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2013年8月

2013/08/28 Wed *呼び覚まそう / Anna King

20130828backtosoul


観点が。
間違っている。
そう思いませんか。
いや、そうです。
間違ってるんです。

いま。
考えるのは。
そこですか。
そこでいいんですか。
違うでしょう。

どう見せるか。
どう見えるか。
そんなことよりも。
どうしてこうなってるのか。
その原因を考えないと。

それを。
ハッキリさせて。
そこに。
手を打たないと。
そっちでしょう。

呼び覚まそう。

『Back To Soul』'64年リリース。
ジェームス・ブラウン、JB一座の花形女性シンガー、その4代目(5代目とも)だったアナ・キング。
そのアナが一座に在籍時代に吹き込まれた5枚のシングル・ナンバーを中心に編集されたアルバム。
リリースされたのは'66年って説もありますが。一座を離れたのが'64年らしいので、'64年かなと。
一座を巣立つアナへの餞別の意を込めて・・・じゃなくてここが商機だとJBが考えたのでしょうね。
なんにしろ一座の女性シンガーとしては初めてのアルバムなので。それだけの存在であったと言うことかな。
当時まだ20代前半だったらしいアナですが。一座に参加前に既にレコーディングの経験もあって。
フィラデルフィアの教会でも長いことゴスペルを歌っていたとのここで。その実力は折り紙つきってとこで。
実際このジャケから窺える愛くるしさとは裏腹の迫力のある歌声で歌われるバラードなんか素晴らしく。
どちらかと言えば。スタックスとかアトランティックとかの初期のソウルと近い感覚があるかも。
JBのファンクが本格化する前に在籍していたからこその、この路線なのかもしれませんね。
穿った見方をすると。ファンク路線を本格化するにあたってはアナでは役不足だったのかも。
アナの後任が、短期間在籍した謎のシンガーを一人挟んで、ファンキーなヴィッキ・アンダーソンですからね。
いやアナも。バラードだけでなく。ジャンプ・ナンバーでも。実に御機嫌でソウルフルで。それも素晴らしく。
でも、あくまでもソウルなんですよね。そこがJBと別れざるをえなった要因かもとね。思ったりもして。
ブルースを歌わせても、グッと胸に迫ってくるアナです。やはり、そのソウル、魂こそが本質なんですよね。
それがあるから。それを呼び覚まされるから。このアルバムに針を落とすと落ち着くのかな。そうだよなぁ。

順序が。
間違っている。
そう思いませんか。
いや、そうです。
間違ってるんです。

先ず。
考えるのは。
そこですか。
そこからでいいんですか。
違うでしょう。

どうしたら。
やり過ごせるか。
そんなことよりも。
どうしたいのか。どうしたかったのか。
その原点を考えないと。

それを。
ハッキリさせて。
それを。
打ち出さないと。
そっちでしょう。

呼び覚まそう。

あるはず。
あったはず。
どうしたいのか。
どうするのか。
どうすべきなのか。

マインド。
ビジョン。
ポリシー。
ミッション。
そこからでしょう。

それもないのに。
AもBもあったののじゃない。
それよりも。
大切なもの。
大事なもの。
本質に。
立ち返って。
そこからでしょう。

呼び覚まそう。

思い。
画き。
誓い。
やるんだって。
決めたこと。
決めた時。
それを。
それこそを。

呼び覚まそう。



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2013/08/27 Tue *いつでも、どこでも、誰が相手でも / Otis Redding

20130827atthewhiskyagogoukmono


いつでも。
どこでも。
誰が相手でも。

いつ。
いかなる時も。
いつも。
変わることなく。
同じ力で。

いつ。
いかなる処でも。
いつも。
変わることなく。
同じ心で。

いつ。
いかなる相手でも。
いつも。
変わることなく。
同じ結果を。

それが。
それこそが。
プロフェッショナル。
それは。
解っていても。

それが。
それこそが。
なかなかに。
そうはいかない。
難しい。

『At The Whisky-A-Gogo Los Angeles 』'68年リリース。
死後に編集された'66年のウィスキー・ア・ゴーゴーでのオーティス・レディングのライヴ・アルバム。
米国盤の『In Person At The Whisky-A-Gogo』と同内容でジャケが異なるモノラルの英国盤です。
米国盤のジャケも悪くないけど。この英国盤。オーティスに対する敬意と哀悼が静かに感じられて。好きです。
さて。オーティスのライヴ盤と言えば。なんと言っても。『Live In Europe』だと。それが常識として語られていて。
勿論。スタックス・レビューで収録された。ブッカー・T&MGズをバックにしたその素晴らしさは疑いようもなく。
『Live In Europe』、大好きだし。オーティスのライヴをどれか一枚と言われれば。『Live In Europe』なんだけど。
だけど。このアルバムだってね。殆ど酷評しか耳にしたことの無い。この時のオーティスのライヴだってね。
そこまで悪くはないだろう。そんなに悪くはないだろう。いや、オーティスの歌は、歌声は変わらずに凄いだろうと。
そう聴こえるのは、そう感じるのは。オーティスへの思い入れが強すぎるからなのか。否定はしないけど。
でも。オーティスへの特別な感情を割り引いたとしても。やっぱりね。凄いなと、素晴らしいなと、ねぇ。
確かにツアー・バンドの演奏は。ブッカー・T&MGズと比較すると劣ると言うか。ドタバタしてはいるけれど。
普段のツアーなんてそんなもんだったんだろうし。そのドタバタしてるところが醍醐味、臨場感でもあるし。
何よりも。そんな時も。変わることなく。全力投球で、全身全霊で。熱く、ソウルフルに迫ってくるオーティス。
それがね。凄いんだ、素晴らしいんだと。きっと。毎日、毎晩。いつでも、どこでも、誰が相手でも変わることなく。
オーティスは歌っていたのです、歌い続けていたのです。それがね、そのことがね、堪らなくなるんだよなぁ。
いつでも、どこでも、誰が相手でも真摯に向き合い、歌う。それが、それこそがソウルじゃないかと思うのです。
白人相手に歌ったから駄目とか、ロック・ナンバーを歌ったから駄目とか。そんな輩には感じられないだろうけど。

いつでも。
どこでも。
誰が相手でも。

いつ。
いかなる時も。
いつも。
変わることなく。
同じ心で。

いつ。
いかなる処でも。
いつも。
変わることなく。
同じ力で。

いつ。
いかなる相手でも。
いつも。
変わることなく。
同じ成果を。

それが。
それこそが。
プロフェッショナル。
それは。
解っていても。

それが。
それこそが。
なかなかに。
そうはいかない。
困ってしまう。

いつでも。
どこでも。
誰が相手でも。

変わることなくと。
思ってはいても。
いつなのか。
どこなのか。
誰なのか。
考えてしまう。
それが出てしまう。

変えてるつもりはないのに。
心があったり、なかったり。
力が入ったり、抜けてたり。
結果が良かったり、それなりだったり。
成果が大きかったり、そこそこだったり。
自分にしか。
解らないレベルではあるけれど。

真摯に。
向き合っては。
いるのだが。
どうしても。
合ったり合わなかったり。
好きだったりそうでもなかったり。
それはあるんだよなぁ。

いつでも。
どこでも。
誰が相手でも。

プロフェッショナルではありたいけれど。



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2013/08/26 Mon *異種格闘技戦 / Aretha Franklin

20130826arethaatfillmore


こいつは。
どうにも。
こうにも。
ややこしく。
なりそうで。

話も。
相手も。
勝手も。
何から何まで。
違いそうで。

それでも。
どうやら。
ここで。
きっちり。
かたつけとかないと。

積み上げてきたものが。
練ってきたものが。
画いてきたものが。
水泡に帰しそうで。
ならば危険な賭けにでるしかないと。

ここはひとつ。
異種格闘技戦ではあるけれど。

『Live At Fillmore West』'71年リリース。
シスコはフィルモア・ウェストで収録されたアレサ・フランクリンのライヴ・アルバム。
フィルモア・ウェスト。言わずと知れたロックの殿堂です。そこへ乗り込んだアレサです。
観衆は白人が殆どだったとか。アウェーでの一戦・・・と言うか異種格闘技戦ですよね。
プロデューサーのジェリー・ウェクスラーが仕掛け人だったみたいですが。
いい度胸と言うか、博奕打ちだなぁと。いくら既にアレサがレディ・ソウルとして頂きに立っていたとしても。
何もロックの殿堂で白人を前にしたライヴで勝負しなくてもいいだろうと。他に相応しい環境はいくらでもと。
恐らくはソウルの世界に止まらずに、より広い世界へアレサを羽ばたかせる為の大勝負をかけたんでしょうね。
そして間違いなく。この大勝負に、大博打に勝てると、アレサならやってくれるとの確信があったんだろうなと。
で、見事に応えてみせて。その確信以上のものを披露してみせたアレサだったりします。
その歌声、その熱さ、その存在感、その魂。ただただ凄いの一言に尽きます。圧倒されます。素晴らしいです。
その歌に、歌声になにものかが宿ることがあると。そんなことがあるんだと感じさせられます。とんでもないです。
最初は圧倒されていた観客が、だんだんとその歌声にのせられて心奪われて熱狂していく様が感じられます。
ウェクスラーが仕掛けた異種格闘技戦。堂々と正攻法の闘い方で圧勝したアレサの凄さ、素晴らしさ。
聴いてるだけで鳥肌立ちます。もしその場にいたりしたら。それこそ正体失ってるだろうなと。いたかったな。
キング・カーティスに、コーネル・デュプリーに、ビリー・プレストンに・・・なんて面子によるバックも御機嫌です。
レイ・チャールズがゲストで登場して。なんと豪華な夢の競演の実現なんて飛び道具も用意されてますが。
夢は夢で、これもまた凄いのですが。個人的にはちょっと過剰かな。アレサだけで十分でしょって気もします。
三日間に渡った公演総てが録音されていて。何年か前に拡張版(完全版?)のCDも作られましたが。
アレサと真摯に向き合おうと思ったら。オリジナルのこのアルバム。それだけで精一杯だなぁ。ほんと凄いから。

これ以上。
どうにも。
こうにも。
ならなくなる。
その前に。

話も。
相手も。
勝手も。
違うってんなら。
とっとと矛先変えて。

そいつらを。
どうしても。
ここらで。
きっちり。
しめちまわないと。

積み上げてきたものを。
練ってきたものを。
画いてきたものを。
無駄にはさせたくないので。
ならば危険を承知でやるしかないと。

ここはひとつ。
異種格闘技戦ではあるけれど。

どうしたって。
勝たなきゃならないってのは。
どのみち変わらないし。
目指す先も変わらないし。
ならば薙ぎ倒し進むだけ。

圧勝する自信も。
勝てるって確信も。
あるわけでは無いけれど。
答えはこの手の内にある。
ならば正攻法で挑むだけ。

ここはひとつ。
異種格闘技戦ではあるけれど。

この身一つ。
この思い一つ。
そいつに賭けて。
自分なりの闘い方で。
挑んでみるしかないんだな。



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2013/08/25 Sun *戻ってみる AC/DC

20130825ballbreaker


暑さ。
疲れ。
年齢。
その他。
諸々。

きてるんだよね。
結構ね。
堪えるんだよね。
それなりに。
隠せないんだな。

混沌として。
混乱して。
ハッキリしてるのも。
モヤモヤしてるのも。
色々あって。

そろそろ。
いい加減。
手の施しようが。
無くなりそうで。
どうにもこうにも。

そんな時は。

『Ballbreaker』'95年リリース。
『The Razors Edge』で'80年代中頃からの低迷期を脱したAC/DC。
そのツアーで収録されたライヴ・アルバムを間に挟んでの5年振りのスタジオ・アルバム。
この頃にはアナログ盤は過去の遺物でしたが。AC/DCは毎回アナログ盤も作っているのです。
流石はアンガス・ヤングです(マルコム・ヤングかな?)。AC/DCの音はねアナログ盤じゃないとね。
中低域がガンガン響いてくる様なぶっとい音で聴かないと。その真価は感じられないんじゃないかと。
さて。このアルバムから'70年代黄金期のメンバーだったフィル・ラッドがドラマーの座に復帰しています。
フィル自身のアルコールや薬の問題だったとも、マルコムと喧嘩したからだとも。諸説ありましたが。
兎にも角にも。およそ12年振りの復帰となったフィルです。その間には農場を経営してたんだとか。
例えばチャーリー・ワッツが脱退したら、それはもうローリング・ストーンズでは無くなるのは明白だったり。
キース・ムーン亡き後のザ・フーにはやはりどうしてもある種の違和感を拭えなかったりってことがあったり。
そのリズム隊が生み出すグルーヴにより特徴づけられてるバンドにとってはドラマーってのは生命線で。
AC/DCもそんなバンドなので。当然フィルの存在ってのは重要だった訳で。低迷したのもその不在が原因かと。
『The Razors Edge』等で叩いてたクリス・スレイドも歴戦のつわものでしたが。それだけじゃない何か。
クリフ・ウィリアムアズとフィルのリズム隊だからこそ生まれる何か。そして・・・
アンガス、マルコム、ブライアン・ジョンソン、クリフ、フィルの5人だからこそ生み出せるものがあるのです。
それこそが自然と首が上下に揺れ、腰にグッときて、足を踏み鳴らしたくなるAC/DCのグルーヴなのです。
不思議ですよね。アルバムの完成度、楽曲の良さでは正直『The Razors Edge』が勝ってると思うんですけど。
このアルバムのが断然AC/DCらしいんですよね。やっぱり5人ならではの魔力みたいなものが働くんだな。
その魔力を一番欲してたのは実はメンバー自身で。だからこのタイミングで原点に戻ってみたんでしょうね。

暑さ。
疲れ。
年齢。
その他。
諸々。

くるんだよね。
かなりね。
堪えるなんて。
もんじゃ無くなりつつあって。
隠しきれやしないんだな。

摩耗して。
疲弊して。
ハッキリ表れるのも。
ボンヤリ滲んでるのも。
色々あって。

そろそろ。
いい加減。
手の打ちようが。
無くなりそうで。
どうにもこうにも。

そんな時は。

そこへ。
その場所へ。
そこしかない。
そこでしかない。
場所へ。

戻ってみる。

戻って。
何も思わず。
感じるままに。
浸って。
震えて。

それが。
そいつが。
それしかない。
それでしかない。
何ものかが。

戻ってくる。

戻って。
何も考えず。
おもむくままに。
手にして。
撃たれて。

その時間が。
そんな時間が。
それだけが。
それのみが。
必要だから。

戻ってみる。

そう。

戻ってみるんだ!



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2013/08/24 Sat *信じるものなど / Roy Buchanan

20130824roybuchanansecondalbum


信じるものなど。
無いけれど。

今日を。
今日という日を。
迎えられたこと。
それが。
当然の様に思えること。

今日を。
今日という日を。
過ごしていること。
それが。
普通の様に思えること。

あれ。
そうか。
そうなんだな。
これって。
凄いことかもなと。

ざわめきの中。
ふと。
音が消え。
色が消え。
そのことに思いを馳せた時。

信じるものなど。
無いけれど。

『Second Album』'73年リリース。
世界最高の無名ギタリストと呼ばれたロイ・ブキャナンの2ndアルバム。
当時の邦題は『ロイ・ブキャナン登場』でした。そう日本ではこのアルバムがデビュー・アルバム。
まぁ、1stアルバムも地味でしたが。この全8曲中5曲がインストのアルバムでデビューとは。
カントリー色が強かった1stよりはブルースに狙いを定めたこのアルバムのが分があると考えたのか。
それにしても。ここまで地味、渋いデビュー・アルバムってのもそうは無いかな。レコード会社の英断に拍手。
ジェフ・ベックが憧れて曲を捧げ、エリック・クラプトンはロイの音源コレクターで。
ロビー・ロバートソンは追っかけで。ローリング・ストーンズはメンバーにと声をかけて断られたと。
しかし。ミックもキースも真剣にロイがオファーを受けると思ってたんですかねぇ。不思議だよなぁ。
とにかく。ミュージシャンズ・ミュージシャンとしての逸話に彩られていて。皆、このギターが好きだったんだなと。
ロイと言えばテレキャスター。テレキャスならではのあのトーンでブルースを弾きまくってます。
そう。弾きまくってるんです。地味、渋いって言ってますが。弾いてるんです、弾き倒してるんです。
(そう言えば。ゲイリー・ムーアもロイの信奉者で。カヴァーもやってたな・・・)
だけど。やっぱり地味で渋くて・・・枯れた味わいがあって。この味わいに皆、魅了されたんでしょうか。
どんだけ弾いても。声高にならない、煩くならない。そこにロイの真骨頂があるのかもしれません。
あと。このアルバムにも「Thank You Lord」ってナンバーがあって。決して宗教臭くは無いのですが。
なにものかを信じて、感謝して。道を歩んでる様な佇まいが感じられて。背筋が伸びる思いをさせられたり。
その真直ぐさ、真摯なところに惹かれる時があるのかもです。それがロイ自らを追い詰めた感もありますが・・・

信じるものなど。
無いけれど。

今日を。
今日という日を。
終えられること。
それが。
当然の様に感じられること。

今日を。
今日という日を。
過ごせたこと。
それが。
普通の様に感じられること。

あれ。
そうか。
そうなんだな。
これって。
凄いことだよなと。

静寂の彼方から。
ふと。
音が聴こえ。
色が浮かぶ。
そのことに思いを馳せた時。

信じるものなど。
無いけれど。

夏祭りの一日。
今日も。
今年も。
この日があること。
この日を迎えられたこと。

夏祭りの夜。
今夜も。
今年も。
この夜があること。
この夜を迎えられたこと。

信じるものなど。
ありはしないけど。

ふと。
なにものかに。
感謝して。
グラスを奉げてみたくなったり。
そんな時もあるのです。



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2013/08/23 Fri *同好会 / Canned Heat

20130823cannedheat


同好会。
サークル。
どうも。
その呼び名は。
好きじゃなくて。

なんか。
ちょっと。
中途半端な。
響きがあって。
どうなのよと。

どうせやるなら。
とことんやらなきゃ。
どうせ集まるなら。
同じ熱さがなきゃ。
なんて思ったりもして。

まぁ、単に。
群れるのが。
集うのが。
苦手なだけって。
話でもあるけれど。

『Canned Heat』'67年リリース。
米国産ブルース・ロックを代表するバンド、キャンド・ヒートの1stアルバム。
あのモンタレー・ポップ・フェスティヴァルにも出演して好評を博して。
それが追い風になったかこのアルバムもなかなかの売り上げを記録したんだとか。
元々はブルース・マニアの大学生達の同好会での出逢いからスタートしたキャンド・ヒート。
ボブ・ハイトとアル・ウィルソン。中心メンバーのこの2人は特にディープなコレクターだったとか。
(アルは、あのヴェンチャーズのドン・ウィルソンの弟だったりします・・・)
当然の様に。このアルバムの大半はブルースのカヴァーってことになりますが。
選曲はそこまでマニアックではなく、オーソドックスかなって感じもしますが。そのアレンジとかが。
オリジナルに取り込まれた要素も含めて。マニアならでは、コレクターならではの細かい拘りがあって。
細部まで練って。こんなの誰も知らないだろう、気づかないだろう、思いつかないだろうと。
したり顔でニヤニヤ笑ってる顔が思い浮かんだりします。だからなぁ、この手の奴等ってのは・・・好きだけど。
興味深いのは。そうやって拘って、練って、仕込めば仕込むほど。独自のサウンドになっていて。
焦がれていただろう、近づきたかっただろうブルースとは、似てるようで非なるものになっているところで。
まぁ、これは非黒人がブルースをやる時に誰もがぶつかる壁なんでしょうが。“本物"にはなれないってとこで。
キャンド・ヒートの場合、研究熱心な故に。そのどこまでも“同好会”な限界も却って鮮明になっちゃったと。
だけど。鮮明になったからこそ。ブルース・ロックならではの、キャンド・ヒートならではの味もあるので。
その味こそが。キャンド・ヒートにとってのブルースだったと言えなくもないかな。面白いし癖にはなるし。

同好会。
サークル。
やっぱり。
その呼び名は。
好きになれなくて。

なんか。
どこまでも。
トーシロな。
匂いがあって。
どうなのよと。

どうせやるなら。
徹底的にやらなきゃ。
どうせ集めるなら。
プロ集団にならなきゃ。
なんて思ったりもして。

単に。
群れるのが。
集うのが。
苦手なだけって。
話ではなくて。

遊びじゃないんだから。
同好会的じゃ。
サークルみたいじゃ。
困るだろ。
話にはならないだろ。

そうは思うのだが。
時に。
素人故の熱気だったり。
プロじゃない視点だったり。
そんなものが風穴を空ける。

稀に。
そんな時もあって。
そこから動き出したりもして。
それはそれで使えるかな。
これはこれで美味しいかなと。

停滞したな。
澱んでるな。
飽きてるな。
そんな時には新鮮で。
蘇るきっかけにはなると。

その。
響き。
匂い。
好きじゃないけど。
時には面白いし味にもなると。


同好会。
サークル。
どこまでも。
その呼び名は。
好きにはなれないけれど(苦笑)。



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2013/08/22 Thu *助けは人の為ならず / Eric Clapton

20130822rainbowconcert


誰の為って?
それは・・・ねぇ・・・

どう見ても。
どう考えても。
行き詰ってる。
困ってる。
上手くいってない。

それを。
そのままに。
見ぬふり。
知らぬふり。
するのもどうにも。

気持ちよくない。
居心地もよくはない。
ここはひとつ。
こちらから。
声をかけてもいいかもねと。

お手伝いしましょうか?

『Eric Clapton's Rainbow Concert』'73年リリース。
色々な出来事が重なって活動を休止、隠遁状態にあったエリック・クラプトン。
そんなクラプトンを再び表舞台に出そうとピート・タウンゼンドが発起人となって。
ロン・ウッドやらスティーヴ・ウィンウッドらが集結して行われた復活コンサートのライヴ・アルバム。
20年ほど前に拡張版でリイシューされましたが。元はこの6曲収録のアナログ盤でした。
復活コンサートと書きましたが。主役であるクラプトンは本調子ではなくて。
そりゃ丸々二年ほど引き籠って。酒と薬と女の娘の生活をしてたらしいので。そう簡単にはねぇ。
だいたいクラプトンって人はどうにも繊細で。何かにつけてすぐ傷ついて。すぐ何かに依存しちゃう人だったので。
クリーム解散して。ブラインド・フェイス結成するも。方向性定まらずに。敢無く解散。
ドミノス結成するも。盟友であるデュアン・オールマンが亡くなったこともあり、ドミノスも解散。
でもって。親友ジョージ・ハリソンの当時の奥さんだったパティ・ボイドへの思いも募るばかりで断ち切れなくてと。
それで創作意欲も失って紫煙の中で悶々としてたと。このままじゃいかんと立ち上がったのがピートだったと。
まぁ、ピートにしろロンにしろウィンウッドにしろ。それだけの面子をほっておけないいて気持ちにさせる。
そんなものがクラプトンにあったってことなんでしょうね。それだけクラプトンのギターってのは凄かったんだろうな。
ここら辺は。やはり。ミュージシャン同士じゃないと解らない魅力、凄さってものがあるんでしょうね。
このまま腐らせたり、失わせたりしちゃならないと。それはロック界にとっても損失だと。そんな思いもあったのか。
ピートも、ロンも、ウィンウッドも。真直ぐに全力で支援、クラプトンを助けているのが印象的です。思いが通じたか。
クラプトンのギターも巷間言われるほど悪くはないかなと。甘いかな。ヴォーカルは痛々しくさえありますが・・・
ロンの好サポートが特に評判になって。その人柄も含めて名を上げたって話もあったかな。

誰の為って?
それは・・・まぁ・・・

どこから見ても。
どう考えたところで。
打開はできない。
迷ってる。
上手くはいかない。

これを。
このままに。
知らぬ。
存ぜぬで。
すませるのもどうにも。

収まりがよくない。
心持もよくはない。
ここはひとつ。
こちらから。
手を貸してももいいかもねと。

お手伝いしましょうか?

困ってる。
迷ってる。
上手くはいかない。
解ってて。
承知の上で。

声もかけない。
手も貸さない。
なんてのは。
ちょいとばかり。
男がすたりもするだろう。

だから。
ここは。
ひとつ。
こちらから。
申し出てみますかね。

お手伝いしましょうか?

誰の為って?
それは・・・まぁ・・・

こっちも。
商売。
目がある話。
美味しい話。
だからではあるけれど。

共に。
成し遂げたい。
見届けたい。
その気持ちに。
偽りはない・・・と思います(笑)。



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2013/08/21 Wed *多種多様 / Cockney Rebel

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様々に。
数多く。
集ってくる。
蠢いている。
纏まっている。

その。
多種で。
多様な。
顔ぶれこそが。
魅力で。武器で。

それは。
変わりはないと。
思うのだが。
中に入ってみると。
意外とね。

多種多様。
その個性。
その多義性。
活かし続ける為には。
何かが崩れ始めてる。

『The Human Menagerie』'73年リリース。
才人スティーヴ・ハーリー率いるコックニー・レベルの1stアルバム。
当時の邦題が『美しき野獣の群れ』だったとか・・・グラムですねぇ。
ハーリー、デビュー前はジャーナリストの職にありながら大道芸人もやってたとか。
そんなハーリーならではの世界観をロックで表現する為に結成されたのがコックニー・レベルでした。
その為にオーディションを行って。電気ヴァイオリン奏者も含むメンバーを集めたんだとか。
その拘った世界、サウンド。哀感漂い、耽美的であり、退廃的でもありと。
その香り故か。地元英国を始めとして欧州ではかなりの人気を博したとか。そうだろうなぁ。
メロディーはポップなナンバーも、どこか翳りがあって少しひねくれていて。実に英国的、欧州的ですからね。
ここらを受け入れられるかどうかで。好き嫌いが分かれるかな。自分は大好きなんですけどね。
「Sebastian」なんて美しい哀愁漂う名曲で。琴線に触れ、胸に募るものが尽きません。
その「Sebastian」を始めとして人命をタイトルに含むナンバーが数曲あって。
アルバム・タイトルも人間動物園(サーカス)ってところですから。多種多様な人間社会の悲喜こもごも。
それこそがハーリーの描きたかった世界なのかなと。まさにジャーナリスティックでシアトリカルで。
今も司会や芝居の世界で活躍しているハーリーらしいなと思います。
次作の制作後にハーリー以外のメンバーは殆ど脱退。バンド名にもハーリーの名前が冠されてと。
当然の帰結とは言え、徐々にソロ・プロジェクト化してしまったコックニー・レベル。
ハーリー以外のメンバーの存在、その個性の多義性を感じられた数少ないアルバムと言えるかもしれません。

様々に。
数多く。
集ってはいる。
蠢き続けてはいる。
纏まってはみせている。

そう。
多種で。
多様な。
顔ぶれであること。
確かに。違いなく。

それは。
変わりはないけれど。
思うほどには。
機能しなくなっている。
意外だが。

多種多様。
その個性。
その多義性。
再び輝かせる為には。
何かが欠けている。

多種であること。
多様であること。
多義であること。
個性に溢れていること。
素晴らしく。

なんだけど。
多いが故に。
その思うところ。
その目指すところ。
一つになれなくて。

思うところ。
目指すところ。
それまでも。
あまりにも。
多くなり過ぎてる。

多種多様。
その素晴らしさ。
裏返しの。
その脆さ。
目の当りにしている。

なんとかね。
少しでも。
活かし続ける。
再び輝かせる。
力になれればとは思うのだけれど。

取敢えず。
流れを整理して。
低きに流れるのを堰き止めて。
その辺りから。
大きなお世話かもしれないけどさ。

その。
個性。
多義性。
多種多様。
好きだからね。



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2013/08/20 Tue *十年 / Ten Years After

20130820goinhome


十年。

十年前。
その頃には。
まさか。
この様に。
なるなんて。

思いもしなかった。
思ってもみなかった。
生来の。
根無し草にして。
風来坊。

なによりも。
天邪鬼で。
我侭で。
飛びっきりの。
エゴイスト。

それが。
こんな気持ちを。
抱く様になるなんて。
そんな場所や相手が。
できるなんてね。

『Goin' Home !』'75年リリース。
アルヴィン・リー率いるブリティッシュ・ブルース・ロック・バンド、テン・イヤーズ・アフター。
そのテン・イヤーズ・アフターの'68年~'70年の音源から編集されたベスト・アルバム。
目玉はレーベルを超えて収録された伝説のウッドストックでの「I'm Going Home」だったのかな。
今じゃすっかり過去のバンド、過去の人のテン・イヤーズ・アフター、アルヴィン・リーですが。
自分のちょっと上の世代のロック・ファンにとっては特別なバンドで、ギター・ヒーローだったんですよね。
アルヴィンの速弾きは凄いんだぜって。色んな人に散々聞かされた記憶があって。
それも必ず皆判で押した様にウッドストックの「I'm Going Home」は聴かなきゃ駄目だって話で。
なんか。実際に聴く前に耳たこ状態になっちゃって。すっかり聴いた気になっちゃて。
本当に聴いたのは随分後になってからだったんじゃないかな。それこそすっかり忘れた頃に思い出した様に。
勝手にイメージが出来上がっちゃってたこともあって。初めは、あれっと。こんなものなのと。そんな感じで。
そんなに速くもないし。なんか同じ様な感じの曲ばっかりだしと。まぁ、その辺りは今もあまり変わってなくて。
だけど。聴きつづけると。癖になると言うか。惹きつけられると言うか。引力の様なものは確かにあって。
それはアルヴィンのひたむきで一途な熱量みたいなもので。その正直さ、熱さに焦がされる瞬間はあって。
その集大成が結局ウッドストックの「I'm Going Home」で。その爆発による瞬間最大風速に皆やられたんだなと。
結局、そのバンド名に込められた願いも叶わずに10年も持たずに解散してシーンから姿を消しましたが。
「I'm Going Home」その1曲、その熱演を伝説とした。それだけでも十分な存在証明だったのだと思います。

十年。

十年後。
その頃も。
変わらずに。
同じ様に。
いるのかな。

根を張って。
風にも乗らず。
思いもしなかった。
思ってもみなかった。
この状況を。

天邪鬼なりに。
我侭なエゴイストなりに。
それなりに。
受け入れたまま。
楽しんでいるのかな。

そうだな。
この気持ちを。
抱き続けたままで。
そんな場所や相手を。
思ったままなのかな。

十年。

十年後なんて。
わかりはしない。
十年前だって。
わからなかったんだから。
わかっても困るしな。

十年。

十年なんて。
あっという間で。
長くもあって。
流れてはいけるけど。
続けるのは難しくて。

どうなってるか。
どうしているか。
その時が来たら。
思い返してみれば。
それでいいかな。

さぁ。
今は。
今日は。
今日も。
速く家へ帰ろう!



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2013/08/19 Mon *蒼く / Jeff Beck

20130819wiredukorg


蒼く。
奔れ。
切り裂け。
吹き抜けろ。
吹き抜けていけ。

この。
街の。
空気の中を。
貫いて。
どこまでも。

その。
刃を。
光らせ。
輝かせて。
照らしだせ。

蒼く。
どこまでも。
蒼く。
その蒼さで。
断ち切っていけ。

『Wired』'76年リリース。
『Blow By Blow』に続くジェフ・ベックのインスト・アルバム第二弾。
マックス・ミドルトンは引き続いて参加しているものの。
やはり鍵となっているのはシンセサイザーを弾きまくってるヤン・ハマーの存在で。
時にツイン・リードかよ、と思わせるほどのその鋭さでベックを大いに刺激しています。
こうして刺激を受けた時には倍返しでお礼するのがベックの流儀なので。
これでもかってくらいに。実に切れ味鋭く、そしてベックならではの個性全開で対応し弾きまくっています。
かなり超絶的で。大変なんじゃないかと思うのですが。そこはベックですからね。楽しんでるんだろうなと。
大体がギター弾くか、自動車いじるかしか楽しみがなさそうなベックです。ほっておいても楽しむんでしょうが。
独り遊びになっちゃうと聴いてても面白くないんですが。誰かと遊んでる時はその楽しさが伝わってきます。
気難しい職人肌のベックです。その職人芸を究極にまで披露してもらうにはその気にさせなきゃならなくて。
実はベックも、その気にさせられるのを待っていて。ハマーにその気にさせられて。楽しんじゃってるんですね。
勿論、そんな気儘で傍若無人なベックをさり気なく下支えしてくれるミドルトンの懐の深さあってこそって気も。
まぁ、ベックはそこまで気が回ってはいないだろうな。そうでなきゃ、こんなギターは弾けないか。
ベックとハマーの鬩ぎ合い。それが『Blow By Blow』とは異なる緊張感を生んでいて。昔は少し苦手でしたが。
ここ十年くらいかな。その緊張感を孕んだうえでの疾走する感覚に心地良さを覚える様になりました。
ベックとハマー、二人だけによる「Blue Wind」なるナンバー、そしてこのジャケット。その“蒼さ”が爽快です。

蒼く。
迸れ。
溢れ出せ。
駆け抜けろ。
駆け抜けていけ。

この。
街の。
澱みの中を。
貫いて。
どこまででも。

その。
刃を。
研ぎらせ。
煌かせ。
炙りだせ。

蒼く。
どこまでも。
蒼く。
その蒼さで。
連なっていけ。

蒼く。
蒼く。
どこまでも。
どこまででも。
蒼く。

その。
蒼さ。
奔る時。
滾る時。
何かが震える。

その。
蒼さ。
輝く時。
煌く時。
何かが蠢く。

蒼く。
蒼く。
どこまでも。
どこまででも。
蒼く。



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2013/08/18 Sun *脱ぎ捨てる / Be-Bop Deluxe

20130818bebopdeluxe


あれも。
これも。
なにもかも。
思い切って。
脱ぎ捨てる。

あれも。
これも。
なにもかも。
必要ないと。
決めてしまう。

そうすれば。
身軽になれる。
なにもかも。
そんなものだと。
思い定めてしまう。

できればね。
どんなにか。
楽だろうと。
解ってるんだけど。
解っててもね。

どうしても。
脱ぎ捨てられない。
決められない。
思い定められない。
ならば。

いっそ。
斧でも。
振るって。
無理にでも。
削いでしまおうか。

『Axe Victim』'74年リリース。
ミック・ロックによる骸骨ギターのジャケットも印象的なビー・バップ・デラックスの1stアルバム。
当時の邦題は『美しき生贄』でした。まぁ、神秘的な雰囲気を纏わせ、漂わせることにはなってるかな。
リーダーのウィリアム(ビル)・ネルソンの嗜好か。内ジャケにはジャン・コクトーの詩が載っていたりして。
耽美的、退廃的。もろにグラム・ロックって感じですが。そのサウンドは存外にハードだったりします。
ネルソン自身も。よりポップなサウンドを求めていたらしく。このアルバム以外はグラム・ロックでは語れないかな。
まぁ、そもそもグラム・ロックなんてジャンル自体が、特定のサウンドを指していたわけではないみたいですし。
英国ではグリッター・ロックと呼ばれて。メイクしたり、コスチューム着てれば何でもグリッター・ロックだったと。
パブをサーキットしていれば何でもパブ・ロックってのと相通じるものがあったりして。それは違うか。
さて。ビー・バップ・デラックス。そのサウンドをハードにいてるのはネルソンのギターで。弾いてるんですよね。
それこそジミヘンがアイドルだったんじゃないかなって思わされるくらいです。久し振りに聴いて改めて感じました。
で、ハードに弾いてるのにクールなんですよね。なんか余計なものが何も無いって感じかな。
ストリングスを配した流麗なナンバーもありますが。全体的に明るくなり過ぎないのはそのギターによるものだと。
それが自然に生み出されたものなのか、計算された結果だったのか。そこは解らないのですが。
骸骨ギターの如く。あれも。これも。なにもかも。思い切って脱ぎ捨てた、削ぎ落とした結果なのかなと。
故に。そのギターと共にメロディーがグラム云々抜きにして、真直ぐに届いてくるところがね、好きかもです。

あれも。
これも。
なにもかも。
脱ぎ捨てたいのに。
できない。

あれも。
これも。
なにもかも。
必要ないと決めたいのに。
できない。

そうすれば。
身軽になれるし。
なにもかもそんなものだと。
思い定めたいのに。
できない。

できればね。
すぐにでも。
楽になれると。
解ってるんだけど。
解っててもね。

どうしても。
脱ぎ捨てることも。
決めることも。
思い定めることも。
できない。

ならば。
斧でも。
振るって。
無理にでも。
削いでしまおうか。

何も考えず。
一思いに。
振りおろし。
あれも。
これも。
なにもかも。

削いでしまえば。
脱ぎ捨てられるか。
必要か。
考える必要もなくなる。
身軽になって。
そんなもんになってしまう。

そいつが。
手っ取り早いと。
それしか。
ないと。
解ってるんだけど。
解っててもね。

脱ぎ捨てる。

その最初の一振りが難しい。



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2013/08/17 Sat *装着 / T.Rex

20130817erectricwarriorukoriginal


装着でも。
蒸着でも。
チェンジでも。
変身でも。
何でもいいから。

鎧でも。
身につけないと。
外の熱気は受けつけず。
内は冷気に満ちている。
それだけでもいいから。

日本が。
温帯でなく。
熱帯に変わったのなら。
住んでるこっちだって。
変われなきゃ堪ったもんじゃない。

だから。
硬くて。
冷たくて。
できれば。
カッコいい。
そんな鎧を。
装着させてくれ。

『Electric Warrior』'71年リリース。
バンド名をティラノザウルス・レックスからT.レックスに改名して2枚目となるアルバム。
当時の邦題が『電気の武者』だそうで。電気の鎧を装着して見事に変身を遂げたT.レックスです。
ここからボラン・ブギーに乗っての快進撃、T・レクスタシー旋風を巻き起こすことになるのです。
いやぁ、いつ針落としても。痛快で爽快で愉快で。なかなかこの三拍子が揃うってのもないよなと。
キッチュで、マジカルで。そしてポップなボラン・ブギー。一度、その虜になると離れられません。
決して長続きはしないんですけどね。何回も繰り返して聴いてるうちに飽きたりもして。暫く聴かなくなるんです。
でも気づくとまた手に取って針を落として聴きつづけて。で、また飽きて。でも、忘れ去ることは決してなくて。
甘味料や合成着色料やなんやらたっぷりの駄菓子屋のお菓子みたいなものなんだろうな。
ブローニュの森で魔女に会って変身したって話もありました(その時に30歳まで生きられないと言われたとも)。
実際はドラッグで駄目になったパートナーのスティーヴ・クックに見切りをつけて。ミッキー・フィンと組んで。
ベースやドラムスも加えてバンド編成にして。プロデューサーにトニー・ヴィスコンティを起用して。
そしてそして。マーク・ボランがアコギをエレキに持ち替えたら奇跡が起こっちゃったんですよね。
よく聴くと。このアルバムでは。未だ楽曲の骨格はティラノザウルス・レックス時代の残り香が微かにあるのです。
でも。それがフォーキーにならずに。エレクトリックなブギー、ロックンロールとして鳴り響いてるんですよね。
ボランにとってエレキは、電気の鎧は、それこそ変身ベルトみたいな役割を果たしたのだと思います。
それにしても。「Get It On」のカッコ良さったらないな。これ聴いて、癖にならなかったら嘘だよなぁ。

装着でも。
蒸着でも。
チェンジでも。
変身でも。
何でもいいから。

鎧でも。
身につけないと。
外なんか歩けやしない。
いつもの店まで。そこまで。
それすら危険なんだから。

日本は。
温帯でなく。
熱帯に変わったんだから。
身を守る術だって。
変えられなきゃ堪ったもんじゃない。

だから。
硬くて。
冷たくて。
できれば。
カッコいい。
そんな鎧を。
装着させてくれ。

そうさ。
熱にも雨にも負けず。
快適で。軽快で。
できることなら。
カッコもいい。
そんな鎧を。
装着させてくれ。

装着の。
変身の。
ポーズなら。
考えるから。
カッコいいの。
いつも。
考えてるから。

装着の。
変身の。
アイテムなら。
スマホかな。
否、やっぱりさ。
そこはさ。
ベルトじゃないかな。

とにかく。
身を守るもの。
装着させてくれなきゃさ。
外へなんか出ないからね。
何処にも行かないからね。

装着!



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2013/08/16 Fri *この夏の憂鬱 / RC サクセション

20130816covers


ねぇ。
聞いておくれよ。
もう。
大変なんだな。
困ったもんなんだな。

ねぇ。
そう思うだろう。
もう。
馬鹿みたいに暑いし。
何もかも面倒になるし。

ねぇ。
それだけじゃなくてさ。
そう。
あっちでも。こっちでも。
嫌な風が吹き始めてるじゃないか。

ねぇ。
そう思わないか。
ほら。
あっちからも。こっちからも。
このままじゃ息がつまりそうじゃないか。

この夏の憂鬱。

『Covers』'88年リリース。
一旦は素晴らしすぎて発売を見送られたRCサクションのカヴァー・アルバム。
いつの世も。真に素晴らしい表現ってのは“ある種”の人々には脅威足りえるのですね。
発売中止の広告が載った朝刊を目にした時のことは未だに鮮明に覚えています。
そこから大騒動になって。古巣であるキティの英断で無事に発売されたものの清志郎の怒りは収まらず。
後に『コブラの悩み』としてリリースされた野音に居合わせましたが。清志郎の怒りのパワーは凄まじかったです。
RC、清志郎のライヴはそれなりの回数観ていますが。やっぱりあの野音が今でも一番強烈に焼き付いてます。
おかしいなと思ったら、間違ってるなと思ったら。そのままにしちゃいけない、黙ってちゃいけないんだと。
理不尽な思いをさせられたり、潰されそうになったら。引き下がっちゃいけない、闘わなくちゃいけないんだと。
そんな真っ当で、当たり前で。大切で。でもその実。勇気のいることを清志郎は身を以て教えてくれたのです。
あまりにも。反核、反原発のイメージが独り歩きする様になってしまって。カヴァー・アルバムとしての魅力が。
清志郎の豊かな想像力や、詩の素晴らしさが。限られた範囲でしか語られないきらいがあるのは残念ですが。
それだけ。このアルバムでの清志郎の歌の力が如何に大きかった証でもあるのでしょうね。
逆説的に言えば。「ラヴ・ミー・テンダー」も「サマータイム・ブルース」も歌われなくなる、忘れ去られてしまう。
そんな時代が来ること、そんな世界を作ること。それこそが理想なのでしょうが。それはまだまだ遠い未来で。
まだまだ歌い継いでいかなきゃならないみたいで。その事に。時に絶望して諦めてしまいたくもなるのですが。
この夏の熱気の中。嫌な風を感じる度に。それじゃ駄目だと。敵わないまでも諦めたらそこで終わりなんだと。
このアルバムに針を落として。清志郎に、ボスに背中に蹴りを入れてもらっているのです。
自分も限られた範囲で語ってしまったな。当然。最高に御機嫌なRCのロックンロール・アルバムでもあります。

ねぇ。
止めにしちゃおうか。
もう。
大変だしさ。
どうにも困っちゃったし。

ねぇ。
そう思うだろう。
もう。
この暑さは殺人的だし。
何もかも億劫になるし。

ねぇ。
それだけじゃなくてさ。
そう。
あっちでも。こっちでも。
嫌な空気が支配し始めてるじゃないか。

ねぇ。
そう思わないか。
ほら。
あっち見ても。こっち見ても。
袋小路で逃げ道なんか無いんじゃないか。

この夏の憂鬱。

あのさ。
これでもさ。
それなりに。
俺なりには。
頑張ってきたんだ。

なんとかさ。
それでもさ。
震える膝に力を込めて。
立ち向かってきたんだ。
闘ってきたんだ。

でもさ。
もうさ。
暑さの中で。
立眩みがするんだ。
頭痛が治まらないんだ。

嫌な風に吹かれて。
嫌な空気に包まれて。
寄ってしまいそうなんだ。
巻かれてしまいそうなんだ。
諦めてしまいそうなんだ。

この夏の憂鬱。

こいつは。
ちょいとばかり。
しつこくて。
手強くて。
挫けてしまいそうで。

それでも。
なんとか。
両膝に手をついて。
顔を上げて。
目を逸らさずに、機を窺ってる。

この夏の憂鬱。

諦めるわけにはいかないからさ!



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2013/08/15 Thu *草臥れても / Teardrops

20130815rakugaki


こんなに早く。
こんな形で。
おさらばだなんて。
お別れだなんて。
あんまりで。

悔しくて。
腹立たしくて。
苦しくて。
もちろん。
悲しくて。

虚報だったら。
冗談だったら。
からかわないでと。
笑って済ませられたら。
どんなにいいかと。

でも。
どうやら。
本当らしい。
おさらばらしい。
お別れらしい。

『らくがき』'89年リリース。
山口冨士夫、冨士夫ちゃん率いるティアドロップス。
そのティアドロップスの2枚目のアルバムにしてメジャー・デビュー・アルバム。
おいおいいいのかよ。東芝EMIもいい読経してるなとか。冨士夫ちゃんにメジャーは似合わないとか。
色々口にしつつも。ついに本物が、傑物が表舞台に出て行くんだった期待感と興奮があって。
どんなもんだいと。腰抜かして座りションベン漏らすなよと。自分のことじゃないのに自慢してました。
当時。兎に角なんだか忙しい頃で。いろいろな摩擦とか軋轢もあったし。とにかく尖がりまくってたので。
そんな中で。なんとか時間作って手に入れたこのアルバムの、冨士夫ちゃんのギターと歌声が。
その妥協を許さない尖がってるところ、激しいところがね。ヒリヒリするぐらいに身に沁みて。痺れたのでした。
ティアドロップスの1stも、『ひまつぶし』も聴いてたけど。厳しい季節の最中に出会ったからか。
その頃はこのアルバムばかりを浴びる様に聴いてたな。本当にカッコ良かったし、どんだけ救われたか。
A面頭の「ノックアウト・シャットアウト」とB面頭の「瞬間移動できたら」がシングルにもなっただけに頭抜けてて。
この2曲だけで冨士夫ちゃんのギタリストとしての凄みは十二分に感じられる。感じれらない?さようならだな。
「うまくダマしたつもりかい?」の怒り、「Nowhere Man」の切なさ、「Talk To Me Baby」の温かさと愛しさ。
そのどれもが冨士夫ちゃんの魅力。そして「皆殺しのバラード」で歌われる強い意志と固い覚悟に。
冨士夫ちゃんの冨士夫ちゃんたる由縁があります。本気で闘って、生きてなきゃ。こんなロックはできません。
そしてティアドロップスとしての魅力は。その傍らに青木真一、青ちゃんがいたから生まれたものでもあります。
シンプルなロックンロール「その点Shakin'」で発揮されるその飄々とした存在感。なくてはならないものなのです。
解散後は音信不通だって話でしたが。青ちゃん、冨士夫ちゃんのこと聞いたかな、再会できたのかな・・・

こんなに早く。
こんな形で。
おさらばだなんて。
お別れだなんて。
あんまりで。

悔しくて。
腹立たしくて。
苦しくて。
もちろん。
悲しくて。

虚報だったら。
冗談だったら。
からかわないでと。
笑って済ませられたら。
どんなにいいかと。

でも。
どうやら。
本当らしい。
おさらばらしい。
お別れらしい。

何てこった。
何てこった。
本当に。
何てこった。
どうすりゃいいんだ。

勝手だけど。
何の根拠も無いけど。
また聴ける。
また観れる。
また会える。

思ってた。
感じてた。
信じてた。
そう。
信じてたのに。

取敢えず。
聴きつづけよう。
叫び続けよう。
闘い続けよう。
遠く及ばなくても。

草臥れても。
草臥れ果てても。
聴きつづけよう。
叫び続けよう。
闘い続けよう。

草臥れても。
草臥れ果てても。
騙されやしない。
契約なんかしない。
手土産なんか持ってかない。

冨士夫ちゃん、ありがとう。



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2013/08/13 Tue *黒魔術でもなんでも / Magic Sam Blues Band

20130813blackmagic


あぁ。
この咳が。
止まるのなら。
この熱が。
抜けてくれるのなら。

そう。
崩れっぱなし。
狂いっぱなし。
そんな調子が。
元に戻ってくれるのなら。

どんな。
薬だって飲むだろう。
どんな。
治療だって受けるだろう。
なんとかしてくれるなら。

それが。
例えば。
いけないことでも。
禁断の何かでも。
今なら受け入れてしまうだろう。

『Black Magic』'69年リリース。
マジック・サムの2ndアルバムにして遺作となってしまったアルバム。
今ではライヴやら未発表音源やら様々なアルバムがリリースされていますが。
生前には『West Side Soul』とこのアルバム。デルマークからの2枚を遺したのみだったのです。
3rdアルバムの制作も計画されていたらしいのですがサムの夭折により陽の目を見ませんでした。
夭折、僅か32歳ですからね。しかも彗星の様に表舞台に表れて。新たなブルースの地平を切り開くであろう。
『West Side Soul』を聴いた誰もがそう確信したと言う。シカゴ・ブルースの超新星だったんですよね。
ソウル色、R&B色を取り入れて伸びやかに、でもどこまでもブルースだと言う。
この瑞々しい勢いと、綿々と受け継がれてきたものが何の違和感も感じさせないで融合しているところ。
これこそがサムのマジックなのです。明らかに新しんだけれど。これでもかとブルースでもあって。
サムが2枚のアルバムでこの新しい道を示さなかったら。例えばロバート・クレイとかは世に出なかったかもとか。
更に言えばシカゴ・ブルース若手三羽烏だったサム、オーティス・ラッシュ、バディ・ガイ。
そのバディは'80年代の復活以降。サムが示した道を意識している、その意思を継ごうとしているとも思えます。
サムの凄さ、凄みを感じるにはなんと言っても、『Magic Sam Live』が一番だと思われて。
その熱気や迫力ではやや見劣りして。大人しく感じられ。サウンドもやや軽く感じられなくもありませんが。
それでも。ライヴでの迫力を内に溜め込んで色気に変えて吐出す様なサムのブルース。やはりマジックです。

あぁ。
この霧が。
晴れるのなら。
その先が。
見渡せる様になるのなら。

そう。
迷いっぱなし。
乱れっぱなし。
そんな心の理が。
元に戻ってくれるのなら。

どんな。
言葉だって聞くだろう。
どんな。
指示にだって従うだろう。
なんとかしてくれるなら。

それが。
例えば。
あぶないことでも。
禁断の何かでも。
今なら受け入れてしまうだろう。

魔力だろうが。
魔術だろうが。
そうさ。
黒魔術でもなんでも。
なんとかしてくれるなら。

喜んで。
開くだろう。
進み出て。
受け入れるだろう。
なんとかなるものならば。

本音を言えば。
咳も熱も。
どうでもいい。
調子も心の理も。
どうでもいい。
ただただ。
霧が晴れるなら。
見渡せる様になるのなら。
この先が見えてくるならば。
それならば。

黒魔術でもなんでも。
構いはしない。



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2013/08/12 Mon *濁声に憧れて / Howlin' Wolf

20130812howlonwolfmorerealforkblues


自分の声。
好きじゃない。
違和感がある。
と言ったほうが。
より正確かな。

中途半端に。
高くて。
何とも。
頼りないこと。
この上ない。

特に。
録音された自分の声。
ガキの頃。
初めて耳にした時から。
耳についてしかたない。

もっと。
低く。
太く。
頼れる。
迫力があればと。

濁声に憧れて。

『More Real Folk Blues』'67年リリース。
その歌声、濁声の迫力に誰もがひれ伏すハウリン・ウルフ。
そんなウルフのチェスでの初期、'53年~'56年頃の録音を集めて編集されたアルバム。
未だヒューバート・サムリンも参加しておらず、シカゴにも馴染みきっていない。
そんな時期の、プリミティブな、剥き出しのウルフの歌声、叫びが収められています。
A面の頭の3曲がメンフィス、残りがシカゴでの録音。尤もシカゴ録音もメンフィスの残り香が濃厚で。
ここまでラフでダーティなウルフってのは。特にチェス音源では他には無いのではないかと。
どこでどうして。この声を手に入れたのか。やはりウルフの歌声にも魔が憑りついているとしか思えません。
その迫力。その存在感。巨大な岩の如し、動かざる山の如しです。こいつは本当に傑物です。
その傑物と一体になって突き進みぶつかってくるサウンド。それもまた半端ありません。心臓鷲掴みです。
晩年まで洗練などとは無縁だったウルフですが。このアルバム聴くと。チェス後期は少しは上品かななんて。
そんな誤った思いを抱かされる程に、このアルバムのウルフ、その剥き出しのブルースは野生に満ちています。
あぁ、もしブルースを歌うなら。ウルフの様に歌いたい。ウルフの声でブルースを歌いたいと切に思います。
で、ウルフのブルース・ハープが。これがまた何とも荒々しく、生々しくて堪らないのです。
決してリトル・ウォルターの様に巧みではありませんが。ここでのウルフのプレイは一聴の価値十分にありです。
そしてやはりウルフの歌声、その声、その濁声。声量も半端では無くて。マイクもアンプも破壊できそうで。
焦がれてしまいます。ウルフを聴くと。過日のブライアン・ジョーンズの如くに。浮き浮きそわそわしてしまいます。

自分の声。
好きになれない。
違和感が拭えない。
と言ったほうが。
より近いのかな。

中途半端に。
柔らかくて。
何とも。
落ち着かないこと。
この上ない。

特に。
聴かされる自分の声。
ガキの頃。
初めて耳にした時から。
こそばゆくてしかたない。

もっと。
低く。
太く。
頼れる。
迫力があればと。

濁声に憧れて。

そりゃ。
ガキの頃は。
いいこともあったさ。
ボーイソプラノだって。
言われてさ。

可愛がられてさ。
合唱の時は。
女の子の中に。
俺一人。
悪くはなかったさ。

それが。
中途半端に。
声変わりしちゃってさ。
潰そうにも。
潰しきれなくてそのまんま。

だから。
工夫して。
それなりの話術を身につけて。
声は通る様にはしてるけど。
誤魔化しにすぎないもんな。

でも。
ここのところ。
その濁声なんだよね。
風邪には早く退散してほしいけど。
声はさ、このままでもいいかな・・・なんてね。

濁声に憧れて。



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2013/08/11 Sun *散歩もできない / Rufus Thomas

20130811walkingthedog


こう見えても。
歩くのは苦にならないし。
散歩は好きだ。
寄り道もね。
でもさ。流石にさ。

今日はさ。
止めておこう。
この気温。
この陽射し。
身を任せるには厳しすぎる。

あぁ。
それでも。
街へ。
繰り出したい。
散歩したいんだけどな。

だってさ。
この季節。
街中の散歩には。
ささやかな。
楽しみもあるんだけどなぁ(笑)。

その気にならない。
散歩もできない。

『Walking The Dog』'63年リリース。
世界最高齢のティーンエイジャー(?)なる異名をとったルーファス・トーマス。
「The Dog」「Walking The Dog」と続くダンス・ナンバーのヒットを受けて制作されたアルバム。
カーラ・トーマスの父親でもあるルーファス。この時既に40代半ば。父娘、揃ってのスタックス入りでした。
DJとか、ライヴではスタンダップ・コメディアンに近いこともやってたらしく。その煽る様な語り口で人気だったとか。
歌声にもその個性は反映されていて。語る様に、捲る様に、煽る様に乗せていくと。見事なものです。
当然の様に。その魅力はダンス・ナンバーでより発揮され。数々のヒット曲を生むことになります。
(実は意外にも。スロー・ブルースを歌わせても凄いらしいのですが。聴いたことがなくて・・・)
このアルバムも。オリジナル、カヴァー合わせて全12曲。総てダンス・ナンバーです。徹底しています。
カヴァーでは「Mashed Potatoes」「Ooh-Poo-Pah-Doo」そして「Land Of 1000 Dances」なんてのもやってます。
“ドッグ”ってのはダンスのステップで。後の“チキン”ってのもそうでしたが。ルーファス自身が考案したとか?
どんなステップなんでしょうね。ジャケットがその図解なのかな。う~ん。さっぱりわかりません(苦笑)。
まぁ、ステップなんか知らなくても。聴いてるとまんまとルーファスに乗せられて踊りたくなりますが。
ストーンズも、そしてエアロも。その1stアルバムのラスト・ナンバーが「Walking The Dog」でした。
元は犬の散歩の意味でしょうが。それを男女が踊るとどうなるのか。う~ん。やっぱり気にはなるかな(笑)。
それにしても。ストーンズはヒット直後にカヴァーしてたわけで。その嗅覚の鋭さに今更ながら呻らされます。

どう見えても。
歩くのは嫌いじゃないし。
散歩は好きだ。
寄り道もね。
でもさ。流石にさ。

今夜はさ。
止めておこう。
この気温。
この熱気。
身を任せるには危なすぎる。

あぁ。
それでも。
街へ。
繰り出したい。
散歩したいんだけどな。

だってさ。
どの季節も。
夜の散歩には。
なにかしら。
不思議な魅力があるんだけどなぁ。

その気にならない。
散歩もできない。

まったく。
なんとも。
いやはや。
なんとも。
たまらない。

この夏の。
暑さが。
殺人的なのは。
陽射しの強さや。
熱気の高さ。
そのものだけじゃなく。
それらが。
楽しみを奪って。
閉じ込めるからでもあるんだな。

その気にならない。
散歩もできない。

せめて。
御機嫌なレコードに。
針を落として。
リズム刻んで。
ステップでも踏んでいよう(笑)。



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2013/08/10 Sat *季節 / Ike And Tina Turner

20130810outtaseasons


暑いのも。
蒸すのも。
クラクラするのも。
悶々とするのも。
それは総て。

汗かくのも。
止まらないのも。
頭痛いのも。
心定まらないのも。
それは総て。

季節。
この季節。
だから。
だよな。
だから総て。

過ぎれば。
移りいけば。
終われば。
スッキリする。
解決する。

だといいのだが。

『Outta Seasons』'69年リリース。
白塗りのジャケットも強烈な印象を残すアイク・アンド・ティナ・ターナーのアルバム。
この時点で十年選手。幾多のレーベルを渡り歩いてきたアイク・アンド・ティナ・ターナーです。
このアルバムは新興だったブルー・サムへ移籍しての第一弾となるアルバムで。
レーベルのカラーも意識したのか。ブルースへと原点回帰しています。アイクが弾きまくってます。
アイクと言えば。ティナの再ブレイク後はすっかりティナを苛めた最低の暴力亭主ってイメージで。
まぁ、実際に女性関係のだらしなさと、金銭関係のがめつさは相当なものだった様ですが。
ミュージシャン、ギタリストとしては。かなりの才人、達人だったことは知る人ぞ知るところです。
(知る人ぞ知るに止まってるところが問題なんだよなと思いますが・・・)
そのアイクのブルース・ギターが全編に渡ってフューチャーされていて。なんともいい味を出しています。
地味に渋くカッティングしてたりするのですが。いいんですよね。なかなかの名人芸です。
インストもあるのですが。惹き込まれます。アイクのルーツ、本来の志向を窺い知ることも出来そうです。
まぁ、あの“季節”がそれを許さず。勿論アイクの野心もあってロックに接近していったのでしょうが。
このアルバムの様なブルースなアイク・アンド・ティナ・ターナーも好きなんですよね。
とは言え。ティナが歌えば。そこはもう。エロティックでセクシーでと。それは変わることはなくて。
やっぱりティナのこのエロさがあってこそのアイク・アンド・ティナ・ターナーではあります。アイクの絡みも、ね。
その白眉があの「I've Been Loving You Too Long」です。エロさだけでオーティスを凌駕してたりします。
ライヴだとより粘着質で。もろで。それはそれですが。このヴァージョンのより凝縮されたエロさも魅力的です。

熱があるのも。
抜けないのも。
幻影が見えるのも。
煩悩が沸き上がるのも。
それは総て。

いくら冷やしても。
醒めないのも。
幻聴が囁きかけるのも。
劣情に流されそうになるのも。
それは総て。

季節。
この季節。
だから。
だよな。
だから総て。

過ぎれば。
移りいけば。
終われば。
サッパリと。
消えてなくなる。

だといいのだが。

この。
暑さ。
だけでなく。
体も。
頭も。
心も。
もう。
ずっと。
このままじゃないのかと。

それでは困る。
そんな筈はないと。
季節のせいにしながらも。
体も。
頭も。
心も。
もう。
ずっと。
このままでもいいのじゃないかと。

西瓜に。
噛り付きながら。
季節。
なんてものを。
思ってみたりする。



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2013/08/09 Fri *宵越し / Ian Hunter

20130809overnightangels


事にも。
よるけど。
まぁ。
大体は。
一晩寝れば。

忘れられる。
否、忘れちゃう。
大体は。
どんな事も。
その程度。

その程度しか。
起きてないのかって。
思いもするが。
その程度だから。
いいんだろうとも。

ところがさ。
稀にさ。
宵越しでも。
目覚めても。
忘れられない。
消えてはくれない。
そんな事もある。

『Overnight Angels』'77年リリース。
イアン・ハンターの3枚目のソロ・アルバム。
尤もアルバム・タイトルのオーバーナイト・エンジェルスってのはバンド名で。
アール・スリック等も参加したバンドの1stアルバムって意識だったみたいです。
それでもイアン名義になってるのは、レコード会社側の意向なんですかね。
まぁ、イアン・ハンター、モット・ザ・フープルの名前ってのは英国では“効く”でしょうからね。
さて。プロデューサーはロイ・トーマス・ベイカーで。そのせいだけでもないでしょうが。
サウンドだけ聴いてると。そう。クイーンに通ずるものもかなりあるかなと。
イアンもフレディ・マーキュリーも演劇的な、ドラマティックな歌唱を得意とするってとこでは似てるしね。
ロイの狙いはそこだったのかな。でもパンクの時代だし。イアンに求められているものも違うかなと。
イアンはもっと暴力的でロックンロールで。とか言いつつ。イアンの歌い上げるバラードも好きなんですけどね。
イアンって。胡散臭くて、ハッタリ利かせてナンボで。そのくせ、間違いなくリリカルでセンチでね。
その二面性を表すにはバラードも必要かと。ただこのアルバムは、それにしてもサウンドが装飾過多かな。
A面に佳曲が多くて。頭の「Golden Opportunity」なんてのは、なかなかカッコいいロックンロールで。
それこそモットでやっててもいい様なナンバー。続く「Shallow Crystals」で朗々と歌い上げて。
テーマ曲「Overnight Angels」へと。そのドラマチックながら胡散臭さプンプンなところ。いいなぁ、イアンだなぁ。
そもそも“宵越しの天使”なんてタイトル、バンド名。普通はつけないな。そのセンスもね、好きなんです。

時にも。
よるけど。
まぁ。
大体は。
一晩寝れば。

消すことができる。
否、消えちゃう。
大体は。
どんな時も。
その程度。

その程度でしか。
過ごしてないのかって。
思いもするが。
その程度だから。
いいんだろうとも。

ところがさ。
稀にさ。
宵越しでも。
目覚めても。
忘れられない。
消えてはくれない。
そんな時もある。

一晩経った。
目覚めた。
それなのに。
忘れられない。
消すことができない。

未だ。
鮮明に。
未だ。
生々しく。
否、より一層。

迫ってくる。
誘ってくる。
手を伸ばしても。
届かないところで。
笑ってる。

宵越し。
目覚めて。
頭の中で。
天使が。
悪戯っぽく微笑んでる。

やれやれ。



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2013/08/08 Thu *誰だろう?誰かしら? / The Who

20130808thewho


で。
本当のところ。
必要なのは。
誰だろう?
誰かしら?

よく。
考えて。
選ばないとね。
肝心要だからね。
失敗できないし。

でも。
ハードル上げ過ぎて。
誰も来ないんじゃ。
それはそれで。
根本的に困るし。

スペックと。
懐事情と。
バランスと。
市場競争力と。
いろいろ考慮して。

で。
本当のところ。
必要なのは。
誰だろう?
誰かしら?

『The Who』'68年リリース。
ザ・フーのオランダで編集されたアルバム。
所謂ヒット曲は「I'm A Boy」が収録されているのみで。
初期の知る人ぞ知る名曲、名演集と言った趣が強いアルバムです。
ピート・タウンゼンド以外の3人のメンバーによるナンバーやカヴァーも収められていて。
ピートによるナンバーがやはり素晴らしいものの、それぞれの個性が感じられて面白いです。
リリカルなピート、ダークなジョン・エントウィッスル、キッチュなキース・ムーン、ヤンキーなロジャー・ダルトリー。
ヒット曲であるとか、ないとかに関係なく。本当に捨て曲、駄曲ってのとは無縁だったのだなと思わされます。
唯一のカヴァーである「Heatwave」の疾走感からはその高い演奏能力も十分に伝わってくるし。
ピート、ジョン、キース、ロジャー。この4人は本当に適材適所、奇跡的な組み合わせだったのだと感じます。
伝説によると。キースは、俺の方が上手く叩ける、バンドに合ってると豪語して。他の3人の前でぶっ叩いて。
オリジナル・メンバーだったドラマーの位置を奪ったってことですが。それも頷けるよなと。
他の誰でもない。ザ・フーのドラマーはキースしかいないんですよね。ケニー・ジョーンズも違ったし。
ザック・スターキーも頑張ってるけど。やっぱりねと。ミッチ・ミッチエルなんかはタイプが似てる気もしますが。
ピート、ジョン、キース、ロジャー。この4人こそがザ・フーなんですね。なんのかんので活動再開してますが。
ピートの中ではキースの死と共に終わってるんだろうなと。勿論、今のライヴも素晴らしいんですけどね。
どこかにピートの諦念を感じるのは感傷的に過ぎるのかな。ロジャーは・・・あまり考えて無さそうだけど(苦笑)。

で。
実際のところ。
必要なのは。
誰だろう?
誰かしら?

よく。
慮って。
入れないとね。
肝心要になるからね。
失敗は許されないし。

だから。
譲れない線は引かないとね。
誰でもウェルカムってのは。
それはそれで。
根本的にあり得ないし。

スペックと。
懐事情と。
バランスと。
市場競争力と。
いろいろ考慮して。

で。
実際のところ。
必要なのは。
誰だろう?
誰かしら?

適材適所。
足りないところを補完して。
欲しいところを補強して。
組合せによる効果も期待して。
奇跡が生まれる様にと。

そうは。
なにもかも。
上手くいかなかも。
知れないが。
目指すところは変えられないから。

誰だろう?
誰かしら?
焦らず。
機を逃さず。
見つけよう!



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2013/08/07 Wed *王道 / Free

20130807higwayukoriginal


誰が。
なんと言おうと。
誰が。
どう動こうと。
関係ない。

誰が。
なにを言おうと。
誰が。
どう思おうと。
知ったことじゃない。

正しいものは。
確かなものは。
ここに。
こちらに。
あるのだから。

それを。
解ってる。
知ってる。
信じてる。
胸を張っていられれる。

それだけでいい。

『Highway』'70年リリース。
フリーの4thアルバム。同年2枚目のアルバム。
そんな時代だったとは言え。創作意欲に溢れていたんだろうなと。
で、その創作意欲やら情熱やらを巧くコントロールできずに短命に終わってしまったと。
再結成を除けば。デビュー3年目にして4枚目のこのアルバムが最後のオリジナル・アルバムですからね。
デビュー時には全員が十代、このアルバムの時点でも20歳そこそこ。無理もなかったのでしょうが。
同時に。そのブルージィーでソウルフルでヘヴィーなサウンドを耳にすると。
その若さで、ここまで到達してしまったことの凄さを改めて思い知らされるのです。とんでもないなと。
このアルバム、「All Right Now」の様なキャッチーなナンバーが収録されていないので。
一聴すると渋い、地味でもあるんですが。それがじわじわと沁みてくるんですよね。堪らないな。
一説では。この頃メンバー、特にポール・ロジャースやアンディ・フレイザーはブルースだけでなく。
より幅広く米国音楽に興味を持ちだしていたそうで。確かに、その間やメロディーにスワンプな感じもあって。
それをフリーならではの重心の低さで鳴らされ、揺らされると。そりゃぁ、もうね。なんとも心地良いのです。
まぁ、ポール・コゾフなんかはブルースから離れ過ぎだ、ギターの出番が少ないってお冠だったみたいですが。
でもそのぶつかり合いの緊張感もあってか「The Stealer」とか「Love You So」でのプレイは素晴らしいし。
メンバー間でガチンコでやりあってるからこそ、ロックに対する真摯な姿勢が歌やサウンドに表れていて。
この真っ当さ、故の気持ちの良さ、それこそが王道とも言うべきもので。そのフリーの真っ正直さが好きなのです。

誰が。
なんと言ってこようと。
誰が。
どう仕掛けてこようと。
関係ない。

誰が。
なにを言ってまわろうと。
誰が。
どう策を弄しようと。
知ったことじゃない。

正しいものは。
確かなものは。
ここに。
こちらに。
あるのだから。

それを。
解ってる。
知ってる。
信じてる。
胸を張っていられれる。

それだけでいい。

それだけの。
ものがあれば。
それだけの。
ものさえあれば。
進んで行ける。

例え。
何度か阻まれようと。
回り道をさせられようと。
いつかは。最後は。
この道を歩いて、進んで行ける。

その思いを。
解ってる。
知ってる。
信じてる。
共にしている。

そんな人間が。
少なくとも。
一人はいる。
だから。いつかは。
この道を歩いて、進んで行ける。



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2013/08/06 Tue *夏が来れば思いだす / Rod Stewart

20130806atlanticcrossingukorg


大人にもさ。
夏休みくらいさ。
あってもいいと。
思うんだけどな。
この暑さじゃ。

どうせ。
仕事になんか。
なりゃしないんだし。
ならば。いっそのこと。
今月いっぱい休みにしちゃえばいいのにと。

ぼんやりと。
窓の外の。
青い空と白い雲を。
眺めていたら。
浮かんでくる。蘇ってくる。

夏が来れば思いだす。

あの時も。
教室の一番後ろで。
窓の外を眺めてた。
空は青くて。雲は白くて。
教師の声は子守唄。

夢うつつ。
つつかれて。
寝ぼけ眼を擦ったら。
隣のあの娘が笑ってた。

『Atlantic Crossing』'75年リリース。
ロッド・スチュワートの6枚目にして初のアメリカ録音となったアルバム。
アルバム・タイトル通りに、ジャケットの如く大西洋を超えてアメリカへと渡ったロッド。
この時点では未だフェイセズに在籍はしていたものの。既に次を見据えていたのは確かかな。
このアルバムからロック・スター、ロッドの歩みが始まったとも言えるアルバムです。
イギリス時代はフェイセズのメンバーを中心とした気心の知れた顔ぶれが録音に参加していましたが。
マッスル・ショールズなどでも録音されたこのアルバムではその顔ぶれも一新されて。
マッスル・シヨールズのつわもの達を始め、スティーブ・クロッパー、ドナルド・“ダック”・ダン、アル・ジャクソン。
そしてジェシ・エド・デイヴィスなどが新大陸に一歩を記したロッドをその懐の深いサウンドでサポートしています。
プロデューサーのトム・ダウドの人選だったのかな。豪華だけど渋く味のある面子。流石の人選です。
それに支えられて、従えて。あの歌声でソウルフルに歌い上げるロッド。アップ・テンポでもスローでも。
このアルバム。A面がFast Sideとしてロックンローラーとして、B面がSlow Sideとしてバラーディアーとして。
ロッドのそれぞれの面での魅力を際立たせて聴かせる構成になっているのも実になんとも絶妙なのです。
絶妙と言えば相変わらずカヴァーの選曲も見事で。「Drift Away」「I Don't Want To Talk About It」ときて。
「It's Not The Spotlight」「This Old Heart Of Mine」そして「Sailing」ですからね。いやはやなんとも。
どのナンバーも見事にロッドの歌になっています。この解釈力と表現力の豊かさもロッドの魅力なのです。
イギリス時代の哀感みたいなものが薄れつつあるのが寂しくはありますが。それでも問答無用に魅せられます。
ある種の音楽、歌声には一瞬にして、出会った時、蜜月だった頃の景色や空気や匂いを蘇らす力がありますが。
自分にとっては、このアルバム、このロッドの歌声にも、そんな力が宿っているのを確かに感じるのです。

やっぱりさ。
大人にも夏休みは。
あってしかるべきだと。
思うんだけどな。
この暑さだし。

どうせ。
本当に急ぎの。
仕事なんて実はないんだし。
ならば。いっそのこと。
夏の間くらいは休みにしちゃえばいいのにと。

ぼんやりと。
窓の外の。
輝く陽光に。
目を細めてたら。
浮かんでくる。蘇ってくる。

夏が来れば思いだす。

あの時も。
机に腰掛けて。
窓の下を眺めてた。
下校する連中が歩いてる。
友達の話はうわの空。

あっちかな。
こっちかな。
目を凝らしてたら。
あの娘が一人で歩いてた。

鞄を引っ掴んで。
階段を駆け下りて。
運動靴を引っ掛けて。
先回りして校門へ。
息を整えて。落ち着け。落ち着け。

よ、よう。
あれ。
帰るの?
うん。
じゃ一緒にさ。
家、反対じゃない?
いや、ほら。友達んとこ寄るんだ。
ふーん。

並んで歩き出す。

あ、あのさ。
なに?
さっきはありがとな。
あぁ、あれね。
また、叩かれるとこだったよ。
よく、寝てるよね。
だってさ、退屈じゃない?
そうだけど。それにしてもねぇ。

くすくすと笑ってる。

あ、あのさ。
なに?
いや、その。なんだかさ。
だからなに?
あ、暑いよな。
夏だもん。
夏休みに補習なんて最悪だよな。
受験だからね。でもつまんないね。

肩と肩が触れそうで。

あ、あのさ。
変なの。
えっ?
さっきから、あのさ、ばっかり。
いや、そ、そうかな。
あぁ、このまま夏休みも終わりかな。
そ、そうだ、こんどさ。

私、こっちだから。またね。

笑顔に手を振って。
駆け出した背中を見送って。
はぁ、また言えなかったじゃん。
この辺に友達なんていないんだよ。
家までは・・・ずいぶん遠いよな・・・

夏が来れば思いだす。

あの娘の。
笑顔。
笑い声。
隣に会った肩。
見送った背中。
駆けていく後ろ姿。
跳ね上がるスカートの裾。
白い脹脛。

浮かんでくる。蘇ってくる。
あの歌声が聴こえてくる。

大人にも夏休み下さい!



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2013/08/05 Mon *掻き集め、寄せ集め / The Rolling Stones

20130805tattoyouukorg


掻き集め。
寄せ集め。
なんてもいい。
なにかないかな。
火種になるもの。

ほんとうに。
なんでもいいんだ。
なにかないかな。
そう。
腰を上げさせてくれるもの。

とにかく。
なんでもいいんだ。
なにかないかな。
そうだな。
背中を蹴飛ばしてくれるもの。

寄せ集め。
掻き集め。
そうでもしなけりゃ。
そうしてでも手に入れなきゃ。
始める気にもなりゃしない。

真夏の月曜日。

『Tattoo You』'81年リリース。
同年の全米ツアーに合わせて制作されたローリング・ストーンズのアルバム。
前年の冬に二ヶ月ほどスタジオに入って。年明けの初夏に仕上げ作業して。秋には発売と。
おぉ、珍しくストーンズ仕事早いと思いきや。今では皆さんご存じの様に過去のマテリアルを発掘して。
使えそうなものをあっちからこっちから掻き集めて、寄せ集めてオーヴァーダブしてリミックスして完成させたと。
そりゃ、時間も短縮できるし。効率的だし。それにしても。所謂ボツにしたナンバーがこうも輝くかと。
そもそも一度でもボツにしたのかと。いったいどれだけの創作意欲、創造力に溢れていたのかと。
古くは'72年のセッションから蘇らせたナンバーもあるとかで。まったくもってストーンズ、恐るべしだなと。
一説では『Some Girls』の時には40曲、『Emotional Rescue』の時には80曲近く録音したそうですからね。
タフでパワフルで、凡百のバンドなんか足元にも及ばなかったストーンズの底力を感じさせてくれます。
針を落とした瞬間に、あっストーンズだって叫びだしたくなっちゃう「Start Me Up」で始まって。
プロモも印象的だったストーンズならではの哀感に溢れた「Waiting On A Friend」で終わるまで。
一分の隙もないですからねぇ。ちゃんとオリジナル・アルバムとしての高いレベルでの統一感あるもんなぁ。
掻き集めでも、寄せ集めでもロックンロールする強い意志があれば。力強く転がって行けるんだってことです。
「Hang Fire」の挑みかかる感じとか、「Black Limousine」の黒さとか、「Neighbors」の騒々しさとか。
どれも最高に御機嫌なんですよね。でもって、キースの歌う「Little T & A」がね。これが堪んないんだ。
しばれる、ロケンロ~、はぁ、はぁ、は~ん♪ってね。このルーズなロックンロールさ、最高じゃね?
勝手に我家のテーマ曲の一つにしてるこのナンバー、またライヴでも歌ってほしいんだけどなぁ。
そうそう。私見ながら。このアルバムは、この裏ジャケのがですね断然好きだったりもするんですよね!

掻き集め。
寄せ集め。
なんてもいい。
なにかないかな。
思いっきり火に油注いでくれるもの。

ほんとうに。
なんでもいいんだ。
なにかないかな。
そう。
空の果てまでぶっとばしてくれるもの。

とにかく。
なんでもいいんだ。
なにかないかな。
そうだな。
訳もわからずに駆け出させてくれるもの。

寄せ集め。
掻き集め。
そうでもしなけりゃ。
そうしてでも手に入れなきゃ。
動き出す気にもなりゃしない。

お盆も近い月曜日。

暑いんだよ。
蒸すんだよ。
大体さ真夏なんて。
普通は。
夏休みだろ。バカンスだろ。

唯でさえ。
普段でさえ。
月曜日なんてさ。
かったるいのにさ。
どうしろってんだよな。

だからさ。
ほんとうに。
なんでもいいんだ。
なにかないかな。
もう、こう、意味もなく凄いもの。

掻き集め。
寄せ集め。
なんとか。
かんとか。
火をつけよう!



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2013/08/03 Sat *誰の囁きも / Eagles

20130803eagles


誰の囁きも。
誰の囁きでも。
誰かの囁きでも。
届かない。
耳に入らない。

どんな囁きも。
なんの囁きでも。
その囁きでも。
届かない。
耳に入らない。

いま。
ここで。
この時。
あっという間に。
解き放たれて。

どこへでも。
どこまでも。
流れてく。
溶けていく。
輪郭が形を失っていく。

『Eagles』'72年リリース。
イーグルスのデビュー・アルバム。
元々はリンダ・ロンシュタットのレコーディングとライヴの為に集められたメンバーで。
意気投合してバンドとして活動していこうと結成されたのがイーグルスだったてのは有名な話です。
アメリカン・ロックの代名詞みたいなイーグルスですが、このアルバムはイギリス録音だったりします。
プロデューサーもイギリス人のグリン・ジョーンズで。これって誰の意向だったんでしょうね?
イギリスのバンドが米国南部に憧れてって話はよくありますが。イーグルスにイギリス志向があったとは・・・ねぇ。
ただ、それが功を奏してて。イギリス録音ならではの若干の湿り気を孕んだカラッとした感触のサウンド。
そのサウンドが、イーグルスの奏でるカントリー・ロックにぴったりと合ってるんですよねぇ。不思議なほど。
これ、アメリカ録音だったら何の潤いも無くカラッカラッに乾いちゃってたかもと思わされるほどです。
そう。イーグルスってカントリー・ロックだったんですよね。皆、世界中、メンバー自身も忘れてしまってますが。
「Hotel California」は確かに名曲だし。一挙に世界的なバンドになったイーグルスです。でもねぇ。
勝手な思い込みですが引き換えに失ったものも大きかったんじゃないかなと。なんて言うか。
どこまでも突き抜けていく様な、まるで達観したかの様な爽やかさ。それこそ気楽にいこうぜと。
色々あるのは承知の上で「Take It Easy」と。爽やかに歌いきってしまえたのはある種の軽やかさ。
その軽やかさを身に纏っていたからこそで。それこそがイーグルスの最大の魅力だったと思っているので。
それが素直に表に出てたのがこのアルバムと、次作『Desperado』で描かれたアウトローの物語だったかなと。
どうも。それ以降は変に悩んで、下手に重くなり過ぎちゃったかなと感じてしまうのです。
リンダのことを歌った「Witchy Woman」(邦題は「魔女のささやき」)の沈み込む感じも好きなのですが。
針を落としたら真っ先に聴こえてくるのは「Take It Easy」ってところがこのアルバムのいいところかな。

誰の呟きも。
誰の呟きでも。
誰かの呟きでも。
届かない。
耳に入らない。

どんな呟きも。
なんの呟きでも。
その呟きでも。
届かない。
耳に入らない。

いま。
ここで。
この時。
さっきからずっと。
解き放たれっぱなしで。

どこへでも。
いつまでも。
流れてく。
溶けていく。
輪郭は意味を失っていく。

それでいい。
それがいい。
いまは。
ここでは。
それでいい。

誰の囁きも。
誰の呟きも。
置いてきた。
忘れてきた。
耳に入らない。

それでいい。
それがいい。
いまは。
ここでは。
それでいい。

あっ。
そうか。
ひょっとしたら。
これこそが。
魔女の囁きかも知れないけどね!



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2013/08/01 Thu *八番目の / J.J. Cale

20130801eight


毎日毎日。
暑い暑いと。
ぼやいていたら。
あっという間に。
八番目の月になっていた。

八番目だと。
おいおい。
ついこの間まで。
四番目か六番目。
そんなもんじゃなかったか。

十二のうちの。
八番目だからね。
随分ときちまったもんだ。
こいつは少し急がないとも思うけど。
この暑さじゃやな。

八番目の。
その月の。
始まりも。
急がば回れだと言い訳しながら。
ぼちぼちと歩き出す。

『#8』'83年リリース。
先月惜しくも亡くなったオクラホマはタルサの吟遊詩人、J.J.ケイル。
そのケイルのタイトル通り8枚目のアルバム。デビューから12年で8枚目。
当時から既に寡作だと言われてましたが。オリジナル・アルバムは結局42年で14枚だそうですから。
この頃まではそれなりにコンスタンとに活動してたんだなと。まぁ、今とはシーンそのもののペースも違いますが。
何かと言うと。クラプトン等のお蔭で快適な印税生活でマイ・ペースな活動が出来たと言われますが。
事実。一説では'80年代は電話もないトレイラーに住んで放浪生活をしていたそうですからね。なるほどと。
他の誰にも真似の出来ない、緩く、渋く、レイドバックした歌、ギター、サウンドはそのなせる技かなとも。
なんとも繊細で抑えの利いたギター。決してテクニシャンではありませんが、その“間”が心地良く。
またよく聴くと実は表情豊かで雄弁で。朴訥とした呟くかの歌声を実にいい具合に補完しているんですよね。
しかもケイルの場合。歳を重ねてこうなったんじゃなくて。デビューの頃から既にこのスタイルでしたからね。
その変わらなさぶりと同時に。30代になりたてでこの世界を完成させて、その住人だったことに驚かされるかな。
自らも30代でやるにはジジイの音楽だった。70代になってようやく年相応になったと語っていたそうです。
走り過ぎだ、焦ってる。そう感じた時。ケイルのアルバムを聴きたくなるんですよね。ある意味、憧れの人ですね。
ところで。スタジオのエンジニアとしても働き。前述のトレイラーにも録音設備は搭載していたケイル。
イメージとは異なり。実は常に最新の録音技術には気を配っていたんだとか。言われてみると、このアルバム。
ケイルにとって初のデジタル録音なんですが。合わないどころか、クッキリした音像がいい塩梅なんですよね。

毎日毎日。
あまりの暑さに。
早くもバテてたら。
あっという間に。
八番目の月がやってきた。

八番目だと。
やれやれ。
ついこの間まで。
四番目か六番目。
その辺りじゃなかったか。

十二のうちの。
八番目だからね。
随分と残りもすくないなと。
こいつは少し慌てなきゃとも思うけど。
この暑さだからな。

八番目の。
その月の。
始まりも。
急いては事をし損じると言い訳しながら。
ぼちぼちと転がり出す。

八番目の。
その月の。
始まりは。
いつもと同じ様でいて。
少し異なる気配もあって。

八番目の。
その月の。
始まりも。
いつもと同じに迎えながら。
少し異なる感触もあって。

八番目の。
意味するところ。
なってしまった。
来てしまった。
その事実の重さ。

そんなことを。
考えるとはなしに。
考えて。
陽炎の先を。
思ってみたりもするのです。

八番目の・・・ね。



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2013/07/31 Wed *甘~い甘~い / The Sweet Inspirations

20130731sweetsformysweet


甘い。
甘い。
蜜の味。
このひと時。
この時間。

何も。
考えず。
何も。
意識せず。
ただ過ごす。

偶にしか。
訪れない。
稀にしか。
巡り会えない。
かけがえのない時間。

だから。
逃さずに。
漏らさずに。
このひと時を。
この時間を。

味わおう。

『Sweets For My Sweet』'69年リリース。
アトランティック・ソウルを代表する女性コーラス・グループ、スウィート・インスピレーションズ。
ゴスペルをルーツとしたその歌声とハーモニーがどこまでもソウルフル、そしてスウィートに迫ってきます。
マッスル・ショールズの腕利き達によるバック・アップ、名匠トム・ダウドによるプロデュースも味方にして。
その実力、その魅力を遺憾無く発揮しているスウィート・インスピレーションズ、素晴らしいの一言に尽きます。
実は、このアルバムを最後に中心メンバーだったシシー・ヒューストン(ホイットニーのお母さん)が脱退して。
新しいメンバーを加えて。フィリー・ソウルに接近して。それ以降も活躍はしましたが。別のグループみたいで。
このアルバムまでが、ソウルフルでスウィートな、自分にとっての宝物のスウィート・インスピレーションズです。
さて。とにかく。針を落として。演奏が始まって。そして歌いだされる。その最初の一声、それだけで、もう。
その溢れ出すものに、全身に震えが走ります。その滲み出るものに、間違いのない本物を感じるのです。
その歌声を耳にすると、その歌声の前では。もう正直でいるしかない、自分の心を曝け出すしかない。
そんな気持ちにさせられるのです。どんなに頑張っても、虚勢を張っていても。素の自分が出てきてしまうのです。
この歌声の力、それがゴスペルに由来するものなのかな。無神論者ですが思わず何かが見えそうになるかな。
それは大袈裟だとしても。歌声には、歌には特別な力が宿る瞬間あると、そんなことを確信させてくれます。
確信したら。もう。何も考えず、何も意識せず。ただその歌声に身も心も任せてしまえばいいと。それでいいと。
それが許される、許してくれるこのアルバム、スウィート・インスピレーションズ。好きにならずにいられません。
このアルバムと共に過ごす、ひと時、その時間。それは間違いなく自分にとっては至福の時なのです。

甘い。
甘い。
蜜の味。
このひと時。
この時間。

何も。
考えず。
何も。
意識せず。
ただ浸る。

やっと。
訪れた。
やっと。どうにか。
巡り会えた。
代わるもののない時間。

だから。
捉えたら。
離さずに。
このひと時を。
この時間を。

楽しもう。

甘い。
甘い。
蜜の味。
このひと時。
この時間。

その為に。
ほんのひと時。
その時間。
それだけの為に。
それなりに。

やり過ごしたり。
闘ったり。逃げたり。
巡り会う様に。
捉える様に。
離さなぬ様に。

やってきたんだ。
してきたんだ。
だから。
味わっていたい。
楽しんでいたい。

甘い。
甘い。
蜜の味。
このひと時。
この時間。

次は。
いつ。
訪れるのか。
巡り会えるのか。
まったくなぁ。
このまま。
終わらなければいいのにな。
甘~い。
甘~い。
蜜の時。



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2013/07/30 Tue *かくの如く / Gladys Knight & The Pips

20130730silknsoul


絹糸で。
丁寧に。
織り上げられる。
仕上げられる。
その工程を。

見つめながら。
如何程のものかと。
織り上がりを。
仕上がりを。
その感触を。

想像して。
心待ちにしている。
羽織って。
袖を通して。
その心地良さを。

再び。
感じられるのだと。
味わえるのだと。
心の襞が震えるのを。
抑えられないでいる。

かくの如く。

『Silk N' Soul』'68年リリース。
モータウン入社以前に既にそれなりのキャリアを積んでいたグラディス・ナイト&ザ・ピップス。
その実力を高く評価されて。他のグループには手本にする様にとの指示が出ていたとの説も。
その割には、最後まであくまでも外様扱いで。モータウンと言う会社にはいい印象が無かったとか。
まぁ、どうしても看板はシュープリームス、ダイアナ・ロスって既定路線は変わらなかったんでしょうね。
ソウル・シンガーとしての実力、レディ・ソウルとしての魅力は明らかにグラディスに分があるんですけどね。
ダイアナみたいにキンキンしてないし、マーサ・リーヴスほど蓮っ葉でもないし(それぞれに魅力的ですけどね)。
モータウンに在籍経験のある女性シンガーの中ではやはりグラディスこそがレディ・ソウルに相応しいかなと。
変に力むこともなく、わざとらしくなることもなく。ただ歌うだけで熱く黒く、聴く者の胸に届くグラディスの歌声。
そしてグラディスの兄と従兄弟からなるピップスの血縁故かの絶妙なコーラスのバック・アップも見事で。
お手本、教科書とされる程のもの、その実力の確かさ、コーラス・グループとしての完成度の高さがあります。
このアルバムは他のアーテイスト(モータウンのアーティストも含む)のヒット曲のカヴァーばかりを集めていて。
その企画の安直さはどうかなとも思いますし。グラディス達にこれをやらせるかって感じはあるのですが。
どのナンバーもグラディスが歌うことによって。新しい生命を与えられ、自らの歌にしてしまっています。
何よりも。どんなナンバーに対しても真摯に向き合い、丁寧に織り上げるかの如く歌っているのが素晴らしく。
故に。極上のソウルに仕上がって。その心地良さが心の襞を震わせてくれるのです。好きだなぁ。
ただアルバム全体では。纏まり過ぎて。業の様なはみ出るものが無いのがやや食い足りなくはあるかもですね。

絹糸で。
丁寧に。
織り上げられた。
仕上げられた。
その結晶を。

手に取りながら。
ここまでのものかと。
織り上がりを。
仕上がりを。
その触感を。

実感して。
待ち望んでいたんだと。
羽織った。
袖を通した。
あの素晴らしさを。

再び。
感じられるのだと。
味わえるのだと。
心の襞が震えるのを。
抑えられないでいる。

かくの如く。

そんな思いで。
心待ちにしている。
待ち望んでいる。
時間がある。
夜がある。

その時の思い。
再び。
感じられる。
味わえる。
それだけで。
心の襞が震えるのを。
抑えられない。
時間がある。
夜がある。
あるんだ。

かくの如く。

待っているんだ。
望んでいるんだ。
溢れてくるんだ。
抑えられないんだ。
楽しみなんだ。

かくの如く、ね!



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