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2013/03/01 Fri *往復書簡 / Free

20130301freeliveukoriginal


顔を合わせてはいない。
言葉も交わしてはいない。
それでも。今は。
再会できたりする。そう。
恐らくこれも“再会”なんだな。

もう。
何年。十年近く。
会ってはいない。
言葉も交わしていない。
そんな友人と“再会”している。

目に見えない。
繋がりの中で。世界の中で。
顔は見えなくても。声にはしなくとも。
やり取りしている。呼び合っている。
書簡を交わしている。

『Free Live !』'71年リリース。
同年の英国ツアーで収録されたフリーのライヴ・アルバム。
ラストの1曲がスタジオ・録音で。ライヴ・テイクは7曲のみ。そこが少し物足りなかな。
既にメンバー間の不和は各仕様もなく。実際にこのアルバムが世に出た頃には最初の解散を迎えていたと。
にも関わらず。だからこそか。その緊張感漲る演奏が素晴らしいだけに。フル・サイズで聴きたいなと。
未だに世に出てこないところをみると。このアルバムに使われたテイク以外は残っていないのかもですね。
フリーの魅力は。なんと言ってもその“間”にあるのですが。その“間”がより熱く語りかけてくるのです。
スタジオ録音同様に。シンプルで音数も少なく。しかしその一音一音が重くて、粘りがあって。
その音と音の間、行間がスタジオ録音以上に熱く語りかけてくる様にはどこか色気が漂っていたりもするのです。
選曲的にもベスト・アルバム的な感もあって。なんたってA面頭から「All Right Now」ですからね。反則だよなぁ。
針を落とすと。ざわめきが聞えて。MCのフリーの声。そしてあのイントロ・・・これで血が騒がなきゃ嘘ですよねと。
サイモン・カーク、アンディ・フレイザー、ポール・コゾフ、そしてポール・ロジャース。やっぱりいいですよねぇ。
このメンバー、この4人にしか出せない音、作れない“間”、語れない言葉。そんなものが好きなんです。
そこに。そこにこそ。ブリティッシュ・ロックたるものを感じるのかな。特に英国盤のアナログで聴いたりするとね。
その乾いた、でも温かく厚い音質はフリーのサウンドに合ってるんですよね。そうそう、その英国盤ですが。
封筒を模した凝ったジャケットで。メンバーの顔写真を切手にして貼ってあります。そういうところも好きだなぁ。

当分は顔を合わせる機会も無いかな。
言葉も交わすのもいつになることやら。
それでも。今は。
再会できた。それだけで。
“再会”を感じられるだけでいい。

もう。
何年。十年近く。
会ってはいない。
言葉も交わしていない。
そんな友人と“再会”して、再開してる。

目に見えない。
繋がりの中で。世界の中で。
顔は見えなくても。声にはしなくとも。
投げかけている。応えを楽しみしている。
書簡を交わしている。

そう。そう。
そうくると思ったぜ。
おや。おや。
そう来ますか。
顔が、言葉が思い浮かぶ。
遠く離れていても。
遠く隔たれていたけど。
あの頃と同じ空気の中で。
同じ様に言葉を交わしている。

そう。
封筒に宛名はない。
切手も貼らない。
そもそも手紙など書いてはいない。
それでも。
書簡を交わしているのだ。
そんな。
書簡の交わし方もあるのだ。
それもまたいいかなと。

悪友との。
往復書簡。
さて。次は。
何を投げよう。
どんな応えかな。

往復書簡。
悪くないねぇ(笑)。



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