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2013/12/08 Sun *祀り上げるな / John Lennon

20131208lennonlegend


こんな時代だ。
こんな世の中だ。
その気持ち。
解らなくはない。
でも、ちょっと待ってくれ。

だからこそ。
それだけで。
その文脈だけで。
語っちゃいけないだろ。
名前を出しちゃいけないだろ。

そんな狭い。
そんなちっぽけな。
存在じゃないだろう。
それだけじゃない。そこだけじゃない。
だから魅せられたんじゃなかったのか。

何だかさ。
その扱いが。
かえって。
愛情に欠けてないか。
軽すぎないか。

祀り上げるな。

『Lennon Legend』'97年リリース。
『The John Lennon Collection』から15年を経て。
新たに編集されたジョン・レノンのベスト・アルバム。
このアナログ盤は見開きジャケットの重量感ある2枚組です。
新たに『Milk And Honey』からのナンバーからも選曲されていて。
「Mother」はシングル・ヴァージョンで収録されているってのが売りだったのかな。
ジョンですからね。ジョンが歌ってるベスト・アルバムですからね。
悪い訳が無く。針を落とせば。もうその瞬間に惹き込まれて。魅せられてです。
ですが・・・。このアルバム辺りからね。どうにも。なんかね。違和感が出てきたと言うか。
やたらと神格化しようと、祀り上げようと。でもって冬の風物詩の様な扱いにされてと。
誰の考えかは知りませんが。毎年12月になるとジョンにまつわる何かが発売されてと。
数えてもいませんが。この後も何枚ものもベスト・アルバムやら編集アルバムやら・・・
それも。どうも。ジョンのある一面だけに焦点が当たってる様なものが多い気がするし。
ジャケットとかのアート・ワークにもあまり愛情が感じられないしと。如何なものかとね。
それを言い出すと。このアルバムのタイトルもね。レジェンドってね。解らなくないけれど。
伝説にしていいのか?祀り上げていいのか?それで12月だけジョン、ジョンって・・・
嫌なんですよね。そういうの。ふざけるなよと。なめんじゃないよと。
愛と平和だけじゃないんだぞと。「Imagine」と「Happy Xmas (War Is Over)」だけじゃないんだぞと。
どうしようもなく危なくて、どうしようもなく脆くて、呆れるくらい駄目で、痺れが止まらないほどカッコいい。
そんなロックンローラーとしてのジョンを忘れちゃだめじゃないかと。祀り上げる様なものじゃないぞと。
たかがロックンローラー、されどロックンローラー。真正面から向き合おうぜと思ってしまうのです。
まぁ、多分に。自分の中で伝説にしたくない、終わりにしたくないだけなのかも知れませんが・・・

なんて時代だ。
なんて世の中だ。
その気持ち。
解らなくはない。
でも、ちょっと待ってくれ。

だからこそ。
それだけで。
その範疇だけで。
括っちゃいけないだろ。
担ぎ出しちゃいけないだろ。

そんな狭い。
そんなちっぽけな。
存在じゃないだろう。
それだけじゃない。そこだけじゃない。
だから惹かれたんじゃなかったのか。

何だかさ。
その扱いが。
かえって。
馬鹿にしてないか。
安っぽくないか。

祀り上げるな。

気をつけよう。
気をつけようぜ。
誰かを。
祀り上げる。
担ぎ出す。
そんな輩には。
時に。
思惑が。
企みが。
あるんだからさ。

思いだそう。
思いだそうぜ。
誰かを。
祀り上げたかったのか。
担ぎ出したかったのか。
そうじゃない。
向き合って。
その思いを。
受け止めて。引き継いで。
一人一人が。自分なりのやり方で。

だから。

祀り上げるな。



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