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2013/02/18 Mon *夢、幻の如くなり / Little Walter

20120218thunderbird


ふと。
思う。
感じる。
所詮。
総ては。

やがて。
流れゆく。
消えゆく。
変わっていく。
変わらざるを得ない。

手の届くもの。
思いの及ぶところ。
それは。
所詮。
己の与り知らぬこと。

で、あるならば、と。

『Thunderbird』'71年リリース。
ブルース・ハープの改革者、アンプりファイド・ハープの先駆者、リトル・ウォルター。
そのウォルターの'54年~'58年の音源から16曲を選曲した英国での編集アルバム。
恐らくはそれまで英国で未発表だったナンバーをまとめたものだったのではないかと。
未発表だったからと言って質が低いかと言うと。さに非ず。なんたってチェス時代のウォルターですので。
マディ・ウォーターズのバンドや、エイシズ、ロバート・ロックウッド・ジュニアなどによるシカゴ・ブルース。
その中で、それを従えて、ウォルターのハープが自由奔放に、縦横無尽に飛び回っています。
サニー・ボーイ・ウィリアムスンⅡ世と並び称されるウォルター。より先進的であったのはウォルターで。
後を追う様に出てきた、ジュニア・ウェルズやジェイムス・コットンもやはり追いつくことは出来なかったかなと。
(サニー・ボーイにも、ウェルズにも、コットンにも。それぞれの魅力があって好きですけどね、念の為)
それはひとえに。その生き様が象徴する様な。なぜそこまでと思うほどの性急さがそのハープにも表れてて。
まるで自分に与えられた時間を知っていたかの様でもあり、逆にそれが知らされない故の苛立ちでもあったのか。
とにかく。自分の思うがまま、やりたいと思うがまま。できる限り、あらん限りやってしまおうと言う。
そんな強固な意志がそのブルースを支えていたからではないかと。故に解き放たれて飛びまわれたのかと。
そして。暴れまわっている様で。どこか底辺に穏やかな諦念も感じられて。それが底知れなさになってると。
酒と薬と女と喧嘩に明け暮れて。急ぎ足で時代を駆け抜けてしまったウォルター、夢、幻の如くなり。
そこまで生き急がなくても良かったのにと、その才能を惜しむと同時に。だからこそ魅了されて止まないのかな。

ふと。
思う。
感じる。
所詮。
総ては。

やがて。
流れゆく。
消えゆく。
変わっていく。
変わらざるを得ない。

手の届くもの。
思いの及ぶところ。
それは。
所詮。
己の与り知らぬこと。

で、あるならば、と。

必要以上の。
計算など。
あれやこれやの。
思惑など。
そんなこんなの。
策など。
したところで。
考えたところで。
弄したところで。
何の意味があるのかと。

で、あるならば、と。

夢、幻の如くなり。

思うがまま。
感じるまま。
そのままに。
やってみればいいのだと。
やらなければならぬのだと。

夢、幻の如くなり。



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