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2013/10/21 Mon *裃 / Johnny Winter

20131021johndawsonwinterthird


裃。

笑顔で。
会話も弾んで。
冗談も飛び出して。
間違いなく。
楽しくて。

この関係が。
続けばいいなと。
こんな時間が。
これからもあればいいなと。
お互いに。
感じてる。

なんだけど。

読めない。
見えない。
決められない。
そんな事情があることも。
解っているから。

どこか。
硬く。
どこか。
ぎこちなく。
だったりもするんだな。

『John Dawson Winter Ⅲ』'74年リリース。
正装して。その本名をタイトルに冠したジョニー・ウィンターのアルバム。
自身のレーベル、ブルー・スカイの設立第一弾だっただけに気合が入っていたと。
その気合が前面に出た実に迫力に満ち、爽快感の溢れるアルバムとなっています。
少しばかり意識過剰で硬くなってるかなと思わるところもありますが。
まぁ、レーベル創って。その命運が掛ってるとなれば緊張しないほうがおかしいかな。
それだけの覚悟の秘められたタイトルなのに邦題が『俺は天才ギタリスト!』って・・・
各曲の邦題も「自滅的ブルース」「ジョニー・ウィンターはロック馬鹿」「ロックンロールと皮ジャンパー」・・・
更には「いかすぜジョニー(ジョニー・ウィンター賛歌)」「俺の彼女は悪魔の落とし子」ってねぇ。
担当者も気合が入り過ぎ・・・悪乗りし過ぎですね。しかし、本当に凄いことになってるな。
さて。ロックンロールなジョニーの傍らには常にリック・デリンジャーがいたのですが。
このアルバムでは袂を分かって。プロデュースにも演奏にもリックは加わっていません。
自分一人でだってロックンロールできるんだぜとのジョニーの決意、意地の表れだったのかな。
確かに見事に決めてくれてます。「Roll With Me(ロックンロールと皮ジャンパー)」のカッコ良さったら、もう。
いつ聴いても、何度聴いても痺れます。尤もこのナンバー、リックが書いてるんですけどね。
「Rock & Roll People」はジョン・レノンの書き下ろしで。スタジオで隣り合って書いてもらったとか。
レーベル設立記念に贈られたとか。諸説ありましたが。どうやらボツ曲をプロデューサーがもらったものらしく。
しかしジョニー自作の「Sweet Papa John」はジョンへの感謝を表してるって話もあって。
まぁ、真相はともかく。ここはジョニーとジョンの、そんなロック神話を想像して楽しめばいいかなと。
ロックンロールで思いっきり弾けて、ブルースは渋く味わい深く。この頃のジョニーは無敵ですからね。

裃。

笑顔に。
気持ちも通じて。
気の置けない話も飛び出して。
間違いなく。
心地良くて。

この関係は。
終わらられない。
こんな時間を。
これからも共有していなと。
誰もが。
思ってる。

なんだけど。

届かない。
及ばない。
変えられない。
そんな事情があることも。
解っているから。

どこか。
硬く。
どこか。
もどかしく。
だったりもするんだな。

それでも。
脱ぎ捨てたいんだと。
いつかはと。
脱いでもいいんだと。
いまでもと。
そんな思いが感じられるから。

いつか。
脱ぎ捨てられたらいいなと。
いまも。
心の中では脱いでいますよと。
暗黙の裡にと。

裃。

脱ぎ捨てられる。
その日まで。
取敢えず。
離れずに。
諦めずに・・・ね。



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