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2014/02/13 Thu *いい事ばかりは / Howlin' Wolf

20140213sittinontopoftheworld


いい事ばかりは。
ありゃしないんだな。
これがさ。
ほんとにさ。
見事なもんだよ。

昨夜までは。
それこそ。
世界の頂きに。
腰を下ろしてる。
そんな気分だったのに。

目が覚めたら。
なんのことはない。
真っ逆さまに。
転げ落とされて。
幸福なんてどこへやら。

いい事ばかりは。
ありゃしない。

『Sittin' On Top Of The World』'86年リリース。
P-Vineの編集による'55年~'57年の音源を集めたハウリン・ウルフのアルバム。
小指に嵌めたスライド・バーも渋い、ジャケットのウルフ。相当な強面です。
'60年くらいのショットとのことですが。この迫力、この凄み。流石はウルフ親分です。
元々は南部メンフィスでその名を轟かせ、睨みをきかせていたウルフ。
一節ではマディ・ウォーターズの紹介でシカゴのクラヴ回りを始める様になったとか。
で、あっという間にその強烈な唯一無比な個性でシカゴ一帯を荒らしまわったと。
マディ、内心穏やかじゃなかったんじゃないかなとか。想像してしまいます。
なんでもウルフのライヴを体験したある人が。その様はレコードには捉えらてないと言ったとか。
それほど。ラフでワイルドで凄まじかったんでしょうね。確かに遺されてる映像観ても半端無いしな。
それこそクリームのカヴァーでも有名な「Sittin' On Top Of The World」って感じだったんだろうなと。
いや、でも。十分にレコードでも凄いですけどね。そりゃライヴよりは抑制されてるのかもしれませんが。
抑えきれない、隠しきれない荒々しさ、粗暴な迫力。この濁声で迫られたら降参するしかないよなぁ。
で、また若頭たる(?)ヒューバート・サムリンのギターが鋭く突っ込んできて。いいコンビです。
ウルフとヒューバートか、朝吉と清次かってところですかね(誰も解らないって・・・)。
で、濁声、ド迫力、凄みたっぷりなんですけど。ウルフってどこか微妙に愛嬌もあってね。
そこにどこか親しみを感じてしまうと言う。マディとはまた別の個性があって好きなんですね。
それこそ頂上からどん底まで。様々味わいながら。それでも吠えながら、ニヤッと笑って。ブルースです。

いい事ばかりは。
ありゃしないんだな。
まったくさ。
言葉も無いくらい。
見事なもんだよ。

ついさっきまで。
それこそ。
世界の頂きで。
言葉にも出来ない。
それほど御機嫌だったのに。

夜が明けたら。
なんのことはない。
有無も言わさずに。
突き落とされて。
幸福なんてどこへやら。

いい事ばかりは。
ありゃしない。

まったくな。
裏目裏目で。
泣きっ面。
可哀そうに・・・
なんてもんじゃないぜ。

あんなに。
上ってたのに。
浮いてたのに。
笑いを噛み殺すのに。
苦労してたのに。

こんなに。
下がっちゃった。
沈んじゃった。
苦虫潰して。
それでも収まらない。

いい事ばかりは。
ありゃしない。

まったくな。
ほんとにな。
見事なもんだな。
油断も隙も。
あったもんじゃなぇ。

でも。
だからな。
覚えとけよ。
もう一度。
上ってやるからな。

にしても。
いい事ばかりは・・・ほんとありゃしないよな(苦笑)。



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