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2014年2月

2014/02/25 Tue *だって君も好きそう / Martha And The Vandellas

20140225dancepartyorg


ダンス・パーティへ。
おいで。
だって君も好きそう。

ちょいとばかり。
会場は大きすぎるけど。
かなり。
パー券は高いけど。
それでもさ。

最高のバンドが。
演奏するんだぜ。
行かないってのは。
無いだろう。
どう考えてもさ。

否。
考える前に。
ほら。もう。
路上に駆け出して。
ステップ踏んでるじゃん!

ダンス・パーティへ。
おいで。
だって君も好きそう。

『Dance Party』'65年リリース。
ハイ・スクール卒業後にバック・シンガーとして歌い始めて。
芽が出なかったのでモータウンには事務職として入社したと言う。
そんな異色のキャリアの持ち主、マーサ・リーヴス。
ある日、セッションに表れなかった歌手の代役で歌ったら認められて。
4人組のガール・グループの一員に抜擢。でもなかなか売れなくて。
嫌気がさしたリード・シンガーが辞めてしまって。3人組となって。
ついに主役の座を射止めて。マーサ&ヴァンデラスが誕生したと。
じっと我慢して耐えて甲斐あって。(Love Is Like A) 「Heat Wave」が大ヒット。
そして続いて爆発的なヒットとなったのが「Dancing In The Street」なのでした。
これぞ'60年代のモータウンを、'60年代のソウルを代表するダンス・ナンバーで。
実に何というか。もうとにかく路上へ駈け出して踊らずにはいれらなくなるのです。
ミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイによる喧嘩腰(?)のカヴァーもありましたね。
その「Dancing In The Street」を始めとしてこれでもかとダンス・ナンバー詰め込んで。
アルバム・タイトルがズバリ、『Dance Party』ですからね。御機嫌だったらありゃしない。
それまでの鬱憤を晴らすかの様に。マーサのソウルフルな歌声の弾けること、弾けること。
ファンク・ブラザーズによる完璧なダンス、ファンクサウンドも熱くさせてくれます。

ダンス・パーティへ。
おいで。
だって君も好きそう。

ちょいとばかり。
音響には期待できないけど。
かなり。
パー券のさばき方はあれだけど。
それでもさ。

最強のバンドが。
演奏するんだぜ。
行かないってのは。
無いだろう。
どう考えてもさ。

否。
考える前に。
ほら。もう。
路上の上で。
ステップ踏んでるじゃん!

ダンス・パーティへ。
おいで。
だって君も好きそう。

会場の大きさも。
音響の悪さも。
気にもさせない。
最高で最強の。
ダンス・パーティだぜ。

パー券の。
金額や。
さばき方も。
忘れさせてくれる、熱い。
ダンス・パーティだぜ。

それに。
それにだよ。
ここだけの話。
この国で開かれるのは。
最後かも知れないんだぜ。

ダンス・パーティへ。
おいで。
だって君も好きそう!



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2014/02/24 Mon *ガールズ!ガールズ!ガールズ! / The Marvelettes

20140224themarvelettes


どたばた。
あたふた。
じたばた。
しながらも。
元気いっぱいで。

走って。
駆けまわって。
焦って。
笑って。
陽気さに溢れていて。

巻き込まれて。
こっちまで。
テンション上って。
楽しくなって。
退屈なんか吹っ飛んで。

そんな娘達が大好きだ。

『The Marvelettes』'67年リリース。
初期のモータウンを支えたガール・グループ、マーヴェレッツ。
ハイ・スクールの同窓生5人で結成。コンテストで優勝して。
ベリー・ゴーディの目に留まってモータウン入り。
直ぐに「Please Mr. Postman」の大ヒットでスターの仲間入りを果たしました。
リード・ヴォーカルのグラディス・ホートンの歌声にはブルージーな迫力があって。
その単に可愛い娘ちゃんに止まらない本格的な黒っぽさ。
それこそが海を越えてビートルズの心をも捉えたのではないかと思います。
勿論、ガール・グループですから。可愛らしいナンバーを歌ってるんですけど。
その元気なこと、陽気なこと。その生命力が弾ける感じが堪らないんですよね。
やがてシュープリームスなんかにトップの座を譲ることになるんですけど。
それでもコンスタントに作品を発表し続けられた陰には社内には彼女達のファンが多かったのかなとか。
なんとなくそんな気がしてしまう。とにかく親しみやすく愛すべきマーベレッツなのです。
結構、メンバーの出入りが激しくて。このアルバムでは3人になってますが。
多少、軽い感じになりながらも「Barefootin'」のソウルフルな感じとか相変わらず御機嫌なのです。
とにかく。針を落とすと。いつでも。テンション上がてって楽しくさせられるのです。大好きだなぁ。

頭にきたり。
腹が立ったり。
悔しくてしかたなかったり。
それでも。
元気な顔して。

全力で。
全速力で。
かきわけていく。
突っ走っていく。
陽気さを振りまきながら。

巻き込まれて。
慌てて。
一緒に騒いでるうちに。
楽しくなって。
退屈なんか忘れてしまう。

そんな娘達が大好きだ。

ガールズ!ガールズ!ガールズ!

元気に。
陽気に。
走って。
笑って。
生命力に溢れてる。

敵わないね。
何だか。
全部ぶっ飛ばしてくれて。
元気にしてくれる。陽気にしてくれる。
これで、いいんだと。安心させてくれる。

ガールズ!ガールズ!ガールズ!

そんな娘達が大好きなんだな!



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2014/02/23 Sun *止めたつもりでも / Four Tops

20140223fourtopssecondalbum


もう。
なんか。
いいかなと。
どうも。
いまひとつだしなと。

まぁ。
そろそろな。
区切りつけてもいいかなと。
そんなに。
燃えてこないしなと。

だから。
一歩退いて。
少し離れて。
眺めていよう。
そんなところかなと。

思ってたんだけどね。
ところが。
これがね。
なかなか。
そうもいかないんだなと。

止めたつもりでも。

『Second Album』'65年リリース。
高校の卒業パーティで結成された4人によるフォー・トップス。
その結束の固さと。リーヴァイ・スタップスを中心とした溌剌とした歌声。
このジャケットも。その真面目さと清潔さを前面に押し出した感じがあります。
苦節10年様々なレーベルを転々として。ようやくモータウンに出会うも。
当初はジャズ・ヴォーカル・グループとして売り出されそうになったんだとか。
でも。市場調査の結果、ジャズはあまり売れ行きが期待できないとなって。
ホランド=ドジャー=ホランドと組ませてみたらこれが相性抜群で。
ゴスペル出身のリーヴァイの温かくもエネルギッシュな歌声の魅力爆発。
ヒット曲を連発することになると。このアルバム冒頭の「I Can't Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch)」なんて。
もうその魅力、素晴らしさの最たるもので。R&Bチャートだけでなくポップチャートでも全米1位を獲得。
これぞモータウン(ホランド=ドジャー=ホランド)って陽気で勢いに溢れるメロディー。
それを鮮やかに乗りこなし歌い上げるリーヴァイ。他の3人のコーラスが寄り添い盛り上げる。
ザ・サウンド・オヴ・ヤング・アメリカを標榜したモータウンのある時期の理想形がここにある様な。
まぁ、あまりにも理想過ぎると言うか。模範的で生真面目に感じられて。そこが面白みに欠ける・・・
などと言いつつも。やっぱりリーヴァイの歌声、コーラス。好きなんです。止められないんです。

もう。
なんか。
気に入らないなと。
どうも。
癪に障るんだよなと。

まぁ。
これを機会に。
退いてもいいかなと。
そんなに。
熱くなれないしなと。

だから。
人垣の後ろから。
少し遠目で。
眺めていよう。
そんなところかなと。

思ってたんだけどね。
ところが。
やっぱりね。
なかなか。
そうもいかないんだなと。

止めたつもりでも。

近づくにつれ。
目を閉じていても。
耳を塞いでいても。
情報は入ってくるし。
それに。なによりも。

熱い。
思いが。
気持ちが。
周りを取り囲むし。
身の内からも湧き上がってくるし。

そうだ。
そうなんだよな。
そりゃ。
そうだよな。
正直に言えば。

止められないんだよな!



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2014/02/22 Sat *人がそれを何と呼ぼうとも / The Temptations

20140222psychedelicshack


人が。
何と言おうが。
関係のない。
他人が。
どう思おうが。

気に掛けることも無く。
ただ。
己が思うままに。
己が思うところを。
ひたすらに。

突き詰めて。
追い求めて。
なんとしででも。
辿り着く。
完成させてしまう。

人がそれを何と呼ぼうとも。

『Psychedelic Shack』'70年リリース。
ノーマン・ホイットフィールドによるサイケデリック路線を突き進むテンプテーションズ。
ここまでくると。最早、「My Girl」の頃のイメージは皆無に等しいかと。
時代が時代とはいえ。当時のファンの反応ってどうだったんでしょうね。
勿論、5人のメンバーによるコーラス、ハーモニーの完成度の高さは相変わらず見事なもので。
メンバーが代わろうと。プロデューサーによってどんな課題を与えられようとこましてしまう。
その完璧さは。こんな実験的なアルバムでも微塵も崩れないので親しみやすさがあるのかな。
で、そのサイケデリック・ソウルなサウンドを支えているのが今や知らぬ人のいない。
ジェームス・ジェマーソンを始めとするファンク・ブラザーズの面々で。
その活躍ぶりと言ったら。もうね。凄いの一言に尽きるなぁ。なんなんですか。このファンクはと。
一般的にモータウンを改革したって言うと、マーヴィン・ゲイとスティーヴィー・ワンダーと。
その辺りの名前が上がりますが。なんのなんのホィットフィールドの発想とファンク・ブラザーズの力量。
それもモータウンを前進させた大きな推進力だったと。それを受け止めたテンプテーションズの度量の大きさもね。
しかし。ここまでやったら。色々言われたんだろうなぁ。前例がないとか邪道だとか、好みじゃないとかさ。
マーヴィンの件からして。相当保守的だもんなモータウンって。そこでこれやっちゃうと。
でも。そんなもんかな。停滞を良しとせず、破壊を破壊とも思わない。そんな鬼才にしか創れないものがあるから。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの影響があるのは確かだけど。このアルバム、特にA面は凄すぎるな。
そうそう。エドウィン・スターやブルース・スプリングスティーンで有名な「War」のオリジナルも入ってます。

人が。
何を言おうが。
関係のない。
他人が。
どう感じようが。

露ほども知らぬことと。
ただ。
己が感じるままに。
己が感じるところと。
徹底して。

向いあって。
身動ぎもせず。
なにをどうしても。
手に入れる。
到達させてしまう。

人がそれを何と呼ぼうとも。

理解不能。
反抗。
反逆。
冒涜。
破壊。

人がそれを恐れようとも。

収まらず。
従わず。
同ぜず。
ひるまず。
歩みを止めず。

人がそれを何と呼ぼうとも。

越境できる者。
異端であれる者。
物の怪にもなれる者。
それを。
洒落にできる者。

そんな者に・・・なりたかったねぇ・・・



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2014/02/21 Fri *包まれたなら / Cilla Black

20140221surroundyourselfwithcilla


その街に。
向かい。
その街で。
降りて。
歩き出す。

それだけで。
胸が。
ときめく。
心が少し。
軽くなる気がする。

その街に。
漂う。
その空気に。
感じられる。
気配。

その街の。
何処かで。
今この時を。
過ごしているであろう。
その微笑を思う。

包まれたなら。

『Surround Yourself With Cilla』'69年リリース。
リヴァプールの歌姫、シラ・ブラックの4枚目のアルバム。
実はリヴァプール出身でビートルズに次いで英国でセールスを上げたのはシラだったとか。
それくらい英国では長い間、親しまれているスターだったりします。
'70年代にTV番組の司会をしていて。マーク・ボランとデユエットしてるシーンを観た記憶が。
さて。ビートルズの出演していたキャバーン・クラブのクローク係をしていて。
ビートルズやブライアン・エプスタインの目に留まり。レノン=マッカートニーの曲でデビューと。
そんな逸話で知られるシラです。まぁ、多分に話が盛られてる感もありますけどね。
余談ですが。本名はプリシラ・ホワイトで。エプスタインによってホワイトからブラックに変えさせられたと。
当然。当時のブリティッシュ・ガール・ポップの一翼を担っていたわけで。
前述の様にビートルズの妹分として売り出されたんですけどね。どうにもイメージとしてはですね。
ガール、少女と言うよりも。もう少し大人びていたと言うか。大人の女性って感じが強かったみたいで。
その歌の上手さもあったんでしょうが。その個性でポップ・シンガーとして独り立ちしています。
だからかな。言われるほどレノン=マッカートニーの曲ばかり歌ってたわけでもないんですよな。
このアルバムではフィフス・ディメンションや二ルソン、ビージーズなどのカヴァーを。
実に堂々と歌っていて。包容力もあわせ持った大人のシンガーとしての魅力に溢れています。
全英3位まで上昇した「Surround Yourself With Sorrow」なんてその際たるものかな。
蛇足ですが。シラって結構トホホなジャケットが多いのですが。このジャケは可愛いかなと。

その街を。
歩いて。
その街で。
立ち止り。
また歩き出す。

それだけで。
胸が。
痛くなる。
足取りが少し。
重くなった気がする。

その街に。
漂う。
その空気に。
感じられる。
匂い。

その街の。
何処かで。
今この時を。
過ごしているであろう。
その吐息を思う。

包まれたなら。

その気配に。
その匂いに。
包まれたなら。
それは。
ささやかな幸せで。

でも。
その気配が。
その匂いが。
想起ささせる。
誰かはここにはいない。

包まれたなら。

ささやかに幸せで。
そして。
そうであればこそ。
少し・・・かなり淋しくて。
坂の上を見上げて立ち止まる。

包まれたなら。



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2014/02/20 Thu *轍 / The Animals

20140220animaltracksukorg


足跡。
振り返れば。
歩んできた。
その。
意味が解るのか。

足跡。
眺めれば。
歩んできた。
その。
意図が知れるのか。

足跡。
先を考えれば。
歩んでいく。
その。
行き先が見えるのか。

それなりに。
歩んできた。
歩んでしまった。
その。
足跡は何を示すのか。

『Animal Tracks』'65年リリース。
ニューキャッスルの野獣たち、アニマルズの2ndアルバム。
全11曲中、10曲がレイ・チャールズ、チャック・ベリー、ボ・ディドリー、ジミー・リードらのカヴァーと。
相も変わらず。真っ黒な匂いを存分に振りまきながら熱く激しく、そして渋いアニマルズ。
その原動力、魅力の源泉はエリック・バードンの歌声で。そのソウルフルなことときたら堪りません。
否、ここまでくると。もうブルー・アイド・ソウルとかじゃなくてソウルそのものってとこですね。
ブライアン・ジョーンズがバードンを指して英国史上最高のシンガーだと言っていたそうですが。
ミック・ジャガーも脅威に感じていたらしく。相当、意識していたとも言われています。
う~ん。ラフでタフなワイルドさではバードンに軍配が上がるかな。何たってアニマルですからね。
「The House Of The Rising Sun」が大ヒットしていた頃のアルバムですが収録はされておらず。
その辺りに強い拘りを感じたりもします。まぁ、当時は他の英国のバンドも同様の傾向は強かったのですが。
その「The House Of The Rising Sun」でも強い印象を残したアラン・プライスによるオルガン。
その音色がこのアルバムのもう一つの魅力かな。ピアノでも印象的なプレイを聴かせてくれます。
バードンとプライス。この2人の類まれな才能と絶妙なバランス。相性がいいんだろうなと思うのですが。
このアルバムを最後にプライスが脱退してしまうんですよね。なんとも惜しかったよなと。
あくまでも黒さに拘るバードンと、ポップな面も打ち出したかったプライスの折り合いがつかなかったのかな。
オリジナルのアニマルズの足跡、轍はここで途絶えてしまったわけですが。歩みを止めなったバードン。
昨年リリースされたソロ・アルバムでも魂の歌声を聴かせてくれています。バードンの轍は続いているのです。

轍。
振り返れば。
刻んできた。
その。
意味が解るのか。

轍。
眺めれば。
刻んできた。
その。
意図が知れるのか。

轍。
先を考えれば。
刻んでいく。
その。
行き先が見えるのか。

それなりに。
刻んできた。
刻んでしまった。
その。
轍は何を示すのか。

足跡。
轍。
振り返り。
眺め。
考える。

元には戻れない。
消せもしない。
薄れても。
どこかに。
痕跡が残ってる。

その。
殆どが。
消したい。
忘れたい。
ものだとしても。

その中に。
一筋でも。
今の自分に。
繋がっているものが。
あるならば。

歩いてみる。
足跡を。
残してみる。
轍を。
刻んでみる。

そんなもの。
そんなとこ。
それぐらいで。
それぐらいにして。
また一歩。

轍。



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2014/02/19 Wed *明日を思えば / Georgie Fame

20140219yeahyeah


明日を思えば。
それだけで。
もう。本当に。
それだけで。
心が浮き上がる。

明日。
明日の夜。
もう。本当に。
それだけを。
待ち望んでいる。

その瞬間。
思い浮かべる。
もう。本当に。
それだけで。
口笛でも吹きたくなる。

心、軽く。
体も軽く。
気持ちも軽く。
足取りも軽く。
明日を思えば。

『20 Beat Classics』'80年リリース。
'64年~'65年の音源から編集されたジョージィー・フェイムの編集アルバム。
シングルでヒットしたナンバーや2ndアルバムと3rdアルバムのナンバー。
その中から20曲をフェイム自身が選曲して制作されたとのこと。
30年以上経った今もフェイムの編集アルバムとしてはやはりこのアルバムかなと。
先ず何と言っても素晴らしいのは。モノラル盤だってことですね。
無理にステレオ化とかしないで。当時のままでってところがなんともいいなと。
そんなところにも粋を感じてしまうのはフェイムだからかな。
モッズ・シーン、ロンドンのクラブ・シーンきっての伊達男でお洒落なフェイムですからね。
代名詞ともなっている大ヒットした「Yeh Yeh」を始めとして総てがカヴァーで。
R&B、ソウルのカヴァーも多数あり。勿論、黒くはあるものの。
決して黒くなり過ぎず。絶妙に軽く、優しくグルーヴしてスウィングしてみせる。
優しさの滲み出る歌声とと共に。このグルーヴとスウィングこそがフェイムの真骨頂なんですよね。
「Sunny」の様ななんばーのみならず。「Green Onions」や「Papa's Got A Brand New Bag」なんかも。
飄々とクールにきめてみせるフェイムです。それこそそのサウンドを思えば、それだけで浮き浮きしてきます。
でも、当のフェイムはそれこそ咥え煙草で唇に微笑浮かべてその様を楽しんでると。憎いよなぁ。

明日を思えば。
それだけで。
もう。最高に。
どこまでも。
心が浮き上がる。

明日。
明日の夜。
もう。最高に。
その時だけを。
待ち望んでいる。

その瞬間。
思い浮かべる。
もう。最高に。
浮き浮きして。
叫びだしたくなる。

心、舞い上がり。
体も舞い上がり。
気持ちも舞い上がり。
足取りも舞い上がり。
明日を思えば。

まったくね。
年齢とか。
その他諸々とか。
考えたらね。
如何なものかと。

思うのだけれど。
それは。
そうなのだけれど。
こればっかりはね。
理屈じゃないからね。

明日を思えば。

Yeh、Yeh~♪

(だったんだけどね・・・)



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2014/02/18 Tue *保てるか・・・ / The Spencer Davis Group

20140218thesecondalbum


どこまで。
いつまで。
このままで。
続ければ。
いいのか。

どこまでも。
いつまでも。
このままで。
続くとして。
どうするのか。

続くのは。
続けられるのは。
悪いことでも。
無いのだろう。
それはそうだけど。

保てるか・・・

『The Second Album』'66年リリース。
スペンサー・ディヴィス・グループの英国での2ndアルバム。
モノクロのジャケットはなかなかセンスがあってカッコ良いのですが。
アルバム・タイトルは素っ気無いと言うか身も蓋も無いと言うか。
当時としては普通だったのかも知れませんが、1stアルバムから半年で。
しかも「Keep On Running」が全英1位のヒットになってと。
急ピッチで制作されたって背景も関係しているんでしょうかね。
収録曲もカヴァーが殆どでオリジナルは1曲のみだったりしますので。
などなど粗製濫造みたいに思われるかもしれませんが。いやいやと。
一気にシーンの頂点に上り詰め様とする熱い勢いがそのまま捉えられていて。
バンドのスケールも大きくなってきているんだなってのも感じられます。
尤も。その魅力の殆ど・・・総てを担っているのがスティーヴ・ウィンウッドなんですけどね。
当時未だ17歳とはとてもじゃないけど信じられないそのソウルフルな歌声。
マルチ・プレイヤーとしての才能もさることながら。やはりその歌声は天才的だよなと。
「Georgia On _my Mind」なんて。とてもじゃないけど白人少年の歌唱では無いもんなぁ。
ピアノも十分に素晴らしいし。後にトラフィックやソロで更に花開くその才能は。
既にこの頃に目覚めていて。そのまま走り続け、保ち続け、高みに達していったんですね。

どこまで。
いつまで。
このままを。
保てれば。
いいのか。

どこまでも。
いつまでも。
このままを。
保てなかったら。
どうするのか。

保つのは。
保とうとするのは。
実のところ。
それだけでも。
難しかったりもして。

保てるか・・・

走って。
走り続けて。
なんとか。
ここまで。
きたものの。

先の。
見えなさに。
ふと。
立ち止って。
身が竦む。

このまま。
走れるか。
保てるか。
更には。
高められるのか。

まぁ。
なんとか。
それでも。
やってはみるけれど。
やってはいるけれど。

こちとら。
天賦の才なんて。
これっぽちも。
無いもんなと。
苦笑い。

保てるか・・・



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2014/02/17 Mon *意味もなく / Manfred Mann

20140217themanfredmannalbum


意味もなく。
適当に。
思い浮かぶままに。
口にして。
口ずさみながら。

珈琲でも。
淹れて。
クッキーでも。
つまんで。
さてさてと。

カップ片手に。
立ち上がり。
冷蔵庫の扉を。
開けてみる。
なるほどねと。

意味もなく。
口ずさみながら。

『The Manfred Mann Album』'64年リリース。
マンフレッド・マンの米国での1stアルバム。
英米で1位に輝いた「Do Wah Diddy Diddy」をフューチャーしています。
街を歩いてる可愛い女の娘が口ずさんでる、ドゥ・ワ・ディディ・ディディと・・・
なんて他愛もないナンセンス・シラブルを用いたポップ・ナンバー。
なのですが。その小粋なセンスが只者でない雰囲気を感じさせます。
元々はジャズを演奏してたバンドにR&Bやブルース好きのメンバーが合流して。
徐々にジャズにR&Bやブルースを融合させて独自のスタイルを確立していったと。
その合流したメンバー、ポール・ジョーンズは以前にエルモ・ルイスなる人物と行動していて。
そのエルモ・ルイスことブライアン・ジョーンズにあやかってジョーンズを名乗ったんだとか。
この逸話だけで。マンフレッド・マンなるバンドのサウンドの核になるものが伝わるかな。
やっぱりね。黒いんですよね。その黒さってのが当時のロンドンの“空気”だったのかなと。
それをストレートに出さずに。ジャズの香りなども漂わせているところがカッコ良くて。
ストーンズやアニマルズとはまた異なるブルースやR&Bへの愛情表現となっています。
そのカッコ良さは半端じゃ無くて。メンバーのセンスの良さと技量の高さを感じます。
「Smokestack Lightning」とか「Got My Mojo Working」をクールに決めながら。
「Do Wah Diddy Diddy」と軽快にヒットも放ってみせる。その懐の深さが堪りません。

意味もなく。
適当に。
思い浮かぶままに。
口にして。
口ずさみながら。

野菜を。
刻んで。
プロセッサーに。
かけて。
さてさてと。

ギネス片手に。
軽く炒めたら。
挽肉を焼いて。
合わせてみる。
なるほどねと。

意味もなく。
口ずさみながら。

赤ワインの。
栓を明けたら。
鍋に注いで。
水分飛ばしたら。
そろそろかなと。

トマトを潰して。
ローレルと共に。
投入完了。
弱火でじっくりね。
じっくりとねと。

意味もなく。
口ずさみながら。

赤ワインを。
飲みながら。
レコードに針を落として。
煮詰めない程度に。
気にしながらねと。

意味もなく。
口ずさみながら。

うん、いい匂いがしてきたじゃん・・・



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2014/02/16 Sun *それぞれの、みんなの / The Rolling Stones

20140216therollingstonesgreatesthit


それぞれの。
出会いがあり。
それぞれの。
思いがあり。
それぞれが待っている。

それぞれの。
好きな曲があり。
それぞれの。
思いでの曲もあり。
それぞれが待ち侘びている。

それぞれが。
大好きで。
それぞれが。
狂ってて。
それぞれが愛して止まない。

それぞれの。
奴等がやってくる!

『Greatest Hits』'64年リリース。
ローリング・ストーンズのオランダ独自の編集アルバム。
'64年の段階でグレーテスト・ヒットって無理があるかなと思いますが。
ジャケットから推測すると「I Wanna Be Your Man」「It's All Over Now」「Not Fade Away」「Empty Heart」の4曲。
これが目玉だったのか、人気があったのか。この4曲だけタイトルがブルーで印字されています。
時期が時期ですからね。当然と言えば当然ですが。渋い選曲、渋い曲順です。
例えば「Fortune Teller」とか「Good Times, Bad Times」とかね。殊更人気があったとも思えませんが。
でも。'60年代後半にもジャケット変えて再発されてるんですよね。
それを考えると実はオランダ人好みの選曲だったりしてね。それぞれの愛し方があるストーンズです。
ジャケットもね。英米とはまた微妙に違うセンスで。そこが惹かれるところかな。
これでコーティングも残ってると尚いいのですが。そうするとお値段もね・・・我慢、我慢。
個人的にはこの時代のストーンズってブルース・バンド、ブリティッシュR&Bバンドとして聴いてもいるので。
「If You Need Me」とか「Confessin' The Blues」とか「Money」とか「Around And Around」とか。好きだなぁと。
当時のオランダの若いストーンズ・ファンが集まって。針を落として踊ってる。
そんなシーンを想像するだけで楽しくなってきます。いいよなぁ、カッコいいよなぁ。
それぞれの、みんなのストーンズ。針を落とすだけ、聴こえてくるだけ。それだけで心、浮き立つのです!

それぞれの。
そして。みんなの出会いがあり。
それぞれの。
そして。みんなの思いがあり。
みんなが待っている。

それぞれの。
そして。みんなの好きな曲があり。
それぞれの。
そして。みんなの思いでの曲もあり。
みんなが待ち侘びている。

それぞれが。
そして。みんなが大好きで。
それぞれが。
そして。みんなが狂ってて。
みんなが愛して止まない。

みんなの。
奴等がやってくる!

それぞれの。
いろいろな。
出会い。思い。
握りしめて。抱きしめて。
待っている。

それぞれの。
いろいろな。
狂いかた。愛しかた
誇って。噛みしめて。
待っている。

それぞれの。
みんなの。
俺の。
奴等が。
ローリング・ストーンズがやってくるんだ!



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2014/02/15 Sat *境界線など / Little Milton

20140215bluesnsoul


これとそれとは。
違うからとか。
こことそこでは。
異なるからとか。
それはそうかも知れないが。

これでもそれでも。
大差ない。
ここでもそこでも。
同じこと。
そんなことだったりもする。

それこそ。
これのそこと。
それのここと。
ここのそれと。
そこのここと。

合わせてみたら。
混ぜてみたら。
案外とね。
いいとこどりなんてのも。
あるからね。

『Blues'n Soul』'74年リリース。
チェスからスタックスに移籍して2枚目となるリトル・ミルトンのアルバム。
“ブルーズン・ソウル”なる言葉が定着したのはこのアルバムからだとも。
ブルースとソウル。生まれた背景も異なるその2つを境界線を越えて融合させて。
ブルースに現代的感覚を持ち込み、ソウルに歴史的なブルースの重みを与え。
ブルースに生き残る道を示し、ソウルにはより深い味わいを与えた。
まぁ、堅苦しく解釈するとそういうことになるんですかね。新たな道標にはなったんだろうな。
ミルトンの代表作と言えば。今ではこのアルバムが何を差し置いても上がりますが。
実はチェス(チェッカー)時代の方がヒット曲は多かったりするんですよね。
で、その時代からミルトンとしては恐らくは新しい波であったソウルにどう対抗するかを考えていて。
考えて、考えて。それで。対抗するんじゃなくて、飛びこんじゃおう、取り入れちゃおうと思いついたと。
そのタイミングでサザン・ソウルが隆盛を極めて。スタックスへの移籍も叶って。よっしゃと。
満を持して。境界線を越えてみせたアルバムなんじゃないかと個人的には感じるんですけどね。
特にスローでその魅力を発揮するミルトンのブルージーな歌声と。
グルーヴにも優れモダンなスタックス・サウンドの融合。そのダイナミズムが御機嫌です。
何よりも。ミルトンの歌声が実に生き生きとしているのが最高で。越境者ならではの魅力に溢れています。

これとそれでは。
違って当たり前。
こことそこでも。
異なるのは承知の上。
それはそうと覚悟して。

これでもそれでも。
使えるものは使う。
ここでもそこでも。
通用するものは通用する。
そんな感じで興味を抱いて。

それこそ。
これのそこと。
それのここと。
ここのそれと。
そこのここと。

合わせてみたら。
混ぜてみたら。
案外とね。
いいとこどりで美味しいことも。
あるかもね。

これとそれ。
こことそこ。
境界線。
誰が決めたのか。
誰が決めるのか。

考え一つ。
思い一つ。
境界線。
曲げられる。
越えられる。

それこそ。
毒を持って毒をの。
決意さえあれば。
毒も甘くなる。
悪も善になる。

境界線など。

越えていこう・・・



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2014/02/14 Fri *深々と / Albert Collins

20140214frostbite


夜半過ぎ。
静かに。
密やかに。
舞ってくる。
落ちてくる。

窓の外。
街並が。
徐々に。
その色合いを。
変えていく。

刻々と。
深々と。

街が。
世界が。
その姿を。
変えていく。
どこまで。どこまで。

『Frostbite』'80年リリース。
ブルース界のテレキャス・マスター、アルバート・コリンズ。
その奏法、サウンドのあまりの特異性から'70年代は低迷しましたが。
新興ブルース・レーベルのアリゲーターとの契約を得て復活しました。
その代名詞ともなったクール・サウンドを象徴するかのジャケット。
そしてアルバム・タイトル。直訳すれば凍傷ですからね。おいおいと。
コリンズと言えば、とにかくクールだと。その上鋭くて凶暴だと。
場合によっては凶悪だと。いやいや、いくら何でもプロレスラーじゃあるまいしと。
まぁ、数十メートルのシールド引っ張って客席に乱入するのを売りにしてたからなぁ。
あながち外れてもいないかな。顔も結構強面だし。でも凄く優しい人だったみたいですけど。
しかし本当に鋭角的に突き刺さってくるギターなんですよね。独特だよなと。
なんでも。あのジミヘンも影響受けて。真似してみようと思ったけど諦めたかとか。
とにかく変則チューニングの上にカポタストまでして。それでチョーキングって。
そりゃ、真似できないよなと言うか、そもそも何でそんな弾き方しようって思ったんでしょうね。
鋭く抉られて。確かに背筋が凍る様な凄みを感じさせるコリンズのギターですが。
ホーン・セクションを従えてのこのアルバムはファンキーでソウルフルな味わいもあります。
まぁ、コリンズもワンパターン、一芸名人の類なんでしょうけど。一芸でも極めれば凄いのです。

真夜中過ぎ。
闇の中から。
次々と。
降ってくる。
落ちてくる。

窓の外。
街並が。
急激に。
その様相を。
消していく。

刻々と。
深々と。

街の。
世界の。
その姿を。
消していく。
どこまで。どこまで。

どこまでも。どこまでも。
降ってくる。
落ちてくる。
いつまでも。いつまでも。
降ってくる。
重なっていく。
いつのまに。いつのまに。
白一面に。
塗り替えられて。消えていく。

明け方。
窓を開けて。
身震い一つ。
一面の銀世界。
ため息一つ。

深々と。
身に沁みる。
寒さに。
慌てて窓を閉めて。
寝床に潜り込む。

深々と。深々と。深々と・・・



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2014/02/13 Thu *いい事ばかりは / Howlin' Wolf

20140213sittinontopoftheworld


いい事ばかりは。
ありゃしないんだな。
これがさ。
ほんとにさ。
見事なもんだよ。

昨夜までは。
それこそ。
世界の頂きに。
腰を下ろしてる。
そんな気分だったのに。

目が覚めたら。
なんのことはない。
真っ逆さまに。
転げ落とされて。
幸福なんてどこへやら。

いい事ばかりは。
ありゃしない。

『Sittin' On Top Of The World』'86年リリース。
P-Vineの編集による'55年~'57年の音源を集めたハウリン・ウルフのアルバム。
小指に嵌めたスライド・バーも渋い、ジャケットのウルフ。相当な強面です。
'60年くらいのショットとのことですが。この迫力、この凄み。流石はウルフ親分です。
元々は南部メンフィスでその名を轟かせ、睨みをきかせていたウルフ。
一節ではマディ・ウォーターズの紹介でシカゴのクラヴ回りを始める様になったとか。
で、あっという間にその強烈な唯一無比な個性でシカゴ一帯を荒らしまわったと。
マディ、内心穏やかじゃなかったんじゃないかなとか。想像してしまいます。
なんでもウルフのライヴを体験したある人が。その様はレコードには捉えらてないと言ったとか。
それほど。ラフでワイルドで凄まじかったんでしょうね。確かに遺されてる映像観ても半端無いしな。
それこそクリームのカヴァーでも有名な「Sittin' On Top Of The World」って感じだったんだろうなと。
いや、でも。十分にレコードでも凄いですけどね。そりゃライヴよりは抑制されてるのかもしれませんが。
抑えきれない、隠しきれない荒々しさ、粗暴な迫力。この濁声で迫られたら降参するしかないよなぁ。
で、また若頭たる(?)ヒューバート・サムリンのギターが鋭く突っ込んできて。いいコンビです。
ウルフとヒューバートか、朝吉と清次かってところですかね(誰も解らないって・・・)。
で、濁声、ド迫力、凄みたっぷりなんですけど。ウルフってどこか微妙に愛嬌もあってね。
そこにどこか親しみを感じてしまうと言う。マディとはまた別の個性があって好きなんですね。
それこそ頂上からどん底まで。様々味わいながら。それでも吠えながら、ニヤッと笑って。ブルースです。

いい事ばかりは。
ありゃしないんだな。
まったくさ。
言葉も無いくらい。
見事なもんだよ。

ついさっきまで。
それこそ。
世界の頂きで。
言葉にも出来ない。
それほど御機嫌だったのに。

夜が明けたら。
なんのことはない。
有無も言わさずに。
突き落とされて。
幸福なんてどこへやら。

いい事ばかりは。
ありゃしない。

まったくな。
裏目裏目で。
泣きっ面。
可哀そうに・・・
なんてもんじゃないぜ。

あんなに。
上ってたのに。
浮いてたのに。
笑いを噛み殺すのに。
苦労してたのに。

こんなに。
下がっちゃった。
沈んじゃった。
苦虫潰して。
それでも収まらない。

いい事ばかりは。
ありゃしない。

まったくな。
ほんとにな。
見事なもんだな。
油断も隙も。
あったもんじゃなぇ。

でも。
だからな。
覚えとけよ。
もう一度。
上ってやるからな。

にしても。
いい事ばかりは・・・ほんとありゃしないよな(苦笑)。



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2014/02/12 Wed *誰よりも / Jimmy Reeves Jr.

20140212borntoloveme


誰よりも。
そう。
この世界の。
誰よりも。
愛してる。

誰を?
それは。
この俺を。
そう。
愛してる。

それこそ。
その為に。
その為だけに。
生まれてきたってくらいに。
愛してる。

誰よりも。
愛してる。
そんな人がいるなんて。
幸せだよな。
ただ問題は。

それは。
俺自身なんだよな。

『Born To Love Me』'70年リリース。
ジミー・リードのフォロワーとして知られるジミー・リーブス・ジュニア。
フォロワーってか。ジャケットのこの姿、そのまんまじゃんって感じで。
よっぽどリードに心酔してたんでしょうね。なんか微笑ましくすらありますが。
たぶん。このアルバムが1stにして唯一のアルバムだと思うんですけどね。
その収録曲の過半数がリードのカヴァーってのは流石にやり過ぎなんじゃないかと。
まぁ、その歌い方から声質まで。真似てるのか似てるのか。そっくりで。
故にスタイル的にはリード・スタイルで勝負するのは間違いじゃないんでしょうけど。
チェスとしてはヴィージェイが'66年に倒産して。稼ぎ頭だったリードも移籍を余儀なくされて。
その移籍を境に流石のリードの勢いも失われていたので。ここがチャンス、売りどころと思ったのかな。
だからか。結構力入ってて。プロデューサーはウィリー・ディクソンですし。
勿論ベースもディクソン。ギターにマット・マーフィでハープにシェイキー・ホートン。
そしてピアノにサニーランド・スリムですからね(ドラムスは誰なのかな?)。
これ結構豪華な布陣ですよね。で、力入れて、力の抜けた明るいロッキン・ブルースやってるって言うね。
何かその辺りも含めて。全体的にちょっと間が抜けてるんだな。で、それがいいんだな。
こんなご機嫌なB級なブルース・アルバムがあってもいいよねと。
リーブス、誰よりもリードを敬愛してたんだろうけど。その何分の一かを自分に向けてたらね、とも思うけど。

誰よりも。
そう。
この世界の。
誰よりも。
思ってる。

誰を?
それは。
この俺を。
そう。
思ってる。

それこそ。
その為に。
その為だけに。
生まれてきたってくらいに。
思ってる。

誰よりも。
思ってる。
そんな人がいるなんて。
幸せだよな。
ただ問題は。

それは。
俺自身なんだよな。

他の誰よりも。
そう。
この世界の。
この宇宙の。
誰よりも。

己のことを。
愛してる。
思ってる。
その為だけに。
生まれてきたってくらいに。

己以外の。
誰かのことなんて。
結局は。
どうでもよかったり。
するくらいにね。

どこまでいっても。
いつまでたっても。
我侭な。
究極の。
エゴイストなんだよな。

そう。
誰よりも・・・



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2014/02/11 Tue *ズドンときて・・・ / Albert King

20140211kingofthebluesguitar


朝起きると。
突然。
ズドンときて。
そこから。
始まって。

これはと。
たぶん。
おそらく。
そうかなと。
思ってると。

ギュィーンと。
一気に。
熱くなって。
襲いかかってくる。
やっぱりねと。

まったく。
このブルースって。
やつは。
毎度のことながら。
厄介で。

でも。
ハラハラ。
ドキドキ。
おたおたして。
覚悟を決めたら。

愛しくも思えたり。

『King Of The Blues Guitars』'69年リリース。
ブルースの王様の1人である、アルバート・キング。
幾つかのレーベルを渡り歩いた後、'66年にスタックスに移籍。
ブッカー・T&MGズやメンフィス・ホーンズと運命的な邂逅を果たして。
全盛だったサザン・ソウルも取り入れたナンバーに果敢に挑んで。
次から次へとヒットを飛ばして。瞬く間に王座へと上り詰めたのでした。
そんな上り調子時のナンバーを集めたアルバムですから、そりゃ、もうねと。
脂の乗りに乗ったアルバートのギターがこれでもかと迫ってくるわけですから。
圧倒されて。ぶっ飛んで。恐れ入りましたと。痺れるしかないんですね。
「Born Under A Bad Sign」「Crosscut Saw」「Oh, Pretty Woman」と。
あのアルバート節が全開で。これはもう堪らんですね。愛おしい(笑)。
フライングVが小さく見える様な体躯で。如何にも王様、親分って感じで。
左利きながら右利き用のギターひっくり返してそのまま使って。
ピックは使わずに親指で弾いちゃうって。なんかその変も豪快だなと。
で、一説によると通常より緩く張ってたという弦を一気にチョーキングしてと。
もうズドンときて。そのまま一気にギューンとね。もっていかれる快感が堪りません。
フレーズは少なくてワンパターンに近いんですが。でも何と言っても。魂が込もってるんですよね。
その魂に胸を鷲掴みにされて。震えて、痺れるんです。やっぱり愛おしいブルースだなぁ。

目覚めると。
前触なしで。
ズドンときて。
そこから。
始まるんだ。

こいつはと。
前にも。
あったよなと。
そうだよなと。
思ってると。

ギュィーンと。
一気に。
重くなって。
牙を剥き出しにする。
やっぱりねと。

まったく。
このブルースって。
やつは。
毎度のことながら。
大変で。

でも。
ハラハラ。
ドキドキ。
それでも。
寄り添っていると。

愛しさが増してきて。

ズドンときて。
ギュイーンと。
前触はほしいよなと。
思いつつ。
それを受け止めるのも。

そりゃ。
ちょいとばかり。
難儀なこともあるけれど。
それはそれで。
当たり前のことでもあって。

忘れかけてた。
当たり前があることの。
大切さ。
改めて。
思いださせてくれもして。

ズドンときて。
ギュイーンと。
それが愛おしい。



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2014/02/10 Mon *我が身の程を / Marc Benno

20140210minnowsuk


我が身の程を。

殊更に。
縮こまって。
弁える。
そんな。
つもりはないけれど。

時に。
立ち止って。
思いを馳せてみる。
そんなことは。
必要なんだろうなと。

それで。
どうなるわけでもなく。
それで。
どう感じるかも。
なかなかに難しくはあるけれど。

我が身の程を。

『Minnows』'71年リリース。
スワンプ・ロックの隠れた実力者、マーク・べノ。
レオン・ラッセルやジェシ・エド・デイヴィス、リタ・クーリッジと親交も深く。
特にクーリッジのアルバムにおいてはソングライターとして、ギタリストとして貢献大で。
意外なところではドアーズの『L.A. Woman』にもギターで参加してたりして。
元々、レオン・ラッセルとのデュオ(?)で活躍してた程なのでその腕には折り紙つきなのですが。
これが。まぁ、何と言うか。べノ自身の性格なのか志向なのか。渋いと言うか地味と言うか。
そもそもこのアルバムの邦題が『雑魚』ですからね。まぁ、間違っちゃいませんが。
まぁ、そんな原題つけて。このジャケット。釣りが趣味だったのか。のんびりと釣り糸垂れて。
当りがあっても気づかない程に、ぼんやりしたり。物思いに耽ったりとか。
そんな時間の流れがぴったりな歌声にサウンドです。派手になり様も無くて。そこがいいんですよね。
クーリッジもジェシも。そしてボビー・ウォマックも参加してますが。
それも豪華なゲストってよりは。気心の知れた仲間に声かけて。気の置けない環境で録音してと。
その空気感も伝わってくる感じがあって。それが実にいい雰囲気で。
シンガー・ソング・ライター的な側面を見せる繊細なナンバーと。スワンプな厚みのあるナンバーと。
そのどちらでもべノの。やや線の細さも感じさせながら温かな味わいの歌声が見事で。
べノ、そしてジェシ、ボビーのギターの奏でるサウンドがね。また、堪らなくいい感じなのも好きなんだな。

我が身の程を。

殊更に。
卑下して。
捉える。
そんな。
つもりもないけれど。

時に。
忌憚なく。
考えを及ばせる。
そんな時も。
必要なんだろうなと。

直ぐに。
どうなるわけでもなく。
この先。
どう感じるかも。
なかなかに計りかねはするけれど。

我が身の程を。

小さくて。
頼りなく。
寄る辺もない。
吹けば飛ぶよな。
ものであることを。

さりとて。
ちっぽけでは。
ありながら。
それでも。
一寸の魂のあることを。

砂漠の。
砂の一粒程であることを。
宇宙の。
塵芥の一片程であることを。
されど代わりはないことを。

我が身の程を。

時に。
思い。
考える。
そんなことも。
そんな時も
あっていい。



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2014/02/09 Sun *ありのまま / Bobby Whitlock

20140209rawvelvet


閉じこめられて。
やりこめられて。
家の中。部屋の中。
窓の外は雪だけど。
ありのまま。

閉じこもって。
引きこもって。
家の中。部屋の中。
街は銀世界だけど。
ありのまま。

時の流れも。
空気も。
吐息も。
思いも。
ありのまま。

ありのままに。
抱かれて。
包まれて。
静かに。温かく。
過ごしてる。過ぎていく。

『Raw Velvet』'72年リリース。
デレク&ザ・ドミノスのメンバーだったボビー・ウィットロック。
その印象的なキーボードとヴォーカルで『Layla』を支えていたのがウィットロックです。
そんなウィットロックの2枚目となるソロ・アルバムです。
針を落とすといきなり「Tell The Truth」のセルフ・カヴァーで。
その荒々しさ、泥臭さと。ウィットロックの熱い歌声にいきなりやられます。
この米国南部の香り漂うところ。南部男らしさ溢れるところにエリック・クラプトンが憧れて。
ウィットロックとバンドが組みたくてデレク&ザ・ドミノスを組んだって説もあります。
荒々しく豪快なんだけど。何とも言えない優しさもあって。それが自然と滲み出てくる。
ありのまま、普段着のサザン・マン、スワンプ・ロッカーのウィットロックです。
クラプトンは、もう羨ましくて羨ましくて仕方なかったんじゃないかなぁ(笑)。
カール・レイドルとジム・ゴードンのリズム隊が全面的にバック・アップしてるし。
クラプトンもゲスト参加してるらしく。なんだよ。デレク&ザ・ドミノス解散しなくてもさぁ・・・とかね。
熱くシャウトするナンバーがある一方で。バラードではその情感あふれる歌声が沁みてくると。
そしてそれを盛り上げるキーボードが時に弾み、転がり、時に抒情的にと。
アルバム・タイトルの如く。天然の絹で織られたビロードの様に滑らかでありのまま。
そんなウィットロックの自然体な姿から生み出された愛すべきアルバムなのです。

閉じこめられて。
やりこめられて。
家の中。部屋の中。
心の中。心の動きに。
ありのまま。

閉じこもって。
引きこもって。
家の中。部屋の中。
体の中。体の動きに。
ありのまま。

時の流れに。
空気に。
吐息に。
思いに。
ありのまま。

ありのままに。
抱いて。
包んで。
穏やかに。緩やかに。
過ごしてる。過ぎていく。

ありのまま。
そのまま。
過ごせる。
いられる。
それならば。

閉じこめられるのも。
やりこめられるのも。
悪くはない。
それでいい。
それがいい。

閉じこもって。
引きこもって。
嫌いじゃない。
それでいい。
それがいい。

静かに。
穏かに。
温かに。
そして。
溢れるままに。

ありのまま。



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2014/02/08 Sat *気持ち一つで / Jesse Davis

20140208jessedavis


気持ち一つで。
どんな状況でも。
どんな季節でも。
どんな日でも。
いつでも。

どうにでもなる。
どうにでもできる。
どうとでもなる。
どうとでもできる。
気持ち一つで。

そんなもんだと。
その程度だと。
気楽に考えて。
ふわふわと。
してりゃいいんじゃないのと。

御機嫌なレコードに。
針を落として。
好みの珈琲を。
淹れながら。
漂ってみますかね。

『Jesse Davis』'70年リリース。
ネィティヴ・アメリカンのギタリスト、ジェシ・(エド)デイヴィス。
ジェシの父親が描いたと言うジャケットも印象的な1stアルバム。
何と言うか。このジャケットのまんまの。そんなアルバムなのです。
所謂スワンプ・ロックなんだけど。もう少し繊細で。もう少しゆるくてね。
上手くないんだけど、朴訥として味わい深いジェシの歌声がいい感じで。
十八番のスライドも含めそのギターは泥臭くもあり、懐が深くてねぇ。
もう、何とも心地良いんですね。揺蕩う感じがねぇ、もう何とも堪りません。
タジ・マハールのバンドでの活躍で世に出て。レオン・ラッセル等とも交流を深めて。
その縁でか。エリック・クラプトンに背中を押されて制作に取り掛かったこのアルバム。
ロンドンとロスで録音されていて。レオンやクラプトンを始めとして。
グラム・パーソンズやメリー・クレイトンも参加していて。それなりに豪華なんですが。
ジェシ本人はそんなことは意識もせずに伸び伸びと、飄々としていてね。
ほんと。気儘に自由に浮遊してる感じがあってね。だからこそ時を経ても色褪せないんだろうなと。
時間も空間も自在に、ひょいと飛び越えて。気持ち一つで何処へでもってね。
ロジャー・ティリソンの「Rock N Roll Gypsies」やヴァン・モリソンの「Crazy Love」のカヴァーも出色ですが。
ジェシのオリジナルも負けず劣らずに素晴らしく。時に気怠く、時にファンキーにと多彩で。
「Washita Love Child」「Every Night Is Saturday Night」と続く昂揚感はとても幸せにしてくれるのです。

気持ち一つで。
どんな状態でも。
どんな空気でも。
どんな時でも。
いつでも。

なんとでもなる。
なんとでもできる。
なんとかなる。
なんとかなってしまう。
気持ち一つで。

そんなもんだし。
その程度だしと。
気楽に受け止めて。
ふらふらと。
しててもいいんじゃないのと。

御機嫌なレコードに。
針を落として。
ギネスを。
注ぎながら。
流離ってみますかね。

気持ち一つで。

飄々と。
気怠くも。
浮き浮きと。
時に。
ちょっと昂ったりしながらも。

自由自在に。
心だけでも。
気持ちだけでも。
時間も超えて。
空間も超えて。

気持ち一つで。



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2014/02/07 Fri *熱くなれ!? / Johnny Winter And

20140207johnnywinterandliveukorg


寒い。
そうだな。
確かにな。
でも。
そう。

気候だけの。
問題じゃなくて。
何だかな。
熱くな。
ならないんだな。

ちょいとばかり。
ペースを落として。
ゆっくりと。
そこまでは。
良かったのだが。

おい。おい。
ちょっとな。
幾らなんでも。
これは。
落とし過ぎちゃったかな。

『Live』'71年リリース。
ジョニー・ウィンター・アンドの2枚めにして初のライヴ・アルバム。
'70年のフィルモア・イーストとフロリダでのライヴからの音源が収められています。
ドラマーがボビー・コールドウェルに交代してパワー・アップしたジョニー・ウィンター・アンド。
そのライヴの熱さ、凄まじさを余すところなく捉えた超傑作ライヴ・アルバムです。
数あるロックのライヴ・アルバムの中でもここまで熱いのはそうざらにはありません。
いや、本当に触れたら、否、聴いたら火傷しそうなくらいの熱さなのです。
その熱さの主役はジョニーと、そしてリック・デリンジャー、この2人のギターの絡み。
ブルース命のジョニーも、リックに触発されてロックンロールを弾きまくってます。
いやいや。元々ジョニーにもロックンロールの血が流れてたんだな。でなきゃこうはならんでしょと。
主役はあくまでジョニーですが。いい具合に切れ込んでけしかけるリックがまた心憎いんですよね。
そして2曲収録されているブルース・ナンバーでのジョニーがこれまた凄まじいと。
ロックンロールも弾けちゃった、その照れ隠しか(?)もう気合入りまくりなんてもんじゃありません。
でも、全体としてはロックン・ロール、そしてハード・ロックのアルバムかなやっぱり。
サニー・ボーイもジェリー・リー・ルイスもチャック・ベリーも。そしてそしてストーンズも。
ものの見事に換骨奪胎してジョニー・ウィンター・アンドのハード・ロックとして鳴らしてますからね。
数多ある「Johnny B. Goode」「Jumpin' Jack Flash」のカバーの中でも断トツの熱さです。
ブルースとロックンロールの狭間で苦悩し続けることになるジョニーなのですが。
それ故か、その苦悩もぶっ飛ばさんとするばかりの、このライヴ。聴いて熱くならなかったら嘘ですよね!

寒過ぎる。
そうだな。
確かにな。
でも。
そう。

寒波だけの。
問題じゃなくて。
何だかな。
燃えて。
こないんだな。

ちょいとばかり。
群衆から離れて。
腰掛けてと。
そこまでは。
良かったのだが。

おい。おい。
ちょっとな。
幾らなんでも。
これは。
離れ過ぎちゃったかな。

熱くなれない。
燃えてこない。
火がつかない。
寒さには強いんだけど。
それもどうしたものかなと。

冷め過ぎた。
否。
醒め過ぎた。
そうだな。
そいつは否めないかなと。

熱くなれ!

それが。
いつかは。
いまは。
見えないし。
解らないけど。

忘れてない。
消し去ってはいない。
灰の中。
火種は。
熱を保ってる。

熱くなれ!?

いつになるかは知らなねども・・・



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2014/02/06 Thu *始まったばかり / Stevie Ray Vaughan And Double Trouble

20140206inthebeginning


どうですか。
そうですね。
あまり変わらない。
まぁ、そうですね。
そうだよね。

なんかですね。
うん。
こんなもんですかね。
まぁ、そうじゃないかな。
そうですか。

だってさ。
はい。
これからだから。
これからですか。
始まったばかりでしょ。

そう。
始まったばかりなんだよな。

『In The Beginning』'92年リリース。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンが未だスティーヴィー・ヴォーンを名乗っていた頃。
メジャー・デビュー前の'80年にFM用に録音された音源によるライヴ・アルバム。
地元テキサスはオースティンでの熱く激しく、青く燃え盛るライヴが堪能できます。
メンバーとしてはレイ・ヴォーンに、ドラムスのクリス・レイトン。
ベースがダブル・トラブルの初代ベーシスト、ジャッキー・ニューハウスからなるトリオで。
夭折してしまったミュージシャンの例に漏れず。レイ・ヴォーンも相当数の発掘音源があって。
ベスト・アルバム等は正直言ってもういい加減にしろよって感もあるのですが。
ライヴ・アルバムとなるとね。もう、どんな音源でも聴きたくなるってもので。
その中でも。特にこのアルバムはね。メジャー・デビュー前ってこともあって貴重かなと。
(まぁ、海賊盤なんかではこの時代のライヴも相当数出回っていますが・・・)
放送用ですから演奏にも気合入ってるし。録音状態も当然ながら良好と。
ただ、ちょっとあれかな。サウンド的には綺麗すぎるのと。臨場感にはいまひとつ欠けるかな。
とか言いつつ。針を落とせば。もうその瞬間からレイ・ヴォーンのギターに痺れっぱなしですけど。
基本的には。メジャー・デビュー後と同じで。この熱く激しいギターに皆魅了されたんだろうなと。
確か、既にテキサスでは名を馳せていた筈で。自信と余裕すら感じさせますからね。
でも、オーティス・ラッシュとかハウリン・ウルフのカヴァーとかには新鮮さもあって。
何れにしろ。始まったばかりのレイ・ヴォーン。その出発点が聴ける。それだけで嬉しくなってくるかな。

そんな感じで。
こんな感じで。
まぁ、焦らずに。
そうなんでしょうね。
そうだよね。

なんかですね。
うん。
先が見えてこないんですよね。
まぁ、そうじゃないかな。
そうですか。

だってさ。
はい。
一歩一歩でしょう。
一歩ずつ。
始まったばかりでしょ。

そう。
始まったばかりなんだよな。

始まったばかり。

取り戻すためにも。
新しく踏み出すためにも。
ここから。いまから。
変わるのを待ちながら。
一歩ずつ。

取り戻せるのか。
踏み出せるのか。
見えなくても。解らなくても。
こんな感じで。そんな感じで。
焦らずに。

始まったばかり。

燃え上がる種火を探しながら・・・



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2014/02/05 Wed *造反有理 / Cockney Rebel

20140205thepsychomodoukorg


道理に。
反していることなど。
背を向けていることなど。
百も承知で。
それを楽しんでいる。

社会の。
世界の。
規範がどうであれ。
気に入らないものは。
気に入らない。それだけ。

道を外れて。
道端に腰かけて。
笑って見送る。
それでいい。
行進などしたくない。

ささやかな。
抵抗。
捻くれている。
素直じゃない。
何を言われても構わない。

唇に微笑浮かべ。

『The Psychomodo』'74年リリース。
スティーヴ・ハーレイ率いるコックニー・レベルの2ndアルバム。
この印象的なジャケットはミック・ロックの手によるものです。
当時の邦題が『さかしま』だったと言う。ユイスマンスですか・・・
まぁ、耽美的で退廃的。そして露悪的な雰囲気からつけられたのか。
遅れてきたグラム・ロック・バンドみたいな扱いを受けることが多いのですが。
そもそもグラム・ロックって。特にサウンドに共通項があった訳では無いので。
ロックンロールでも無ければキャッチーでも無いコックニー・レベル。
そもそもギター専任のメンバーがいなくて。キーボードとヴァイオリンがサウンドの核を成している。
その時点でロック・バンドとしては異質なんですけどね。
それでもって微妙な倦怠感と虚無感。そして浮遊感漂うサウンドになっていて。
それを背景にハーレイの細いながらも芝居がかった歌声が独自の世界を歌い上げると。
デカダンスでありながらセンチメンタルで儚くて。嵌ると癖になるんですよね。
で、そんな癖になって虜になった人々を。外れたところで一人微笑んで見つめてる・・・
ハーレイのそんな姿が思い描かれて。またその様が画になってるんですよね。
なにも大声で吠えなくても。密かに毒を忍ばせる様な反逆、造反の仕方もあるんだなと。

道理に。
逆らっていることなど。
そっぽを向いていることなど。
百も承知で。
それを楽しんでいる。

社会の。
世界の。
潮流がどうであれ。
好きになれないものは。
好きになれない。それだけ。

列から離れて。
道端で立ち止って。
踵を返して立ち去る。
それでいい。
行軍などしたくない。

ささやかな。
抵抗。
捻くれている。
素直じゃない。
例えそうでも構わない。

唇に微笑浮かべ。

反して。
逆らって。
背を向けて。
そっぽを向いて。
楽しんでいよう。

道を外れて。
列を離れて。
道端で。
見送って。
踵を返そう。

規範も。
潮流も。
知ったことじゃない。
気に入らないものは気に入らない。
好きじゃないものは好きじゃない。

ささやかな。
抵抗。
そこにこそ。
真実がある。
そんな時もある。

造反有理。



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2014/02/04 Tue *俺には / David Bowie

20140204youngamericanukorg


俺には。
そう。
見える。
聞こえる。
思える。

俺には。
そうとしか。
見えない。
聞こえない。
思えない。

例え。
それが。
誰かと。
異なっていようと。
変わることは無い。

揺るがない。
揺るがせない。
それでいい。
俺には。
それでいい。

『Young Americans』'75年リリース。
ジギー・スターダストからダイヤモンドの犬になって。
更にはサー・ホワイト・デュークになって。そしてアメリカに辿り着いたデヴィッド・ボウイ。
当時傾倒していたらしいフィリー・ソウルの本拠地シグマ・スタジオに乗り込みました。
カルロス・アロマーに、ウィリー・ウィークス、アンディ・ニューマクの錚々たる面子を引き連れて。
フィリー・ソウルに真正面から挑んだアルバムとも言われていますが。どうなんだろう。
もし本格的に挑むならボウイのこと。プロデュースをそれこそトム・ベルに任せそうだし。
ミュージシャンだってシグマ・スタジオの手練れ達を起用してた様な気がするんですよね。
ボウイのことですからね。カヴァーで終わらせる気も無かっただろうし。
そしてどうやったって本物のソウルをやれるとも思ってなかったんじゃないかなと。
だったら。ボウイなりのソウルってやつを、ボウイが思う、感じるところのソウルを創っちゃえと。
俺にはこう聴こえる、俺が創れば、歌えばこうなるって。それをやりたかったんじゃないかなと。
そして。何をやっても。ボウイはボウイであることも示したかったと。そんな気がするんですよね。
そんなボウイの悪戯心から生まれたのがプラスティック・ソウルだったのかも。
またそこに。その手の悪戯が大好きなジョン・レノンが絡んでるってのが何とも質が悪くて(笑)。
「Fame」を共作して共演して。よりによって「Across the Universe」までカヴァーして共演してと。
まぁ、その質の悪さこそが。ボウイ(とジョンの)最大のメッセージになってるんだろうな。

俺には。
そう。
見えない。
聞こえない。
感じられない。

俺には。
そうとしか。
見えない。
聞こえない。
感じられない。

例え。
それが。
世界と。
異なっていようと。
変わることは無い。

合わせない。
合わせられない。
それでいい。
俺には。
それでいい。

俺には。
俺の。
見えるものがある。
聞えるものがある。
思うところがある。

俺には。
俺にしか。
見えないものがある。
聞えないものがある。
感じられないものがある。

それは。
それだけは。
その世界だけは。
なにものにも。
変えられない・・・と思うよ。



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2014/02/03 Mon *陰に潜んで / The Rolling Stones

20140203madeintheshadeukordg


気配を。
消して。
深く。
潜航して。
密やかに。

誰にも。
知られず。
誰にも。
邪魔されず。
秘めやかに。

少なくとも。
表だった。
目につく動きは。
避けながら。
考えよう。
進めよう。

陰に潜んで。

『Made In The Shade』'75年リリース。
'71年に念願の自らのレーベルを設立したローリング・ストーンズ。
そのローリング・ストーンズ・レコーズからの初のベスト・アルバム。
『Sticky Fingers』から『It's Only Rock 'N Roll』まで。
その4枚のアルバムから10曲が厳選されて収録されています。
いずれも言わずと知れたヒット曲、代表曲ばかりですが。
アナログ盤時代とは言え。10曲とは如何にも少ないんじゃないかと。
ガキの頃、カセットに録音した際には勝手に「Star Star」を追加してました(笑)。
察するに。全米ツアーに出ることは決まってる。でもミック・テイラーが脱退して。
新しいアルバムを制作してる余裕は無い。でもツアーを盛り上げる為ににも何か・・・
そうだ。ベスト・アルバム出しちゃおう。そんなノリだったんじゃないかと思われて。
どのナンバーも今更ベスト・アルバムに収録しなくてもって感じではありますが。
例えば「Brown Sugar」「Tumbling Dice」「Happy」なんて3連発は御機嫌だし。
「Dance Little Sister」や「Rip This Joint」は改めてその魅力に気づかされたりします。
それにしても。ツアーのスーベニア的性格も狙ったとしたら。このジャケットはどうよと。
目を凝らさないとベロ・マークが何処にあるか解らない程、らしくないよなと。
敢えてそこが狙いだったのかも知れませんが。どうなんだろうな。
その後、数多のベスト・アルバムがリリースされて。今では忘れ去られたも同様のアルバムですが。
'70年代前半の勢いに溢れたストーンズを凝縮して聴きたい時には針を落としたくなるのです。

存在を。
隠して。
静かに。
沈思して。
密やかに。

誰にも。
知らさず。
誰にも。
頼らずに。
秘めやかに。

少なくとも。
陽の当たる。
場所での動きは。
避けながら。
計ろう。
整えよう。

陰に潜んで。

歴史は。
夜つくられる。
そんな。
大袈裟な。
ものじゃないけれど。

道は。
密かにつくれれる。
陽も当たらず。
人目につかず。
誰にも知られず。

陰に潜んで。

密やかに。
秘めやかに。
沈思。
黙考。
その日が来るまで。



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2014/02/02 Sun *境界線 / Queen

20140202queensecondukorg


こちら側。
あちら側。
どちら側に。
いま。
いるのだろう。

こちら側。
あちら側。
どちら側。
いま。
見ているのだろう。

曖昧なのか。
曖昧にしているのか。
その。
境目が。
解らない。感じられない。

何処にいる。
何処を見ている。
曖昧模糊。
灰色の霧の中。
彷徨っている。

『Queen Ⅱ』'74年リリース。
クイーンがいよいよその本領を発揮し始めた2ndアルバム。
華麗で絢爛で目くるめくサウンド。その世界が姿を現したと。
A面をサイド・ホワイトとし、ブライアン・メイの作品(1曲だけロジャー・テイラー)で纏めて。
B面をサイド・ブラックとし、フレディ・マーキュリーの作品だけで纏めてと。
ジャケットなどのデザインにもそのコンセプトを反映させて徹底させています。
1stアルバムで鮮烈に輝かせたブリティッシュ・ハード・ロック・バンドとしての血脈と資質。
それをより一層色濃く感じさせながら。更にドラマティックにダイナミックにと。
多重録音を駆使したであろうブライアンのギターと、4人によるハーモニーが見事の一言です。
特に。B面。サイド・ブラック。フレディがその総てを注ぎ込んで妥協なく創り上げたであろう世界。
緩急自在な展開で聴く者を瞬時にして掌中にし。そのまま一気に引き摺り込んでしまう魅力。
美しさや妖しさが交互に入り乱れ。天使と悪魔が乱舞するかの如き世界。
そんな世界が一分の隙もなく構築されていることに驚きを隠せません。とんでもないなと。
フレディの何たるか、クイーンの何たるかは。このサイド・ブラックにこそあると思ったりもします。
うん。このサイド・ブラックは『Abbey Road』のB面に匹敵するんじゃないかなぁ・・・
勿論、フレディの世界を共に構築しうる3人がいてこそのクイーンであったのですが。
その本質はやはりフレディの世界だったかと思うと。そのまま境界線を越えて。
サイド・ブラックを究めたクイーンも聴きたかったかな。そうしなかったから世界的成功を得たのでしょうけどね・・・

こちら側。
あちら側。
どちら側を。
いま。
望んでいるのだろう。

こちら側。
あちら側。
どちら側を。
いま。
目指しているのだろう。

漠然としているのか。
漠然とさせているのか。
その。
境目に。
届かない。触れられない。

何処に行きたい。
何処を望んでいる。
漠然とした不安。
灰色の霧の中。
彷徨っている。

手探りで。
進みながら。
一歩一歩。
踏み出しながら。
見極めようと。

こちら側。
あちら側。
どちら側に。
あるのだろうかと。
いられるのだろうかと。

ありたいのだろうかと。
いたいのだろうかと。
見たいのだろうかと。
行きたいのだろうかと。
望んでいるのだろうかと。

その。
境目。
その。
境界線。
何処にあるのか。

見えていないのか。
見ていないのか。

境界線。



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2014/02/01 Sat *その前に / Rod Stewart

20140201singitagainrodukorg


さて。
月が変わった。
暫く。
環境も変わる。
どう転ぶかな。

まぁ。
だからと言って。
急に何かが。
始まるでもなし。
終わるわけでもなし。

相変わらず。
好きなものは好きで。
御機嫌なものは御機嫌で。
温かく。心地良く。
一日が過ぎていく。

なんにしろ。
これからだな。
これからなんだろうな。
ならば。
その前に。

『Sing It Again Rod』'73年リリース。
ロッド・スチュワートのキャリアにおける初めてのベスト・アルバム。
大西洋を渡る英国時代のロッドのヒット曲や代表曲をほぼ網羅していて。
更にはロック・オペラ・トミーからの「Pinball Wizard」も収録されていてと。
何故か米国ではそれ程売れなかったみたいですが。見事全英1位を獲得しています。
この時代のロッドの歌声って。やっぱり特別な魅力があるんですよね。
それがグッと凝縮されてるわけですからね。その味わいには特別なものがあるのです。
自分としては大西洋を渡った後の3枚目くらいまでは好きですけどね。やっぱり違うもんなぁ。
この時代のロッドのアルバムは針を落とすだけで英国の空気や匂いが漂い立ち込めるんですよね。
ロッドにしか歌えない歌、そしてフェイセズの仲間を中心にしたメンバーでしか出せないサウンド。
それが絶妙なバランスで。その生み出すハーモニーがね、なんとも堪らないんですよね。
「(I Know) I'm Losing You」は、そうかロッドのソロでのナンバーだったのかと改めて。
それくらい。この時代はロッドのソロとフェイセズとの境目が無くて。どっちも好きだったんだよな。
変形ジャケットが多いのも共通項で。このアルバムはロック・グラスの形にカットしてあって。
表はスコッチ(?)のオン・ザ・ロック、裏はなみなみと注がれていて。インナーでは空になってると言う。
そんな遊び心も楽しいので。是非オリジナルのアナログ盤を入手してほしいアルバムです。
大西洋を渡る前に。その前に。過去を振り返って。結局2年後には英国を後にしたロッド。
フェイセズの再結成も噂されていますが。またこの頃の様な歌声を聴かせてほしいものです。

さて。
暦が変わった。
暫く。
日常も変わる。
どう動くかな。

まぁ。
だからと言って。
焦ったところで。
始まらないし。
終りも見えはしないし。

譲れずに。
好きなものは好きで。
御機嫌なものは御機嫌で。
温かく。心地良く。
一日を過ごしていく。

なんにしろ。
これからだな。
これからなんだろうな。
ならば。
その前に。

先の長い。
流離の。
彷徨い道。
焦らずに。
一歩一歩。

探しながら。
迷いながら。
立ち止まり。
振り返り。
一歩一歩。

確かめながら。
そうだ。
そうなんだと。
やっぱりなと。
一歩一歩。

その前に。
ちょっと。
寄り道。
いつもの店で。
もう一杯。

その前に、ね。



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2014/01/31 Fri *牙 / Steppenwolf

20140131steppenwolflive


さてと。
この先が。
荒野か。
どうか。
定かでは無いが。

暫しの間。
解かれて。
放たれて。
どうなるか。
どうするか。

この爪は。
この牙は。
何を目指すのか。
何を狙うのか。
何に襲いかかるのか。

鈍らせずに。
磨きをかけて。
その日を。
その時を。
待ち続けられるのか。

『Live』'70年リリース。
元祖へヴィ・メタル・バンド、ステッペンウルフの2枚組ライヴ・アルバム。
サイケデリック全盛の'60年代後半にカナダで結成されたステッペン・ウルフ。
その後アメリカ西海岸に活動の本拠を移して。そして成功を手にしてと。
何と言ってもその名を高めたのは「Born To Be Wild」の大ヒットだったわけで。
恐らくステッペンウルフの名前を知らなくても「Born To Be Wild」は皆、耳にしたことがあるのではと。
そのイメージが強すぎて。下手すると一発屋のイメージや、単純なハード・ロック・バンドに思われてと。
ところが。どうしてどうして。何枚ものアルバムをチャートに送り込んでるし。
更にはそのサウンドにはサイケデリックな要素も含んでいて一筋縄ではいかなかったりします。
何たってそのバンド名をヘルマン・ヘッセのあの著名な小説から頂いてるくらいですからね。
リーダーのジョン・ケイは確かドイツからカナダへ渡った移民で。インテリで曲者で。
そのワイルドなイメージでセックス・シンボル的な扱いも受けたらしいのですが、そう単純では無かったと。
そのケイはこのアルバムを嫌いだと公言してたんだとか。発売を望んでなかったとかも。
理由は定かではありませんが。ケイからするとこのアルバムはシンプルなロックンロールに過ぎたのかな。
切れ味鋭いギターを中心としたストレートでハードなサウンド。そのテクニックの高さも窺われて。
ライヴにおけるステッペンウルフの魅力がダイレクトに伝わってくるいいアルバムだと思うんですけどね。
やはり、“荒野のおおかみ”その牙の鋭さは半端じゃ無かったんだなと思わされます。
そして。ラストを飾る「Born To Be Wild」のカッコ良さ。やっぱりね、結局それに尽きたりするのです。


さてと。
その先が。
荒野か。
どうか。
定かでは無いが。

暫しの間。
赦されて。
逃されて。
どうなるか。
どうするか。

この爪は。
この牙は。
何処を目指すのか。
何処を狙うのか。
誰に襲いかかるのか。

尖らせて。
研ぎ澄まして。
その日を。
その時を。
迎えられるのか。

狙ったら。
逃さずに。
一撃で。
喉笛に。
喰らいつく。

喰らいついたら。
止めを刺すまで。
しぶとく。
離れない。
放さない。

そんな牙を。
手に入れる。
その時まで。
その日まで。
暫し手入れに専念してみよう。



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2014/01/28 Tue *今日という日が / It's A Beautiful Day

20140128itsabeautifuldaytoday


今日。
このことを。
告げることは。
心に。
決めていた。

迷いも。
ありはしたが。
やはり。
伝えずに。
お別れはできないと。

それだけの。
ものがあったし。
それだけの。
思いで築いてきたし。
だから今でも。

今日という日が。

『It's A Beautiful Day...Today』'73年リリース。
シスコ出身のサイケデリック・ロックのバンド、イッツ・ア・ビューティフル・デイ。
あの素晴らしい1stアルバムでロック史にその名前を刻んでいるイッツ・ア・ビューティフル・デイ。
度重なるメンバー・チェンジを経て。リーダーのデヴィッド・ラフレイムも去った5枚目にしてラスト・アルバムです。
サイケデリックでドラッギーでフォーキーで。独特の浮遊感と透明感に溢れていたそのサウンドも。
当然のことながら変化していて。ヘヴィーにそしてアーシーに鳴り響く様になっています。
まったく別のバンドに生まれ変わったとも言えそうですが。それでも端々に残り香が感じられますが。
当時の日本盤のライナーによると初めて聴いた人が、随分可愛い名前のハード・ロック・バンドだなと言ったとか。
当然、初期のイッツ・アビューティフル・デイを愛していたファンも離れていってしまった様です。
それでも未だ十分に独創的に思われて。心地良くそのサウンドに身を任せられるんですけどね。
紅一点、パティ・サントスの歌うナンバーの浮遊感は増してるしと。出番は減ってるんですけどね・・・
ハッキリ言ってしまえば。1stアルバムを超えるものでは無いし。更に言ってしまえば。
あの1stアルバムを世に出した時点で使命は果たしてしまったとも言えるんですけどね。
それでも。そこで生み出した、築き上げたものに手応えが、思いがあったからこそ続けることを選んだと。
その中で、過程で。いろいろなことがあり。人も、その関係性も、表現も姿を変えながら。
明日という日を、今日という日を。美しいものに、意味のあるものにしようとしたと。その姿勢は好きかな。

今日。
そのことを。
告げられるとは。
心にも。
思っていなかった。

迷いを。
断ち切った。
その言葉に。
会って。
お別れはできてよかったなと。

それだけの。
ものがあったし。
それだけの。
思いで築いてきたし。
だから今でも。

今日という日が。

思いもよらず。
お互いに。
暫しの分かれと。
その決意を。
告げる、知ることになった。

思い通りに。
通じ合い。
続いていくことを。
願っていると。
告げる、知ることになった。

今日という日が。

いつかの。
再会の時に。
再出発の。
再び出会う為の。
良き日であったと言えることを願っている。

It's A Beautiful Day...Today!



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2014/01/27 Mon *避けられないのであれば / Iron Butterfly

20140127inagaddadavida


どうしても。
どうしたって。
どうあがこうと。
避けられないのであれば。
せめて。

来てしまうのならば。
迎えなければならないのならば。
決まり事であるならば。
乗り切らねばならないのであれば。
せめて。

気休めでもいい。
気のせいでも構わない。
勘違いでもいい。
なんてことは無いと思える様に。
せめて。

効果のある呪文でも無いものか。

『In-A-Gadda-Da-Vida』'68年リリース。
ハード・ロックの始祖とも言われるアイアン・バタフライ。
サンディエゴ出身の4人組による2ndアルバムにして代表作。
ジャケットから解る様に。サイケデリック・ロックを象徴するバンドで。
歪んだギターとオルガンが絡み繰り広げるサウンドが特徴的です。
重くのしかかる様でもあり、煌めきながら浮遊させる様でもあり。
今ではすっかり忘れ去られてしまった感のあるアイアン・バタフライですが。
当時の人気は絶大で。と言うかこのアルバムのセールスは凄まじくて。
'60年代のアトランティック傘下のアルバムでは唯一の100万枚超を売上。
ビルボードの年間チャートには3年間居座って。
何でも累計では3,000万枚超の売り上げを成し遂げているんだとか。
実は知る人ぞ知るモンスター・アルバムだったりするんですよね。
当時は日本でも結構ラジオから流れててそれなりに人気があったらしいのですが。
何と言っても米国での人気が凄まじく。その要因がタイトル曲でもある「In-A-Gadda-Da-Vida」で。
その演奏時間、B面丸々使って17分超ですからね。これが受けまくったと。
何でもエデンの園をロックで再現しようと試みたとかで。そのアドリブ、インプロの連続が快感で。
これはですね。普通に聴いてても気持ちいいんですけど。“決めてたら”さぞかしとね・・・
「In-A-Gadda-Da-Vida」ってのも呪文みたいでいい響きですしね。効きそうじゃないですか。
尤も。実は眠れない夜に聴くとその長さが睡眠導入剤代わりになったって説もありますが・・・

どうせさ。
どうしたところで。
あがいても無駄で。
避けられないのであれば。
せめて。

来ちゃうんだからさ。
迎えなきゃいけないんだからさ。
決まりを変えられないのであれば。
何が何でも乗り切るために。
せめて。

気休めでもいい。
気のせいでも構わない。
勘違いでもいい。
どうっておとは無いと思える様に。
せめて。

効果のある呪文でも無いものか。

この朝が。
この一日が。
来るならば。
迎えなかやならないならば。
せめて。

毎週。
決まって。
月曜の朝が。
月曜日がくるならば。
せめて。

その事実が。
避けられないのであれば。

一日でいい。
気休めになる。
騙してくれる。
勘違いさせてくれる。
せめて。

そんな呪文を教えてくれないか!



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2014/01/26 Sun *夢を見た / Vanilla Fudge

20140126vanillafudge


砂糖菓子の様に。
甘く。
アイスクリームの様に。
溶けやすい。
夢を見た。

モノクロの様で。
セピアだった様で。
実にカラフルでもあった様で。
夢の中。
ただただ漂いながら。

夢なんだと。
認識しながら。
このままで。
そのままでと。
願い続ける。

覚めるものだと知りながら。

『Vanilla Fudge』'67年リリース。
驚異の4人組、ヴァニラ・ファッジの1stアルバム。
アイスクリームの銘柄からとられたと言うバンド名の如く。
夢まぼろしの様な甘い世界をハードなサウンドで構築しています。
その斬新さ、特異さ故にそのサウンドはアート・ロックと呼ばれ。
その後のハード・ロックやプログレの先駆者とされています。
ビートルズにゾンビーズにインプレッションズにシュープリームス。
誰が考えたのか。その換骨奪胎も見事な再解釈、最高性の見事さ。
しかもそれが頭脳先行にならずに肉体性が伴っているところ。
ここはやはり最強のリズム隊、ティム・ボガートとカーマイン・アピスの存在が大きいかな。
ジェフ・ベックがこのアルバムを聴いて。2人とのバンドを構想したってのは有名な話ですね。
でもって更に言えば。その圧倒的な肉体性がありながらどこか夢見てる様な。
そんな浮遊感があるももまた事実で。ここは何だろう。あの時代故なんでしょうかね。
その最たるものが「You Keep Me Hanging On」のカヴァーで。
シュープリームスの原曲も素晴らしかったけど。完全にそれを凌駕してますね。
後にアピスをバックに迎えたロッド・スチュワートのカヴァーもなかなかのものでした。
そうそう。ザ・タイガースも間違いなくこのヴァニラ・ファッジ・ヴァージョンをお手本にしてましたね。

砂糖菓子の様に。
脆く。
アイスクリームの様に。
儚い。
夢を見た。

楽しかった様で。
切なくもあった様で。
笑いながら涙を流していた様な。
夢の中。
ただただ彷徨いながら。

夢なんだと。
感知しながら。
このままで。
そのままでと。
願い続ける。

覚めるものだと知りながら。

夢を見た。
甘く。
溶けやすく。
脆く。
儚く。

夢を見た。
モノクロで。
セピアで。
カラフルで。
思いが渦巻き絡まり合い。

夢を見た。
楽しくて。
笑って。
切なくて。
涙流して。

夢を見た。

覚めるものだと知りながら。



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