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2013/11/06 Wed *通じない / Marianne Faithfull

20131106brokenenglish


話してるのは。
使っているのは。
間違いなく。
確かに。
日本語なんだけど。

見事なまでに。
まるっきり。
ものの見事に。
そこまでかってくらいに。
通じない。

伝わらないし。
伝わってこないし。
だから。
通じ合えっこない。
なんてこったと。

同じ言語で。
同じ言葉で。
それなのに。
何故なんだと。
何故通じないんだと。

まぁ、解ってはいるんだけど。

『Broken English』'79年リリース。
マリアンヌ・フェイスフルのアイランド移籍第一弾アルバム。
'60年代、スウィンギング・ロンドンを可憐に彩った歌姫、妖精。
その衝撃のカムバックとしてかなりの話題をさらった覚えがあります。
('76年のこのアルバムは無かったことにされてるみたいですね・・・)
いったいどうしたら。ここまで変わってしまうのかと。何があったのかと。
あの可愛らしかった歌声が、ここまでドスの利いた歌声になるかと。
男、酒、煙草、薬。身を持ち崩して。入院したり修道院に入ったりと。
壮絶な体験がその歌声を、その存在を変えた、特別なものにしてしまったと。
その原因はミック・ジャガーとの交際と破局に端を発したんだと言われてましたが。
実際はストーンズ全員と寝て。相性の良かったミックを選んだのはマリアンヌだったそうで。
自ら歩むべくして歩んでいった、堕ちるべくして堕ちていったってとこでしょうか。
そんなマリアンヌが。低迷し出口を見失い、倦怠感とやり場のない怒りに満ちている。
そんな当時の英国に再臨し。気怠さの中に感情を滾らせて政治を、性を歌ったと。
その歌声の変化以上に。その意識の変化が表れた歌詞こそが衝撃だったのかな。
社交辞令はいらない。体面などどうでもいい。聞きたいのも伝えたいのも赤裸々な本音だと。
それだけが閉塞した状況を打ち破るのに必要なのだと。本物の凄味の宿った歌声で迫るマリアンヌです。

書かれているのは。
使われているのは。
間違いなく。
確かに。
日本語なんだけど。

見事なくらいに。
まるっきり。
呆れかえるほどに。
どこまでかよってくらいに。
通じない。

手応えが無いし。
反応も返ってこないし。
だから。
通じ合えっこない。
なんなんだよと。

同じ文法で。
同じ単語で。
それなのに。
何故なんだと。
何故通じないんだと。

まぁ、解ってはいるんだけど。

伝えようと。
伝えたいと。
思っていないだろうと。
それじゃ。
こうなってもしかたがないと。

応えようと。
理解したいと。
思っていないだろうと。
それじゃ。
こうなっても当たり前だよなと。

同じ言語でも。
同じ言葉でも。
そこに血が通って無きゃ。
そこに心がこもって無きゃ。
通じる筈もない。

文法なんて。
崩れててもいい。
単語なんて。
間違っててもいい。
ぶつかってこなくちゃと。

社交辞令も。
体面も。
どうでもいい。
赤裸々な本音で。
語ってくれないかと。

その為に。
時間作って。
足を運んで。
膝を交えて。
なんだけど。

通じない。

同じ日本語なんだけどねぇ(苦笑)。



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