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2013/03/31 Sun *ありのまま / PYG

20130331pygorg


ありのまま。
そのまま。
そのはずで。
そのつもりで。
だけど。そいつが難しい。

あるがまま。
そのまま。
そう思って。
そう信じて。
だけど。そいつが困りもの。

ありのまま。
あるがまま。
そのまま。
思うほどに。
信じるほどに。
そうはいかなかったりする。

『オリジナル・ファースト・アルバム』'71年リリース。
ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・スパイダーズのメンバーによって結成されたピッグの1stアルバム。
沢田研二、ジュリーと萩原健一、ショーケンのツイン・ボーカルと言う、夢の様な二枚看板を誇ったピッグです。
そして岸部修三、サリーに大口広司、井上堯之、大野克夫とまさにGS界のスーパー・スターが顔を揃えていて。
日本初のスーパー・グループと言っても過言じゃないバンドだったんですよね。改めて凄いメンバーだなと。
元々はジュリーを除くメンバーが'70年の後半くらいから脱GS、ニュー・ロックのバンドを構想していて。
事務所の意向に反してバンド志向が強かったジュリーにサリーが声をかけてジュリーも参加したとの事です。
既にザ・タイガースのライヴでもロック・ナンバーのカヴァーとかやってた様なので。当然の流れだったのかなとも。
サリーはかなりのハード・ロック好きだったみたいですしね。自分達のありのまま、あるがままにやってみたと。
そんなメンバー達の思いが昇華された素晴らしい、捨て曲の1曲も見当たらないアルバムなのです。
ですが。だけど。当時は殆ど評価されず、受け容れても貰えなかったと。後追いで聴いた身では不思議だなと。
なんでもロックは反体制だと思われていたので。GS出身、大手芸能事務所所属ってだけで不評を買ったとか。
別にねぇ出自なんてどうでもいい。そのやっている音楽だけが総てだと思うんですが。そうもいかなかったと。
更にジュリーのファンとショーケンのファンが仲が悪くて贔屓の引き倒し状態になっちゃったとか・・・やれやれと。
プログレ的な感覚もある多彩なサウンドに、幻想的だったり情緒的だったりと表情豊かな詩の世界と。
それも殆どがメンバー自身の手によるもので。その才能の豊かさに今更ながら驚かされる思いがします。
特にサリーは、あのジョン・ポール・ジョーンズをも感心させたと言うベースに、印象的な詩作にと。
地味ながらも八面六臂で縁の下からバンドを支えています。カッコ良いのです。何故に評価されなかったのかと。
時代が悪かったと言えばそれまでですが。ありのまま、あるがままが受け容れられない時もあるんですよね・・・
あっ、この初回盤のジャケット、鼻を押すと豚の鳴き声の様な音がします。その遊び心も好きです。

ありのまま。
そのまま。
そのはずが。
そのつもりが。
それが。そいつが楽じゃない。

あるがまま。
そのまま。
そう思ってた。
そう信じてた。
それが。そいつが簡単じゃない。

ありのまま。
あるがまま。
そのまま。
思うほどには。
信じるほどには。
そうでもなかったりする。

いままでやってきた。
ここまでやってきた。
そのままで。
その延長で。
そのまま続いていく。
そのまま乗り越えていく。
いける。
そう思ってた。
そう信じてた。
それがなかなかその通りにはいかなくて。

ありのまま。
あるがまま。
そのまま。

ありのまま。

なかなかに難しい・・・



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