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2013/04/10 Wed *丁々発止 / Junior Wells

20130410southsidebluesjam


さてと。
どうにか。
こうにか。
転がることに。
決まったところで。

先ずは。
お互いの。
お手並み拝見。
軽くジャブでも繰り出して。
出方を探りつつ。

手札を見せつつ。
どいつが刺さるのか。
どいつは響かないのか。
序盤で見極めたいよねと。
飄々とした様を装いつつも。

その実は。
既に。
丁々発止。

『Southside Blues Jam』'70年リリース。
かの傑作『Hoodoo Man Blues』以来久々にデルマークに舞い戻ったジュニア・ウエルズのアルバム。
アルバム・タイトル通りに。オーティス・スパンやバディ・ガイの名前がジャケットにクレジットされている様に。
シカゴ南部のブルース・クラブで夜毎繰り広げられていたであろう、そのセッションの様を再現しようと試みて。
細かいことは決めずに。スタジオに入って。出たとこ勝負の一発録りに近い感覚で録音されたらしいアルバム。
何でも。スパンには偶々スタジオ入りの前夜にクラブで顔を合わせたウェルズが参加を依頼したんだとか。
なのでラフでルーズなジャム。その気怠さ漂うスロー・ブルースがなんとも言えない味わいを醸し出しています。
その一方で。ウェルズにバディにスパンに。ルイス・マイヤーズとかが顔をそろえているので。
ただで済むわけが無く。お互いに喰ってやろう、いいとこ頂いてやろうって虎視眈々と狙ってるところもあって。
気怠くもありながら、張り詰めた緊張感も並じゃないと言う。そこがまたゾクゾクくるところで。
なんたってシカゴ・ブルースを支えてきたつわもの達ですからね。そりゃぁ、丁々発止にもなるでしょうよと。
お互いにジャブを出して探りながら。ここぞって場面では強烈なストレートを繰り出して切り込んでくると。
どんな顔してやってたんだろうなと。その表情を想像するのもまた楽しかったりします。
まぁ、基本的には手の内も気心も知れていた顔ぶれなので。楽しんでやってたのは間違いないんでしょうが。
ウェルズとバディは言わずと知れた名コンビですが。ウェルズとスパンの顔合わせは珍しいのかな?
録音は'69年の12月か'70年の1月らしく。'70年の4月に亡くなったスパンの最後の録音でもあるのですが。
そう思って聴くせいか。主役であるウェルズのブルース・ハープと同じくらいにスパンのピアノに耳を奪われます。
終生フロントに立つことを好まなかったスパンですが。その指捌きは十分に主役足り得たんですよねぇ・・・

さてと。
どうにか。
こうにか。
転がる先も。
見えてきたところで。

取敢えず。
お互いの。
お手並み拝見。
軽くフェイントも挟みながら。
反応を探りつつ。

手札を窺いつつ。
どいつで刺してくるのか。
どいつは用いもしないのか。
情勢で見極めたいよねと。
軽やかな様を装いつつも。

その実は。
早くも。
丁々発止。

お互いに。
思いもあれば。
狙いもある。
思惑もね。
目指すものは同じでも。
役割も異なるし。

それでも。
その。
知恵。
知識。
知見。
楽しくぶつけ合えるなら。

丁々発止。
それもまた。
楽しからずや!



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