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2013/07/17 Wed *夢の中 / The Butterfieled Blues Band

20130717inmyowndream


夢の中。
せめて。
そこでは。
その時は。
思いのままに。

あれも。
これも。
何もかも。
総て。
思いのままに。

望みを。
願いを。
果たさせてくれないか。
叶えてくれないか。
思いのままに。

それぐらい。
いいだろう。
それぐらい。
構わないだろう。
夢の中。

『In My Own Dream』'68年リリース。
(ポール・)バターフィールド・ブルース・バンドの4thアルバム。
マイケル・ブルームフィールドが脱退。デヴィッド・サンボーンを始めとする3管が加入。
そんな前作と同じ8人編成で制作されました。バターフィールードとサンボーン。
合いそうになさそうで、意外に合ってるかも。触媒になってるのはエルヴィン・ビショップかな。
ブルース・ハープとホーン・セクションとギター。時に鬩ぎ合い、時に融合し合ってと。
結果。ブルースだけでもない、ジャズに寄り過ぎもしない。そんな独特のサウンドになってます。
サンボーンは言うまでも無く。ブルースの探究者のイメージが強いバターフィールドもビショップも。
新しいもの、サウンドを追い求める、受け入れる柔軟な思考の持ち主だったってことでしょうか。
それでも。基本、ブルースなんですけどね。実に何とも。新しさと懐の深さを感じさせてくれます。
どうしてもブルームフィールド在籍時代の2枚のアルバムばかりが語られる傾向にありますが。
実はその後の、変容を重ねていった時代の、このアルバムなんかが面白かったりもするのです。
シカゴに生まれて。シカゴ・ブルースの洗礼を受けて。シカゴ・ブルースを追い続けたバターフィールド。
その過程で。例えばクラプトンと同じ様に。どうしても追いつけないもの、同化できないものを感じて。
自分なりの、自分だけのブルースを探し始めたのかも。それが夢になっていたのかもしれないなと。
探し続けて。その道程でエルヴィンとも別れて(エルヴィンはこのアルバムを最後に脱退)。
この後のアルバムではもはやブルース・バンドと言い難くなっていて。それはそれで魅力的ですが。
ブルース・バンドとしては、このアルバムが夢の完成形に近かったのかなとも思わされるのです。

夢の中。
せめて。
そこでは。
その時は。
上手くいってくれないか。

あれも。
これも。
何もかも。
総て。
上手くいってくれないか。

望みを。
願いを。
果たさせてくれないか。
叶えてくれないか。
上手くいってくれないか。

それぐらい。
頼んでもいいだろう。
それぐらい。
思い込んでもいいだろう。
夢の中。

始まりは。
悪くないんだ。
最初のうちは。
いい感じなんだ。
夢の中。

思いのままに。
果たせどうなんだ。
叶いそうなんだ。
上手くいきそうなんだ。
夢の中。

なのに。
空回りし始めて。
こんがらがって。
歪んで。
崩れて。
夢の中。

望みも。
願いも。
届きそうで。
届かない。
夢の中。

それでも。
覚めても。
もう一度。
戻りたい。
夢の中。



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