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2014/02/21 Fri *包まれたなら / Cilla Black

20140221surroundyourselfwithcilla


その街に。
向かい。
その街で。
降りて。
歩き出す。

それだけで。
胸が。
ときめく。
心が少し。
軽くなる気がする。

その街に。
漂う。
その空気に。
感じられる。
気配。

その街の。
何処かで。
今この時を。
過ごしているであろう。
その微笑を思う。

包まれたなら。

『Surround Yourself With Cilla』'69年リリース。
リヴァプールの歌姫、シラ・ブラックの4枚目のアルバム。
実はリヴァプール出身でビートルズに次いで英国でセールスを上げたのはシラだったとか。
それくらい英国では長い間、親しまれているスターだったりします。
'70年代にTV番組の司会をしていて。マーク・ボランとデユエットしてるシーンを観た記憶が。
さて。ビートルズの出演していたキャバーン・クラブのクローク係をしていて。
ビートルズやブライアン・エプスタインの目に留まり。レノン=マッカートニーの曲でデビューと。
そんな逸話で知られるシラです。まぁ、多分に話が盛られてる感もありますけどね。
余談ですが。本名はプリシラ・ホワイトで。エプスタインによってホワイトからブラックに変えさせられたと。
当然。当時のブリティッシュ・ガール・ポップの一翼を担っていたわけで。
前述の様にビートルズの妹分として売り出されたんですけどね。どうにもイメージとしてはですね。
ガール、少女と言うよりも。もう少し大人びていたと言うか。大人の女性って感じが強かったみたいで。
その歌の上手さもあったんでしょうが。その個性でポップ・シンガーとして独り立ちしています。
だからかな。言われるほどレノン=マッカートニーの曲ばかり歌ってたわけでもないんですよな。
このアルバムではフィフス・ディメンションや二ルソン、ビージーズなどのカヴァーを。
実に堂々と歌っていて。包容力もあわせ持った大人のシンガーとしての魅力に溢れています。
全英3位まで上昇した「Surround Yourself With Sorrow」なんてその際たるものかな。
蛇足ですが。シラって結構トホホなジャケットが多いのですが。このジャケは可愛いかなと。

その街を。
歩いて。
その街で。
立ち止り。
また歩き出す。

それだけで。
胸が。
痛くなる。
足取りが少し。
重くなった気がする。

その街に。
漂う。
その空気に。
感じられる。
匂い。

その街の。
何処かで。
今この時を。
過ごしているであろう。
その吐息を思う。

包まれたなら。

その気配に。
その匂いに。
包まれたなら。
それは。
ささやかな幸せで。

でも。
その気配が。
その匂いが。
想起ささせる。
誰かはここにはいない。

包まれたなら。

ささやかに幸せで。
そして。
そうであればこそ。
少し・・・かなり淋しくて。
坂の上を見上げて立ち止まる。

包まれたなら。



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