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2013/09/01 Sun *バスに揺られて / Bob Marley & The Wailers

20130901babylonbybus


家のそばに。
バス停がある。
ある街へと。
その方面へと。
向かうのには便利で。

週末には。
それなりの割合で。
バスに乗っている。
バスに揺られて。
家から街へと。

向かいながら。
車窓の風景を眺めてる。
変わりゆくもの。
変わらないもの。
混在してる。

この街並は。
変わり続けるのか。
止まり続けるのか。
交じり合っていくのか。
その先には何が待っているのか。

バスに揺られて。
取り留めのない思い。
漠然とした不安。
そんなものと一緒に。
移動し続けている。

『Babylon By Bus』'78年リリース。
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの2枚組ライヴ・アルバム。
同年のワールド・ツアー中のロンドンなど4公演の音源から編集されたとか。
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのライヴ・アルバムと言えば。それはもう。
'75年にリリースされた『Live !』が傑作の誉れも高く。実際に素晴らしいアルバムで。
恐らく世間的にもこのアルバムはあまり語られてない、評価されてないのかな。
自分もどちらに針を落とす機会が多いかと言えば。それは圧倒的に『Live !』だったりします。
ただ、レゲエって音楽を、ボブの存在を意識し始めた時にリアル・タイムでリリースされたこともあって。
このアルバムにも思い入れはあると言うか。耳に、体に、心に馴染んでいたりはするのです。
『Live !』の生々しい熱さを知ってしまった今となっては。確かに物足りなさを感じもするのですが。
いま考えると。世界的な知名度を獲得して。全世界を相手にしたが故の変化の結果だと思うのですが。
そのサウンド、特にギターがロックぽかったり、観衆との距離感も適度に開いていて緩かったり。
それが初めて耳にした時に馴染み易かった要因であり、その後に物足りなく感じた要因でもあり。
で、今はと言うと。『Live !』の素晴らしさ、凄さは十分承知したうえで。このアルバムもありだよなと。
世間に、世界に。何かを届けよう、響かせようとしたら。拒絶したり、熱かったりするだけでなく。
融和して内側へと入り込んで、揺れながら、囁きながら緩やかに毒を忍ばせていくのもありだよなと。
アルバム・タイトルからもわかる様に。ボブは決して牙も爪も失ってはおらず。隠したまま機会を窺って。
内側に大きな爪痕を遺して。内側から世界を変えようとしていたのではないかと。その表れがこのアルバムかと。
買い被り過ぎかな。でも。このアルバムでも観衆も含めて全体を支配しているのはボブなんですよね。

家のそばに。
バス停がある。
ある街から。
家の方面へと。
帰ってくるのには便利で。

平日にも。
それなりに、時折は。
バスに乗っている。
バスに揺られて。
街から家へと。

帰りながら。
車窓の風景を眺めてる。
新しく見えるもの。
古く思われるもの。
混在してる。

この街並は。
新しさを受け入れられるのか。
古さを捨て切れるのか。
共存することはできないのか。
その先には何が待っているのか。

バスに揺られて。
取り留めのない思い。
漠然とした不安。
そんなものと一緒に。
移動し続けている。

目に見えても。
目に見えなくても。
変化は訪れる。
新しいものが入り込む。
それは止めようが無く。

目に見えても。
目に見えなくても。
止まろうとする思いもある。
古いものが守るものもある。
それを否定することも恐ろしく。

この街は。
この都市は。
この国は。
この世界は。
その先には何が待っているのか。

バスを下りても。
取り留めのない思い。
漠然とした不安。
そんなものと一緒に。
揺れ続けている。



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