス!



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2012/12/24 Mon *クリスマスだからって / Diana Ross & The Supremes

20121224supremeschristmas


クリスマスだからって。

まぁ。
特に。
何か。
あるわけでもなく。
するわけでもなく。

まぁ。
でも。
休みだし。
昼間からワインでも。
それもいつもの休日と同じか。

まぁ。
でも。
何だか。
それなりに心が浮き立つ様で。
それはそれでもいいのかも。

『Merry Christmas』'65年リリース。
ダイアナ・ロス&シュープリームスのクリスマス・アルバム。
モータウンを代表するガール・グループになったシュープリームス。
スタンダードなクリスマス・ソングのカヴァーを中心としたクリスマス・アルバム。
この手のアルバムはモータウンでは他のグループやアーティストも作成していますが。
クリスマスらしい華やかさが一番感じられるのはこのアルバムでしょうか。
ダイアナの歌声は、ソウルよりもこういったスタンダード・ナンバーに向いてるのかもです。
ソウル・・・と言うよりはポップスのアルバムって感じですが。確かに聴いてて楽しいかなと。
(まぁ、逆に言うとダイアナはやはりソウル・シスターじゃ無いよなってことですが・・・)
「White Christmas」「Silver Bells」「Rudolph, The Red-Nosed Reindeer」「Santa Claus Is Coming To Town」...
そして「Joy To The World」とベタベタな選曲ですが。クリスマスですからねぇ。これでいいかなと。
その中で、あのザ・サウンド・オブ・ミュージックの挿入曲である「My Favorite Things」がやや異色かな。
でも、これがなかなかいい感じで。ジュリー・アンドリュースには敵わないけどダイアナもなかなかやるじゃんと。
こういったナンバーにはダイアナの甘い、鼻に掛った様な歌声が効果的だったりします。
どうも。ソウルとして聴くとダイアナの歌声ってベトベトし過ぎてる感じがあって、ついつい批評的になるのですが。
つまりはポップス・シンガーとして聴けば。やはりそれなりの魅力があるシンガーってことなんだなぁ・・・

クリスマスだからって。

まぁ。
特に。
何か。
起きるわけでもなく。
仕出かすわけでもなく。

まぁ。
でも。
休みだし。
昼間から一杯やってと。
それもいつもの休日と同ではあるが。

まぁ。
でも。
何だか。
それなりに心が浮き立つ様で。
それはそれで楽しんでもいるようで。

一応。
ツリー飾って。
それらしいレコードに針を落として。
鶏とケーキぐらいは。
食べてみたりするのです(笑)。



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2012/12/23 Sun *乗ったからには / AC/DC

20121223liveatriverplate


振り返るには。
総括するには。
少しばかり。
早いかもしれないけど。
まぁ。でも。その。なんだ。

振り返ってみれば。
総括してみれば。
とどのつまりは。
結局のところ。
まぁ。でも。その。なんだ。

振り返らなくても。
総括なんかしなくても。
いつもの通りで。
早いも。遅いも。
まぁ。でも。その。なんだ。

『Live At River Plate』'12年リリース。
'09年のアルゼンチンはブエノスアイレス公演の模様を収録したAC/DCのライヴ・アルバム。
'11年には映像版がリリースされていましたが。今年に入ってライヴ・アルバムとしてもリリースされたと。
アナログ盤は目にも鮮やかなレッド・ヴィニールの3枚組で。その音の迫力も一段と増してる感じもあります。
なんでもアルゼンチンは世界中でも有数のAC/DCの人気が高い国だそうで。気合も入りまくってるしと。
同じツアーの日本公演に参戦して。そのド迫力、カッコ良さにぶっ飛ばされた身としては。もう。そうですね。
そのツアーのライヴ・アルバムってだけで十分で。余計な解説や説明は要らないよなと。そうなんですよね。
A面頭、オープニングの「Rock N Roll Train」で一気にヴォルテージが上がって。歓声上げて、拳を突き上げて。
後はひたすら。リズム刻んで。飛び跳ねて。一緒に歌うと。もう、それだけで。爽快、痛快。他には何もないと。
結構、映像作品が頻繁にリリースされていたので。そんなに間が空いているという感覚は無かったのですが。
正式なライヴ・アルバムとしては20年振りになるんだとか。ブライアン・ジョンソン時代としては2作目かな。
前作にあたるの『Live』として比較しても衰えるどころか。変わってない、否、パワー・アップしてると言う。
そこが。もう。AC/DCのAC/DCたる所以ですが。この揺るぎの無さ、ブレの無さには。ほんと、馬鹿だよねぇと。
嬉しくなっちゃうんですよね。いやぁ、我らロック馬鹿の絶対的な味方、偉大なる守護神だよなぁ、AC/DCは。
勿論、あの鐘の音も、大砲の号砲も収められていて。映像が無くても。十二分に楽しませてくれるのです。
「Thunderstrack」「T.N.T.」「Whole Lotta Rosie」「Hihgway To Hell」...選曲も文句のつけ様が無いなぁ。
「Let There Be Rock」なんて。片面丸々使ってて。アンガス・ヤングのギターが弾けまくってます。ははっ。
一度乗ったからには。止まるとか、降りるとかなんて考えもしないAC/DCです。こっちも行くしかないっすね!

振り返るには。
総括するには。
少しばかり。
早いかもしれないけど。
まぁ。でも。その。なんだ。

振り返ってみれば。
総括してみれば。
とどのつまりは。
結局のところ。
まぁ。でも。その。なんだ。

振り返らなくても。
総括なんかしなくても。
いつもの通りで。
早いも。遅いも。
まぁ。でも。その。なんだ。

要は。
乗ったからには。
降りられない。
否、降りる気も無くて。
今年も。
ただ、ひたすら。
ロック馬鹿で。
鬼が笑おうとも。
来年も。
間違いなく。
ロック馬鹿なんだろうなと。

それでいい。
乗ったからには。
止まりも。
降りもしないもの。
そんなものが。
一つくらいは。
あってもいいじゃん!



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2012/12/22 Sat *熱冷まし / Joe Cocker

20121222icanstanalittlerain


小雨。
そぼ降る雨。
小糠雨。
雨も。
この程度なら。

雨。
小雨。
冷え切らない程度に。
この体を。
この心を。

包んで。
濡らして。
熱冷まし。
燃えすぎない様に。
燃え尽きない様にと。

『I Can't Stand A Little Rain』'74年リリース。
ウッドストックでの熱演等で一躍スターとなったジョー・コッカー。
そこで燃えすぎてしまったか。お定まりの薬と酒で身を持ち崩して。
危うく燃え尽きて。そのままシーンから姿を消す寸前だったとか。
そんなコッカーにとって起死回生となったのがこのアルバムと、そこからシングル・カットされたナンバー。
そう、ビリー・プレストンのカヴァーである「You Are So Beautiful」の大ヒットだったのです。
何がコッカーを再起に向かわせたのか。それは解らないのですが。確かに真摯に歌に向き合ってるなと。
その姿勢さえ、思いさえ戻ってくれば。その実力には折り紙つきのコッカーですから。
あのコッカーならではの。個性的なしわがれた歌声で歌い上げられれば。聴く者の心を揺さぶろうってものです。
恐らくは。前作からの3年ほどの間に。治療も受けたでしょうし。それ以上に。シーンと距離が出来たことで。
少し冷静に自分と言うものを見つめられる時間が出来たのかなと。いい熱冷ましの期間になったのかなと。
燃え上がってしまうと、一度火がついてしまうと。なかなか止められない、冷静になれない・・・ですものね。
そして。そんなコッカーを支える面子がまた豪華で。プロデューサーも務めたジム・プライスを始めとして。
そうそうたるメンバーがバック・アップしています。それもまたコッカーの実力、人柄ゆえなんでしょうね。
その中でも一際、活躍が目立つのがニッキー・ホプキンスで。かの「You Are So Beautiful」も。
ホプキンスの素晴らしいピアノが無ければ。ここまでの名演には成らなかったんじゃないかなと思われます。
こんな面子、メンバーが待っていてくれたんだから。コッカーの熱唱にもより一層力が入ろうってもんですね。
(ストーンズ・ファンとしてはプレストンからホプキンスへの繋がりも興味深いものがありますが)
今ではすっかり忘れ去られた感もあるコッカーですが。このアルバムの入魂の歌声は、消え去らないと思います。

小雨。
そぼ降る雨。
小糠雨。
雨も。
程良い感じだね。

雨。
小雨。
醒め切らない程度に。
この体を。
この心を。

包み込み。
潤して。
熱冷まし。
燃えすぎない様に。
燃え尽きない様にと。

熱冷まし。
ほっと一息。
暫し休息。
冷静に。
顧みて。
やがて来る。
その時に。
燃え上がれる様に。
魂込められる様に。

今日は。
熱冷まし。



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2012/12/21 Fri *ホップ、ステップ・・・ / Detective

20121221detectivelive


なんとか。
かんとか。
それでも。
ここまで。
手が届いた。

なんとか。
かんとか。
やっとの思いで。
ここまで。
持ち込んだ。

ホップ。
して。
ステップ。
して。
さてと・・・

ここまで。
来たからには。
何が何でも。
次の段階へ。
そこへ手を伸ばそう。

『Live From Atlantic Studios』'78年リリース。
マイケル・デ・バレスを擁したディテクティヴの唯一のライヴ・アルバム・・・とは言っても。
プロモーション用に配布されたもので。タイトル通りにアトランティック・レコードのスタジオでのライヴで。
AC/DCにも同様のアルバムがあって。タイトルもジャケのコンセプトも同一だったりします。
そのAC/DCのアルバムと同様に。観客の歓声は殆ど収録されておらず。バンドの骨格がクッキリと解ると言う。
つまりはその実力の程が曝け出されてしまうと言う。まぁ、勿論それだけの自信があるから制作されたのかな。
骨太で腰の落ちたサウンドを従えて。ダイナミックに、時にソウルフルに迫ってくるマイケルのヴォーカル。
やはり、それがディテクティヴの最大の武器で、魅力だったのだなと再認識させられるアルバムになってます。
シルヴァーヘッド時代からそのヴォーカルは輝いてましたからね。当然と言えば当然なんですけどね。
グラム・ロックの波に飲み込まれて正当な評価を得られなかったシルヴァーヘッドのサウンドも正統派だったし。
このディテクティヴも真正面からぶつかってくるハードなサウンドだし。結局それこそがマイケルの本質だったと。
その点において。とてもロック・ヴォーカリストらしいヴォーカリストなんですけど。残念ながら今に至るまで。
真っ当に評価されてないし。スワン・ソングのレーベルの様には飛べず、跳べず。大きな成功は得られてないと。
何だかそう思って見ると。ジャケットのマイケルも万歳じゃなくてお手上げって感じ・・・それは無いかな(苦笑)。
そう。スワン・ソング所属だったんだよなぁ、ディテクティヴ。そのせいか。ツェッペリンを意識し過ぎたのかな。
バッド・カンパニーを思わせる瞬間もあったりして。マイケルのヴォーカルは別として個性が定まらなかったと。
確かにそれはあったのかも知れませんね。それがバンドとして、ディテクティヴが大成出来なかった要因かなぁ。
シルヴァーヘッドでホップ、ディテクティヴでステップ。で、今でもマイケルの大ジャンプを待ってるんだよなぁ・・・

なんとか。
かんとか。
それでも。
ここまで。
手が届いて。

なんとか。
かんとか。
やっとの思いで。
ここまで。
持ち込めた。

ホップ。
した。
ステップ。
した。
後はと・・・

ここまで。
来たんだから。
何が何でも。
次の段階へ。
そこへ手を掛けよう。

ホップ。
ステップ。
ジャンプ。

ちょっと。
ギリギリで。
滑りかけて。
跳躍が。
飛翔が。
足りないかなと思ったけど。
絶妙なアシストや。
温かい援護射撃もあって。
手が届いた。
手が掛った。
這い上がれた。

これも。
まぁ。
ホップ。
ステップ。
ジャンプ・・・だよね。

今日のところは。
万歳しておこう!



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2012/12/20 Thu *賽の目の行方 / Bad Company

20121220straightshooterukoriginal


掌に。
握りしめて。
願いを込めて。
転がしてみる。
出た目は。

どっちだ。
どうだ。
行けるか。
行けないか。
どうなんだ。

相手の。
筋を。
反応は。
来てるのか。
来てないのか。

見極められるか。
信じられるか。
乗っていけるか。
突破できるか。

賽の目の行方は。
どっちへ。どこへ、。

『Straight Shooter』'75年リリース。
ヒプノシスによるジャケットも印象的なバッド・カンパニーの2ndアルバム。
ポール・ロジャースとサイモン・カークにより結成され、当然フリーの残り香の漂うバッド・カンパニー。
但し。フリーは米国では受けなかった為に。より大陸的なサウンドを目指したのがバッド・カンパニーで。
1stでは。まだ、そのフリーの残り香が濃厚で。このアルバムでバッド・カンパニーとしての個性が確立されたと。
A面1曲目の「Good Lovin' Gone Bad」に感じられる大らかな疾走感からして。今までとは違うなと思わされます。
このナンバーはミック・ラルフスによるもので。1stの段階ではまだ遠慮気味(?)だったラルフスが前面に出て。
ロジャースとのバランスが絶妙な按配になったことが。このアルバムが実にいい感じに仕上がった肝だったなと。
そのバランスが崩れると、当然仕上がりも変わってくるので。このアルバムがその頂点だったかなとも思われて。
その後は。大陸的に、大らかになり過ぎちゃった感が強いのが至極残念でもありましたが。う~ん。そうだなぁ。
ロジャースも、カークも。実に英国的でありながら。何でも歌えちゃう、叩けちゃう人達で。それが裏目だったかな。
逆に言えば。このアルバムで。それだけ、ある意味で奇跡的にメンバーの志向と指向が高レベルで合致したと。
アルバムに・タイトルにもなっているゲームがどんなものかは知りませんが。最高の賽の目が出たんだろうなと。
ラルフスとの共作、「Feel Like Makin' Love」も、ロジャースの歌の緩急の見事さもあって素晴らしいですが。
やはり自作の「Shooting Star」に滲み出る哀感、溢れだす情感こそがロジャースの本領発揮かなと。
そうやっぱり。ロジャースの歌声にどうしようもなく漂う英国的な香りが、好きなんですよねぇ。堪らんなとね。
盟友ポール・コゾフに捧げたかのようで。実はバッド・カンパニーの運命も流星の如きだと感じていたのかも・・・

掌に。
握りしめて。
思いを込めて。
転がしてみる。
出た目が。

どっちでも。
どうでも。
行ける様に。
行ってしまえる様に。
仕掛けてしまおう。

相手の。
筋を。
読んだなら。
反応を。
呼び起こしてしまおう。

見極められるか。
信じられるか。
乗っていけるか。
突破できるか。

賽の目の行方は。
どっちへ。どこへ、。

見極めたと。
信じて。
乗っていけ。
突破しよう。

賽の目の行方は。
どっちへ。どこへ。

それは。
握りしめて。転がす。
その掌に込めた。
願いの強さ。
思いの強さ。
それ次第。
ならば。
その賽の目の行方。
自分で決めてやろう!



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2012/12/19 Wed *進んで行こう / The Beatles

20121219abbeyroadukoriginal


さぁ。
いま。
この時を以て。
その先へ。
進んで行け。

始まりが。
あれば。
終わりが。
ある。
その先へと。

さぁ。
いま。
この時が来た。
その先へ。
進んで行け。

そこには。
何かが。
ある。
待っている。

『Abbey Road』'69年リリース。
ビートルズの実質的なラスト・アルバム。
その始まりが鮮烈だったビートルズは。その終わりも鮮やかであったと。
その事実を如実に物語っているあまりにも痛烈で衝撃的で美しいアルバム。
既にジョンとポールの関係は修復不可能で。ジョージ、リンゴも疲弊していて。
おそらく、バンドとしてのビートルズに拘っていたのはもはやポール一人だったと。
そんな極限状態の中で録音、制作されながら。それをとてつもないエネルギーに転換して。
最高傑作ともいえるアルバムを、世界を創造してみせた。そのことが素晴らしいなと。
否、素晴らしいというか。バンドとしてのビートルズ、ロッカーとしての4人の凄みがあるなと。
ある意味で。既に仲の良い4人組では無くなっていたからこそ。出せた凄みなのかも知れないなと。
強烈な個性と才能を持った4人のミュージシャンがぶつかり合って生み出されるロックになったと。
それが。図らずも。ブルース・ロックからハード・ロックへと。拡大、拡散していく時代の。
その先頭を、やはりビートルズに走らせることになったんじゃないかと。やっぱり只者じゃないんだと。
「Come Together」「Something」「I Want You (She's So Heavy)」「Here Comes The Sun」「Because」...
そしてあのメドレーと。どのナンバーも。今も輝きを失っておらず。そして永遠に褪せることも無いだろうと。
ポールの意図通りでは無くても。ジョンとジョージがそれぞれに素晴らしいナンバーを提供してるのも。
ミュージシャンとしての魂に火が付いたからなんだろうなと。『Let It Be』じゃ終われないぜと・・・ね。
ところで。「I Want You (She's So Heavy)」が終わったら。一呼吸おいて、「Here Comes The Sun」じゃないとね。
その意味でもこのアルバムはやはりアナログ盤ででこそ聴き継がれるべきアルバムだよなぁ。

さぁ。
いま。
この時を以て。
その先へ。
進んで行こう。

始まりが。
あったから。
終わりが。
来た。
その先へと。

さぁ。
いま。
この時にこそ。
その先へ。
進んで行こう。

そこでも。
何かが。
出来る。
始められる。

さぁ。
いま。
進んで行こう。
どうだい。
一緒に。
行ってみないか?



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2012/12/18 Tue *旦那、ロックですねぇ・・・ / The Rolling Stones

20121218hampton81


旦那。
おう。お前か。
お久しぶりで。
おう、元気そうじゃねぇか。
旦那こそ、元気そうででなによりで。
おう、そりゃ、そうよ。
そうですよね、まぁ、あれですもんね。
おう、あれだよ、あれ。
やっと、戻ってきましたもんねぇ。
そうよ。やっとな、待たせたなってとこだな。

旦那。
おう、なんでぇ。
それにしても。あのゴリラは如何かと。
しょうがねぇだろう。まぁ、ミックのセンスはあんなもんよ。
へ?じゃぁ、旦那は関知してないと?
馬鹿野郎。俺はあんなにセンス悪くねぇよ。
へぃ。まぁ、それはいいとして。
何だよ。何か他にもあるのか?
新曲が2曲だけってのも如何なものかと。
そりゃ、お前、あれだよ、その、何だな。
何ですかい?
お楽しみはこれからだってことだよ。


『Hampton '81』リリース年不明。
恐らくは'90年辺りに出回ったローリング・ストーンズの3枚組ブートレッグ。
御存じの様に'81年の全米ツアーからキースの誕生日でもある12月18日のハンプトン公演を収録したもので。
当時米国内のケーブル・テレビで放送が音源なのでステレオ・ライン録音で。良質ではあるのですが。
何故か主役であるはずのキースのギターの音が小さいと言う欠点でもよく知られている音源でもあります。
この日の音源は今では公式サイトから正規版がダウンロードできて。勿論、音質的にはそちらが勝るのですが。
ダウンロードどころかCDも無かった時代からストーンズのブートレッグを聴いてきた者としては。
色々欠点はあるものの。やっぱりこのアナログ盤の如何にも正規じゃないって感じの音質が馴染むと言うか。
耳に体に沁み込んじゃってたりするんですよね。そんなにいい音で聴かされてもなぁって。病んでるな(苦笑)。
でもねぇ、当時としてはオフィシャルの『Still Life』じゃ、物足りないぜって部分を補ってくれていたわけだし。
(この日の音源からは2曲ほど『Still Life』にも収められていたと記憶してますが・・・)
まぁ、映像では『Let's Spend The Night Together』とかがあったんですけど。それでもね。お世話になったなと。
そういった思い出とか、思い入れとか。そういったものも込みでやっぱり音楽に接したりしてますからね。
だから自分にとっての'81年のストーンズは。この3枚組のアナログ盤のストーンズなんですよねぇ・・・
昔から録音とか撮影される日には気合が入るストーンズですから。演奏も悪くないですしね。気合が違うもの。
そうそう。映像で有名な、ステージに上がってきた観客をキースがギターでぶん殴るシーン。あれもこの日で。
わざわざストラップ外して、振りかぶってぶん殴ってますからねぇ。さすがキースと拍手喝采です。
その後、何事も無かったかの様に。普通に弾いてるんだよなぁ、ロックだよなぁと。妙に感心したりもしてね(笑)。

旦那。
おう。なんでぇ。
今日、誕生日ですよね。お幾つに?
馬鹿野郎、それくらい覚えとけってんだよ。
えっと、確か'43年生まれでしたよね・・・あれ?
何だよ?どうしたんだよ?
いや、こいつはいけねぇや。
だから、何がいけねぇんだよ?
69歳じゃないですか!69歳!
馬鹿野郎、大きな声で連呼するんじゃないよ。

旦那。
だから、なんでぇ。
なんでぇも、かんでぇも、ありゃしませんぜ。
何がねぇんだよ?。
だから69歳ですよ!ロックですよ!旦那、ロックですねぇ・・・
馬鹿野郎、俺は昔からロックだよ。

旦那~。
なんでぃ、なに泣きそうな声出してるんだよ。
だって、嬉しいじゃないですかい。
嬉しいって、誕生日なのは俺なんだよ。
だってね、旦那。あの薬やら何やらで。
まぁ、色々あったわな。
早死にしそうなロック・スター・ランキングの常連だったじゃねぇですかい。
まぁ、そんな時代もあったわな。
その、旦那が。生きながらえてねぇ、69歳、ロックだなんてねぇ・・・
おいおい。お前、本当に泣いてるんじゃねぇか。
そりゃぁ、涙の一つや二つ毀れようってもんですぜ。
お、おう、その何だよ。ありがとよ。

旦那~。
おい、お前、飲み過ぎてるだろう。
だってね、嬉しいじゃないですかい。
だから、それはさっき聞いただろ。
だったね、旦那がね、69歳、69歳のの旦那がですよ。
だから、大きな声で連呼するんじゃねぇって。
その旦那が、ステージに、ライヴに戻ってきたんですぜ。
だから何だよ。
これがね、泣かずにいられるかってんですよ。
お、おう、ありがとよ。
これがね、飲まずにいられるかってんですよ。
お前ね、飲む口実が欲しいだけだろ。

キースの旦那。
69回目の、ロックなお誕生日。
おめでとうございます。
今年はお会いできませんでしたが。
来年こそは。
彼の地か、この地か。
絶対に会いに行きます!


Happy Birthday Keith !
Keef Riff Hard !



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2012/12/17 Mon *そんなもんだからこそ / 山口冨士夫

20121217himatsubushi


所詮。
総ては。
暇つぶし。
冗談。
遊び。

そんなもん。
それで。
いい。
それだから。
いい。

だから。
それだからこそ。
微笑浮かべて。
本気で。
真剣に。

やりたいじゃないか。

『ひまつぶし」'74年リリース。
村八分を解散させた山口冨士夫の初めてのソロ・アルバム。
(今回載せてるのは'80年代にジャケットを変更して再発されたものです)
冨士夫ちゃん本人の発言によると、デモのつもりで録音したとか、その音質には満足してないとか。
まぁ、本人としては少なからず不満もある様ですが。これで満足しなかったら、どこまでいくんだよと。
それ程に。聴く側からしてみれば、もうとんでもない傑作、傑物なんですけどね。半端ないですから。
キース・リチャーズの『Talk Is Cheap』と比較しても何ら遜色のないレベルのアルバムだと思います。
デモと言えばデモ並の音質なんでしょうが。その未完成で荒々しい音色がまた冨士夫ちゃんらしいかなと。
その、どこかで、常に。まだまだこんなもんじゃない、この先があると感じさせるところが冨士夫ちゃんそのもの。
そのどこまでも行きそうな、行っちゃいそうな危うさも含めての冨士夫ちゃんの魅力ですからね。
そして未完成でありながらの、その半端ない、とてつもない存在感。明らかに向こう側にいるその存在だと。
向こう側から響いてくるからこその、ロックとしてのリアルさ。それもまたキースと同様な匂いがするのです。
そして。それを恐らくは。アルバムタイトル通りに。暇つぶし、退屈しのぎ程度の感覚でやれてしまう。
それこそが凄いところで。そんな程度で。そんなもんで。ここまで聴く者の魂まで揺さぶってしまえるのかと。
そして。また恐らくは。そんな程度だからこそ。そんなもんだからこそ。本気で真摯に向き合ってるんですよね。
この音、この存在感。決して近づくことは出来ないし。そんな度胸もないし。下手に手出したら火傷じゃすまない。
それは重々承知で。それでも。離れることだけは。恐らく。一生出来ないだろうなと。その確信だけはあるのです。

所詮。
総ては。
退屈しのぎ。
戯言。
たわむれ。

そんなもん。
それで。
いい。
それだから。
いい。

だから。
それだからこそ。
微笑浮かべて。
本音で。
真摯に。

やりたいじゃないか。

でなかったら。
楽しくないもんな。
楽しめないもんな。
響いてこないもんな。
ヒリヒリと感じられないもんな。
実感が、存在が薄れちまうもんな。

だから。

からかわないで。
からかってんじゃないよ。
そんなもんだからこそ・・・ね。



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2012/12/16 Sun *同じ時代、同じ国 / RCサクセション

20121216rhapsody


なんの。
因果か。
この時代に。
この国に。
生きている。

なんの。
為に。
この時代の。
この国に。
生きている。

なんの。
為でも。
なにが。
どうでも。
生きているなら。

楽しく。
面白く。
いかしてるぜと。
素敵に。
生きたいじゃないか。

『Rhapsody』'80年リリース。
新生RCサクセション、その誕生を高らかに告げたライヴ・アルバム。
'05年に完全版ともいえる『Rhapsody Naked』がリリースされて。それはそれで嬉しかったのですが。
やはり思い入れがあるのはオリジナルであるこのアルバム、それもアナログ盤でしょうか。
トランジスタ・ラジオから流れてきた「雨あがりの夜空に」を偶然耳にして。衝撃を受けて。
慌ててレコード屋さんに走ってこのアルバムに針を落として。もうぶっ飛んで。繰り返し繰り返し聴いて。
ついに日本に、退屈なこの国に。こんな凄い、こんなご機嫌なロックンロールバンドが表れたんだと。
帯のキャッチ・コピー、“こんなイカシタやつらと同じ時代、同じ国に生きてるなんて素敵じゃないか!”・・・
もう、本当に。その思いで胸が一杯になって。それからずっと。RCと、清志郎と、チャボと生きてきたんだと。
このアルバムに針を落とすと、いつも一瞬にして。あの時、あの頃の空気や思いまで鮮明に蘇ってきます。
実はリリースの直後に。ガキだった自分が住んでた田舎町でもライヴやってたんですよねぇ・・・
RCのライヴには何度も足を運んで。何度もぶっ飛ばされてるけど。何故、その時観に行かなかったのかと・・・
このアルバムが収録された久保講堂にいたって年上の友人と後に出会って。もう、凄く羨ましかったなぁ・・・
『Please』も『Blue』も、『EPLP』も大好きだけど。思い入れの強さで言えばこのアルバムなんだろうなぁ。
「エンジェル」が大好きだった、その歌詞のままの様だったあの娘はいまどうしてるんだろう・・・
アルバムの内容に関しては今更、もうなんやかやと触れるまでも無いね。ただ針を落とせばいい。それでいいと。
小川銀次のギターも好きだったけど。やっぱりここから清志郎とチャボの二枚看板のRCになったんですよね。
そしてRCと清志郎とまだまだこの時代、この国を生きたかったぜと。清志郎、今こそボスの出番だぜとね・・・

なんの。
因果か。
この時代に。
この国に。
生きている。

なんの。
為に。
この時代の。
この国に。
生きている。

なんの。
為でも。
なにが。
どうでも。
生きているなら。

楽しく。
面白く。
いかしてるぜと。
素敵に。
生きたいじゃないか。

そんな。
ささやかな。
希望さえも。
危うく感じられる・・・
危うくなってるんじゃないか。
空が崩れ落ちてくる。
足元が裂けていく。
どこへ行こうと言うのだろう。
こんな筈じゃ無かったよな。

同じ時代を。
共にしたい。
同じ国を。
託したい。
そんな想いを抱かせてくれる。
そんな奴等がどこにもいないんだ・・・

それでも。
この時代を。
この国で。
生きていく。
その行く末を。
見届けなきゃいけない。
その勇気を出さなきゃいけない。
目を逸らさない強さを持たなきゃいけない。
零れ落ちるものを抱きしめる優しさがなきゃいけない。

同じ時代。
同じ国。

バンドマン、ボス、歌ってよ・・・



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2012/12/15 Sat *おもろい仲間達 / ファニー・カンパニー

20121215funnycompany


前の日から。
前の晩から。
準備して。
仕込みして。
楽しみなんだ。

胸弾ませて。
足取りも軽く。
微笑浮かべて。
急く気持ちを。
抑えながら向かうんだ。

楽しい。
おもろい。
仲間達が。
待っているんだ。
仲間達に。
会いに行くんだ。

ベルを。
鳴らして。
おじゃましま~す。

『Funny Company』'73年リリース。
桑名正博を擁したファニー・カンパニーの1stアルバム。
当時は東のキャロル、西のファニカンと並び称される存在だったとか。
キャロルと比較して知る人ぞ知る存在で終わった理由を生前の桑名は。
メンバーみんなボンボンでプロになったものの。遊び感覚で貪欲さに欠けてたからだと語っていたとか。
そのブルージーなサウンドとソウルフルな歌声を耳にすると。とても遊び感覚とは思えず。
まぁ、たぶん照れ隠しもあったんだろうなと。それくらい真正面からロックンロールしてるので。
荒削りで緩い感じもあるのですが。それがまたカッコ良いんですよね。ファンキーでもあるかな。
荒々しく刻んでくるギターに桑名の歌声が乗っかる瞬間とかゾクゾクさせられるものがあります。
40年近く前に、これやってたんですもんね。当時の日本のシーンの状況からすると飛び抜けてるなと。
そりゃ、キャロルにも対抗し得たよなと。いや、真面目に。ちょっと感動したりもして。凄いなぁと。
で、遊び感覚と言えば。確かに本人達も軽妙に面白がってやっているんだろうなと思わせるところもあって。
なんか、こう。関西人・・・大阪人らしい、笑ってやろうみたいなところ。それはそれでいい味になっていて。
「スウィート・ホーム大阪」なんてナンバーはその真骨頂かなと。その陽気さはキャロルには無いなと。
その裏に潜む切なさみたいなものが。解らない人には解らなくて。感じられない人には感じられなくて。
それがアルバム2枚で終わってしまった理由だったら寂しいなと。カッコ良くておもろくてなんて、最高なのにね。
ファニー・カンパニーというバンドが存在したこと、桑名正博というヴォーカリストがいたこと。忘れないでおこう・・・

前の日から。
前の晩から。
準備して。
仕込みして。
喜んでもらえた。

胸弾ませて。
足取りも軽く。
微笑浮かべて。
急く気持ちを。
受け止めてもらえた。

楽しい。
おもろい。
仲間達が。
待っていたんだ。
仲間達と。
共に過ごしたんだ。

手を。
振って。
バイバイ、またねと。

ひょんな出会いから。
始まって。
不思議な縁で繋がって。
そんな。
楽しい、おもしろい、おもろい仲間達。
今日、共に過ごせた仲間達(小さなお姫様達もね)も。
過ごせなかった仲間達も。
そして。
遠く離れてる仲間達も。
そしてそして。
空の上で笑っているだろう仲間達も。

そんな。
仲間達と。
出会えて。
繋がって。
いま、こうしていられる。
それが。
とっても愛おしいんだ!



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2012/12/14 Fri *せっせせっせ、うきうきと / The Sweet Inspirations

20121214thesweetinspirations


せっせせっせ。
うきうきと。

おっ。
そうか。
こいつは。
降りてきてる。
ならば。

あっち。
こっち。
ちょいと。
足を延ばして。
揃えて。

ちょいと。
そっと。
考えて。
凝らして。
仕込んでみましょう。

せっせせっせ。
うきうきと。

『The Sweet Inspirations』'67年リリース。
アレサ・フランクリンのコーラス隊としても活動したスウィート・インスピレーションズ。
シシー・ヒューストン(ホイットニー・ヒューストンの実母)もメンバーだったグループの1stアルバム。
代表曲となった「Sweet Inspirations」のヒットを受けて制作されたと思われるアルバムで。
グループのヒット曲以外は、アレサ・フランクリン、エディ・フロイド等のサザン・ソウルの名曲の数々を。
ポップな感覚を織り交ぜながらもゴスペル直系のダイナミックさで歌い上げていて。
それを支ええるマッスル・ショルーズのリズム隊との相性も抜群の極上のサザン・ソウルが聴けます。
この迫力、この甘美さ。これに抗するのはなかなかに至難の技かと思われて。素直に委ねてしまおうかと。
シシーと、エステル・ブラウンを中心としたディープなゴスペルの、サザン・ソウルの香りが堪りません。
尤も。2ndアルバムは完全にゴスペル・アルバムにしたものの。ちょっと魅力に欠けたのか。
3rdアルバムで再びソウル路線に戻してるので。そこらは制作陣の貢献も大きかったのかも知れませんね。
いやぁ、しかし。本当にいいなぁと。流石はアレサが信頼して起用しただけのことはあるなぁと。
ここには天賦の才と、創造的な刺激や着想を感じとりものにできる嗅覚をもったメンバー。更には。
それを刺激、感化、鼓舞するスタッフやミュージシャン。それが一堂に揃った天の配剤があって。
そして。なにより。それらを受けて。何かを生み出し届けること。それが受け入れられること、喜ばれること。
そこに自らの楽しみや喜びも重ねられたメンバーの思いが、やはり特別なものにしている気がするんですよね。
空から降りてこようと。誰かの笑顔に鼓舞されようと。そこにある思いを感じられれば。それだけでいいんです。

せっせせっせ。
うきうきと。

うん。
そうさ。
こいつは。
鼓舞されてる。
ならば。

あれも。
これも。
ちょいと。
腕を振るって。
整えて。

ちょいと。
かなり。
思いを込めて。
愛情をスパイスに。
仕込んでみましょう。

せっせせっせ。
うきうきと。

甘い。
天啓が。
降りてきて。
可愛い。
笑顔を想起して。
鼓舞されて。

せっせせっせ。
うきうきと。

宴の仕込みをするのです!



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2012/12/13 Thu *その向こうを / Patti Labelle & The Bluebelles

20121213overtherainbow


目の前の。
そのもの。
それだけ。
それしか。
見えないのか。
見ようとしないのか。

目の前に。
あるもの。
それだけ。
それしか。
知らないのか。
知ろうとしないのか。

まぁ。
別に。
どうでも。
いいけど。
なんとも。
勿体ない。

その向こうを。
見てみたいとは。
思わないかい?
知らいたいとは思わないかい?
少なくとも。
世界は君が知っている限りではないんだけど。

『Over The Rainbow』'66年リリース。
パティ・ラベル&ザ・ブルーベルズのアトランティックでの初めてのアルバム。
'70年代にはラベルとして成功を収めるパティ・ラベルら3人に、後にシュープリームスに加わった1人。
その4人組だったこのブルーベルズが、パティのキャリアのスタートだったんですね。
後のラベル時代と比較すると。時代のせいもあるのか。大人しいと言うか、オーソドックスなソウルかなと。
例にもれずパティもゴスペル出身ですので。当然その香りも漂っています。
しかしながら。アルバム・タイトルにもなっている「Over The Rainbow」も含めてスタンダードな選曲が多いので。
ひとつ間違うと凡庸なポップスにもなりかねないところを。そのソウルフルな歌声で。
そして時にフェイクとでも言えそうな多彩な表現力で。立派なソウル・アルバムに仕立て上げているところ。
そこにパティの非凡な才能を見ることが出来ます。そう既に、パティは虹の向こう、その向こうを見ていたのだと。
そう思うのです。でなければ、ラベルへの脱皮、その後のソロでの成功も無かっただろうなと思わされます。
「Unchained Melody」はちょっとやり過ぎな感もありますが。「Over The Rainbow」や「Yesterday」では。
パティのヴォーカルのアレンジの魅力が十分に発揮されているかなと。「Yesterday」、新鮮だもんなぁ。
まぁ、オリジナルはねぇ。あまりに耳たこで。故に新しく聴こえるってのは多分にありますけどね・・・
妙にディスコに擦り寄って売れたラベル時代のイメージが強くって、パティとはちょっと縁遠かったんですけどね。
この時代まで遡って改めて聴いて。パティの魅力に気づいたってとこですかね。
因みに。ストーンズ・ファン、キース・ファンには馴染み深いサラ・ダッシュも勿論参加してます。

目の前の。
そのもの。
それだけ。
それしか。
感じないのか。
感じようとしないのか。

目の前に。
あるもの。
それだけ。
そこまでしか。
広げないのか。
広げようとしないのか。

まぁ。
別に。
どうでも。
いいけど。
なんとも。
狭量な。

その向こうを。
感じてみたいとは。
思わないかい?
広げたいとは思わないかい?
少なくとも。
世界は貴方達が知っている限りではないんだけど。

目の前。
目に入るもの。
手の届くもの。
それだけが。
総てで。
その中で。
優越感に浸ってる。

まぁ。
別に。
どうでも。
いいけど。
俺は。
その向こうを。
見てみたい。
感じてみたい。
広げたい。
行ってみたい。

世界は俺の知る限りではないことを。
俺は知ってしまっているからね。



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2012/12/12 Wed *予熱 / The Mar-Keys & Booker T.& The MG's

20121212backtoback


その前に。
その舞台の。
その芝居の。
その見得の。
その前に。

準備を。
入念に。
プロットとか。
シナリオとか。
舞台装置とか。

演出も。
装飾も。
練れるだけ練って。
根回しもして。
万端に。

でも・・・

『Back To Back』'67年リリース。
スタックス、ヴォルト。そのサウンドを屋台骨として支えていたブッカー・T&MGズ、そしてメンフィス・ホーンズ。
同年に行われたスタックス、ヴォルトのアーティストが一堂に会した欧州ツアー、スタックス、ヴォルト・レヴュー。
そのパリ公演でのブッカー・T&MGズ、そしてメンフィス・ホーンズが加わったマーキーズとしての演奏。
その模様を収録したライヴ・アルバム。タイトでホットでヒップ。そしてソウルフルなサウンドが御機嫌です。
勿論、主役は同じパリ公演が単独のライヴ・アルバムとなっているオーティス・レディング達だったのでしょうし。
実際に(恐らくは)主役達が登場する前の前座としての演奏、会場を客席を暖める役割を担っていたのでしょうが。
その役割を全うしているどころか。それ以上の熱気で会場中を満たすことに成功しているところが流石だなぁと。
まぁ、ブッカー・T&MGズ自体がヒット曲を連発していた人気者だったのだから当然と言えば当然なんですけど。
ご本人達はとにかくスタジオで各アーティストの録音に参加して。その合間に自分達の録音をしてと多忙で。
世間の状況など露知らず。この欧州ツアーで初めて自分達も人気があるんだと知ったんだとか。なるほどね。
そんな調子だったから。マイ・ペースでクールに。自分達のやりたい様に出したい音を出せていたのかもですね。
とにかくカッコ良いなぁと。やはり、この音、このサウンドあってこそのスタックス、ヴォルト、オーティスなんだなと。
A面頭が「Green Onions」で。もうこの1曲、最初の1音だけで。そのことを思い知らされます。これこれっと。
ほんとタイトなんですよねぇ。で、マーキーズになると飛びっきりソウルフで「Last Night」なんて最高です。
会場の温度がグングン上がっていく様が手に取る様に感じられます。予熱としては十分過ぎるってとこですね。
そのあまりに熱い予熱を生み出してるのは、思いの外の声援に応えようとしたブッカー・T達の思いであり。
その熱い思いのバトンを受け取って登場したから、オーティス、そしてサム&デイヴ達の熱演だったんだなとね。

その為に。
その舞台の。
その芝居の。
その見得の。
その為に。

準備を。
入念に。
プロットは決まった。
シナリオも書けた。
舞台装置も仕掛けた。

演出も。
装飾も。
考え尽くして。
根回しも適度に。
万端に。

でも・・・
最高の。
ウォーム・アップは。
予熱は。
そこにかける。
その思い。
時に背中合わせで。
ここまでやってきた。
これからも続けていきたい。
その思いが。
どこまであるか。
どこまで伝わるか。
そこなんだよねぇ。



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2012/12/11 Tue *思いっきり楽しもう! / Muscle Shoals Horns

20121211borntogetdown


まぁ。
そりゃ。
そうだ。
いつでも。
なんでも。

上々で。
楽々に。
なんてね。
あるわけも無い。
あってもいいのにね。

だったら。
それなりでも。
そんなもんでも。
こっちで。
思いっきり楽しもう。

だって。
ねぇ・・・

『Born To Get Down』'76年リリース。
アラバマのサザン・ソウルのメッカ、マッシュ・ショールズ・スタジオ。
そこで数々の名演、名曲に華を添えてきたホーン・セクション、マッスル・ショールズ・ホーンズのアルバム。
まぁ、その実力の程は折り紙つきですからね。どれだけサザン・ソウル(に限らずですが)に貢献したことかと。
あのメンフィス・ホーンズの向こうを張れるのはこの人達だけだったんじゃないかと思うんですけどね。
そんなマッスル・ショールズ・ホーンズがいつもの脇役じゃなくて、主役として制作したこのアルバム。
悪いわけが無く。実にファンキーで。痛快で愉快なアルバムとなっています。この弾け方は半端じゃないなと。
時代が時代だけに。ちょいとばかりディスコ臭が漂ったりもしてますが。まぁ、そいつはご愛嬌ってことにして。
兎にも角にも。この弾けて、うねるファンキーなサウンドに酔いしれて、踊って、楽しまない手はないよねと。
そうです。この手のアルバムは理屈抜きにして楽しむのが一番です。余計なことは考えなくていいんです。
いつもは。ある一章、ある一節、ある瞬間。その煌めきでしか楽しめない、あのホーンが。その響きが。
アルバム全編にわたって味わえる、楽しめるのですから。それだけで。ワクワクしようってものなんですよね。
特にA面頭からの「Open Up Your Heart」「Braek Down」とか。B面頭の「Bump De Bump Yo Boodie」とか。
タイトル・ナンバーの「Born To Get Down (Born To Mess Around)」、そして「Give It To Me」とかね。
「Give It To Me」はJ.ガイルズ・バンドのカヴァーですが。このヴァージョンも実にご機嫌な感じになっています。
アルバムタイトル通りに。楽しむために生まれてきたんだぜってことを思い出させてくれるアルバムです。
ジャケットの感じからしても。ここで言う、Get Downにはもっと直接的な意味があるんでしょうけどね(笑)。

まぁ。
そりゃ。
そうだ。
いつだって。
いまだって。

総てが。
上々で。
楽々で。
なんてね。
あってもいいけど、ないものね。

だったら。
上々に思える様に。
楽々と飛び越える感じで。
こっちで。
思いっきり楽しもう。

だって。
ねぇ・・・

楽しむ為に。
生まれてきたんだから。
ふざけて。愉快に過ごす為に。
生まれてきたんだから。
さぁ。
楽しんでしまおう。
思いっきり楽しもう!



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2012/12/10 Mon *王道は無法の中に / Sex Pistols

20121210nevermind


王道は。
無法の中に。

何が。
真っ当か。
当たり前か。
正統か。
正しいのか。

それらしく。
もっともらしく。
何となく。
そう思わされる。
ものもある。

思わされる。
それらしく。
もっともらしく。
当たり前の様に。
それを・・・疑おう。

『Never Mind The Bollocks...Here's The Sex Pistols』'77年リリース。
『勝手にしやがれ!!』なんて邦題が付けられたセックス・ピストルズの1stアルバム。
(この邦題、いま考えると同年の沢田研二、ジュリーの大ヒット曲にあやかろうとしてたかも・・・)
とにかく。当時はそのバンド名からしてセンセーショナルと言うか、なんだか際物扱いされたりもして。
セックス・ピストルズ、パンクそのものが実態以上に殊更ある一面ばかりが強調されてしまった感がありました。
なんてね。冷静に書いてますが。当時は自分も踊らされた一人だったんですけどね。だってガキだったからなぁ。
とにかく。今までのロックとは違うんだ。とにかく。何もかもに中指立てて、ぶっ壊してくれるんだと。
そんな威勢の良さ、挑発的なところ。それだけで、聴く前からもう魅せられてしまっていたのかも。
だってねぇ。とにかく鬱屈してて、抑圧されてて。もう何でもいいから、どうにかしたいなと焦りまくってる。
ガキなんてそんな思い、エネルギーだけで生きてる生物ですからね。そりゃ魅せられる・・・踊らされるわな(笑)。
今思えば。策士マルコム・マクラーレンの思うつぼってところですが。世界中のガキがハマったんだろうなぁ・・・
「Anarchy In The U.K.」に「God Save The Queen」ですからね。No Future~♪ってねぇ!
で、実際に聴いてみたら。もうこれが痛快で爽快なロックンロールで。どうだとばかりに快哉を叫んだのですが。
よく考えたら。これこそ王道のロックンロールじゃんと。実は至極真っ当なロック・バンドなんじゃないかと。
否、だからこそカッコ良いんですけどね。当時は皆が考え過ぎちゃって、肥大化しちゃってたから。
奇を衒った振りして。その実は真っ当に正当なロックンロールをぶちかましてみせただけだったと。作戦勝ちかな。
無法の中にこそ王道ありと。うん。踊らされたけど悔いなしですね。だってカッコ良いもんなぁ、それでいいじゃん!

王道は。
無法の中に。

それが。
真っ当か。
当たり前か。
正統か。
正しいのか。

それらしく。
もっともらしく。
何となく。
そう思わされる。
ものだから。

思わされても。
それらしくても。
もっともらしくても。
当たり前の様でも。
だから・・・疑おう。

答えなんて。
道なんて。
正解なんて。
常識なんて。
一つじゃない。
一つである必要がない。
一つでなくていい。

刺激が強いと。
挑発的だと。
奇を衒って見えようと。
前例に無くても、逆らっても。
それが。
自分にとって。
正しいと思えるなら。信じられるなら。
突き進もう。

例え。
天に唾しようとも。

王道は。
無法の中に。



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2012/12/09 Sun *足元から / Wilko Johnson

20121209watchout_wilko


足元から。
始まる物語。
まぁ、そこまで。
大袈裟じゃなくても。
足元。足回り。

大切だよねと。
大切にしたいよねと。
ちゃんと考えて。
伝えて。教えてもらって。
決めたいよねと。

そうして。
固まった足元で。
踏みしめる感触は。
どこか違っていて。
安心できるし。弾むよねと。

『Watch Out! Live In London』'85年リリース。
ドクター・フィールグッドを脱退し。ソリッド・センダーズも解散したウィルコ・ジョンソン。
試行錯誤の末、ノーマン・ワット=ロイとサルバトーレ・ラモンズとのトリオによるバンドに落ち着いて。
早速お披露目にと制作されたのがこのライヴ・アルバムだったのでした。これがですねぇ・・・良いんだなぁ。
何が良いって。余計なものが何もないってところで。ウィルコのギターに、ベースとドラムス。
これだけでガリガリ、ゴリゴリと鋭くぶっといビートを刻んで切り込んでこられたら。もうそれだけで十分でしょう。
あまりにシンプルっちゃシンプルですけどね。元来ロックンロールなんてそんなもんだし、だから良いんだと。
そんなことを教えてくれる、感じさせてくれる素晴らしいライヴ・アルバムなのです。全7曲ってのは不満だけど。
実のところ。そんなに続くとは思ってなくて。記念の意味で録音したとも言われていますが。この演奏です。
やってる本人達が手応えを感じない筈が無くて。結局、この3人で15年近く活動を続けることになるんですよね。
英国では一部で高く評価されたものの商業的には受け入れられなくて。でも日本では結構な人気を博して。
一時は毎年の様に来日していて。チッタとかによく観に行って。ウィルコのギターに撃たれて喜んでました(笑)。
ですので。このアルバムに針落とすと。あっ、このリフとか、このフレーズとか、いちいち反応しちゃうんですよね。
また、ノーマンとラモンズのリズム隊が強力だったんですよねぇ。その迫力にぶっ飛んだもんなぁ。
ノーマンとラモンズと言う、しっかりした足回りを得て、足元が固まったウィルコ。思う存分に暴れまくってます。
その最初の一歩からしていい感じだったんですね。あと、ウィルコのカッティングの確かさ、そこに。
ブリティッシュ・ビートの時代から受け継がれてきたブリティッシュ・ロック・シーンの伝統と魂を感じるのです。

足元から。
始まる物語。
まぁ、そこまで。
大掛りにしなくても。
足元。足回り。

大事だよねと。
大事にしたいよねと。
ちゃんと感じて。
伝えて。共感してもらって。
選びたいよねと。

そうして。
固まった足元で。
踏み出す感触は。
どこか違っていて。
安心できるし。弾むよねと。

デザインも。
大切で。
機能性も。
大事で。
感触も。
忘れずに。

伝統と魂を。
感じる靴を。
大切に。大事に。
教えてくれる。
共感してくれる。
お店に出会って。

さぁ。
足元から。
固めて。
躓かぬ様に。
転ばぬ様に。
歩き始めよう。



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2012/12/08 Sat *空はこんなに青いのに / The Plastic Ono Band

20121208livepeaceintrontukorg


空は。
頭の上に広がる。
その空は。
こんなに青いのに。
その青さに。

喜びよりも。
切なさを。
希望よりも。
懐疑を。
感じてしまう。

いつから。
そんな風に。
なぜ。
そんな事に。
なってしまったのだろう。

空は。
広がり、見つめている。
その空は。
こんなに青いのに。
その青さを信じられないなんて。

『Live Peace In Toronto』'69年リリース。
ジョン・レノンの実質的に初めてのソロ・アルバムと言えるライヴ・アルバム。
チャック・ベリーやリトル・リチャード等も出演したロックンロール・リヴァイヴァル・フェスティヴァル。
急遽出演が決まったジョンは、エリック・クラプトン、クラウス・ヴアマン、アラン・ホワイトに声をかけて。
急造のプラスティック・オノ・バンドを結成。トロントへ向かう飛行機の中で曲目を決めたんだとか。
当然、リハーサルも何も無い様なもので。ぶっつけ本番、出たとこ勝負だったのは事実の様で。
なんたって主役のジョンが。ビートルズがライヴ活動を停止してから久々の、数年ぶりのライヴだった訳で。
緊張もしてたんだろうなぁと。ロックンロールのカヴァーとオリジナル半々の選曲なんですけど。
歌詞もあやふやだったりして。バンドも難しいことは出来ないから。勢いだけでやっちゃおうって感じで。
でも、その緊張感、危うさを力に、武器に変えてしまうのがジョンなので。妙に説得力のあるライヴになってて。
何か文句があるか、かかってこんかいとばかりのジョンのシャウト。ジョンとクラプトンのギターの絡み。
ジョンならではの、この4人の、この一瞬ならではのロックンロールになってるところは、流石としか言い様が無く。
この火事場の馬鹿力があったからこそ、ジョンはジョンなのであり、その存在感も半端じゃ無かったんだと。
だから。例えば勲章返しちゃったりとか、ベッド・インして討論したりとかの行動にも説得力があったんだよなと。
それを忘れて。ただ愛と平和の人みたいに祀り上げてるんじゃないよと。ついつい怒りたくもなるのです。
ロックンローラーのジョンを忘れるんじゃないよと。忘れられるもんじゃないよと。32年目の今日もね。
この世界にはまだまだジョンの歌声が、叫びが必要なんですよね。それは嬉しくもあり・・・悲しくもあります。
この青空と白い雲だけのジャケット。英国盤のコーティングされたジャケットだと。尚更眩しく、心にも刺さります。
さて。このアルバム。昔も今もA面しか聴きません。それでいいかなと。少なくとも俺にとってはね・・・

空は。
頭の上に広がる。
その空は。
こんなに青いのに。
その青さに。

嬉しさよりも。
悲しみを。
明日よりも。
過去を。
思ってしまう。

いつから。
そんな風に。
なぜ。
そんな事に。
なってしまったのだろう。

空は。
広がり、続いていく。
その空は。
こんなに青いのに。
その青さが最後の輝きに見えるなんて。

この。
空は。
いつまで。
青くいてくれるのだろう。
いつまで。
見つめていてくれるのだろう。
いつまで。
果てしないと思わせてくれるのだろう。
何かが。
覆いかぶさる。
圧し掛かる。
囲もうとしている。

空はこんなに青いのに。

ジョンの叫びが突き刺さる。



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2012/12/07 Fri *もしもピアノが弾んだら / Professor Longhair

20121207neworleanspiano


もしも。
ピアノが。
弾けたなら。
弾んだら。
跳ねたなら。

それだけで。
どんなに。
沈んだもの。
淀んだもの。
抱えていても。

なんだか。
楽しく。
やっていけそうな。
転がっていけそうな。
ステップ踏めそうな。

そんな。
気がする。
勿論。
弾けはしないので。
頭の中で。心の底で。
弾ませて。跳ねさせて。

『New Orleans Piano』'72年リリース。
ニューオーリンズを代表するピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアのアルバム。
兎にも角にも。この“長髪教授”がいなかったら。アラン・トゥーサンもDr.ジョンも恐らくは存在しなかったろうと。
それ程のお方で。その弾んで、跳ねて、転げまわるピアノは絶品以外のなにものでもありません。
しかしながら。このアルバムには'49年と'53年の録音が収録されていますが。当時は殆ど注目されずに。
その人生の殆どをなんとギャンブラーとして生計を立てていたんだとか。なんともニューオーリンズな話ですが。
このアルバムに収められたナンバーの数々、その。もう猥雑で生き生きとした魅力に触れる度に。何でと?
これ聴いて。心弾まなかったら、体跳ねなかったら、リズムとって、ステップ踏みたくならなかったら。
ねぇ、それは音楽と、人生の楽しみと縁が無いってもんだよと。それくらい言いたくなってしまう程のものですが。
まぁ、プロッフェッサー本人はそんなことも気にかけて無かったのかも、実に愉快に弾き、歌っています。
恐らくは。左手でしっかりとビートを刻みつつ。右手が自由自在に弾んで跳ねまくってるのかな。
強固な土台の上で。時にシンコペイとしながら、ラテンの影響やファンクの萌芽も感じさせつつ。まさに自由自在。
よくまぁ、これだけ転がるものだなぁと。でまた、とぼけた様な歌声が、実にその似合ってるんですよねぇ。
「Tipitina」とか「Mardi Gras In New Oreans」とか代表的なナンバーも含むこのアルバムでようやく認知されて。
録音の機会も増え。自分のクラブも経営し始めたプロフェッサー。それでもギャンブラー稼業は続けたとか(笑)。
あのポール・マッカートニーに招かれて船上パーティーで演奏したりもしています。それもこれも自然のうちと。
飄々と。弾んで、跳ねてと。いやぁ、やっぱり憧れちゃうなぁ。もしもピアノがねぇ、弾けたならねぇ・・・

もしも。
ピアノが。
聴こえたなら。
弾んだら。
跳ねたなら。

それだけで。
どんなに。
沈んでいても。
淀んでいても。
流れ出して。

なんだか。
楽しく。
やっていけるなと。
転がっていけるなと。
ステップ踏んでやろうぜと。

そんな。
気になる。
残念無念。
弾けはしないけど。
頭の中で。心の底で。
弾ませて。跳ねさせて。

さぁ。
聴こえてきたら。
そのピアノが弾んだら。
そのピアノが跳ねたら。
そのピアノが転がったら。

心弾ませて。
体跳ねて。
リズムとって。
ステップ踏んで。
今日は今日。
明日は明日。
自然のままに飄々と!



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2012/12/06 Thu *遊びをせんとや / Little Milton

20121206playingforkeeps


遊ぶために。
遊び続けるために。
生まれてきた。
楽しむために。
楽しみ続けるために。
生きてる。

まぁ。
なんだかんだで。
そんなもん。
なんだかんだ言っても。
その程度。
それでいい。だからいい。

故に。
大概の事は。
何があっても。起きても。
まぁ、少しは揺らいでも。
まぁ、強がりもあるけれど。
やり過ごせる。
まぁ、いいかと。

『Playing For Keeps』'84年リリース。
'50年代から活動を続けていたリトル・ミルトン。
'60年代をチェス(チェッカー)で、'70年代をスタックスで過ごして。
数々のヒット曲を放ち。チトリン・サーキットのスターであり続けたミルトン。
特にスタックスでのミルトンはそのパワー全開で黄金期を築き上げた感がありましたが。
スタックスの倒産と共に。そしてブルース界そのものの低迷と共に複数のレーベルを渡り歩くこととなり。
流石のミルトンもこれまでかと思われましたが(尤も依然としてチトリン・サーキットではスターだったのですが)。
'84年にブルース復興の旗を掲げていたマラコと契約。その第一弾となったのがこのアルバムでした。
まだまだやり続けるぜ、全力で遊んで、楽しんでやるぜとの思いがアルバム・タイトルにも表れていますが。
何よりも。ミルトンの、そしてブルースの復活宣言、そしてマラコの、ブルース界のアンセムともなったのが。
B面1曲目に収められた「The Blues Is Alright」だったのでした。高らかに力強く楽しげに歌い上げるミルトン。
俺も、ブルースも。まだまだこれからだぜと。まだまだ一緒に遊ぼうぜ、楽しもうぜと。どんなもんだいと。
(「The Blues Is Alright」自体は以前にも吹き込んでいたナンバーですが。まぁ、ここで世に出た様なものかと)
時代のせいか。ややサウンドが甘過ぎたり、スリルに欠けたりはするものの。ミルトン自身は絶好調で。
マラコ時代に新たな黄金期を迎えたと言ってもいいのかな。亡くなるまでに10枚以上のアルバム遺してるし。
「Sweet Home Chicago」と並んでブルース・ライヴの定番曲となった「The Blues Is Alright」を聴きながら。
俺も。まだまだやり続けるぜ、全力で遊んで、楽しんでやるぜ。焦ることなく、これからも末永くと思うのです。

遊ぶために。
遊び続けるために。
生まれてきたからには。
楽しむために。
楽しみ続けるために。
生き続けてやろう。

まぁ。
なんだかんだで。
それだけのこと。
なんだかんだ言っても。
その程度だから。
いまがあるだけで丸儲け。

故に。
大概の事は。
何があっても。起きても。
まぁ、少しは揺らいだとしても。
まぁ、無理しない範囲で強がってでも。
やり過ごしてしまおう。
まぁ、いいかと。それでいい。

遊びをせんとや。
生まれけむ。

夢中で。
強く。
でも。
焦らず。
のんびりと。
ブルースと肩を並べてでも。
歩いていこう。
それでいい。

遊びをせんとや。
生まれけむ。



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2012/12/05 Wed *むしろ / Clarence Carter

20121205thedynamic


そんな風に。
感じてるなら。
思ってるなら。
その程度でしか。
ないのなら。

その程度で。
収まるなら。
何事も無かった様に。
過ぎ去ってしまう。
そんなものなら。

むしろ。
いっその事。
ぶっちゃけて。
くれたらいいのにと。
清々するのにと。

でないのなら。
中途半端に。
物申すくらいなら。
むしろ。
黙っていてくれと。

『The Dynamic Clarence Carter』'69年リリース。
アルバムタイトル通りにダイナミックな歌声が響き渡るクラレンス・カーターの2ndアルバム。
所属はアトランティック。しかし。制作はリック・ホール、録音はマッスル・ショールズ、フェイム・ギャングと共に。
要は。フェイム・サウンド。全盛期にあったその南部臭プンプンのサウンドと、クラレンスの歌声の相性は最高で。
特に。ミディアムからスローなナンバーにおいて。その歌声の深い迫力は最高の輝きを“黒く”放っています。
「Too Weak To Fight」などもミィディアム・ナンバーでの乗りと、醸し出される味わいの深さもいいし。
「I'd Rather Go Blind」の様なスロー・バラードにおける、この上も無いソウルフルな哀感も堪らないし。
またそのいずれもが。フェイム・ギャングのバッキングの凄さも手伝ってか、実にその黒く男らしく屹立していて。
そのサウンド、歌声には。もう、サザン・ソウルの魂が溢れまくりってところです。それがカッコ良いんですよね。
こいつは。キャンディ・ステイトンでなくても惚れちゃうかなってくらい。クーッ、最高に御機嫌だもんなぁ。
「Too Weak To Fight」も、「I'd Rather Go Blind」も。タイトルや歌詞だけだと何だか女々しく、弱弱しくなんて。
なんて感じも受けてしまうのですが。ところがどっこい。む・し・ろ。そう思わせておいて。しぶとく、しつこくと。
逆境や苦境を。受け止めて、時に受け流して。したたかに立ち回って生きていく。そんな強さを感じさせられます。
生まれながら盲目にして。ソウル・シンガーには珍しく自らギターを弾きながら歌うクラレンス。
その独特のスタイルには。どこか戦前のブルース・マン達にも近いものを感じて。そこに。芯の強さがあるのかと。
だってねぇ。「I'd Rather Go Blind」なんて歌っちゃうんですからねぇ。このアイロニカルなタフさは伊達じゃないと。
ドアーズの「Light My Fire」のカヴァーだけは。どうにも似合ってませんけどね。そこはご愛嬌かな(笑)。

こんな風にしか。
感じないなら。
思えないなら。
その程度でしか。
ないのなら。

この程度で。
収められるなら。
何事も無かった事に。
やり過ごせてしまえる。
そんなものなら。

むしろ。
いっその事。
引っくり返して。
やれたらいいのにと。
清々するのにと。

出来ないのなら。
中途半端に。
振り返るくらいなら。
むしろ。
突っ張ってしまえと。

そう。
言い切れないのは。
ちょっと。
立ち止まるのを忘れてて。
ブレーキを踏まずにきてしまって。
正面から戦いを挑むには。
ちょっと。弱ってるからなのか。

だったら。
暫くは。
目を閉じて。困ったふりをして。
時を稼いでみてもいいかもね。
そう。それでこそ。
むしろ。
しぶとく。したたかに。
あれるのならば。



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2012/12/04 Tue *そばにいてくれるだけで / Candi Staton

20121204standbyyourman


そばにいてくれる。
それだけで。
他に。
望むものなど。
何もない。

そばにいてくれる。
それだけで。
黙っていても。
いいんだよとも。
話しておくれよとも。

そばにいてくれる。
それだけで。
そんなことは。
どうでもよくて。
ただただ。それだけで。

『Stand By Your Man』'71年リリース。
今年奇跡の初来日公演で変わらぬ歌声を聴かせてくれたキャンディ・ステイトン。
そんな愛しのキャンディのフェイム録音による2枚目のアルバム。ジャケットからしてなんとも愛らしいのですが。
その愛らしくも迫力のある歌声が最も輝いていたのはやはりフェイム時代で。しかもこのアルバムかなと。
フェイムと言えばアラバマで。アラバマと言えばマッスル・ショールズで。名うてのフェイム・ギャングを従えて。
堂々と歌い上げるキャンディ。余裕たっぷりに受けてみせるフェイム・ギャング。これぞサザン・ソウルです。
後に旦那となるクラレンス・カーターに見いだされてフェイム入りしたキャンディ。その水が合っていたんだなと。
結局フェイムには3枚のアルバムを残して。ワーナーに移籍して。そこでもヒット曲を放っていますが。
やっぱり。抜群に相性が良かったのはフェイムだったよなと。その伸びやかな歌声を聴く度に感じるのです。
このアルバムは前年にシングルとしてリリースした「Stand By Your Man」のヒットを受けて作られたものですが。
その「Stand By Your Man」元々はカントリーの名曲だそうですが。見事にサザン・ソウルに生まれ変わっていて。
カントリーの残り香を感じさせながらも。溢れだす情熱、情感。その熱さ、温かさこそがキャンディの魅力です。
とても力強くて、包容力に溢れていて。でもどこか可愛らしいが、またキャンディならではで、くすぐられます。
だからかな。お歳を召されても(失礼!)肝っ玉母さんみたいにならずに。その可愛らしさを残したままで。
キャンディもまたゴスペル出身で。フェイムでの1枚目のアルバムではもう少しブルージーだったりもしますが。
決して重くなり過ぎず。そばにいてくれるだけでいいと思わせる。ある種の自然な軽やかさがあるのがいいかな。

そばにいてくれる。
それだけで。
他に。
望むものなど。
あるものか。

そばにいてくれる。
それだけで。
黙っていても。
話していても。
温かい安らぎを与えてくれる。

そばにいてくれる。
それだけで。
あんなことも。こんなことも。
どうでもよくて。
ただただ。それだけで。

そばにいてくれるだけで。
いいんだよと。
自然にそう言える。
口に出さなくても感じてくれる。
そんな相方がいることの幸せに感謝を込めて。

お誕生日おめでとう。

そばにいてくれるだけで。
それだけで。ね!



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2012/12/03 Mon *まだ共鳴してる / The Rolling Stones

20121203beggarsbanquetjp


未だ。
共にある。
共に震えて。
共に響いて。
共に鳴いている。

未だ。
ここにある。
この身の内に。
この胸の奥に。
深く柔らかいところに。

そして。
振動して。
反響して。
共鳴して。
共感している。

未だ。
消えていない。
去っていない。
失われていない。
共にあるのだ。

『Beggars Banquet』'68年リリース。
言わずと知れたローリング・ストーンズの最高傑作の1枚となったアルバム。
ここ数年は英国オリジナルのモノラル盤に針を落とす機会が圧倒的に多かったのですが。
今回は久し振りに中学生の頃に買ったキング・レコード時代の日本盤に針を落としてみました。
音質的には英国盤が良いかなとやはり感じますが。日本盤の音も耳に馴染んではいるんだなと。
原点回帰だとか、米国南部へのより深い憧憬の表れとか、カントリーへの展開とか。
そしてブライアン・ジョーンズにとっての実質的なラスト・アルバムだとか。そんなことは何も知らず、解らず。
でも。明らかにこのアルバムにおけるストーンズが。素晴らしいのは傑物なのは。初めて聴いた時に。
とにかく感じていたんだろうなと。そしてある意味、道を踏み外したんだなと。改めて。後悔はありませんが。
なんだか最近は通ぶって。前作である『Their Satanic Majesties Request』を傑作だとか言う人もいますが。
どう考えたって。それは無いでしょうと。問題作であって賛否は分かれるけど。傑作ではないよなと。
それはストーンズのメンバーも解っていたからこそ。起死回生の思いを込めて、ジミー・ミラーを迎えてと。
その思いと熱意の総量の半端無さが。やはりこのアルバムを特別なものにしているのだと思います。
「Parachute Woman」「Stray Cat Blues」「Salt Of The Earth」と艶かしく、淫靡に。そして志を持って。
ブライアンの一世一代のスライドが郷愁と哀歓を伴って響く「No Expectations」も素晴らしいのですが。
やはり「Street Fighting Man」と「Sympathy For The Devil」は、もう畢生の名曲としか言い様がなく。
テーマ的には時代に殉じても不思議はないのに。今も永遠の生命を保っていること、生き続けていること。
その事実に、その奇跡に。ストーンズの底知れぬ魅力を感じるのです。いまも、これからも共にありたいなと。

未だ。
共にいる。
共に震えて。
共に響いて。
共に鳴いている。

未だ。
ここにいる。
この身の内に。
この胸の奥に。
深く柔らかいところに。

そして。
振動して。
反響して。
共鳴して。
共感している。

未だ。
消えていない。
去っていない。
失われていない。
共にいるのだ。

静かに。静かに。
彼は死んではいない。
彼は眠ってはいない。
彼は人生と言う夢からさめたのだ。

放たれし。
三千五百匹の蝶と共に。
天に舞い上がり。
その魂は。
再び繭を紡ぎ。
蛹になり。
羽化し、羽ばたき。
再び我らと共にある。

そうさ。
まだ共鳴してる。
まだ共感してる。
そうさ。
まだ宴は続いている。



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2012/12/02 Sun *そうなる前に / The Who

20121202selloutukmonoorg


売れてしまう。
売り切れてしまう。
燃え尽きてしまう。
その前に。
そうなる前に。

その前に。
そうなる前に。
手に入れなきゃ。
準備しなきゃ。
補給しなきゃ。

この冬を。
楽しく過ごす為に。
終わり良ければ。
総て良しにする為に。
その前に。
そうなる前に。
あの店へ。この店へ。
あの街へ。この街へ。

『Sell Out』'67年リリース。
架空のラジオ局の放送の姿を借りたトータル・アルバムとなっているザ・フーの英国での3rdアルバム。
実在の商品の架空のCMソングを架空のラジオ局のジングルで繋ぐという手法の、その狙いは。
取締りにより壊滅状態にあった海賊ラジオ局へのエールと、ポップ・アートと商品として両立するロックの確立。
であって、あわよくば。その商品からの広告収入も狙ってたんだとか。まぁ、その目論見は外れたんですけどね。
しかしながら。コンセプト・アルバム、トータル・アルバムとしての完成度は高く。そしてキャッチーでと。
ビートが弾けて、ハードに鳴り響きながら。実にメロディアスでもあると。そのフーの個性、魅力が煌いてるなと。
全キャリアを通じて捨て曲の無いフーですが。このアルバムも全13曲外れなしですからね。綺羅星の如くと。
オリジナル・アルバムとしての次作は『Tommy』ですからね。その意味ではブリティッシュ・ビート・バンドとしての。
(作られたイメージではありましたが)モッズ・バンドとしてのフーの最後の姿が捉えられているアルバムでもあり。
如何にフーがその中でも頭一つ抜けた存在だったかが感じられるアルバム、サウンドなんですよね。
まぁ、何度も書いてますが。ピート・タウンゼンドの世界を構築する才能と、それを実現するメンバーの力量。
ストーンズもビートルズも奇跡ですが。やっぱりフーも奇跡なんですよね。この4人が揃ったってのがね。
で、その詩の世界が。また。決してカッコ良いだけじゃなく。下ネタだったり、情けなさ全開だったりもするのが。
そこもまた。ロック小僧どもの共感を呼ぶ理由だったりするんですよね。まぁ、女子には解らん世界なんですけど。
この英国オリジナルのモノラル盤。随分と低音が強調されたミックスになっていて。好みの分かれるとこだとか。
個人的には。迫力と共に温かみのある、この音質で聴くのが一番しっくりくるかなと感じますが・・・

売れてしまう。
売り切れてしまう。
枯れ果ててしまう。
その前に。
そうなる前に。

その前に。
そうなる前に。
手に入れなきゃ。
用意しなきゃ。
補充しなきゃ。

この冬を。
面白く過ごす為に。
総て良しとする為の。
終わりを良しとする為に。
その前に。
そうなる前に。
あの場所へ。この場所へ。
あの街へ。この街へ。

毎年のことながら。
やはり。
師走になると。
慌ただしく。
あれも。これもと。
その前に。
そうなる前に。
計画的に・・・進められれば苦労も無いけど。
この慌ただしさも楽しめなくなるからね・・・
と言い訳しつつ。さぁ、楽しもう(笑)。



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2012/12/01 Sat *捕まらないぜ / Dave Clark Five

20121201catchusifyoucan


捕まらないぜ。

師走だよ。
師走。
師匠でも。
坊主でも。
無いけれど。

師走だからね。
師走。
駆け出さないとね。
あれも。これも。
やり残してるじゃん。

あそこへ。
行かなきゃ。
あれを。
買わなきゃ。
あれも。
観なきゃ。
あれも。
食べなきゃ。
あれもこれも。
楽しまなきゃ。

捕まらないぜ。

『Catch Us If You Can』'65年リリース。
デイヴ・クラーク・ファイヴの英国での2ndアルバム。初の主演映画のサウンド・トラック的性格もあって。
その映画『5人の週末』のシーンをジャケットに使ったと思われる米国盤は以前載せたことがありました。
選曲は各々で異なっていて。実際のところは英国盤の選曲がより映画で使われたナンバーに準拠してるとか。
以前としてオリジナル・アルバムのCD化が見送られている為か、そして当時もアイドル扱いだった為なのか。
なかなかブリティッシュ・ビート・バンドとしての正当な評価がなされないデイヴ・クラーク・ファイヴなのですが。
ファンとしては口惜しいと言うか。実際に。そのキャッチーさとR&B的感覚のバランスの絶妙なとこととかですね。
なかなかに。侮りがたしだと思うんですけどね。弾けていながら、郷愁を誘う様な面もあり、クールな面もありで。
しかも。このアルバムとか全曲オリジナルですからね。インストもカッコ良いし。デイヴ・クラーク、才人です。
で、ヴォーカルのマイク・スミスの歌声の本格的なところ、その迫力もね。そろそろ再評価して欲しいなぁと。
恐らくは米国市場で大いに受けてしまったのも、英国や日本のファンに敬遠されてる一因かも知れませんが。
(なんたって前述の米国盤、同時期のリリースながら米国では5枚目のアルバムですからねぇ・・・)
でも。そのサウンドから漂う郷愁・・・哀愁は。どうしようもなく英国的だし。そのクールさも英国ならではだよなぁ。
そのデイヴ・クラーク・ファイヴの魅力が結実したかの「Catch Us If You Can」はやはり永遠の名曲です。
それがA面1曲目で。2曲目のインスト、「On The Move」ってのがまた堪らなくクールでカッコ良くて。
その2連発に。このジャケットのセンス。それだけでもう、どうにも堪らないアルバムだったりするんですよねぇ。

捕まらないぜ。

師走だよ。
師走。
師匠だって。
坊主だって。
焦ってるぜ。

師走だからね。
師走。
焦らずにはいられない。
あれも。これも。
やり残したままじゃさ。

あそこへ。
行かなきゃ。
あれを。
買わなきゃ。
あれも。
観なきゃ。
あれも。
食べなきゃ。
あれもこれも。
楽しまなきゃ。

捕まらないぜ。

まだまだ。
行きたい。
買いたい。
観たい。
食べたい。
楽しみたい。
だから。

捕まえられるものなら。
捕まえてみればいいけれど。

捕まらないぜ。

誰にも。
誰かにも。
勿論。
自分の。
自制心なんかにもね(笑)。



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2012/11/30 Fri *再会 / Jeff Beck

20121130flash


なんと。
まぁ。

再会を。
約してはいても。
少し先の。
少し不確かな。
話だと思っていて。

再会を。
待ってはいても。
少し遠くて。
少し現実味も薄い。
話かなとも思っていて。

それが。
なんで。
いま。
ここで。
顔を合わせているのだろう。

『Flash』'85年リリース。
暫く沈黙を続けていたジェフ・ベックが久し振りにシーンに戻ってきたアルバム。
暫く離れている内に。MTVの登場やらなんやらでシーンは様変わりしていて。
その何かにつけて。装飾過多で過剰になってしまったシーンはベックには居心地悪かったろうなと。
いま、針を落としても。ベックのギター以外のサウンドがそのチープな装飾故に陳腐化していて。
本当に。'80年代ってのはロックにとっては不毛な時代だったんだなと思い知らされます。
ミック・ジャガーやティナ・ターナー、そしてロッド・スチュワートのアルバムにゲスト参加して。
ある程度助走して、予備知識も身に着けて。それでも。5年振りのこのアルバム、スッキリはしてないなと。
歌物に回帰して。MTVで慣れない演技をして。でもなぁ、ホントはなぁ。ギター弾きたいんだよなぁと。
もっと火を噴くようなギター弾いて、それに応えてくれる相手が欲しいんだよなぁと。そんな感じがありありで。
一説にはカーマイン・アピスの仲立ちで再開したらしいロッドが歌ってる「People Get ready」、これだけが。
その応酬、その息の合い方。流石はベックとロッドだよなと。魅了されるんですよね。まぁ、元々いい歌だし。
だから。全曲ロッドと。再会した最高の相手と組めばいいのに。それが素直にできないところがねぇ。
まぁ、ベックだから仕方ないんですけどね。ベック自身の歌は弱いし。もう一人のヴォーカリスト、こいつがねぇ。
もう、なんか産業ロックぽくって。ジャーニーじゃねぇんだからさぁと。言いたくなるんだよなぁ。
こんなダサい奴と組んじゃうところ、そのセルフ・プロデュース能力の無さと言うか、諦めの良さがなぁ・・・
結局、今は再びインストの世界に戻ってるベック。それはそれで。素晴らしいアルバムもありますが。
またねぇ、ロッドとがっぷり四つに組んでやってくれないかなぁ。ロッドも、どう考えても今は小手先だけだしさ・・・

なんと。
まぁ。

再会を。
約してはいたけれど。
少し先の筈が。
不確かな筈の。
話に思われていたのに。

再会を。
待ってはいたけれど。
少し遠いかなと。
未だ現実はしないかなと。
思っていた話なのに。

それが。
なんで。
いま。
ここで。
顔を合わせ笑っているのだろう。

本当に。
この世界は。
狭いよなぁ。
狭すぎるよなぁ。
まぁ、いいけど。

なんと。
まぁ。

変わらずに。
自然に。
応酬できそうで。
息も合いそうで。
その予感だけで。

この再会。
少しはいいなと。
悪くないなと。
いつか。また。
がっぷり四つに。
組む為の。
序奏にできればいいなと。
そう。思うのです。



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2012/11/29 Thu *想い果てなく / George Harrison

20121129somewhereinengland


いつになっても。
いつまでも。
忘れることも無く。
尽きることも無く。
そんなものが。

年を経るたびに。
歳を重ねるごとに。
増えていく。
それはどうにも。
やるせなく、切なくもある。

忘れられなくても。
尽きなくても。
戻らないものは戻らない。
進むものは進む。
そんなことは。とうに承知していても。

『Somewhere In England』'81年リリース。
『想いは果てなく-母なるイングランド-』なる邦題がつけられていたジョージ・ハリスンのアルバム。
自らのレーベルであるダーク・ホースを設立した後も。何かとレコードj会社と揉め事の多かったジョージ。
このアルバムも。当初完成させたものに対して。地味すぎるとのクレームがつけられて。もっとキャッチーにと。
アップ・テンポのナンバーを増やすことを要求されて。追加の録音を余儀なくされて。そうしてるうちに。
あの'80年12月8日を迎えてしまって・・・元々はリンゴ・スターの為に書いていたナンバーの詩を書きかえて。
「All Those Years Ago」としてジョン・レノンに捧げて。演奏にはリンゴに、ポール・マッカートニーも加わって。
ジョンを除くファブ・フォーが解散後初めて揃ったこともあって。シングルとしてヒットして。アルバムも売れたと。
勿論、ジョンに対する想いは。並々ならぬものがあっただろうし。他人には窺い知れないものだったろうなと。
それが反映された「All Those Years Ago」は素晴らしい作品だし。妙に湿っぽくないのもジョージならではだなと。
敢えて明るい曲調に仕上げたところに。ジョンに対する、帰らない日々に対する果てない想いを感じさせます。
でも。結果として。それだけが強調されてしまって。ジョージの当初の意図とは異なった受け止め方をされたかと。
ジャケットも。当初ジョージがイメージしていたものとは異なるものに変更させられてしまっていますし。
(ジョージの死後に、数年前の再CD化の際に、ようやく当初のイメージを生かしたジャケットになりました)
それでも。それを受け入れてでも。「All Those Years Ago」を歌い、世に出したこと。そこがジョージだなと。
自らのレーベルにダーク・ホースと名付けるくらいに自虐的で皮肉屋でもあり。いい人を演じることを拒みながら。
盟友への思いは人一倍強く。また自らの信念にも忠実で熱いものを内に秘めていて。そこが好きだったなぁ。
ジョンとジョージ。空の上で。どんな会話をして。どんな音を奏でてるのかと。想い果てなく・・・

いつになっても。
いつまでも。
忘れることの出来ない。
尽きることが許されない。
そんなものが。

年を経れば経るほど。
歳を重ねれば重ねるほど。
増え続ける。深くなっていく。
それはどうにも。
やるせなく、儚くもある。

忘れられなくても。
尽きなくても。
戻せないものは戻せない。
止められないものは止められない。
そんなことは。とうに承知していいるから。

それでも。
想い果てなく。

果てない想い。
そんな想いが。
数あるのは。
そんな想いを。
寄せられるのは。
そんな想いを。
抱けるのは。
それだけの。
ものがあったから。
ではあるけれど。

それにしても。
想い果てなく。



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2012/11/28 Wed *ひと時でも / Ann Peebles

20121128parttimelove


ひと時でも。
一瞬でも。
その時に。
掴めれば。
捉えられることができれば。

そのまま。
持ち込んで。
引きずり込んで。
こっちの土俵で。
勝負することができれば。

なんとかなる。
なんとかできる。
少なくとも。
機会はつくれる。
機会さえ創ることができれば。

『Part Time Love』'70年リリース。
ハイの歌姫、メンフォシ・ソウル・クイーン、アン・ピーブルズの2ndアルバム。
4枚目のシングルだった「Part Time Love」のヒットを受けて急遽制作されたらしく。
全10曲のうち6曲が1stアルバムとダブってるんだとか。粗製濫造な感じは否めませんが。
まぁ、その1stアルバムは持っていないので。いいかなと。ジャケットもこっちのがいい感じだし。
ゴスペル出身でブルージーな歌声が持ち味のアン。そのブルーな情感が滲み出るバラードもいいのですが。
「Part Time Love」の様な。ビートの効いたナンバーで。ハイ・リズムの後押しも受けて。
ビートに乗ってソリッドにガンガン攻めてくるアンが、やはりグイグイ胸に迫ってくるかなぁ。来た来たってとこで。
ブルージーでハードで。故に。ちょっと硬い感じも確かにあって。しかも未だ線が細いかなって感じも。
そこがね。アレサ・フランクリンとか、グラディス・ナイトとかと比較すると。針を落とす機会が少ない理由かな。
でもね。偶に。堪らなくアンの歌声を聴きたくなるんですよね。その歌声に圧倒されたくなるんだよなぁ。
こう、グイグイ、ガンガン、迫られたくなると言うか。それこそ目の前で歌ってるかの迫力を感じたいと言うか。
要は。ひと時でも、一瞬でも。アンと恋に落ちたくなるんですよね。刺激的ですからねぇ。
ただ。その恋が永く続くかと言うと、続けたいかと言うと。それはちょっとこっちの身が持たないかなと。
刺激が強い日々ってのは魅惑的ではあるけれど。続きすぎると、息苦しくなったり、溺れ過ぎたりするからねぇ。
それでも。そのひと時、その一瞬で。聴く者を虜にしてしまうアンの魅力はやはり抗い難いものがあるのです。

ひと時でも。
一瞬でも。
その時に。
魅せられれば。
惹きこむことができれば。

そのまま。
幻惑させて。
魅了したままで。
こっちの舞台で。
幕さえ開けてしまえば。

なんとかなる。
なんとかできる。
少なくとも。
芝居は始められる。
芝居さえ始めてしまえれば。

後は。
そのひと時。
その一瞬を。
飽きさせず。
褪せさせず。

後は。
息苦しくならない程度に。
溺れ過ぎない程度に。
身が持つ程度に。
続けるだけ。

だから、
ひと時。
一瞬。
その時。
恋に落とさせよう!



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