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2013年2月

2013/02/25 Mon *変拍子 / Hanoi Rocks

20130225orientalbeat


さぁ。
月曜日だ。
今週も。
元気いっぱい。
乗っていこう・・・

なんてね。
まぁ。
一応。
気持ちは。
あるし。

それなりに。
その気にも。
なったりは。
してるんだ。
してるんだけどね。

どうも。
こう。
いま。
ひとつ。
乗り切れてなかったりは・・・する。

『Oriental Beat』'82年リリース。
フィンランド出身のハノイ・ロックスの2ndアルバム。
何故かこの日本盤のジャケットは本国での3rdアルバムのジャケットが使われています。
何ででしょうね?どうもこのアルバムに限らずに。結構日本独自のジャケットが多かった様な。
で、確かドラムスはこのジャケットとは別人の前任者の在籍時代に録音されたアルバムなんですよね。
遅れてきたグラム・ロックなのか、パンクなのか、ハード・ロックなのか。聴く人によって受け止め方は様々かな。
まぁ、アンディ・マッコイのナンバーをマイケル・モンローが歌えば。それでカッコいいロックンロールだぜと。
それだけでいい、それだけが総てなんですけどね。本人達もそれだけでよかったんじゃないかなとかね。
'80年代前半って時代が悪かったのか。どうにもいまひとつ。ビッグには成りきれなかった感じがあって。
まぁ、全米進出が決まった直後にドラマーが亡くなって解散してしまってと。運も無かったのかな。
かく言う自分も。世代的にはちょっとずれてるので。存在は知っていて。聴いてはいましたが。
当時はそれほど惹かれはしなかったんですけどね。ニューヨーク・ドールズやエアロスミスを既に聴いてたし。
どうにも二番煎じ、三番煎じにも思えて。いまひとつ。乗り切れてなかったんですよね。なんですけどね。
でも。いま聴くと。結構良かったりするんですよね。ただのカッコいいロックンロール。それだけで魅力的だなと。
要は時間の経過で。ドールズもエアロもハノイ・ロックスも。みんな同じ土俵で聴ける様になったってことかな。
それにしてもB級感溢れてるし、胡散臭さに満ちてるし。よく聴くとちょっとリズム・・・ビートがずれてたり。
でもその安っぽさ、如何わしさ、拙さも含めて。それもまたロックンロールではあるので。いいかな(笑)。

そう。
月曜日だ。
今週も。
元気いっぱい。
乗っていこう・・・

なんてね。
まぁ。
一応。
気持ちは。
あるけどね。

それなりに。
その気にも。
なるようには。
しむけてる。
しむけてるんだけどね。

どうも。
こう。
いま。
ひとつ。
乗る気になれなかったりは・・・する。

大体が。
月曜日から。
元気いっぱい。
乗れるほうが。
おかしいだろうと。

そう。
開き直りながらも。
立ち止まって。
そのままでって。
訳にもいかないので。

無理やりにでも。
転がり始めねば。
ならないので。
そこは。そう。
それでも聴こえてきたら。

多少。
調子が外れていても。
自分のリズムではなくても。
聴こえてきたら。
乗ってみる。

自分にとっては。
変拍子。
だとしても。
月曜日だからね。
乗ってみる。
乗りこなしながら。
転がり始めてみる・・・



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2013/02/24 Sun *日曜の夜、心蒼く / John Coltrane

20130224bluetrain


日曜の夜。
心蒼く。

どうしても。
どうしたってね。
逃れられない。
この思いはね。
変わらない。

別に。
格別。
月曜日から。
金曜日まで。
何があるわけじゃない。

それどころか。
それなりに。
心弾む時も。
あったりもするけれど。
それでもね。

『Blue Train』'57年リリース。
ジョン・コルトレーンがブルー・ノートに遺した唯一のアルバム。
コルトレーンは別のレーベルと専属契約を結んでいて。なぜブルー・ノートに録音したかは定かではないとか。
リー・モーガン、カーティス・フラーとの3管編成による'57年9月15日の録音だそうです。
この時、コルトレーンは30歳。ここから約10年後に亡くなるまでの間に吹きまくったんですね、コルトレーン。
さてジャズに関しては門外漢で。専門的なことは何も解らないので。音楽的に語ることなんて出来ないんですが。
雑食で。何でも聴くんですけどね。何故かジャズは殆ど聴かなくて。ジャズ・ヴォーカルを少し聴くくらいで。
でも。何故かコルトレーンはスッと耳に入ってきて。心にも馴染んじゃったんですよね。不思議なくらいに。
そもそもジャズって閉じてる感じがあって。ロックは開かれてるのになと。それで受け入れられなくてと。
その実。昔、年長の知り合いにロックなんて子供の音楽で、歳をとったらジャズのが好きになるものだなんて。
そんなことを言われて。それが無性に腹立たしくて。未だに根に持ってるので(笑)。聴かず嫌いだったりもして。
その時に俺は一生ロック馬鹿でいてやろうって決めたしなと。だからこうして聴いててもむず痒くもあるのですが。
でもね。まぁ、いいものはいいし。感じちゃうものは感じちゃうし。好きなものは好きなんですよね。結局は。
コルトレーンも決して開かれてるとは感じないんですが。その閉じた世界に身を沈めることが心地よいと言うか。
閉じてはいても沈み込み過ぎないのかな。ちょうどいい感じのクッションの効いたソファに座った感覚ですかね。
アルバムによって。そのソファに凭れていたいのか、そのソファの上で弾んでいたくなるのかは異なりますが。
このアルバムは。そう。何か諦念を抱きながら。それを飲み込んで心を沈めて凭れていたくなるってとこかな。

日曜の夜。
心蒼く。

どうしても。
どうしたって。
逃れられない。
変わらない。変えられない。
この思い。

別に。
格別。
月曜日から。
金曜日まで。
何も起きない訳じゃない。

それどころか。
それなりに。
奮い立つことも。
あったりもするけれど。
それでもね。

日曜の夜。
心蒼く。

月曜日なんて。
永遠に来なくていいのにと。
このまま夜が明けなければいいのにと。
それだけは。
変わらない。
変えられない。
変えるつもりもない。

ならば。
その諦念をも。
包んで。
飲み込んで。
ゆったりと凭れて。
心地良く沈み込んで。
眠りにつけるよう。

日曜の夜。
心蒼く。



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2013/02/23 Sat *薄ぼんやりと / Nina Simone

20130223pastel


何が。
あったでもなく。
何が。
あるでもなく。
ただ。

言葉に。
出来るほどでもなく。
言葉に。
なるはずもなく。
ただ。

薄ぼんやりと。

真綿の様な。
何かが。
様々に。
色合いを変えながら。
漂っている。

そんな。
ひと時もある。
そんな。
一日もある。
ただ。それだけでは。
あるけれど。

『Pastel Blues』'65年リリース。
才女、ニーナ・シモンのフィリップスにおける2枚目のアルバム。
数多く、そして評価の分かれるシモンのアルバムの中でも傑作として定評のあるアルバム。
元来はジャズ・シンガーにしてピアニストなのですが。その音楽はジャズの範疇に止まらず。
ソウルであったり、ブルースであったり、時にはロックであったりと変幻自在。
ジャズをやる前は確かあのジュリアード音楽院でクラシックを学んでいたとか。しかしその経歴も。
シモンの音楽を表現するには何の足しにもならないと言うか。変幻自在でありながら。
常に。間違いなくシモンでしかあり得ない、成し得ない音楽、その世界。シモンはシモンなのです。
このアルバムでも。ブルースもあれば。ビリー・ホリデイで知られた曲もあれば。秀逸なオリジナルもあり。
アルバム・タイトルから想起されるブルース・アルバムではなく。しかし。シモンのブルースではあると。
パステルの如く、パステル・カラーの如く。薄ぼんやりと。境界は曖昧で。自在に行き来してみせる。
その様が、そこで歌われる総てが、聴かれるシモンの歌声が総てブルースであるとも言えるのだと。
時に。シャーマンの祈祷にも聴こえるシモンの歌声。奇妙で歪んだ世界に引きずり込まれる様で。
それがとてつもなく安らかで穏やかで。普遍的な響きを伴ってもいる様にも思われて。
捉えどころが無いななどと感じている内に。しっかりと虜にされている。薄ぼんやりと、しかしくっきりと。
その真綿の様な世界は。実はとてつもなく懐深く果てしない。思考の止まるところを知らない世界なのです。

何を。
待っているでもなく。
待ちわびる。
何かなどあるでもなく。
ただ。

言葉を。
紡ぐほどでもなく。
言葉など。
出てくるはずもなく。
ただ。

薄ぼんやりと。

真綿の様な。
何かが。
様々に。
色合いを変えながら。
包み込んでいる。

そんな。
ひと時もある。
そんな。
一日もある。
ただ。それだけでは。
あるけれど。

様々な。
音が流れ。
画が浮かび。
言葉は消え。
匂い微かに。

薄ぼんやりと。

真綿の中で。
変わりゆく。
色合いを。
見るともなしに。
見ているだけ。

そんな。
ひと時もある。
そんな。
一日もある。
ただ。それだけでは。
あるけれど。



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2013/02/22 Fri *ここにいます / Little Richard

20130222hereslittlerichard


ここに。
いるよと。
ここに。
いますと。
さりげなく。

目立たぬ様に。
さりとて。
埋没せぬ程度に。
それくらいの加減で。
声に出しておこう。

なんだ。
かんだと。
駆り出されるのは。
ご勘弁。
まぁ、忘れ去られぬ程度にと。

今のところは。
小さな声で。
ここいいます。

『Here's Little Richard』'56年リリース。
そのジャケットの迫力が総てを物語っているリトル・リチャードのアルバム。
幾つかのレーベルに録音するも。なかなか成功に至らなかったリチャード。
スペシャルティと契約してニューオーリンズで録音して。一気に大爆発したと。
そのきっかけとなったのが「Tutti Frutti」の大ヒットで。バッパラパラッパ、ブンブンブンと。
このアルバムでも針を落とした瞬間に、その叫び声が聴こえてきただけで。もうノック・アウトです。
よくも、まぁ。こんなド迫力で歌い、叫べるものだと。その歌声でスタジオが震えたってのも。
あながちなロック伝説じゃ済ませられないかもなと。そう思わせるだけのモノがあるのです。
全身全霊でリトル・リチャードここにあり、俺はここにいるぞと訴えてくる。この切迫感。
それこそが満たされない思いを抱えていた若者達の心を鷲掴みにしたんだろうなと。
リチャードもロックン・ロールのオリジネイターの一人であることに異論を挿む人はいないでしょうが。
「Tutti Frutti」「Slippin' And Slidin'」「Ready Teddy」「Long Tall Sally」「Rip It Up」「Jenny Jenny」と。
このアルバムだけでも。それだけのロックンロール・クラシックスが収められているわけで。
チャック・ベリーやボ・ディドリーと並んで。リチャードがいなかったらロックは今の姿になってなかったかもです。
飛行機事故に遭遇して。神の啓示を受けたとかで数年後には引退宣言。ゴスペルに転向して。
その後復帰していますが。やはり最高なのはこのアルバムを含むその数年間のスペシャルティ時代かな。
半世紀以上を経た今でも、その歌声は、その叫びは強烈な自己主張を続けているのです。

ここに。
いるけどねと。
ここに。
いますと。
さりげなく。

下手に目立ぬ様に。
さりとて。
さり気なく意識させる。
それくらいの加減で。
声は出しておこう。

なんだ。
かんだと。
束縛されるのは。
ご勘弁。
まぁ、気に掛る程度にと。

今のところは。
小さな声で。
ここいいます。

ここにいて。
時を待って。
機を窺って。
熟すのを待って。
今のところは。

尤も。
心の中では。
既に。
とびっきりの。
大きな声で。
叫んでるけどね。
ここにいます!とね(笑)。



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2013/02/21 Thu *どう呼ばれようが、何と言われようが / Muddy Waters

20130221theycallmemuddywaters


派手ですね。
目立ちますね。
個性的ですね。
まぁ。
どう呼ばれようが。

それで。
掴めれば。
それだけ。
印象に残れば。
それでいい。

忘れられなくなれば。
こっちのもの。
一度忘れても。
思い出さずにいられなくなれば。
しめたもの。

そう。
ならば。
であるならば。
どう呼ばれようが。
関係ない。

『They Call Me Muddy Waters』'70年リリース。
シカゴ・ブルースの大親分、マディ・ウォーターズ。
'67年の録音を中心に古くは'51年からの録音からも選ばれた編集アルバム。
年代が幅広いだけにオーティス・スパンやリトル・ウォルター、ジミー・ロジャーズを始めとして。
バディ・ガイにジュニア・ウェルズ。そしてジェイムス・コットンと歴代のマディ・ウォーターズ・バンドのメンバー。
その錚々たる面々が参加していて。これぞシカゴ・ブルースの歴史だなってところでしょうか。
コットンが加わった'67年の録音、バディとジュニアのコンビがバックの'63年の録音。
それらも悪くはない、いいのですが。やっぱりね。'50年代の録音が一番、マディらしいかなとは思います。
スパン、ウォルター、ロジャーズ・・・ウィリー・ディクソンこそ参加していないものの。
やはりマディのバックにはこの顔ぶれが一番しっくりくる感じで。本当にマディ親分とその一家って感じです。
やがて皆、独立して其々に一家を構えるんですけどね。やっぱりマディ一家が最強かなと思わされます。
自らの芸名を歌にした「They Call Me Muddy Waters」そして図らずもライバルのテーマの如き「Howling Wolf」と。
A面、B面夫々のラストに配された'50年代初期のナンバーがやはり最高に“泥んこ”に黒光りしていて。
この曲順は狙ってたんでしょうね。チェスの担当者もなかなかに心憎いことをやってみせるものです。
まぁ、とかなんとか言いつつ。マディが一声発するだけで。総てマディのブルースで。
どの時代の、どのナンバーもマディのブルースとして忘れ難いものになってしまうのですけれどね。
この個性、この貫禄。それがやはり一般的なシカゴ・ブルースのイメージを決定づけている。流石、親分です。

しぶといですね。
しつこいですね。
諦めないんですね。
まぁ。
何と言われようが。

それで。
掴めれば。
それだけ。
食い込めれば。
それでいい。

食いついてしまえば。
こっちのもの。
一度や二度振り解かれても。
尻尾の先にでも牙が引っ掛かれば。
しめたもの。

そう。
ならば。
であるならば。
何と言われようが。
関係ない。

如何に。
際立たせるか。
立たせてみせるか。
いつでも。
すぐに。
脳裏に浮かんでみせるか。
それが勝負の分かれ目。

どう呼ばれようが。
何と言われようが。
泥臭くとも。
しぶとく。しつこく。
転がり続けていくのです。



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2013/02/20 Wed *右から左へ / Buddy Guy

20130220thisisbuddyguy


色々な。
ご意見を。
様々な。
ご指摘も。
いたみいります。

色々と。
仰られて。
様々に。
申していただいて。
ありがとうございます。

ところで。
現状を。
その。
課題の。
あるところを。

御存知でしょうか。
少なくとも。
この私以上にね。

『This Is Buddy Guy !』'68年リリース。
チェスを離れヴァンガードに移籍したバディ・ガイ。
ヴァンガードにおける2枚目にして初めてのライヴ・アルバム。
後にバディ自身が最高のバンドだったと述懐したらしい5管(!)を擁したバンドを率いて。
最初から最後まで。メータの針を思いっきり振り切ったバディが爆発しまくる壮絶なライヴです。
アルバム・タイトル通りに、まさにこれぞバディ・ガイと言った、面目躍如の凄すぎるライヴです。
まぁ、だいたい。バディの場合はほどほどとか、適当にとかが似合わないですからね。
(それを意識して内に篭った時の粘着質なバディも悪くはないですけどねぇ・・・)
ギターもヴォーカルもヒステリックなまでにスクィーズしてナンボのバディです。弾けまくってます。
またその自らの制御不能振りを楽しんでる様な感さえして。その余裕、自信、不遜さも真骨頂かな。
私生活ではとても謙虚な人柄で知られる様なので。きっと。ギター持つとスイッチが入るんでしょうね。
で、ステージを下りるまでは入りっぱなしで。どこまでも上昇して、どこまでもぶっ飛んでいってしまうと。
ある種のトランス状態にあるんだろうな。この状態では他人の声なんか耳に入らないでしょうね。
でも。それでいいんですよね。ステージに立って。観客と対決してるのはバディなんですからね。
俺がバディ・ガイだ。これが俺のブルースだ。何か文句あるか!ってくらいでなきゃ務まらんでしょう。
自らの小心振りを隠して鼓舞する為の傍若無人なギターとヴォーカル。それこそバディのブルースなのです。
アップでのブチ切れかたと共に。スローでのネバネバ振りも尋常ではなく。微塵も揺るがないのです。

色々な。
ご意見を。
様々な。
ご指摘も。
拝聴はさせて頂きます。

色々と。
仰られたこと。
様々に。
申していただいたこと。
感謝はさせて頂きます。

ところで。
現状を。
その。
状況の。
なすところを。

御存知でしょうか。
少なくとも。
この私以上にね。

御存知ない。
それは。
そうでしょうね。
現場にいないのだから。
足を運んでいないのだから。

ですので。
ご意見も。
ご指摘も。
右から左へ。
流させて頂きとうございます。

他人の声など。
部外者の声など。
耳に入れず。
右から左へ。
流してしまおう。

現場に。
いるのは。
対決してるのは。
俺なんだから。
俺達なんだから。

これが。
俺のやり方だ。
俺達のやり方だ。
何か文句があるか・・・
心の中で呟きつつ。
総てを。
右から左へ。
受け流す(笑)。



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2013/02/19 Tue *前科あり / Son House

20130219sonhouse


そりゃ。
まぁ。
お気持ちは。
解りますし。
そうでしょうよと。

管理者としては。
当然のことながら。
リスクヘッジはね。
しなきゃならんし。
配慮してくれてるんですよね。

前科あり。
保護観察中。
久々の前線復帰ですからね。
まぁ。
そこそこいけてると思いますがね。

『Father O Folk Blues』'65年リリース。
戦前から活躍していたブルース・マン、サン・ハウスの所謂、“再発見”後に録音されたアルバム。
ロバート・ジョンソンやマディ・ウォーターズにも多大な影響を与えたサン・ハウス。
あの誠ちゃんや菊のサンハウスの名前の由来もこのサン・ハウスだったりします。それ程の人です。
元々は真面目な労働者で熱心なキリスト教信者で。それがブルースに出会って人生が一変したのか。
まぁ、ブルースがサン・ハウスを選んだのかも知れませんが。あっという間に独特のブルースを体得。
ところがなんと殺人罪で服役してしまって。しかし根が真面目だったのか模範囚として2年程で出所。
その直後くらいに初めての録音を経験して。その頃にロバート・ジョンソンに出会って手ほどきしたとか。
そう。ロバート・ジョンソンが十字路で出会った悪魔の一人が、このサン・ハウスだったりしたんでしょうね。
肉体労働で鍛えた者だけが弾き出せる力強さと。ブルースに憑りつかれた者だけが醸し出せる狂気。
それがその唸るような歌声と、かき乱すように弾かれるギターから否が応でも伝わってくるのです。
ギターなんか弾いてると言うよりは叩きつけてるって感じがしますからね。その迫力は半端じゃありません。
このアルバムでも。2曲を除いては弾き語りなんですけどね。その範疇を軽く超越してるかな。
しかも。この時、サン・ハウス既に60歳。録音なんて約20年振りだったんですからね。それでこれかよと。
残念ながら録音が残っていない、全盛期と言われる'20年代はどれ程のものだったか。想像するだけで・・・ねぇ。
そして。当時を知る者にもさほど変わっていないと言わしめた、このアルバムのサン・ハウス・・・脱帽です。

そりゃ。
まぁ。
危惧されるのも。
解りますし。
そんなものかと。

上に立つものとしては。
当然のことながら。
セーフティネットはね。
考えておかなきゃならんし。
心配してくれてるんですよね。

前科あり。
保護観察中。
久々の前線復帰ですからね。
まぁ。
そこそこきてると思いますがね。

解らなくはない。
特別なことでもないんだろう。
でも。
少しばかり。
気に障る。
気分は良くない。
まぁ。
前科あり・・・だから。
致し方なし。

後は。
変わってない。
いけるだろう。
いけるなと。
思わせてしまうだけでは。
それだけではあるけどね。



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2013/02/18 Mon *夢、幻の如くなり / Little Walter

20120218thunderbird


ふと。
思う。
感じる。
所詮。
総ては。

やがて。
流れゆく。
消えゆく。
変わっていく。
変わらざるを得ない。

手の届くもの。
思いの及ぶところ。
それは。
所詮。
己の与り知らぬこと。

で、あるならば、と。

『Thunderbird』'71年リリース。
ブルース・ハープの改革者、アンプりファイド・ハープの先駆者、リトル・ウォルター。
そのウォルターの'54年~'58年の音源から16曲を選曲した英国での編集アルバム。
恐らくはそれまで英国で未発表だったナンバーをまとめたものだったのではないかと。
未発表だったからと言って質が低いかと言うと。さに非ず。なんたってチェス時代のウォルターですので。
マディ・ウォーターズのバンドや、エイシズ、ロバート・ロックウッド・ジュニアなどによるシカゴ・ブルース。
その中で、それを従えて、ウォルターのハープが自由奔放に、縦横無尽に飛び回っています。
サニー・ボーイ・ウィリアムスンⅡ世と並び称されるウォルター。より先進的であったのはウォルターで。
後を追う様に出てきた、ジュニア・ウェルズやジェイムス・コットンもやはり追いつくことは出来なかったかなと。
(サニー・ボーイにも、ウェルズにも、コットンにも。それぞれの魅力があって好きですけどね、念の為)
それはひとえに。その生き様が象徴する様な。なぜそこまでと思うほどの性急さがそのハープにも表れてて。
まるで自分に与えられた時間を知っていたかの様でもあり、逆にそれが知らされない故の苛立ちでもあったのか。
とにかく。自分の思うがまま、やりたいと思うがまま。できる限り、あらん限りやってしまおうと言う。
そんな強固な意志がそのブルースを支えていたからではないかと。故に解き放たれて飛びまわれたのかと。
そして。暴れまわっている様で。どこか底辺に穏やかな諦念も感じられて。それが底知れなさになってると。
酒と薬と女と喧嘩に明け暮れて。急ぎ足で時代を駆け抜けてしまったウォルター、夢、幻の如くなり。
そこまで生き急がなくても良かったのにと、その才能を惜しむと同時に。だからこそ魅了されて止まないのかな。

ふと。
思う。
感じる。
所詮。
総ては。

やがて。
流れゆく。
消えゆく。
変わっていく。
変わらざるを得ない。

手の届くもの。
思いの及ぶところ。
それは。
所詮。
己の与り知らぬこと。

で、あるならば、と。

必要以上の。
計算など。
あれやこれやの。
思惑など。
そんなこんなの。
策など。
したところで。
考えたところで。
弄したところで。
何の意味があるのかと。

で、あるならば、と。

夢、幻の如くなり。

思うがまま。
感じるまま。
そのままに。
やってみればいいのだと。
やらなければならぬのだと。

夢、幻の如くなり。



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2013/02/17 Sun *日曜の朝、空青く / Sam Cooke With The Soul Stirrers

20130217samcookewithsoulstirrers


日曜の朝。
空青く。

目覚めもよく。
軽く朝食を撮って。
植木に水をやり。
珈琲を淹れて。
レコードに針を落とす。

爽やかで。
穏やかで。
寒さもいい感じで。
そんな訳もないが。
身も心も清められる様で。

こんな朝が。
あることに。
こんな朝を。
迎えられることに。
少しだけ感謝してみる。

『The Gospel Soul Of Sam Cooke With The Sou Stirrers Vol.1』'69年リリース。
ゴスペル時代、ソウル・スターラーズでサム・クックがリード・シンガーを務めたナンバーを集めたアルバム。
サムが初めて録音に参加した'51年~'56年までの音源から選ばれていて。発売当時は相当話題になったと。
何故なら。シングルでリリースされてアルバムには未収録のナンバーばかりを集めたものだったからで。
好評を受けて、翌々年には続編にあたるアルバムもリリースされている様です(そちらは未聴です)。
若く、甘く、伸びやかで、爽やかなサムの歌声。温かく包み込む様なコーラスも見事で。
無神論者でキリスト教の何たるかなんてさっぱり解らない自分も思わず清廉な気持ちになってしまいます。
所詮、部外者なので。ゴスペルもソウルと同じ様にしか聴けない、音楽として素晴らしいか、胸に迫るか。
それだけだったりするのです。なんかそれが敬虔に信心してる人達を思うと、申し訳なく感じたりもするのですが。
でもね。音楽として素晴らしく。その歌声が、コーラスが胸に迫ってくる、胸を熱くさせられる。
そして聴いていると、それだけでとても爽やかで穏やかな気持ちでいられる。それだけでいいのかとも思います。
要はサムの歌声にそれだけの魅力が、力があるってことでしょうからね。アカペラに近いナンバーなんて、もう・・・
背筋がゾクゾクッとする程の神々しさ・・・は言い過ぎかな。高潔さがあって。その歌声は信じてもいいかなとね。
一方でサムは。ゴスペルとしてはポピュラーに過ぎるとの批判もあったらしくて。やがてソウルに転向して。
まぁ、そこでも同じ様な批判をした輩がいたりして。それはねぇ。信じるのはいいけど頑なに過ぎるのもどうよと。
ゴスペルも、ソウルも。より多くの人に聴いてもらって、届けてナンボでしょって。その点でも先駆者だったんだな。
そんな甘い歌声に秘められた、闘うものとしてのサムの志の高さ、意志の強さにも惹かれてしまうのです。

日曜の朝。
空青く。

自然な感じで。
珈琲を飲み終えたら。
レコードから針が上がったら。
シャワーを浴びて。
着替えて。

爽やかで。
穏やかで。
寒さもいい感じに。
感じられてしまいそうな。
街へと散歩に出てみようかと。

こんな朝が。
あることに。
こんな朝を。
迎えられることに。
少しだけ感謝してみる。

何を着ようかな。
何を履こうかな。
何処へ行こうかな。
途中で何を食べようかな。
あっ・・・

レコードが終わった。
さぁ、出かけよう!



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2013/02/16 Sat *血筋 / R.B. Greaves

20130216rbgreaves


興味をもつもの。
好きになるもの。
得意なもの。
そんなものが。
似てるのは。似てくるのは。

やはり。
この体に流れる。
血の故かなとか。
そんなことを。
思いながら。

届いた荷を解き。
箱から取り出して。
説明書は斜め読みで。
さっさと配線など終わらせて。
こんなもんさと悦に入ってる。

きっと。
空の上で。
笑ってたりするんだろうな。
なんだ。やっぱり。
似てるよなと。

『R.B. Greaves』'69年リリース。
「Take A Letter Maria」のヒットに伴い制作されたと思われるR.B.グリ-ヴスのアルバム。
その「Take A Letter Maria」にも感じられるラテン風味とポップな軽快さが特徴的なグリーヴスですが。
何よりも。その名前が今でもソウル・ファンの口に上るのはその血筋によるところだったりもします。
そう。グリーヴスはあのサム・クックの甥にあたるんですよね。サムの姉だか妹が母親だったかのかな?
決してディープなシンガーではなく。もっと言ってしまうとソウル・シンガーと言うよりポップ・シンガーみたいな。
そんな軽さがあるグリーヴスですが。血は争えなくて。「Cupid」「Ain't That Good News」とサムのカヴァーでは。
当たり前と言えば当たり前なのですが。そのサムを思わせる優しくも熱いものが溢れだすその歌声が。
サムを髣髴とさせる瞬間があって。思わず聴き入ってしまったりもします。リズムのノリかたとかもね。
恐らくは。それを売りにはしたくなかっただろうし。殊更に似せてるつもりもなかったとは思うんですけどね。
でも。そう。やっぱり。どうしても聴く者はその血筋を意識してしまいますよね。サムですからね。
幾分にもサムより甘く、軽く。そこが物足りなくもあり。そこがグリーヴスならではの個性でもあるのです。
「Take A Letter Maria」とか「Always Something There To Remind Me」とか。その軽やかさ、爽やかさ。
それこそがグリーヴスの最大の魅力だったんでしようね。まぁ、それもサムに通じるところでもあるんですけどね。
カヴァー以外は自らの手によるナンバーも多くて。ソングライターとしての資質を有していたのも共通してるかな。
このアルバム以降の活動は殆ど知られておらず。昨年、天に召されてしまったグリーヴスですが。
サム云々抜きにしても。味わいのある、忘れられてしまうには惜しいソウル・シンガーの一人であると思います。

興味をもったら。
好きになったら。
それなりに凝ったりする。
そんなところも。
似てるのは。似てくるのは。

やはり。
この体に流れる。
血の故なんだろうなと。
そんなことを。
感じながら。

あちらこちらと。
当りをつけながら。
触れたり押したりして。
さっさと設定なども終わらせて。
こんなもんかなと一人ごちてる。

きっと。
空の上で。
笑ってたりするんだろうな。
なんだ。やっぱり。
似てるよなと。

そうだよねと。
上を見上げて。
その笑顔を思い浮かべながら。
伯父や叔父達に。
語りかけてみる。
なんだかね。やっぱりね。
似てるみたいだねと。

血筋ってのは。
あるんだろうなぁ。
まぁ。
あっても。
悪くはないかもなぁ。



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2013/02/15 Fri *堪らない、抑えきれない、逆らえない / Tammi Terrell

20130215tammiterrell


最高の。
一日。
じゃなくても。
最高の。
一週間。
じゃなくても。

取敢えずは。
終わるんだ。
兎にも角にも。
終われるんだ。
それだけで。

堪らない。
抑えきれない。

最高の。
夜に。
最高の。
週末に。
してやるんだ。
それだけは。
堪らない。
抑えきれない。

『Irresistible』'68年リリース。
マーヴィン・ゲイとのデュエットで人気を博したタミー・テレル。
そのタミーの初めてにして唯一のソロ・アルバム。タイトル通りに。
とても堪らない、抑えきらない、逆らうことのできない魅力に溢れています。
可愛らしくて。時に小悪魔的でもあり。勿論ソウルフルでもありと。
収められているナンバーが録音されたのは'65年~'66年で。では何故この年にと?
マーヴィンとのデュエットが大成功したが故に。そのイメージを崩したくないとの会社の判断で。
あくまでもタミーにはマーヴィンの可愛らしいガール・フレンド役だけが求められたと。
マーヴィンとのデュエットは自分も大好きですけどね。とても自然で仲が良くて可愛くてね。
でも、実は様々な表情で聴く者を魅了できる実力の持ち主でもあったんですよね。
キュートながらも、太く弾むサウンドに負けないダイナマイトなパンチの効いた歌声を聴かせたりね。
ジェームス・ブラウンの一座にもいたり、それなりに下積みの時代もあったみたいなので当然かな。
で、花開いたと思ったら。脳腫瘍に侵されて。ステージ上でマーヴィンの胸に倒れ込んで・・・
このアルバム。闘病中のタミーへの支援、エールとしてリリースされたのかもしれませんね。
その甲斐もなく。タミーは'70年に他界。そのショックでマーヴィンは一時期活動休止状態にと。
なんか湿っぽくなっちゃいましたが。ここで聴けるタミーの歌声は元気溌剌で明るくて。
聴いてると。自然に笑顔になって元気でてくるんですよねぇ。こんな娘が傍にいてくれたらいいよねと。
そんな思いを抱かせてくれるタミーの歌声。その魅力にはこれからも逆らえないだろうなぁ。

普通の。
一日。
だったから。
平凡な。
一週間。
だったから。

取敢えずは。
終わらせて。
兎にも角にも。
終わりにして。
それだけで。

堪らない。
抑えきれない。

御機嫌な。
夜に。
御機嫌な。
週末に。
してやるんだ。
それだけは。
堪らない。
抑えきれない。

金曜日の午後は。
いつも。
そうなんだ。
はやる心には。
逆らえない。

解ってるんだ。
特別に。
何があるわけでも。
何が起きるわけでも。
無いだろうなってことは。

それでも。
週末が。
やって来る。
そこまで来てる。
それだけで。

堪らない。
抑えきれない。
逆らえない。
金曜日の午後は。
これからもね!



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2013/02/14 Thu *打てば / Nazareth

20130214raznamaz


打てば。
響けよと。

どうにも。
その感度が。
その感性が。
鈍いのか。
ずれてるのか。

そうじゃないだろうと。
それはないだろうと。
それでいいのかと。
思わされて。
思わざるを得なくて。

そもそもは。
打たなくても。
先に。
応えるくらいじゃないと。
駄目なんじゃないのと。

『Razamanaz』'73年リリース
スコットランド出身のナザレスの3rdアルバム。
それまでどうにも焦点が定まらず、曖昧として歯痒さのあったナザレスが。
ハード・ロックに狙いを定めて。ロジャー・グローヴァーにプロデュースを依頼してと。
そのグローヴァーの示唆(指示)に見事に応えて。打てば響くが如く化学反応を起こして。
ブロティッシュ・ハードのトップ・バンドの一角へと、その個性を確立してみせたアルバムです。
元々ザ・バンドの歌詞の一節からそのバンド名をとったナザレスです。
米国音楽への憧憬と、出自であるスコットランドのルーツと、更には英国のシーンとと。
何をどう出して、どこをどう狙ってと。そんなものがあまりにも混沌としてたのが。
グローヴァーの捌きも良かったのか。憧憬は憧憬として。ルーツはルーツとして。根底に残しながら。
それをブリティシュ・ハードと言う意匠に昇華してみせたところが見事だったなと。
シンプルにハードに。そして少しばかり下世話にと。これぞB級ブリティシュ・ハードの鑑かと。
何かに撃たれて、ファンの要求に撃てば応えてみせたと。その呼吸の見事さが堪らなかったりします。
グローヴァーの打ち方も良かったんでしょうけどね。ナザレスに応えるだけの感性があったってことですよね。
その下世話で愚直にも思えるサウンドとは裏腹に。それだけの感性のみならず感度も有していたと。
マイケル・モンローやアクセル・ローズも憧れたダン・マカーフィーの濁声を生かしたヴォーカルも御機嫌です。

打てば。
響けよと。

どうにも。
その感度が。
その感性が。
見えてこない。
響いてこない。

そうじゃなくって。
そこじゃなくって。
そもそも意識はあるのかと。
思わされて。
思わざるを得なくて。

そもそもは。
打たなくても。
普通に。
応えられるくらいじゃないと。
話にならないんじゃないのと。

打てば。
響く。
相手を。
打てば。
打ち返してくる。
時には。
打ってくる。
相手を知ってるだけに。

打っても。
響かないと。
それこそ。
雷にでも。
撃たれてこいよと。
思ったりしちゃうんだよなぁ(苦笑)。



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2013/02/13 Wed *揺るぎない / Led Zeppelin

20120213presenceukoriginal


それなりに。
ある程度は。
力になれて。
頼られてもいて。
信じられてもいて。

しかし。
それは。
あくまでも。
それなりで。
ある程度で。

絶対ではなく。
何があっても。
何が起きても。
揺るがないかと言えば。
まだまだ至っていないと。

それは。
十分に。
自覚していて。
揺るぎない。
ものにしたいと。
ものになりたいと。

『Presence』'76年リリース。
ヒプノシスによるジャケットも印象深いレッド・ツェッペリンのアルバム。
どうしても。キューブリックの“あの映画”のモノリスを想起してしまうのは自分だけでしょうか。
その圧倒的な揺るぎない存在感でロックの歴史上にいまも屹立しているレッド・ツェッペリン。
その中でも。このアルバムにおけるサウンドの存在感の、その有無をも言わせない説得力。
その前にはただただひれ伏すしかないのではとさえ思わされるのですが。巨大な壁を前にしている様でもあり。
しかし。実のところはロバート・プラントの交通事故により予定されていたツアーが不可能となって。
代案として急遽アルバムの制作が決まって。プラントの体調もあってか疑似ライヴの如く勢いに任せて一気にと。
なんと僅か18日間で曲作りから仕上げまでを終えてしまったと言う。その突貫工事の緊張感の産物でもあると。
そのギリギリの極限状態故に生み出されたグルーヴが、この存在感と説得力を支えていたりもするのです。
限られた時間の中でギターを重ねながら、ノリを損なわずに。楽曲のアルバムの完成度を究めることに成功した。
ここまでやられると。好きとか嫌いとか関係なしに。やはりジミー・ペイジってのも只者じゃないなと思わされます。
「Achilles Last Stand」とかシンプルでストレートな印象を与えながらも、その精巧な構成に感嘆しますが。
それをライヴでも見事に再現してみせてましたからね。ジミー、そしてレッド・ツェッペリン、恐るべしなのです。
この揺るぎのなさ。それは絶対的な自信から来ているのか。それとも底無しの不安の裏返しなのか。
決して本音を語らず、腹の内は見せないペイジだからこそ。どうしてもそこを訊いてみたくもなるんですよね。
何故なら。圧倒的な存在感と有無をも言わせない説得力。そこに一瞬過る影があるのも確かだったりするので。

それなりに。
ある程度は。
力になってると。
頼られてもいると。
感じてはいるけれど。

しかし。
それは。
あくまでも。
それなりで。
ある程度で。

絶対ではなく。
この先。どこかで。
何かがあれば。何かが起きれば。
揺らいでしまうであろうと。
まだまだ掴めていないと。

それは。
十分に。
自覚していて。
揺るぎない。
ものにしたいと。
ものになりたいと。

しかし。
十分に。
絶対など。
存在はしないと。
それも解りきっていて。

それでも。
揺るぎない。
ものであると。
思わせたい。
思いたい。

不安があるから。
埋めようと。補おうと。
圧倒的に。
有無を言わせずと。
それでも。
絶対などとは言えず。
底などなく。果てしなく。
その繰り返し。その連鎖。

それでも。
揺るぎない。
ものであると。
思わせたい。
思いたいんだな、たぶんね。



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2013/02/12 Tue *大河にせんとや / Thin Lizzy

20130212thecontinuingsaga


ここまで。
来たのなら。
築けたのなら。
続けたのなら。
この先も。

行けるところまで。
出来るところまで。
続けたいなと。
この続きを。
共に描かせてはもらえないかと。

その為には。
今までの流れを外さずに。
新しい要素も盛り込んで。
大風呂敷にならない程度に。
如何に壮大に見せられるかと。

限られた。
知見と知恵を総動員。
回らぬ頭を回して。
川の流れを。
大河にせんとや。

『The Continuing Saga Of The Ageing Orphans』'79年リリース。
デッカ在籍時代'71年~'74年の音源から編集されたシン・リジィのベスト・アルバム。
ヴァーティゴ移籍後にブレイクしたシン・リジィ。'79年頃と言えばその人気も絶頂だった筈で。
それに肖った、よくある商法ではあります。『英雄物語』なんて壮大な邦題がつけられていましたが。
まぁ、Sagaですからね。英雄伝説、大河物語・・・フィル・リノットの詩の世界に通ずるものはあるかな。
デッカでの3枚のオリジナル・アルバムからのナンバーに加えてシングルのみでリリースされたナンバーもと。
それだけでも価値のあるアルバムですが。更には一部のナンバーでギターをゲイリー・ムーアが弾いてると。
(全曲、ムーアのギターに差し替えられているとの説もある様ですが・・・)
恐らくはエリック・ベルの脱退後、ヴァーティゴに移籍する前に一時的に在籍した時の音源だとは思いますが。
ベル時代のナンバーのリード・ギターにもムーアらしいフレーズがあって。差し替えもやってたのかな?
結局、ヴァーティゴ移籍前に離脱したムーア、この'79年にはメンバーになって、また直ぐに辞めてと(苦笑)。
お騒がせなムーアですが、確かにその流麗なギターはシン・リジィ、フィルのメロディーには合うんですよね。
時にフォーキーでトラッドに、時にリリカルに、時にブルージーにと。決してハード一辺倒ではない。
それこそがシン・リジィの魅力ですが。フィルの描く多彩な世界を演出するにはムーアは欠かせないんだよなぁ。
アイルランドの伝説の基づいた壮大な歌詞、哀感溢れて啼くギター。シン・リジィならではなんですよね。
このアルバム、未だにCD化されてなくて。シン・リジィが好きならば探して聴いてみても悪くは無いですね。

ここまで。
来たんだから。
築けたんだから。
続けたんだから。
この先も。

行けるところまで。
出来るところまで。
続けていかないと。
この続きを。
共に描いていかないと。

その為には。
今までの流れで見えてきた。
先を見据えた展開を盛り込んで。
画に描いた餅にならない程度に。
如何に遠大に見せられるかと。

高は知れているけれど。
ナレッジもノウハウも総動員。
ハッタリも見得も持ち込んで。
川の流れを。
大河にせんとや。

そうなんだ。
正直に。
この先の。
その続いていく。
物語の。
その終わりまで。
共に見届けたいんだ。
見届けないといけないんだ。

だから。
大河にせんとや。



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2013/02/11 Mon *殉ずるだけ / David Bowie

20130211randrsuicide


うん。
もう。
そうだな。
戻れないし。
決まってるし。

まぁ。
そう。
そうだよな。
戻る気も無いし。
変えるつもりも無いし。

ここまで来たら。
後ろは振り返らない。
脇目も振らない。
立ち止まりもしない。
ただ進むだけ。

それしかない。

『Rock 'N' Roll Suicide』'89年リリース。
'72年10月20日のサンタ・モニカ公演を収録したデヴィッド・ボウイの2枚組ライヴ・アルバム。
所謂ブートレッグで。音源としては有名で手を変え品を変えリリースされていたらしいのですが。
このスウィンギン・ピッグ版が初めて、その全貌を捉えた完全版だったのかな?それが売りだった様な。
自分が所有しているのはライト・ブルーの綺麗なカラー・レコードですが。他の色も存在するみたいですね。
恐らくは放送用音源が元なので。ライン録音で音質良港。歓声はオフ気味なのでやや臨場感には欠けると。
しかしながら、ボウイの歌声も、バンドの演奏も。クリアに捉えられていて。その細部まで聴くことができて。
ジギー・スターダスト時代のボウイのライヴを、そのサウンドを生々しく追体験できるのは嬉しいかな。
ボウイも時代によって、その変化が激しいと言うか。その変容を続けるところがボウイのボウイたる由縁ですが。
やっぱりね、グラムでロックンロールなボウイが。甘美で退廃的なロックンロールの殉教者だった頃のボウイ。
それこそが自分にとってはボウイかなぁ。脆さと危うさと儚さを身に纏っているからこその美しさがあって。
その美しさは、それこそ命短きもので、しかも計算されたものであったとしても。やはり魅力的に過ぎるのです。
しょせんは作り物、作り事。たかがそんなもの。徒花にしかならない、なれないもの。だからこその美しさ。
そして、何故か人工的な筈なのに生身の感触が濃厚でと。うん、これもまたロックンロールの魅力なんだなと。
その魅力に憑りつかれて、虜になってしまったら。もう戻れないんだと。それでもいいのかいと。
実は、この時代の優れたロックンロールは聴く者にそれだけの覚悟を問うだけの、力があったなと感じるのです。
その覚悟あるものだけが、ロックンロールに殉ずることを許されるのだとね。それだけのものなんだよと。
そして。「Ziggy Stardust」そして「Rock 'N' Roll Suicide」なんてナンバーにはそれを問う側の覚悟をも感じます。
否、別にロックンロールなんて楽しめればいいんです。でも、あまり軽く扱うんじゃ無いよって思ったりもするので。

うん。
もう。
そうだな。
戻れないし。
決まってるし。

まぁ。
そう。
そうだよな。
戻れなくても。変われなくても。
一片の悔いも無いし。

ガキの頃から。
ロック小僧で。
そのままロック親爺になって。
後はそうロック爺になるだけ。
ただ転がっていくだけ。

それしかない。

それでいい。
もう。
戻れない。
決まってる。
ロック小僧になった時から。
ロック親爺になっちまった時から。
後は。
ささっさと。
ロック爺になって・・・

ロックに。
ロックンロールに。
殉ずるだけ。
それでいい。
それがいい。



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2013/02/10 Sun *愛しき者、汝の名は / The Rolling Stones

20130210somegirlslive


愛しき者、汝の名は。

まぁ。
兎に角だ。
明るく。
楽しく。
陽気に。

互いに。
皆が。
行きずりでも。
楽しく。
過ごせれば。

それで。
いいじゃんと。
固いこと抜きに。
思わぬ反応。
思わぬ展開。

それを。
笑って。
受けて。
仕掛けて。
手応えがあって。

例え。
ひと時でも。
通ずるものがあれば。
それでいい。
それが醍醐味。

愛しき者、汝の名は。

『Some Girls Live In Texas '78』'12年リリース。
'11年に映像とCDで発売されたローリング・ストーンズのライヴ。そのアナログ2枚組のライヴ・アルバム。
兎に角。ラフでパンクでロックンロールなストーンズのライヴがアナログ盤で聴ける、それだけでいいと。
まぁ、それ以上に。何を今更ガタガタ言っても始まらないと。黙って針を落として聴きなさいと。
それが総てですね。いや本当に。これがね、この'78年のライヴがオフィシャルで聴ける様になったと。
それだけで諸手を挙げて万々歳だわな。これ聴いて痺れないストーンズ・ファンなんておるんかいなと。
で、従来はやっぱりミック・テイラー在籍時が、例えばこんなアルバムで聴ける時代が最高だと。
それが定説だったわけで。確かにそれはそれで。テイラーの流麗さは流石の迫力で痺れるけれども。
ロン・ウッドだって。ちゃんとやれるんだぜ、弾けるんだぜと。このグルーピーなスリリングさは凄いなと。
このライヴ、この時期におけるロンの功績、バンドに持ち込んだ刺激は相当なものだったんだろうなと。
本当に吃驚、この性急さ、パンクさ加減はロン無しではあり得なかったんだなと。お見それしましたと。
そうかそうか。顔チョーキングで誤魔化すだけが能じゃなかったのねと(失礼)。改めて感じ入りました。
その刺激を受けてか。とにかくストーンズ自体が前のめりで突っ走ってく。これこそが、パンク、ロックだぜとね。
オーケストラ化してしまった今のストーンズでは、もう二度と再現できない至福の瞬間がここにあるのです。
ここまでが俺のストーンズだと断言する仲間がいますが。その気持ちも解らなくはないですね。
個人的は'81年までは許容範囲かとも思いますが。そして今のストーンズもなんだかんだで大好きですけどね。
(流石に昨年のライヴは劣化が激しくて・・・辛いものがありましたが・・・複雑だなぁ)
なんたってね、あの「Miss You」がこのアルバムでは痺れるほどカッコ良いんだもんなぁ。それだけで最高かと。
で、最後。D面の一気にハイライトに向かって一体となって突撃していく様、これぞロックンロールなのです!
こいつをですね。アナログ盤で、その音圧でガツンとぶちかまされた日には、ほんと、堪りませんぜ!

愛しき者、汝の名は。

まぁ。
兎に角だ。
明るければ。
楽しければ。
陽気であれば。

互いが。
皆が皆。
知り合いじゃなくても。
楽しく。
過ごせるのだと。

それで。
いいじゃんと。
思わぬ反応。
思わぬ展開。
多少振り回されても。

それを。
笑って。
受けて。
楽しんで。
その先を仕掛けて。

そうさ。
ひと時だからこそ。
触れ合えるものがあれば。
それでいい。
それが刺激的。

愛しき者、汝の名は。

陽気で。
猥雑で。
その生命力で。
そして。
その可愛らしさで。
こんな一夜を彩ってくれる。

愛しき者、汝の名は。

“女たち”なのであります!



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2013/02/09 Sat *早く・・・ねぇ / Claudine Longet

20130209hurryondown


早く。
出来るといいな。
仕上がるといいな。
楽しみなんだ。
待ってるんだ。

早く。
身に纏ってみたいな。
心に羽織ってみたいな。
楽しみなんだ。
待ってるんだ。

まぁ。
でも。
楽しみが。
続くと思えば。
それも悪くはないか。

無いけど。
早く・・・ねぇ。

『Hurry On Down』'77年リリース。
フランス出身で米国で活躍していたクロディーヌ・ロンジェの日本編集のベスト・アルバム。
アルバム・タイトルにもなっている「Hurry On Down」は'69年のヒット曲で。
このジャケットも。その「Hurry On Down」が収録されていた『Colours』の流用です。
デビュー・アルバムからその4枚目にあたる『Colours』までのナンバーから選曲されています。
で、なんでこの時期に日本でベスト・アルバムが組まれたかと言うと。ジャケットにも描かれてますが。
「Hurry On Down」が、かの『11PM』のジングルに使われてたんですよね。『11PM』ですあの『11PM』ね。
子供の頃、ドキドキしながら親の目を盗んで観てたな。CM前のカヴァー・ガールのシーンで流れてたんですよね。
舌っ足らずで、甘~いクロディーヌの囁くような歌声がまた堪らないんですよね。ピッタリ合ってましたね。
勿論、当時は誰の歌かなんて知らなくて。ただドキドキしてただけで。後追いで知ったんですけどね。
さてさて。その「Hurry On Down」を含めて。録音されたのは20代なのですが。もう、とにかく甘いかな。
「Both Sides Now」も「Holiday」も「Love Is Blue (L' Amour Est Bleu)」も「Something」もね。
なんかもう、あまりの甘さに。ベトベトになりそうなんですが。それがまた癖になりそうな感もあって。ねぇ。
その美しい容貌同様に歌声も小悪魔的な魅力が溢れてるんですよね。ヤバいですねぇ、この手は、ねぇ。
で、恐らくは本当に小悪魔的であり、ファム・ファタルでもあったクロディーヌ。私生活でヤバい事件を起こして。
それが原因で引退して。いまも隠遁生活を送っていると。う~ん、あまりにもイメージ通りでもあるかな。
因みにストーンズの「Claudine」はその事件を歌っていた為にお蔵入りになってたんですよね。
「Hurry On Down」もね。早く家に帰ってきて、なんて甘い歌の様で。いま家には誰もいないのって。
ついつい、よからぬお誘いを連想させる歌詞ですからね。まぁ、そこが魅力的なんですけどね(笑)。

早く。
帰れるとといいな。
帰りたいんだ。
楽しみなんだ。
待ってるんだ。

早く。
身も心も解放したいんだ。
身も心も羽が生えるほどに。
楽しみなんだ。
待ってるんだ。

まぁ。
そりゃ。
外出も。外食も。
それはそれで。
それも楽しいけれど。

そうだけど。
早く・・・ねぇ。

そう。
何かを。
発注したり。
買物したり。
旨いものを食べたり。
美味しいお酒を飲んだり。
それも。
悪くはない。
それも。
好きなんだけど。

やっぱり。
我家が一番。
だから。
早く・・・ねぇ(笑)。



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2013/02/08 Fri *俺だってね / Jim Price

20130208kidsnowadaysaintgotnoshame


俺だってね。

まぁ。
その。
苦手は。
ある。
あるんだよ。

まぁ。
その。
どう見えてるか。
どう思ってるか。
知らないが。

大体が。
人と話すのは。
本当は好きでも何でもない。
ましてや。
初対面の人間なんて。

何を。
どう。
話していいのやら。
話すことなんてそもそも無いし。
そりゃ相手にもよるけどさ。

『Kids Nowadays Ain't Got No Shame』'71年リリース。
ロック界きっての名脇役、名うての管楽器奏者、ジム・プライスの初めてのソロ・アルバム。
ストーンズ・ファンには'70年代前半のアルバムやツアーでボビー・キーズと共に知られた存在で。
ジムやボビー、そしてニッキー・ホプキンスやビリー・プレストン無くしてあの頃のストーンズは語れないと。
そしてジョージ・ハリスンやレオン・ラッセルなどのアルバムにも数多く参加してご機嫌なペットを聴かせてと。
時々、ジム・ホーンと間違えそうになったりもするんですけどね。とにかくその活躍振りは凄かったんですよね。
ただ、あくまでもバンドの一員だったり、セッションだったりで。ずっと脇役生活だったのですが。
そんなジムが初めて主役を張ったのがこのアルバムな訳です。これが実にご機嫌なアルバムだったりして。
ボビーやニッキーに、ジム・ケルトナーやクラウス・ブーアマンなどが全面的にバック・アップしてて。
ジミー・ミラーのプロデュースでと。なんと贅沢な布陣なことか。ストーンズのメンバーは参加してませんけどね。
(参加してても何の不思議も無いのにね。録音にはストーンズ・モバイル・ユニットが使われてますが・・・)
そして。何よりも。主役たるジムの八面六臂の活躍振り。ホーンだけでなくオルガンも弾いたりして。
更には、その歌声が。また、いいんですよね。スワンプな匂いがプンプンする味わい深い歌声なのです。
更には、前10曲中、共作も含めて9曲がジム自らの手によるもので。これがまたいい曲が多いんですよね。
存外にキャッチーに盛り上がる曲もあってね。その才人振りには驚かされます。まぁ、張り切ったんだろうなぁ。
なんたって。一世一代の晴れ舞台ってとこですからね。ここでやらなきゃ、いつやるの?いまでしょうってね(笑)。
それでいて。アルバム・タイトルが暗に仄めかしてる様な気もする、シャイな感じもあってね。いいんだなぁ。

俺だってね。

まぁ。
どうしても。
不得手てのは。
ある。
あるんだよ。

まぁ。
その。
どう見えて様が。
どう思って様が。
構わないが。

大体が。
人見知りなんだよ。
誰かと一緒ってだけで嫌なんだよ。
ましてや。
初対面の人間なんて。

何を。
どう。
考えているのやら。
どんな反応するかもしれないし。
そりゃ状況にもよるけどさ。

俺だってね。

恥ずかしいし。
面倒だし。
緊張するし。
でも。まぁ。
仕事だし。
仕方ないからさ。
それに。まぁ。
脇役よりは主役がさ。
台詞が多くて。
注目されるのは。
まぁ。楽しくはあるからさ。
それだけ・・・なんだよな・・・多分ね!



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2013/02/07 Thu *バッタバッタと / J.J. Cale

20130207grasshopper


バタバタと。
朝から晩まで。
あっちへ。
こっちへ。
またあっちへ。

あっちで。
話して。
こっちで。
話して。
またあっちで。

まぁ。
いいんだけどさ。
お声が掛るってのは。
嬉しいんだけど。
せめて移動時間は考慮してよと。

バタバタと。
朝から晩まで。
あっちへ。
こっちへ。
またあっちへ。

『Grasshopper』'82年リリース。
J.J.ケイルの通算7枚目にしてフォノグラム移籍後初のアルバム。
隠遁生活を送ってる寡作の人ってイメージが強かったりするケイルですが。
1stアルバム発表後11年で7枚目ですからね。この頃まではまぁ、普通のペースですよね。
例によって。枯れた味わいで。淡々とした中に何とも言い難い温かみがあってと。
いつもの如く。飄々と詫び寂びの世界で過ごしていると。ケイルの音楽も金太郎飴ではあります。
この変わらない、変えられない。飄々とした漂泊者の風情・・・クラプトンには羨望だったろうなぁと。
それでも。このアルバム。心機一転とまではいかなくても。アルバム・タイトル通りに。
レコード会社を移って(シェルターの倒産で移らざるを得なかった)環境が変わって少しは刺激を受けたのか。
ケイルにしては(あくまでもケイルにしては)ポップでキャッチーで飛び跳ねてる様な躍動感があります。
当時、日本では「Don't Wait」がCMに使われたそうで。シングル盤も存在します。通な制作者がいたものです。
そう言いつつも。基本はあくまでも乾いたギターとボソボソッととした歌声によるスワンプ・ロック。
それ以上でもなく、それ以下でもなく。そこがケイルの魅力なんですよね。沁みてくるんだよなぁ。
その中でスウィングする「Grasshopper」と「Dr.Jive」...2曲のインストがいいアクセントになってます。
そうそう。オクラホマはタルサ、同郷の旧友であるロジャー・ティリソンのナンバーが1曲入ってて。
これがもう。堪らなく、スワンプ。堪らなくケイル、堪らなくティリソンなんですよねぇ。
オクラホマの眠れる巨人、ティリソン。録音には参加してなくて。どうせならデュエットくらいして欲しかったかな。

バタバタと。
次から次へと。
あっちだ。
こっちだ。
またあっちだ。

あっちで。
戦って。
こっちで。
戦って。
またあっちで。

まぁ。
いいんだけどさ。
戦える相手がいるってのは。
面白いんだけど。
せめて移動時間は計算に入れてよと。

バタバタと。
次から次へと。
あっちだ。
こっちだ。
またあっちだ。

これで。
バッタバッタと。
薙ぎ倒せたら。
説得出来たら。
最高なんだけどな。

などと思いつつ。
表には出さずに。
変わらぬ顔して。
淡々と。
飄々と。

バタバタで。
バッタバッタと(笑)。



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2013/02/06 Wed *ありのままで / Peter Wolf

20130206comeasyouare


深く考え過ぎずに。
足元を見つめ過ぎずに。
そこまで。
石橋を叩かなくても。
いいんじゃないかなと。

そりゃ。
なんの考えも無しじゃ。
足元も覚束ないんじゃ。
罅割れを気にも留めないのは。
それこそ。考え物だけど。

ありのままで。
いま、この瞬間の。
思いのままで。
あなたのままで。
やってみてもいいんじゃないかなと。

『Come As You Are』'87年リリース。
御存知、J.ガイルズ・バンドの看板だったピーター・ウルフの2枚目のソロ・アルバム。
どうしても。未だにJ.ガイルズ・バンドのイメージが強いのですが。もう30年近くソロで歌ってるんですよね。
J.ガイルズ・バンド、強烈だったからなぁ、大好きだったしなぁ。どうにもソロってのが違和感ありますが。
まぁ、やっぱりね。ウルフの歌にはマジック・ディックのブルース・ハープがなきゃって思っちゃうんですよね。
勿論、ウルフの歌声はソロでも変わらないし。その手によるナンバーも御機嫌なんですけどね。
なんたって。ソウルフルでファンキーなロックンロール。これしかない訳ですから。それしか歌わない訳ですから。
また、それが。憎らしいまでに似合うんですよねウルフには。フェイ・ダナウェイじゃなくても惚れるってもんです。
元々、ローリング・ストーンズに対するアメリカからの返答、みたいな売り方してたJ.ガイルズ・バンドですが。
ストーンズよりも都会的と言うか。小粋で洒落てるところがあって。そのカッコつけてる様が。良かったなと。
だから。ウルフの歌声にも。エエカッコしいのダンディズムとユーモアがあって。そこに惹かれるんですよね。
その根底には、ソウルやブルース、ロックンロールへの熱い思いが滾ってる故のカッコ良さでもありますが。
その拘りがね。きっと。せス・ジャストマンが推し進めたキャッチー過ぎる路線と相いれなくなって。
それで看板でありながらJ.ガイルズ・バンド辞めちゃったんだろうな。ありのまま、そのままでやりたいぜってね。
てな訳で。そのウルフの心意気を全面的に支持するし、このアルバムも悪くはないし、好きなんですけど。
やっぱりバックのサウンドがちょっとね・・・'80年代後半って本当に、全体的にサウンドがしょぼいんだよなぁ・・・

深く考え過ぎずに。
先の結果を想定し過ぎずに。
そこまで。
悲観的にならなくても。
いいんじゃないかなと。

そりゃ。
なんの考えも無しじゃ。
ビジョンも描けないんじゃ。
発生リスクを気にも留めないのは。
それこそ。考え物だけど。

そのままで。
いま、この瞬間の。
思いのままで。
あなたのままで。
初めてみてもいいんじゃないかなと。

ありのままで。
そのままで。
信じてみても。
楽観的になっても。
いいんじゃないかなと。
悪くはないんじゃないかと。

なんとかなるし。
なんとかするし。
なるようにしかならないし。
なるようにするし。
何よりも。
どうなったって。
ありのままの。
そのままの。
あなたじゃないと。
納得できないし。
腑に落ちないし。
意味がないんじゃないかと。

ありのままで・・・ね。



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2013/02/05 Tue *今年の春は / Babe Ruth

20130205stealinhome


南の島から。
一足早く。
春の訪れを告げる。
その音が。
聞こえてくる。

ここ何年かは。
心に響くことも。
身体が疼くことも。
無かったけど。
今年はね。

何だか。
違いそうな。
異なりそうな。
新しくなりそうな。
久し振りに楽しめそうな。

そんな予感が。
微かではあるが。
でも確かに。
大きくなりつつある様で。
期待しても悪くはないかと。

『Stealin' Home』'75年リリース。
英国のハード・ロック・バンド、ベーブ・ルースの4thアルバム。
英国ですからね。野球とは縁が無いと思われるのに。このバンド名でこのジャケットです。
このひねくれ加減、人を食ったところが英国的と言えば英国的かなとも思われます。
その英国らしさ。更にはマカロニ・ウェスタンやスパニッシュ・ギターまでもサウンドに取り入れていましたが。
そのイニシアチブをとってセンスを発揮していた才人アラン・シャックロックが前作をもって脱退して。
このアルバムでは今までになくストレートでオーソドックスなハード・ロックを聴かせています。
故に。面白みに欠ける面があるのも事実ですが。紅一点のジャニタ・ハーンのエネルギッシュなヴォーカル。
その弾けんばかりの魅力はこのひねりの無いサウンドを得たことでより迫力を増してるかなとも。
そのジャニタを中心として。バンド一丸となってのハード・ロックとしてのダイナミズムはなかなかいい感じです。
ストレートで、オーソックスで、エネルギッシュで、ダイナミックですからね・・・少しひねてても良かったかな(笑)。
でも、ここは。その衒いの無いサウンドに乗っかって楽しむのがいいのかな。ジャニタのヴォーカル、好きだし。
ある意味。特に最初の2枚のアルバムとは別のバンドとして接すればいいハード・ロック・バンドだなと。
ところで。このジャケット、アルバム・タイトルと合ってないんですよね。野球の知識は無かったんだろうなと。
Stealin' Homeってホームスチール、本盗のことですからね。ホームランじゃ無いんだよと(苦笑)。
まぁ、でもホームランのが画にはなるからなぁ。いいことにしますか。見てるだけでスカッとしますしね!

南の島から。
一足早く。
春の訪れを告げる。
その音が。
聞こえてくる。

何年か振りに。
心に響く。
身体が疼く。
心地良くね。
今年はね。

たぶん。
違うだろうな。
異なるだろうな。
新しくなるだろうな。
楽しませてくれるだろうな。

そんな予感が。
少しずつではあるが。
でも着実に。
確信になろうとしている。なるだろう。
楽しみにしてても問題はないかと。

今年の春は。
今年の球春は。
久し振りに。
心に響く。
身体が疼く。
予感を。期待を。確信を。
楽しめる。
そんな春になりそうです。



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2013/02/03 Sun *浮力 / Wishbone Ash

20130203livedatesukoriginal


浮力。

明日へ。
その先へ。
飛び上がり。
飛び続ける。
その為に。

今は。
今日は。
その力を。
身の内に。
心の内に。

抱えて。
貯めて。
浮き上がろうと。
飛び立とうと。
するまでは。

『Live Dates』'73年リリース。
華麗なるツイン・リード・ギターで一世を風靡したウィッシュボーン・アッシュ。
その実力と魅力を余すところなく捉えた2枚組ライヴ・アルバム。
今回は英国オリジナル盤の裏ジャケを載せてみました。4人のメンバーが描かれていますが。
このアルバムの発売直後にツイン・リード・ギターの一翼を担っていたテッド・ターナーが脱退。
結果として。このアルバムがアンディ・パウエルとテッドによるツイン・リードを聴ける最後のアルバムで。
その後、何人かの新しい相棒を迎えつつ今もフライングVを抱えて奮闘しているパウエルですが。
やはり、最高の相棒はテッドだったよなと。このアルバムに針を落とす度にその思いを深めてしまいます。
それ程に。このアルバム、このライヴによる演奏は素晴らしくて。ライヴでもスタジオ同様に精緻で。
あの抒情溢れる美しさはそのままに、より劇的な構成で。その翼はより強い浮力を得て離陸していくのです。
う~ん。生で観たかった、その場にいたかった、一緒に浮かび上がり、飛んでいきたかったと思わされます。
そのサウンドの、特にやはりツイン・リードの繊細さ、そして伸びやかさがあまりにも鮮やかで。
聴いてるうちに。この身に。この心に。それこそ翼が生えるのではないかと思わされる程なのです。
ライヴである故か。実はウィッシュボーン・アッシュの魅力の一部でもある米国南部的な味わいも感じられて。
その大らかさが、また浮き立つ様な気分にさせてくれる瞬間があるのもいい感じだったりします。
このアルバム、この頃のウィッシュボーン・アッシュならではの浮力がね、堪らないのです。
だからなぁ。なんでテッドは脱退したのかなって。今もってその原因はよく解らないらしいのですけどね・・・

浮力。

明日から。
その先へと。
離陸し。
飛行し続ける。
その為に。

今は。
今日は。
その力を。
身の翼に。
心の翼に。

抱えて。
貯めて。
浮き上がろうと。
飛び立とうと。
思えるまでは。

その時に。
明日は。
その力を。
その身の。
その心の。
翼が。
浮力を。
捉えて。
解き放って。
飛び立っていけるようにと。

今は。
今日は。
その時の為に。
明日の為に。
静かに。
浮力を。
育てておこう。



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2013/02/01 Fri *第二章も / Badfinger

20130201shineon


思わぬ。
予想以上の。
手応えに。
ひょっとしたら。
ひょっとしてと。

未だ。
微かな。
萌しに過ぎぬこと。
承知しながらも。
少し胸高鳴らせてみる。

もし。
これで。
このまま。
幕開けまで辿り着けたら。
それはそれで。

悪くはないかもね。

『Shine On』'90年リリース。
その第二章、ワーナー時代の2枚のアルバムから選曲されたバッドフィンガーの編集アルバム。
当時、バッドフィンガーはCD化が遅れていて。アップル時代の音源もワーナー時代の音源も入手困難で。
その中で、ようやく正式に再発された、その最初の試みがこのアルバムだったんですよね。
(アップル時代のアナログ盤も当時はとんでもない高値がつけられてましたし・・・)
さて。バッドフィンガーと言えばアップル時代ってのが定説で。確かにアップル時代は素晴らしいのですが。
殆ど顧みられることの無いワーナー時代も悪くないんだよと、いやいやなかなかのものなんだよと。
そんなことを教えてくれたのがこのアルバムでした。なんて美しく、切ないメロディーを聴かせてくれるのかと。
誇張ではなく。それこそ衝撃をうけたのでした。一方で。アップル時代への期待が一層高まりもしましたが(笑)。
「I Miss You」「Shin On」「Lonely You」と。この3曲だけで。完全にバッドフィンガーの虜になったのでした。
ワーナーでの1枚目『Badfinger』からのナンバーがA面、2枚目『Wish You Were Here』からのナンバーがB面。
大まかに言うとそんな構成で。キャッチーながらも切なさに満ちていたのが、徐々に力強さも全面に出て来てと。
その変化、その成長の様も捉えられる様になっています。残念ながら商業的には成功を収めることは敵わず。
マネージメントに翻弄されたまま解散。そしてその後、数々の悲劇を生んでしまうんですけどね・・・
パワー・ポップなんて言葉が生まれるその遥か以前に。それを体現していたのがバッドフィンガーで。
その輝きは今も色褪せることは無いなと。そして。是非、この第二章にも耳を傾けて欲しいなと思うのです。

思わぬ。
予想以上の。
展開に。
ひょっとしたら。
ひょっとするかなと。

未だ。
小さな。
一歩に過ぎぬこと。
確認しながらも。
少し胸躍り始めている。

もし。
これで。
このまま。
幕開けを迎えられたら。
それはそれで。

いいのかもね。

一度は。
自ら幕を下ろした。
暫くの。
間が空いた。
思わぬことで。
再び。
その地に足を運び。
顔をそろえた。

一度は。
自ら舞台を去った。
恐らくは。
戻ることも無いと。
思っていたけど。
再び。
役は違えども。
同じ舞台に立つことになるのか。

もし。
そうなったら。
そうなっても。
悪くはないかもね。
いいのかもね。

第二章も。
あってもいい・・・かな!



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2013/01/31 Thu *暗黙の了解 / Sonny Boy Williamson

20130131keepittoourselves


最近は。
何だか。
あまり。
良くない事として。
語られがちだけど。

なんでも。
かんでも。
見える様にすれば。
語ればいいかって。
そうでもないだろうと。

目に見えないもの。
語られないもの。
それでも成り立つもの。
そこにしか。ないものもある。
そこでしか。解らないものもある。

そう思う。

『Keep It To Ourselves』'90年リリース。
'63年の渡欧時にデンマークで録音された音源を集めた、サニー・ボーイ・ウィリアムスン(Ⅱ世)のアルバム。
アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティヴァルの一員として渡欧したサニー・ボーイ。大人気を博して。
続けて'64年と'65年にも渡欧する程で。よっぽど受けた、受け入られたんだろうなと。
ヤードバーズとの共演はよく知られるところですが。他にも結構な数の録音を遺していたと。そうだろうなぁ。
ある意味で。サニー・ボーイの胡散臭さ程、ブルースってものをストレートに伝えるものも少ないですからねぇ。
なにしろ、勝手にサニー・ボーイⅠ世の後継者を名乗っちゃったことを始め、大ぼら吹きで知られた曲者です。
うぶな(?)ヨーロッパの白人の若人衆を手玉に取ることなんか朝飯前だったんだろうなと。
勿論、それが通じるのも。まるで歌うかの如く、語るかの如く、その情感に溢れるブルース・ハープあってこそで。
このアルバムでも。そのブルース・ハープの素晴らしさには思わず聴き入ってしまいます。本当に表情豊かです。
そして。歌や語りとの一体感。本当にその呼吸の見事さ。ブルース・ハープが、もう肉体の一部と化してるようで。
そこには天賦の才もあったでしょうが。それ以上に場数を踏んだ、修羅場を潜り抜けてきた凄みを感じます。
(リトル・ウォルターがその天才タイプだとすれば、サニー・ボーイはバリバリの叩き上げってとこかな・・・)
このアルバムではメンフィス・スリムのピアノとマット・マーフィーのギターのみがバックで。
殆どが2人か3人による演奏、中には完全な吹き語り(!)のナンバーもあって。シンプルで枯れていて。
でもその味わい深さは。シカゴ・ブルースを知り尽くしていた彼らならではのもので。それこそ暗黙の了解。
決め事とかを特に語らずとも。スタジオに入って演奏を始めれば。それだけで解り合える、伝わってしまう。
そらだからこそ生み出すことのできた“なにか”を感じたりもします。その“秘められた”感じも好きだなぁ・・・うん。

最近は。
何だか。
あまり。
好ましくない面のみが。
語られがちだけど。

なんでも。
かんでも。
見える様にしないと。
語られないと。
なにもできないってのはどうなんだろうと。

目に見えなくても。
語られなくても。
それでも通じるもの。
そこにしか。ないものもある。
そこでしか。解らないものもある。

そう感じる。

見えなくても。
語らなくても。
それがあるから。
長い時を経ても。
そこに空白があっても。
直接的な関係や立場は変わっていても。
ものともせずに。
成り立つ。
伝わる。
解り合える。
繋がっていく。
それでいい。
それがいい。

暗黙の了解。

以心伝心。
それがいい。
それでいい。
そして。
そんな思いは。
秘められたままでいい。
秘められたままがいい。



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2013/01/30 Wed *ブルースを唄おう / Howling Wolf

20130130wolfsingsblues


ブルースを唄わないで。
その気に。なっちまうから。
なんて歌もあったけれど。
時にはブルースでも口ずさんで。
その気になってもいいんじゃないか。

別に。
根拠も。
絶対的な自信とか。
揺るぎのない理屈とか。
持ち合わせてもいなくても。

とにかく。
理由もへったくれもなく。
説明も出来ないけれど。
突き動かされるものがあるなら。
そいつを口にして。口ずさんで。

前へ。

『Sings The Blues』'62年リリース。
ブルース・アルバムのある種の定番だった美女ジャケットも印象的なハウリン・ウルフのアルバム。
ウルフと言えば断然チェスのイメージが強いのですが。メンフィス時代には争奪戦があって。
サム・フィリップスが手掛けた録音はチェスから、アイク・ターナーが手掛けたものはRPMから発売されて。
最終的に、ウルフはシカゴ行きを決意して。以降は最後までチェスの看板の一人として活躍しました。
このアルバムは'51年~'52年のRPMでの録音を編集してクラウン・レコードから発売されたものです。
当然、後のパートナー(子分)であるヒューバート・サムリンなどが参加する前の録音ですから。
アイク・ターナーのピアノに、ギターとドラムスが加わったシンプルなバックを従えて。よりシンプルなブルースを。
シカゴに行って多少洗練される前の、メンフィス時代のウルフならではのラフなブルースが堪能できるのです。
そう。とにかくラフで。スローなナンバーは殆ど無くて。ブギーなロッキンするブルースで咆えまくるウルフ。
時に、ラフ過ぎて、揺れ過ぎて。調子っぱずれになる瞬間も無きにしもあらず。でもそこがいいんですよねぇ。
このプリミティヴとも言える咆哮こそが。ウルフのブルース、その原点ですからねぇ。グサグサ突き刺さりますが。
それが心地良かったりします。まぁ、そう感じる様になるってことはブルースに憑りつかれてる証拠でもあるかな。
でも、その歌もそうですが。そのハープも実にご機嫌に響いて。とにかくグイ乗りで迫ってくるウルフです。
この泥臭い迫力こそがウルフの、ウルフのブルースの原点なんでしょうね。やっぱりね。痺れるなぁ。
チェスでのウルフしか知らないって方には是非、このアルバムに針を落としてもらって。そうですね。
ウルフと一緒に咆える、否、そのブルース、その唄を一緒に歌う、口ずさんでほしいなと思ったりするのです。

ブルースを唄おう。
その気に。なっちまおう。
なんて時があってもいいよねと。
ブルースでもひとくさり口ずさんで。
その気になってもいいんじゃないか。

確かに。
根拠も無けりゃ。
絶対的な自信も。
揺るぎのない理屈も。
持ち合わせなんかいないけど。

とにかく。
理由なんざ後で考えればいい。
説明なんざどうとでもなる。
突き動かされるものを信じて。
そいつを口にして。口ずさんで。

前へ。

その先へと。
覚悟なんて大袈裟なものじゃなく。
心さえ決まっているなら。
ブルースでも口ずさみながら。
前へ。
その先へと。
行ってみないか。

ブルースを唄おう。



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