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2013/08/24 Sat *信じるものなど / Roy Buchanan

20130824roybuchanansecondalbum


信じるものなど。
無いけれど。

今日を。
今日という日を。
迎えられたこと。
それが。
当然の様に思えること。

今日を。
今日という日を。
過ごしていること。
それが。
普通の様に思えること。

あれ。
そうか。
そうなんだな。
これって。
凄いことかもなと。

ざわめきの中。
ふと。
音が消え。
色が消え。
そのことに思いを馳せた時。

信じるものなど。
無いけれど。

『Second Album』'73年リリース。
世界最高の無名ギタリストと呼ばれたロイ・ブキャナンの2ndアルバム。
当時の邦題は『ロイ・ブキャナン登場』でした。そう日本ではこのアルバムがデビュー・アルバム。
まぁ、1stアルバムも地味でしたが。この全8曲中5曲がインストのアルバムでデビューとは。
カントリー色が強かった1stよりはブルースに狙いを定めたこのアルバムのが分があると考えたのか。
それにしても。ここまで地味、渋いデビュー・アルバムってのもそうは無いかな。レコード会社の英断に拍手。
ジェフ・ベックが憧れて曲を捧げ、エリック・クラプトンはロイの音源コレクターで。
ロビー・ロバートソンは追っかけで。ローリング・ストーンズはメンバーにと声をかけて断られたと。
しかし。ミックもキースも真剣にロイがオファーを受けると思ってたんですかねぇ。不思議だよなぁ。
とにかく。ミュージシャンズ・ミュージシャンとしての逸話に彩られていて。皆、このギターが好きだったんだなと。
ロイと言えばテレキャスター。テレキャスならではのあのトーンでブルースを弾きまくってます。
そう。弾きまくってるんです。地味、渋いって言ってますが。弾いてるんです、弾き倒してるんです。
(そう言えば。ゲイリー・ムーアもロイの信奉者で。カヴァーもやってたな・・・)
だけど。やっぱり地味で渋くて・・・枯れた味わいがあって。この味わいに皆、魅了されたんでしょうか。
どんだけ弾いても。声高にならない、煩くならない。そこにロイの真骨頂があるのかもしれません。
あと。このアルバムにも「Thank You Lord」ってナンバーがあって。決して宗教臭くは無いのですが。
なにものかを信じて、感謝して。道を歩んでる様な佇まいが感じられて。背筋が伸びる思いをさせられたり。
その真直ぐさ、真摯なところに惹かれる時があるのかもです。それがロイ自らを追い詰めた感もありますが・・・

信じるものなど。
無いけれど。

今日を。
今日という日を。
終えられること。
それが。
当然の様に感じられること。

今日を。
今日という日を。
過ごせたこと。
それが。
普通の様に感じられること。

あれ。
そうか。
そうなんだな。
これって。
凄いことだよなと。

静寂の彼方から。
ふと。
音が聴こえ。
色が浮かぶ。
そのことに思いを馳せた時。

信じるものなど。
無いけれど。

夏祭りの一日。
今日も。
今年も。
この日があること。
この日を迎えられたこと。

夏祭りの夜。
今夜も。
今年も。
この夜があること。
この夜を迎えられたこと。

信じるものなど。
ありはしないけど。

ふと。
なにものかに。
感謝して。
グラスを奉げてみたくなったり。
そんな時もあるのです。



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