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2014/01/09 Thu *探してみる / Irma Thomas

20140109downatmuscleshoals


ここだけが。
総てでは無く。
ここしか。
無いわけでもなく。
そうなんだなと。

そんなことも。
忘れてたかな。
そんなことを。
考える余裕も失ってたかな。
だとしたら。

ここらで。
少しばかり。
歩調を緩めて。
立ち止まったりもして。
探してみる。

それもありかもね。

『Down At Muscle Shoals』'84年リリース。
ニュー・オーリンズの歌姫アーマ・トーマス。
実はその枠に収まらないソウル・シンガーであって。
ゴスペルをルーツにもつアーマの魅力を最も引き出したのは。
実はマスル・ショールズのフェイム・スタジオで。
チェスの為に行われた'67年のそのセッションを収めた日本編集アルバム。
全12曲のうち当時シングルとして発売された6曲以外は未発表だったもので。
そんな音源を積極的に発掘していたP-VINEの仕事は素晴らしいの一言です。
恐らくシングルの売れ行きが思わしくなくアルバムも制作されなかったのでしょうが。
アーマの歌声、そのブルージーでソウルフルで味わい深い歌声は実に魅力的です。
決してド迫力って歌声ではなくて。深いながらも可憐な感じがあってですね。
そんなアーマが歌う「I've Been Loving You Too Long」なんて堪らないものがあります。
その可愛らしさがディープなソウル・ファンには受けなかったりしたのかもですが。
なんとも愛らしいんですよね。それが滲むバラードこそがアーマの本領なんでしょうね。
'60年代前半にヒットを出して以降は商業的には恵まれなくて。身の置き場所を探し求めて。
相性抜群で安住の地とも思えたマスル・ショールズ、チェスとも短期間で袂を別って。
'70年代後半からはニュー・オーリンズに腰を据えて終の棲家を見つけたアーマですが。
その道中であった。このアルバムに記録されたアーマの歌声も忘れられないのです。

いまだけが。
総てでは無く。
いましか。
無いわけでもなく。
そうなんだなと。

そんなことも。
解らなくなってたかな。
そんなことを。
感じる余裕も失ってたかな。
だとしたら。

ここらで。
少しばかり。
歩調を変えて。
寄り道をしたりもして。
探してみる。

それもありだよね。

不満だけが。
不安だけが。
あるわけではない。
でも。
どうしても。
何かがひっかかるなら。

ここじゃなくと。
いまじゃなくと。
あっちかもしれないしと。
明日かもしれないしと。
探してみる。

それもありだよね。
それが必要なんだよね。



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