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2013/08/19 Mon *蒼く / Jeff Beck

20130819wiredukorg


蒼く。
奔れ。
切り裂け。
吹き抜けろ。
吹き抜けていけ。

この。
街の。
空気の中を。
貫いて。
どこまでも。

その。
刃を。
光らせ。
輝かせて。
照らしだせ。

蒼く。
どこまでも。
蒼く。
その蒼さで。
断ち切っていけ。

『Wired』'76年リリース。
『Blow By Blow』に続くジェフ・ベックのインスト・アルバム第二弾。
マックス・ミドルトンは引き続いて参加しているものの。
やはり鍵となっているのはシンセサイザーを弾きまくってるヤン・ハマーの存在で。
時にツイン・リードかよ、と思わせるほどのその鋭さでベックを大いに刺激しています。
こうして刺激を受けた時には倍返しでお礼するのがベックの流儀なので。
これでもかってくらいに。実に切れ味鋭く、そしてベックならではの個性全開で対応し弾きまくっています。
かなり超絶的で。大変なんじゃないかと思うのですが。そこはベックですからね。楽しんでるんだろうなと。
大体がギター弾くか、自動車いじるかしか楽しみがなさそうなベックです。ほっておいても楽しむんでしょうが。
独り遊びになっちゃうと聴いてても面白くないんですが。誰かと遊んでる時はその楽しさが伝わってきます。
気難しい職人肌のベックです。その職人芸を究極にまで披露してもらうにはその気にさせなきゃならなくて。
実はベックも、その気にさせられるのを待っていて。ハマーにその気にさせられて。楽しんじゃってるんですね。
勿論、そんな気儘で傍若無人なベックをさり気なく下支えしてくれるミドルトンの懐の深さあってこそって気も。
まぁ、ベックはそこまで気が回ってはいないだろうな。そうでなきゃ、こんなギターは弾けないか。
ベックとハマーの鬩ぎ合い。それが『Blow By Blow』とは異なる緊張感を生んでいて。昔は少し苦手でしたが。
ここ十年くらいかな。その緊張感を孕んだうえでの疾走する感覚に心地良さを覚える様になりました。
ベックとハマー、二人だけによる「Blue Wind」なるナンバー、そしてこのジャケット。その“蒼さ”が爽快です。

蒼く。
迸れ。
溢れ出せ。
駆け抜けろ。
駆け抜けていけ。

この。
街の。
澱みの中を。
貫いて。
どこまででも。

その。
刃を。
研ぎらせ。
煌かせ。
炙りだせ。

蒼く。
どこまでも。
蒼く。
その蒼さで。
連なっていけ。

蒼く。
蒼く。
どこまでも。
どこまででも。
蒼く。

その。
蒼さ。
奔る時。
滾る時。
何かが震える。

その。
蒼さ。
輝く時。
煌く時。
何かが蠢く。

蒼く。
蒼く。
どこまでも。
どこまででも。
蒼く。



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