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2013/09/07 Sat *ありあわせ / Spooner Oldham

20130907potluck


何も無い。
それならそれで。
やりようはあるし。
頭は使いよう。
腕の見せどころ。

あれが無ければ。
これでもいいかな。
あれの代わりは。
これでもいけるかな。
なんとかなるだろう。

与えられた。
範囲で。
手元にある。
材料で。
それなりにしてしまおう。

ありあわせ。

それもまた。
悪くはない。
それもまた。
楽しんでしまおう。
それがまた、面白かったりする。

『Pot Luck』'72年リリース。
スタジオ・ミュージシャンとしてソングライターとして。
地味ながらも素晴らしい経歴の持ち主であるスプーナー・オールダム。
フェイム・スタジオやアメリカン・サウンド・スタジオの鍵盤奏者として活躍。
オーティス・レディング、アレサ・フランクリン、ウィルソン・ピケットのレコーディングに参加。
あのパースー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」のオルガンもオールダムです。
ソングライターとしてはダン・ペンとの名コンビで数々の名曲を生み出していて。
ジャニス・ジョプリンの「Woman Left Lonely」とかアレサの「Do Right Woman」とか。
ボックス・トップスの「Cry Like A Baby」なんかもオールダムとペンによるものでした。
オールダム、なんか俳優のハリー・ディー・スタントンをひょろ長くした様で(?)。
ほんとに田舎の小父さんって感じの風貌なのですが、似つかわしくない(失礼)いい曲書くんですよね。
オルガンも、独特の何ともこう、染み入ってくる響きがあって。堪らないものがあるのです。
この初めてのソロ・アルバムでは歌声も披露していますが。これがまた朴訥としていて味があるんですね。
オールダムの、曲、演奏、歌声。この味わいは音楽が日常に。いつもそこにあるからこそかなと。
勿論、仕事ではあるものの。常に音楽が共にあって。何も無くても、何か口ずさんでいる様な。
それこそ。アルバム・タイトルにある様に。“ありあわせ”でささっと料理でも作る感じでね。
そんな料理が美味しかったりするのと同じ様な、そんな何かがオールダムの音楽にはあるんじゃないかな。
決して派手ではないし、歴史に残る傑作でもなく。でもこんなアルバムと出会えることは幸せですね。やっぱり。

何も無い。
それはそれで。
やりようだからね。
頭、使えばいいし。
腕、なったりもして。

あれは無いけど。
これはあるし。
あれが無くても。
これがあるならば。
なんとかなるだろう。

許された。
範囲で。
手元にある。
器具で。
それなりにしてしまおう。

ありあわせ。

それがまた。
悪くはない。
それがまた。
面白くできれば。
それもまた、楽しからずや。

ありあわせ。

何も無いねと。
ごちながら。
でも、まぁ。
これならあるし。
これもあるし。

合わせてみたり。
添えてみたり。
かけてみたり。
やってみれば。
それなりにはなるもので。

いいんじゃないかな。

ありあわせ。



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