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2013/03/22 Fri *孤独な魂 / Carla Thomas

20130322thequeenalone


そう。
そうだったんですね。
やっぱりね。
今まで。
たった一人で。

悩んで。
苦しんで。
闘ってきたんですね。
一人。
一人でね。

解ってもらえなかったり。
伝わらなかったり。
誤解があったり。
もどかしくて。
悔しくて。

孤独な魂。

『The Queen Alone』'67年リリース。
スタックスの歌姫、カーラ・トーマスの4枚目となるアルバム。
(3枚目との間にオーティス・レディングとのデユエット・アルバムがあります)
メンフィス・ソウル、サザン・ソウルの扉を開けたソウル・シンガーの一人であるカーラですが。
そのキュートでポップな持ち味故か。アレサ・フランクリンなどと比較すると過小評価されていて。
'70年代以降はあまり表だった活動も無かったせいか忘れられた存在になっていますが。
しかしながら。ルーファス・トーマスの娘である血統の良さ、幼少時から歌っていたキャリア。
それらが活かされたアトランティックでのカーラの活躍が無ければスタックスの存続も危うかった筈で。
パイオニアの一人としてもう少し評価されてもいいんじゃないのと思うんですけどね。
確かに深みよりも、軽やかさにこそその魅力があるカーラですが。それもまたソウルであると。
その軽やかさも、熱い魂があってこそなせる業なんだと。そこがいいんだよと思うのですが。
B面頭の「I'll Always Have Faith in You」なんて。ゴスペル・フィーリング溢れるバラードの素晴らしいこと。
決してただの“可愛い娘ちゃん”なシンガーじゃなかったことはこの1曲で十分に証明されてるかなと。
それでいてA面頭のバカラック・ナンバー、「Any Day Now」のキュートなこと。見事な表現力です。
そのキャリアと並行して大学、そして大学院で学んでいたと言うカーラです。
パイオニアとしての孤独な闘い疲れていたのかも知れません。そう思うとアルバム・タイトルが痛々しいかな・・・
そんなカーラに思いを馳せて。その歌声に耳を澄ませて寄り添っていたいと思うのです。せめてね。

そう。
そうなんですね。
やっぱりね。
これからも。
たった一人で。

悩んで。
苦しんで。
闘っていくんですね。
一人。
一人でね。

解ってもらえなくても。
伝わらなくても。
誤解されても。
もどかしくても。
悔しくても。

孤独な魂。

その目指すところ。
その思い描くところ。
その成し遂げようとする熱い心。
信じているので。
痛い程に感じているので。
せめて。
ほんの少しでも。
ほんのひと時でも。
その魂の鼓動に耳を澄ませて。
共に闘わせてもらいましょう。

孤独な魂。

いま暫くは。
寄り添って。
後ろから支えて。
時にその手を引いて。
行く手を少しでも切り拓いて。

ビジネスだけど。
ビジネスだからこそ・・・ですけどね。
それでも・・・ね。



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