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2013/11/02 Sat *晩秋の光の中に / Wishbone Ash

20131102argusukoriginal


晩秋の。
その光の中。
深まりゆく。
澄みゆく。
その光の中に。

身を置き。
歩を進める。
街が。人が。
空気が。
その光を纏い。

輝く様で。
透き通る様で。
その様を。
見ている。
感じている。

ようやく訪れた。
晩秋を。
今年もまた。
受け止める。
愛おしむ。

『Argus』'72年リリース。
『百眼の巨人アーガス』の邦題でも知られるウィッシュボーン・アッシュのアルバム。
ヒプノシスによる幻想的な世界を見事に表現したジャケットの美しさも魅力的です。
アーガスってのはギリシャ神話に出てくる巨人のことだそうで。
そんなタイトルが冠されていること。壮大、荘厳とも言えるナンバーが収められていること。
そんなことからコンセプト・アルバムとして語られることも多く。自分もそう信じてきましたが。
実はそうでもなくて。制作当初は特にそんな意識はなく。結果としてそうなったんだとか。
なんだそうだったのか。こっちが勝手に思い込んでただけかと。
「Time Was」とか「The King Will Come」とか「Throw Down The Sword」とか。
各ナンバーのタイトルも思わせぶりなんですけどね。後からつけたのかな。
まぁ、それはさておき。そのサウンド。抒情性に溢れ物語性も高いその世界は見事の一言で。
それを描き出すアンディ・パウエルとテッド・ターナーによる流麗なツイン・リード・ギター。
その美しさ、その劇的な様にはいつ針を落としても、何度針を落としても魅せられてしまいます。
結果論としての、後付けでのコンセプトだったとしても。このアルバムで描かれている世界。
その物語性、その神話性。それを表現するのにアンディとテッドのツイン・リード以上のものは無かったと。
逆に言えば。アンディとテッドのツイン・リードを最も輝かせたのはその物語性と神話性だったと。
故に。このアルバムこそがウィッシュボーン・アッシュの最高傑作で。それを超えることは出来なかったと。
まぁ、でも。その再現性の無さも。魔法や魔力による奇跡を想起させて。らしいかなと。
その輝く様からか、その透き通る様からか。晩秋から初冬にかけて針を落とす機会の多くなるアルバムです。

晩秋の。
その光の中。
深まりゆく。
澄みゆく。
その光の中に。

身を置き。
歩を止める。
街も。人も。
空気も。
その光に包まれ。

輝く様に。
透き通る様に。
その様に。
見とれる。
震えている。

ようやく訪れた。
晩秋に。
今年もまた。
抱き止められる。
愛されている。

晩秋の光の中に。

深まりゆく。
澄みゆく。
その光の中。
街も。
人も。
空気も。
輝きを放ち。
透き通っていく。
その匂い。
その鼓動。

晩秋の光の中に。

身を置き。
歩み。
立ち止まり。
感じ。
震え。
受け止める。
抱き止められる。
愛おしみ。
愛される。

晩秋の光の中に。



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