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2013年7月

2013/07/29 Mon *流離い / Dobbie Gray

20130729driftaway


昨日も。
今日も。
明日も。
その先も。
変わらない。

いつも。
いつでも。
いつまでも。
この先も。
変わることはない。

この身が。
この心が。
求める限り。
もういいと。
言わない限り。

昨日も。
今日も。
明日も。
その先も。
ただ流離う。
流離い続ける。

『Drift Away』'73年リリース。
ソウル・シンガーながらカントリーやポップスの味わいも感じさせたドビー・グレイ。
アルバム・タイトルにも冠された「Drift Away」の大ヒットに伴って制作されたと思われるアルバム。
ドビーの名前は知らなくても、「明日なきさすらい」なる邦題もあった「Drift Away」というナンバー。
そのナンバー自体は多くの人が耳にしてるかなと。メンター・ウィリアムスの手によるこの名曲。
ドビーの歌によって広く知られて。多くのカヴァー・ヴァージョンが生まれることとなりました。
特にロッド・スチュワートのカヴァーが有名かな。自分が初めて知ったのもロッドによるものでした。
他にもハンブル・パイもカヴァーしてるし。公式にはリリースされてませんがローリング・ストーンズもやってます。
ロックンロール賛歌であり、どうにも抑えきれない漂泊の思いが、哀感が漂う詩が胸を打つのですが。
カントリー・タッチなメロディーにドビーのソウルフルな歌声。その組合せが何とも言えない味わいで。
時にソウル・シンガーとしては物足りないともされた、重すぎない、飄々とした感もある歌声が効果的だったと。
ドビーと「Drift Away」、その出会には運命的なものがあったのかなと。天の配剤って感じがするのです。
キース・リチャーズの愛唱歌、ドニー・フリッツの「We Had It All」のカヴァーもいい塩梅の軽やかさを纏っています。
その軽やかさで飄々とソウルだ、カントリーだなんて境界を越えていくかのドビーの歌声を耳にしていると。
カテゴリーなんて無意味だと思い知らされて。ただただその心地良さに身を任せて流離っていたくなるのです。
アルバムとしては少しばかり「Drift Away」に似た曲調のナンバーが多いのが気にはなりますが(苦笑)。

去年も。
今年も。
来年も。
その先も。
治まらない。

どうしても。
どうにでも。
どこまでも。
この先も。
治まることはない。

この身が。
この心が。
欲する限り。
ここまでと。
言わない限り。

去年も。
今年も。
来年も。
その先も。
ただ流離う。
流離い続ける。

もう。
いいだろう。
もう。
ここまで。
何度も何度も。

そう。
思い定めても。
心を決めても。
長くは続かない。
永にはならない。

何処かで。
鳴っている限り。
何処かから。
聴こえてくる限り。
どこまでも。いつまでも。

流れる。漂う。
変わらず。治まらず。
ただ流離う。
流離い続ける。
逃れることなどできはしない。

流離い。



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2013/07/28 Sun *友達なんて / Donny Hathaway

20130728donny


友達なんて。

そう。
簡単に。
なれるものでもないし。
増えるものでもないし。
増えればいいってものでもないし。

そもそも。
なりたいなとか。
そうだよなとか。
思える奴なんて。
滅多にお目にかかったこともないし。

それで構わないし。
そんなもんだと思ってるし。
そこまで必要だとも感じないし。
そこのところはもうずっと変わってないし。

何だけどね。

『Live』'72年リリース。
ニュー・ソウルの旗手、ダニー・ハサウェイの代表作たるライヴ・アルバム。
A面がハリウッド、B面がニューヨークのクラブでのライヴ、故か、生々しい臨場感に溢れています。
(B面が収録されたクラブはカーティス・メイフィールドの『Curtis / Live!』が収録されたクラブでもあります)
針を落とすと歓声に続いて聴こえてくるのがダニーが弾くエレクトリック・ピアノの何とも柔らかい音色である辺り。
もう、その辺りからして。それまでのアトランティック・ソウルとは違う、何か、新しさがひしひしと感じられます。
そして歌いだされるのが、マーヴィン・ゲイのカヴァーである「What's Goin' On」で。いきなり意表を突かれます。
同じニュー・ソウルを代表するマーヴィンの、それも最新の大ヒット曲を自らのアルバムの冒頭に持ってくるとは。
で、これがまた。いいんですよね。マーヴィンと同様に強く艶やかで、そして何とも優しいんですよね。
完全に自分の歌にしてしまってるのです。この懐の柔軟さと、強靭な咀嚼力がダニーの魅力なんですよね。
そして。この選曲に。時代の同志としてのマーヴィンへの共感と、同胞である観衆へのメッセージを感じるのです。
そのメッセージは同じくカヴァーである「Jealous Guy」や「You've Got A Friend」にも強く感じられるかな。
いい歌であれば、その歌詞や姿勢に共感できれば。取り入れて、自らの歌にして問いかける、伝えていく。
そんな伝道師的な熱さを、強い思いを。声高にならなくても、柔らかく優しく聴く者の胸に届けることができる。
それこそがダニーの、新しさ、ニュー・ソウルの旗手たるところであったのかなと思うのです。
「You've Got A Friend」、ダニーと、そして観衆によって歌われるこのアルバムのヴァージョンは感動的です。
サウンド的にもウィリー・ウィークスとフレッド・ホワイトのリズム隊によるファンキーなグルーヴが極上で。
B面ではコーネル・デュプリーがギターを弾いていて。何とも言い難い、幸福感に満ち溢れていて。堪りません。


友達だなんて。

そう。
簡単に。
口にするものでもないし。
口先だけでいいのなら。
幾らでも増えそうではあるけれど。

そいつは。
どこか違ってるし。
なんか馬鹿馬鹿しいし。
口にしたくなる奴なんて。
そうはお目にかかったこともないし。

それで構わないし。
そんなもんだと思ってるし。
そこまで必要だとも感じないし。
そこのところはこの先も変わらないだろうし。

何だけどね。

だいたいさ。
他人は苦手だし。
群れるのは好きじゃないし。
集団ってのは信用ならないし。
団体行動なんてのは出来ないし。

友達なんて。
友達だなんて。
何だけどね。
それでも。
いつのまにか。
知らず知らずのうちに。
お目にかかってたり。
出会ってたり。
築かれてたり。
思い出したり。

友達なんて。

でも。
口にしなくても。
そう。
思える顔が思い浮かぶ、できる。
それは悪くもないかもな。



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2013/07/27 Sat *こんな夜だから / Ronnie Wood

20130727nowlookukorg


こんな夜だから。

心通いあい。
思い通じて。
なんだ。かんだで。
いつもの様に。
一緒であること。

言葉にしなくても。
しっかりと。
感じられる。
それがいいよねと。
共にあること。

それがあるから。
少し離れて。
傍らにはいなくて。
思いだけはここにある。
でも。一人で過ごしてる。

こんな夜だから。

『Now Look』'75年リリース。
ロニー・ウッド名義となっている、ロン・ウッドの2ndソロ・アルバム。
未だゲスト参加だった'75年のストーンズの全米ツアー中に世に出たのでした。
ロンのソロ・アルバムと言えば。1stの『I've Got Own My Own Album To Do』が御機嫌で。
キースもミックも、ロッドも参加して。ストーンズ+フェイセズみたいな、飛びきり陽性のロックンロールで。
スタジオ代よりアルコール代(そして薬代)が嵩んだってエピソードも楽しい傑作で、大好きなのですが。
参加メンバーは地味になったとは言え。このアルバムもまたソウルフルでグルーヴィーな傑作なのです。
アンディ・ニューマークとウィリー・ウィークスのリズム隊にイアン・マクレガンのキーボードが基本編成で。
そこにボビー・ウォマックが参加して。ロン、イアンと共同で曲は書いてるし、プロデュースもしてるしと。
八面六臂の大活躍で。リズム隊とボビーのソウルフルでグルーヴィーな感覚がロンと大いに共鳴し合っていて。
ロックンロール・アルバムであると同時にソウル・アルバムでもあると言う。実は稀有なアルバムなのです。
ロンとボビーの双頭アルバムと言っても過言ではないくらいでもあるのですが。いや、ほんと。堪りません。
そしてロッドも後にカヴァーする「Big Bayou」とか佳曲である「Breathe On Me」なんて辺りには。
盟友であったロッドとの繋がり、ロッドへの、フェイセズへの思いが感じられる様で。それも、またね。
アン・ピーブルズのカヴァー、「I Can't Stand The Rain」とかにはロンのソウルへの憧憬が表れてるし。
溢れる思いが、漂い彷徨う様な夜には。実になんとも。しっくりくるアルバムなのです。これはいいよねと。
以外と英国オリジナル盤にお目にかかれないアルバムですが。先日やっと入手できました。嬉しかったな。

こんな夜だから。

心通ってる。
思い通じてる。
なんだ。かんだ。あるけど。
いつも変わらずに。
一緒であること。

言葉とは別の。
ところで。
感じている。
それでいいよねと。
共にあるからと。

それがあっても。
少し離れて。
傍らにはいないんだ。
思いだけはここにあるけど。
そう。一人で過ごしてる。

こんな夜だから。

ソウルフルで。
グルーヴィーな。
そんな。
ロックンロールに。
身も心も委ねながら。

言葉にしなくても。
感じられる。
傍らにはいなくても。
漂ってる思いに。
身も心も浸りながら。

夜を過ごして。
夜明を迎える。

こんな夜だから。

沁みてくる。
響いてくる。
届いてくる。
包んでくれる。
そんな思いが必要なんだ。



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2013/07/26 Fri *教えて下さい / Mick Jagger

20130726goddessinthedoorway


教えて下さい。

なんで。
どうして。
いまでも。
そんなに。
元気なんですか。

なんで。
どうして。
いまでも。
そんなに。
カッコいいんですか。

なんで。
どうして。
いまでも。
そんなに。
胸躍らせてくれるんですか。

まるで。
なにもののかと。
取引でも。
したかの如く。
衰えを知らない。

教えて下さい。

『Goddess In The Doorway』'01年リリース。
相変わらず豪華なゲストを迎えたミック・ジャガーの4thソロ・アルバム。
このアナログ盤では2枚組、全12曲に渡ってその魅力が十分に堪能できます。
聴いてると。ストーンズではやり切れない、表現し切れない。そんなものがいっぱいあるんだなと。
その欲求を定期的に満たさないことには、解消しないことには。どうにもならないんだろうなと。
そんなミックの業みたいなものを感じます。欲求、好奇心、探究心。飽くことないんでしょうね。
だからこそ。いまだに。いつまでも。衰えることを知らないのでしょうか。タフですよね。
普通。どこかで。もういいかとか、まぁ、いいかとかってなりますよね。それがないんですよね。
それらが、ストーンズだけに向かわないで。外へも向かうところがミックをミック足らしめてるのかな。
それが、キースにとっては面白くないんだろうなぁ(苦笑)。キースの気持ち、危惧は正しいよなぁ。
だってね、これだけの完成度、普遍性、そして時代と対峙してる新しさ。超一流の作品ですからね。
キャリア何十年にしてこれをやれるってところ。そのセンスと凄みがミックの魅力です。
やはり。只者ではありません。それこそなにものかと取引して手に入れたんじゃないかってくらいですね。
ただね。完成度とか、普遍性とか・・・それだけが総てじゃないからロックンロールは面白いんですよね。
そのロックンロールの面白みがね。どうしてもミックのソロ・アルバムには足りないんですよね。
真面目過ぎ、詰め込み過ぎ、余裕見せ過ぎ。何かにつけてちょっと過剰なんですよね。
隙間もなきゃ、息苦しいんですけどね。だから、やっぱりミックにはストーンズ、キースが必要なんだと思うのです。

教えて下さい。

なんで。
どうして。
いつまでも。
そんなに。
歌えるんですか。

なんで。
どうして。
いつまでも。
そんなに。
動けるんですか。

なんで。
どうして。
いつまでも。
そんなに。
胸熱くさせてくれるんですか。

まるで。
なにもののかと。
取引でも。
したかの如く。
衰えとは無縁で。

教えて下さい。

何処で。
誰と。
取引したら。
貴方の様に。
なれるのでししょうか。

いまでも。
いつまでも。
衰えを知らずに。
身も心も。
維持できるのでしょうか。

扉の向こう側の。
女神を。
振り向かせるには。
どうすればいいのですか。
何を囁けばいいのですか。

ミック。
奇跡の70歳。
まったくもって。
恐れ入ります。
お誕生日おめでとうございます!



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2013/07/25 Thu *単純明快 / Keith Richards

20130725talkischeap


単純に。
明快に。
言葉を。
紡がず。
重ねず。

言いたいこと。
伝えたいこと。
絞って。
それだけを。
語る。

それでいい。
それだけでいい。
そうなんだ。
そうなんだよな。
そうなんだけど。

不安。
心配。
重なって。
余分な言葉も。
重なって。

『Talk Is Cheap』'88年リリース。
キース・リチャーズの1stソロ・アルバム。
ロックンロールの何たるかはこのアルバムに針を落とせば感じられる。
ロックンロールが何であるかはこのアルバムに針を落とせばわかる。
それ以上でもなく、それ以下でもない。ただそれだけ。
もし。万が一。感じられないなら、わからないなら。残念ながらロックンロールに縁はない。
もし。どうしても。感じられないなら。わからないなら。自分とは友達ではいられない。どうでもいいだろうけど。
それだけのアルバム。それだけのもの。それだけのブツ。それだけの傑作。
リリースがアナウンスされた日から指をり数えて待ち侘びて。発売日にレコード屋さんに駆けつけて。
初めて耳にした時の衝撃、興奮、感動。あぁ、そうだ。そうなんだと。これだ、これが聴きたかったんだと。
ロックンロールを好きで、大好きで良かったなと。ロックンロールを信じてきて良かったなと。
あの日感じた、得た確信は今も何ら変わることはない。時に揺らいでしまう瞬間があるのが情けないけど。
そんな時も。どんな時も。このアルバムに針を落とせば。感じられる、戻れる、再び立ち上がれる。
単純明快。余分なものはいらない。紡ぐ必要も、重ねる必要もない。ただこれだけでいい・・・
はい、はい。そいです。その通りです。キースが大好きなんです。キースに関しては冷静でなどいれらません。
異論も反論も聞く耳はありません。自分の感じる、信じるロックンロール。それはキースです。
それでいい。それだけでいい。そんなもんです。それ以上でもなく、それ以下でもない。ただそれだけです。

単純に。
明快に。
言葉を。
紡がず。
重ねず。

言いたいこと。
伝えたいこと。
絞って。
それだけを。
語る。

それでいい。
それだけでいい。
そうなんだ。
そうなんだよな。
そうなんだけど。

不安。
心配。
重なって。
余分な言葉も。
重なって。

ついつい。
饒舌。
冗長。
回り道。
回りくどく。

ついつい。
仮名にかな。
説明過多。
曲がりくねって。
辿り着けない。

初心に。
原点に。
帰って。
戻って。
余分なものは捨て去って。

単純に。
明快に。
単刀直入。
言いたいことだけ。
伝えたいことだけ。
それだけを。
言葉にしよう。

ギターは弾けない。
歌も歌えない。
言葉しか。
持ってない。
言葉でしか。
闘えない。
だから難しくはあるけれど。

単純明快。

それでいい。



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2013/07/24 Wed *どちら側 / Blue Cheer

20130724outsideinside


外側から。
関わってるから。
見てるから。
解ることがある。
言えることがある。

内側から。
関わっていたから。
見てたから。
解ることもある。
言えることもある。

どちら側からも。
関わった。
だからこそ。
解る。言える。
それが武器になっている。

武器ではあるのだが。
外側。内側。どちら側。
時に居場所を。
見失いそうにもなる。
どっちつかずになってはいないか。

『Outside Inside』'68年リリース。
3人編成のアメリカン・ハード・ロック・バンド、ブルー・チアー。
「Summertime Blues」の史上最も暑苦しいカヴァーで知られる、そんなブルー・チアーの2ndアルバム。
知られると言うより、「Summertime Blues」しか知られてないってところかもしれません。
確かにあの「Summertime Blues」の暴力的とも言える暑苦しさは稀有で、傑作なのは言を俟ちませんが。
それだけじゃないんだぜと。他にもいいナンバー、いいアルバムはあるんだぜと。
このアルバムでも。その混沌とした暑苦しさ、異様な迫力に満ちたサウンドを聴かせてくれています。
一部のナンバーにはキーボードが加わっていて。ハードに、サイケに。これでもかと迫ってきます。
迫ってきますが。単なる直球勝負では無くて。じわじわと。にじり寄ってくる様なしつこさも感じられて。
このしつこさ、いやらしさ。それがブルー・チアーのサウンドを暑苦しいものにしてるのかなと。
ただ暑苦しんですけど。どこかカラッと突き抜けてるところもあって。大陸的なところはアメリカのバンドだなと。
「(I Can't Get No) Satisfaction」のカヴァーもやってて。その突き抜けた感じはなかなかやるじゃんって感じです。
アルバート・キングの「The Hunter」もあって。こちらは逆に思いっきり混沌とした感じで迫ってきます。
この幅広い表現力、消化してしまうところ。そこにバンドとしての底力みたいなものが表れてます。
「Summertime Blues」が好きなら、このアルバムなんかも聴いても損は無いんじゃないかなと、そう思います。
変形ジャケットで、内ジャケがカッコ良かったりするので。アナログ盤を探す価値は十分にある一枚です。

外側に。
立っているから。
入ってないから。
解ることがある。
言えることがある。

内側に。
立っていたから。
入っていたから。
解ることもある。
言えることもある。

どちら側にも。
立っていた。
だからこそ。
解る。言える。
それが売りになっている。

売りではあるのだが。
外側。内側。どちら側。
時に立ち位置を。
間違えそうにもなる。
どっちに立っていればいいのか。

外側。
内側。
どちら側。
どちらにも。
どちらでも。

面白さがある。
楽しめる。
やれる。
なんとかなる。
なんとでもできる。

外側。
内側。
どちら側。
どちらにも。
どちらでも。

立っていられる。
関われる。
そいつで。
身を助けてる。
飯の糧になっている。

外側。
内側。
どちら側。
でも。そろそろ。
落とし時。

外側。
刺激的だけど危うくて。
内側。
安らぐけど退屈で。
どちら側?



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2013/07/23 Tue *歌ってよ / Janis Joplin

20130723pearlusoriginal


歌ってよ。
何でもいいよ。
ただ。
歌って欲しいんだ。
ただ。
聴いていたいんだ。

どうしたって?
どうもしないさ。
いつもと同じさ。
ただ。
少しだけ。
欠けているんだ。

その。
欠片が。
刺さったまま。
抜けないまま。
それが。
疼いてしかたないんだ。

だから。
歌ってよ。

『Pearl』'71年リリース。
ジャニス・ジョプリンの遺作となったアルバム。
レコーディングが完了する前に亡くなって。アカペラのナンバーあり、インストになってしまったナンバーもあり。
それが何のハンデにもならず。間違いなくジャニスのアルバムとしては最高傑作に相応しい出来になっている。
ジャニスの歌声の凄さ・・・だけでなく。フル・ティルト・ブギーバンドの技術力の高さと強い結束力も見事で。
更に。ドアーズでお馴染、ポール・ロスチャイルドのプロデュースがジャニスの新たな魅力を引き出してるかな。
パワフルでエモーショナルでソウルフルで。そしてこのアルバムのジャニスの歌声は凛として美しいんですよね。
自らのエネルギーや、思いや感情。そんなものを持て余して。それがそのまま歌声にも表れいたジャニスです。
それが魅力で。その溢れっ放しの歌声に惹きつけられているのですが。時にはあまりにも刺さり過ぎて。
聴くのが辛くなる時もあって。だってね。聴いてるうちに、自分も色々と溢れないではいられなくなるので。
なかなか針を落とす気になれないこともあるのです。大好きだけど、恋に落ちてるけど、でも、ちょっとさとね。
なのに。不思議なことに。身勝手なことに。どうしても、何が何でも。何でもいいから聴きたくなる時もあって。
御免。俺が悪かった。頼むから。歌ってよ、聴かせてよ。そうじゃないと、駄目なんだ。もうどうしようもないんだと。
そんな夜がね、周期的に、それもわりと短い周期でやってくるので。全くもって手におえなかったりするのですが。
そんな時、自分が先に溢れちゃってる夜には、このアルバムに針を落とすことが多いのです。
このアルバムのジャニスは、持て余してなくて、溢れっ放しでもなくて。伝える術、包み込む術を知ったので。
だから。パワフルでエモーショナルでソウルフル。それは変わることなく。その上で美しく、凛としてあるので。
抱きしめて、抱きしめられて。包み込まれて。引きずりあげられて。救われるのです。そう、救われるんですよね。
ジャニスじゃなきゃ、このアルバムじゃなきゃ、駄目な時、駄目な夜、駄目なものが確かにあるのです。
そこまで惚れこんでしまった代償も大きいけれど。より深く愛したものはより深く罰せられるからなぁ・・・
Freedom's Just Another Word For Nothing Left To Lose~♪

歌ってよ。
何でもいいから。
ただ。
歌って欲しいんだ。
ただ。
聴いていたいんだ。

どうしたって?
どうもしないさ。
いつもと同じさ。
ただ。
少しだけ。
満ちていないんだ。

その。
隙間が。
空いたまま。
埋められないんだ。
それに。
誘われてしかたないんだ。

だから。
歌ってよ。

歌ってよ。
他じゃ駄目なんだ。
ここで。
歌って欲しいんだ。
ここで。
聴いていたいんだ。

歌ってよ。
誰かじゃ駄目なんだ。
貴女に。
歌って欲しいんだ。
貴女を。
聴いていたいんだ。

貴女を。
抱きしめたいんだ。
貴女に。
抱きしめられたいんだ。
貴女に。
包まれたいんだ。

抜けなくなる前に。
埋められなくなる前に。
疼きが抑えられなくなる前に。
誘いに抗えなくなる前に。
傍らで。
歌って欲しいんだ。

歌ってよ。



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2013/07/22 Mon *向う側へ / The Doors

20130722doorsmono


さてと。
その。
扉を開けて。
その。
向う側へ。

答えは出ていない。
行き先も見えてはいない。
何故?
何の為?
さぁ。どうなんだろうね。

だけど。
いま。
扉を開けたいんだ。
その。
向う側を見てみたいんだ。

答えも。
行き先も。
理由も。
後から考えればいいし。
向う側にあるかもしれないし。

向う側へ。

『The Doors』'67年リリース。
'66年の秋に僅か数日間で録音され、'67年の1月に世に問われたドアーズの1stアルバム。
ジム・モリソンが以前から多くの詩を書き貯めていたこと。デビュー前のギグでライヴを積み重ねていたこと。
そのことにより短期間での録音が可能であったと言われています。それにしてもその集中力の結晶たるや。
これほどまでに混ざりものの無い、純度も、完成度も高い1stアルバムってのもそうはあるものではないと。
50年近い時を経ても。未だに褪せることからも、古びることからも、衰えることからも遠いところにあります。
ここらは当時流行のワウワウなどを使わせなったらしい、プロデューサー、ポール・ロスチャイルドの功績も。
ドアーズはどのアルバムも素晴らしい(の一言では表せないけど)のですが、その純度の高さでは一番かなと。
それ故に。ドアーズの核、本質、何を、何処を目指していたのか。それが明確に提示されてもいるかとも。
最高傑作とされる2ndアルバムにしても。このアルバムの成功による有形無形の影響は受けているでしょうし。
尤も、明確に提示と言っても。未だに言葉で説明できるでもなく、ただ単に漠然と輪郭が線を結ぶ程度で。
これから先、針を落とし続けても。その輪郭がどこまでハッキリ見えてくるか、自信は無いんですけどね。
ただ、ジムの視線、眼差し。そして、その見据えていたものを、徐々にだけれど感じられる様になったかなと。
それは何か?言葉にすると凡庸ですが。やはり向こう側、扉の向こう側だったんだなと。最初からそうだったと。
ミュージシャンであること、ロック・スターであること、ドアーズのジム・モリソンであること。
そんなことなど、些細なことでしかなく。最初から、こちら側には答えも行先も求めてはいなくて。
ドアーズは、そんなジムを向う側へ送り届ける為の船だったのではないか。そんな気がしてならないのです。
「Break On Through (To The Other Side)」の異様なまでの突き抜け方、突破力が象徴的に思えるのです。
ところで。当時の技術の限界で。ジムのヴォーカル以外は一つのチャンネルで一発録りだったて説もあって。
それ故なのかどうなのか。このアルバムのモノラルのアナログ盤の音質には異様な迫力があったりします。

さてと。
その。
扉を抜けて。
その。
向う側へ。

答えは解らない。
行き先も定かではない。
如何に?
誰の為?
さぁ。どうなんだろうね。

だけど。
いま。
扉を開けたいんだ。
その。
向う側へ踏み出してみたいんだ。

答えも。
行き先も。
理屈も。
後からどうにでもなるし。
向う側では必要ないかもしれないし。

向う側へ。

扉の前で。
いま。
躊躇う。
心を鼓舞してでも。
震える。
掌を抑え込んででも。

そのノブを。
回すんだ。
掴んだノブを。
放してはいけないんだ。
扉を開くんだ。
いま。

向う側へ。

例え、こちら側と同じだったとしても・・・



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2013/07/21 Sun *準備はできている / Curtis Mayfield

20130721curtislive


予想は。
していた。
想定は。
していた。
それにしても。

やっぱり。
随分と。
ろくでもないことに。
なりそうじゃないか。
まったくな。

選んだにしろ。
選ばなかったにしろ。
その権利すら放棄したにしろ。
目の前の。
現実が見えているかい?

どこへ。
続いていくのか。
向かおうとしているのか。
感じているかい?
その時の。

準備はできているのかな?

『Curtis/Live!』'71年リリース。
カーティス・メイフィールドの2枚目のソロ・アルバムにして初のライヴ・アルバム。
グリニッチ・ヴィッレジでのクラヴでの生々しいパフォーマンスがアルバム2枚に収められています。
カーティスのヴォーカルとギターに加えて、ギター、ベース、ドラムス、パーカッションの小規模な編成。
ホーンズもストリングスも排したそのシンプルなサウンドが生々しさを感じさせる一番の要因かな。
選曲的には1stソロ・アルバムからのナンバーに、インプレッションズ時代のナンバーも織り交ぜられていて。
さながら、その時点でのカーティスのベスト・アルバムの様でもあります。これは盛り上がるよなと。
歓声はオフ気味なのですが。それでも、会場にいた観衆の昂揚感や、会場に籠った熱気が伝わってきます。
ましてや(歌詞の細部までは解りませんが・・・)メッセージ性の強いカーティスのナンバーですからね。
訴えかけてくるものもあっただろうし、自然と同胞としての連帯感なんかも生み出されたんだろうなと。
同胞じゃない自分もその場に一緒にいたかったなと、その空気、熱気を共にしたかったなと思わされます。
カーティスのスタジオ録音アルバムは練りに練られてて完成度も高くて。ホットなんだけどクールでもあって。
それが時に(自分の勝手な受け止め方ですけど)冷た過ぎるんじゃないかなと感じられる時もあって。
ライヴだとそこまでの完璧さや完成度は無い代わりに、カーティスの素の熱さが伝わってくるのが好きかな。
唯一のカヴァーがカーペンターズでも知られる「We've Only Just A Begun」で。間髪入れず続くのが・・・
「People Get Ready」で。公民権運動と結びつけて語れることも多いインプレッションズ時代の名曲です。
この2曲、公民権を勝ち取った同胞への、そして新たな終わりなき闘いへと踏み出していく同胞へのメッセージ。
そう思って聴くと胸に迫るものがあります。まぁ、そんなことは抜きにしても。堪らないものはありますけどね。

予想は。
していた。
想定は。
していた。
それにしても。

やっぱり。
このままじゃ。
相当に酷いことに。
なりそうじゃないか。
まったくな。

何を選ぼうが。
何を選ばなかろうが。
その権利すら放棄しようが。
それもまた自由だが。
代償が見えているかい?

どこへ。
連れて行かれるのか。
示される行き先がどこなのか。
知らないで済ませても構わないが。
その時の。

覚悟はできているのかな?

まぁ。
いい。
他人のことなど。
知ったことじゃない。
大きなお世話だしな。

でも。
随分とろくでもなく。
相当に酷いことに。
なるならなるで。
それでも。

自分の。
意思は表明するし。
自分なりの。
闘いは続けるし。
悪あがきだとしても。

それだけは。
譲れない。
それだけの。
覚悟はしてる。
揺れてはいても。

長く。
永い。
闘いになりそうだが。
その。
準備はできている。

終わらない下り坂。
ブレーキの壊れたダンプ・カー。
それでも。
昔、思ってたよりは。
スピードは遅いかな。

そう。
そうなんだ。
もう。
とっくに。
準備はできている。



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2013/07/19 Fri *桃源郷 / The Temptations

20130719cloudnine


天にも昇る。
心地。
思い。
抱いて。
抱き続けて。

瞬間を。
ひと時を。
一日を。
過ごす。
重ねる。

雲の上。
夢の中。
甘く漂い。
浮かび流れる。
そのままでと。

願いつつ。
無理だよと。
知りつつも。
叶うかもなと。
ぼんやりと。

『Cloud Nine』'69年リリース。
その長い歴史の中でも大きな転換点となったテンプテーションズのアルバム。
リード・シンガーがデヴィッド・ラフィンからデニス・エドワーズに替わって。
更には。テンプテーションズ史上、否、モータウン史上に名を遺すサウンドの変化があったと。
所謂、サイケデリック・ソウルの誕生とも言われたノーマン・ホイットフィールドによる大胆な試み。
一説によれば。スライ&ファミリー・ストーンをメンバーに聴かされたノーマンが刺激を受けた結果とか。
ファンキーなリズム隊に、ワウを効かせたギターが絡みついた妖しく、そしてソリッドなサウンド。
どう聴いても、それまでのモータウン・サウンドとはかけ離れてます。これをやるかと。
で、テンプテーションズのコーラスも切れ目なく、次から次へとスリリングに飛び込んでくると。
時代を席巻してたサイケ、ファンクの波とは無縁ではいられず。ならばそれを取り込んでしまえと。
取り込む以上は、他には無いものを創りだそうと。そんな意欲に溢れている新しいサウンド、ソウルです。
タイトル・ナンバーの「Cloud Nine」そして「Run Away Child, Running Wild」とゾクゾクさせられます。
「Cloud Nine」ってのは元々気象用語で巨大な積乱雲のことらしく。そこから天にも昇る心地の意味を持って。
それがスラングでは薬でハイになることを指す様になったんだとか。確かにドラッギーな匂いもあるかな。
薬の歌じゃなくて、当時の社会背景も踏まえた精神の高揚を歌ってるんだってことですけどね。
真意はともあれ。確かに聴いていると。なんか、とてつもなく心地よくなってくるのは確かです。
ただ。そこまで踏み込んでるのはA面だけで。B面は従来のオーソドックスなテンプテーションズだったりして。
聴き手を意識してか。行き過ぎたりしないところが、いかにもモータウンらしいところでもあります。

天にも昇る。
心地。
思い。
感じて。
感じ続けて。

瞬間を。
ひと時を。
一日を。
浸る。
耽る。

雲の向う。
夢の彼方。
甘く溺れ。
深く沈みゆく。
そのままでと。

望みつつ。
無理だよと。
解っているけど。
叶うかもなと。
痛切に。

天にも昇る。
心地。
思い。
抱いて。
感じて。
いつまでも。
甘く漂い。
甘く溺れ。
どこまでも。
浮かび流れる。
深く沈みゆく。
そのままでと。

桃源郷。

ありはしない。
辿り着けない。
知りつつも。
解っていても。
痛切に。

桃源郷。

いつか。
どこか。
天にも昇る心地、思い。
抱いたままで。
感じたままで。



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2013/07/18 Thu *要メンテナンス / The Allman Brothers Band

20130718wipethewindowschecktheoildo


暑さのせい。
だけではなく。
ここのところ。
少々。
調子が狂い気味。

大事には。
至っていないが。
微妙に。
あちこちで。
ずれが生じてる。

気づかれぬうちに。
公にならないうちに。
少しずつでも。
やれることから。
メンテナンスをしておこう。

工夫して。
時間を作って。
埃を拭って。
油を注して。
ガソリンを補給して。

『Wipe The Windows, Check The Gas, Dollar Gas』'76年リリース。
'72年~'75年の音源から編集されたオールマン・ブラザーズ・バンドの2枚組ライヴ・アルバム。
デュアン・オールマン、ベリー・オークリーを失った後のオールマン・ブラザーズ・バンド。その軌跡。
それをライヴの側面から追いかけ、捉え、俯瞰するのには相応しいアルバムと言えるのかな。
そりゃ、ねぇ。やっぱりデュアン存命時の『At Fillmore East』に。あれに勝るものはないのですけどね。
そうなんですよ。オールマン・ブラザーズ・バンドと言ったら『At Fillmore East』なんですよ。
いつ針落としても。ぶっ飛ばされるし、魅了されるし、惹き込まれるし、痺れまくるんです。ですけどね。
そう簡単には針を落とせない、落とすことが許されない“重さ”があるのもね、また事実なんですよね。
そこへいくと。『Brothers And Sisters』以降の音源が殆どなこのアルバムは。軽くね聴けるんです。
その“軽さ”がね。『Brothers And Sisters』以降の最大の魅力でもあり、また同時に物足りなさでもありで。
以前は物足りなさを感じることの方が多かったのですが。最近は、時としてはそれがいいんじゃないかとね。
軽いと言っても、ちゃんと緊張感はあって。突っ走り過ぎることもなく。大らかなうねりを生み出していて。
その大らかさ、生まれてくるうねり。それに身を任せることの心地よさ。それは確かにあるんだよなと。
「Ramblin' Man」「Jessica」ってこのメンバーでの代表曲のカラッとした陽気さ。それが苦手だったんですが。
デュアンと、オークリーを失って。それでもバンドを前進させる為には、そうする必要があったんだろうなとも。
このアルバムで聴ける「Ramblin' Man」と「Jessica」もね。気合の入ったライヴで。思わず踊らされます。
このアルバムがリリースされた時には既に解散していて。原因はメンバー間の一体感の喪失だったそうで。
金やら薬やらでボロボロだったみたいですが。まぁ、メンテナンスが休みが必要になってたんでしょうね。
だってね。普通なら。デュアンが死んだ時点で解散してますよね。よくその後、ここまで続けてたよなと思います。
その後、何度か再結成されて。'91年だったかな。来日公演を観ましたが。流石と思わせるライヴでした。
でも、まぁ。個人的にはディッキー・ベッツのギターはどうも好みではないんですけどねぇ・・・いいか(笑)。

眩しさのせい。
だけではなく。
ここのところ。
少々。
調子が停滞気味。

大事には。
及んでいないが。
微妙に。
あちこちに。
緩みが生じてる。

気づかれる前に。
公に何か言われる前に。
少しずつでも。
届くところから。
メンテナンスをしておこう。

調整して。
余裕を作って。
埃を拭って。
油を注して。
ガソリンを補給して。

事故を起こす前に。
廃車になる前に。
ポンコツに。
スクラップに。
される前に。

ちょっと。
脱け出して。
調子を整えよう。
調子を戻そう。
焦らなくてもいいうちに。

今のうちなら。
大丈夫。
今ならまだ。
間に合う。
そう。今のうち、今ならね。

よくここまで。
続いたもんだ。
持ったもんだ。
だから。ここらで。
一息ついてもいいだろう。

要メンテナンス。



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2013/07/17 Wed *夢の中 / The Butterfieled Blues Band

20130717inmyowndream


夢の中。
せめて。
そこでは。
その時は。
思いのままに。

あれも。
これも。
何もかも。
総て。
思いのままに。

望みを。
願いを。
果たさせてくれないか。
叶えてくれないか。
思いのままに。

それぐらい。
いいだろう。
それぐらい。
構わないだろう。
夢の中。

『In My Own Dream』'68年リリース。
(ポール・)バターフィールド・ブルース・バンドの4thアルバム。
マイケル・ブルームフィールドが脱退。デヴィッド・サンボーンを始めとする3管が加入。
そんな前作と同じ8人編成で制作されました。バターフィールードとサンボーン。
合いそうになさそうで、意外に合ってるかも。触媒になってるのはエルヴィン・ビショップかな。
ブルース・ハープとホーン・セクションとギター。時に鬩ぎ合い、時に融合し合ってと。
結果。ブルースだけでもない、ジャズに寄り過ぎもしない。そんな独特のサウンドになってます。
サンボーンは言うまでも無く。ブルースの探究者のイメージが強いバターフィールドもビショップも。
新しいもの、サウンドを追い求める、受け入れる柔軟な思考の持ち主だったってことでしょうか。
それでも。基本、ブルースなんですけどね。実に何とも。新しさと懐の深さを感じさせてくれます。
どうしてもブルームフィールド在籍時代の2枚のアルバムばかりが語られる傾向にありますが。
実はその後の、変容を重ねていった時代の、このアルバムなんかが面白かったりもするのです。
シカゴに生まれて。シカゴ・ブルースの洗礼を受けて。シカゴ・ブルースを追い続けたバターフィールド。
その過程で。例えばクラプトンと同じ様に。どうしても追いつけないもの、同化できないものを感じて。
自分なりの、自分だけのブルースを探し始めたのかも。それが夢になっていたのかもしれないなと。
探し続けて。その道程でエルヴィンとも別れて(エルヴィンはこのアルバムを最後に脱退)。
この後のアルバムではもはやブルース・バンドと言い難くなっていて。それはそれで魅力的ですが。
ブルース・バンドとしては、このアルバムが夢の完成形に近かったのかなとも思わされるのです。

夢の中。
せめて。
そこでは。
その時は。
上手くいってくれないか。

あれも。
これも。
何もかも。
総て。
上手くいってくれないか。

望みを。
願いを。
果たさせてくれないか。
叶えてくれないか。
上手くいってくれないか。

それぐらい。
頼んでもいいだろう。
それぐらい。
思い込んでもいいだろう。
夢の中。

始まりは。
悪くないんだ。
最初のうちは。
いい感じなんだ。
夢の中。

思いのままに。
果たせどうなんだ。
叶いそうなんだ。
上手くいきそうなんだ。
夢の中。

なのに。
空回りし始めて。
こんがらがって。
歪んで。
崩れて。
夢の中。

望みも。
願いも。
届きそうで。
届かない。
夢の中。

それでも。
覚めても。
もう一度。
戻りたい。
夢の中。



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2013/07/15 Mon *蓄積 / The Kinks

20130715thekinksthefile


ひとつひとつ。
ひと時ひと時。
一枚一枚。
その経験の。
その積み重ね。

意識しようと。
無意識だろうと。
そいつが。
思考やら、行動やら。
決めているのかも。

あれはこうした。
あの時はこうだった。
そう記録されてる。
そう記憶に残ってる。
そいつに従ってる。

思考回路。
行動様式。
確かにね。
言われてみれば。
思い当たるふしばかり。

『The Kinks File』'77年リリース。
ファイル・ケースを模したジャケットに収められたキンクスの2枚組編集アルバム。
英国パイ・レコードのファイル・シリーズの第一弾として選ばれたのがキンクスだったと。
何とも味気ないジャケットなんですが。内容はなかなかに充実していて。
全31曲というアナログ盤としては破格の大盤振る舞い。パイ在籍時のシングルA面22曲を完全収録。
その他EPのみ収録だったナンバーが3曲。米国のみでシングルになったナンバーが2曲。
更にはデイヴ・デイヴィスのソロ名義のシングル4曲も入ってると。持ってけ泥棒な、お得なアルバムです。
しかも。オリジナルがモノラルだったナンバーはちゃんとモノラル収録してある芸の細かさも感じられます。
D面だけ針をステレオ針に交換するのが面倒ですが。まぁ、その手間もアナログ盤の楽しみですので。
まぁ、キンクスはシングルになったナンバーだけでその魅力が語れるバンドでは無いし。
現に、オリジナル・アルバムに針を落とす機会が多いし。アルバムのナンバーにも名曲が多いし。
逆に言うと。なかなかヒット曲、代表曲だけを纏めて聴く機会があまり無いので。新鮮に感じたりします。
今更ながらデビュー・シングルは「Long Tall Sally」のカヴァーだったことに気づかされたりして。
ビートルズに続く何匹目かの柳の下の泥鰌を狙ったレコード会社の思惑が透けて見えて面白いです。
3枚目のシングルだった「You Really Got Me」の大ヒットによって。バンドの、レイ・デイヴィスの力が増して。
そこからはもうキンキー・サウンドの連発。でも最初は僅かだったひねり、ねじれが段々大きくなっていって。
ポップでキャッチーなのに、なんか妙だったり、気怠かったり、もの悲しかったりする。
そんなキンクス、レイならではの世界が徐々に構築されていった様を、かなりの急ぎ足ですが追体験できるかな。
「Sunny Afternoon」があって「Dead End Street」があって「Waterloo Sunset」があっての「Lola」なんだなと、ね。

ひとつひとつ。
ひと時ひと時。
一枚一枚。
その体験の。
その積み重ね。

意識してなくても。
無意識のうちに。
そいつに。
思考やら、行動やら。
支配されているのかも。

あれはそうなった。
あの時はそうだった。
その記録に頼ってる。
そう記憶に縛られてる。
そいつに囚われてる。

思考回路。
行動様式。
確かにね。
考えてみれば。
思い当たるふしばかり。

ひとつひとつ。
ひと時ひと時。
一枚一枚。
その経験の。
その積み重ね。

経験。
体験。
知識。
記憶。
記録。
その蓄積。

そいつが。
あって。
いまがある。
ここにいる。
それは事実ではあるけれど。
その蓄積。

興味深くも。
厄介でもある。

蓄積ねぇ・・・



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2013/07/14 Sun *肖像 / Cream

20130714creamportraite


一人の。
二人の。
皆の。
その瞬間の。
肖像。

誰かの。
誰もの。
誰かと誰かの。
ある瞬間の。
肖像。

交わるはずも。
重なるはずも。
無かった筈なのに。
何故か。
どうしてか。

いつの間にか。
交わり。
重なり。
集っている。
そんな。
この瞬間の。
肖像。

『Portrait Of Cream』'73年リリース。
日本独自編集のクリームのベスト・アルバム。
ポリドールが企画したポートレーート・シリーズの一枚。
額縁を模したジャケットが売り(?)だったみたいです。色々と考えるものですね。
エリック・クラプトンのSGとジャック・ブルースのベースのペイント、造花で飾られたステージ。
サイケデリックな時代ならではのポートレートが印象に残ります。
同じカットが「Sunshine Of Your Love」のシングル盤にも使われていましたが。
そこはアルバム・サイズだと、よりその魅力が伝わるところではあります。
内容は米国編集の『Best Of Cream』と曲順もまるっきり同じ全10曲収録となっています。
どうせなら。選曲も日本独自に変えるなり、追加すれば良かったのにと思いますが。
「Sunshine Of Your Love」で始まって、「I Feel Free」で終わるまで。
「Badge」も「Crossroads」も「White Room」も入ってるし。王道の、厳選された10曲で。
また曲順も、妙にしっくりくるので。手の出しようが無かったのかもしれませんね。
クリームはオリジナル・アルバムに針を落とす機会が多くて。あまりベスト・アルバムとか聴かないのですが。
確かに、この程度のヴォリュームが代表曲をまとめて聴くには良いのかも。
キャッチーなナンバーもあるとは言え。やっぱり基本的にヘヴィーなサウンドですからね。
このサイケな肖像。クラプトンはどう思ってるのか。一時はかなりクリーム時代の自らを否定していましたが。
いつのまにか普通にライヴでやってるし。数年前にはついに再結成ライヴまでやってましたからね。
長い道程、長い時間を経て。過去の肖像も受け入れて。いまの肖像を描ける様になったのかもですね。

一人が。
二人に。
皆に。
その瞬間の。
肖像。

誰かが。
誰かと。
誰もが誰かと。
ある瞬間の。
肖像。

交わることは。
重なることも。
定められたかの様に。
何故か。
どうしてか。

ごく当たり前に。
交わり。
重なり。
集っている。
そんな。
この瞬間の。
肖像。

一人が。
笑ってる。
二人で。
笑ってる。
皆が。
笑ってる。
この瞬間の。
肖像。

捉えておこう。
描いておこう。
いま。
これから。
そして。
受け入れた。
いつかも。
逃すことなく。

今夜の。
このひと時の。
一人の。
二人の。
皆の。
肖像。
好きなんだな。



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2013/07/13 Sat *衝動 / Otis Rush

20130713groanintheblues


抑えても。
抑えても。
何かが。
何処からか。
湧き起る。

どうしても。
どうしたって。
湧き起る。
そんなものが。
いまもある。

こいつばかりは。
もう。どうやっても。
如何ともしがたい。
そういうことらしい。
そんなものらしい。

まぁ。
うまいこと。
付き合うしかないし。
その術もそれなりには。
身については来たけれど。

抑えきれない。

『Groanin' The Blues』'80年リリース。
P-ヴァインによる日本編集のオーティス・ラッシュのアルバム。
ラッシュと言えばコブラ、コブラと言えばラッシュ。そのコブラのラッシュ、'50年代のナンバー16曲。
日本でも何度か発売されているコブラのラッシュですが。当時は長らく廃盤状態だった様で。
そこにこのアルバムが登場して。結構な人気を博したんだとか耳にしたことがあります。
このブログでも今までに何度か書かせてもらってますが。コブラのラッシュです。凄まじいです。最高です。
それ以外に語る言葉なんて無いんですけどね。このギター、このヴォーカル、このブルース。
この時のラッシュに憑りついていたもの、それが湧き起こした、どうにも抑えきれない衝動。それがブルース。
その総量が、その熱量が。とてつもなかったんだと。そうでなきゃ、ここまでの凄みは持ち得なかったと。
それほど。ラッシュはなにものかに突き動かされ、またなにものかを突き動かさずにいられなかったと。
その魂の軌跡が捉えられていると。だから。やっぱり。コブラのラッシュは別物、別格の傑物なんですよね。
以前にも書きましたが。J.ガイルズがギターが上手くなりたかったらスティーヴ・クロッパーとラッシュを聴けと。
そう語っていたそうですが。名言。ギターが何たるかを感じたかったらクロッパーとラッシュを聴けってね。
決して平たんな道を歩めず、不遇な時代も長かったラッシュ。感情の起伏も激しかった様で。
出来不出来もある・・・激しいのですが。コブラ時代はラッシュ自身が最高だったと自ら語ってもいます。
自分の中に。抑えきれないもの、湧き起るもの、ブルースがあるのならば。コブラのラッシュは必聴です。


抑えても。
抑えても。
何かに。
何処からか。
突き動かされる。

どうしても。
どうしたって。
突き動かさなきゃならない。
そんなものが。
いつもある。

こいつからは。
もう。どうしたって。
逃れることはできない。
そういうことらしい。
そんなものらしい。

まぁ。
うまいこと。
手を携えていくしかないし。
その術も意識もせずに。
使える様にはなったけれど。

抑えきれない。

抑えても。
抑えても。
抑えきれない。
湧き起る。
突き動かされる。

衝動。

その総量は。
その熱量は。
いつになっても。
幾つになっても。
変わりはしない。

衝動。

むしろ激しく。
むしろ厳しく。
むしろ露わに。
むしろ果てなく。
むしろ・・・

衝動。

無くちゃ面白くない。
されど厄介でもあるんだなよなぁ・・・



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2013/07/12 Fri *先入観など / B.B. King

20130712bbkingliveinjapan


先入観など。
忘れてしまおう。
捨ててしまおう。
そんなもの。
何の為にもなりゃしない。

色眼鏡で。
目が曇って。
見えるものも。
見えない。
歪んでしまう。

虚像に。
振り回されて。
迷わされて。
見当違いの方向へと。
ろくなことになりゃしない。

先入観。
予備知識。
思い込み。
いらないものが。
多すぎる。

『Live In Japan』'71年リリース。
記念すべき同年の初の来日公演で収録されたB.B.キングの2枚組ライヴ・アルバム。
確か当時は日本でのみの発売だったんだと思います。なので記念についでに録っちゃいましたみたいな。
そんな感じの。軽い、緩いアルバムだろうなと。勝手に決め込んで聴くこともなく今日まで生きてきました。
先日思いがけず入手できたので。針を落として・・・ごめんなさい、すいません、私が悪うございましたと。
B.B.のライヴ・アルバムなら、『Live At The Regal』『Live In Cook County Jail』に尽きると。
それがまぁ、常識としてまかり通っていて。語り継がれてもいて。それを何の疑いもなく信じ込んでいたのですが。
そしてその2枚は間違いなく傑作なのですが。このアルバムも。その2枚に比肩しうる素晴らしさなのです。
このブルースの、B.B.のギターのハイ・テンションなこと、フル・パワーなこと。凄まじいものがあります。
観客が大人し過ぎるとの批判があるようですが。いや、これはただただ圧倒されていたんだろうなと、ねぇ。
“外タレ”の来日が未だ珍しかった時代ですからね。しかも本場の、本物のブルースマンなんて初めてでしょ。
それで、のっけからハイ・テンションでテンポ・アップされた「Everyday I Have The Blues」ぶちかまされた日にゃ。
口あんぐりで、ぽかーんとなって。やがてその凄さ、素晴らしさに感動に打ち震えてってとこじゃないかなと。
とにかく。最初から最後まで弾き巻くってますからね。また、そのギターの音の張り詰めた伸びやかさったらね。
何でもこの時は日本製のアンプを使ったのだそうですが。それでも本場と同じ音を出してるんですね。流石です。
バンドとの一体感も見事なものだし。東洋の島国だからと舐めたり、手を抜いたりとかは一切なしの真摯な姿。
超一流のブルースマンであり、超一流の芸能人であるB.B.の面目躍如です。それにしてもこのギター・・・
そもそも。B.B.って。あまりにも王道過ぎて。あまりにも祀り上げられ過ぎて。どうしても斜に見て敬遠しがちで。
でも。このアルバムで吹っ切れました。先入観とか予見とか。そんなもの抜きで向き合っていけそうです。

先入観など。
忘れていいんだ。
捨てていいんだ。
そんなもの。
何の足しにもなりゃしない。

色眼鏡を外して。
目を見開いて。
見えてるものの。
その姿だけを。
見つめよう。

実像を。
見落として。
見過ごして。
あてのない彷徨いだなんて。
ろくなもんじゃない。

先入観。
予備知識。
思い込み。
くだらないものが。
多すぎる。

いらないもの。
くだらないもの。
いまこそ。
断ち切ろう。
捨て去ろう。
置いていこう。

先入観。
予備知識。
思い込み。
植えつけられたもの。
埋め込まれたもの。
消去しよう。

先入観など。
誰かの戯言。
誰かの盲従。
自分の言い訳。
ろくなもんじゃない。
そろそろ止めにしよう!



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2013/07/11 Thu *先生のお墨付き / The Aynsley Dunbar Retaliation

20130711doctor


顔色もいいし。
元気そうだし。
何よりも。
楽しそうだし。
いい感じですね。

眠れてるし。
食べれてるし。
色々と。
落ち着いてるし。
調整できてるし。

8割、9割。
戻って来たかな。
後は。
焦らずに。
この夏を乗り切って。

そうすれば。
見えてくるでしょう。

『Doctor Dunbar's Prescription』'69年リリース。
ブルースブレイカーズやジェフ・ベック・グループで活動していたドラマー、エインズレー・ダンバー。
そのダンバーが結成した自らのバンド、エインズレー・ダンバー・リタリエーションの2ndアルバム。
基本しっかり、テクニックにも優れ、そして何よりもへヴィにドライヴするリズムを叩き出すダンバー。
ヴォーカル、ギター、ベースの3人のメンバーを迎えて。腰にくる、臓腑を抉るサウンドで迫ります。
同じメンバーでの2枚目のアルバムとあって。息もぴったり。一丸となったブルース・ロックです。
特にスローなナンバーでのへヴィさは。ダンバーならでは、このバンドならではの魅力に溢れてます。
へヴィなんだけど決してもたれない。そこはヘヴィさと同時にキレの良さも併せ持ったダンバーのドラムス。
その安定したリズムが全体を支え、そして牽引してるからでしょうか。リズムの響きが心地良いのです。
その安定感、心地よさがアルバム全体のトーンをいい塩梅にまとめているからへヴィでも疲れないと。
ヴォーカルの声質や、ギターのトーンからすると。ひたすらにヘヴィ、どこまでもヘヴィ、もたれそうってとこを。
そうはさせずにまとめてみせる。ダンバー先生の処方、なかなかにお見事ってところではあります。
ほんと、極上のブルース・ロックを聴かせてくれるし、ブリティッシュ・ロックの底力を感じさせてもくれるのです。
残念ながら商業的な成功とは無縁で。アルバム4枚で解散。再編したバンドでアルバム1枚創って。
結局ダンバーは米国へ渡って。ジャーニーとか、ジェファーソン・スターシップとか、ホワイトスネイクとか。
その他、セッション活動でも名を馳せて商業的成功も手にしますが。そこらは“お仕事”って感じだったかな。

顔色がいいのも。
元気そうなのも。
何よりも。
今のところ。
楽しめてるからだね。

眠れてるのも。
食べれてるのも。
落ち着いていられるのも。
今は自分で。
調整できてるからだね。

8割、9割。
順調に来てるね。
後は。
超えた時にも。
対応出来ればね。

そうすれば。
見えてくるでしょう。

兎にも角にも。
どう見ても。
どう考えても。
いい感じではあり。
順調でもあり。
今のところ。
ここまでは。
先生のお墨付き。

後は。
このまま。
この調子で。
夏を乗り切って。
その先に。
波が来ても。
壁が立ちはだかっても。
いい感じに。
いい加減に。
こなせればと。

その時は。
その時で。
またご相談。
また処方を。
一緒に考えてもらうとして。
今のところは。
今日のところは。
先生のお墨付き。

それで一安心。



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2013/07/10 Wed *ホームは何処だ? / John Mayall

20130710laurelcanyon


心強くて。
気が置けなくて。
心安らぐ。
それが。
本拠地、ホームだよね。

安心して。
闘えて。
地の利もあって。
ホームって。
そんなものだよね。

だとすると。
いま。
殆どの時間を過ごしてる。
此処が。
ホーム・・・みたいだけど。

そいつは、どうもなぁ。

『Blues From Laurel Canyon』'68年リリース。
ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズの8枚目となるアルバム。
(何故か名義はジョン・メイオール単独になってますが・・・)
前作発表後にメンバーが相次いで脱退して。メイオールの下に残ったのはミック・テイラーだけ。
そのテイラーと新たなリズム隊を加えてシンプルな4人編成に戻って。サウンドも原点回帰して。
全曲メイオールのオリジナルで、オーソドックスなブルース、ブルース・ロックを聴かせてくれます。
ジャズに接近したり、意欲的に新しいサウンドを取り込むメイオールも悪くはないですが。
このアルバムに針を落とすと。あぁ、やっぱりメイオールはブルースやってナンボだなと感じるかな。
一番、似合ってる、しっくりくるもんなと。そのオルガンも、ちょっと線の細いヴォーカルも。
ブルースをやってる、歌ってる時が一番メイオールらしいんですよね。本人は不服かもしれないけど。
このアルバムはロンドン録音ですが。直前に休暇をとってカリフォルニアで時間を過ごしていたとかで。
アルバム・タイトルのローレル・キャニオンってのはその時滞在した地名なんだそうです。
その地での思い出を歌ってるナンバーも多いらしく。またキャンド・ヒートのボブ・ハイトとも仲良くなって。
ハイトに捧げたナンバーもあります。ブルース愛好家同士、肝胆相照らすものがあったのかな。
それで原点回帰したんじゃないかと。このアルバムを最後にストーンズに合流するテイラーのギターも好調です。
テイラーにとってもブルースが一番なんだろうな。そうそう一曲だけピーター・グリーンも参加しています。
翌年にはブルースブレイカーズを解散させて。米国に活動拠点を移すメイオールです。
ローレル・キャニオンの居心地はそんなに良かったのか。英国をホームにした最後のオリジナル・アルバム。
ホームがアウェイに。アウェイがホームに。だったかは定かではありませんが。転換点ではあったのでしょうね。

心細くて。
気も漫ろになって。
心休まらない。
それが。
敵地、アウェイだよね。

不安なまま。
闘って。
多勢に無勢で。
アウェイって。
そんなものだよね。

だとすると。
いま。
偶にしか顔を出さない。
其処が。
アウェイ・・・みたいだけど。

そいつは、どうもなぁ。

もともとが。
集ったり。
群れたり。
好きじゃないし。
苦手だし。

離れていられるのは。
縛られないですむのは。
望むところで。
自ら仕向けたところでも。
あるけれど。

漂流者。
根無し草。
その常で。
慣れても。
好んでもいるけれど。

いつも。
いつまでも。
ホームが。
アウェイなのは。
どうしたものかなと。

単純に。
どっちが。
好きか。
それだけで。
考えればいいのかも。

だとすると。
こいつは。
どうやら。
そろそろ。
転換点かもしれないな。



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2013/07/09 Tue *プロジェクト・メンバー / The Blues Project

20130709thebluesprojecyliveathecafe


どんな。
顔ぶれを。
揃えれば。
いいのか。
進むのか。

どんな。
面子が。
揃ったら。
いいのか。
強いのか。

どんな。
メンバーが。
集まったら。
いいのか。
面白いのか。

何を。
優先するか。
何が。
目的なのか。
それによるのかも知れないが。

『Live At The Cafe Au Go Go』'66年リリース。
ニューヨーク初のエレクトリック・ブルース・ロック・バンドだったブルース・プロジェクト。
タイトル通りにカフェ・オウ・ゴー・ゴーでのライヴを収録したこのアルバムでデビューしました。
どうにもアル・クーパーのバンドってイメージが強いブルース・プロジェクトですが。
元々はアルを除いた5人のメンバーで結成されて。アルはレコード会社の推薦で加わったんだとか。
既にボブ・ディランのレコーディングなどに参加していたアルですが。力量不足を感じていて。
ブルース・プロジェクトで活動することによってブルースをもう一度勉強しようと思ったのだそうです。
意外な気もしますが。後々のアルの活動って確かに決してブルース一筋ではなかったので。
きっとアルにとってブルースは数多い抽斗の一つってことだったんでしょうね。
アル以外のメンバーも様々なバックボーンがあって。また様々な嗜好も持っていた様で。多様性に富んでいて。
このアルバムでもストレートなブルースのカヴァーが多数を占めるものの。演奏にはひねりが入っていたり。
ドノヴァンのカヴァーなどでフォーク・ロック的なアプローチを聴かせたりと。なかなかに楽しませてくれます。
この多様性による楽しさが、並び称されるポール・バターフィールド・ブルース・バンドとの違いですかね。
純粋なブルース愛好家揃いだったポール・バターフィールド・ブルース・バンドはブルース一筋、求道者で。
それはそれで大好きなんですけどね。ブルース・プロジェクトみたいなのも、これはこれで好きだなと。
それぞれの嗜好を持ち込んで。それぞれの志向で引っ張ろうとする。その猥雑さと緊張感。
皆が皆、同じじゃない、同じ方向を向いてない。だからこそ多面的に対応、展開できる。それも面白いねと。

どんな。
顔ぶれを。
揃えても。
なんとか。
進むもの。

どんな。
面子が。
揃っても。
それなりに。
強いもの。

だけど。
集める。
メンバーを。
よく考えないと。
面白くはならない。

何を。
優先するか。
何が。
目的なのか。
それによるのかも知れないが。

結局のところ。
面白くなければ。
その実。
進みもしないし。
強くもならない。

本当に。
進めたいなら。
強くしたいなら。
面白くなる。
メンバーを集めよう。

考えも。
思いも。
やり方も。
異なっていい。
異なってるからいい。

混沌として。
探り合ったり。
ぶつかり合ったり。
綱引きしたり。
ちょっと緊張して。

そこに。
新たな出会いが。
新たな気づきが。
新たな発見が。
新たな一つの目標が。

だから。
このメンバーで。
あなたがメンバーで。
いいんだと。
そう思います。

だって。
少なくとも。
面白いでしょ。
それが大事。
それでいいのです。



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2013/07/08 Mon *噂は本当だったかな / Nilson

20130708everybodytalkin


前から。
それとなく。
耳にはしてた。
とりたてて。
気にも留めなかった。

前から。
それなりに。
何度とはなく。
聞かされてはいた。
少し気にはなったけど。

直接。
耳にしてないし。
聞いてもいないし。
真偽のほどは。
どっちとも考えてもいなかった。

今日。
初めて。
直に。
耳にして。
聞いて。

噂は本当だったかな。

『Aerial Ballet』'68年リリース。
ニューヨーク出身のシンガーソングライター、二ルソンの実質的な2ndアルバム。
『空中バレー』なる邦題もつけられたタイトルもジャケットもどこかノスタルジックな雰囲気。
そして二ルソンの優しく柔らかな歌声にもどこか郷愁を誘う様な懐かしさが漂っています。
スウェーデン人だった二ルソンの曽祖父は実際にサーカスの団員だったって話もあります。
特にコンセプト・アルバムってことでも無かったと思いますが。懐古調で統一しようって意識はあったのかな。
そう思って聴くと。二ルソンの歌声がいつにも増して心の襞に触れる様に響いている様に感じたりも。
参加してるミュージシャンの数が多く、しかもその筋では有名な人達が多いらしいのですが。
よく知らなかったりします。ジム・ゴードンとジム・ホーンくらいかな、自分が知ってるのは。
確かにノスタルジックな感じのいいサウンドですが。やっぱり二ルソンの歌声に耳がいくかな。
ジョン・レノンが二ルソンの大ファンで。後に盟友(アル中仲間?)になったのはよく知られていますが。
二ルソンの歌声って、ジョンの歌声と同じで。捉えられたら離れられない、中毒性があるんですよね。
歌い方とか声質が特に似てるとは思わないんですが。届き方、響き方、沁みこみ方が同質なのかな。
どこか引っ掛かる、癖のあるメロディーに、一筋縄でいかない歌詞ってところは似てますね。
そんな二ルソンのナンバーに惹かれるのですが。大ヒットした「Everybody's Talkin'」だけは。
「うわさの男」の邦題でも知られ。映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌でCMにも度々使われるナンバーだけは。
カヴァーなんですよね。後にバッドフィンガーの「Without You」もカヴァーしてヒットさせてる二ルソン。
このアルバムに収録されてる「One」はスリー・ドッグ・ナイトが取り上げて大ヒットさせたりと。
他のミュージシャンのヒット曲を数多く書いてるのに、自分のヒット曲はカヴァーが多いってのも面白いですね。
「Everybody's Talkin'」噂にも負けず、自分の信念を曲げずに夢、恋を貫く男の歌・・・ってとこかな。
歌詞も興味深いですが。やはり二ルソンのいい感じに力の抜けた歌声が最大の魅力ですかね。

前から。
誰彼となく。
口にはしてた。
とりたてて。
気にも留めなかった。

前から。
それなりの。
回数に渡って。
口に上らせる人達がいた。
少し気にはなったけど。

直接。
目にしてないし。
見てもいないし。
真偽のほどは。
どっちとも考えてもいなかった。

今日。
初めて。
直に。
目にして。
見て。

噂は本当だったかな。

その言葉。
その姿勢。
真意は他にあるのかも。
でも。
その言動。

不快にさせる。
疑わさせる。
失笑してしまう。
そんなものなの。
その程度なの。

浅いのか。
狭いのか。
固いのか。
ひょっとして。
三拍子揃ってるかも。

噂は本当だったかな。

信念を。
曲げずに。
貫く。
大切だけど。
事にもよるよね。

噂は本当だったかな。

正体見たり・・・ちょっと・・・かなり残念だな!



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2013/07/07 Sun *Summer Comes / キャンディーズ

20130707summercomes


梅雨明け。
陽射し強く。
気温高く。
もう。そう。
本格的に。
夏なんだな。

眩しいな。
熱いな。
蒸すな。
汗がひかないな。
冷たい水が美味しいな。
夏なんだな。

特に。
好きな訳じゃ無い。
どちらかと言えば。
苦手で。
でも。何故か。心弾む。
夏なんだな。

『夏が来た!』'76年リリース。
キャンディーズの7枚目のオリジナル・アルバム。
オリコン5位まで上がった「夏が来た!」をフュチャーしたアルバム。
「春一番」の次が「夏が来た!」とは流石に安直だろって声が当時あったとか。
実は「夏が来た!」は当初キャンディーズではない他の誰かに書かれたナンバーだったんだとか。
なるほどねと。そうだったのかと。確かに安直だもんなと。今ではキャンディーズの代表曲ですけど。
一部ではムーンライダースの参加が話題になったんだとか。そんなこと、どうでもいいんですけどね。
キャンディーズですからね。ミキちゃん、ランちゃん、スーちゃんの歌声に酔いしれるのみです。
A面頭の2曲が、スリー・ディグリーズを思わせる様な歌謡ディスコ路線で。おっと思わされたところで。
そこで。「夏が来た!」がくると。この流れ、展開がいいんですよね。もう、堪りません。
こんな不思議な出来事があっていいものかと思う~♪って。キャンディーズに歌われたら、もう、ね。
思わず。う~らんらら~♪と一緒になってコーラスしようってものです。日本を代表するサマー・ソングです。
アルバム全体も夏を意識しているので。ボサノバ、サンバ、レゲエと。それらしい曲調のナンバーもあって。
果敢に挑んで、見事に歌いこなしているところにキャンディーズの技量の確かさが表れています。
かと思えばエレキ歌謡なナンバーも、期待通りにそれらしく歌ってちょっと悲しげな懐かしさを醸し出してと。
爽やかに弾けてて。ふと過ぎる翳りや哀愁に密やかな色気もあって。なんとも魅力的です。好きなんです。
蒸し暑い夏の日には。暑苦しいロックよりも、ついついキャンディーズのアルバムに手が伸びます(笑)。
それにしても。このジャケットでもミキちゃんのなんと美しく、可愛らしいことか。いいねと。
裏ジャケでも、インナーでも一番いい表情してます。はい、そうです。何の迷いもなく昔からミキちゃん派です!

黒雲にわかに。
遠雷が聞こえたら。
夕立通り過ぎる。
もう。そう。
本格的に。
夏なんだな。

雨あがり。
打ち水程度。
少しは。
涼しい気もするけれど。
体の渇きは治まらない。
夏なんだな。

別に。
待ってた訳じゃ無い。
やり過ごせるものなら。
それでもいい。
でも。何故か。心惹かれる。
夏なんだな。

熱気の中。
陽射しの中。
息づくものに。
心弾み。
過ぎゆくものに。
心震える。

夏なんだな。
もう。そう。
今年も。
本格的に。
夏なんだな。
夏が来た!



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2013/07/06 Sat *いい天気の日には / 萩原健一

20130706derlanger


いい天気だ。
青空が広がってる。
この空の下。
眩い陽射しを受けて。
思わず目を細める。

この青さ。
この空。
この眩しさ。
知っている。
憶えてる。

この季節。
この月。
青い空。眩い陽射し。
陽炎の向こうに。
誰かの気配。

空の青さが。
陽射しの眩さが。
それだけではなく。
立ち止まらせる。
足止めをする。

『D'erlanger』'82年リリース。
ドンファン・ロックンロール・バンドを従えた萩原健一、ショーケンのスタジオ・アルバム。
ショーケンはライヴに限る、ライヴに尽きると。ライヴでこそ、その唯一無二な存在の本領を発揮して。
スタジオにはどうしてもライヴでの凄さを持ち込めないと。あくまでも私見ですが。でもそうなんですよ。
のっけからこんなこと書くと。おいおい、このアルバムもそうなのかよと突っ込まれそうですが。
このアルバムもそうなんです。そうなんですが、かなりのところまでライヴでの凄さに近づいてるかなと。
ショーケンの歌って。歌ってると言うよりは演じてる、歌手である時も役者をやってる。そんな感じで。
その表現、演技の振幅の広さが何の制限もないライブでは遺憾なく発揮される・・・やりたい放題。
そこが他の追随を許さないショーケンの魅力ですが。スタジオでそれをやるのは流石になんですが。
そのライヴでも絶頂にあった頃なので。恐らくは最初からスタジオ・ライヴを意識して極力持ち込んだかなと。
どのナンバーも。ショーケンの演技も織り込み済みで書かれたかなと。故に妙に大人しくなることもなく。
ステージ上と同様に。自由に歩いて愛しながらスタジオでも歌えてのではないかと思ったりもします。
「Ah! Ha!」「いい天気」から「ハロー・マイ・ジェラシー」まで。強く惹き込まれて、魅せられます。
ショーケンの歌を聴くと、歌われる、描かれる情景の匂い、空気。そこにある思いまで感じられるのですが。
例えば「いい天気」なんて空の青さから、陽射しの匂い、そして青いが故の切なさまでありありと浮かぶのです。
実はこのアルバムに伴うツアーでのショーケンのライヴ、それが初めて観たロックのライヴだったのですが。
初めてってことを差し引いても。凄く衝撃的な、まさにロックなライヴでした。うん、やっぱりライヴかな(苦笑)。
でも。ショーケンのスタジオ・アルバムをどれか一枚となったら。間違いなくこのアルバムです。

いい天気だ。
どこまでも続いてる。
この青に溶け込んで。
眩さの中に身を任せる。
思わず目を閉じる。

この青さ。
この空。
この眩しさ。
あの夏も。
あの日も。

この季節。
この月。
青い空。眩い陽射し。
陽炎の遠くに。
誰かの背中。

空の青さが。
陽射しの眩さが。
それだけではなく。
立ちくらませる。
足止めされる。

いい天気。
青空。
陽光。
陽炎。
誰かの幻影。

いい天気。
青空。
陽光。
陽炎。
誰かの姿だけが幻。

あの。
夏から。
あの
日から。
この青さには。
この眩しさには。
悲しみの。
匂いが漂ってる。

いい天気の日には。

いまも誰かを感じてる。



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2013/07/05 Fri *覚束なくても / Tommy Tucker

20130705hiheelsneakers


あちらと思えば。
またこちら。
これで決まったと思ったのに。
またあれはどうしたと。
振り回されて。

右なのか。
左なのか。
前なのか。
後ろなのか。
決まる気配もなくて。

どっちへ行くのか。
どうするのか。
いっこうに見えてこなくて。
これじゃ。
足元も覚束ない。

覚束ないなら。
そのまま。
いっそのこと。
このままで。
乗ってみるしかないかもね。

『Hi-Heel Sneakers』'64年リリース。
チェスを、ブルース界を代表する一発屋になってしまったトミー・タッカーのアルバム。
タッカーの名前は知らなくても。「Hi-Heel Sneakers」は聴いたことあるって人、多いのではないかと。
ガッガー・ガッガー・ガッガー・ガッガー♪って2ビートのリズムを耳にたら思い出すのではと。
このご機嫌なナンバー、ビルボードで11位って大ヒットになって。その勢いのまま大西洋を渡って。
ブリティッシュ・ビート勢に多大な影響を与えたと。ジョン・レノンもポール・マッカートニーも大好きで。
もろジミー・リードなナンバーなのでストーンズの連中も聴いてただろうし。そしてそしてザ・フー。
「My Generation」はその影響下にあるし。映画『さらば青春の光』にも印象的なシーンがあって。
モッズの溜まり場のクラブで箱バンがこのナンバー演奏してモッズの連中が踊ってるんですよね。
あのシーンには痺れたなぁ。モッズの御用達、愛聴のナンバーだったんでしょうね。いいセンスだな。
このジャケットでタッカーと踊ってる女性が履いているのがヒールのあるスニーカー、ハイ・ヒール・スニーカー。
勿論、架空のしろものですが。イギリスではその架空の靴をジャケットにしたシングル盤も作られました。
(ずっと探してるんですけどね。未だに現物にはお目に掛れずじまいです。欲しいんだけどなぁ・・・)
しかし。実際に履いたらどうなんですかね。履き心地悪そうだし、足元ふらついて覚束なさそうで。
だってね。革靴じゃなくて。スニーカーにピンヒールですからね。バランスとれなくてぐらつきそうですけどね。
「Hi-Heel Sneakers」以外のナンバーでは影響を受けたと言うレイ・チャールズに通じる感覚があって。
タッカー、本来はブルースよりもソウルやR&Bの人だったんだなと感じます。いい味出してますが。
やっぱり「Hi-Heel Sneakers」に尽きるかな。同路線の「Long Tall Shorty」は隠れた名曲かもですね。

あっちだって言ったのに。
こんどはこっちで呼んでるし。
これは無しだって決まってたのに。
いつのまにか復活してるし。
揺れに揺れて。

真直ぐなのか。
曲がるのか。
進むのか。
立ち止まるのか。
決断は誰もしなくて。

何がしたいのか。
どうしたいのか。
いっこうに感じられなくて。
これじゃ。
足元も覚束ない。

覚束ないなら。
そのまま。
いっそのこと。
このままで。
ながれてみるしかないかもね。

考えても。
悩んでも。
揺れに揺れて。
振り回される。
何がしたいのか。
どうしたいのか。
誰も決断しないから。
決まるはずもない。

ならば。
覚束ないまま。
踊ってみるかね。
覚束なくても。
踊り続けるかね。
ふらつこうが。
ぐらつこうが。
バランス悪かろうが。

覚束ないまま。
覚束なくても。
踊ってしまえば。
リズムさえとってしまえば。
それがそのまま。
案外と。
上手いこと乗っていければ。
それでいい。

覚束なくても。
取敢えず。
ダンス!



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2013/07/04 Thu *ドカンと / Albert King

20130704thebigblues


ドカンと。

でっかいのが。
重たいのが。
やって来た。
こいつはなかなか。
えらいことだと。

今まで。
来た中でも。
味わった中でも。
でっかいよなと。
重たいよなと。

どう。
向き合うか。
処するか。
なかなかに。
厄介だなと。

唯でさえ。
湿気のせい。
ばかりでもなく。
不快なことが。
多いんだけどなと。

ドカンと。

『The Big Blues』'62年リリース。
ボビン~キングへの録音からなるアルバート・キングの(恐らく)初めての単独アルバム。
「Don't Throw Your Love On Me So Strong」がR&Bチャートでそれなりのヒットになって。
アルバートのその存在がいよいよブルース界で頭角を現し始めたのがこの頃だったと。
トレードマークとなるフライングV、“ルーシー”を手に入れて。ホーンズも従えてと。
後にスタックス入りを果たして黄金期を迎える、そのアルバートのブルースが萌芽しています。
とにかく。豪快にスクィーズさせて、豪快にチョーキングかまして。豪快に薙ぎ倒してと。
ドカンとくる、そのブルース、その存在感に圧倒されます。真正面からぶつかってきます。
アップも、スローも。ストレートなブルース。そのストレートなところ、ひたむきなところ。
それが豪快で伸びやかなギターに乗って、聴いてるものの胸の奥まで突き刺さってくるのです。
後年に比べると線が細い、見得やハッタリが効いてないのですが。故に真直ぐに向かってくると。
見得や、ハッタリが効きまくりのスタックス時代が、よりアルバートらしいとは思うし、大好きなのですが。
この装飾のない。剥き出しの。それでいて十分にビッグなアルバートのブルースもいいのです。
そう、ビッグなんですよね。そのギター、そのブルースだけでなく人物そのものも豪快で。
メンバーには厳しく、指導もビシバシ。そのかわり面倒見も良くて、ギャラの払いも良かったんだとか。
機嫌を損ねると大変なんだけど。女性が側にいると上機嫌で。プロモータの要求も総てOKになっちゃうとか。
実際にかなりの巨体で“ルーシー”が小さく見えた記憶がありますが。豪快、親分肌、大きな人だったんですね。

ドカンと。

でっかいのが。
重たいのが。
降りて来た。
こいつはなかなか。
きついことだと。

今まで。
感じた中でも。
噛みしめた中でも。
でっかいよなと。
潰れそうだよなと。

どう。
闘うか。
潰せるか。
なかなかに。
面倒だなと。

間違いなく。
湿気のせい。
なんかではなく。
憂鬱なことが。
多いんのになと。

ドカンと。

ドカンと。
来たなら。
ドカンと。
返すしかない。
考えたって。
策を弄したって。
どうにもならない。

腹を決めて。
腰を据えて。
なるようになれと。
なるようになると。
豪快に。
大胆に。
正面突破。

ドカンと。
大きく。
受け止めて。
弾き返そう。
ほら。なんとかね。



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2013/07/03 Wed *ブルースを / Various Artists

20130703thebluesthebluestheblues


ブルースを。

初めて。
耳にしたのは。
感じたのは。
あれは。
いつのことだたったろう。

初めて。
口ずさんだのは。
沁みたのは。
それは。
いつからだっただろう。

初めて。
耳にした。
口ずさんだ。
その時から。
いつもここにある。

あなたも同じだったんだろうな。

『The Blues』'60年リリース。
ヴィー・ジェイ・レーベルによるブルースのオムニバス・アルバム。
この米国編集のアルバムが、ブライアン・ジョーンズが初めて手にしたブルースのアルバムだったとか。
ブライアンはこのアルバムを入口として、水先案内人にしてブルースの世界へと漕ぎ出していったのです。
ジミー・リード、ジョン・リー・フッカー、メンフィス・スリムら11人による12曲が収録されています。
初めて針を落とす時、きっとドキドキしながら針を落としたんだろうなと。ブライアンの表情を想像したりして。
何度も何度も。擦り切れるまで聴いたんだろうなと。聴きながらコピーしたんだろうなと。
かって訪れたブライアンの生まれ故郷であるチェルトナム。その街並みを思い出したりもするのです。
貴族の保養地。その退屈な町の隅で。このアルバム、ブルースに夢中になってるブライアン。
その魔力に魅せられて、囚われて。やがてブライアンはミュージシャンを目指し、ミックやキースと出会うのです。
エルモア・ジェイムスの「Coming Home」、そこで聴けるスライド・ギター。ブライアン、絶対にコピーしてるなと。
そして、エルモ・ルイスを名乗ってステージで演奏して。ミックとキースの度肝を抜いたんだなと。
そんなストーンズ結成前夜の物語が、その情景が次から次へと瞼の裏に浮かんでくるアルバムなのです。
あのエディス・グローヴのフラットにも持ち込まれた筈で。ミックやキースも夢中になって聴いたんだろうなと。
ジーン・アリソンの「You Can Make It If You Try」、このアルバムで知ってレパートリーに入れたんだなとかね。
そうそう。フッカーの「Dimples」に、ビリー・ボーイ・アーノルドの「I Wish You Would」も収録背れていて。
それぞれアニマルズ、ヤードバーズがカヴァーしてますから。そうか。みんな聴いてたのかなとも思われたり。
どの様な経緯でブライアンがこのアルバムを入手に至ったかはわからないのですが。
マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフなどのチェスのアルバムじゃないのが意外でもあり、妙に腑に落ちたり。
いずれにせよ。生涯ブルースを忘れなったブライアンの、その思いを感じられるアルバムなのです。

ブルースを。

初めて。
聴きたいと思ったのは。
感じたいと欲したのは。
何が。
きっかけだっただろう。

初めて。
口ずさみたいと思ったのは。
沁みる様に求めたのは。
何が。
生まれたからだっただろう。

初めて。
感じたいと欲した。
沁みる様に求めた。
その時から。
いつもここにある。

あなたも同じだったんだろうな。

みんなも同じかな。
同じ・・・似たり寄ったりではあるのかな。

いつのことか。
いつからか。
定かではない。
何がきっかけだったか。
何が生まれたのか。
憶えてもいない。
ただ。
その時から。
ここにある。
いまも。
この胸の内に宿ってる。
それが。
自分の中の何かを。
大切な何かを。
形作っている。
それだけは確かなんだな。

ブルースを。
忘れずに。
転がり続けよう。



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2013/07/01 Mon *また新たに / Alexis Korner

20130701anewgenarationofblues


一つ。
消えては。
一つ。
生まれて。
また新たに。

終わったかなと。
思ったとたんに。
また始まってるって。
どんなもんだよと。
またなんだなと。

消し去った。
忘れ去った。
筈だったのに。
この感情は。
湧き上がってくるんだな。

週の初め。
月の初め。
季節の初め。
なにも。
生まれてこなくてもいいものを。

『A New Generation Of Blues』'68年リリース。
ブリティッシュ・ブルースの生みの父の一人、アレクシス・コーナー。
ブルース・インコーポレイテッドを率いていたコーナーの初めてのソロ名義のアルバム。
ブルース・インコーポレイテッド。チャーリー・ワッツもメンバーで。時にはブライアン・ジョーンズも参加して。
そのブライアン、エルモ・ルイスの演奏に度肝を抜かれて。ミック・ジャガーとキース・リチャーズが声をかけたと。
そんなローリング・ストーンズ結成の物語にも深く関わっていたアレクシスです。なんか歴史上の人物みたいで。
ストーンズ関係の本なんかでその名前は目にしていても。実際にその“ブルース”を耳にする機会なんて。
ストーンズを聴き始めた三十数年前には殆ど無くて。それからもなかなか出会いには恵まれなくて。
初めて聴いたのなんて。実際のところ、ここ十数年ほどのことじゃないかなと。うん。たぶん、そうだな。
だからストーンズより後に、その父親のサウンドを聴いたわけで。結構、新鮮だったりしたんですよね。
アレクシスって'28年生まれだそうなので。ストーンズとはおおよそ一回り少しの歳の差があったりします。
そうすると。ブルースやR&Bの前に、ジャズとかスキッフルの洗礼を受けてる世代ってことになるんですかね。
故にか。ストーンズなんかとはブルースやR&Bの受け止め方も違ってた筈で。その。なんだろう。
ストレートに影響されてるってよりも。あくまでジャズとかの発展形としての受け止め方だったのかなとか。
もしくは。どこまでいっても。ジャズからの影響とか、ジャズへの憧憬が最大で。次がブルースみたいなね。
このアルバムも。フルート&サックス奏者と、ピアニストがジャズ畑出身だって。その事実も大きいのでしょうが。
それ以上に。アレクシスのギターと歌声。そこに、その通奏低音に流れるものが決定してるものが大きいかなと。
ブルースの新世代として、新しいブルースを聴かせる。でもアレックスにとっては常に傍にあったものかもです。
弾き語りに。時に他の楽器が絡みつく。そんなアレクシスのブルース。独特の肌触りが癖になります。

一つ。
消えたのに。
一つ。
生まれくる。
また新たに。

終わらせたのに。
一息ついたとたんに。
もう始まってるって。
それはきついなと。
またなのかよと。

消し去っても。
忘れ去っても。
いつのまにか。
この感情は。
忍び寄ってくるんだな。

週の替わり。
月の替わり。
季節の替わり。
なにも。
生まれてこなくてもいいものを。

週の初め。
月の初め。
季節の初め。
週の替わり。
月の替わり。
季節の替わり。
なにも。
出てこなくてもいいものを。

また新たに。

憂いが。
翳りが。
ブルースが。
我が心に。
湧き上がる。
忍び寄る。
その実。
古くからの馴染ではあるけれど。

また新たに・・・



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2013/06/30 Sun *時代 / Marianne Faithfull

20130630mariannefaithfullsgreatesth


ある時代。
その時代。
それを。
象徴するもの。
そんなものがある。

その時代の。
その真っ只中では。
わからなくても。
過ぎ去って。
振り返ってみると。

そうだったのかと。
そうだったのだと。
思わされる。
そんなものが確かにある。
どんな時代にもある。

『Marianne Faithfull's Greatest Hits』'87年リリース。
スウィンギング・ロンドンの妖精でもあり徒花でもあったマリアンヌ・フェイスフル。
そのマリアンヌの'60年代のナンバーを集めた米国編集のアルバム。
恐らくは'60年代の同名アルバムの拡張版で全16曲がリマスターされて収録されています。
ジャケットのもろにスウィンギング・ロンドンなマリアンヌの美麗で退廃的な姿がもう堪りません。
『The World Of Marianne Faithfull』なる'60年代の英国編集アルバムと同一のカットです。
こっちのが一回り大きいかな。それに色合い的にも雰囲気が良く伝わってきます。
貴族の血を受け継ぐ唯のお嬢様だったんでしょうけど。欧州では貴族の血ってのは特別なんでしょうけど。
そのお嬢様が。飛びっきり可愛くて魅力的なお嬢様が何の因果か芸能界に彷徨いこんで。
アイドル・シンガーとして可憐な歌声を聴かせて。そのキュートなルックスでも人気を博して。
それだけに止まらず。ミック・ジャガーとの恋愛沙汰を始めとして、次々とスキャンダラスな話題も提供してと。
あっという間に妖精から徒花へと転じた、堕ちていったマリアンヌ。なんとも数奇なものを感じますが。
ミックと付き合うまでのストーンズのメンバーとの武勇談(笑)とか。その後の凄みすら感じる歩みを思うと。
周囲の環境ばかりでなく。もともとマリアンヌ自らが持っていたものが、そんな運命に導いたのかもです。
その歌声はそんなドロドロなど微塵も感じさせない可愛くて可憐、その範疇をはみ出るものでは無いのですが。
それ故に。華やかで、艶やかで。儚くもあった、スウィンギング・ロンドンを象徴するものとして息づいていると。
まぁ、いつも。どんな時代も。可愛くて魅力的で。そして婀娜で艶な女性に魅せられる。それだけかもですが。
そうそう「Sister Morphine」、このナンバーにだけは既に後年の凄みが宿っていて。それもまたいいんです。


ある時代。
その時代。
それに囚われずに。
存在するもの。
そんなものがある。

どの時代の。
その真っ只中でも。
変わることなく。
過ぎていく時の中。
振り返ると。

そうだよねと。
そうなんだよねと。
感じさせられる。
そんなものが確かにある。
どんな時代にもある。

ある時代。
その時代。
この時代。
それを象徴するもの。
その存在に惹きつけられる。

ある時代。
その時代。
この時代。
それに囚われないもの。
その存在に心踊らされる。

時代。
その徒花も。
時代。
それを超えて咲く花も。
その美しさに。
その艶やかさに。
その香りに。
魅せられる。
それがいい。
それでいい。



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2013/06/29 Sat *ありったけ / The Street Sliders

20130629screwdriver


ありったけ。

そんなもん。
いつだって。
十分とはいかないし。
満足なんてできないし。
何か足りないと。

そうなんだ。
物足りない。
食い足りない。
誰よりも。
自分が感じてるさ。

でも。
だから。
いまの。
総てで。
精一杯カッコつけて。

立ってないと。
歩いてないと。
転がってないと。
駄目になっちまう。
虚勢でも構わないから。

ありったけ。

『Screw Driver』'89年リリース。
ストリート・スライダーズのライヴやベストも含めて通算9枚目のアルバム。
おそらくこのアルバムがスライダーズのアルバムとしてはアナログ盤が作られた最後かな。
ZUZUの負傷による活動休止とか。ベスト・アルバムとかを間に挟んでるので。
第二期スライダーズの幕開けみたいな扱いされてた様な。でも実際には原点回帰したかの様で。
そのせいもあってか。今更これかよと。当時はあまり評判良くなかった様な。古臭いとかね。
何言ってんだと。このストレートで重心の低いロックンロールこそがスライダーズなんだぜと。
快哉を叫んでいたのですが。なんか周囲にはあまり共感してもらえなくて。
あぁ、なんだか思い出したら腹立ってきたなぁ。進歩してないとか、華が無いとかさ。
馬鹿じゃないのと。スライダーズは進歩や進化じゃなくて深化したんだと。秘した華の艶があるんだと。
いま聴いても。ブルージーなサウンドも。その詩も。変わらずに響いてくるし、沁みてくるし。どうよと。
変わらないとか。後退したとか。ストーンズじゃんとか。煩いなと。それでもいいものもあるんだと。
そんな些細なことよりも。どれだけありったけの思いでロックンロールしてるか。それが総てなんだと。
いま聴いても。「風の街に生まれ」のイントロ聴くだけで。自分は間違ってなかったと確信があるんですけどね。
なにもかも飲み込んで。なにものにもよらずに。ただロックンロールであること。その覚悟、その矜持。
それがスライダーズに求める総てだったんだよな。余計なものを求めた奴等には解らなかったんだろうな。
「かえりみちのBlue」「おかかえ運転手にはなりたくない」「ありったけのコイン」・・・好きだった・・・好きだな。
もう。こんなバンドは出てこないな。いまどきロックンロールにありったけの愛情をなんて流行らんだろうし・・・

ありったけ。

そりゃそうよ。
いつまでたっても。
十分になんかならんし。
満足することなんてないし。
満ち足りないと。

そりゃそうさ。
物足りなさも。
食い足りなさも。
誰でもない。
自分が感じてるのさ。

でも。
だから。
ここにある。
総てで。
精一杯見得切って。

向かわないと。
握りしめてないと。
転がり続けないと。
蹲って動けなくなっちまう。
ハッタリでも構わないから。

ありったけ。

ありったけの。
思いで。
覚悟で。
矜持で。
愛情で。
やるんだ。
立ち向かうんだ。
膝の震えを隠して。
震える拳を握りしめて。

ありったけ。

誰かの。
運転手なんて。
まっぴらだから。
行き先は。
自分で。
選びたいから。
いつも。
風を感じていたいから。
だから。

ありったけ。

あいつも。
みんなも。
俺も。

ありったけ。



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2013/06/28 Fri *このひと時を / 沢田研二

20130628awonderfultime


このひと時を。

この心弾む。
楽しく。
明るく。
笑顔はじける。
この時間を。

今夜も。
また。
いつもの様に。
迎えてる。
過ごしてる。

それがいい。
それでいい。
この時間が。
あること。
それがなにより素晴らしい。

『A Wonderful Time』'82年リリース。
沢田研二、ジュリーの17枚目となるオリジナル・スタジオ・アルバム。
前作の『ス・ト・リ・ッ・パ・-』に続いてバックはエキゾティクス、プロデュースは加瀬邦彦で。
ロックな、ロックンロールなジュリーの魅力が溢れてる、全開になってるアルバムです。好きなんですよねぇ。
どの時代のジュリーも、どのアルバムも好きですけど。この頃のアルバムのロック濃度の高さに惹かれます。
今夜、幕を開けた“沢田研二 LIVE 2013 『Pray』”でも歌われた「お前にチェックイン」で始まって。
「素肌に星を散りばめて」で終わるまでの全10曲。捨て曲無し。実に御機嫌です。実に素晴らしいのです。
リアル・タイムで手に入れて。テープにダビングして。ウォーク・マンで毎日聴いていたので思い入れも強いし。
今でもこのアルバムに針を落とすと。その頃の風景とか、空気とか匂いとか、その他もろもろすぐに蘇るし。
ろくでもない日々だったので。思い出したくもないことも多いんですけどね。まぁ、そこは記憶は加工できるので。
数少ない。心ときめく様な時間、瞬間だけが蘇る様になってるかな。このアルバムとの出会いも心ときめいたし。
ジュリーの歌声が無かったら、ろくでもないじゃ済まない日々になってたかもですので。感謝の気持ちもあって。
針を落とすと。ウキウキワクワクするアルバムなのです。殆ど全曲一緒に歌えるんじゃないかな。たぶんですが。
そうそう。ロックンロールなナンバーもいいんですけど。「パフューム」なんてスローなナンバーも素晴らしくて。
ドキドキゾクゾクして。最後は切なくなると。このナンバーには個人的な思いでの残り香もあるから尚更か・・・
ジュリー自身、加瀬さんに加えて。佐野元春とか、大沢誉志幸が書いたナンバーもあるのですが。
それがジュリーの歌声にあってるんですよね。ここらもジュリーがロックンローラーたる証左かなとも思います。

このひと時を。

この心安らぐ。
柔らかく。
優しく。
笑顔こぼれる。
この時間が。

今夜も。
また。
ごく自然に。
訪れる。
楽しんでいる。

それがいい。
それでいい。
この時間が。
あること。
それがなにより素敵だなと。

このひと時を。

楽しく。
柔らかく。
過ぎる。
流れる。
この時間。

ごく自然に。
笑顔が。
はじける。
こぼれる。
この時間。

このひと時を。

楽しもう。
愛しもう。
沈んでいよう。
それがいい。
それでいい。

このひと時を。



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