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2013/01/31 Thu *暗黙の了解 / Sonny Boy Williamson

20130131keepittoourselves


最近は。
何だか。
あまり。
良くない事として。
語られがちだけど。

なんでも。
かんでも。
見える様にすれば。
語ればいいかって。
そうでもないだろうと。

目に見えないもの。
語られないもの。
それでも成り立つもの。
そこにしか。ないものもある。
そこでしか。解らないものもある。

そう思う。

『Keep It To Ourselves』'90年リリース。
'63年の渡欧時にデンマークで録音された音源を集めた、サニー・ボーイ・ウィリアムスン(Ⅱ世)のアルバム。
アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティヴァルの一員として渡欧したサニー・ボーイ。大人気を博して。
続けて'64年と'65年にも渡欧する程で。よっぽど受けた、受け入られたんだろうなと。
ヤードバーズとの共演はよく知られるところですが。他にも結構な数の録音を遺していたと。そうだろうなぁ。
ある意味で。サニー・ボーイの胡散臭さ程、ブルースってものをストレートに伝えるものも少ないですからねぇ。
なにしろ、勝手にサニー・ボーイⅠ世の後継者を名乗っちゃったことを始め、大ぼら吹きで知られた曲者です。
うぶな(?)ヨーロッパの白人の若人衆を手玉に取ることなんか朝飯前だったんだろうなと。
勿論、それが通じるのも。まるで歌うかの如く、語るかの如く、その情感に溢れるブルース・ハープあってこそで。
このアルバムでも。そのブルース・ハープの素晴らしさには思わず聴き入ってしまいます。本当に表情豊かです。
そして。歌や語りとの一体感。本当にその呼吸の見事さ。ブルース・ハープが、もう肉体の一部と化してるようで。
そこには天賦の才もあったでしょうが。それ以上に場数を踏んだ、修羅場を潜り抜けてきた凄みを感じます。
(リトル・ウォルターがその天才タイプだとすれば、サニー・ボーイはバリバリの叩き上げってとこかな・・・)
このアルバムではメンフィス・スリムのピアノとマット・マーフィーのギターのみがバックで。
殆どが2人か3人による演奏、中には完全な吹き語り(!)のナンバーもあって。シンプルで枯れていて。
でもその味わい深さは。シカゴ・ブルースを知り尽くしていた彼らならではのもので。それこそ暗黙の了解。
決め事とかを特に語らずとも。スタジオに入って演奏を始めれば。それだけで解り合える、伝わってしまう。
そらだからこそ生み出すことのできた“なにか”を感じたりもします。その“秘められた”感じも好きだなぁ・・・うん。

最近は。
何だか。
あまり。
好ましくない面のみが。
語られがちだけど。

なんでも。
かんでも。
見える様にしないと。
語られないと。
なにもできないってのはどうなんだろうと。

目に見えなくても。
語られなくても。
それでも通じるもの。
そこにしか。ないものもある。
そこでしか。解らないものもある。

そう感じる。

見えなくても。
語らなくても。
それがあるから。
長い時を経ても。
そこに空白があっても。
直接的な関係や立場は変わっていても。
ものともせずに。
成り立つ。
伝わる。
解り合える。
繋がっていく。
それでいい。
それがいい。

暗黙の了解。

以心伝心。
それがいい。
それでいい。
そして。
そんな思いは。
秘められたままでいい。
秘められたままがいい。



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