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2013/07/29 Mon *流離い / Dobbie Gray

20130729driftaway


昨日も。
今日も。
明日も。
その先も。
変わらない。

いつも。
いつでも。
いつまでも。
この先も。
変わることはない。

この身が。
この心が。
求める限り。
もういいと。
言わない限り。

昨日も。
今日も。
明日も。
その先も。
ただ流離う。
流離い続ける。

『Drift Away』'73年リリース。
ソウル・シンガーながらカントリーやポップスの味わいも感じさせたドビー・グレイ。
アルバム・タイトルにも冠された「Drift Away」の大ヒットに伴って制作されたと思われるアルバム。
ドビーの名前は知らなくても、「明日なきさすらい」なる邦題もあった「Drift Away」というナンバー。
そのナンバー自体は多くの人が耳にしてるかなと。メンター・ウィリアムスの手によるこの名曲。
ドビーの歌によって広く知られて。多くのカヴァー・ヴァージョンが生まれることとなりました。
特にロッド・スチュワートのカヴァーが有名かな。自分が初めて知ったのもロッドによるものでした。
他にもハンブル・パイもカヴァーしてるし。公式にはリリースされてませんがローリング・ストーンズもやってます。
ロックンロール賛歌であり、どうにも抑えきれない漂泊の思いが、哀感が漂う詩が胸を打つのですが。
カントリー・タッチなメロディーにドビーのソウルフルな歌声。その組合せが何とも言えない味わいで。
時にソウル・シンガーとしては物足りないともされた、重すぎない、飄々とした感もある歌声が効果的だったと。
ドビーと「Drift Away」、その出会には運命的なものがあったのかなと。天の配剤って感じがするのです。
キース・リチャーズの愛唱歌、ドニー・フリッツの「We Had It All」のカヴァーもいい塩梅の軽やかさを纏っています。
その軽やかさで飄々とソウルだ、カントリーだなんて境界を越えていくかのドビーの歌声を耳にしていると。
カテゴリーなんて無意味だと思い知らされて。ただただその心地良さに身を任せて流離っていたくなるのです。
アルバムとしては少しばかり「Drift Away」に似た曲調のナンバーが多いのが気にはなりますが(苦笑)。

去年も。
今年も。
来年も。
その先も。
治まらない。

どうしても。
どうにでも。
どこまでも。
この先も。
治まることはない。

この身が。
この心が。
欲する限り。
ここまでと。
言わない限り。

去年も。
今年も。
来年も。
その先も。
ただ流離う。
流離い続ける。

もう。
いいだろう。
もう。
ここまで。
何度も何度も。

そう。
思い定めても。
心を決めても。
長くは続かない。
永にはならない。

何処かで。
鳴っている限り。
何処かから。
聴こえてくる限り。
どこまでも。いつまでも。

流れる。漂う。
変わらず。治まらず。
ただ流離う。
流離い続ける。
逃れることなどできはしない。

流離い。



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