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2013/01/24 Thu *思い込まずに、焦らずに / Eric Clapton

20130124slowhandukorg


てっきり。
すっかり。
もう。
そうだと。
そうなんだと。

思い込んで。
信じ切って。
それで。
歩いてたら。
進んでたら。

あれ。
あれ。
あれと。
何かが。
変だぞと。

立ち止まり。
振り返り。
もう一度。
確認してからでも。
遅くは無いぞと。

『Slowhand』'77年リリース。
自らの代名詞をタイトルに冠したエリック・クラプトンのアルバム。
カムバック以来、米国での録音が続いていたクラプトン。久々の英国録音でもあったアルバムで。
その影響もあってか。それまでのレイドバックしていながらもどこか力んでいた感じが消えて。
実に自然に、流れに任せて。当時の素のままにギターに、歌に向かっている印象があったりします。
敬愛するJ.J.ケイルのナンバーである「Cocaine」をA面の頭に持ってくると言う。そこからして。
自らの薬物依存の過去をどうしても想起させるナンバーからアルバム始めるかと。その諧謔性に余裕があって。
実にギターも、歌声も。憑き物が落ちたかの様でもあります。ライヴで大合唱になるのには違和感ありますが・・・
で、続くのが、「Wonderful Tonight」ですからね。今度は大甘のラヴ・バラードかよと。こいつはいくら何でもと。
ですが。ただのラブ・ソングじゃないんですよね。実は。パーティに着ていくドレスがなかなか決まらない。
そんなパティ・ボイドにイライラして、半ば皮肉って今夜の君は素敵だよって歌ってるんだとか。英国人らしいなと。
そう。だから喜んで披露宴とかで「Wonderful Tonight」流して喜んでちゃ駄目なんです。憶えておきましょう(笑)。
で、殆どその2曲だけで語られがちなのですが。「Lay Down Sally」とか「The Core」なんてナンバーもね。
マーシー・レヴィの貢献も大きくて。前者の軽やかさ、後者のファンキーさ共々。なかなかにいい感じです。
まぁ、個人的にはレヴィよりイヴォンヌ・エリマンの歌声が、その穏やかさ、温かさが好みではありますが・・・
そして。アルバムの最後を印象的なインスト「Peaches And Diesel」でしめているのが。また渋くて。
自然に、流れに任せつつも。作品としての纏まりを考えてた辺りにもクラプトンの好調さが窺える気がするのです。
ところで、スローハンドなる代名詞。昔はクラプトンの指の動きがあまりにも速過ぎて却ってゆっくり見えた・・・
なんてのが定説だったのですが。実はステージで弦を切って張り替えるクラプトン、それまで熱狂してた観客。
待ってる間にゆっくりと拍手をし始めて・・・そこから名付けられたんだとか。思い込みって怖いですね(苦笑)。

てっきり。
すっかり。
もう。
いいと。
いいんじゃないかと。

思い込んで。
疑わずに。
それで。
歩みを早めたら。
駆け出そうとしたら。

あれ。
あれ。
あれと。
何かが。
変だぞと。

立ち止まり。
見回して。
もう一度。
見つめなおしてからでも。
遅くは無いぞと。

立ち止まり。
目を閉じて。
深呼吸して。
耳を澄ませてからでも。
遅くは無いぞと。

思い込まずに。
焦らずに。

まぁ。
あと少し。
そう。
待っててもらっても。
いいんだよね。



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