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2013/12/05 Thu *愚者 / Iggy Pop

20131205theidiot


愚者。
愚か者。
愚かであること。
それは。
どういうことなのか。

選んだもの。
それを誤った者なのか。
それとも。
過ちを承知で選んだものなのか。
そもそも選ばなかった者なのか。

もし。
その総てが。
愚かであると。
愚かにされてしまうのならば。
どうすればいいのだろう。

混沌。
混乱。
その渦の中。
立ち止まってしまうのも。
また愚かなことなのか。

『The Idiot』'77年リリース。
イギー・ポップ初めてのソロ・アルバム。
ソロとしてはこれが1stアルバムだったんですね。
ちょっと意外ですが。ストゥージーズ解散後は。
薬でボロボロでブランクがあったんですよね。
そこに手を差し伸べたのがデヴィッド・ボウイで。
プロデュースもボウイで当時の西ドイツでの録音と。
ボウイのベルリン三部作とかなりサウンドや世界観が重なるのかな。
イーノとかも参加してるんでしょうかね。そのサウンドや世界を背景に。
従来の様に叫ぶこともなく、いつになく淡々と歌うイギー。
その変化に驚かされるのですが。それがじわじわと染み入ってくるんですよね。
それが妙に怖いんだな。大声で凄まれるより、静かに囁かれる方がゾッとする。
そんな時ってあるじゃないですか。嫌な汗が一筋流れるみたいなね。
そんなイギーの地金を剥き出しにした、素の怖さを知ら示した。
ここら辺りはボウイのプロデューサーとしての才覚なんですかね。
でも。敢えて。知ってて。それをイギーが利用してる感じもするんですよね。
ブランクを埋めるのに、イメージを変えるのにボウイの名前は有効だしと。
それに。その怖さもボウイが関わったからだと見せることで。素か仮面か曖昧に出来ると。
選ばれたふりをして、選んでたりしてね。愚か者を装ってただけだったりして。
ジャケットのイギーの視線や、奇妙なポーズに。そんなものを感じたりもするのです。

愚者。
愚か者。
愚かであること。
それは。
どういうことなのか。

選んだ道。
それを誤った者なのか。
それとも。
過ちを承知で選んだものなのか。
そもそも踏み出さなかった者なのか。

もし。
その総てが。
愚かであると。
愚かにされてしまうのならば。
どうすればいいのだろう。

困惑。
混濁。
その渦の中。
振り返ってしまうのも。
また愚かなことなのか。

選ばないより。
選びたい。
踏み出さないより。
踏み出したい。
結果はどうであれ。

正しいと。
感じたものを。
正しいと。
感じた道を。
選びたい。

それが。
愚かであると。
愚か者のすることだと。
愚者であると。
言われようとも。

そして。
愚かであるならば。
愚か者であるならば。
愚者であるならば。
それならそれで。

立ち止まり。
振り返り。
心に秘めて。
表面など。
装っていてやろう。

地金も。
素も。
今は見せずに。
唇に指を当て。
愚者の振りをしていよう。

いつかの、その日の為に。



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