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2013/04/27 Sat *隠しきれない、隠せやしない / Georgie Fame

20130427thethirdfaceoffame


誰でも。
そうだろうけど。
俺にだって。
幾つかの。
顔がある。

いつでも。
どこでも。
同じ顔で生きる。
そいつが出来るのが。
望ましくはあるけれど。

この渡世。
そうはいかない。
事情やらなんやらもある。
複数の顔を使い分け。
なんとかやり過ごしてる。

となれば。
夫々の顔には。
夫々に見合った。
恰好、身支度ってもんが。
あったりはするのだが。

『The Third Face Of Fame』'68年リリース。
スリー・ピースのスーツ姿も実に様になってるジョージィ・フェイムのアルバム。
なんたってモッズ界一の伊達男、モッドな女の娘達のアイドルだったフェイムですからね。
なんとも小憎らしいばかりのカッコ良さではあります。粋でお洒落で。まったくねぇ。
さて。英国のR&B界随一の鍵盤奏者として。そのソウルフルでジャージーな指捌きで。
フラミンゴ・クラブなんかをクールに熱くさせ、シーンを牽引していたフェイムですが。
そんなフェイムでも。時の流れには逆らえなくて。レコード会社を移籍、R&B一辺倒とはいかなくなって。
ちょっとばかり中庸な、日和った様なサウンドをバックにその甘い歌声を披露することになったと。
生きてく為にはね。やっぱり色々あるんだよねと。思わず考えさせられてしまいますが。
そんな商業的なコンセプトとサウンドをバックに。それまでとは別の顔を作らざるを得なくなったフェイム。
それでも。その歌声からは、粋でクールなモッズの残り香は隠しきれない、隠せやしないってことで。
しれっと。甘くビートルズやドノヴァンや、ガーシュインのナンバーを歌いながらも。
その歌声の端々にR&Bを感じさせるところが。やってくれるねと。気骨は失っていないよねと。
故に甘ったるいだけにはならなくて。ピリッとスパイスが効いていて。そこがなんともいい感じなのです。
それを察知した人は多かったらしく「The Ballad Of Bonnie And Clyde」は全英1位になってたりします。
ラグタイム調のピアノに導かれて始まる「The Ballad Of Bonnie And Clyde」のカッコ良さ、フェイムはフェイムだと。
個人的にはあのボニーとクライドの唄だってだけで無条件で大好きなんですけどね。
そんなナンバーで幕を開けるこのアルバム、隠しきれない、隠せやしないフェイムの心意気もあっていいなとね。

誰かと。
同じ様に。
俺にだって。
幾つかの。
顔がある。

いつでも。
どこでも。
同じ顔で生きられる。
そんな見果てぬ夢を。
捨て切れずにはいるけれど。

この浮世。
そうはいかない。
しがらみやらなんやらもある。
異なる顔を使い分け。
なんとか生き抜いている。

となれば。
夫々の顔には。
夫々に見合った。
仕様、身なりってもんが。
あったりはするのだが。

あったりはするのだが。

どうしても。
隠しきれない。
隠せやしない。
嗜好とか。
拘りとか。
そんなものも。
あったりはするので。
夫々には。
夫々にと。
思ってはいても。
解ってはいても。

隠しきれない。
隠せやしない。
そんなものが。
どんな時も。
どの顔からも。
どの様からも。
滲み出てしまう。
はみ出してしまう。
香ってしまう。
思ってはいても。
解ってはいても。

隠しきれない、隠せやしない。
否、隠すつもりもないんだな、きっと(苦笑)。
だってねぇ。
人と一緒じゃ。
面白くないじゃん!



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