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2013/04/09 Tue *今夜はブルースを / Gary Moore

20130409bluesforgreeny


今夜はブルースを。

今夜は。
今夜だけは。
ブルースを。
聴こう。
聴いていよう。

誰かの為に。
皆の為に。
そして。
そうさ。
自分の為に。

今年も。
今日は。
今日だけは。
ブルースを。
聴いていよう。

『Blues For Greeny』'95年リリース。
当時は隠遁状態だったピーター・グリーンに捧げられたゲイリー・ムーアのアルバム。
'90年代も半ばに入ってからのアルバムなのでアナログ盤は結構珍しいかもしれません。
ムーアはどうしてもハード・ロック、ヘヴィ・メタルのイメージが強いギタリストなのですが。
世代的にブルースやブルース・ロックに多大な影響を受けたギタリストであったことも事実で。
一時期はかなりその原点に回帰したアルバムを制作していて。このアルバムは中でも真打登場って感じで。
何たってムーアがそのプレイに最も影響を受け敬愛していたのが他ならぬグリーンだったのは周知のことで。
全曲、そのグリーンがフリートウッド・マック時代に書いた、演奏したナンバーのカヴァーですからね。
しかもそのグリーンから直接譲られたと言う'59年製のギブソン・レスポールで弾いてるんですから。
となると心配されるのはムーアの悪い癖がまたまた出ちゃうんじゃないかってところで。
熱くなり過ぎちゃって。もうひたすら暑苦しいまでにギンギンに弾き巻くってしまうのではないかとね。
ところがどっこい。そこは流石にわきまえたか。レスポールとマーシャルとのシンプルな組み合わせで。
余計な装飾は排して。ひたすらそのレスポールならではのサウンドでブルース、ブリテシッシュ・ブルースをと。
その真摯で控えめな姿勢が抑制されたプレイに表れています。それでも十分に弾いてますけどね。
勿論、ここでのムーアの演奏が全盛期のグリーンを凌駕しているかは別ですが。愛情は十二分に感じられると。
その一点のみで。評価されてもいいアルバムかな。ほんといい音でギターが鳴いてるしねぇ。
ところが。実はグリーンが件のギターを本当に譲りたかったのはスノウィー・ホワイトで。ホワイトに断られて。
仕方なくムーアに譲ったって説もあって。しかもこのアルバムに対しても。解ってないなぁと評したとも・・・
まぁねぇ。人の思いなんて行き違うし、誤解もされるし。でもそこに熱い思いがあれば思い込みでもいいかなとね。
所詮そんなもので自己満足に過ぎなくても。誰かへの思いが熱く残ってるってのは儚いけど、悪くはないかな。

今夜はブルースを。

今夜は。
今夜だけは。
ブルースを。
奏でよう。
奏でていよう。

誰かの為に。
皆の為に。
そして。
そうさ。
自分の為に。

今年も。
今日は。
今日だけは。
ブルースを。
奏でていよう。

そこに。
ある。
込められた。
熱い思い。
自己満足でも。
勘違いでも。
いいじゃないかと。

誰かを。
皆を。
自分を。
熱く思えてる。
思いが残ってる。
それで。
いいじゃないかと。

きっと。
記憶違いもある。
美化してる。
そうさ。
思いが行き違ったり。
誤解もあったし。
喧嘩もしたし。
でも。

巡り来た春に。
今年も。
今日も。
今夜も。
思いが残ってる。
それでいい。それだけでいい。
その儚さに打ちのめされながらも。

今夜はブルースを。

今夜は。
今夜だけは。
ブルースを。

今年も。
今日は。
今日だけは。
ブルースを。

そして。
これからも。
今日と言う日だけは。
今夜だけは。
ブルースを。

聴いていよう。
奏でていよう。
届け続けよう。
遠い空の上。
きっと微笑んでる。
貴方の為に。
空を見上げてる皆の為に。
空を見上げて涙を堪える自分の為に。

今夜はブルースを。

ね、師匠。
せっかくだからねぇ~。



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