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2013/06/09 Sun *解毒不能 / サンハウス

20130609poison


骨の髄まで。
胸の奥まで。
脳みその柔らかいところまで。
隅から隅まで侵されて。
もう消えはしない。

骨は溶けだし。
胸は浸され。
脳みそは溢れだす。
隅から隅まで支配されて。
もう解けはしない。

そいつに。
狙いをつけられたら。
噛みつかれたら。
爪を立てられたら。
もうあの辺土から。
脱け出せない。

解毒不能。

望んでいたんだ。

『Poison』'83年リリース。
8年振りの再結成に際して編集されたサンハウスのベスト・アルバム。
解散前に残した3枚のアルバムから13曲が選ばれて収録されてます。
今となっては。あれも入ってない、これも入ってないと。物足りなさが先にきますが。
うぶな(?)ガキだった当時は。もうね。この妖しすぎる菊のジャケットだけでくらくらして。
針を落としたらいきなり「レモンティー」にぶっ飛ばされて。そのままドキドキさせれっぱなしで。
こんなに妖しくて、危なくて、如何わしくて、エロくて、カッコいいの聴いちゃっていいんだろうかと。
まずいんじゃないかと。怒られるんじゃないかと。戻ってこられなくなるんじゃないかと。ビビってました。
あぁ、純情だったなぁ。それがいまじゃねぇ、こんなにやさぐれて、こんなんなっちゃって。
自分がこうなった原因の何分の一かは、サンハウスに出会って、その毒にやれらたからですね。間違いなく。
いやぁ、いかんよね。こんなんを聴かせちゃね。心ある奴等はみんな間違いなく道を踏み外すよね。
困ったもんだ。まぁ、サンハウス聴いて何も感じない、道も踏み外さない様な方々には用は無いけどね。
感じちゃったんだから。もう仕方がないと。感じずにはいられなかったんだからと。ビンビンにギンギンに。
サンハウスのロックンロール、ブルース。そこに本物だけがもってる、黒く鈍い光を感じてしまったんだから。
もう無駄な抵抗は止めて。感じるままに、侵されるままに、虜になってしまうしかないよなと。それだけ。
その詩、その歌、そのギター、そのリズム。感じっぱなし、痺れっぱなし、乗りっぱなし。そのまま。
いまもそのまま「ロックンロールの真最中」で解毒不能。このまま一生中毒状態。望むところ。それでいい。
このまま「爆弾」かかえて「地獄へドライブ」それもいい。所詮、死ぬ迄つまはじき者、その自覚があればいい。

体の芯まで。
胸の底まで。
脳みその右も左も。
どこかどこまで侵されて。
もう抜けはしない。

芯は崩れだし。
胸は疼いて。
脳みそは蕩けだす。
どこからどこまで支配されて。
もう醒めはしない。

そいつに。
狙いをつけられたら。
撃ち抜かれたら。
ぶち込まれたら。
もうあの辺土から。
脱け出せない。

解毒不能。

望んでいたんだ。

そう。
望んでいたものが。
忘れたふりをしていても。
隠そうとしていても。
その空気が。
その気配が。
いつのまにやら。
忍び寄る。
囁きかける。

その瞬間。
望んでいたものが。
視界の端から。
記憶の縁から。
蘇る。やってくる。
飛び跳ねて。
食い破り。
飛び出して。
襲いかかる。

中毒状態。
解毒不能。
いまも。
いつも。
真最中。

それがいい。
それでいい。
そうだ。
望んでいたんだ。
解毒不能。



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