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2013/09/24 Tue *流離、邂逅、別離 / Original Soundtrack

20130924paristexas


流離。
彷徨って。
漂って。
何処へいくでもなく。
何処へいけるでもなく。

邂逅。
巡り会って。
出逢って。
留まり続ける。
そう願う。

別離。
別れて。
離れて。
望んではいないのに。
望まざるを得なくて。

流離。
邂逅。
別離。
その輪廻の中で。
繰り返す。廻り続ける。

『Paris, Texas』'84年リリース。
ヴィム・ヴェンダース監督の傑作ロード・ムービーのサウンド・トラック・アルバム。
実質的にはライ・クーダーのソロ・アルバムとも言えるのかな。
ライの盟友であるデヴィッド・リンドレー、テキサス・フライヤーズのジム・ディッキンソンが参加。
音楽が印象に残る映画ってのは他にもありますが。テーマだけでなく全編に渡ってとなると。
そう数多くあるものでは無いですよね。先ずはそれだけでも凄いですよね。
ヴェンダース監督、ハリー・ディーン・スタントン、そして何よりナスターシャ・キンスキーが好きで。
公開当時は一日中映画館に居坐って。何回も繰り返し観たのですが。好きだったんだなぁ。
でも、その後の30年間では。恐らく片手の指で足りるくらいしか観てない筈で。
キンスキーの印象的な表情以外はもう映像も曖昧になっているのですが。
このアルバムに針を落として、聴いている間だけは。忘れたはずの様々なシーンが蘇るんですよね。
それどころか。スクリーンから漂っていた匂いや、その当時の自分を取り巻いていた空気まで蘇る感じで。
ライのギター、その奏でるサウンド、描き出す世界が如何に映像に寄り添っていたのかと。驚かされます。
決して饒舌では無く、地味ですらあるのに。実に詩情豊かに物語を彩っていたんだなと。
映画を観てなくても楽しめるかもですが。流離、邂逅、別離、そんな人生における普遍的な命題。
それを淡々と、しかしある意思を持って描いた映画を観た上で聴くとね、やはり格別だと思います。
それにしても。スタントンとキンスキーのマジック・ミラー越しのダイアローグは素晴らしかったなぁ・・・

流離。
彷徨い続けて。
漂い続けて。
未だ、何処へいくでもなく。
未だ、何処へいけるでもなく。

邂逅。
再び巡り会って。
再会して。
今度こそ留まり続けよう。
そう願う。願ってしまう。

別離。
でも再び別れて。
もう一度離れて。
今度こそはと望んでいるのに。
正反対の思いを貫かざるを得なくて。

流離。
邂逅。
別離。
その輪廻の中で。
繰り返してしまう。廻り続けてしまう。

何処へも行けなくて。
何処かに行きたいわけでもなくて。
それでも。心の辺土に。
巡り会いへの希求はあって。
出逢ったり、再会したり。
でも。それも。
別れざるを得ない時もある。
離れざるを得ない時もある。
それも。それを。思うしかない時もある。

流離。
邂逅。
別離。
その輪廻の中で。
繰り返す。廻り続ける。

いつまでも。
何処までも。
それは。
定められた。
ものなのか・・・輪廻の中で、我、思う。



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