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2013/02/22 Fri *ここにいます / Little Richard

20130222hereslittlerichard


ここに。
いるよと。
ここに。
いますと。
さりげなく。

目立たぬ様に。
さりとて。
埋没せぬ程度に。
それくらいの加減で。
声に出しておこう。

なんだ。
かんだと。
駆り出されるのは。
ご勘弁。
まぁ、忘れ去られぬ程度にと。

今のところは。
小さな声で。
ここいいます。

『Here's Little Richard』'56年リリース。
そのジャケットの迫力が総てを物語っているリトル・リチャードのアルバム。
幾つかのレーベルに録音するも。なかなか成功に至らなかったリチャード。
スペシャルティと契約してニューオーリンズで録音して。一気に大爆発したと。
そのきっかけとなったのが「Tutti Frutti」の大ヒットで。バッパラパラッパ、ブンブンブンと。
このアルバムでも針を落とした瞬間に、その叫び声が聴こえてきただけで。もうノック・アウトです。
よくも、まぁ。こんなド迫力で歌い、叫べるものだと。その歌声でスタジオが震えたってのも。
あながちなロック伝説じゃ済ませられないかもなと。そう思わせるだけのモノがあるのです。
全身全霊でリトル・リチャードここにあり、俺はここにいるぞと訴えてくる。この切迫感。
それこそが満たされない思いを抱えていた若者達の心を鷲掴みにしたんだろうなと。
リチャードもロックン・ロールのオリジネイターの一人であることに異論を挿む人はいないでしょうが。
「Tutti Frutti」「Slippin' And Slidin'」「Ready Teddy」「Long Tall Sally」「Rip It Up」「Jenny Jenny」と。
このアルバムだけでも。それだけのロックンロール・クラシックスが収められているわけで。
チャック・ベリーやボ・ディドリーと並んで。リチャードがいなかったらロックは今の姿になってなかったかもです。
飛行機事故に遭遇して。神の啓示を受けたとかで数年後には引退宣言。ゴスペルに転向して。
その後復帰していますが。やはり最高なのはこのアルバムを含むその数年間のスペシャルティ時代かな。
半世紀以上を経た今でも、その歌声は、その叫びは強烈な自己主張を続けているのです。

ここに。
いるけどねと。
ここに。
いますと。
さりげなく。

下手に目立ぬ様に。
さりとて。
さり気なく意識させる。
それくらいの加減で。
声は出しておこう。

なんだ。
かんだと。
束縛されるのは。
ご勘弁。
まぁ、気に掛る程度にと。

今のところは。
小さな声で。
ここいいます。

ここにいて。
時を待って。
機を窺って。
熟すのを待って。
今のところは。

尤も。
心の中では。
既に。
とびっきりの。
大きな声で。
叫んでるけどね。
ここにいます!とね(笑)。



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