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2013/05/04 Sat *家族だもの / Sly & The Family Stone

20130504theresariotgoeson

それはね。
なんたってね。
家族だもの。
どんな時も。
何よりもね。

気にかかるし。
正直、忘れていても。
ふと、思い出すし。
特に意識しなくても。
心の中にいるんだよね。

別にね。
始終べったりじゃ無く。
時には。
距離があったり。
置かざるをえなかったり。

それでも。
家族だもの。

『There's A Riot Goin' On』'71年リリース。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの約2年半のブランクを経ての5枚目のオリジナル・アルバム。
この2年半と言う時間の経過が曲者で。時代の寵児だったスライ・ストーンに大きな変化が生じたと。
否、時代の、アメリカの変化が寵児だった故にスライに大きな影響を及ぼしたと言ったほうが正しいのかな。
愛と平和の夢は破れて。ベトナム戦争は泥沼化して。アメリカが被り続けていた理想の仮面が剥がれたと。
その衝撃はアメリカ人にとっては計り知れないものだったろうし。スライとて例外ではいられなかったと。
この頃のスライは重度の麻薬中毒で度重なる奇行で有名だったらしいのですが。それだけ蝕まれたんですね。
それが同じファンクでありながら。前作までの外向きではなく内向きのサウンドに変わった最大の理由かと。
ファンクしてるんだけど、リズムは弾んでるんだけど。凄く内省的な感覚が漂っているんですよね。
ある意味、スライもアメリカの挫折を背負い込んだ一人だったのかも知れません。沈み込んでるもんなぁ。
そう、刻まれるリズムが内側へ内側へ、下へ下へと沈み込んでいくんですよね。その沈み込んでゆくのを。
楽しめるか、心地よく感じられるかが。このアルバムを好きになれるか否かの分かれ目でしょうか。
個人的には気持ちいいんですけどね。挫折して内向いて。それでも刻まれ続けるリズムってところも好きかな。
そんな背景とサウンドを考えると。このジャケットとアルバム・タイトルの意味合いも重いものがありますね。
サウンドの変化としては。リズム・ボックスの利用も特徴で。確かスライが殆ど一人で録音したのかな。
スライのソロ・アルバム的なニュアンスが強いのはその為か。そんな中でも。実に可愛らしいナンバーを。
「Family Affair」なんかをやっていて。夢破れても、前へ進み、何かを守り、愛そうとする姿勢を感じたりもします。

それはね。
なんたってね。
家族だもの。
どんな時も。
何かあっても。無くてもね。

気にかけるよね。互いにね。
正直、煩わしいなって時も。
無いと言えば嘘になる。
でも。いつだってね。
心の中にあるんだよね。

別にね。
一緒に暮らしていなくても。
時には。
暫く顔が見えなかったり。
会いたくても叶わなかったり。

それでも。
家族だもの。

いつでもいる。
いつでもある。

明るい時。
楽しい時。
そんな時だけじゃ無く。
ちょっと。
暗い時も。
面白くない時も。
何でもない時も。

いつでもいる。
いつでもある。

どんな時も。
思いを。
感じ取れる。
共有できる。
さり気無く。
支え合ってる。
どんな形でも構わない。
それは内々のことだから。

家族だもの。
気持ちが。
どこかが。
何かが。
繋がっている。



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