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2013/03/14 Thu *事例、判例 / Dr. Feelgood

20130314casebook


なかなか。
なんでもかんでも。
右か左か。
白か黒か。
それほど単純でもなく。

なかなか。
なんでもかんでも。
数式の様には。
割り切れるものでもなく。
答えが導き難く。

なかなか。
なんでもかんでも。
その度に。
持ち込まれていては。
裁けるものも捌けないと。

ならば。
ここは。
そいつは。
そんな時には。
必要なのは。

『Casebook』'81年リリース。
'74年~'81年のUA時代の音源からなるドクター・フィールグッドのベスト・アルバム。
恐らくは初めてのベスト・アルバムで。同時にUAからの最後のアルバムでもありました。
実は今も(オリジナル・メンバーは皆無だけど)現役で活動しているドクター・フィールグッドですが。
やはり何と言っても。'70年代こそが。その全盛期と言うか。一番魅力的であったのは間違いないかなと。
ウィルコ・ジョンソン、ジッピー・メイヨー、そしてジョニー・ギターと。ギタリストは変遷したものの。
オリジナルのリズム隊と。そして何と言ってもリー・ブリローが元気いっぱいだったこの時代・・・最高です。
「Roxette」「(Get Your Kicks On) Route 66」に始まって。「She Does It Right」「Back In The Night」と。
引っくり返して「Milk And Alcohol」「Down At The Doctors」「Waiting For Saturday Night」まで。
どこをどう切っても。多少の味わいの違いはあるにしろ。ご機嫌なロックンロール、R&Bであることに変わりなく。
まさにアルバム・タイトル通りに。実に見事なロックンロールの“事例集”になっているのです。
ブリロー曰く、ご機嫌でハード・ロッキンなR&Bをやれればそれでいいんだと。うん、それが聴ければいいんだと。
歴代のギタリスト達とリズム隊の弾き出す強靭で柔軟なビート。そしてブリローの濁声の胡散臭い歌声。
この取り合わせが生み出す有機的な反応。それが実にご機嫌で最高なロックンロール、R&Bになるのです。
実のところ。それ以上でも無ければ、それ以下でも無く。まさしくただのロックンロールに過ぎないんですけどね。
でも。それをやること。やり続けることが如何に難しいか。ついつい。変な色気とか出しちゃったりしますからね。
それで迷いそうになったら。ここへ戻ればいい、帰ってくればいい。ロックンロールはここにあるぜと。
そんなことを感じさせてくれる、思い出させてくれる。そんなドクター・フィールグッドの真骨頂ここにありですかね。

なかなか。
誰でも彼でも。
行くか戻るか。
0か1か。
それほど簡単でもなく。

なかなか。
誰でも彼でも。
公式の様には。
答えが用意されるものでもなく。
応用出来難く。

なかなか。
誰でも彼でも。
その度に。
手取り足取りしていては。
育つものも育たないと。

ならば。
ここは。
そいつは。
そんな時には。
必要なのは。

事例、判例。
あの時はこうだった。
この時はそうした。
事例集。
判例集。
ナレッジを築き上げて。
それさえあれば。
それさえ使えれば。

なんでもかんでも。
誰でも彼でも。
捌ける様に。裁ける様に。
育つだろうと。
事例、判例。
集めてみましょうか。
そうすれば。まぁ、そうだな。
最低限はね。

それでも。
最後は。
とどのつまりは。
心意気とセンス。
そいつによりはするけれど・・・ね。



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001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

オリジナルメンバーがいなくなっても名前を継いで存続してるバンドはいくつかありますよね。
クラシックロックのバンドにも幾つか出てきてるけど、オリジナルメンバーの息子や親戚が
後任になったりして。まだ100年にも満たないけど、歌舞伎とか落語とかそういう次元に
達するのかもしれないですね。何世紀か後には。。。

投稿: EBi | 2013-03-18 04:35

そうだね。ソウルだとグループなんかは名跡を継いでって感じが既にあるよね。
でもなぁ・・・例えば随分前にジョン・フォガティはいないけどCCRって名前で来日されてもねって思ったし(苦笑)。
ストーンズなんかはもう誰が欠けてもストーンズじゃないよね。クラッシュの再結成もあり得ない。
まぁ、パブ・ロックの世界はソウルと同じ伝統芸能みたいな世界に近いのかも・・・
唯一、許せそうなのはキッスだな。メイクさえしてれば判んないし(笑)。

投稿: TAC | 2013-03-18 23:55

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