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2013/06/25 Tue *恋は恋 / King Curtis

20130625thatlovinfeeling


なんであれ。
なんにしろ。
この囁きは。
このざわめきは。
そう。そうかもね。

ちょっとしたことも。
ささいなことでも。
気にかかる。
かかったら。
気もそぞろ。

どうにも。
こうにも。
そんなものじゃない。
大したことじゃない。
その筈だったのに。

これは。
こいつは。
ひょっとして。
ひょっとしなくても。
あら。あれれ。

『That Lovin' Feeling』'66年リリース。
ソウル界のサックス・プレイヤーの第一人者だったキング・カーティス。
ソロ・アーティストとしての活動は勿論、自らのバンドを率いて数多のシンガーをバックアップして。
時には現場での音楽監督やプロデューサーとしても八面六臂の活躍でアトランティックを支えていました。
そのバンドからはコーネル・デュプリーを始めとして名うてのミュージシャン達が巣立ってもいきました。
確か、あのジミ・ヘンドリックスも一時期カーティスのバンドに在籍していたんじゃなかったかな。
そんな才人、カーティスが同年代の様々なジャンルのナンバーをカヴァーしたインスト・アルバム。
流麗なストリングスをバックにソウルフルなカーティスのサックスが鳴り響く名盤・・・迷盤かな(苦笑)。
確かにそのサックスはソウルフルですし。「Michelle」「You've Lost That Lovin' Feeling」ときて。
「The Girl From Ipanema」なんてとこまで。そのバラエティに富んだ選曲は楽しいものがありますが。
どう聴いても。イージー・リスニング、ムード音楽の範疇を超えるものではないよなと。やっぱり無理があるねと。
真夜中のソウル・バーより昼下がりのスーパーが浮かんできますからね。どんなに想像力豊かでも。
この如何にもな所謂“美女ジャケット”も含めて。やっつけ仕事の、B級の匂いは消し去れません。
確かな需要もあったのでしょうが。こんなアルバムを作らなければならなかったカーティス、アトランティック。
そこに当時のソウル・ミュージシャンとそのレコード会社が置かれた社会的な背景を見るのは穿ち過ぎですかね。
それでも。カーティスのサックスは艶やかで。その音色に恋する気持ちに変わりはないんですけどね。
それだけに。もうひとひねり、ふたひねりあったら良かったのにと。どうしても感じざるを得ないんですよね。

なんであれ。
なんにしろ。
この蠢きは。
このときめきは。
そう。そうかもね。

ちょっとしたことが。
ささやかなことでも。
胸が躍る。
踊ったら。
もう上の空。

どうにも。
こうにも。
そんな筈はなくて。
いつもの気紛れの筈で。
そう決めてたのに。

これは。
こいつは。
ひょっとして。
わかってはいたけれど。
あぁ。あらら。

何でもない。
一言が。
何気ない。
一言が。
心に触れて。
見える筈もない。
表情が浮かび。
仕草が思い出される。

まぁ。
なんであれ。
なんにしろ。
どんなかたちでも。
好きなものは好きで。
伝えられなくても。
どうにもならなくても。
叶いはしなくても。

恋は恋。



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