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2014/01/04 Sat *今日もそれぞれのブルース / Various Artists

20140104chicagothebluestodayvolone


今日も。
今夜も。
それぞれが。
それぞれに。
背負ってる。

背負いながら。
笑ってる。
飲んでいる。
誰かを求めて。
集ってる。

しかたないさ。
こんなもんさ。
強がってみせながら。
どこか寂しくて。
独りではいれらない。

今日もそれぞれのブルース。

『Chicago The Blues Today ! Vol.1』'66年リリース。
当時のシカゴ・ブルースの息吹を記録しておこうと企画されたシリーズ。
その第一弾にはジュニア・ウェルズ、J.B.ハットー、そしてオーティス・スパンと。
当時の若手、中堅、ベテランがバランスよく選ばれて収録されているってとこかな。
先陣を切るのはウェルズで盟友バディ・ガイにエイシズのリズム隊と言う最強の布陣で。
脂が乗っていること、その勢いでは3組の中でも断トツかなと。
ウェルズとバディの相性の良さ、その相乗効果の生み出す凄味が如何程か。
それがひしひしと感じられます。十八番の「Messin' With The Kid」もいいのですが。
スロー・ブルースのエグいことと言ったら。これはもうねぇ。身震いするほどです。
ハットーはトリオでの演奏で。ハットーらしい勢いの感じられるブルース。
ただ、デルマークでの録音なんかと比較するとやや軽いと言うか、単調と言うか。
襲いかかる様な迫力、その重量感。そんな持ち味は発揮し切れてない感じがあります。
そしてトリを務めるのがマディー・ウォーターズ・バンドの番頭格だったオーティス・スパン。
スパンのピアノとドラムスの2人での演奏が収められています。
数多いるブルース・ピアニストの中でも最高峰だったスパンです。ここでの指捌きも素晴らしく。
いつもの様に。時に悪魔が、時に天使がその指先には宿っているかの如くです。
ヴォーカルは苦しいところもあるのですが。そのピアノの弾むさま、転がるさまは見事です。
これが総てでは無いのですが。当時のシカゴ・ブルース、その一面を捉えているのは確かです。

今日も。
今夜も。
それぞれが。
それぞれで。
憑りつかれてる。

憑りつかれたまま。
笑ってみせる。
飲んで。燥いで。
誰かを求めて。
寄り添ってる。

しかたないさ。
どうにもならないさ。
悟った振りを装いながら。
未だ諦められなくて。
独りではいれらない。

今日もそれぞれのブルース。

激しく。
燃え盛ったり。
蒼く。
内に秘めたり。
それぞれ。

陽気に。
弾んだり。転がったり。
切なく。
啼いたり。滲んだり。
それぞれ。

どこか。
触れ合い。
振れ合い。
共鳴して。
共感して。

今日もそれぞれのブルース。



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