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2013/01/30 Wed *ブルースを唄おう / Howling Wolf

20130130wolfsingsblues


ブルースを唄わないで。
その気に。なっちまうから。
なんて歌もあったけれど。
時にはブルースでも口ずさんで。
その気になってもいいんじゃないか。

別に。
根拠も。
絶対的な自信とか。
揺るぎのない理屈とか。
持ち合わせてもいなくても。

とにかく。
理由もへったくれもなく。
説明も出来ないけれど。
突き動かされるものがあるなら。
そいつを口にして。口ずさんで。

前へ。

『Sings The Blues』'62年リリース。
ブルース・アルバムのある種の定番だった美女ジャケットも印象的なハウリン・ウルフのアルバム。
ウルフと言えば断然チェスのイメージが強いのですが。メンフィス時代には争奪戦があって。
サム・フィリップスが手掛けた録音はチェスから、アイク・ターナーが手掛けたものはRPMから発売されて。
最終的に、ウルフはシカゴ行きを決意して。以降は最後までチェスの看板の一人として活躍しました。
このアルバムは'51年~'52年のRPMでの録音を編集してクラウン・レコードから発売されたものです。
当然、後のパートナー(子分)であるヒューバート・サムリンなどが参加する前の録音ですから。
アイク・ターナーのピアノに、ギターとドラムスが加わったシンプルなバックを従えて。よりシンプルなブルースを。
シカゴに行って多少洗練される前の、メンフィス時代のウルフならではのラフなブルースが堪能できるのです。
そう。とにかくラフで。スローなナンバーは殆ど無くて。ブギーなロッキンするブルースで咆えまくるウルフ。
時に、ラフ過ぎて、揺れ過ぎて。調子っぱずれになる瞬間も無きにしもあらず。でもそこがいいんですよねぇ。
このプリミティヴとも言える咆哮こそが。ウルフのブルース、その原点ですからねぇ。グサグサ突き刺さりますが。
それが心地良かったりします。まぁ、そう感じる様になるってことはブルースに憑りつかれてる証拠でもあるかな。
でも、その歌もそうですが。そのハープも実にご機嫌に響いて。とにかくグイ乗りで迫ってくるウルフです。
この泥臭い迫力こそがウルフの、ウルフのブルースの原点なんでしょうね。やっぱりね。痺れるなぁ。
チェスでのウルフしか知らないって方には是非、このアルバムに針を落としてもらって。そうですね。
ウルフと一緒に咆える、否、そのブルース、その唄を一緒に歌う、口ずさんでほしいなと思ったりするのです。

ブルースを唄おう。
その気に。なっちまおう。
なんて時があってもいいよねと。
ブルースでもひとくさり口ずさんで。
その気になってもいいんじゃないか。

確かに。
根拠も無けりゃ。
絶対的な自信も。
揺るぎのない理屈も。
持ち合わせなんかいないけど。

とにかく。
理由なんざ後で考えればいい。
説明なんざどうとでもなる。
突き動かされるものを信じて。
そいつを口にして。口ずさんで。

前へ。

その先へと。
覚悟なんて大袈裟なものじゃなく。
心さえ決まっているなら。
ブルースでも口ずさみながら。
前へ。
その先へと。
行ってみないか。

ブルースを唄おう。



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