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2013/05/19 Sun *駆動力 / サンハウス

20130519drive


そうだな。
そこまで。
草臥れても。
疲れ切っても。
いないけど。

そうだな。
まだどこかに。
余力はあるし。
逃げ道もあるし。
その程度ではあるけれど。

それでも。
この身の内から。
湧き上がる様な。
突き上げてくる様な。
そんなものが足りないんだ。

そんな。
なにものかが。
必要なんだ。
それがなにかなんて。
百も承知なんだから。

『Drive』'78年リリース。
その発売日に解散を決めたサンハウスの3枚目のアルバムにして初めてのライヴ・アルバム。
再結成前のサンハウスはその噂だけは耳にしていたものの。なかなか聴く機会が無いままで。
先にシーナ&ロケッツに出会って。ファンになって。結構聴いていて。そうしたら最初の再結成があって。
その時のライヴ・アルバムである『Crazy Daiamonds』にぶっ飛ばされて。こいつは不覚だったと。
遡って聴かなきゃと。レコ屋に走って買ったのがこのアルバムだったんですよね。これまたぶっ飛んで。
なにが凄いって。シナロケでの演奏よりも“黒さ”を感じさせる鮎川誠、誠ちゃんのギターもぶっ太いけど。
菊のヴォーカル、その歌声。その危険な感じ、その妖しさ、その如何わしさ。一発で虜になってしまったのでした。
こんな歌声が、こんな歌声のロックが日本にもあったんだと。聴いてていいのかなと。罰せられないかなと。
それほど危なくて、それほど淫らで。それほど毒々しくて。それほど美しくて。それほどカッコ良かったのです。
なによりも上品ぶってる奴等や、真面目な顔してる奴等が聴いたら間違いなく顔を顰めそうなところで。
その実、抑えきれない好奇心やスケベ心を刺激されるんだろうなと。でも意地でも認めようとしないだろうなと。
そんな如何わしさ、胡散臭さに満ちていて。しかもそれが婀娜花の様に美しく咲き誇ってると。御機嫌だねと。
もう。ゾクゾクしっぱなしで。ニタニタ笑っては。ざまぁみろと独りごちたりしていたのでした。もう大好きで。
菊の、ブルースのダブル、トリプル・ミーニングを見事に日本語に取り入れた独特の詩の世界にも魅せられて。
針を落とす度に一緒に口ずさんでたので。今でもサンハウスのナンバーは大部分がそらで歌えたりするのです。
バンドで歌ってた頃、恐れ多くもジョン・レノンとショーケン、そして菊に似てるよなと言われたことがありますが。
そりゃね。勝手に意識してたので。「Train Kept A Rollin'」は駄目でも。「レモンテイー」は自信ありますよと(笑)。
兎にも角にも。今も針を落とすと。自分を駆りたててくれるアルバム、歌声がここにはあるのです。

そうだな。
そこまで。
へたっても。
弱り切っても。
いないけど。

そうだな。
まだどこかに。
余裕はあるし。
隠れ家もあるし。
その程度ではあるけれど。

それでも。
この胸の奥まで。
満ち溢れてくる様な。
突き破ってくる様な。
そんなものが足りないんだ。

そんな。
なにものかが。
必要なんだ。
それがなにかなんて。
言葉にする必要もないんだから。

妖しくて。
如何わしくて。
胡散臭くて。
危なくて。
淫らで。
毒々しくて。
美しくて。
カッコ良くて。
なによりも。
御機嫌な。
なにものか。

そう。
そんな。
ロックが。
ロックンロールが。
駆りたててくれるんだ。
動かしてくれるんだ。
そう。
そんな。
ロックが。
ロックンロールが。
俺の力の源なんだ。

今夜も。
そんな。
俺の。
駆動力に。
乾杯を!



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