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2013/07/30 Tue *かくの如く / Gladys Knight & The Pips

20130730silknsoul


絹糸で。
丁寧に。
織り上げられる。
仕上げられる。
その工程を。

見つめながら。
如何程のものかと。
織り上がりを。
仕上がりを。
その感触を。

想像して。
心待ちにしている。
羽織って。
袖を通して。
その心地良さを。

再び。
感じられるのだと。
味わえるのだと。
心の襞が震えるのを。
抑えられないでいる。

かくの如く。

『Silk N' Soul』'68年リリース。
モータウン入社以前に既にそれなりのキャリアを積んでいたグラディス・ナイト&ザ・ピップス。
その実力を高く評価されて。他のグループには手本にする様にとの指示が出ていたとの説も。
その割には、最後まであくまでも外様扱いで。モータウンと言う会社にはいい印象が無かったとか。
まぁ、どうしても看板はシュープリームス、ダイアナ・ロスって既定路線は変わらなかったんでしょうね。
ソウル・シンガーとしての実力、レディ・ソウルとしての魅力は明らかにグラディスに分があるんですけどね。
ダイアナみたいにキンキンしてないし、マーサ・リーヴスほど蓮っ葉でもないし(それぞれに魅力的ですけどね)。
モータウンに在籍経験のある女性シンガーの中ではやはりグラディスこそがレディ・ソウルに相応しいかなと。
変に力むこともなく、わざとらしくなることもなく。ただ歌うだけで熱く黒く、聴く者の胸に届くグラディスの歌声。
そしてグラディスの兄と従兄弟からなるピップスの血縁故かの絶妙なコーラスのバック・アップも見事で。
お手本、教科書とされる程のもの、その実力の確かさ、コーラス・グループとしての完成度の高さがあります。
このアルバムは他のアーテイスト(モータウンのアーティストも含む)のヒット曲のカヴァーばかりを集めていて。
その企画の安直さはどうかなとも思いますし。グラディス達にこれをやらせるかって感じはあるのですが。
どのナンバーもグラディスが歌うことによって。新しい生命を与えられ、自らの歌にしてしまっています。
何よりも。どんなナンバーに対しても真摯に向き合い、丁寧に織り上げるかの如く歌っているのが素晴らしく。
故に。極上のソウルに仕上がって。その心地良さが心の襞を震わせてくれるのです。好きだなぁ。
ただアルバム全体では。纏まり過ぎて。業の様なはみ出るものが無いのがやや食い足りなくはあるかもですね。

絹糸で。
丁寧に。
織り上げられた。
仕上げられた。
その結晶を。

手に取りながら。
ここまでのものかと。
織り上がりを。
仕上がりを。
その触感を。

実感して。
待ち望んでいたんだと。
羽織った。
袖を通した。
あの素晴らしさを。

再び。
感じられるのだと。
味わえるのだと。
心の襞が震えるのを。
抑えられないでいる。

かくの如く。

そんな思いで。
心待ちにしている。
待ち望んでいる。
時間がある。
夜がある。

その時の思い。
再び。
感じられる。
味わえる。
それだけで。
心の襞が震えるのを。
抑えられない。
時間がある。
夜がある。
あるんだ。

かくの如く。

待っているんだ。
望んでいるんだ。
溢れてくるんだ。
抑えられないんだ。
楽しみなんだ。

かくの如く、ね!



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