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2014年1月

2014/01/25 Sat *家にありて / The Doors

20140125morrisonhotelusorg


家の中。
一歩も。
表へ出ることは無く。
扉を。
空けることも無い。

家の中。
一日中。
何をするでも無く。
扉を。
閉ざしたまま過ぎていく。

拒まず。
追わず。
ただそこにあり。
でもそこには無く。
思いだけが放たれる。

家にありて。

『Morison Hotel』'70年リリース。
ドアーズの通算5枚目となるアルバム。
前年にジム・モリソンがステージ上で自慰行為をして逮捕。
ライヴ活動が思うに任せない状況下で制作されたアルバム。
それ故か。原点回帰を図ったとも思われるサウンドが特徴的で。
ドアーズのアルバムの中でも一番、ブルースの香が濃厚です。
そう元々はブルースに影響されてライヴではかなりブルージーだったドアーズです。
フラワー・ムーブメントの、サイケデリックの寵児の様に扱われ。
ジムのエキセントリックな側面ばかりに光が当てられましたが(戦略でもあったでしょうが)。
隠れていた、隠していた素顔を見せ始めたアルバムと言えるかも。
アルバムに針を落とした瞬間に聴こえてくる「Roadhouse Blues」の衝撃。
それがこのアルバムを象徴しているかな。変な表現ですが肉体を得たドアーズがここにいます。
“Hard Rock Cafe”と題されたA面にバンドとしての、“Morison Hotel”と題されたB面がジム個人としての。
それぞれの世界観を表している様にも聴こえますが。そのいずれもが今までになく外を向いていると。
内を向いて、内を見つめていたものが。外へと、何処かへと旅立とう、脱け出そうとしている。
その姿勢は次作である『L.A.Woman』まで繋がっていて。ジムの旅立ちが予感されるかの様でもあります。
閉じこもる時間が多くなることを余儀なくされていたであろうジムが見ていたのは何処だったんでしょうかね・・・

家の中。
いつでも。
表へ出ることは出来る。
扉を。
空けることも出来る。

家の中。
一日中。
何でも出来ることは出来る。
閉ざされた。
扉をあけ放つことも出来る。

望まず。
求めず。
ただそこにあり。
でもそこには無く。
思いだけが旅立つ。

家にありて。

思いだけが。
放たれる。
旅立つ。
路上へと。
荒野へと。

思いだけが。
歩き。
彷徨い。
飲んだくれ。
眠りにつく。

家にありて。
家になく。
何処かを見ている。
何処へ飛んでいる。
ただ扉を開けることは無く。



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2014/01/24 Fri *贅沢な孤独 / Janis Joplin

20140124joplininconcert


何処にいても。
いつも。
違和感があって。
独りで。
もう慣れっこなんだけど。

それでも。
未だ。
何処かには。
居場所なんてものが。
あるんじゃないかと。

ありはしないだろうと。
解っているのに。
心の片隅では探してる。
そんな感覚があることが。
嫌になる。

何処だって。
此処だって。
受け入れてないのは。
認めてないのは。
他ならぬ自分なんだから。

『Joplin In Concert』'72年リリース。
死後2年を経て編集されたジャニス・ジョプリンの2枚組ライヴ・アルバム。
'68年~'70年の間に遺された音源から14曲が選曲されています。
1枚目がビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーとのライヴで。
2枚めがフル・テイルト・ブギー・バンドとのライヴとなっています。
明らかに粗っぽくてアマチュアっぽさが抜け切れないビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー。
洗練されていて臨機応変に対応するプロ集団って感じのフル・ティルト・ブギー・バンド。
どちらがジャニスの歌声をより際立たせていたのか、どちらをジャニスが好んでいたのか。
いまとなっては知る由もなく。聴く人によってその思いも様々なのだと思います。
前者は明らかにジャニスを支えるのにに力不足で。ジャニス一人が突出してる感は否めないし。
後者はジャニスを受け止めてはいるけれど。受け入れているって程の一体感は薄いかなとか。
要はジャニスの歌声が、その存在がそれだけ個性的で圧倒的な存在だったことなんですけどね。
○○のジャニスなんて形容詞がよく使われますが。誰一人としてジャニスには及びませんからね。
まぁ、及ばないと言うか。その個性があまりにも強くて特異で。実のところ誰も挑んでないってとこかな。
エモーショナル、エネルギッシュ、パワフル、ソウルフル・・・それ以上にその孤独感が唯一無比で。
それもただ淋しいってんじゃなくて。求めて求めて求め続けて。此処も違う、貴方も違うって。
その欲求と自意識の半端じゃない強さ。皆はジャニスを愛してるのに。我侭で贅沢な孤独。
とんでもないよな。はた迷惑もいいところ。なんだけど。それがね、どうしようもなく愛おしいんですよね・・・

何処へ行っても。
どこまでも。
余所者で。
群れられなくて。
もう慣れっこなんだけど。

それでも。
未だ。
何処かに行けば。
終の棲家なんてものが。
あるんじゃないかと。

ありはしないだろうと。
感じているのに。
心の片隅では求めてる。
そんな邪念があることが。
嫌になる。

何処だって。
此処だって。
腰を定めようとしないのは。
捨てられないのは。
誰でもない自分なんだから。

開いてる。
空いている。
受け入れてくれる。
認めてくれる。
総てではないにしろ。

それでも。
此処では無い。
貴方では無い。
その繰り返し。
止められない。

我侭で。
贅沢な孤独。
それは。
解ってる。
それはそうなんだけど。

どうしようもないんだよな。



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2014/01/23 Thu *それしかなかった / Free

20140123freeatlastukorg


なんとか。
やっと。
解放へ。
自由へ。
踏み出した。

ほっとした。
これで。
なんとか。
崩れ去らずに。
踏み止まれる。

それにしても。
ここまで。
なるとは。
こうまで。
しなくては。

でも。
それしかなかった。

『Free At Last』'72年リリース。
一旦は空中分解したフリーが再結集して。
オリジナル・メンバー4人でのラストとなったアルバム。
メンバーそれぞれの活動が思うに任せず。
更には薬物中毒が悪化していくポール・コゾフを見かねて集まって。
もう一度、あの4人ならではのマジックを再現しようと試みたと。
確かにコゾフのギターは啼いてるし、ポール・ロジャースの歌声はソウルフルで。
アンディ・フレイザーのベースはうねってるし、サイモン・カークは重量感に溢れてと。
あのフリーのマジックを構成していたそれぞれの魅力は発揮されています。
だけど。だけどね。どこか物足りない言うか、食い足りないと言うか。
結果的にこれが4人での最後のアルバムになったからそう感じるのかも知れませんが。
全編に渡ってあまりにも枯れていると言うか、もの悲しいんですよね。
同じ哀愁にしても以前のフリーだったら抒情的だったものが。諦念が勝ってしまってると言うか。
魅力的なナンバーもあるんですが艶っぽさがたらいないんですよね。
若くして、それこそ二十歳そこそこで成功を手に入れてしまったフリー。
当然その代償も払った筈で。どこかでそこから解放されたがってもいて。
故にもう元へは戻れないことを感じていたのでしょうか。そのもの悲しさもまた美しくはあるんですけどね。

それでも。
遂に。
解放を。
自由を。
手に入れた。

一先ずは。
これで。
恐らくは。
総てを失う前に。
立ち止まれる。

それにしても。
これしか。
なくなるとは。
ここまで。
しなくてはならないとは。

でも。
それしかなかった。

それしかなかった。
得るものもあった。
更に望むこともできた。
それでも。それは。
本当に欲しいものだったのか。

それしかなかった。
失うものもある。
戻れなくなる危険もある。
それでも。それを。
本当に欲しいものを確かめてみたかった。

それしかなかった。



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2014/01/22 *Wed 想っていたい / The Police

20140122everybreathyoutake


離れていても。
共にいなくても。
いつも。
どこかで。
思っていたい。

届かなくても。
一方通行でも。
それでも。
片隅ででも。
思っていたい。

見つめられなくても。
聞こえなくても。
触れられなくても。
感じられなくても。
思っていたい。

それだけでいい。
それぐらいは。
許されてもいいだろう。

『Every Breath You Take : The Singles』'86年リリース。
活動休止から3年を経て編集されたポリスのベスト・アルバム。
5枚のオリジナル・アルバムから代表曲が選ばれて。
年代順に選曲されている辺りはポリスらしいひねりもありませんが。
「Don't Stand So Close To Me '86」はタイトル通りにこのアルバムの為の再録音で。
すわ、活動再開かと騒がれましたが。そうはなりませんでした。
(本当は新しいアルバムを創るつもりが挫折してこの1曲になったんだとか)
デビュー当時はパンクの文脈で語られもしたポリスですが。
改めて聴くと。最初からその範疇には収まらない多様な音楽性を内包していたんだなと。
まぁ、アンディ・サマーズなんかはアニマルズのメンバーでもあったんですしね。
それでいて。変に頭でっかちにならずにポップでもあった。そこが魅力だったんですよね。
そこがスティングのソロとの違いで。思考先行で面白くなくなったんだよなぁ。
個人的にはやはり初期の「Roxanne」「Can't Stand Losing You」「Message In A Bottle」...
そこらがグッとくるものがありますが。全編通しての完成度の高さはやはり半端じゃ無いなと。
それが結晶したアルバムが『Synchronicity)』であり、「Every Breath You Take」かなとね。
「Every Breath You Take」の隙のなさと慰撫されるかの如き柔らかさの同居は完璧かな。
だからね。そこから先に進めなかったとしても。致し方なかったのかなとも思うのです。

離れていても。
共にいなくても。
いつも。
どこかで。
思っているから。

届かなくても。
一方通行でも。
それでも。
片隅ででも。
思っているから。

見えている。
聞こえている。
触れている。
感じている。
思っているから。

それだけでいい。
それぐらいは。
許されてもいいだろう。

だから。
今夜も。
離れていても。
繋がっているんだなと。
そんな瞬間がある。

遠くからでいい。

見つめていたい。
聞いていたい。
触れていたい。
感じていたい。
思っていたい。



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2014/01/21 Tue *オーバーヒート / The Who

20140121thestoryofthewhoukorg


知らず知らず。
いつのまにか。
気づかないうちに。
熱くなり過ぎて。
限界寸前。

見えなくなる。
止まらなくなる。
思い知らされて。
そうならない様にと。
気をつけてはいたけれど。

元来。
アクセルは踏めても。
ブレーキどころか。
シフトダウンすらも。
苦手なんだよな。

ついつい。
ヒートアップ。
上り過ぎて。
振り切り過ぎて。
焦げ臭くなって気がついて。

『The Story Of The Who』'76年リリース。
英国でのレコード会社移籍に伴って編集されたフーの2枚組ベスト・アルバム。
在籍した各レコード会社の音源からほぼ万遍なく選曲されていて。
当時までのフーの奇跡を振り返るには最適だったこともあって英国では2位まで浮上したと。
(因みに日本盤は契約の関係で2曲が差し替えられていて。そっちのがレアだとも)
今までにも何度も書いていますが。駄作の類が殆ど存在しないフーですからね。
ベスト・アルバムとなれば。好みは分かれても。悪い訳が無くて。
針を落とせば。もう。フーの疾走感と迫力と詩情が一体になった世界に惹き込まれるのみです。
特にその疾走感と迫力に圧倒的な肉体性、現実感、生々しさが伴うのがフーのフーたる由縁で。
その生々しさ、リアリティがパンクの連中にも支持された理由かもしれません。
だからこそ。パンクの勃興期にリリースされたこのアルバムもチャートを上昇したんでしょうね。
特徴的なのはC面が総て『Tommy』からのナンバーとなっていて。
やはりフーにとって『Tommy』ってのは特別な意味を持つアルバムなんだなと思わされます。
当然「Pinball Wizard」も収録されていて。このジャケットはそのイメージからきてるのかな。
ピンボールに熱中する、ピンボールと格闘するトミーの姿が目に浮かぶようです。
その熱さ、激しさの後に訪れる虚無の世界をも描いてしまうところがフーの魅力で。
アルバムを締めくくる「Won't Get Fooled Again」が終わり、針が上がり静寂が訪れる。
そこまで計算して選曲している訳ではないんでしょうが。オーバーヒートした後の虚脱感・・・何とも言えません。

いつからか。
薄々感づいて。
でも未だ大丈夫。
何て間にも加熱して。
限界寸前。

見えていても。
止められなくなる。
思い知らされて。
そうならない様にと。
してきた筈なんだけど。

元来。
ラインを超える。
そのスリルが大好きで。
魅入られたら。
引き返せないんだよな。

ついつい。
ヒートアップ。
行き過ぎて。
超えてしまって。
火花が散った時には手遅れで。

オーバーヒート。
ぶっ壊れて。
分解されて。
漸く止まって。
煙の中で立ち竦む。

やれやれ。
また。
アクセル踏み過ぎた。
ブレーキに片足置き忘れた。
魅入られて戻れなかった。

オーバーヒート。
強制的に。
ゲームから降ろされて。
ガードレールに腰かけて。
やっちまったなと。

この。
虚無感。
虚脱感。
それがまた。
癖になりそうで・・・

オーバーヒート。



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2014/01/20 Mon *救難信号 / The Beatles

20140120helpusver


虫の知らせ。
第六感。
なんでもいいが。
囁いている。
呟いている。

これは。
この感じは。
この空気は。
何よりも。
この匂いは。

告げている。
少しばかり。
ヤバいぞと。
そろそろ。
手を打った方がいいんじゃないかと。

ここが。
いまが。
その。
タイミング。
見逃すんじゃないぞと。

『Help!』'65年リリース。
米国キャピトル盤の『Help!』は厳密にはビートルズのアルバムでなくて。
同名映画のサウンド・トラック・アルバムと言うことになるんでしょうか。
ビートルズが映画で歌った7曲にケン・ソーンなる人物によるインストが5曲。
そのインストは映画の内容を意識してか東洋的な響きが色濃いのが特色です。
それはそれで面白いのですが。やっぱり蛇足って感じがしてしまうかな。
それでもこのアルバム、全米チャートの首位に9週連続で輝いてるんですよね。
ビートルズ恐るべし。まぁ、家庭用ビデオなんて無い時代ですからね。
映画を思い出しながら家で聴いて楽しむにはこの構成が最適だったのかも。
『Help!』に限らず。普段は英国オリジナル盤に針を落とす機会が圧倒的に多いのですが。
このアルバムには個人的に思い出があって。中学生の頃に友達から借りたことがあって。
「Help!」はこのアルバムで初めて聴いたのですね。つまり“あの”イントロ付のヴァージョン。
そうジェームス・ボンドのテーマに導かれて始まる「Help!」が暫く自分の中では「Help!」だったのです。
だから。暫くは真っ当な(?)「Help!」だと物足りないって困ったことになってました。
ジョンが苦悩を吐き出したナンバーに余計なことして邪道だよなと今では思いますが。
当時はジョンの心情なんて誰にも理解されて無かったんだから仕方ないのかな。
久し振りに聴くと。うん。まぁ、これはこれで洒落が効いてて面白いかな。蛇足は蛇足ですけどね。

意識下から。
意識上に表れて。
どうにもなにやら。
蠢いている。
ざわめいている。

これは。
この感覚は。
この震えは。
何よりも。
この匂いは。

告げている。
かなり。
ヤバくなってるぞと。
急がないと。
手の打ちようが無くなるぞと。

ここが。
いまが。
最後の。
タイミング。
見逃すんじゃないぞと。

虫の知らせ。
第六感。
意識上に表れて。
告げたなら。
匂ったなら。

ここらが。
潮時。
明るく。
気軽に装って。
洒落に紛らせて。

救難信号。

打電してみようかね・・・



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2014/01/17 Fri *乗ってけ乗ってけ / Mike Harrison

20140117rainbowrider


何処へ。
行くのか。
何処まで。
行けるのか。
見えないし。

そもそも。
何処へ。
行きたいか。
何処まで。
行きたいのか。

それすら。
正直。
はっきりしない。
だったら。
まぁ。取敢えず。

乗ってみようか。

『Rainbow Rider』'75年リリース。
スプーキー・トゥースのヴォーカリストだったマイク・ハリソン。
そのマイクの3枚目にして最後となったソロ・アルバム。
マイクと言えば。そのソウルフルな歌声がいい味わいを出していて。
スプーキー・トゥースでは高音のゲイリー・ライトとの対比が魅力的でした。
このアルバムでも。そのソウルフルな歌声が十二分に堪能できるのですが。
それにしても。このジャケットはいくらなんでもないよなと。
虹の乗って空飛ぶ生首って・・・どう考えてもいい趣味とは言えないですよね。
ブルージィーなナンバーあり、ゴスペルを思わせるナンバーあり。
更にはスワンプな香り漂うナンバーありで。ハリソンの魅力に溢れてるだけに。
ここらのプロダクション・ワークがもう少ししっかりしてればねと。惜しまれます。
そう。ついでに言えば。狙いがしぼれてない感もあって。
悪くはないけど「Somewhere Over The Rainbow」のカヴァーはやり過ぎかなとか。
アレンジに凝った「We Can Work It Out」は面白い試みだと思うんですけどね。
メンフィス・ホーンズも参加していて。ブリティッシュ・スワンプの佳作ではあるのですが。
垣間見える迷いが傑作にまでは至らせなかったのかなと。
結局、このアルバムを最後にマイクは音楽から足を洗っちゃったんですよね。
それだけに。いいアルバムなんですけど。惜しくもあったかなと。

何処へ。
向かうのか。
何処まで。
辿り着けるのか。
解らないし。

そもそも。
何処を。
向いてるのか。
何処まで。
辿り着きたいのか。

それすら。
正味。
ぼんやりしてる。
だったら。
まぁ。取敢えず。

乗ってみようか。

何処へ。
何処まで。
見えないけど。
解らないけど。
取敢えず。

乗ってみれば。
何処かへは。
向かいだす。
流れだす。
転がり始める。

ならば。
まぁ。
虹にでも乗るつもりで。
虹の向こうへ行くつもりで。
取敢えず。

乗ってけ乗ってけ。

乗ってしまおう。



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2014/01/16 Thu *昇ろうと沈もうと / The Kinks

20140116arthurusorg


この先。
運気が。
上ろうと。
下がろうと。
お構いなしに。

明日も。
日は昇り。
日は沈み。
日々の営みが。
繰り返される。

まぁ。
そんなもんで。
そんなところで。
そうやって。
時は流れていく。

この俺が。
浮かぼうと。
沈み込もうと。
そんなこととは。
関わりなしにね。

『Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)』'69年リリース。
邦題も『アーサーもしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』と長ったらしかったキンクスのアルバム。
当初はTV番組のサントラとして企画されたらしいこのアルバム。
ちょうどコンセプト・アルバムなるものに凝りはじめていたレイ・デイヴィスですから。
嬉々として引き受けて。自分の姉夫婦をモデルにしてストーリーを考えて。
英国の労働者階級のありふれた家庭の物語を大英帝国の盛衰にひっかけたと。
なんてことらしいのですが。この辺り、本当のところはやはり英国人でないと理解できないんだろうなと。
で、肝心のTV番組は予算の関係とかであっさりボツになってしまって。
そのせいもあってか。英国では商業的には失敗したらしいのですが。米国ではそこそこ受けたらしく。
それはやはりサウンドが。ロックンロールしてるからかな。キラキラ輝いてるもんな。
捻くれた物語を書きながらもレイの手によるナンバーはポップだし。
デイヴ・デイヴィスのギターもいい感じで鳴ってるし。決してストレートなナンバーだけではなくて。
フォーキーなナンバーもあるんだけど。全体の煌き方がロックンロールなんだよなと。
その煌めきも実はささやかなもので。その繰り返しに埋没している小市民を皮肉りつつも温かく見つめてる。
素直じゃないんだからな、もうとか言いながら。そんなレイの創る世界が大好きだったりするんですよね。
まぁ、「Shangri-La」そして「Victoria」この2曲が収められてる。それだけで素晴らしい、それでいいんですけどね。

この先。
調子が。
上ろうと。
下がろうと。
お構いなしに。

明後日も。
日は昇り。
日は沈み。
日々の営みが。
繰り返される。

まぁ。
そんなもんで。
そんなところで。
そうやって。
月日は流れていく。

この俺が。
浮かれていようと。
落ち込んでいようと。
そんなこととは。
関わりなしにね。

上ろうと。
下がろうと。
浮かれようと。
落ち込もうと。
お構いなしに。

日は昇り。
日は沈み。
時は流れ。
月日も流れて。
繰り返される。

ならば。
この俺も。
日が昇ろうと。
日が沈もうと。
お構いなしに。

上ったり。
下がったり。
浮かんだり。
落ち込んだり。
してもいいんだと。

上ろうと。
下がろうと。
昇ろうと。
沈もうと。
お互い様でお構いなし。

そんなものだよと。
そんな程度だよと。
思ってしまえば。
昇ろうと沈もうと。
栄枯盛衰。

それもまた楽しからずや・・・かもね!



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2014/01/15 Wed *何を今更 / Sex Pistols

20140115floggingadeadhorse


そう。
決まってた。
否。
決めてた。
何を今更。

悩んでも。
躊躇っても。
もう。
そうするしかないと。
それだけのこと。

何を考えても。
何を言っても。
繰り言でしかない。
知ってた。
解ってた。

ただ、ね。

『Flogging A Dead Horse』'80年リリース。
セックス・ピストルズの英国編集のベスト・アルバム。
オリジナル・アルバムが1枚しかないのにベストかよと。
まぁ、それだけインパクトがあったし商売になったと。
確かにジョニー・ロットンが抜けた後もダラダラと活動して。
色々とやってましたからね。掻き集めれば何とかなったと。
A面がジョニー在籍時の、ジョニーが歌ってる音源で。
B面がジョニー脱退後の、シドなんかが歌ってる音源で構成されてます。
そう。あの列車強盗ロナルド・ヒックスの歌声も聴くことが出来ます。
山師マルコム・マクラーレンによって“創られた”バンドだったっんだなと。
このアルバムに針を落とすと改めてそう強く感じられるのですが。
それに乗って、それを逆手にとってやりたい様にやってるところがいいのかな。
あの時代に。何を今更のストレートなロックンロールを鳴り響かせた。
それこそがセックス・ピストルズの唯一にして最大の功績だったかなと。
ほんと。驚くほどシンプルでストレートで。これしかないロックンロールです。
「Anarchy In The U.K.」「God Save The Queen」だけでも歴史に残るよな。
ジョニーが抜きだとハッキリ言って面っきりB級、座興に過ぎませんが。
それでもシドの歌う「My Way」の性急さ、切実さはそれはそれでロックンロールなんだよな。

もう。
決まってた。
否。
決めてた。
何を今更。

悩んでるふり。
躊躇ってるふり。
そう。
そうしてみたけれど。
それだけのこと。

何も考えられない。
何も言えない。
答えは出てたんだから。
知ってた。
解ってた。

ただ、ね。

死に馬に鞭だろうが。
馬の耳に念仏だろうが。
何を今更でも。
駄目押しが欲しかっただけ。
背中を蹴飛ばされたかっただけ。

ただ、ね。
それだけなんだろうな。



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2014/01/14 Tue *必要なのは / Ian Dury

20140114newbootsandpanties


なんかさ。
不足してるんだ。
物足りないんだ。
その気にさせてくれる。
何かがね。

勿論。
それなりに。
刺激はあるし。
効きそうなものも。
無いではない。

だけどさ。
もう。
その程度じゃ。
手垢のついたものじゃ。
たぶん駄目なんだ。

震わせて。
昂らせて。
立ち上がって。
前を見て。
歩き始めるには。

新しい。
何かが。
必要なんだ。
欲しいんだ。
なくちゃ困るんだ。

『New Boots And Panties !!』'77年リリース。
パブ・ロック史上に輝くイアン・デューリーの1stアルバム。
否、この音楽の豊饒さはパブ・ロックの範疇に収まるものじゃないか。
ここまで息遣いが生々しく、その体温まで伝わってくる様な。
そんな音楽なんて滅多にあるものじゃない。出会えただけでなんと幸せなことか。
デューリーの作りものでない生活感、皮膚感覚が沁み込んだ歌声。
それだけでも十分に魅力的で、惹き込まれるのに。
後にブロックヘッズとなるとなるメンバーの叩き出すリズムとサウンド。
その軽快でいながら粘っこく弾むことったら。なんとファンキーなことかと。
チャス・ジャンケル、ノーマン・ワット・ロイ、チャーリー・チャールズ・・・
ほんとうに。なんと言うか。実に素晴らしいつわもの揃いだったんですよね。
それでいて決してお上品になんかならなくて。それこそ酒と煙草と何やかやの匂いが漂っていて。
「Wake Up & Make Love With Me」に「Sex & Drugs & Rock & Roll」ですからね。
これを好きにならずして何を好きになれって言うんだろうってくらいですね。もう、大好きです(笑)。
日常生活の中にこそある刺激、豊饒なもの。それらへの愛情に溢れた眼差し。
それをソウルやファンクを消化して。ロンドンの街角の歌として歌い、音楽として鳴らした。
どこか懐かしさも感じさせながら。やはり停滞していたシーンに一石を投じた存在だったんですよね。

間違いなく。
枯渇してるんだ。
満たされていないんだ。
その気になれるような。
何かがね。

勿論。
それなりに。
反応はあるし。
効いているものも。
無いではない。

だけどさ。
もう。
その程度じゃ。
予測のつくものじゃ。
本当に駄目なんだ。

震わせて。
昂らせて。
立ち上がって。
前を見て。
歩き続けるには。

新しい。
何かが。
必要なんだ。
欲しいんだ。
なくちゃ困るんだ。

必要なのは。

生々しく。
温かく。
下世話でも。
生命力に溢れた。
そんなものなんだ。

綺麗なだけ。
カッコつけてるだけ。
上辺だけ。
そんな。
上滑りしてるものじゃなく。

汚れてても。
カッコ悪くても。
心の底から。
沸き上がる。共感できる。
そんなものなんだ。

いま、必要なのはね!



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2014/01/13 Mon *どうにもこうにも / Dr. Feelgood

20140113madmanblues


どうにも。
こうにも。
あぁ。
そうさ。
もうね。

どうしたって。
こうしたって。
あぁ。
そうなんだ。
もうどうにもならないんだ。

考えない様にしたって。
そうもいかないし。
そうなったら。
もう止まらない。

憑りつかれて。
おかしくなって。
沈んでしまって。
どうにもこうにも。
憂鬱でたまらないんだ。

『Mad Man Blues』'85年リリース。
ドクター・フィールグッドの13枚目のアルバム。
確か前作でリー・ブリロー以外のメンバーが一新されてて。
その4代目ギタリスト、ゴードン・ラッセルを擁したメンバーでの2枚目です。
やや路線に迷いが生じていた感もあった当時のフィールグッズ、ブリロー。
それを吹っ切る為か。1曲を除いてブルース、R&Bのカヴァーで固めてきて。
針を落とした瞬間に強烈なスライド・ギターが鳴り響く「Dust My Broom」にガツンとやられます。
エルモア・ジェイムス、ジョン・リー・フッカー、フレディ・キング、B.B.キングにリトル・ウォルターと。
もともと大好きで影響も受けてるんでしょうけど。ここまで真正面切ってやるかと。
おそらくフィールグッズの総てのアルバムの中で一番ブルースの匂いが立ち込めてるアルバムです。
それ故に地味な感じもあるのですが。ブリローの渋いヴォーカルを中心にじわじわくるんですよねぇ。
なかでもブリーローの如何わしい笑い声も最高な「Mad Man Blues」とか。
思いっきりディープな「Rock Me Baby」とか。ブリローの濁声ってブルースにも合うんだなと。
その胡散臭さがですね、もう最高だなと。まぁ、企画が良かったってことでもあるのかな。
「My Babe」の性急さもなかなかのものだし。この路線でのライヴ・アルバムも聴きたかっな。
なんにしろ。ウィルコ・ジョンソンもジッピー・メイヨーもいないフィールグッズのアルバムの中では一番かなと。

どうにも。
こうにも。
あぁ。
そうだよ。
いつもね。

どうしようが。
こうしようが。
あぁ。
そうなんだよ。
もうどうしようもないんだ。

考えない様にしようって。
その瞬間に考えてるんだし。
そうなったら。
もう駄目なんだ。

憑りつかれて。
おかしくなって。
沈んでしまって。
どうにもこうにも。
憂鬱でたまらないんだ。

そう。
どうにも。
こうにも。
休みの終わる夜は。
非日常が終わる夜は。

おかしくなる。
狂ってしまう。
終わらないでくれと。
戻りたくないんだと。
叫んでいるんだ。

どうにもこうにも。

強烈なブルースが鳴り響いているんだな(苦笑)。



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2014/01/12 Sun *紡がれゆくもの / The Rolling Stones

20140112storyofthestones


紡がれてきたもの。

理由はなく。
理屈でもなく。
導かれる如く。
縁としか言い様が無く。
紡がれ。繋がれ。

そんなものでしかない。
その縁が。繋がりが。
他の何ものよりも。
大切で。愛おしくて。
そんなこともあるのだと。

今日まで。
今夜まで。
いまこの時も。
繋がっている。
その事実に心震えて。

その始まりを。
その出会いを。
苔むさずに転がってきた。
その道程を。
思ってみる。

『Story Of The Stones』'82年リリース。
デッカ時代の音源から編集されたローリング・ストーンズの2枚組編集アルバム。
よくある話ですが。おそらくは同年の欧州ツアーに便乗したものと思われて。
デッカの系列と思われる廉価版のレーベルが発売元となっています。
(一説にはTV通販用のアルバムだったとの話もあります)
「Come On」から「You Can't Always Get What You Want」までとデッカ時代を幅広く。
アルバム2枚で俯瞰できるようにと片面に8曲ずつ、全24曲が収録されています。
律儀に8曲ずつに拘ったせいか、必ずしも年代に沿った曲順にはなっていなくて。
「Little Red Rooster」の次に「Let It Bleed」とか。「Under My Thumb」の次に「Come On」とか。
なかなか楽しませてくれます。代表曲、ヒット曲の類はほぼ網羅して。押さえるところは押さえつつ。
それ以外は比較的初期の渋いところを選んで。しかもモノラルで収録しているあたり。
廉価版と言いながらも。なかなかにマニアック、愛情のある仕事ぶりに好感が持てるかな。
「Off The Hook」「I Just Want To Make Love To You」「I Wanna Be Your Man」「Walking The Dog」...
そんなナンバーが「Honky Tonk Women」「Jumpin' Jack Flash」「Street Fighting Man」と同居してます。
こうやって聴くと。'60年代だけでもストーンズの進化、深化は驚異的だし。その物語は波乱万丈だし。
まぁ、凡百のバンドならこれだけで十分歴史になるんでしょうが。ストーンズは終わってませんからねぇ。
ストーンズによって紡がれてきたもの、ストーンズが紡いでいくもの。まだまだ興味は尽きないのです。
それにしても。ジャケットに載せてもらえてないミック・テイラー。内ジャケにもその姿はありません。
選曲と同様に意図があってのことなのかな。でもここまで徹底してるのも珍しいかもです。

紡がれゆくもの。

理由はない。
理屈もない。
またも導かれる如く。
縁としか言い様が無い。
紡がれ。繋がれ。

そんなものでしかない。
新たな縁が。新たな繋がりが。
生まれていくことが。
大切で。愛おしくて。
そんなことがあるのだと。

今日も。
今夜も。
いまこの時から。
繋がっていく。
その事実に胸膨らんで。

その始まりを。
その出会いを。
千鳥足で転がってゆく。
その道程を。
思ってみる。

そして。
紡がれてきたもの。
紡がれゆくもの。
その総ての始まりの。
それを与えてくれた。

その。
笑顔を。
その。
声を。
思い浮かべながら。

一人。
静かに。
グラスを。
奉げてみる。
まだまだ続くみたいだよと。

紡がれゆくもの。



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2014/01/09 Thu *探してみる / Irma Thomas

20140109downatmuscleshoals


ここだけが。
総てでは無く。
ここしか。
無いわけでもなく。
そうなんだなと。

そんなことも。
忘れてたかな。
そんなことを。
考える余裕も失ってたかな。
だとしたら。

ここらで。
少しばかり。
歩調を緩めて。
立ち止まったりもして。
探してみる。

それもありかもね。

『Down At Muscle Shoals』'84年リリース。
ニュー・オーリンズの歌姫アーマ・トーマス。
実はその枠に収まらないソウル・シンガーであって。
ゴスペルをルーツにもつアーマの魅力を最も引き出したのは。
実はマスル・ショールズのフェイム・スタジオで。
チェスの為に行われた'67年のそのセッションを収めた日本編集アルバム。
全12曲のうち当時シングルとして発売された6曲以外は未発表だったもので。
そんな音源を積極的に発掘していたP-VINEの仕事は素晴らしいの一言です。
恐らくシングルの売れ行きが思わしくなくアルバムも制作されなかったのでしょうが。
アーマの歌声、そのブルージーでソウルフルで味わい深い歌声は実に魅力的です。
決してド迫力って歌声ではなくて。深いながらも可憐な感じがあってですね。
そんなアーマが歌う「I've Been Loving You Too Long」なんて堪らないものがあります。
その可愛らしさがディープなソウル・ファンには受けなかったりしたのかもですが。
なんとも愛らしいんですよね。それが滲むバラードこそがアーマの本領なんでしょうね。
'60年代前半にヒットを出して以降は商業的には恵まれなくて。身の置き場所を探し求めて。
相性抜群で安住の地とも思えたマスル・ショールズ、チェスとも短期間で袂を別って。
'70年代後半からはニュー・オーリンズに腰を据えて終の棲家を見つけたアーマですが。
その道中であった。このアルバムに記録されたアーマの歌声も忘れられないのです。

いまだけが。
総てでは無く。
いましか。
無いわけでもなく。
そうなんだなと。

そんなことも。
解らなくなってたかな。
そんなことを。
感じる余裕も失ってたかな。
だとしたら。

ここらで。
少しばかり。
歩調を変えて。
寄り道をしたりもして。
探してみる。

それもありだよね。

不満だけが。
不安だけが。
あるわけではない。
でも。
どうしても。
何かがひっかかるなら。

ここじゃなくと。
いまじゃなくと。
あっちかもしれないしと。
明日かもしれないしと。
探してみる。

それもありだよね。
それが必要なんだよね。



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2014/01/08 Wed *口に出してみる / Stevie Wonder

20140108uptight


まぁ。
とりあえず。
口に出してみる。
言霊とやらが。
あるのなら。

その力で。
少しはなんとか。
なるんじゃないか。
なんとかしてくれるんじゃないか。
淡い期待を抱きながら。

焦らない。
怒らない。
一先ず。
無かったことにしてもいい。
そうすれば。

大丈夫。
心配ない。
上手くいく。
いくだろう。
いくんじゃないかな。

単純に過ぎるけど。

『Up-Tight』'66年リリース
変声期を経たスティーヴィー・ワンダーの最初のアルバム。
スティーヴィーって本来はライターとしてモータウンと契約したんですよね。
それでもデビューのきっかけをつかんでヒット曲も出して。
でも変声期を迎えてしまって。モータウンも扱いに困って。
今では信じられませんが。一時期は契約解除の危機にあったんだとか。
そこで開き直ったのか。勢い一発みたいな感じで書いた曲が起死回生のヒット曲となったと。
それがストーンズの「(I Can't Get No) Satisfaction」にインスパイアされたらしい「Up Tight」だったと。
ひたすらに元気よく、Baby,Everything Is Alright,Uptight,Out Of Sight~♪と歌われるこの曲。
まさしく総てはオールライトとなって。契約延長。オリジナルも含むアルバムも創られてと。
このアルバムが、その後スーパースターへと飛躍していくスティーヴィーの礎になったんですね。
ただ。アルバム全編を通しては一本調子でもあって。ちょっと物足りなくもあるんですけどね。
まぁ、耳にした誰もが元気になっちゃう「Up Tight」それが収められてるってだけで十分かな。
急遽制作して曲が足りなかったのか。変声期前の可愛らしい歌声が聴けるナンバーがあるのもご愛嬌です。
兎にも角にも。やはり「Up Tight」に尽きるかな。このリズム感、躍動感。やっぱり天賦の才ですかね。
'72年のストーンズのツアーでは「(I Can't Get No) Satisfaction」とのメドレーで共演してました。

そう。
とにかく。
口に出してみる。
言霊とやらを。
信じてみる。

その力で。
少しはなんとか。
出来るんじゃないか。
なんとか出来るだろうと。
一縷の望みを託しつつ。

慌てない。
塞がない。
一先ず。
回り道になってもいい。
そうすれば。

大丈夫。
心配ない。
上手く出来る。
出来るだろう。
出来るじゃないかな。

そう単純じゃないけれど。

とにかく。
戻るには。
破るには。
崩すには。
笑うには。

口に出してみる。

無理やりでも。
何でも。
大袈裟でも。
ちょっと嘘っぽくても。
言い聞かせてみる。

大丈夫。
大丈夫なんだ。
おそらく。
たぶん。
まぁ、なんとかと。

元気よく。
口に出してみる。



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2014/01/07 Tue *撃たれた! / Jr. Walker And The All Stars

20140107shotgun


撃たれた!

うっかり。
忘れた。
ついつい。
忘れた。
まぁ、油断した。

あれ。
こいつは。
少しばかり。
ヤバいかなと。
思った時には。

間に合わなかった。
手遅れだった。
不意を突かれて。
的を絞って。
引き金を引かれて。

撃たれた!

『Shotgun』'65年リリース。
モータウンの中でも異彩を放っていたジュニア・ウォーカー&ザ・オールスターズ。
ウォーカーはモータウン入りする以前にクラヴ・サーキットで叩き上げたサックス奏者で。
何故、そんなウォーカーがモータウンに入社したのか。謎ではありますが。
そんなウォーカーがある日クラヴで踊ってる若者達のダンスにインスパイアされて。
即興に近い形で書き上げたナンバーが「Shotgun」だったと。デモが気にられていざ録音。
インスト専門だったので。旧知のヴォーカリストを呼ぶもスタジオに現れず。
急遽、ウォーカーが歌うことになって。そのやけっぱちな気分も功を奏してか豪快でご機嫌でと。
で、R&Bチャート1位の大ヒットとなって。めでたくアルバムも制作するに至ったと。
まさに必殺の一撃になった訳ですね。うん。確かにカッコいいの一言に尽きるナンバーです。
冒頭に入る銃声の効果音もまた雰囲気なんですよね。どうやって作ったかには諸説あるみたいですが。
基本的にシンプルなジャンプ・ナンバー、ダンス・ナンバー中心、それに尽きるのですが。
そのゴリゴリと突き進むノリを煽って勢いをつけてるのがウォーカー自身のブロウとヴォーカルで。
ブロウはともかく。「Shotgun」で自信をつけたヴォーカルの熱さもなかなかのものです。
同じサックス奏者であるキング・カーティスと比較すると過小評価されてるウォーカーですが。
モータウンにもこんな御機嫌なファンキーな一撃をぶっ放すいかしたバンドがあったことは忘れたくないかな。

撃たれた!

うっかり。
じゃすまされない。
ついつい。
どころじゃない。
その油断が致命傷。

おい。
こいつは。
少しばかりどころか。
かなりヤバいかなと。
感じた時には。

間に合わなかった。
手遅れだった。
ぽっかり風穴空いて。
溢れ出して。
止められなくなって。

撃たれた!

そんな。
気配はあったので。
それなりに。
用心していたのに。
隙を突かれた。

この油断は。
言い訳できない。
ものの見事に。
つけ込まれた。
崩された。

撃たれた!

さてと。
どう。
対処するか。
そいつは。
ちょいとばかりやっかいなんだよね・・・



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2014/01/06 Mon *毒には毒を / Pee Wee Crayton

20140106peeweecrayton


月曜日だし。
年明けだし。
連休明けだし。
そりゃまぁ。
愉快ではないよなと。

それどころか。
正直。
憂鬱だよなと。
そりゃまぁ。
当然だよなと。

憂鬱。
笑顔で挨拶。
早速打ち合せ。
あれこれ算段。
でも憂鬱。

どう。
やり過ごす。
どう。
かわす。
兎にも角にも。

さっさと片付けて、と。

『Pee Wee Crayton』'60年リリース。
テキサス出身のブルース・ギタリスト、ピー・ウィー・クレイトン。
'40年代後半から'50年代前半のモダンへの録音を集めたアルバム。
何でも30歳を過ぎてからブルースに、ギターに目覚めたと言うピー・ウィー。
その手ほどきをしたのがあのTボーン・ウォーカーだったんだとかで。贅沢と言うか何と言うか。
尤も。ピー・ウィー自身は後に教わってもいないし、奴より俺のが巧いと豪語してたんだとか。
そのワイルドな性格がその奏法にも表れていて。その音色は太くて粗っぽいのが特色かなと。
ブギーでは遠慮なく突っ込んでくるし。ムーディーなスロー・ブルースでも迫力が凄いなと。
ガガガッ、ガガガッ、ギューン。ブーン、ブーン、ブーン。デデデ、デデデ、デデデデ~と。
「Blues After Hours」「Texas Hop」とインストでのヒット曲を連発したピー・ウィーです。
確かになと。このギター荒らしさには妙な心地良さがあって癖になるよなと思います。
ジャケットのギターのピック・ガードが傷だらけで。如何にそのカッティングが激しかったかなんて話も。
太く粗く激しく。そのワイルドさ。その一点勝負。その一芸のみ。その徹底ぶり。
そこまで出来ればお見事と言うしかほかなく。その突き抜けたブルースの陽気な生命力が好きなんです。
このアルバムにはジャズの影響が窺えたりもするのですが。後年になればなるほど。
そのワイルドさに磨きがかかったとかで。実は器用なくせに敢えて一芸にかけたのかもしれませんが。
だとしたら。その思いきりのいいセンス、勝負勘もまたブルースだよなと思うのです。

月曜日なんて。
年明けなんて。
連休明けなんて。
愉快なわけないよなと。
そりゃそうだと。

それどころか。
当然。
憂鬱だよなと。
そうに決まってると。
開き直って。

憂鬱。
笑顔で挨拶してみせて。
打ち合せ、さっさと終わらせて。
算段、あれこれ適当に。
この憂鬱。

どうにか。
やり過ごして。
どうにか。
かわして。
兎にも角にも。

さっさと片付けた、と。

さぁ。
解放されたら。
ここからは。
自分の時間。
自由だぞと。

旨いもん食って。
美味しい酒飲んで。
御機嫌なレコードに針を落として。
そうなんだけど。
そうしても。

月曜日なんだな。
年明けなんだな。
連休明けなんだな。
そりゃまぁ。
そう簡単ではないよなと。

この憂鬱は。
しつこいぞと。
しぶといぞと。
ちょっとやそっとじゃ。
晴れやしないぞと。

ならば。
毒には毒を。
憂鬱には憂鬱を。
ブルースにはブルースを。
そいつにかけてみようかと。

以て制す。
そんな。
生命力にかけてみるのも。
悪くはないかと。
この時間を楽しんでみる。

毒には毒を。



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2014/01/05 Sun *前へ / The James Cotton Band

20130105liveandonthemove


前へ。
足も。
身体も。
気持ちも。
踏み出そう。

踏み出す。
用意を。
準備運動を。
今のうちに。
しておこう。

声を聞いたら。
すぐに。
躊躇わずに。
始めの一歩を。
踏み出せる様に。

とにかく。
とりあえず。
まぁ。
あまり考えずに。
前へ。

『Live & On The Move』'76年リリース。
ジェイムズ・コットン・バンドの2枚組ライヴ・アルバム。
古くはマディ・ウォーターズ・バンドにも在籍していたコットン。
オーソドックスなシカゴ・ブルースもお得意なハーピストですが。
リトル・ウォルターやジュニア・ウェルズと比較すると個性に乏しいかなと。
悪くは無いんですけどね。可もなく不可もなくって感があって。
それが。ブッダに移籍してその才能が一気に開花したってところで。
その縦横無尽にブロウするファンク・ブルース。まさにスーパー・ハープだなと。
ブッダにおける3枚目がこのアルバムで。1枚目、2枚めからのナンバーを中心に弾けてます。
その前へ前へとつんのめりながら疾走する勢い、その熱さ。新しいブルースの誕生です。
否、ブルース云々関係なく。ただひたすらにカッコ良いんですよね。ジャンルもぶっ飛ばしちゃったと。
そう言えば当時はJ.ガイルズ・バンドとの類似性を指摘されたりもしたんだとか。なるほどね。
そんなバンドをコットンと共に牽引しているのがマット・“ギター”・マーフィーで。
切れ味鋭いギターと正確なカッティングでバンドの屋台骨をしっかりと支えています。
だから安心してコットンも、若いリズム隊も暴れまわれているんだろうなと思われて。
ここらのまとめ役としての安定感を買われてブルース・ブラザーズ・バンドに呼ばれたのかななんて。
マーフィーの手による「Boogie Thing」なんて聴いてると。もううずうずむずむず堪らなくなるのです。

前へ。
足も。
身体も。
気持ちも。
踏み出すんだな。

踏み出す。
準備を。
事前確認を。
今のうちに。
しておこう。

風が動いたら。
すぐに。
逡巡せずに。
始めの一歩を。
踏み出してしまえる様に。

とにかく。
とりあえず。
まぁ。
あまり迷わずに。
前へ。

まぁ。
とにかく。
とりあえず。
生きてるからな。
前へ。

躓きながらも。
前のめりに。
踏み出して。
そのまま前へ前へ。

止まらなければ。
つんのめりながらでも。
やがて勢いがつき。
やがて熱くなり。
やがて弾みだすだろう。

前へ。



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2014/01/04 Sat *今日もそれぞれのブルース / Various Artists

20140104chicagothebluestodayvolone


今日も。
今夜も。
それぞれが。
それぞれに。
背負ってる。

背負いながら。
笑ってる。
飲んでいる。
誰かを求めて。
集ってる。

しかたないさ。
こんなもんさ。
強がってみせながら。
どこか寂しくて。
独りではいれらない。

今日もそれぞれのブルース。

『Chicago The Blues Today ! Vol.1』'66年リリース。
当時のシカゴ・ブルースの息吹を記録しておこうと企画されたシリーズ。
その第一弾にはジュニア・ウェルズ、J.B.ハットー、そしてオーティス・スパンと。
当時の若手、中堅、ベテランがバランスよく選ばれて収録されているってとこかな。
先陣を切るのはウェルズで盟友バディ・ガイにエイシズのリズム隊と言う最強の布陣で。
脂が乗っていること、その勢いでは3組の中でも断トツかなと。
ウェルズとバディの相性の良さ、その相乗効果の生み出す凄味が如何程か。
それがひしひしと感じられます。十八番の「Messin' With The Kid」もいいのですが。
スロー・ブルースのエグいことと言ったら。これはもうねぇ。身震いするほどです。
ハットーはトリオでの演奏で。ハットーらしい勢いの感じられるブルース。
ただ、デルマークでの録音なんかと比較するとやや軽いと言うか、単調と言うか。
襲いかかる様な迫力、その重量感。そんな持ち味は発揮し切れてない感じがあります。
そしてトリを務めるのがマディー・ウォーターズ・バンドの番頭格だったオーティス・スパン。
スパンのピアノとドラムスの2人での演奏が収められています。
数多いるブルース・ピアニストの中でも最高峰だったスパンです。ここでの指捌きも素晴らしく。
いつもの様に。時に悪魔が、時に天使がその指先には宿っているかの如くです。
ヴォーカルは苦しいところもあるのですが。そのピアノの弾むさま、転がるさまは見事です。
これが総てでは無いのですが。当時のシカゴ・ブルース、その一面を捉えているのは確かです。

今日も。
今夜も。
それぞれが。
それぞれで。
憑りつかれてる。

憑りつかれたまま。
笑ってみせる。
飲んで。燥いで。
誰かを求めて。
寄り添ってる。

しかたないさ。
どうにもならないさ。
悟った振りを装いながら。
未だ諦められなくて。
独りではいれらない。

今日もそれぞれのブルース。

激しく。
燃え盛ったり。
蒼く。
内に秘めたり。
それぞれ。

陽気に。
弾んだり。転がったり。
切なく。
啼いたり。滲んだり。
それぞれ。

どこか。
触れ合い。
振れ合い。
共鳴して。
共感して。

今日もそれぞれのブルース。



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2014/01/01 Wed *歩き続ける / Sonny Boy Williamson

20140101sonnyboymorerealfolkblues


歩き続ける。

とにかく。
まぁ。
今年も。
また。
歩き続けよう。

時には。
脇道に逸れたり。
偶には。
立ち止まったり。
それでも。

一歩ずつでも。
三歩進んで。
二歩戻ろうと。
とにかく。
歩き続けよう。

いま。
出来ること。
それしかないなら。
それだけでも。
やり続けよう。

『More Real Folk Blues』'66年リリース。
サニー・ボーイ・ウィリアスンⅡ世のチェスでの3枚目のアルバム。
1曲を除いては'60年代初期の録音から選曲されています。
A面頭が「Help Me」で。あの「Green Onions」から着想を得たらしいこのナンバー。
これがサニー・ボーイの最後のヒット曲だったんだとか。なかなかの名曲です。
'60年代に入って。サニー・ボーイもソウルの影響とは無縁ではいられなかったと。
それも関係してか。ジャケットは靴底のソールとソウルをかけたって説も。
もっと言えば。'66年ですからね。ビートルズの“あのアルバム”を想起させたりもして。
何にしろ。少しばかり安易じゃないかと。もっとまともなジャケットで世に問えよと。
でも。あれか。放浪のブルース・マン、靴底減らしてナンボのサニー・ボーイらしくもあるかな。
アルバム全体を通しては若干地味な印象もありますが。
そこはサニー・ボーイですからね。そのブルース・ハープ、その歌声。
如何わしさや胡散臭さを十分に滲み込ませたその味わいはやはり他の追随を許さないかな。
滲むどころか沁み込んでますからね。洒脱でありながらも泥臭くて。そこが堪りません。
大ぼら吹きで有名だったサニー・ボーイですが。それ故の生き様が反映されたブルース。
ソール減らして、ソウル燃やしたそのブルース。それに励まされる時もあるのです。

歩き続ける。

とりあえず。
まぁ。
今年は。
そう。
歩き続けよう。

時には。
道草食ったり。
偶には。
蹲ってしまったり。
それでも。

歩幅は小さくとも。
三歩進めなくても。
一歩一歩で。
とりあえず。
歩き続けよう。

いま。
出来ること。
それだけだけど。
それだからこそ。
やり続けよう。

歩き続けよう。
やり続けよう。
靴底減らして。
魂、その燃やしどころ。
探して。

とにかく。
とりあえず。
今年も。
また。
一歩ずつでも。

歩き続ける。



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