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2013/09/08 Sun *日曜日、てっぺん近く / Little Walter

20130908quatertotwelve


日曜日。
てっぺん近く。
もう。
まもなく。
日付が替わる。

あと。
十数分。
週末が終わる。
一週間が始まる。
その音が聞こえる。

替わる。
終わる。
始まる。
毎度のことではあるけれど。
その音など聞こえなければいいと。

週末の。
猥雑さ。
心地良い疲労。
その残り香を。
惜しんでいる。

『Quarter To Twelve 』'69年リリース。
リトル・ウォルターの英国独自の編集アルバム。
'53年~'64年の録音から16曲が選ばれています。
当時の英国では未発表だったナンバーを集めたんでしょうか。
チェスのシングルで英国では未発売のものもあったでしょうし。
何にしろ。こうしたアルバムが編集されていたところに。
ウォルターも英国で人気のブルース・マンの一人だったことが窺われます。
針を落とすと。いきなりスタジオでの生なしい会話から始まって。
ドキッとさせられて。そのままウォルターの世界に惹き込まれます。
生々しく、艶かしく、そして危ういウォルターのブルースです。
アンプリファイド・ハープの創始者にして天才的な奏者だったウォルター。
その姿、その魅力が余すところなく捉えられています。咽返るほどに濃厚です。
軽快なR&Bを思わせるナンバーでも、ウォルターのブルースには陰があります。
その陰の濃さが。そのブルースを妖しく、悲しく、刹那的に黒光りさせているのです。
アルバム・タイトルの如く。真夜中のスタジオの空気がそのまま感じられそうです。
惜しむらくは。なんかシングル盤からの板起しって思うほど音質の悪いものもあるところかな。
マスター・テープが手に入らなかったんでしょうね。まぁ、それもブルースかなと。

日曜日。
てっぺん近く。
もう。
まもなく。
日付が替わる。

あと。
十数分。
週末が終わる。
一週間が始まる。
その時がやってくる。

替わる。
終わる。
始まる。
毎度のことではあるけれど。
その時などやってこなければいいと。

週末の。
危うさ。
心地良い緊張。
その予熱を。
惜しんでいる。

日曜日。
てっぺん近く。
その音が聞こえたら。
その時がやってきたら。
変わらなきゃいけない。
戻らなきゃいけない。
止まってはいられない。

頭も。
顔も。
体も。
心も。
ここにはいられない。
ここから出ていかなくてはいけない。

しかたない。
そうしなきゃ。
食べてはいかれない。
生きてはいかれない。
だから。
音が聞こえる。
時がやってくる。

毎度のこと。
解ってる。
知っている。
それでも。
慣れない。
好きには成れない。
このままでいたい。

特に。
御機嫌な。
ロックンロールや。
ブルースの。
魂宿る。
そんな時間を、夜を。
過ごしたあとは。

日曜日。
てっぺん近く。

時間よ止まれ。



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